〔2015年1∼3月期の景況/4∼6月期の予想〕 【調査要項】

〔2015年1∼3月期の景況/4∼6月期の予想〕
【調査要項】
実施期間:2015年2月20日∼3月6日
調査対象:県内の当金庫のお取引先 995社(下記参照)
調査方法:郵送および面談によるアンケート調査
分析方法:業況、売上、収益、資金繰り、人手などについて、「良い」(増加など)と答えた企業
割合から「悪い」(減少など)と答えた企業割合を差し引いた値(DI:Diffusion Index)
を中心に分析
製造業
卸売業
小売業
飲食業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
合計
対象先数
432
137
66
32
155
40
38
95
995
回答数
387
114
59
25
137
38
34
89
883
回答率(%)
89.6
83.2
89.4
78.1
88.4
95.0
89.5
93.7
88.7
〔業況判断DIの場合〕
業況を「良い」
と答えた企業の割合から「悪い」
と答えた企業の割合を差し引いて求める。DIがプ
ラスかマイナスで業況を判断するほか、
前回調査(3ヵ月前)
からどのように変化したかも重要で、
景気
循環の転換点を捉える視点で用いるのが望ましい。
「良い」と回答した企業
45%
普通
20%
「悪い」と回答した企業
35%
100
←景気循環の転換点
良い
0
悪い
←景気循環の転換点
-100
調査レポート
調査レポート
結果概要
1∼3月期の景況
★ 景況感は小幅改善。非製造業はDI が1年ぶりにプラス浮上。
★ 機械器具部品製造業は、国内外の堅調な需要を背景に6四半期連続のDIプ
ラス。
★ 運輸業は3四半期連続の改善。燃料価格の下落で。
★ 小売業は大幅に改善。消費増税の影響が薄れる。
4∼6月期の予想
★ 製造業・非製造業ともにマインド悪化へ。
★ 機械器具部品製造業と不動産業は、DIのプラスを維持。
〔天気マークの見方〕
業種別天気図
業 種
数値は業況判断DI
10∼12月期
(前回)
1∼3月期
(今回)
DI
4∼6月期
(予想)
全 産 業
△5.0
10∼12月期
(前回)
5.0
1∼3月期
(今回)
50.0
4∼6月期
(予想)
印 刷
△3.3
△0.3
△6.9
△2.3
△3.9
△4.8
△4.0
2.6
△8.5
△21.9
1.0
△12.7
26.4
14.9
17.8
8.3
11.8
△3.0
△23.5
△57.9
△52.6
16.7
△33.3
0.0
△16.0
△15.4
△3.8
製 造 業
△36.4
△27.3
0.0
△13.8
△28.6
△14.3
△5.0
△10.5
△7.9
△34.5
△13.6
△22.8
△22.2
△20.0
△25.0
5.9
11.8
△6.9
5.2
13.2
10.8
15.6
18.2
△6.2
△3.4
12.7
△6.9
食 料 品
非製造業
卸 売 業
自動車部品
機械器具
部 品
業 種
△50.0
小 売 業
飲 食 業
金属製品
建 設 業
窯業・土石
不動産業
木材・木製品
運 輸 業
繊維製品
サービス業
調査レポート
調査レポート
業況判断
変化幅
前回→今回 今回→予想
前回
今回
予想
全産業
△ 3.3
△ 0.3
△ 6.9
3.0
↑
-6.6
↓
製造業
△ 2.3
△ 3.9
△ 4.8
-1.6
↓
-0.9
↓
非製造業
△ 4.0
2.6
△ 8.5
6.6
↑ -11.1 ↓
(単位:%ポイント △はマイナス)
〔全産業〕
★ 1∼3月期の企業の景況感を表す業況判断DI(業況を「良い」と答えた企業の割合から「悪い」
と答えた企業の割合を差し引いた値)はマイナス0.3となり、10∼12月期(マイナス3.3)にくら
べ3.0ポイント改善した。改善は2四半期ぶり。
★ 4∼6月期の予想業況判断DIはマイナス6.9と、6.6ポイント悪化する見通し。
〔製造業〕
★ 業況判断DIはマイナス3.9。10∼12月期(マイナス2.3)にくらべ1.6ポイント悪化。
・ DIが改善したのは、自動車部品、金属製品、繊維製品、印刷。悪化したのは、機械器具部品、
窯業・土石、木材・木製品、食料品。
・ 自動車部品は大幅に改善。22.9ポイントの改善幅は全業種中で最大。クルマの増産がマインドを
良化させたもよう。
・ 機械器具部品のDIは悪化したものの、 6四半期連続のプラス。国内外の堅調な機械需要が背景。
・ 金属製品は2四半期連続でDIのプラスを維持。「金属製品」で集計をはじめた2007年10∼12月期
以来初。
業況判断DI
(%ポイント)
40
バブル崩壊
(90年)
→
20
良い
消費税8%
(14年4月)
ITバブル
崩壊(00年)
←
0
消費税5%
(97年4月)
拓銀・山一證券破綻
(97年11月)
悪い
-20
第2次安倍内閣
(12年12月)
-40
-60
全産業
製造業
非製造業
-80
東日本大震災
(11年3月)
米同時多発テロ
(01年9月)
阪神淡路大震災
(95年1月)
リーマンショック
(08年9月)
予想
-100
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14 15
(年)
調査レポート
調査レポート
★ 予想業況判断DIはマイナス4.8と、悪
化の見通し。
・ 機械器具部品、窯業・土石、木材・木
(%ポイント)
20
業況判断DI
10
反動減
→
製品、繊維製品、印刷、食料品で改善
良い
小幅改善
駆け込み需要
0
→
を見込む。
・ 自動車部品と金属製品は悪化の予想。
悪い
-10
・ 予想DIがプラスになったのは機械器
アベノミクス
-20
具部品。
-30
〔非製造業〕
12/12 13/3
6
9
12
全産業
製造業
非製造業
14/3
6
反動減が
やわらぐ
予想
9
12
15/3
★ 業況判断DIはプラス2.6。10∼12月期(マイナス4.0)にくらべ6.6ポイント改善。2四半期ぶりの
改善。DIのプラス浮上は1年ぶり。
・ 卸売業を除いた業種でDIが改善。
・ 建設業は3四半期連続の改善。DIプラスは9四半期連続。回復の遅れていた住宅建設を主体とす
る企業にも改善の兆しが見られるようになっている。
・ 運輸業も3四半期連続の改善。燃料価格が大幅に下がったことでマインド悪化が避けられたもよ
う。
・ 小売業の改善幅20.9は非製造業のなかで最大。「貴金属・時計など高級雑貨品の動きが良い」「消
費者の買い控えが少し収まっている」といった声が聞かれ、消費増税の影響は薄れているとみ
られる。
・ サービス業は法人向けが堅調に推移する一方、個人向けは冴えないという構図は変わっていな
い。
★ 予想業況判断DI はマイナス8.5と、悪化の予想。
・ 卸売業は改善を見込む。
・ 不動産業は悪化予想だが、プラスを維持する見通し。
1∼3月期の業況
4∼6月期の予想
改善した業種
悪化した業種
改善予想の業種
製
造
業
自動車部品
金属製品
繊維製品
印刷
機械器具部品
窯業・土石
木材・木製品
食料品
機械器具部品
窯業・土石
木材・木製品
繊維製品
印刷
食料品
自動車部品
金属製品
非
製
造
業
小売業
飲食業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
卸売業
小売業
飲食業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
卸売業
製
造
業
非
製
造
業
悪化予想の業種
6
調査レポート
調査レポート
売上額・収益
〔全産業〕
(%ポイント)
30
★ 前年同期比売上額判断DI(売上額が前
前年同期比売上額判断DI
20
年同期とくらべ「増加」したと答えた
増加
0
→
企業の割合を差し引いた値)はマイナ
10
→
企業の割合から「減少」したと答えた
-10
ス0.7〔減少〕。
★ 前年同期比収益判断DI(収益が前年同
-20
期とくらべ「増加」したと答えた企業
-30
の割合から「減少」したと答えた企業
-40
の割合を差し引いた値)はマイナス8.1
〔減少〕。4四半期連続の減益。
減少
全産業
製造業
非製造業
2010
2011
2012
2013
2014
前年同期比収益判断DI
(%ポイント)
30
全産業
製造業
非製造業
20
〔製造業〕
→
10
★ 前年同期比売上額判断DIはマイナス3.9
2015
増加
→
0
〔減少〕。
減少
-10
★ 前年同期比収益判断DIはマイナス11.2
-20
〔減少〕。
・機械器具部品は6四半期連続の増収増益。
-30
-40
2010
2011
2012
2013
2014
〔非製造業〕
★ 前年同期比売上額判断DIは1.8〔増加〕。
★ 前年同期比収益判断DIはマイナス5.7〔減少〕。
・増収増益は、飲食業、不動産業、運輸業、サービス業。飲食業の増収増益は10年ぶり。
前年同期にくらべた売上額
増加した業種
減少した業種
製
造
業
機械器具部品
金属製品
印刷
自動車部品
窯業・土木
木材・木製品
繊維製品
食料品
非
製
造
業
飲食業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
卸売業
小売業
前年同期にくらべた収益
増加した業種
減少した業種
製
造
業
機械器具部品
印刷
自動車部品
金属製品
窯業・土石
木材・木製品
繊維製品
食料品
非
製
造
業
飲食業
不動産業
運輸業
サービス業
卸売業
小売業
建設業
2015
調査レポート
調査レポート
販売価格・仕入価格
★ 販売価格判断DI(販売価格が3ヵ月前と
くらべ「上昇」と答えた企業の割合か
ら「下落」と答えた企業の割合を差し
(%ポイント) 販売価格判断DI・原材料仕入価格判断DI
(製造業)
50
40
30
10
引いた値)は4.5〔上昇〕。
くらべ「上昇」と答えた企業の割合か
-20
ら「下落」と答えた企業の割合を差し
-30
→
-10
〔製造業〕
上昇
0
★ 仕入価格判断DI(仕入価格が3ヵ月前と
引いた値)は30.6〔上昇〕となった。
予想
20
→
〔全産業〕
下落
販売価格
原材料仕入価格
-40
2010
(%ポイント)
50
★ 販売価格判断DIはマイナス1.5〔下落〕。
40
★ 原材料仕入価格判断DIは26.1〔上昇〕
。
30
2011
2012
2013
2014
販売価格判断DI・仕入価格判断DI(非製造業) 20
予想
10
→
〔非製造業〕
上昇
0
→
★ 販売価格判断DIは9.0〔上昇〕。
-10
★ 仕入価格判断DIは34.1〔上昇〕
。
2015
下落
販売価格
仕入価格
-20
-30
-40
2010
2011
2012
2013
2014
2015
資金繰り
〔全産業〕
★ 資金繰り判断DI(資金繰りが3ヵ月前とくらべ「楽」と答えた企業の割合から「苦しい」と答
えた企業の割合を差し引いた値)は1.4〔楽〕。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス3.1〔苦しい〕。
〔製造業〕
★ 資金繰り判断DIは0.6〔楽〕
。
★ 資金繰り判断DIは1.9〔楽〕
。
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス3.2〔苦
しい〕。
楽
0
→
〔非製造業〕
→
★ 予想資金繰り判断DIはマイナス3.1〔苦
しい〕
。
資金繰り判断DI
(%ポイント)
5
苦しい
-5
-10
-15
全産業
製造業
非製造業
-20
-25
2010
2011
2012
2013
2014
予想
2015
調査レポート
調査レポート
雇 用
残業時間判断DI
(%ポイント)
30
〔全産業〕
20
→
★ 残業時間判断DI(残業時間が3ヵ月前
とくらべ「増加」と答えた企業の割
10
合から「減少」と答えた企業の割合
0
増加
→
を差し引いた値)は6.0〔増加〕
。
★ 予想残業時間判断DIはマイナス0.4
減少
-10
全産業
製造業
非製造業
-20
〔減少〕。
★ 人手過不足判断DI(人手が「過剰」
-30
2010
2011
2012
2013
2014
予想
2015
と答えた企業の割合から「不足」と
答えた企業の割合を差し引いた値)
はマイナス32.1〔不足〕となり、人手
不足感が広がっている。
人手過不足判断DI
(%ポイント)
30
20
過剰
予想
0
→
〔不足〕となっている。
→
10
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス25.7
-10
不足
-20
〔製造業〕
全産業
製造業
非製造業
-30
★ 残業時間判断DIは6.1〔増加〕。
-40
★ 予想残業時間判断DIはマイナス0.3
-50
2010
2011
2012
2013
2014
2015
〔減少〕。
★ 人手過不足判断DIはマイナス25.2〔不足〕。
・ 機械器具部品は人手不足感がさらに広がっている。
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス17.2〔不足〕。
3ヵ月前とくらべた残業時間
製
造
業
増加した業種
減少した業種
自動車部品
機械器具部品
繊維製品
金属製品
窯業・土石
木材・木製品
印刷
食料品
人手過不足感
人手過剰
製
造
業
人手不足
自動車部品
機械器具部品
金属製品
窯業・土石
繊維製品
食料品
木材・木製品、印刷は過不足感なし
非
製
造
業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
卸売業
小売業
飲食料は変わらず
非
製
造
業
卸売業
小売業
飲食業
建設業
不動産業
運輸業
サービス業
調査レポート
調査レポート
〔非製造業〕
★ 残業時間判断DIは6.0〔増加〕。
★ 予想残業時間判断DIはマイナス0.6〔減少〕
。
★ 人手過不足判断DIはマイナス37.5〔不足〕。
・ 飲食業、建設業、運輸業でとくに深刻な人手不足が続いている。
・ 運輸業では、人の問題で業務に支障を来たしているところもみられる。
★ 予想人手過不足判断DIはマイナス32.4〔不足〕。
設 備
〔全産業〕
★ 設備過不足判断DI(設備が「過剰」
と答えた企業の割合から「不足」
と答えた企業の割合を差し引いた
設備過不足判断DI
全産業
製造業
非製造業
15
10
予想
5
→
値)はマイナス6.7〔不足〕
となった。
(%ポイント)
20
6.1〔不足〕。
★ 1∼3月期に設備投資(リース・レ
ンタルを含む)を実施した企業は
る企業は29.4%。
〔製造業〕
不足
-5
-10
-15
31.1%。
★ 4∼6月期 に設備投資を計画してい
過剰
0
→
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス
2010
2011
(%)
40
2012
2013
2014
2015
設備投資実施割合
30
★ 設備過不足判断DIはマイナス5.1
〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス
20
全産業
製造業
非製造業
5.1〔不足〕。
★ 1∼3月期に設備投資(リース・レ
ンタルを含む)を実施した企業は
0
2010
2011
計画
2012
2013
2014
2015
32.8%。
・ 内訳は、
「機械・設備の新増設」が51.2%、
「機械・設備の更改」が26.4%、
「事務機器」が19.0%、
「車両」が19.0%などとなっている。
・ 設備投資の目的は、「老朽化にともなう更新」が36.4%、「能力増強」が35.5%、「合理化・省力
化」が28.1%などとなった。
★ 4∼6月期に設備投資を計画している企業は32.0%。
調査レポート
調査レポート
〔非製造業〕
★ 設備過不足判断DIはマイナス8.0〔不足〕。
★ 予想設備過不足判断DIはマイナス7.0〔不足〕。
・ 1∼3月期 に設備投資(リース・レンタルを含む)を実施した企業は29.5%。
・ 内訳は、
「
「車両」が50.8%、
「機械・設備の新増設」が24.2%、
「事務機器」が19.4%、
「土地建物」
が17.7%などとなっている。
・ 設備投資の目的は、
「老朽化にともなう更新」が46.0%、
「販売拡大」が20.2%、
「合理化・省力化」
が13.7%、「競争力の維持・強化」が13.7%などとなった。
★ 4∼6月期に設備投資を計画している企業は27.1%。
業種別の設備投資の実施と計画
(%)
50
40
43.1
39.2
35.1
1∼3月期の実施
4∼6月期の計画
42.1
40.6
36.0
33.0
30.4
30
29.229.2
29.4
30.4
29.6
26.3
25.0
23.5
23.3
20
17.4 17.4
16.1
12.5
10.0 10.0
10
0
43.8 43.8
39.1
0.0 0.0
自
動
車
部
品
機
械
器
具
部
品
金
属
製
品
窯
業
・
土
石
木
材
・
木
製
品
繊
維
製
品
印
刷
食
料
品
卸
売
業
小
売
業
飲
食
業
製造業
建
設
業
運
輸
業
サ
ー
ビ
ス
業
非製造業
1∼3月期の設備投資の内訳
製造業
(%)
60
50
51.2
50
40
50.8
40
26.4
30
30
19.0
20
19.0
新機
増械
設・
設
備
の
更機
改械
・
設
備
の
車
両
事
務
機
器
24.2
19.4
20
9.9
10
0
非製造業
(%)
60
土事
地業
・用
建の
物
6.6
そ
の
他
17.7
11.3
10
0
4.0
車
両
新機
増械
設・
設
備
の
事
務
機
器
土事
地業
・用
建の
物
更機
改械
・
設
備
の
そ
の
他
調査レポート
調査レポート
1∼3月期の設備投資の主な目的
製造業
(%)
60
非製造業
(%)
60
50
50 46.0
40 36.4
40
35.5
28.1
30
30
20
9.9
10
0
伴老
う朽
更化
新に
能
力
増
強
省合
力理
化化
20.2
20
15.7
維競
持争
・力
強の
化
9.1
へ新
の規
進事
出業
8.3
新
製
品
開
発
省
エ
ネ
化
5.0
5.8
研
究
開
発
そ
の
他
13.7
13.7
10
0
6.5
伴老
う朽
更化
新に
販
売
拡
大
4.8
7.3
4.8
省合 維競 へ新 取新
力理 持争 の規 扱製
化化 ・力 進事 い品
強の 出
の
業
化
0.8
省
エ
ネ
化
研
究
開
発
そ
の
他
経営上の問題点
製造業
非製造業
41.7
39.7
売上の停滞・減少
売上の停滞・減少
26.6
30.8
利幅の縮小
同業者間の競争激化
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
20.3
原材料高
26.6
20
原材料高
40
60
(%)
30.2
31.7
利幅の縮小
19.3 工場・機械の狭小・老朽化
18.3
0
35.9
34.3
人手不足
24.7
22.2
人手不足
41.8
41.4
27.0
27.3
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
13.0
14.5
0
20
40
60
(%)
当面の重点経営施策
製造業
非製造業
56.0
52.9
販路を広げる
経費を節減する
0
46.8
教育訓練の強化
26.8
27.9
21.4
20.3
20
42.3
販路を広げる
32.6
32.6
新製品・技術を開発
43.4
40.7
経費を節減する
45.3
48.2
人材を確保する
情報力を強化する
人材の確保
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
40
60
(%)
情報力の強化
0
41.3
40.7
19.6
19.0
19.4
23.8
20
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
40
60
(%)
業 種 別 動 向
自動車部品
製造業
1∼3月期の景況 …… クルマ増産でマインド良化、売上額・収益は反動減
4∼6月期の予想 …… 予想DIは悪化へ、先行き楽観を許さず
業況判断DI
(%ポイント)
40
1∼3月期の景況
予想
業況判断DIは1.0となり、10∼12月期(△
プラスに浮上した。改善幅の22.9は全業種の
なかで最大。トヨタ自動車の日あたり生産
良い
1.0
0
→
21.9)にくらべ大幅に改善、2四半期ぶりに
→
20
悪い
-20
△12.7
-40
台数が年度末に向って増えたことなどでマ
-60
インドが良化したとみられる。
-80
2010
2011
2012
2013
2014
2015
ただ、足元の動向をあらわす前年同期比
売上額判断DIは△12.5。同収益DIは△16.3と、
られた消費増税にともなう駆け込み需要の
反動が出ている。
60
予想
増加・過剰
40
経営上の問題点には「売上の停滞・減少」
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
設備過不足判断DI
(%ポイント)
80
→
減収減益となっている。昨年1∼3月期にみ
20
0
-20
る。
-40
→
や「利幅の縮小」などが上位にあがってい
減少・不足
前年同期比売上額
前年同期比収益
設備過不足
-60
-80
-100
予想業況判断DIは△12.7。再び悪化する
見通し。例年の年度末商戦の反動減を考慮
し、先行き楽観視する向きは少ない。
2010
(%ポイント)
60
2011
2012
2013
2014
2015
残業時間判断DI・人手過不足判断DI
予想
→
4∼6月期の予想
増加・過剰
40
20
0
-20
→
-40
減少・不足
-60
-80
2010
2011
経営上の問題点
0
20
40
利幅の縮小
80
100(%)
0
20
40
2015
80
100(%)
47.6
販路を広げる
37.5
29.5 工場・機械の狭小・老朽化
24.8
34.3
人材を確保する
26.0
26.7 教育訓練を強化する
21.2
26.7
23.8
21.9
20.0
2014
58.1
62.5
39.0
人手不足
60
経費を節減する
31.4
人件費の増加
2013
当面の重点経営施策
60
45.7
43.8
売上の停滞・減少
2012
残業時間
人手過不足
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
20.0 機械化を推進する
18.3
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
機械器具部品
製造業
1∼3月期の景況 …… 堅調な機械需要の下、6期連続のDIプラス
4∼6月期の予想 …… 予想判断DI改善、業況持ち直しへ
業況判断DI
(%ポイント)
40
1∼3月期の景況
予想
20
え、DIは6四半期連続のプラスで、総じて底
0
→
(26.4)にくらべ悪化した。悪化したとはい
良い
14.9
悪い
17.8
→
業況判断DIは14.9となり、10∼12月期
-20
-40
堅いようすがうかがえる。
前年同期比売上額判断DIや同収益判断DI
-60
もプラスを維持。増収増益の基調も崩れて
-80
2010
2011
2012
2013
2014
2015
いない。国内外の堅調な機械需要が背景に
あるとみられる。
懸念材料は人手不足。人手過不足判断DI
(%ポイント)
60
40
らに広がっている。
20
前年同期比売上額
前年同期比収益
→
は△41.5〔不足〕。このところ、不足感がさ
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加
0
→
4∼6月期の予想
予想業況判断DIは17.8。1∼3月期にくら
-20
べ改善する見通し。人手不足は解消されそ
-40
うにないが、業況はやや持ち直すとみられ
2010
減少
2011
2012
2013
2014
2015
る。
今回調査で予想DIがプラスになったのは
製造業のなかでは機械器具部品のみ。機械
(%ポイント)
60
40
ることが多いため、経営環境が大きく変化
20
しなければ、判断DIは上振れする可能性も
0
増加・過剰
→
ある。
予想
→
器具部品の回答企業は、予想を控え目にす
残業時間判断DI・人手過不足判断DI
残業時間
人手過不足
-40
-60
2010
2011
経営上の問題点
0
減少・不足
-20
20
40
60
100(%)
0
20
人材を確保する
2014
2015
60
80
100(%)
46.5
48.2
38.6
50.0
経費を節減する
22.8
32.7
32.5
36.8
28.1 新製品・技術を開発する
25.4
20.2 同業者間の競争激化
15.0
19.3 工場・機械の狭小・老朽化
19.5
40
販路を広げる
26.3 売上の停滞・減少
25.7
利幅の縮小
2013
当面の重点経営施策
80
40.4
38.9
人手不足
2012
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
25.4 情報力を強化する
24.6
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
金属製品
製造業
窯業・土石
〔金属製品〕
くらべ改善した。改善は3四半期連続。DIの
(%ポイント)
40
プラスは2四半期連続。連続プラスは「金属
20
製品」で集計を始めた2007年10∼12月期以
0
-20
前年同期比売上額判断DIは8.9〔増加〕、同
-40
収益判断DIは△3.0〔減少〕。
-60
予想業況判断DIは△3.0。悪化の見通し。
-80
20
40
2010
2011
80
100(%)
0
20
40
2015
80
100(%)
67.6
61.1
47.1
41.7
情報力を強化する
19.4
23.5
人材を確保する
利幅の縮小 20.6
23.5 新製品・技術を開発する
25.0
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
(%ポイント)
40
業況判断DI
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
予想
20
良い・増加
0
-20
→
〔窯業・土石〕
業況判断DIは△57.9。10∼12月期(△23.5)
にくらべ大幅に悪化した。前年同期比売上
額判断DIは△42.1、同収益判断DIは△36.4。
ここ1年ほど、減収減益基調が続いている。
経営上の問題点としては、「売上の停滞・減
少」や「同業者間の競争激化」をあげる企
業が多い。
予想業況判断DIは△52.6。少し改善する
形になったが、厳しい景況に大きな変化は
なさそうである。
悪い・減少
-40
業況判断
前年同期比売上額
前年同期比収益
-60
-80
2010
2011
経営上の問題点
2012
2013
2014
2015
80
100(%)
当面の重点経営施策
60
80
100(%)
63.2
売上の停滞・減少
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
→
25.7
35.3
32.4
30.6
11.4
40
2014
60
経費を節減する
26.5 合理化の不足
14.3
20
2013
販路を広げる
29.4 売上の停滞・減少
25.7
0
2012
当面の重点経営施策
60
32.4 同業者間の競争激化
25.7
人手不足
悪い・減少
業況判断
前年同期比売上額
前年同期比収益
経営上の問題点
0
予想
良い・増加
→
来、初めてのこと。景況感は回復している。
業況判断DI
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
→
業況判断DIは11.8。10∼12月期(8.3)に
0
20
40
60
68.4
販路を広げる
76.5
58.8
同業者間の競争激化
42.1
経費を節減する
35.3
原材料高
26.3
36.8 新製品・技術を開発する
41.2
52.9
15.8 販売納入先からの値下げ要請
21.1 情報力を強化する
17.6
5.9
15.8 仕入先からの値上げ要請
23.5
47.4
47.1
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
21.1 提携先を見つける
17.6
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
食料品
(%ポイント)
40
業況判断DI
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
予想
20
良い・増加
0
→
〔繊維製品〕
業況判断DIは△15.4。10∼12月期(△16.0)
とほとんど変わらず、景況感は横ばい推移
した。前年同期比売上額判断DIは△11.6
〔減少〕、同収益判断DIも△7.7〔減少〕と、
再びマイナスに転じた。経営上の問題点と
して、「人手不足」や「利幅の縮小」をあげ
る企業が増えているのが目につく。
予想業況判断DIは△3.8と、改善の見通し。
→
繊維製品
製造業
悪い・減少
-20
業況判断
前年同期比売上額
前年同期比収益
-40
-60
2010
2011
20
40
60
80
100(%)
0
20
40
販路を広げる
原材料高
人材を確保する
36.0
36.0
100(%)
36.0
32.0
20.0 新製品・技術を開発する
24.0
20.0
24.0 為替レートの変動
12.0 不採算部門を整理・縮小する
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
業況判断DI
(%ポイント) 前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
40
予想
業況判断
前年同期比売上額
20
前年同期比収益
良い・増加
0
→
〔食料品〕
業況判断DIは△28.6。10∼12月期(△13.8)
にくらべ悪化した。前年同期比売上額判断
DIは△28.6〔減少〕、同収益判断DIは△46.4
〔減少〕。減収減益が長引いている。売上が
伸びないなか、原材料価格の上昇分を十分
に転嫁できていないことがうかがえる。
予想業況判断DIは△14.3。改善の予想。
悪い・減少
-20
-40
-60
2010
2011
経営上の問題点
20
40
2012
2013
80
100(%)
64.3
0
20
40
60
53.6
経費を節減する
100(%)
55.2
28.6
24.1
新製品・技術を開発する
21.4 同業者間の競争激化
46.4
44.8
25.0 情報力を強化する
13.8
13.8
20.7
80
46.4
44.8
21.4 合理化の不足
2015
71.4
72.4
販路を広げる
65.5
原材料高
2014
当面の重点経営施策
60
売上の停滞・減少
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
8.0
→
28.0
利幅の縮小
80
60
40.0
経費を節減する
28.0
12.0
0
2015
28.0
16.0
利幅の縮小
2014
68.0
68.0
36.0
売上の停滞・減少
28.0
人手不足
2013
当面の重点経営施策
経営上の問題点
0
2012
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
25.0 人材を確保する
20.7
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
卸売業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 機械器具卸は改善、農畜産物・水産卸など振るわず
4∼6月期の予想 …… 販売価格の上昇を見込み、売上増加にも期待
業況判断DI
(%ポイント)
20
予想
→
1∼3月期の景況
業況判断DIは△10.5と、10∼12月期(△
良い
→
0
悪い
5.0)にくらべ悪化した。悪化は2四半期連続。
機械器具卸は堅調な設備投資に支えられ改
善したものの、農畜産物・水産卸や食料・
△10.5
-20
△7.9
-40
飲料卸の悪化が響いた。
全般的に為替の円安で仕入価格の上昇が
-60
2010
2011
2012
2013
2014
2015
続いている。足元の価格動向を示す仕入価
格判断DIは43.7〔上昇〕となった。他方、
販売価格判断DIは18.7〔上昇〕となってお
売上額判断DI・収益判断DI
(%ポイント)
20
予想
→
り、この乖離から価格転嫁が追いついてい
増加
ないことがうかがえる。
0
経営上の問題点には「売上高の停滞・減
→
少」をあげる企業が増えている。
-20
減少
売上額
収益
4∼6月期の予想
予想業況判断DIは△7.9と、改善する見込
み。販売価格の引き上げを検討する企業が
少し増えそうで、売上増加への期待もある。
0.0
△17.7
△33.3
2011
△5.6
20
上昇
0
△9.1
△7.7
△25.0
△33.3
27.0
14.2
25.0
25.0
-40
建設材料
△9.6
△5.0
0.0
△5.0
2010
2011
売上の停滞・減少
2012
80
100(%)
0
20
40
60
経費を節減する
32.1 同業者間の競争激化
37.0
人手不足
人材を確保する
30.4
26.9
22.7
2015
80
100(%)
41.1
47.9
27.7
28.6
25.0 情報力を強化する
20.5
37.8
17.6
17.9 仕入先からの値上げ要請
2014
67.0
63.9
販路を広げる
50.0
43.7
利幅の縮小
2013
下落
当面の重点経営施策
経営上の問題点
60
2015
予想
(予想)
機械器具
40
2014
販売価格判断DI・仕入価格判断DI
食料・飲料
20
2013
(%ポイント)
60
販売価格
仕入価格
40
-20
0
2012
→
農畜産物・水産物
4∼6月
2010
→
7∼9月 10∼12月 1∼3月
業況判断DI
-40
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
16.1 新しい事業を始める
13.4
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
小売業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 景況感が大幅に改善、消費増税の影響は薄れる
4∼6月期の予想 …… 予想DIは悪化、先行き慎重な見方増える
業況判断DI
(%ポイント)
20
予想
→
1∼3月期の景況
良い
0
→
業況判断DIは△13.6となり、10∼12月期
(△34.5)にくらべ改善した。改善幅の20.9
ポイントは非製造業のなかで最大。「貴金
属・時計など高級雑貨品の動きが良い」「消
悪い
△13.6
-20
△22.8
-40
費者の買い控えが少し収まっている」とい
った声が聞かれ、昨年4月の消費増税の影響
-60
2010
は薄れているとみられる。
て、全体として冴えない業況が続いている。
2013
2014
2015
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
増加
0
→
経営上の問題点をみても「売上の停滞・減
(%ポイント)
20
2012
→
ただ、判断DIは依然として水面下にあっ
2011
少」をあげるところが相変わらず多い。
減少
-20
また、人手不足感も広がっている。
-40
前年同期比売上額
前年同期比収益
4∼6月期の予想
予想業況判断DIは△22.8。再び悪化する
-60
2010
見通し。不透明な環境は変わっておらず、
2011
2012
先行き慎重にみる向きが増えている。
2013
2014
2015
仕入価格判断DI
当面の重点経営施策には「経費の節減」
→
がトップあがっている。
販売価格判断DI・人手過不足判断DI
(%ポイント)
40
予想
仕入価格
販売価格
人手過不足
20
上昇・過剰
0
→
-20
-40
2010
2011
20
40
60
80
100(%)
0
20
利幅の縮小
品揃えを改善する
39.0
43.1
人材を確保する
23.7
32.8
人手不足
60
80
100(%)
37.3
34.5
30.5
24.1
31.0
22.4
13.8
2015
23.7 売れ筋商品を取扱う
20.3
15.3 大型店との競争激化
2014
55.9
51.7
51.7
同業者間の競争激化
2013
40
経費を節減する
55.9
売上の停滞・減少
2012
当面の重点経営施策
経営上の問題点
0
下落・不足
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
22.0 教育訓練を強化する
25.9
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
飲食業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 判断DIやや改善、10年ぶりの増収増益に
4∼6月期の予想 …… 値上げ要請と人手不足、懸念材料として残る
業況判断DI
(%ポイント)
20
→
予想
良い
1∼3月期の景況
業況判断DIは△20.0と、10∼12月期(△
→
0
悪い
△20.0
-20
22.2)に比べやや改善した恰好。景況を「悪
い」と回答した企業が依然として多数派を
-40
占め、DIはマイナス域にとどまったが、前
-60
年同期比売上額や同収益の判断DIをみると、
-80
ともにプラス〔増加〕に転じている。この
△25.0
2010
2011
2012
2013
2014
2015
ふたつのDIがそろってプラスになるのは
と。回答企業からは「消費マインドが少し
ずつ回復している」という声も出ている。
ており、経営上の足枷になっているもよう。
20
増加
0
→
ただ、人手不足や仕入価格の上昇は続い
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
(%ポイント)
40
→
2005年7∼9月期以来、じつに10年ぶりのこ
減少
-20
-40
4∼6月期の予想
-60
予想業況判断DIは△25.0。1∼3月期に比
-80
べ少し悪化する見通しとなった。仕入先か
らの値上げ要請や人手不足は解消されず、
このさきも懸念材料として残りそうで、業
況を先行き楽観視する企業は少ない。
前年同期比売上額
前年同期比収益
2010
2011
2012
2013
2014
2015
仕入価格判断DI・人手過不足判断DI
(%ポイント)
100
仕入価格
80
人手過不足
60
40
予想
→
20
上昇・過剰
→
0
-20
下降・不足
-40
-60
-80
2010
2011
20
40
60
80
100(%)
0
20
経費を節減する
44.0
40.7
人手不足
60
80
100(%)
54.2
50.0
53.8
19.2
59.3
33.3
40
25.0 店舗・設備を改装する
40.0
16.0 人件費の増加
2015
29.2 教育訓練を強化する
23.1
44.0
22.2
売上の停滞・減少
2014
65.4
人材を確保する
仕入先からの値上げ要請
44.0
37.0
利幅の縮小
2013
当面の重点経営施策
経営上の問題点
0
2012
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
20.8 宣伝・広告を強化する
11.5
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
建設業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 景況感3期連続の改善、収益は伸びを欠く
4∼6月期の予想 …… 予想DIは悪化、材料高・人手不足収まらず
業況判断DI
(%ポイント)
60
40
20
0
調査時の予想は「悪化」だったが、予想に
-20
反して持ち直した形となった。DIのプラス
-40
は9四半期連続。回復の遅れていた住宅建設
-60
を主体とする企業にも改善の兆しが見られ
-80
悪い
2010
加傾向にあるが、材料価格が高止まりして
△6.9
2011
るようになっている。
全体として工事の量が増え、売上額も増
11.8
良い
→
業況判断DIは11.8。10∼12月期(5.9)に
くらべ改善した。改善は3四半期連続。前回
予想
→
1∼3月期の景況
2012
2013
2014
2015
工事施工高判断DI
収益判断DI・材料価格判断DI
(%ポイント)
80
予想
60
また、深刻な人手不足(職人不足)が依
40
→
いるようで、収益の伸びを欠いている。
増加・上昇
20
0
ップには「人手不足」、重点経営施策のトッ
-20
プには「人材の確保」があがっている。
-40
→
然として続いており、経営上の問題点のト
減少・下落
工事施工高
収益
材料価格
-60
-80
4∼6月期の予想
予想業況判断DIは△6.9。1∼3月にくらべ
て悪化する見通し。材料高や人手不足は収
まりそうになく、先行きを慎重に見る企業
2010
2011
2012
2013
2014
2015
人手過不足判断DI
(%ポイント)
40
予想
20
→
が増えている。
過剰
→
0
不足
-20
-40
-60
2010
2011
20
40
60
80
100(%)
0
20
40
60
49.6
売上の停滞・減少
下請の確保難
販路を広げる
33.6
29.6
材料価格の上昇
技術力を高める
33.6
36.3
80
100(%)
41.2
37.0
40.4
経費を節減する
31.4
25.2
2015
41.2
41.5
44.4
29.6
29.9 同業者間の競争激化
2014
58.8
55.6
人材を確保する
46.7
人手不足
2013
当面の重点経営施策
経営上の問題点
0
2012
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
情報力を強化する
32.4
32.6
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
不動産業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 反動減の影響が薄れ、1年ぶりの増収増益に
4∼6月期の予想 …… 予想はプラスを維持、攻めの経営に転じる企業も
業況判断DI
(%ポイント)
20
1∼3月期の景況
業況判断DIは13.2となり、10∼12月期
良い
0
→
(5.2)にくらべ改善した。改善は2四半期連
→
13.2
悪い
10.8
続。
消費税率引き上げにともなう駆け込み需
-20
要の反動減がほぼ解消したとみられ、前年
同期比売上額判断DIと同収益判断DIは、と
予想
-40
2010
2011
2012
2013
2014
2015
もにプラスに転じ、1年ぶりの増収増益とな
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
った。
経営上の問題点のトップには「同業者間
の競争激化」があがり、「商品物件の不足」
(%ポイント)
40
前年同期比売上額
前年同期比収益
20
→
と入れ替わった。
増加
0
→
4∼6月期の予想
予想業況判断DIは10.8。1∼3月期にくら
べ少し悪化する形となったが、DIはプラス
-20
-40
を維持する見通し。予想DIがプラスになっ
2010
2011
たのは、非製造業のうちでは不動産業のみ。
いか。
当面の重点経営施策として、「宣伝・広告
の強化」をあげる企業が増えており、攻め
の経営に転じる企業が徐々に出てきている
20
予想
上昇
0
→
2010
下落
2011
経営上の問題点
40
60
2012
100(%)
44.7
0
20
40
60
販路を広げる
31.6
36.8
28.9
13.2
26.3
80
100(%)
44.7
47.4
宣伝・広告を強化する
28.9
経費を節減する
39.5
34.2
42.1
28.9
人手不足
2015
76.3
52.6
利幅の縮小
2014
60.5
情報力を強化する
39.5
売上の停滞・減少
2013
当面の重点経営施策
80
39.5
商品物件の不足
2015
仕入価格判断DI・販売価格判断DI
-60
同業者間の競争の激化
2014
(%ポイント)
60
仕入価格
販売価格
40
-40
20
2013
-20
ことがうかがえる。
0
2012
→
マインドは比較的良好に推移するのではな
減少
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
23.7 人材を確保する
10.5
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
運輸業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 燃料下落が景況を下支え、人手不足の声強まる
4∼6月期の予想 …… 先行き慎重な構え、重点施策に「人材の確保」
業況判断DI
(%ポイント)
40
1∼3月期の景況
18.2
調査時、「悪化」を予想していたので、予想
良い
0
→
くらべ改善した。改善は3四半期連続。前回
→
20
業況判断DIは18.2。10∼12月期(15.6)に
悪い
△6.2
-20
に反した結果となった。軽油などの燃料価
-40
格が大幅に下がったことでマインド悪化が
-60
避けられたもよう。燃料価格判断DIは△
-80
予想
2010
2011
66.5〔下落〕。
足元の動向をあらわす売上額判断DIは
6.6、同収益判断DIは2.1と、ともにプラスを
予想
20
0
-20
る。経営上の問題点をみると、「人手不足」
-40
をあげる企業が、前回よりも減ってはいる
-60
ものの、依然として半数を超えており、加
-80
2011
も目立つ。
2012
2013
60
40
過剰・上昇
20
向きが増えている。この先も人手不足は収
0
まりそうになく、重点施策として「人材の
-20
-40
-60
-80
人手過不足
燃料価格
運賃価格
2010
2011
不足・下落
2012
2013
60
80
100(%)
0
20
40
60
71.9
35.3
40.6
29.4
販路を広げる
50.0
50.0
経費を節減する
50.0
100(%)
29.4 教育訓練を強化する
人件費の増加 23.5
31.3
12.5
18.8
80
59.4
40.6
17.6 利幅の縮小
2015
70.6
68.8
人材を確保する
58.8
燃料価格の上昇
2014
当面の重点経営施策
経営上の問題点
人手不足
→
確保」をあげる企業が多い。
→
べ悪化する見通しで、先行き慎重に構える
2015
予想
80
予想業況判断DIは△6.2。1∼3月期にくら
売上の停滞・減少
2014
人手過不足判断DI
燃料価格判断DI・運賃価格判断DI
(%ポイント)
100
4∼6月期の予想
減少
売上額
収益
2010
えて、「人件費の増加」をあげる企業の増加
40
2015
売上額判断DI・収益判断DI
(%ポイント)
40
→
人の問題で業務に支障をきたすところもあ
20
2014
増加
人手不足の声が強まっており、なかには
0
2013
→
維持。上向きの基調が続いている。
2012
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
17.6 提携先を見つける
18.8
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
サービス業
非製造業
1∼3月期の景況 …… 法人向けは堅調推移も、個人向けは冴えず
4∼6月期の予想 …… 予想DIは悪化見通し、料金価格の引き上げも
業況判断DI
(%ポイント)
20
→
12.7
良い
1∼3月期の景況
→
0
業況判断DIは12.7。10∼12月期(△3.4)
にくらべ16.1ポイント改善し、プラスに転じ
悪い
△6.9
-20
た。改善は2四半期ぶり。ただ、法人向けサ
ービスが堅調に推移する一方、個人向けサ
ービスは冴えないという構図は変わってい
-40
予想
-60
ない。
2010
前年同期比売上額判断DIと同収益判断DI
は、ともに3四半期ぶりプラスに転じたが、
2011
2012
2013
2014
2015
前年同期比売上額判断DI・同収益判断DI
(%ポイント)
20
→
材料の値上がりが響いているのか、収益は
増加
伸びを欠いている。
→
0
経営上の問題点をみると、他の業種と同
じように「人手不足」が目立つ。人手過不
足判断DIは△42.0〔不足〕
。
減少
-20
-40
前年同期比売上額
前年同期比収益
4∼6月期の予想
-60
2010
2011
2012
2013
2014
2015
予想業況判断DIは△6.9で、1∼3月期とく
らべ悪化する見通し。料金価格判断の予想
DIが13.7となり、一部で料金引き上げの動
(%ポイント)
20
人手過不足判断DI・料金価格判断DI
→
きもみられるのではないか。
過剰・上昇
0
→
7∼9月 10∼12月 1∼3月
業況判断DI
4∼6月
予想
(予想)
-40
法人向けサービス
21.1
10.3
35.8
7.5
個人向けサービス
△3.0
△30.0
△23.5
△30.3
-60
人手過不足
料金価格
2010
2011
20
40
60
80
100(%)
0
20
40
60
46.1
人手不足
販路を広げる
42.0
経費を節減する
27.3 同業者間の競争激化
34.8
25.8
2015
80
100(%)
34.9
37.5
31.4 教育訓練を強化する
25.0
35.2
22.5
19.3 人件費の増加
2014
43.0
40.9
34.8
利幅の縮小
2013
44.2
44.3
人材を確保する
42.0
売上の停滞・減少
2012
当面の重点経営施策
経営上の問題点
0
不足・下落
-20
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
27.9 技術力を強化する
33.0
1∼3月期(今回)
10∼12月期(前回)
お客様から寄せられた声
*景気動向調査表の通信欄に記載のあった意見をご紹介しています。
製造業のお客様
○ 政府は景気浮揚策の一環として賃上げ
○ 建設関連において、政府主導の政策は
を要請している。大企業は対応可能だ
人手不足や都市集中化などの影響で、
ろうが、アベノミクスの恩恵が届かず
地方に潤いを与えていないのではない
厳しい状況の中小零細企業では対応が
か。昨年来、需要が増えたといわれな
難しい。内外需の減少で減収減益の見
がらも、ここにきて量や価格に軟化傾
通し。新たな販路を求め営業を展開中。
向がみられる。地域間格差や企業間格
(自動車部品)
○ 大企業の業績は上向きと聞いているが、
差が、一層大きくなると懸念している。
(溶接金網)
大半の中小企業はその実感が乏しいと
○ (トヨタ系列の)部品メーカーへの部
のこと。中小企業まで効果が及ぶ政策
品値下げ要請は見送られたが、当社の
を期待している。(自動車部品)
ような機械設備関連企業へは価格改善
○ 最近、海外工場の現地調達が進んでい
の要求があって大変。(油空圧機器)
るため、国内の小企業の仕事が減って
○ 大企業が失われつつある技術に気がつ
いる。この傾向は強まりそうで、この
きはじめている。中小零細企業でも優
さき多くの小企業の倒産が予想される。
位に立てる技術さえあれば、取引が成
(自動車部品)
立するケースが増えている。(金型)
○ 消費税率アップの影響で買い控えが続
○ 中国向けスマホ増産のための設備投資
いており、出荷量が減少している。(鉄
の拡大で受注が増加している。(電子部
筋加工品)
品組立)
○ 海外向けの大型受注があった。リーマ
○ 国内市場は医療費抑制で伸び悩んでい
ンショック時に新しい仕事の開発を行
る。保険適用外の人工歯根や義歯に注
ったものが大型受注に繋がった。(オー
力。海外市場へも拡販中。
(歯科資材)
トローダー)
○ 加工部品の納期がだんだんと短くなっ
ている。
(専用機部品)
○ 円安が進みすぎている。輸入材料のコ
スト増を転嫁するに至っていない。(菓
子)
卸売業のお客様
○ 中小零細企業の景気は決して良くなっ
ていない。
(工作機械)
○ 円安による仕入価格の上昇分を販売価
格に上乗せできず、利益を圧迫してい
る。非常に苦しい状態が続いている。
(輸入木材)
○ プレハブメーカー向けの納材は低調だ
○ 遊技機メーカーの売上減少が響いてい
る。とくにパチンコ機の販売台数の低
迷には目に余るものがある。
(機械器具)
○ 自動車関連メーカーへの販売が前年同
期を上回っている。良い業況が続いて
いる。(労働安全衛生保護具)
○ エンドユーザーは常にこちら側から仕
ったが、特殊建物(幼稚園・保育園)
掛け(情報提供)をしないと反応がな
やスーパー銭湯向けなどの注文があり、
い。閑散期にはそれが顕著。
(食料品)
比較的に忙しい。この先も不透明感は
あるものの、名古屋駅周辺の再開発に
期待したい。
(木材)
○ 業界全体が停滞している。昨年の消費
○ 北陸新幹線開業や東京オリンピック開
催決定でインフラ整備が進むとみられ
るので、今後の道路業界は一層の期待
がもてる。
(道路資材)
増税の影響が多分にあると思う。(異形
棒鋼)
小売業・飲食業のお客様
○ 株高の影響もあって貴金属・時計など
高級雑貨品の動きが良い。ただ、今年
は暖冬気味だったため、冬物衣料の動
きは良くない。(デパート)
は上がっている。
(ガソリンスタンド)
○ アベノミクスの「成長戦略」は遅れて
いるが、それでも消費税率引き上げの
延期で、消費マインドが少しずつ回復
○ 春節でプラスの影響があった。
(精肉店)
していると感じる。(パスタ料理)
○ スバルのCMが増えて、よく売れるよ
○ 毎年2月は売上が落ち込むので、あるイ
うになっている。
(自動車販売)
○ 原油下落で仕入価格が低下、利益がす
こし増えた。
(ガソリンスタンド)
○ 原油下落でガソリン等の値段が下がり、
消費者の買い控えが少し収まっている。
ただ、石油元売の統廃合で仕入コスト
ベントに参加したところ、思った以上
に効果があり増収につながった。とは
いえ、食品の仕入価格がかなり上昇し、
経費削減も限界にきているので、つい
ていけない。(イタリア料理)
建設業・不動産業のお客様
○ 人手不足。とくにスキルを持った人材
が不足している。(電気設備工事業)
○ 受注を予定していた物件。下請け企業
が足りず、受注を辞退した。(電気設備
工事業)
○ 大企業と中小企業との格差が広がって
いる。
(建設業)
○ 雇用を守るためには、まずは会社(自
○ 多少アベノミクスの影響を感じるよう
になってきた。仕事の引き合いも増え
ており、業況は良化していると思う。
(一般建築業)
○ 耐震補助金などの補助金制度をPRし活
用している。(住宅建設)
○ 全体的に住宅を建築するお客さまが動
き出している。(注文住宅建築)
社)が良くならなければならない。中
○ 不動産業は計画のできない不安定な仕
小企業に景気回復の実感はなく、実感
事。今年は去年から売却を考えていた
できるようになるのはいつになるか予
方の成約などがある。(不動産)
想できない。
(一般土木建築業)
運輸業・サービス業のお客様
○ 経験の浅いドライバーの雇用で業務に
支障をきたし、販路を広げられない。
高速道路料金の深夜割引の縮小も響い
ている。
(運輸業)
○ とにかく人手不足。
(運送業)
○ 月単位でみると燃料費の下落は続いて
いるが、10年前に比べれば安いとは言
い難い水準。
(運送業)
○ 軽油価格が大幅に値下がりした。(運送
業)
○ 現場スタッフの人員不足で、稼働制限
が発生している。(医療)
○ 消費増税の影響で個人消費の低迷が続
いている。観光(宿泊)への支出が抑
えられている。(旅館)
○ 外国人観光客の増加で多忙になってい
る。
(リネンサプライ)
○ 電気料金やガス料金の値上げが、経費
削減のじゃまをしている。
(産婦人科)
○ 中小零細企業は産業社会のなかの毛細
血管のような働きをして活路を拓かな
ければ発展継続できないと考える。(給
排水設備)