神戸の街を見下ろす坂の上に、その 店はあった。 「南洋裁店」という小さな 看板がかけられた、古びた洋風の一軒 家。店主の南市江が仕立てる服は、いつ も人気。すべて昔ながらの職人スタイ ルを貫く手作りの一点ものだ。 神戸のデパートに勤める藤井は、市 江にブランド化の話を持ちかけるが、 まるで“頑固じじい”のような彼女は、 まったく興味を示さない。 市江の手がけるのは、祖母で一代目が 作った服の仕立て直しとサイズ直し、 あとは先代のデザインを流用した新作 を少しだけ。 (c)2015 女 性 か ら 圧 倒 的 人 気 を 誇 る コ ミ ッ ク を 実 写 化 「世界で 1 着だけの、一生もの」 それが市江の繕い裁つ服が愛される、 潔くも清い理由だった。だが、南洋裁店 に通い詰めた藤井だけは、市江の秘め た想いに気づいていた。やがて、彼の言 葉に、市江の心は初めて揺れ動く――。 (c)2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会 つくろ 映 画 た 『 し あ わ せ の パ ン 』 三 島 有 紀 子 監 督 が ひと 《 繕 い 裁 つ 人 》 平 成 28年 中 谷 美 紀 を 主 演 に 迎 え 、 上 映 会 池辺葵/講談社・ 「繕い裁つ人」製作委員会 人の心を動かす一着を生み出す 〈仕立屋〉の映画を作りたい。と願っ てきた監督が、池辺葵の大人気コミ ック「繕い裁つ人」と運命的に出逢 い、映画化を決意。 その想いに賛同し、「“夢をみるた めの服”を真摯に縫う市江に惹かれ ました」と語る中谷美紀を主演に迎 え、企画は実現へと動き出した。共演 には、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、 杉咲花をはじめ、中尾ミエ、伊武雅 刀、余貴美子らのベテランまで豪華 な顔ぶれがそろった。神戸の街を中 心にオールロケ。海を見渡せる異国 情緒漂うクラシカルな街並みが、ス クリーンを彩る美しい洋服を引き立 てる。 好きなものだけしか持たず、 シンプルに生きる。 覚悟もいるけど、それ以上のしあわ せがあるだろうか?あなたもこの店 に来れば、もっと人生が愛おしくな るはず。 3月13日(日) 場 所 : 南山城村文化会館 やまなみホール 時 間 : ①10:00~ ②14:00~ ※ いずれの回も 30 分前開場 料 金 : 前売り 1,000円 (当 日 1,300円) ■主 催:南山城村 ■お問合せ:やまなみホール 京都府相楽郡南山城村北大河原久保8番地 ℡:0743-93-0560
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