みんなでつくろう 市民トーク <片浜地区>

みんなでつくろう
○日 時
○場 所
○参加者
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市民トーク
<片浜地区>
平成 27 年6月 23 日(火) 午後 7 時 15 分∼午後9時 00 分
片浜コミュニティ防災センター
52 人
市長による市政説明
(7時 20 分∼8時5分)
地区の希望する市政内容について説明
(8時5分∼8時 28 分)
(1) 150 号バイパスのルート等について
<回答:戸塚都市計画課長>
昨年 7 月 30 日、この会場で国道の嵩上(案)と防潮堤整備(案)の提案に
ついて回答した。国道の嵩上げについては、沿岸部における「レベル2」の津
波に対応した高さまで国道バイパスを嵩上げしてルート変更した場合、道路用
地が最少でも幅 50 メートル以上となるため、道路用地として多くの住宅移転
が必要となる。また、嵩上げしたバイパスへの乗り入れが困難となってしまい、
沿道利用ができない等多くの課題もあった。その後、津波対策については、国
道の嵩上げよりも、既存堤防の嵩上げ、緑の防潮堤などの整備など、別の方法
で津波被害を防ぐ方向で調整が進んだため、150 号バイパスは、都市計画決定
されている「南遠幹線」、大江から片浜の間、トンネルから現道へ接続してい
くルートとなっている。
(2)
片浜区の計画道路について
<回答:丹所建設部長>
現在実施しているのは、津波避難道路6箇所で、平成 30 年度までに完成予
定。うち3箇所(片浜2号、4号、6号)については、平成 26 年度から測量
設計を実施し、現在地元と用地等の調整を進めている(4月 21 日に説明会を
開催済)。残り3箇所についても、測量設計を進めている状況。
平成 24 年 10 月 市道片浜 29 号線(通称・車坂 旧名称・坂井柄沢線)に繋が
る道路新設と現道拡幅の要望は出ている。津波避難路を地元の皆さんと協議し
て、津波避難路の位置を決めて、昨年度から順次実施している状況。
その他新たな道路整備については、合併の地域融合幹線計画として(仮)鹿
島片浜海岸線や市内全域でも、多数あるが、市としては防災対策や、橋の長寿
命化や舗装の修繕等事業を優先するため、今、要望等が出ている道路は後にな
る予定。
(3)
牧之原市の茶業の将来性について
<お茶特産課長説明>
◆茶業を取り巻く環境
ア 向かい風
・生活スタイルの変化による消費の減
・茶の国内消費の減(贈答・香典返しの減)
・専門店からスーパー等への低価格へのシフト
イ 追い風
・国内は需要が減少しているが、世界的に見れば増加している。
・健康効果で需要が伸びる可能性ある。先日、新聞報道で、お茶を日常的
に飲む人は飲まない人に比べ、心臓や脳血管、呼吸器などの病気で死亡
する危険度が1∼4割低下するという研究成果が発表された。都市部で
は、2割位リーフ茶の売上げが増加
・東京オリンピック・パラリンピックの開催、世界無形文化遺産「和食」
を活用したPR
◆牧之原市のお茶の将来像
茶工場ごとの個性を生かしたお茶の生産
・荒茶原料を茶商に提供・・・茶商との情報交換が必要
・直販…消費者の嗜好に合ったこだわりのお茶の生産
・輸出を推進
◆行政の支援の方向性
多様化する経営を求められる中で、選択肢が広げられるよう環境を整えて
いく。
◆茶業振興策
ア 牧之原茶のブランド化の構築(どう差別化するか?)
・静岡牧之原茶「望」を活用した知名度のアップ
・選ばれる信頼される産地ブランドを確立するための良質茶の生産
・外から見た視点で、牧之原市の魅力を発見し、景色、生産者のこだわり
などの資源を活用
イ 選ばれる産地=高品質茶の生産
・静岡牧之原茶「望」を牽引役として、栽培管理の徹底、適期摘採の取り
組みによる高品質茶の生産
・生産の面からは、深蒸し茶のみならず、多様なお茶の生産
ウ 茶文化の創造
・新たなお茶の楽しみ方、飲み方、販売場所などの提案による消費者の開
拓
3
マイナンバー説明
(8時 28 分∼8時 33 分)
<説明者:管理情報課長>
4
会場での意見交換
(8時 33 分∼9時 56 分)
(1) 小学校統廃合の問題について
<回答:西原市長>
前回、ここで守る会の会合をやった時に、私の方から平成 29 年4月スター
トと表現した。その後、議会の答弁でも平成 29 年4月からという発言をした。
片浜小学校に通うお子さん方が相良小学校に入り、大きなクラスの中で学んで
もらうということを、子ども達の教育の為にやりたいという判断をしている。
1年半後に子ども達が最善の方法で行けるようスケジュールを立てる。
今どうしたら反対できるかとの質問があった。我々は今述べた考えでいるが、
議会が否決し、予算が付かなければできない。
市議会にも、この方向でいくということを説明するが、市議会の中での議論
も進んでいない。最終的には議会の判断であると思う。
<回答:坪池教育長>
毎回、この場で教育長の立場として、「学校教育の在り方」の話をさせてい
ただいている。現在の片浜小学校は素晴らしい教育をしている。国として学校
教育の在り方を考えた時、基本的に適正規模という考え方がある。それは学校
教育の在り方の中に、極小規模:複式学級があるのは、本来の学校教育の姿で
はないという考え方。これは教育行政を進めなければならない教育委員会の立
場としては、確かにそのとおりだと感じている。複式の状態は、本来のあるべ
き学校教育の姿ではない。それは現実に教育の様子を見れば分かるが、毎日子
ども達が1つの学級の中に2つの学年があり、1人の教師が半分ずつ進めると
いう複式の授業は、本来の学校教育の姿としては非常にマイナス的な要素が多
く、望ましい形ではない。それを放置するのは、教育行政の在り方としてはよ
ろしくないと言うのが、25 年度の教育委員会で出された結論だった。
「子どもの人数が増えればいいのか」と言われれば、もちろんその通り。規
模の小さな学校は牧之原市内で他にもある。複式になる状態は、山間僻地でも
ない限り、放置しておいて良いという状態ではない。そういう結論を行政の立
場へ進言をし、行政の立場としての考えが、先ほどの市長の判断。
どこの子ども達も複式にならないような状態の中で、本来のあるべき学校教
育の姿を求めるのが教育行政の立場。子ども達が今与えられている条件の中で、
複式にならないような人数規模を求めなくてはならない。
子ども達が登校のことも含め、より望ましい円滑な統合をということを考え
ている。今後のことは一方的な話ではなく、保護者の方々からも様々な意見を
伺いながらと考えており、事務局サイドでも色んなことを計らいながら、望ま
しい形を求めたい。
<片浜小学校を守る会から要望書が提出された>
<回答:西原市長>
要望書をいただいて、我々なりに皆さんとさらに協議していく。ただ先ほど
言ったように、市長としての方針はお示しした。私どもは作業を進めるが、議
会が最終的に決める。例えば区民の皆さんの話に、議会の皆さんに入ってもら
うことも1つだろうし、私も必要とあらば何回でも来る。子ども達の将来と、
この片浜の将来を、きちっと一緒に皆さんと考え、逃げも隠れもしない。さき
ほど言った方針は撤回しないが、議論をさせていただきたい。
<片浜区民>
矢崎・小糸・スズキ自動車の住民がこっちに来るような話もある。雇用促進
住宅が6月下旬に入札があり、1件入札があると聞いているが、そこでもし決
まった場合は雇用促進住宅が活用されるという事で、複式学級がなくなる可能
性が出てくる。そうなったら、片浜小学校は存続してもいいのではないかと思
うが。
<回答:西原市長>
基本的に今、市内全ての学校で子どもが減少している。日本全国で子どもが
減っている。いかに減らないようにするかというのが今、私たちの努め。増加
していくということは、その雇用促進が買われて誰かが入るのか。
<回答:小栗産業経済部長>
入札があるとは聞いているが、まだ応募した業者があるとは聞いていない。
<回答:西原市長>
入居者が増え、子どもも増えるということがあればまた検討する。
<片浜区民>
片浜小学校の問題が取り上げられているが、市の全体の問題ということであ
れば、市内の全小学校に対しての皆の議論。そういう場であれば、私達として
も参加できる。片浜小学校だけやられても納得できない部分がある。将来的に
見て、人口が減っているのであれば全小中学校交えての議論をしてもらった方
がいいと思う。
<回答:西原市長>
そういう議論もしなければならない。1年以内で、学校が今後どうするかと
いう議論が出る。ただ片浜小学校については、将来というよりも、現状の複式
学級を解消しなければならないという方向性で行く。