平成26年度 事業報告書 - 社団法人・全日本文具協会

平成26年度 事業報告書
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
一般社団法人 全日本文具協会
Ⅰ
実施事業
平成26年度において、一般社団法人全日本文具協会が定款第4条(事業)に基づき実施
した事業の概要について報告する。
1.文具に関する調査及び研究
2.文具に関する情報の収集及び提供
3.文具に関する研修会及びセミナー等の開催
4.文具に関する国際見本市の開催
5.文具に関する知的財産権の擁護
6.文具に関する内外関係機関等との交流及び協力
7.その他本会の目的を達成するために必要な事業
〔1〕文具に関する調査研究及び情報提供事業(定款第4条第1項、第2項、第5項事業)
1.環境表示に関する調査研究及び情報提供
(1)グリーン購入法に関する調査研究及び情報提供
① グリーン購入法(文具類)の手引きの改訂
当協会が発行している「グリーン購入法(文具類)の手引」を改訂し、平成27年2
月に第12版として発行した。
「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に基づ
く「環境物品等の調達の推進等に関する基本方針」における「国等が重点的に調達すべ
き物品(特定調達品目等)」として、文具類83品目が定められており、当協会は、平
成15年2月より毎年、国・地方等の物品調達担当者が文具類を調達する際の指針とし
て、特定調達品目の解釈・範囲を判りやすく解説した「グリーン購入法(文具類)の手
引」を発行している。
今年度における改訂内容は以下のとおりである。
a)改正フロン法の施行に伴い、品目「ダストブロワー」の判断の基準を、「フロン
類が使用されていないこと」に変更し、備考欄に項目を追加した。
b)浸透印の解釈と範囲を明確化するために、品目「公印」の特定調達品目とならな
い範囲(製品例)から「ゴム印」を削除、
「ゴム印」の品目の解釈の文言を浸透タイ
プのものが含まれるよう表現を改め、特定調達品目となる範囲(製品例)に「浸透
印」を追加、また品目「回転ゴム印」の特定調達品目となる範囲(製品例)に、
「イ
ンキ浸透タイプの回転ゴム印」を追加した。
② グリーン購入法(文具類)の手引き(第12版)の作成と配布
上記「グリーン購入法(文具類)の手引き」の改訂版を第12版として1,800部作成、
-1-
会員企業、環境安全問題検討委員会委員及び業界関係者等に169部を配布するとともに、
当協会のホームページに公開した。
また、同冊子1,500部を環境省が全国で開催するグリーン購入法基本方針説明会等の
配布資料として提供した。
環境省グリーン購入法基本方針説明会
説明会の開催場所
開催日
参加人数
北海道(北海道庁)
3月3日(火)
78人
宮城県(宮城県庁)
2月19日(木)
96人
東京都(中央合同庁舎5号館)
2月9日(月)
193人
東京都(中央合同庁舎5号館)
2月12日(木)
158人
東京都(三田共用会議所)
3月13日(金)
173人
愛知県(愛知自治センター)
2月26日(木)
132人
大阪府(武藤記念ホール)
2月17日(火)
165人
広島県(広島合同庁舎)
2月24日(火)
56人
香川県(サンポートホール高松)
3月9日(月)
69人
福岡県(福岡市役所)
3月6日(金)
101人
合
計
計10回開催
1,221人
③ 平成25年度グリーン購入法特定調達品目の市場形成状況に関する調査への協力
環境省が実施する平成25年度グリーン購入法特定調達物品等の市場状況に関する
調査に協力した。
特定調達物品等の国内出荷量及び割合
国内出荷数量
調査対象品目
単位
特定調達
特定調達
特定調達
物品等
物品等以外
合
計
物品等割合
シャープペンシル
千本
20,061
40,777
60,838
33.0%
シャープペンシル替芯
百万本
789
586
1,374
57.4%
ボールペン
千本
198,765
390,120
588,885
33.8%
マーキングペン
千本
123,558
287,299
410,857
30.1%
紙製ファイル
千冊
122,721
20,932
143,653
85.4%
プラスチック製ファイル
千冊
33,240
31,466
64,706
51.4%
紙製バインダー
千冊
1,742
135
1,877
92.8%
プラスチック製バインダー
千冊
4,819
1,546
6,365
75.7%
定規
千個
194
1,103
1,297
15.0%
ステープラー
千個
2,289
3,193
5,482
41.8%
調査対象期間:平成25年4月~平成26年3月
調査実施時期:平成26年12月中旬~平成27年1月
-2-
(2)エコマーク認定基準に関する調査研究及び情報提供
現行のエコマーク認定基準№112「文具・事務用品 Version1」は、平成16年9月に
制定されて以来、グリーン購入法などの改定に対応するために17回にわたり部分改定
を実施してきたが、
(公財)日本環境協会は、平成26年6月、グリーン購入法の判断の
基準との整合、再生材料以外の新たな評価項目の検討及び現行基準の審査等における課
題の改善をはかり、最新の業界動向と科学的知見を踏まえる必要性から、総合的に認定
基準を見直すこととなり、当協会に対して見直しに関する協力が要請された。
当協会は、同協会エコマーク基準策定委員会に委員を派遣するとともに、環境安全委
員会を6回開催し基準の見直しに関する対応について協議し日本環境協会に提案した。
今回の見直しの主な内容は以下のとおりである。
a)新たな評価項目「長期使用」の観点から「万年筆」、「省資源」の観点から「針な
しステープラー」における再生材料使用の要件を緩和した。
b)新たに第三者認証を受けた森林認証木材の商品を評価する基準を設定した。
c)新たに「植物由来プラスチック」についての基準を設定した。
d)認定基準をグリーン購入法特定調達品目「文具類」83品目に適用できるよう、摘
要品目の見直し、再生材料の基準配合率の計算方法などについて、グリーン購入法と
の適合をはかった。
e)再生材料の定義を明確化し、また一部品目の消耗部分の交換部品を必須化すること
により、審査等における課題の改善をはかった。
f)プラスチックの重金属類の基準について、欧州の玩具指令であるEN71-3の規格内容
からの引用を変更し、同等の国際規格であるISO8124-3:2010をベースとした対象物質
と基準値を設定した。
エコマーク認定基準№112「文具・事務用品Version.2」は、意見公募を経て平成27
年6月に制定される。
なお、エコマーク基準策定委員会は以下のとおり開催された。
会議開催日:平成26年9月30日、10月28日、11月27日、12月25日
(3)カーボンフットプリント制度に関する調査研究及び情報提供
当協会ホームページに、
「筆記具類PA-AS-03」、
「ファイル・バインダー類PA-AR-03」
及び「その他の文具・事務用品PA-BO-03」の各商品別算定基準(PCR)を公開し、
文具・事務用品製造事業者及び消費者の参考に供した。
(4)事務用修正テープの業界規格策定に関する協力
事務用修正テープの業界規格は、消費者などの要望により修正テープの性能、試験方
法及び表示方法などの標準化の必要性が高まったことから、日本筆記具工業会において
その策定を進めてきたが、筆記具メーカー以外の修正テープや部材を製造しているメー
カーの意見を参考とするため当協会に協力要請があった。
当協会は、環境安全委員会において対応し、修正テープに関連するメーカー担当者が
日本筆記具工業会事務用修正液部会において意見を陳述するなど策定に協力した。
部会開催日:平成26年7月28日、10月24日、平成27年1月23日
-3-
(5)環境安全委員会の開催
環境安全委員会を6回開催し、グリーン購入法(文具類)の手引の改訂及びエコマー
ク認定基準の見直し等に関する上記事業について検討を行った。
会議開催日:平成26年6月26日、8月25日、10月16日、11月20日、
12月18日、平成27年2月4日
2.文具製品の安全性向上に関する調査研究及び情報提供
(1)シュレッダの安全性確保のための情報提供
シュレッダによる傷害事故(平成18年)、可燃性スプレーによるシュレッダの発火
事故(平成21年)を受けて、(一社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)の
シュレッダ部会と安全対策等に関する情報を共有するとともに、共同で構築した「シュ
レッダ可動部の安全に関するガイドライン」及び「シュレッダへの可燃性スプレー使用
に関する注意事項」を、前年度に引き続き当協会のホームページに掲載し、シュレッダ
を製造販売する会員及びシュレッダを使用する消費者に対し、注意喚起を行うとともに
安全性確保のための周知に努めた。
3.文具の知的財産権擁護に関する調査研究及び情報提供
(1)第25回国際文具・紙製品展(ISOT2014)会場における模倣品調査
第25回国際文具・紙製品展(ISOT2014)では、全ての出展社に対して「模倣問題に
関する誓約書」の提出を義務付け、同展における模倣品の展示・取引の防止に努めてい
る。当協会知的財産部会は、弁理士立ち合いのもと、ISOT2014展示会場での模倣品展示
についての調査を実施し、模倣品出展業者に対しては、誓約書に基づき当該商品の撤去
を要請した。この取組は平成16年のISOT2004より継続して実施しており、同展におけ
る模倣品展示・取引の抑止力となっている。
実施日時
平成26年7月9日(水)10時30分~14時
実施対象
第25回国際文具・紙製品展の全出展ブース
弁 理 士
黒川 朋也 氏(創英国際特許法律事務所 副所長・弁理士)
参加人員
24人(委員20人、弁理士1人、通訳1人、事務局2人)
調査結果
商標権4件、特許権1件に関する模倣品を発見
対
知的財産権協議確認書への署名・提出、模倣品をブースより撤去、
応
カタログの当該商品掲載箇所にマスキングを行った。
(2)第25回国際文具・紙製品展(ISOT2014)会場における文具模倣品に関する啓蒙活動
① 文具の真正品と模倣品の比較展示ブースの設置
第25回国際文具・紙製品展(ISOT2014)の来場者及び出展関係者への模倣品に対
する注意喚起を行う目的で、会員企業から提供された文具の真正品と模倣品の比較展
示を行い、来場者に文具の模倣品に関する情報を提供した。また、特許庁「2013年度
模倣被害調査報告書」のパネル展示、日本貿易振興機構(JETRO)の展示コーナーの
併設により国の模倣品対策等について普及活動を行った。
設営日時:平成26年7月9日(水)~11日(金)10時~18時
-4-
設営場所:東5ホール
A13-17ブース
展示内容:
ア)真正品と模倣品の比較展示
会員企業11社の協力により21製品を展示(ボールペン、マーキング
ペン、シャープペンシル・シャープ替え芯・液状のり・ステープラ・ス
テープラ針・スタンプ台・スタンプインキ・カラーホルダー、ハサミ)。
イ)パネル展示12枚(特許庁模倣被害調査報告書より9枚、JETRO関係3枚)
② 知的財産権擁護に関する各種パンフレットの配布
模倣品対策を実施している各機関が発行する知的財産権に関するパンフレットを、
ISOT2014会場内の当協会ブース及び知的財産権特別セミナー会場で配布した。
協力機関:東京税関、日本貿易振興機構、(公財)東京都中小企業振興公社
(3)2014年度 中国での展示会における模倣品実態調査(JETRO支援)
日本貿易振興機構(JETRO)の支援により、「2014 年度中国での展示会における模倣
品実態調査」を以下のとおり実施した。
調査対象展示会
Paperworld China 2014
展示会開催期間
2014 年9月18日~20日
展示会開催場所
上海新国際博覧中心 N1 号、N2 号
出 展 企 業 数
501企業
来
約23,000名
場
者
数
調査参加企業数
会員企業6社
調査対象権利数
14件(商標権9件・意匠権5件)
委託調査会社
上海擁智商務諮詢有限公司(IP FORWARD China)
調 査 の 方 法
委託調査会社の調査員が業者を装い、文具関連の出展ブースを巡
回し、調査対象の製品・権利に関する模倣品出展の有無について
調査を行った。
調
査
結
果
ボールペン5件(商標権侵害)、マーキングペン2件(意匠権侵
害)を発見。模倣品への対応については、参加各社の判断に委ね
ることとした。
(4)中国冒認意匠登録のウォッチング
日本アイアール社からの中国意匠公報を7社・1団体共同により購読し、購読に関す
る問題点や要求事項を整理した。
当該公報からの情報に基づいた模倣品対策等の企業間連携については、参加企業が
個々に対応することを申し合わせている。
(5)知的財産部会の開催
知的財産部会を5回開催し、文具の知的財産権及び模倣品対策に関する上記事業につ
いて検討を行った。
-5-
会議開催日:平成26年5月29日、7月9日、10月9日、12月24日、
平成27年3月13日
〔2〕文具に関する研修会及びセミナー等の開催(定款第4条第3項、第5項事業)
文具業界におけるさまざまな課題に対応するために、専門分野の講師を招聘して、以下
のとおりセミナーを7回開催した。
1.知的財産権講習会
開催日時
平成26年4月18日(金)15時~17時
開催場所
東京文具工業健保会館4階会議室
テ ー マ
韓国特許制度に関連する最新の情報等
講
康
師
受講者数
應善 氏(特許法人和友 パートナー弁理士)
16名(会員16名・会員外0名)
2.知的財産権特別セミナー
開催日時
平成26年7月10日(木)14時~16時30分
開催場所
東京ビッグサイト 会議棟 607・608会議室
テ ー マ
第1部
中国・韓国における模倣品被害の実態と効果的対応
第2部
日本・韓国・中国における商標権の権利解釈
~商標権侵害事件を題材に検証する~
講
師
第1部
第2部
高
利化 氏(金&張法律事務所
弁理士)
範
立岩 氏(中国貿易促進委員会特許商標事務所
高
利化 氏(金&張法律事務所 弁理士)
範
立岩 氏(中国貿易促進委員会特許商標事務所 弁理士)
弁理士)
黒川 朋也 氏(創英国際特許法律事務所 副所長・弁理士)
松本 幸太 氏(山本法律事務所
特別解説
受講者数
弁護士)
山浦 光一郎 氏(経済産業省 模倣品対策室 模倣品対策専門官・弁護士)
中村 良子 氏
(経済産業省 模倣品対策室 模倣品対策専門官)
馬淵
(財務省 東京税関 業務部 総括知的財産調査官)
定 氏
加藤 康二 氏
(日本貿易振興機構 知的財産課 課長)
牧
(東京都知的財産総合センター サポートアドバイザー)
満夫 氏
100名(会員41人、会員外59人)
3.ビジネスセミナー
開催日時
平成26年9月9日(火)15時~17時
開催場所
東京文具工業健保会館5階ホール
テ ー マ
真のCS推進のためのビジネスモデル
「ダイバーシティ」と「アサーション」
講
師
受講者数
長崎
隆 氏(アテイン・マネジメント・コンサルティング
52人(会員48人、会員外4人)
-6-
主宰)
4.知的財産権講習会
開催日時
平成27年2月6日(金)16時~17時
開催場所
東京プラスチック健保会館5階大ホール
テ ー マ
商標審査基準改訂について
講
木村 一弘 氏(特許庁 商標審査基準室長)
師
受講者数
38人(会員17人、会員外21人)
5.製品含有化学物質管理・情報伝達の実践講座
開催日時
平成27年2月24日(火)15時~17時
開催場所
東京文具工業健保会館5階ホール
テ ー マ
製品含有化学物質情報伝達の実践
講
小川 俊一 氏(元 ㈱リコー 化学物質管理グループ)
師
受講者数
38人(会員34人、会員外4人)
6.知的財産権講習会
開催日時
平成27年2月25日(水)14時~16時30分
開催場所
東京文具工業健保会館5階ホール
テ ー マ
意匠の国際登録制度の概要
講
伊藤 宏幸 氏(特許庁 意匠制度企画室長)
師
石田 和代 氏(特許庁 意匠制度企画室)
受講者数
40人(会員35人、会員外5人)
7.製品含有化学物質管理・情報伝達の実践講座(実務編)
開催日時
平成27年3月17日(火)14時~17時
開催場所
東京文具工業健保会館5階ホール
テ ー マ
製品含有化学物質情報伝達の実践
講
小川 俊一 氏(元 ㈱リコー 化学物質管理グループ)
師
受講者数
14人(会員12人・会員外2人)
〔3〕文具に関する国際見本市の開催(定款第4条第4項、第5項事業)
1.第25回 国際文具・紙製品展(ISOT2014)
主
催
リード エグジビション ジャパン(株)
特別後援
(一社)全日本文具協会
会
期
平成26年7月9日(水)~11日(金)3日間
会
場
東京ビッグサイト(東京国際展示場)東展示ホール
会員出展
18社 82.5小間(前回20社 88小間)
来 場 者
第1日
28,542人(前回 23,879人)
第2日
25,618人(前回 24,335人)
第3日
22,626人(前回 21,978人)
合
76,786人(前回 70,192人)
計
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〔4〕内外関係機関等との交流及び協力(定款第4条第2項、第5項、第6項事業)
1.卸連ブロック会議における意見交換
日本文紙事務器卸団体連合会の各地域ブロック会議に出席し、各地域の卸組合及び小売
組合の幹部と意見交換を行った。
(1)中部ブロック会議
開催日時
平成26年7月14日(月)14時40分~17時
開催場所
ホテルニューオータニ長岡
出席者数
28名(全文協2名)
(2)北海道ブロック会議
開催日時
平成26年7月16日(水)15時30分~17時
開催場所
札幌第一ホテル
出席者数
22名(全文協2名)
(3)首都圏ブロック会議
開催日時
平成26年7月18日(金)15時35分~17時35分
開催場所
ベルモントホテル
出席者数
35名(全文協2名)
(4)九州ブロック会議
開催日時
平成26年7月29日(火)15時~17時
開催場所
ANAクラウンプラザホテル福岡
出席者数
27名(全文協2名)
2.文具の知的財産権擁護に関する内外関係機関等との交流及び協力
(1)国際知的財産保護フォーラムへの参加
当協会は、知的財産権擁護を目的とした産官連携による「国際知的財産保護フォーラ
ム」の第3プロジェクト情報交換会に参加し、模倣品対策に関する情報収集と意見交換
を行った。情報交換会は、日本貿易振興機構(JETRO)が事務局となり、以下のとおり
開催された。
① 第3プロジェクト情報交換会
第1回
平成26年6月16日(月)14時、於 JETRO会議室
第2回
平成26年9月10日(水)14時、於 JETRO会議室
第3回
平成26年11月26日(水)14時、於 JETRO会議室
(2)第25回知的財産権3団体交流会における情報交換
(一社)全日本文具協会、(一社)日本玩具協会及び(一社)日本時計協会は、第25回知的
財産権3団体交流会を開催し、知的財産権に関する情報交換を行った。
開催日時
平成27年2月6日(金)13時30分~15時
開催場所
東京プラスチック健保会館5階大ホール
内
各団体における知的財産権擁護に関する活動報告
容
文具:平成26年度合同知的財産部会の活動報告
時計:中近東知財ミッションの報告
-8-
時計:ベトナム知財ミッションの報告
参加者数
39人(特許庁3人、文具17人、玩具10人、時計9人)
3.関係官庁との協力及び交流
(1)経済産業省のダストブロワーのフロン類使用に関するヒアリング調査に協力した。
(2)経済産業省のJISマーク表示に関するヒアリング調査に協力した。
(3)経済産業省の製品含有化学物質の情報伝達に関するヒアリング調査に協力するととも
に、同省が構築を進める製品含有化学物質の情報伝達スキームにおけるデータ作成支援
ツールのモニタリング調査に協力した。
(4)環境省の環境物品等の調達の推進に関する基本方針の見直し(シュレッダー)に関す
るヒアリング調査に協力した。
(5)環境省の環境配慮型プラットフォーム会合に参画した。
(6)経済産業省の「子供の安全の指針(ISO/IECガイド50)」のJIS原案作成委員会に参
画した。
(7)特許庁の摸倣被害調査に関する専門委員会に委員として参画し、2014年度模倣品被害
調査報告書の策定に協力した。
(8)特許庁の商品・サービス国際分類改正に関する意見交換会に委員として参画し、商品
国際分類に関する意見募集に協力した。
(9)東京都業種別動向調査及び団体概要調査に協力した(東京都)。
4.その他関係機関との協力及び交流
(1)日本文紙データ交換機構の運営に協力した。
(2)(一財)生活用品振興センターの諸事業に協力した。
(3)(一財)日本文化用品安全試験所の諸事業に協力した。
(4)(一財)流通システム開発センターの流通システム事業に協力した。
(5)日用品工業団体協議会の運営に協力した。
(6)(一財)日本文具財団(日本文具資料館)の運営に協力した。
(7)(公財)日本環境協会のエコマーク事業運営に協力した。
(8)日本製紙連合会の違法伐採対策モニタリング事業に協力した。
(9)(一社)日本ホビー協会が主催する第38回日本ホビーショーに協賛した。
(10)ダンスサミット運営協議会が実施する2014ダンスサミットに協賛した。
(11)(公財)才能開発教育研究財団が実施する第51回全国児童才能開発コンテストに後援
した。
(12)文房至宝碑修祓の儀を、平成26年10月31日(金)、湯島天神本殿において、業
界関係者約27名の出席により執り行った。
5.関係官庁及び関係機関の施策及び情報等の周知連絡
経済産業省及び環境省等関係官公庁の補助事業等施策に関する情報、関係団体からの各
種情報について、電子メール等により会員各社に発信した。
-9-
発信日時
発信内容(発信元)
平成 26 年 4 月 1 日
中小企業基盤整備機構による海外展示会出展に関する支援事業(経産省)
平成 26 年 5 月 23 日
消費税の転嫁拒否等に関する事業者向け説明会(公取委)
平成 26 年 6 月 3 日
ソーシャルメディア活用セミナー(東文工連)
平成 26 年 8 月 6 日
ウクライナ情勢をめぐる追加的措置(経産省)
平成 26 年 8 月 28 日
景品表示法における課金制度導入に関するパブリックコメント(経産省)
平成 26 年 8 月 28 日
個人情報漏洩防止に関する要請(経産省)
平成 26 年 9 月 12 日
平成 26 年度おもてなし経営企業の募集開始(経産省)
平成 26 年 9 月 29 日
消費税引き上げの影響・円安の進展等に関する企業アンケート(経産省)
平成 26 年 10 月 7 日
営業秘密保護強化に向けた動き(経産省)
平成 26 年 10 月 27 日
マーケティングセミナー(東文工連)
平成 26 年 11 月 4 日
地下水汚染未然防止のための講習会(環境省)
平成 26 年 11 月 18 日
景品表示法(第 7 条第 2 項)に基づく指針の公表(経産省)
平成 26 年 11 月 26 日
長野県北部地震に関する被災中小企業支援対策(経産省)
平成 27 年 1 月 22 日
マイナンバー制度(経産省)
平成 27 年 1 月 26 日
平成 26 年特許法等改正法の施行(特許庁)
平成 27 年 2 月 18 日
マーケティングセミナー(東文工連)
平成 27 年 3 月 10 日
海外ビジネス戦略推進支援事業(経産省)
平成 27 年 3 月 20 日
マイナンバー制度(経産省)
〔5〕その他、本会の目的を達成するために必要な事業(定款第4条第7項事業)
1.全文協団体PL保険制度の管理・運営
当協会が損害保険会社に管理・運営を委託している団体PL保険制度について、会員企
業への加入斡旋を行うとともに、同保険制度に係る事務処理を行った。
委託先損害保険会社
保険期間
補償限度額
損害保険ジャパン日本興亜(株)
平成26年7月1日~平成27年6月30日(以降毎年更新)
Aプラン 1億円、Bプラン 2億円、Cプラン 3億円
団体PL保険契約状況
契約企業 19社
2.ホームページによる情報提供
当協会のホームページにより、一般消費者を対象に、会員企業情報、文具業界及び文具
製品に関する情報提供を行った。ホームページには、当協会が実施した事業に関する情報
を公開するとともに、会員情報、定款、事業報告書、貸借対照表を掲載した。会員情報に
ついては、会員名簿から会員企業ホームページにリンクし、また経済産業省、特許庁、環
境省等関係官庁、関係機関のホームページにリンクすることにより利便性を高め、各方面
から広く活用できるように工夫をした。
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3.(一社)東京文具工業連盟の業務受託
(一社)東京文具工業連盟の業務を受託し、同連盟の運営と事業の遂行をはかった。
4.日本文紙データ交換機構(SEDIO)の運営協力
日本文紙データ交換機構(SEDIO)の運営に協力するとともに、会員企業からの問い合
わせ等に対応した。
5.消費者問合せ窓口
消費者等対応窓口を設置し、国内外の消費者及び報道関係者からの文具製造企業及び文
具等に関する各種問い合わせや電話取材等に応対した。
6.公益目的支出計画実施報告書の提出
公益目的支出計画実施報告書を平成26年6月10日に内閣府に提出、内閣府の審査を
経て平成27年1月6日に手続きを完了した。
公益目的財産残額は、平成26年3月31日現在、71,567,244円、公益目的
支出計画の完了予定年月日は、平成34年3月31日の予定である。
Ⅱ
総務関係
〔1〕会員の移動状況
期
区
首
期 中 異 動
期
末
分
会 員 数
入 会
退 会
会 員 数
正会員(法人)
66
0
1
65
正会員(団体)
4
0
0
4
賛 助 会 員
3
0
0
3
73
0
1
72
合
計
〔2〕諸会議
1.第2回定時総会
開催日時
平成26年6月4日(水)17時
開催場所
KKRホテル東京
議
平成25年度事業報告及び同収支決算報告承認の件
案
11階
丹頂
平成26年度事業計画案及び同収支予算案承認の件
理事補選の件
出席者数
44人
他
委任状
21人
2.平成26年度第1回理事会
開催日時
平成26年5月12日(月)12時
開催場所
東京文具工業健保会館
5階ホール
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主な議案
平成25年度事業報告承認の件
平成25年度収支決算報告承認の件
平成25年度公益目的支出計画実施報告書承認の件
理事補選の件
他
3.平成26年度第2回理事会
開催日時
平成27年2月20日(金)12時
開催場所
東京文具工業健保会館
主な議案
平成27年度事業計画(案)承認の件
5階ホール
平成27年度収支予算(案)承認の件
他
4.監査会議
開催日時
平成26年5月2日(金)12時
開催場所
全日本文具協会会議室
議
平成25年度事業報告(案)並びに同収支決算(案)に関する監査
案
平成25年度公益目的支出計画実施報告書に関する監査
5.委員会及び部会を18回開催した。
6.関係官庁との会議を15回開催した。
7.関係諸団体との会議を41回開催した。
〔3〕その他
1.定時総会、理事会、各委員会、各部会等の運営と進行を図った。
2.会員への諸連絡業務を処理した。
3.会員名簿を整備した。
4.各委員会・部会名簿を整備した。
5.会員等の慶弔・見舞等に関する処理を行った。
以上
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