コンプライアンス ウィン・リゾーツは、責任あるゲーミング事業、未成年者賭博防止および反マネーロンダリングプロ グラムの分野における業界リーダーです。 有効性が実証された当社のプログラムにより、当社の カジノは健全な運営を維持しており、お客様に喜んでいただける環境を創出しています。 ■責任あるゲーミングプログラム 責任あるゲーミングを推進し、ギャンブル中毒と戦うことは、当社の重要課題です。ウィン・リゾー ツは、お客様のために「自己制限」と「自己排除」という 2 種類のギャンブル中毒抑止策を実施して います。「自己制限」は、カジノのお客様がアカウントに引き出し限度額を設定することを指します。 「自己排除」は、当社のカジノの一つに入ることを自ら禁止することです。ギャンブル中毒に関する サポートをお求めのお客様のためにはホットライン電話番号が用意されています。このホットライ ン番号は、当社リゾートのさまざまな場所に設置されているパンフレットやポスターに表示されて いるほか、マーケティング資料、客室のキー、そしてロイヤルティカードにも記載されています。ウ ィン・リゾーツの従業員は、ギャンブル中毒の兆候の見分け方、そしてそのような兆候を示すお客 様への対応の仕方について教育されており、そういったお客様に対してどこに助けを求めればよ いか情報を提供することができます。また、ウィン・リゾーツは、現地のギャンブル中毒対策施設に 資金援助をしています。 ■マネーロンダリング対策 ウィン・リゾーツは、政府条例に基づき反マネーロンダリングに関する教育を全社的に実施すると ともに、内部監査を行ってコンプライアンスと行動監督をより確実なものにしています。さらに、疑 わしい行為を早期発見するための措置を講じており、例えば、1 日 24 時間体制で現金取引を記 録するため、多数の取引ログ(記録データ)を維持しています。万が一疑わしい行為が認められた 場合は、社内ゲーミングコンプライアンス委員会が調査を行います。当社の従業員は、疑わしい 行為の見分け方について教育を受けています。特に、現金を扱う従業員は、広範囲に及ぶ教育 訓練を受けなければなりません。また彼らは、「通貨取引報告(CTR)」および「疑わしい行為事例 の報告(SAIR)」に関する教育と試験も受けます。 ■未成年者対策 ウィン・リゾーツは、21 歳未満の人がギャンブルを行うこと、ロイヤルティカードを取得すること、お よび 21 歳以上の別の人に伴われることなくホテルにチェックインすることを禁止した条例を厳守し ています。お客様はバーやナイトクラブへの入場時やテーブルゲームに参加する前、そしてスロッ トマシンエリアにおいて写真入り身分証明書の提示を求められます。21 歳未満と思われるカジノ 客は年齢を証明するものを提示するよう求められます。当社の従業員は、21 歳未満のお客様が 目的もなく徘徊しているように見えたときや、違法にギャンブルや飲酒をしている場合、あるいは バーやナイトクラブに入場した際の対応方法について教育を受けています。 ■施設内での安全確保 ウィン・リゾーツは各リゾート内でセキュリティセンターを運営していますが、これらのセンターは連 邦および地方の元警察官の指導を受けています。当社の各リゾートは広範な監視技術ネットワー クを持っており、ひと目で警備員と分かる者を各所のパブリックエリアに配備しています。当社の 警備員は、医療緊急事態や威嚇行動が生じた際のリゾートを楽しんでいらっしゃるお客様の安全 を確保する対応について、厳しい訓練を受けています。 企業の社会的責任(CSR) ウィン・リゾーツは、従業員とコミュニティーが強くなれば、企業としてのウィンも強くなると考えてい ます。そのため CSR に積極的に取り組み、地域社会のリーダーとなることによって従業員や株主、 企業の価値を高めるよう努めています。当社はリゾート施設の世界的なリーディングブランドとし てこれまでに様々な CSR 活動を展開していますが、全て従業員とコミュニティーを強くするための 活動に限定しています。また、ウィン・リゾーツの従業員は積極的に自身のプライベートな時間を ボランティアに投じており、ウィン・マカオにおいては 2012 年に 580 名以上の従業員がのべ 2,000 時間以上を費やし、奉仕活動を行っています。 ■従業員関係 企業にとって地域社会を向上させる第一歩は、身近な自らの職場に成功の機会が得られる環境 を形成することです。そのため、ウィン・リゾーツでは「従業員は家族」と考え、従業員自身やその 家族を変革することを重視しています。当社のトレーニング、給料や諸手当は業界最高レベルで あり、2005 年のウィン・ラスベガス開業当時から勤務している従業員は全体の約 40%にのぼり、 業界でも高い従業員定着率を維持しています。 従業員持ち株制度 マカオでは初めて、役員以外の全ての従業員に会社の株を割り当てることによってローカルの従 業員をビジネスのオーナーとしています。ウィン・マカオでは、従業員の 75%はローカル採用で す。 従業員支援プログラム 仕事やプライベートでの問題や心配事などを相談できる 24 時間のホットラインを設けています。 面談やオンラインなどでカウンセラーのサポートを受けることができます。また、従業員とその家 族を対象に毎日 24 時間体制で医師や薬剤師がヘルスケア関連のオンライン相談を受けつける 「ファースト・オペレーター」プログラムも実施しています。 ■多様性への取り組み 当社は異なる背景や志向をもった人々が最良の環境で協力し合う時、人々の力は最大化される と考えます。そのため、社内規定でも法令順守の項目の次にダイバーシティについて述べており、 人種や出自、性別、年齢、信仰、身体障害者か否かなどの理由でいかなる差別やハラスメントも 認めず、社内で生じた場合は厳罰に処すと定めています。 上記のコンセプトに基づき、ウィン・リゾーツでは多くの女性が重要な役職に就いており、管理職の 3 人に 1 人が女性です。部長クラス以上では 29 名の女性役職者が勤務しており、男女比では 34%を占めています※。 また、マイノリティの従業員やお客様を支援するため、LGBT 従業員委員会や専任のコンシェルジ ュを設置しています。更に、地元のマイノリティや女性が所有する企業と積極的に取引を行ってお り、その金額は 2,900 万米ドルに及びます。 上記の他、ネバダ州のダイバーシティ関連団体への資金サポートも行っています。 ※2015 年 3 月現在 ■教育サポート ウィン・マカオではマカオ大学開発基金に毎年 1,000 万ドルを寄付しており、同大学のアジアパシ フィック経済や経営アカデミーを長期的に支援しています。ウィン・ラスベガスでは従業員達が市 内の貧しい学生たちを支援するため、玩具や学用品を小中学校に配布しています。その他、ラス ベガスのコミュニティーで人気の舞台芸術のスミス・センターや、ディスカバー・チルドレンズ・ミュ ージアムを支援し、地元の芸術・文化の保護と育成に貢献しています。 ■環境保護 ウィン・ラスベガスでは一部使用された石鹸やシャンプーなどのアメニティを世界中の貧困家庭に 配布するクリーン・ザ・ワールド・パートナーシップをサポートしています。また、残飯を堆肥として 利用する食糧リサイクルも実施しています。その他、ラスベガスの電球をエネルギー効率の良い LED に交換する等の活動を行っています。 ■その他地域サポート ウィン・リゾーツは過去 8 年間に週平均で 56,000 米ドルを地元の非営利団体やコミュニティー、慈 善団体に寄付しており、270 団体以上を通じて多くの人々の生活向上に寄与しています。
© Copyright 2024 ExpyDoc