<圧力センサーを 1 つ搭載するシステムの場合> 該当機種:AKTApurifier, AKTAFPLC, AKTAmicro, AKTA pure(カラムバルブ V9-Cs(圧力センサー を含まないタイプ)、およびカラムバルブ非搭載)、および他の HPLC システム カラム固有の限界圧(Column Pressure limit)を下記1~3 の手順で求めてください。 【ΔP の測定】 1、(システムにカラムを接続する前に実施します。) カラム入口へ接続するチュービングの先にビーカーなどの容器を準備し、超純水を最高流速 (下表中の Maximum flow rate, water※1)にて送液したときの圧力を ΔP before として記録しま す。 ※1 使用環境別の最大流速で設定してください 2、超純水にて十分置換したカラムを 1 のチュービングに接続し、カラムの出口は解放した状態 にします。1、と同じ流速で送液し、その時の圧力を記録します。 3、(ΔPbefore) から (2.で記録した値)を引き、ΔP を算出します ΔP= (2.で記録した値)-(ΔPbefore) 使用条件に合わせた耐圧値の算出: (実際に使用する温度、バッファー、配管にて、使用したい流速※2 にて実施します) ※2 使用環境別の最大流速以下で設定してください 【ΔP before(カラム上流圧)の測定】 4、カラム入口へ接続するチュービングの先にビーカーなどの容器を準備し、使用したい流速にて バッファーを送液します。この時の圧力を ΔP before として記録します。 【ΔP after(カラム下流圧)の測定】 5、カラムの代わりにチュービングを接続し、アウトレットバルブ W3(AKTA pure では W)より液が流 れる状態(システム全体に液が通っている状態)で、4 と同じ流速で送液した時の圧力をシステム 圧として記録します。 6、(5 で記録したシステム圧)から(4 で測定した ΔP before)を差し引いた値を、ΔP after として 記録します。 ΔP after=(5 で記録したシステム圧)-(4 で測定した ΔP before) 7、ΔP + ΔP after の値が、カラムハードウェア Pressure limit(10/300:5MPa、5/150:10MPa、 3.2/300:5MPa)よりも低ければ、以下の値をプレッシャーリミット(AKTA pure では Pre-column pressure,他の AKTA では High Alarm)として使用してください。 ΔP before + ΔP + ΔP after もし ΔP + ΔP after の値がカラムハードウェア Pressure limit よりも高い場合は、今回選んだ流速 が高すぎます。流速を下げて再度手順 4~7 を実施してください。 <アドバンスカラムバルブ搭載の場合> 該当機種:AKTA avant25、AKTA pure25(V9-C) (これらのシステムでは、Pre-column pressure :PreC pressure, Δp:DeltaC pressure を常に自動 的にモニタリングしています) 1. Max Pre-column limit の設定を 10/300 カラムの場合は 5.0MPa、 5/150 カラムの場合は 10MPa、3.2/300 カラムの場合は 5 MPa に設定してください。 (Manual↓Excute Manual Instruction...→Alarms にて Alarm pre-column pressure の 値として入力します。) 2. 超純水で十分に平衡化したカラムをシステムに接続し、アウトレットバルブ W より液が流れる 状態(システム全体に液が通っている状態)にします。 この状態で、下表の推奨流速の半分の流速で送液します。 流速を徐々に上げ、下表のカラムの最大流速まで、もしくは送液中の PreC Pressure 値が 1.で の耐圧設定値に達する流速まで上げます。 この時の Δp(DeltaC Pressure)の値を記録し、Max delta column pressure の値に設定してく ださい。 <使用環境別の推奨・最大流速> 10/300 GL 5/150 GL 3.2/300 推奨流速 (ml/min) *常温(20~25℃)、H2O の場合 0.75 0.45 0.075 推奨流速 (ml/min) *低温(4~8℃)、H2O の場合 0.35 0.2 0.035 最大流速 (ml/min) *常温(20~25℃)、H2O の場合 1.8 0.75 0.15 最大流速 (ml/min) *低温(4~8℃)、H2O の場合 0.9 0.35 0.075
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