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第 2 回「生命科学クラブ」を担当して
生命科学複合研究教育センター センター長 佐藤 真
「先生、これがヒトの脳?」
献体された方への感謝の黙祷で終わった第 2 回の「生命科学クラブ」では、ヒトの脳
の構造を細胞レベルや肉眼レベルで観察した。
「生命科学クラブ」は、県内の高校生、附属中学の有志生徒(おもに生物クラブ、科
学クラブ)および指導教諭の方々と福井大学の生命科学複合研究教育センター(以下
生命センター)からなる集まりである。生命センターの社会貢献の中心的活動と位置
づけることで今後永く「生命科学」や関連する広い領域に興味をもった若者を福井の
地で育てることを目指している。
実物に触れ、生命の神秘やそれに挑む我々の活動に触れてもらう。当初、高大連携
や大学紹介をも含んだ活動とどのように棲み分け、かつその方向をどのように取り込
むか、考え込むこともあった。しかし「脳」に感動し、本当に集中して実習されてい
た生徒さんたちや指導教諭の方々の姿をみると、
「純粋に」やって良かったとひとり
悦に入ってしまった。
高校の生物での、ある意味、必ずしも正確でない知識を闇雲に覚えねばならない現
状のもと、
「実際には、こんなに不思議でおもしろいんだ」、そんな感動を若い生徒さ
んと、今後も分かち合えたらと願っている。
生命科学クラブへの期待
武生高等学校 教諭 斎藤和秀
高校の部活動がしだいに二極化してきていますが、科学クラブも以前のような活気
は残念ながら無くなってきています。そのような中でも生物部は何人かの先生方のお
陰で高文連理科部会の研究発表会でも毎年数件の報告があります。しかし、研究内容
は顧問の先生の力量に頼ることが大きく題材不足の状況です。その中で、この生命科
学クラブの活動は、地元大学の進路指導に役立つだけでなく、生徒の研究への喚起に
もなっています。
高志高等学校 2 年
高志高等学校 高志高等学校 2 年
教育地域科学部
今回は、本当に貴重な体験をさせてい
今回、実際に本物の脳を見たことで、
理数教育コース 4 年 浜野愛子
ただきました。実際に脳を見て触れるこ
人間の構造の精密さのすごさを改めて感
実際に人の脳を見ながら、もしくは触
とで、人間の脳の構造をより詳しく知る
じました。今までは教科書の中でしか見
りながら、その箇所はどういう働きをし
ことができました。この体験を通じて、
ることのできなかったものが立体的に見
ているのかを知ることは、とても衝撃的
自分の体のことを考え直しました。本当
にありがとうございました。
られたことでより分かりやすく脳の構造
がとらえられたと思います。また、今学
なことだった。顕微鏡を見ながらのスケ
ッチは、注意深く観察してみようという
習している内容との相違点も知ることが
意識が自然に働いた。貴重な体験をさせ
でき、本当に貴重な体験をさせてもらえ
ていただいたと思います。
たと思います。
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あけましておめでとうございます!はじめまして☆私たち B キャンは『Beautiful Campus の
会』の略で、その名の通りキャンパスをみんなにとって美しく居心地のよい場所に改善するため
に、どうしたらよいのかを考え→実践し→自ら楽しむことを目的としています。2003 年 10 月
に発足したこの会は教育地域科学部の「住環境計画学」という授業での取り組みがきっかけになっ
ており、受講生とその後有志の学生を中心に活動しています。今回は、これまでの B キャンと住
環境計画学の活動の成果の一部と、今後要望・提案していきたい私たちの夢をまとめてみました。
夢からはじまった活動
ある先生とお話したことがきっかけで大噴水を意識するようになりました。
そして噴水の近くで遊んでいる人たちを見た時、ふと自分の思い描いて
いたキャンパスが脳裏をよぎったのです。思い立ったらその時に!とBキャ
ンに入り、卒業までに噴水の周りをみんなの憩いの場にするために今自
分にできることからはじめようと思い噴水の歴史をみんなに伝える看板
を作りました。
生活科学教育コース 4年 谷川華菜
1号館前の大噴水。歴史あるこの噴水、
水が出るといいなぁ。
パンジーの花を植えました∼!
!
先月、医学部の「野ばら会」から
パンジーを頂きました。そこで不
用になったポリトロ箱のプランター
に植えました。パンジーをふと目
にした時、みんなの気持ちが少し
でもあったかくなるといいなぁ★
生活科学教育コース4年 小林由佳
工学部のメンバーもいます!
!
教育地域科学部の人たちだけでな
く、工学部にも、学生が感じたこ
とを積極的に活動できる場を設け
ていけたらいいなぁと思います!
!
知能システム工学科4年 津田建造
藤棚横の噴水が運転再開! !
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木製ベンチ&テーブル付ベンチ 7 脚
作りました。只今好評中☆
「トイレに液体石鹸の設置」が実現し
ました。学生が補充しています。
大学に関わる多くの人々が自分達の
環境に興味を持ち、何か小さなこと
から行動に移せればいいな。
駐車場がもっと増えるといいな。
でも水が出なくても、この空間をみん 駐輪場は増やすよりも、まず利用者
なの憩いの場にする方法はあるはず!! のモラルが向上すればいいな。
11月23日元気プロジェクトではこれま
での活動を紹介しました。
学内の眠っている空間を憩いの場な
どに有効活用できればいいな。
3年目を迎えて―誇れる大学に―
Bキャンはようやく3年目を迎え、少しずつキャ
ンパス内が改善されてきていると感じています。
今後の活動、大学との交渉に不安もありますが、
卒業後「福大で研究ができて良かった !!」と誇
れる大学になるといいなぁ…。最後に、大学を
歩いてみてください。意外と広いんですよ!新
たな発見があるかも☆
地域環境コース 4年 林 信一
福井大学の学章をかたどった『f型
ベンチ』を作りました。
実践することの大切さ
家庭科教師を目指している私は、子ども達に生活や社会に主体的に関わる力を育てたい
という想いを持っています。しかし私自身これまでこのような実践をした経験が少なく、
B キャンを通して、実現させる大変さ難しさ、やりがいや楽しさなど教師の夢に近づく
ための大切な経験をしています。
家政教育専修 2年 大島真理子
★みなさんの「こうなったらいいのになぁ」
意見・要望聞かせてください!
!
★メンバーも募集中!一緒に活動しませんか?
連絡先:Beautiful Campus の会(代表 林信一)
教育地域科学部 1号館 6階 住居学実習室
Tel:0776-27-8964(本多昭一先生宛)
Mail:[email protected]
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大学生協、現場実習に支援 !
附属養護学校 進路指導担当 一 慶昭
初めての現場実習
本校生徒の就労を取り巻く環境は、年々益々厳しくなっています。
福井大学生活協同組合
嶺南の養護学校では自治体に働きかけ、市役所等で卒業生の働く
①進路に関する意識を高め、
場を開拓しています。附属養護学校における地域とは、他ならぬ福
井大学だと気づいたのは最近のことです。そんな折に、荒井校長から、
高等部生徒の現場実習や就労について、大学の協力をお願いして
はどうかという提案がありました。早速、児嶋学長を初め、大学の方々
にお会いし、お話を聴いていただくことができました。そして、今回、
私たちにとってなじみの深い大学生協で長 志郎君の実習を引き受
けていただいたことは大変意義深いことです。関係の皆様のご理解、
ご協力に厚くお礼申し上げます。
近年、障害者雇用に関わる法定雇用率の制定もあり、生協や図
書館などで障害者を雇用する大学も増えてきています。これを機会に、
今後とも養護学校生徒の実習や就労につき、ご支援いただけますよ
う、よろしくお願いいたします。
正しい進路の選択ができるよう
に。②社会に出る上での課題
を自覚し、学校での日々の取り
組みに生かせるように。 ③希
望する進路先の仕事等になれ、
進路先への適応をスムーズに
する。ことを実習目的とする附
属養護学校からの実習を10 月 31日から11 月 18日の 3 週間に亘っ
て受け入れてきました。
私たち福井大学生協にとっては初めての経験であり、果たして 3
週間もの期間、仕事の指示や生徒さんの役に立つことができるのだ
ろうかと不安でした。ところが、生徒さんが前向きで熱心に仕事に取
り組まれたこともあり、あっという間に 3 週間が過ぎてしまい、最後の
日はちょっと感傷的になってしまいました。
この 3 週間で、私たちは人に仕事の指示をすること、コミュニケー
ションをとることの難しさ、大切さを改めて実感することができました。
そして、何よりも働くこと、働く場所があることへの喜びを全身で受け
止めている生徒さんに出会え応援したいと思いました。
5 月には、福井大学生協の仲間としてみなさんにお目にかかることと
思います。よろしくお願いします。
長 志郎君にとっての現場実習
附属養護学校 高等部C組 担任 東出 隆之
長 志郎君は本校高等部に入学してから自分のペースに合わせた
学習や活動を続けてきました。中学時代には学習の流れの速さにつ
いて行けず、自分の力を十分発揮できずに過ごしてきた彼が、パソコ
ン操作や作業など2 年半の間に次々とできることが増えて急成長を遂
げました。また、成長とともに自分に自信がもてるようになってきたと
思います。
今回、福井大学生協に現場実習でお世話になり、本校の教育で
大きく成長した彼の姿を見てもらい、一般就労を希望する彼のあと一
歩の課題である「人とのコミュニケーション」を現場社会で高めるこ
とをねらいとしました。
その結果、挨拶面で多少苦手な部
分もありましたが、常に作業を丁寧に
こつこつ取り組み、慣れてくると自分
で工夫して作業するというように、本
校で学んだことを現場でもかなり生か
せていたと思います。職員の方にもな
かなか好印象だったそうで安心しました。
好きな仕事を体験できて本人も大変う
れしそうで、もっと実習を続けたかった
と言っていました。
インターンシップの一日
受け入れ食品担当者から
朝はラウンジの掃除、外の落ち葉の掃除。その後 13:00まで食
品部のお菓子並べ、チルド商品の補充等してもらいました。休憩を
挟んで午後より書籍部での作業をしてもらいました。お菓子担当の
職員より「彼は丁寧にきれいに並べてくれるのでとても助かる」との
声がありました。
インターンシップを終えて
受け入れ食堂店長から
長君と一緒に仕事をしたことは、職場のいつもの作業や人に指示
することを見直す上での課題を見つけることができ、大変有意義なも
のになりました。また、長君の仕事振りは丁寧、一生懸命、しかも楽
しそうなことは、私を含めてまわりの仲間にいい刺激を与えてくれました。
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主将
岡田 康佑
我等硬式卓球部は、男子18人、女子2人の総勢20人で、
月、金、土に第一体育館でアツくプレーしています。主な
大学対抗の大会は春夏秋冬とあり、それ以外の県内のアマ
チュアの大会にも参戦しています。最近は月一でミーティ
ングをして、一人一人の意見を採り入れ、明確な目標の下
でプレーしています。今年は初心者の子も入り、その子が
大学の大会で見事初勝利を挙げ、ノリにノッてます。卓球
マシーンも完備されており、打ってもとにかくDERU☆飲
み会もアッく飲み放題をフルに使っています。卓球をやり
たい方は一度体育館に来て下さい。……でもやっぱり
DERU!!
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カル フ ォ ル ニ ア大学研修レポー ト
総務部人事労務課 川村 知子
〔日本語訳〕
皆様こんにちは。福井大学職員の川村知子と申します。今アメ
リカのカリフォルニア州で、LEAP(リープ)というプログラ
ムに参加しアメリカの高等教育を勉強しています。LEAP は「国
際教育交流担当職員長期研修プログラム」という文部科学省
の一年間のプログラムで、大学職員の国際交流業務能力の向
上を目的としています。2005 年 4 月に渡米して最初はアメ
リカ北西部に位置するモンタナ州に滞在し、そこで英語とア
メリカの高等教育の勉強をしました。その後 10 月にカリフォ
ルニアに移り、今はカリフォルニア大学デービス校(UC デー
ビス)でインターンをしています。
デービスは人口 6 万人の、平和な良い町です。夏は非常に暑い
のですが、冬は寒く、雨がたくさん降ります。街のあちこちに
オレンジやレモンの木があって、たくさんの果樹園もあります。
UC デービスは世界トップレベルの大学の 1 つで 3 万人の学生
と 2 万 8200 人の職員を抱えています。農学や生物学、獣医
学分野で特にすぐれた大学です。
ところで、皆さんは「アメリカ人」というとどんなイメージを
思い浮かべますか?白い肌に、金髪、青い目…。しかし、アメ
リカ、特にカリフォルニアには様々な人がいます。アジア系ア
メリカ人、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック、ネイティブ
アメリカン等々。私も一目見ただけでは外国人とは気づかれ
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ません。大学にはたくさんの留学生もいます。UC デービスは
100 カ国以上から 3 千人以上の留学生や研究者を受け入れて
います。違ったバックグランドを持った人々との出会いは本
当に面白いです。UC デービスはアメリカ人学生のための国際
プログラムの開発にも力を入れており、昨年は 1200 人の学
生が海外留学や海外インターンシップを行いました。
私にとって今回が初めての海外生活ですが、ここで素晴らし
い時間を過ごしています。毎日が発見と挑戦の連続です。海外
で住む時間は比類ない学びと成長の時です。日本にいる時と
は全く違った世界を見ることができます。たくさんの人に会い、
多くのことを学びます。より自立し、自信を持ち、他人を尊敬
する人間になり、そして自分の新たな可能性を発掘できます。
より多くの福井大学の学生、そして職員が海外に行く機会が
得られることを心より願っています。
海外に行ってみたいですか?私に何でも聞いてください。私
は 4 月に福井大学に戻ります。皆さんが国際的な経験をするお
手伝いができるのをとても楽しみにしています。また会いま
しょう!
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