H27.3.16 定時制だより 桐生工業高等学校 HPにも掲載 楽しかったボーリング大会 1/20(火)は校内親善競技大会でした。 桐⽣スターレーンにてボーリングの個⼈戦と学年対抗戦を おこないました。学年を超えて親睦が図られ、大いに盛り 上がりました。 【結果】 個⼈戦:1位 4Tバウティスタ・カルロ(256点/2G) 2位 1T丸山勇輝(245点) 3位 3T村山毅(243点) 団体戦優勝:2年⽣ 課題研究発表会を⾏いました 1/28(⽔)本校での学習の集大成として、4年⽣が全校 ⽣徒の前で課題研究の発表を⾏いました。 班毎にこの⼀年間で取組んだ製作や研究などをわかり易く 説明しました。この発表会はプレゼンテーション能⼒を⾼め る狙いもあり、プロジェクターを⽤いた⽴派な発表になりま した。 【発表内容】 ・切り絵/アクリル板 ・ジェットストーブ製作 ・燻製器の作り方 ・ライトスタンド&プラネタリウム風 ・ミニ四駆コース製作 楽しかった予餞会 2/10(火)には4年⽣の卒業を前に、送別会を⾏いました。 1年⽣の桐⼯クイズ、2年⽣のビンゴゲームや3年⽣の的当て、⽣徒会による激⾟ロシアンルーレ ット等、大いに盛り上がりました。卒業⽣を送るビデオは、⾦⽥先⽣渾⾝の作で⼊学式に始まり、 球技大会や校外学習など4年間の学校⽣活が凝縮した40分あまりの大作となりました。最後には恒 例の集合写真を撮影し、楽しい時間を過ごせました。 褒賞授与式から 2/27(⾦)4年⽣の表彰式が⾏われました。 卒業⽣に対する在学中の活躍を称えて、以下の 褒賞が授与されました。 ・学科賞 「 大澤翔 」 ・産業教育振興会中央会⻑賞 「 大澤翔 」 ・群⾺県産業教育振興会会⻑賞 「 片桐真一 」 ・全国⾼等学校定通制教育振興会会⻑賞 「 森田良 、 瀧澤翔太 」 ・群⾺県⾼等学校定通制教育振興会会⻑賞 「 平賀颯太 」 ・桐⽣みどり地区⾼等学校定通制教育振興会⻑賞 「 バウティスタ・カルロ」 ・関東甲信越地区機械⼯業教育研究会会⻑賞 「 難波威斗 」 ・体育賞 「 片桐真一 、 亀山拓海 、 難波威斗 、 茂木猛 、森⽥ 良 」 【瀧澤君の答辞抜粋】 私たちは平成⼆⼗三年四⽉、桐⽣⼯業⾼等学校定時制に⼊学しました。⼀般の⾼校⽣と同様に、⾼校⽣活に対し て期待と不安を抱いてはいましたが、私の考えはとりあえず⾼校に⼊れれば良いというものでした。その様な⽢い 考えで⼊学した私はすぐに定時制というものの様々な大変さに気づかされました。昼は仕事、夜は学校と、わかっ ていた事ではありましたが、実際体験していくと、想像以上に大変なものがありました。しかしそういった中、私 にも些細な事で笑いあえる友達や先輩ができ、そこから学校⽣活が、以前とは違い楽しいものに変わっていきまし た。⼈と出会うことでこんなにも笑えるのか、こんなにも幸せなのかと、改めて思った瞬間であり、その仲間たち が⾃信を持って⾔える大切な存在になりました。また、学校で共に学ぶ仲間はもちろん、きびしくも優しく私たち を指導してくださった先⽣方、仕事やアルバイト先でも多くの方々にお世話になりました。たくさんの⼈たちと出 会えたことに感謝しています。 私は、定時制に⼊学してよかったと、今、本当に思っています。四年前、私は本校に⼊学したわけですが、実は 私は中学三年⽣の時点では進学はまったく考えていませんでした。なぜならば、当時、私の⺟が難病に苦しんでい たからです。⺟は⼊退院を繰り返し、⽇に⽇に病状は悪化していきました。家が経済的に厳しいのは、分かりきっ ていましたので、家計を支えるために⾃分が働かなくてはならないと考えていました。そんな⾃分の気持ちを察し た両親は 、「お⾦のことを気にしているのなら全然問題ないから 。」と⾔ってくれました。しかし、それでも私は働 きたいと考えていましたが、両親は⾼校への進学をしきりに勧めてくれます。私は次第に、両親の希望も無視でき ないと考えるようになり、悩みました。そんな時、本校の定時制を知りました。こうして私は働きながら学ぶとい う道を選び、定時制を受験して合格することが出来たのです。私は⼊学してからすぐにアルバイトを探して働き始 めました。両親に少しでも楽をさせたかったからです。しかし、いざ働き始めてみて思い知りました。想像してい た以上の⾟さ、大変さでした。朝早くアルバイトに出かけ、⼀⽣懸命に働いて、仕事が終わると家にも帰らずその まま登校するという⽣活の始まりです。とにかく体が⽣活に慣れるまで⾟くて仕方がありませんでした。そして、 その⾟さを誰にも分かってもらえないこと、定時制の⽣徒だからと⾺⿅にされたりしたことなどは、⾁体的に⾟い ばかりでなく、精神的にもかなりきつかったです。しかし、⾟いことばかりではありませんでした。クラスの仲間 や先輩や後輩との何気ない会話、触れ合いなど、その何気ない⽇常が、私には⼀つの楽しみでした。私は仲間に慰 められ、支えられて、仕事にも学校にも⼀⽣懸命に頑張って、今⽇の⽇を迎えることが出来たのです。 私は、定時制での⽣活で、⾟いことやうれしいこと、数え切れないほど多くを学ぶことが出来ました。定時制に⼊ 学して 、「本当によかった 。」と心から、そう⾔えるようになりました。この桐⼯での経験を⽣かしてゆけば、⾟い ことも乗り越えていけると思います。家族の協⼒、アルバイト先で応援してくださった皆さん、先⽣方、今⽇の⽇ を迎えられたことを感謝しお礼を⾔わせてください。本当にありがとうございました。 私にとってこの四年間はとても大切なものです。いろんな事を乗り越え、今この場所に皆と⽴っていることを、 とても嬉しく、誇りに思います。これから、皆それぞれの道を⾏きますが、どうかここまでの四年間の道は皆で⼀ 緒に歩いたことを忘れないでいてほしいと思います。また、四年間で培ってきたものを、支えてくださった方々の ために、社会に貢献することが恩返しになるのではないかと思っています。在校⽣の皆さんも歩み続け、そして私 たちと同じ「卒業」という⽇を迎えられることを祈っています。
© Copyright 2024 ExpyDoc