指定障害福祉サービス事業者等ガイドブック2015(PDF形式:1MB)

指定障害福祉サービス事業者等
ガイドブック2015
名古屋市
健康福祉局障害福祉部障害者支援課
目
第1章
第1
次
運営編
利用申込のための準備
1 重要事項説明書の準備
・・・
4
2 重要事項等の掲示
・・・
4
3 契約書面の準備
・・・
4
第2
利用申込時に留意すること
1 受給資格の確認
・・・ 10
2 内容及び手続の説明及び同意
・・・ 10
3 契約支給量等の受給者証への記載
・・・ 10
4 契約支給量の報告
・・・ 11
5 提供拒否の禁止
・・・ 12
6 サービス提供困難時の対応
・・・ 13
第3
サービス提供に際して必要なこと
1 心身の状況等の把握
・・・ 14
2 個別支援計画の作成等
・・・ 14
3 サービスの提供に関する記録
・・・ 17
○ 主な加算の算定要件
・・・ 19
4 代理受領した介護給付費等の額に係る通知
・・・ 44
5 受給資格の確認と申請の援助
・・・ 44
第4
利用者に求める金銭の負担
1 利用者負担額の受領(法定代理受領を行う場合)
・・・ 45
2 利用者負担額以外に求めることができる費用
・・・ 45
3 領収証の交付
・・・ 48
第5
事業所・施設の運営管理について
1 勤務体制の確保
・・・ 49
2 従業者の研修の機会の確保
・・・ 52
3 事故発生時の対応
・・・ 52
4 非常災害対策(訪問系サービスを除く)
・・・ 53
5 衛生管理等
・・・ 53
6 個人情報の保護
・・・ 54
7 経理の区分
・・・ 54
8 地域との連携
・・・ 54
9 記録の整備
・・・ 54
10 生 産 活 動 ・ 就 労
・・・ 55
第2章
第1
報酬請求編
障害福祉サービス・計画相談支援・地域相談支援の請求
1 請求事務の全体像
・・・ 60
2 サービス提供から支払までの処理日程
・・・ 60
3 請求
・・・ 62
4 支払
・・・ 66
5 返戻と過誤調整
・・・ 69
第2
移動支援・地域活動支援の請求について
1 請求事務の全体像
・・・ 73
2 サービス提供から支払までの処理日程
・・・ 73
3 契約・サービス提供
・・・ 73
4 請求
・・・ 74
5 支払
・・・ 75
6 過誤調整
・・・ 75
第3
上限額管理
1 はじめに
・・・ 76
2 障害福祉サービスの場合
・・・ 77
3 移動支援・地域活動支援の場合
・・・ 89
第4
第3章
その他
・・・ 91
届出編
1 指定通知書が届いたら
・・・ 94
2 事業所運営がスタートしたら
A その都度届出等を行うもの
・・・ 99
B 年に1回届出を行うもの
・・ 102
C その他
・・ 103
【本書に関する問合せ先】
・・ 104
第 1 章
運 営 編
- 1 -
はじめに
指定障害福祉サービス等の事業の運営については、障害者の日常生活及び社
会生活を総合的に支援するための法律以下、省令、告示、本市条例の定めのほ
か、厚生労働省からの各種通知において求められた基準を満たす必要がありま
す。
この運営編では、主要な事項についてサービス提供の流れに沿って説明しま
す。
※事業所の種別、提供するサービスの内容又はその体制によっては本書で説明する以外に満たすべき
基準が設けられていることもありますので、関係通知を必ず確認するようにしてください。
【運営に関する基準】
指定基準省令、名古屋市条例
解釈通知
障害福祉
障害者の日常生活及び社会生活を
障害者の日常生活及び社会
サービス
総合的に支援するための法律に基
生活を総合的に支援するた
づく指定障害福祉サービスの事業
めの法律に基づく指定障害
等 の 人 員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基
福祉サービスの事業等の人
準( 平 成 18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省
員、設備及び運営に関する
令 第 171 号 )
基 準 に つ い て ( 平 成 18 年
名古屋市指定障害福祉サービスの
12 月 6 日 障 発 第 1206001
事 業 等 の 人 員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す
号)
る 基 準 等 を 定 め る 条 例 ( 平 成 24 年
条 例 第 80 号 )
障害者支
障害者の日常生活及び社会生活を
障害者の日常生活及び社会
援施設
総合的に支援するための法律に基
生活を総合的に支援するた
づく指定障害者支援施設等の人員、 めの法律に基づく指定障害
設備及び運営に関する基準(平成
者支援施設等の人員、設備
18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省 令 第 172 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 に つ
号)
い て ( 平 成 19 年 1 月 26 日
名古屋市指定障害者支援施設の人
障 発 第 0126001 号 )
員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 等 を
定 め る 条 例 ( 平 成 24 年 条 例 第 81
号)
地域相談
障害者の日常生活及び社会生活を
障害者の日常生活及び社会
支援
総合的に支援するための法律に基
生活を総合的に支援するた
づく指定地域相談支援の事業の人
めの法律に基づく指定地域
員 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 ( 平 成 24 相 談 支 援 の 事 業 の 人 員 及 び
年 3 月 13 日 厚 生 労 働 省 令 第 27 号 ) 運 営 に 関 す る 基 準 に つ い て
( 平 成 24 年 3 月 30 日 障 発
0330 第 21 号 )
- 2 -
計画相談
障害者の日常生活及び社会生活を
障害者の日常生活及び社会
支援
総合的に支援するための法律に基
生活を総合的に支援するた
づく指定計画相談支援の事業の人
めの法律に基づく指定計画
員 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 ( 平 成 24 相 談 支 援 の 事 業 の 人 員 及 び
年 3 月 13 日 厚 生 労 働 省 令 第 28 号 ) 運 営 に 関 す る 基 準 に つ い て
( 平 成 24 年 3 月 30 日 障 発
0330 第 22 号 )
【報酬の算定に関する基準】
報酬告示
留意事項通知
指定障害福祉
障害者の日常生活及び社会生活を
障害者の日常生活及び
サービス
総合的に支援するための法律に基
社会生活を総合的に支
障害者支援施
づく指定障害福祉サービス等及び
援するための法律に基
設
基準該当障害福祉サービスに要す
づく指定障害福祉サー
る費用の額の算定に関する基準
ビス等及び基準該当障
( 平 成 18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省
害福祉サービスに要す
告 示 第 523 号 )
る費用の額の算定に関
地域相談支援
障害者の日常生活及び社会生活を
(地域移行支
総合的に支援するための法律に基
援及び地域定
づく指定地域相談支援に要する費
着支援)
用の額の算定に関する基準(平成
24 年 3 月 14 日 厚 生 労 働 省 告 示 第
124 号
計画相談支援
障害者の日常生活及び社会生活を
総合的に支援するための法律に基
づく指定計画相談支援に要する費
用の額の算定に関する基準(平成
24 年 3 月 14 日 厚 生 労 働 省 告 示 第
125 号
- 3 -
する基準等の制定に伴
う実施上の留意事項に
つ い て ( 平 成 18 年 10
月 31 日 障 発 第 1031001
号)
第1
利用申込のための準備
1 重要事項説明書の準備
事 業 者 は 、支 給 決 定 障 害 者 等 が サ ー ビ ス の 利 用 の 申 し 込 み を 行 っ た と き は 、当
該 利 用 申 込 者 に 対 し 、運 営 規 程 の 概 要 等 を 記 し た「 重 要 事 項 説 明 書 」を 交 付 し て
説 明 を 行 う 必 要 が あ り ま す 。予 め「 重 要 事 項 説 明 書 」を 準 備 し 、利 用 申 込 者 に 対
し て い つ で も 充 分 な 説 明 を 行 え る よ う に し て お き ま す 。( 記 載 す べ き 項 目 は 次 頁
参照)
2 重要事項等の掲示
利 用 申 込 者 の サ ー ビ ス の 選 択 に 資 す る よ う 、事 業 所 の 見 や す い 場 所( 入 口 、相
談 ス ペ ー ス 等 の 利 用 申 込 者 か ら 見 や す い 場 所 )に 運 営 規 程 の 概 要 等 の 重 要 事 項 を
掲 示 し な け れ ば な り ま せ ん 。( 掲 示 す べ き 事 項 は 次 頁 参 照 )
な お 、掲 示 場 所 の ス ペ ー ス が な い 場 合 等 に お い て 、掲 示 す べ き 内 容 を 冊 子 に し
て 閲 覧 に 供 し て も か ま い ま せ ん 。そ の 場 合 は 、背 表 紙 等 に 重 要 事 項 等 で あ る こ と
を 表 示 (「 掲 示 用
重要事項等」など)し、利用申込者が自由に手に取れるよう
にしておいてください。
3 契約書面の準備
事業者と利用者の間で障害福祉サービスを利用するための契約が成立したと
き は 、下 記 の 契 約 内 容 を 記 し た 契 約 書 面 を 交 付 し ま す 。他 に 契 約 に お い て 定 め て
おくべき事項等を整理したうえで、書面を準備してください。
な お 、書 面 の 交 付 に 際 し て は 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 に 応 じ た 適 切 な 配 慮 を し な
ければならないとされています。
○契約書面に記載すべき事項
□ 当該事業の経営者の名称及び主たる事務所の所在地
□ 当該事業の経営者が提供するサービスの内容
□ 当該サービスの提供につき利用者が支払うべき額に関する事項
□ サービスの提供開始年月日
□ サービスに係る苦情を受け付けるための窓口
- 4 -
【重要事項説明書及び掲示に必要な記載項目一覧】
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
行動援護
重度障害者等包括支援
療養介護
重要事項説明書
掲
示
□ 運営規程の概要(※1)
□ 運営規程の概要
□ 従業者の勤務体制(※2)
□ 従業者の勤務の体制
□ その他の利用申込者のサービスの選択
に資すると認められる重要事項
□ 事故発生時の対応(※3)
□ 苦情処理の体制(※4)
□ 苦情処理の体制
□ 加算の届出事項(※5)
生活介護
自立訓練(機能訓練・生活訓練)
就労継続支援A型・B型
短期入所
就労移行支援
共同生活援助
重要事項説明書
施設入所支援
掲
□ 運営規程の概要
□ 運営規程の概要
□ 従業者の勤務体制
□ 従業者の勤務の体制
示
□ 協力医療機関(歯科医療機関)
□ その他の利用申込者のサービスの選択
に資すると認められる重要事項
□ 事故発生時の対応
□ 苦情処理の体制
□ 苦情処理の体制
□ 加算の届出事項
外部サービス利用型共同生活援助
重要事項説明書
掲
□ 運営規程の概要
□ 運営規程の概要
□ 従業者の勤務体制
□ 従業者の勤務の体制
示
□ 受託居宅介護サービス事
業者との業務の分担の内
容
□ 受託居宅介護サービス事
業者及び受託居宅介護サ
ービス事業所の名称
□ 協力医療機関(歯科医療機関)
□ その他の利用申込者のサービスの選択
に資すると認められる重要事項
□ 事故発生時の対応
□ 苦情処理の体制
□ 苦情処理の体制
□ 加算の届出事項
- 5 -
一般相談支援
特定相談支援
重要事項説明書
掲
示
□ 運営規程の概要
□ 運営規程の概要
□ 基本相談支援及び地域移行・地域定着・
計画相談支援の実施状況
□ 地 域 移 行( 定 着 )支 援 従 事 者・相 談 支 援
□ 従業者の勤務体制
専門員の有する資格、経験年数及び勤務
の体制
□ その他の利用申込者のサービスの選択
に資すると認められる重要事項
□ 事故発生時の対応
□ 苦情処理の体制
□ 苦情処理の体制
※1「運営規程の概要」
運営規程の概要には、運営規程に定めておかなければならないすべての項
目が含まれるようにしてください。
また、事業所で定めた運営規程と異なる内容が重要事項説明書に記載され
ていないか確認してください。
【 運 営 規 程 の 概 要 】( 重 要 事 項 説 明 書 に 記 載 さ れ て い る か 確 認 し ま す )
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
行動援護
重度障害者等包括支援
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 営業日及び営業時間
□ 指定居宅介護等の内容並びに支給決定障害者等から受領する費用の種類及びその額
□ 通常の事業の実施地域
□ 緊急時等における対応方法
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
- 6 -
生活介護
自 立 訓 練( 生 活・機 能 )
就労移行支援
就 労 継 続 支 援 A 型・B 型
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 営業日及び営業時間
□ 利用定員
□ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額
□ 通常の事業の実施地域
□ サービス利用に当たっての留意事項
□ 緊急時等における対応方法
□ 非常災害対策
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
療養介護
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 利用定員
□ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額
□ サービス利用に当たっての留意事項
□ 緊急時等における対応方法
□ 非常災害対策
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
短期入所
共同生活援助
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 入居(利用)定員
□ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額
□ 入居(利用)に当たっての留意事項
□ 緊急時等における対応方法
□ 非常災害対策
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
- 7 -
外部サービス利用型共同生活援助
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 入居定員
□ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額
□ 受託居宅介護サービス事業者及び受託居宅介護サービス事業所の名称及び所在地
□ 入居に当たっての留意事項
□ 緊急時等における対応方法
□ 非常災害対策
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
施設入所支援
□ 指定障害者支援施設等の目的及び運営の方針
□ 提供する施設障害福祉サービスの種類
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 昼間実施サービスに係る営業日及び営業時間
□ 提供する施設障害福祉サービスの種類ごとの利用定員
□ 提 供 す る 施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 種 類 ご と の 内 容 並 び に 支 給 決 定 障 害 者 か ら 受 領 す る 費 用 の種 類 及 び そ の 額
□ 昼間実施サービスに係る通常の事業の実施地域
□ サービスの利用に当たっての留意事項
□ 緊急時等における対応方法
□ 非常災害対策
□ 提 供 す る 施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 種 類 ご と に 主 た る 対 象 と す る 障 害 の 種 類 を 定 め た 場 合 に は当 該 障 害 の 種 類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
一般相談支援
特定相談支援
□ 事業の目的及び運営の方針
□ 従業者の職種、員数及び職務の内容
□ 営業日及び営業時間
□ サービスの提供方法及び内容並びに対象となる障害者等から受領する費用及びその額
□ 通常の事業の実施地域
□ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類
□ 虐待の防止のための措置に関する事項
□ その他運営に関する重要事項
- 8 -
※2「従業者の勤務体制」
運 営 規 程 の 概 要 と し て 説 明 す る 従 業 者 の 職 種 、員 数 及 び 職 務 の 内 容 に 加 え 、
常勤・非常勤の別について分かりやすく記載します。非常勤の従業者の勤務
時間も可能な限り明らかにしておきます。
※3「事故発生時の対応」
サービス提供中に事故が発生した場合の対応を説明します。家族等や事業
所内での連絡体制、対応責任者等の他、損害賠償に関する事項等について明
らかにしておきます。
※4「苦情処理の体制」
相談窓口、苦情解決の体制及び手順等の概要を明らかにしておきます。相
談窓口には事業所における窓口の他、行政の窓口(名古屋市の場合は市役所
障 害 者 支 援 課 指 導 係 )、愛 知 県 運 営 適 正 化 委 員 会 の 窓 口 等 も 明 ら か に し て お き
ます。
※5「加算の届出状況」
加算の算定に際し、あらかじめ名古屋市に届出たものについて、当該届出
た事項を事業所内に掲示します。
( 初 回 加 算 、初 期 加 算 等 の 事 前 の 届 出 を 要 し
な い 加 算 の 掲 示 は 任 意 で す 。)
- 9 -
第2
利用申込時に留意すること
1 受給資格の確認
事 業 者 が 利 用 申 込 者 に 対 し て 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス を 提 供 す る 場 合 は 、利 用 申
込 者 か ら 受 給 者 証 の 提 示 を 受 け 、支 給( 給 付 )決 定 の 有 無 、支 給( 給 付 )決 定 の
有 効 期 間 、支 給( 給 付 )量 、利 用 者 負 担 額 及 び 利 用 者 負 担 額 の 適 用 期 間 を 確 か め
なければなりません。
受 給 資 格 は 必 ず 受 給 者 証 の 原 本 で 確 認 し 、原 則 、サ ー ビ ス 提 供 を 行 う 事 業 所 の
責任において確認します。
サ ー ビ ス 提 供 に 必 要 な 支 給( 給 付 )決 定 が な い 場 合 は 、利 用 者 申 込 者 に 対 し て
支 給( 給 付 )決 定 が 必 要 な こ と 等 を 案 内 し 、支 給( 給 付 )申 請 に 係 る 必 要 な 援 助
(窓口の案内、支援者との連携、申請の代行等)を行わなければなりません。
2 内容及び手続の説明及び同意
(1)重要事項説明書の説明、同意及び交付
事業者はサービス提供の開始に際し、利用申込者に対し、重要事項等につい
て、利用者の障害の特性に応じ、適切に配慮されたわかりやすい説明書等の文
書 (「 重 要 事 項 説 明 書 」) を 交 付 し て 懇 切 丁 寧 に 説 明 を 行 い 、 利 用 者 か ら サ ー ビ
ス提供に係る同意を得なければなりません。
なお、事業者・利用者双方の保護の立場から書面によって確認することが望
ましいとされているため、説明者、利用申込者(代理人等がある場合は代理人
等を含む)及び説明・同意年月日を重要事項説明書上で明らにしておきます。
(2)サービス提供に係る契約
サービス提供に係る契約が成立した際は、①当該事業の経営者の名称及び主
たる事業所の所在地、②当該事業の経営者が提供するサービスの内容、③サー
ビスの提供につき利用者が支払うべき額に関する事項、④サービスの提供開始
年月日、⑤サービスに係る苦情を受け付けるための窓口を示した文書を交付す
る 必 要 が あ る こ と( ① ④ 以 外 は 重 要 事 項 説 明 書 に て 既 に 交 付 済 み )、そ の 他 契 約
事項(例えば契約解除に関する事項など)を明らかにしておくために、契約書
面を作成し双方取り交わすことが望まれます。
3 契約支給量等の受給者証への記載
事 業 者 は サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と と な っ た 場 合 は 、受 給 者 証 の 該 当 欄( 名 古 屋
市 の 場 合 は 「 事 業 者 記 入 欄 別 冊 」 と し て 交 付 し て い ま す 。) に 事 業 所 の 名 称 、 サ
ー ビ ス の 内 容 、 月 当 た り の 提 供 量 ( 契 約 支 給 量 )、 契 約 日 等 の 必 要 な 事 項 を 記 載
します。
他 の 事 業 者 に よ る 契 約 支 給 量 の 記 載( 終 了 年 月 日 が 未 記 載 の も の に 限 る )が あ
る場合は、契約支給量の総量が支給決定量を超えていないことを確認します。
- 10 -
な お 、サ ー ビ ス 提 供( 契 約 )が 終 了 し た 場 合 に は そ の 年 月 日 を 、月 途 中 で 終 了
した場合には当該月で既に提供したサービスの量(日数)を記載します。
ま た 、記 載 し た 内 容 は 受 給 資 格 の 内 容 と あ わ せ て フ ェ イ ス シ ー ト 、個 別 支 援 計
画等に記録する等いつでも確認できるようにしておきます。
【記載に当たっての留意点】
○事業者確認印について
印 影 は 任 意 の も の で 構 い ま せ ん が 、事 業 所 名 を 特 定 す る こ と が で き る も の と
します。
○サービスの内容について(居宅介護、重度訪問介護)
居 宅 介 護 に つ い て は 「 居 宅 身 体 」「 居 宅 家 事 」「 通 院 等 介 助 」「 通 院 等 乗 降 介
助」の区分毎に契約支給量の記載が必要です。
重 度 訪 問 介 護 に つ い て は 契 約 支 給 量 の 総 数 を「 重 度 訪 問 介 護 」と し て 記 載 し 、
その内、外出介助に係る時間を「加算移動」の区分として記載します。
<記載例>
重 度 訪 問 介 護 ( 契 約 支 給 量 140 時 間 の 内 、 外 出 介 助 20 時 間 ) の 場 合
番
号
訪問系サービス事業者記入欄
株式会社 はちまるケア
はちまる介護ステーション
事 業 者 及 び そ の
事 業 所 の 名 称
サ ー ビ ス 内 容
契
約
1 契
支
給
約
量
日
重度訪問介護重度包括支援
月 140 時 間
分
平 成 27 年 4 月 1 日
当 該 契 約 支 給 量 に よ る
サ ー ビ ス 提 供 終 了 日
年
月
日
事業者確認印
は ち ま る 介 護
ステーション印
事業者確認印
サービス提供終了月中の
終了日までの既提供量
株式会社 はちまるケア
はちまる介護ステーション
事 業 者 及 び そ の
事 業 所 の 名 称
サ ー ビ ス 内 容
契
2 契
約
支
約
給
量
日
当 該 契 約 支 給 量 に よ る
サ ー ビ ス 提 供 終 了 日
重度訪問介護 加算移動
月
20 時 間
分
平 成 27 年 4 月 1 日
年
月
日
事業者確認印
は ち ま る 介 護
ステーション印
事業者確認印
サービス提供終了月中の
終了日までの既提供量
4 契約支給量の報告
事業者はサービスの利用に係る契約をしたときは契約支給量等を市町村に遅
滞 な く 報 告 し な け れ ば な り ま せ ん が 、報 告 先 が 名 古 屋 市 の 場 合 で あ っ て 介 護 給 付
費 等 の 請 求 を 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 へ 電 子 請 求 す る 場 合 は 、請 求 デ ー タ 等 が 報
告を兼ねることとなりますので書面での報告を省略できます。
- 11 -
5 提供拒否の禁止
事 業 者 は 、次 の 正 当 な 理 由 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 を 除 き 、利 用 申 込 み に 応
じ な け れ ば な り ま せ ん ( 応 諾 義 務 )。
[提供を拒むことができる正当な理由]
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
行動援護
①事業所の現員からは利用申込に応じきれない場合
②利用申込者の居住地が当該事業所の通常の事業の実施地域外である場合
③事業所の運営規程において主たる対象とする障害の種類を定めている場合
で あ っ て 、こ れ に 該 当 し な い 者 か ら 利 用 申 込 み が あ っ た 場 合 、そ の 他 利 用 申
込者に対し自ら適切なサービスを提供することが困難な場合
④入院治療が必要な場合
地域移行支援
地域定着支援
計画相談支援
①事業所の現員からは利用申込に応じきれない場合
② 利 用 申 込 者 の 入 所 又 は 入 院 す る 障 害 者 支 援 施 設 等 又 は 精 神 科 病 院( 地 域 定 着
支 援 、計 画 相 談 支 援 の 場 合 は 居 住 地 )が 当 該 事 業 所 の 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域
外である場合
③事業所の運営規程において主たる対象とする障害の種類を定めている場合
であって、これに該当しない者から利用申込みがあった場合
④その他利用申込者に対し自ら適切なサービスを提供することが困難な場合
障害者支援施設
①指定障害者支援施設等の利用定員を超える利用申込があった場合
②入院治療の必要がある場合
③指定障害者支援施設等が提供する施設障害福祉サービスの主たる対象とす
る 障 害 の 種 類 を 定 め て い る 場 合 、そ の 他 利 用 者 に 対 し 自 ら 適 切 な 施 設 障 害 福
祉サービスを提供することが困難な場合
上記以外の障害福祉サービス
①事業所の現員からは利用申込に応じきれない場合
②事業所の運営規程において主たる対象とする障害の種類を定めている場合
で あ っ て 、こ れ に 該 当 し な い 者 か ら 利 用 申 込 み が あ っ た 場 合 、そ の 他 利 用 申
込者に対し自ら適切なサービスを提供することが困難な場合
③入院治療が必要な場合
- 12 -
6 サービス提供困難時の対応
事 業 者 は 、利 用 申 込 者 に 対 し 自 ら 適 切 な サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と が 困 難 で あ る
と 認 め た 場 合 に は 、他 の 事 業 者 の 紹 介 や 基 幹 相 談 支 援 セ ン タ ー と の 連 携 を 図 る な
ど、利用申込者の意向に沿って必要な措置を講じなければなりません。
- 13 -
第3
サービス提供に際して必要なこと
各 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 提 供 は 、利 用 者 が 自 立 し た 日 常 生 活 又 は 社 会 生 活 を 営 む
こ と が で き る よ う 、利 用 者 の 意 向 、適 性 、障 害 の 特 性 そ の 他 の 事 情 に 応 じ 、常 に
利用者の立場に立って効果的に行うように努めなければなりません。
1 心身の状況等の把握
事 業 者 は 利 用 者 の 心 身 の 状 況 、そ の 置 か れ て い る 環 境 、他 の 保 健 医 療 サ ー ビ ス
又は福祉サービスの利用状況等の把握に努めなければなりません。
把 握 し た 内 容 は 書 面( フ ェ イ ス シ ー ト )に 記 録 し 、状 況 等 の 変 化 が あ っ た 場 合
には適宜情報を更新しましょう。
な お 、心 身 の 状 況 等 に つ い て は 利 用 者 か ら の 聞 き 取 り や 、提 供 を 受 け た 書 面 等
で把握することが基本ですが、利用者以外の者から情報を得ようとする場合は、
利用者の同意を得ることに留意します。
2 個別支援計画の作成等
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
行動援護
サービス提供責任者は利用者の日常生活全般の状況及び希望等を踏まえて具
体的なサービス内容等を記載した居宅介護計画(重度訪問介護計画、同行援護
計 画 、行 動 援 護 計 画 も 同 じ 。以 下 ま と め て 居 宅 介 護 計 画 等 と い う 。)を 作 成 し な
ければなりません。
①アセスメントの実施
サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、居 宅 介 護 計 画 等 の 作 成 に 当 た っ て は 、利 用 者 の 状 況
を 把 握・分 析 し 、居 宅 介 護 等 の 提 供 に よ っ て 解 決 す べ き 課 題 を 明 ら か に し ま す 。
②居宅介護計画等の作成
サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、ア セ ス メ ン ト に 基 づ い て 援 助 の 方 向 性 や 目 標 を 明 確
に し 、担 当 す る 従 業 者 の 氏 名( 報 酬 減 算 の 対 象 と な る ヘ ル パ ー の 場 合 は そ の 旨
を 含 み ま す )、 従 業 者 が 提 供 す る サ ー ビ ス の 具 体 的 内 容 、 所 要 時 間 、 日 程 等 を
明らかにします。
な お 、居 宅 介 護 計 画 書 の 様 式 に つ い て 、事 業 所 ご と に 定 め る も の で 構 い ま せ
ん。
ま た 、 行 動 援 護 に つ い て は 、 平 成 30 年 度 よ り 支 援 計 画 シ ー ト 等 作 成 さ れ て
い な い 場 合 、当 該 計 画 に 係 る 介 護 給 付 費 が 減 算 対 象 と な り ま す( 支 援 計 画 シ ー
ト 等 未 作 成 減 算 )。
③利用者及びその家族への説明
サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、居 宅 介 護 計 画 等 の 目 標 や 内 容 等 に つ い て は 、利 用 者
及びその家族に、理解しやすい方法で説明を行います。
- 14 -
ま た 、サ ー ビ ス 提 供 が 開 始 さ れ た 後 も 、そ の 実 施 状 況 や 評 価 に つ い て の 説 明
を行う必要があります。
④利用者等への交付
サービス提供責任者は、居宅介護計画等を作成した際には遅滞なく(正当、
合理的な理由がない限りすぐに)利用者に交付しなければなりません。
⑤居宅介護計画等の実施状況の把握
サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、他 の 従 業 者 の 行 う サ ー ビ ス が 居 宅 介 護 計 画 等 に 沿 っ
て 実 施 さ れ て い る か に つ い て 把 握 す る と と も に 、他 の 従 業 者 に 対 し て サ ー ビ ス
提供に係る助言、指導等を行うなど必要な管理を行わなければなりません。
⑥居宅介護計画等の変更
サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、当 初 の 居 宅 介 護 計 画 で 定 め た サ ー ビ ス 提 供 内 容 や 提
供 時 間 が 、実 際 の サ ー ビ ス 提 供 と 合 致 し な い 場 合 は 、速 や か に 居 宅 介 護 計 画 等
を見直し、変更を行うことが必要です。
居 宅 介 護 計 画 等 の 内 容 を 変 更 す る 場 合 は 、再 度 ① ~ ④ の 手 順 に 沿 っ て 変 更 し
ます。
⑦モニタリング等の実施
事 業 者 は 、サ ー ビ ス が 漫 然 か つ 画 一 的 に 提 供 さ れ る こ と が な い よ う 、提 供 し
たサービスについては目標達成の度合いや利用者の満足度等について常に評
価 を 行 い 、居 宅 介 護 計 画 等 の 見 直 し を 行 う な ど 、サ ー ビ ス の 改 善 を 図 る よ う に
します。
療養介護
生活介護
共同生活援助(外部サービス利用型を含む)
自立訓練(機能訓練・生活訓練)
就労移行支援
就労継続支援A型・B型
障害者支援施設
事 業 者 又 は 施 設 は 個 別 支 援 計 画 に 基 づ き 、利 用 者 の 状 況 に 応 じ た 適 切 な 支 援 を
行 う と と も に 、サ ー ビ ス の 提 供 が 漫 然 か つ 画 一 的 な も の と な ら な い よ う 配 慮 し な
け れ ば な ら ず 、利 用 者 又 は そ の 家 族 に 対 し 、支 援 上 必 要 な 事 項( 個 別 支 援 計 画 の
目 標 及 び 内 容 の ほ か 、 行 事 及 び 日 課 等 も 含 ま れ ま す 。) に つ い て 理 解 し や す い よ
うに説明する義務があります。
ま た 、個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 関 す る 業 務 は 、サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 が 担 当 し な け
ればなりません。
個 別 支 援 計 画 は 次 の 手 順 に 沿 っ て 作 成 し ま す が 、い ず れ の 手 順 が 欠 け た 場 合 で
も 、当 該 計 画 に 係 る 介 護( 訓 練 等 )給 付 費 が 減 算 対 象 と な り ま す( 個 別 支 援 計 画
未 作 成 減 算 )。
①アセスメントの実施
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、適 切 な 方 法 に よ り 、利 用 者 に つ い て 、そ の 有 す る 能
- 15 -
力 、そ の 置 か れ て い る 環 境 及 び 日 常 生 活 全 般 の 状 況 等 の 評 価 を 通 じ て 利 用 者 の
希 望 す る 生 活 や 課 題 等 の 把 握( ア セ ス メ ン ト )を 行 い 、利 用 者 が 自 立 し た 日 常
生活を営むことができるように支援する上での適切な支援内容の検討をしま
す。
アセスメントに当たっては、利用者に面接して行わなければなりませんが、
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、面 接 の 趣 旨 を 利 用 者 に 対 し て 十 分 に 説 明 し 、理 解 を 得
て行います。
②個別支援計画原案の作成
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、ア セ ス メ ン ト 及 び 支 援 内 容 の 検 討 結 果 に 基 づ き 、次
の事項が記載された個別支援計画の原案を作成します。
□「利用者及びその家族の生活に対する意向」
□「総合的な支援の方針」
□「生活全般の質を向上させるための課題」
□「サービスの目標及びその達成時期」
□「サービスを提供する上での留意事項」
等
上 記 以 外 に も 、事 業 所 が 提 供 す る サ ー ビ ス 以 外 の 保 健 医 療 サ ー ビ ス 又 は そ の
他の福祉サービス等との連携も含めて位置付けるよう努めます。
③会議の開催
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 係 る 会 議( 事 業 所 に お い て サ
ー ビ ス 提 供 に 当 た る 担 当 者 を 招 集 し て 行 い ま す )を 開 催 し 、個 別 支 援 計 画 の 原
案の内容について意見を求めます。
会議の概要や担当者からの意見等はできるだけ記録に残すよう努めます。
④個別支援計画原案の利用者又はその家族への説明・同意
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、個 別 支 援 計 画 の 原 案 の 内 容 に つ い て 利 用 者 又 は そ の
家族に対して説明し、文書により利用者の同意を得ます。
⑤個別支援計画の利用者への交付
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、利 用 者 等 の 同 意 の 上 、個 別 支 援 計 画 を 作 成 し ま す が 、
当該個別支援計画は利用者に交付しなければなりません。
⑥モニタリングの実施と個別支援計画の見直し
サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、利 用 者 に つ い て の 継 続 的 な ア セ ス メ ン ト を 実 施 す る
と と も に 個 別 支 援 計 画 の 実 施 状 況 の 把 握 を 行 い ま す 。( モ ニ タ リ ン グ )
モ ニ タ リ ン グ に 当 た っ て は 、利 用 者 及 び そ の 家 族 等 と の 連 絡 を 継 続 的 に 行 っ
た 上 で 、定 期 的 に 利 用 者 に 面 接 し 、定 期 的 に モ ニ タ リ ン グ の 結 果 を 記 録 し て お
かなければなりません。
そ の う え で 、少 な く と も 6 月( 自 立 訓 練( 機 能・生 活 )と 就 労 移 行 支 援 は 3
月 )に 1 回 以 上 、個 別 支 援 計 画 の 見 直 し を 行 い 、必 要 に 応 じ て 個 別 支 援 計 画 の
変更を行います。
- 16 -
(1)サービス等利用計画との関係
障害福祉サービスに係る支給決定を受ける者は、特定相談支援事業者により
サービス等利用計画の案(総合的な援助の方針、生活全般の解決すべき課題、
提供されるサービスの目標及びその達成時期、サービスの種類・内容・量等が
記載)が作成され、支給決定を受けた後には、当該支給決定を踏まえたサービ
ス等利用計画が作成されることとなります。
当該サービス等利用計画においては、サービス等利用計画案の内容に加えサ
ービスを提供する者などが記載されることとなります。
したがって、障害福祉サービスに係る個別支援計画においては、サービス等
利用計画との整合を図りつつ作成することも肝要となりますので、特定相談支
援事業者との連携に努めます。
(2)暫定支給決定期間に係る個別支援計画
自立訓練(機能訓練・生活訓練)
就労移行支援
就労継続支援A型
通常、上記の障害福祉サービスについては、支給決定において本来の支給決
定期間に加え、暫定支給決定期間(支給決定日から2ヶ月間)が設定され受給
者証に記載されます。
暫定支給決定期間は当該事業の継続利用についての利用者の最終的な意向の
確認及び当該事業の利用が適切かどうかの客観的な判断を行うための期間とさ
れていることから、当該サービスを提供する事業所は、暫定支給決定期間中の
サービス提供について評価を実施することとなります。
具体的には、暫定支給決定期間に係る個別支援計画に基づきサービスを提供
し、暫定支給決定期間が終了する2週間前までに暫定支給決定期間中のサービ
スに関する支援実績及び評価結果をとりまとめ、支給決定を行った区役所(支
所 )・ 保 健 所 へ 報 告 書 を 提 出 し ま す 。
事業所が実施した評価において、継続が適当であるとの結果であり、利用者
から特段のサービス提供を継続しない旨の意思表示がない限りは本来の支給決
定期間にて支給決定がなされることとなります。
(サービスを継続する場合は受
給者証の再交付等は行われません)
( 注 ) 平 成 27 年 10 月 以 降 は 、 原 則 と し て 暫 定 支 給 決 定 を 行 う こ と と な り ま す 。
3 サービスの提供に関する記録
(1)サービスの提供の記録と利用者の確認(計画相談支援を除く)
事業者は、事業者及び利用者が、その時点でのサービスの利用状況を把握で
きるようにするため、サービスを提供した際には、サービスの提供日、サービ
スの具体的内容、実績時間数、利用者負担額等の利用者へ伝達すべき必要な事
項 を 、サ ー ビ ス の 提 供 の 都 度 記 録 し 、利 用 者 の 確 認 を 求 め な け れ ば な り ま せ ん 。
利用者の確認に際しては自署又は押印を求めます。
- 17 -
療養介護、施設入所支援(利用者が当該施設において一体的に利用する日中
活 動 サ ー ビ ス を 含 む )、共 同 生 活 援 助( 外 部 サ ー ビ ス 利 用 型 を 含 む )の 提 供 に つ
いては、一定期間経過後であっても利用者の確認が困難ではなく、外泊など通
常と異なる利用が生じた場合はその都度確認するといった方法を併用すること
で対応が可能と判断される場合は、一月分を月末又は翌月初旬に一括して記録
し確認を求めても差し支えありません。
な お 、記 録 様 式 は 原 則 と し て 国 が 定 め る「 サ ー ビ ス 提 供 実 績 記 録 票 」
(ウェル
ネットなごやに掲載)を用いることとします。
また、個別支援計画等の実施状況を把握・確認するために、別途サービス提
供の詳細に係る記録(居宅介護従業者が作成する提供記録、施設において作成
する日報・日誌等)を作成するよう努めます。
(2)受託居宅介護サービス提供の実施状況の把握
外部サービス利用型指定共同生活援助事業所は、受託居宅介護サービス事業
者に受託居宅介護サービス提供の日時、時間、具体的なサービスの内容等を文
書により報告させ、受託居宅介護サービス提供の実施状況を把握する必要があ
ります。
(3)介護給付費・訓練等給付費に係る加算の算定に必要な記録の整備
介護給付費・訓練等給付費の算定において加算を算定する場合、事前に届出
が必要なものの他、当該加算の算定要件として記録の作成が求められるものが
あります。また、記録の作成が求められない場合においても、加算の算定に必
要とされる支援等の内容を明らかにするため、支援等の内容に係る記録は必ず
作成しておきます。
なお、記録に係る特定の様式はありません(栄養マネジメント加算のように
実 施 手 順 に 併 せ て 様 式 の 例 が 示 さ れ て い る 加 算 は あ り ま す )。各 事 業 所 で 使 用 す
る既存の書面を活用する他、各事業所の実態に合わせた様式を作成することも
可能です。算定頻度の高い加算があれば事業所において記入方法を定めておく
ことも肝要です。
(4)主な加算の算定要件と報酬返還に至った事例
加算の算定には、報酬に関する国の告示や通知等で示された全ての要件(条
件 )を 満 た す 必 要 が あ り ま す の で 、必 ず 確 認 し た う え で 行 っ て く だ さ い 。
(加算
の 算 定 要 件 が 複 数 あ る 場 合 は 、 一 つ で も 要 件 が 欠 け た 場 合 は 算 定 で き ま せ ん 。)
記録が作成されていないことや個別支援計画への位置づけがされていないこ
と等による報酬返還が多く見られます。
また、主な加算の算定要件と報酬返還に至った事例は次のとおりです。
- 18 -
○初回加算
【サービス種別】
居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護
【報酬告示】
新規に居宅介護計画を作成した利用者に対して、サービス提供責任者が初回
若しくは初回の指定居宅介護等を行った日の属する月に指定居宅介護等を行っ
た場合又は当該指定居宅介護事業所等のその他の居宅介護従業者が初回若しく
は初回の指定居宅介護等を行った日の属する月に指定居宅介護等を行った際に
サービス提供責任者が同行した場合に、1 月につき所定単位数を加算する。
【留意事項通知】
1
本加算は、利用者が過去 2 月に、当該指定居宅介護事業所等から指定居宅
介護等の提供を受けていない場合に算定されるものである。
2
サービス提供責任者が、居宅介護に同行した場合については、指定居宅介
護 サ ー ビ ス 基 準 第 19 条 に 基 づ き 、同 行 訪 問 し た 旨 を 記 録 す る も の と す る 。ま
た、この場合において、当該サービス提供責任者は、居宅介護に要する時間
を通じて滞在することは必ずしも必要ではなく、利用者の状況等を確認した
上で、途中で現場を離れた場合であっても、算定は可能である。
【主なQ&A】
○この場合の「2 月」とは歴月(月の初日から月の末日まで)によるものとす
る。
例 )4 月 15 日 に 利 用 者 に サ ー ビ ス 提 供 を 行 っ た 場 合 、初 回 加 算 が 算 定 で き る
のは、同年の 2 月 1 日以降に当該事業所からサービス提供を受けていない場
合となる。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○サービス提供責任者の同行記録が存在しなかった。
○居宅介護計画の作成のないままサービス提供を開始していた。
- 19 -
○欠席時対応加算
【サービス種別】
生 活 介 護 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 就 労 移 行 支 援 、 就 労
継続支援 A 型、就労継続支援 B 型
【報酬告示】
事業所において、利用者が、あらかじめ事業所の利用を予定していた日に、
急病等によりその利用を中止した場合において、事業所従業者が、利用者又は
その家族等との連絡調整その他の相談援助を行うとともに、利用者の状況、相
談援助の内容等を記録した場合に、1月につき4回を限度として、所定単位数
を算定する。
【留意事項通知】
1
加算の算定に当たっては、急病等によりその利用を中止した日の前々日、
前日、当日に中止の連絡があった場合について算定可能とする。
2
「利用者又はその家族等との連絡調整その他の相談援助を行う」とは、電
話等により利用者の状況を確認し、引き続き事業所の利用を促すなどの相談
援助を行うとともに、当該相談援助の内容を記録することであり、直接の面
会や自宅への訪問等を要しない。
【主なQ&A】
○急病等によりその利用を中止した日の2営業日前までの間に中止の連絡が
あった場合について算定可能とする。
○ 本 加 算 を 算 定 す る 場 合 は 、 キ ャ ン セ ル 料 等 の 徴 収 は 行 わ な い こ と す る 。( 食
材料費等に対するキャンセル料は除く)
指摘、報酬返還に至った主な事例
○ 相 談 援 助 の 内 容 の 記 録 を 残 し て い な い 。(「 欠 席 」 の み の よ う な 記 録 は 返 還 。)
○2営業日より前の欠席の連絡で算定していた。
- 20 -
○施設外就労加算
【サービス種別】
就労継続支援 A 型、就労継続支援 B 型
【報酬告示】
事 業 所 に お い て 、月 の 利 用 日 数 か ら 事 業 所 内 に お け る 必 要 な 支 援 等 ※ 1 を 行 う た
めの2日を除く日数を限度として、別に厚生労働大臣が定める基準※2 を満たし、
企業及び官公庁等で作業を行った場合に、施設外就労利用者の人数に応じ、1日
につき所定単位数を加算する。
厚生労働大臣が定める基準※2
次のいずれの基準にも該当すること。
1
就労支援単位ごとに実施すること。
2
施設外就労加算の算定対象となる利用者数の合計数が、利用定員の10
0分の70以下であること。
3
一就労支援単位ごとに職員を配置することとし、就労支援単位ごとの職
員の数が、常勤換算方法で、以下に掲げる数以上とすること。
( 1 ) サ ー ビ ス 費 ( Ⅰ ) の 場 合 は 、 施 設 外 就 労 利 用 者 の 数 を 7.5 で 除 し た 数
以上
( 2 )サ ー ビ ス 費( Ⅱ )の 場 合 は 、施 設 外 就 労 利 用 者 の 数 を 10 で 除 し た 数 以
上
【留意事項通知】
「事業所内における必要な支援等」※1 とは、具体的には次のとおりである。
1
サービス管理責任者及び施設外就労の場に同行する支援職員と各利用者
による施設外就労における就労状況や環境状況等に関する共通理解の確立
2
1を踏まえ、各利用者の施設外就労における問題点の把握・調整及び今
後の施設外就労の継続の可否の検討
3
施設外就労を実施する場合における各利用者の個別支援計画の実施状況
及び目標の達成状況の確認並びに個別支援計画の必要な見直しのために必
要な援助
4
その他必要な支援
- 21 -
【主な通知】
○就労移行支援事業、就労継続支援事業(A型、B型)における留意事項につ
いて
( 平 成 19 年 4 月 2 日
障 障 発 第 0402001 号
各 都 道 府 県 障 害 保 健 福 祉 主 幹 部( 局 )
長宛厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長通知)
《概要》
1
施設外就労を行うユニットについて、1ユニットあたりの利用者数に対し
て、人員配置(最低)基準上又は報酬算定上必要とされる人数の職員を配置
するとともに、事業所内においても施設外就労を除いた利用者の人数に対し
て人員配置(最低)基準上又は報酬算定上必要とされる人数の職員を配置す
ること。
( 例 ) 事 業 所 内 で の 平 均 利 用 者 数 16 名 、 施 設 外 就 労 利 用 者 4 名 ( 1 か 所 )
7.5: 1 の 場 合 の 職 業 指 導 員 、 生 活 支 援 員 の 総 数
事 業 所 内 に 16/7.5=2.2 名 ( 小 数 点 第 2 位 切 り 上 げ )、 施 設 外 に 1 名 必 要
2
施設外就労の提供が運営規程に位置づけられ、当該就労について規則を設
けること。
3
施設外就労を含めた個別支援計画が事前に作成され、就労能力や工賃の向
上及び一般就労への移行に資すると認められること。
4
緊急時の対応ができること。
5
施設外就労先の企業とは請負作業に関する契約を締結すること。
(施設外就
労先で請負う作業が、施設外就労先の企業が行っている業務とは全く関係の
な い 内 容 で あ る の は 適 切 で な い 。)
( 1 )請 負 契 約 の 中 で 、作 業 の 完 成 に つ い て の 財 政 上 及 び 法 律 上 す べ て の 責 任
は事業所を運営する法人が負う者であることが明確にされていること。
( 2 )施 設 外 就 労 先 か ら 支 払 わ れ る 報 酬 は 、完 成 さ れ た 作 業 の 内 容 に 応 じ て 算
定されるものであること。
( 3 )施 設 外 就 労 先 の 企 業 か ら 作 業 に 要 す る 機 械 、設 備 等 を 借 り 入 れ る 場 合 に
は 、賃 貸 借 契 約 又 は 使 用 賃 借 契 約 が 締 結 さ れ て い る こ と 。ま た 、材 料 等 の
供 給 を 受 け る 場 合 に は 、代 金 の 支 払 い 等 の 必 要 な 事 項 に つ い て 明 確 な 定 め
を置くこと。
6
請け負った作業は、利用者と施設外就労先企業の従業員が共同で処理しな
いなど、施設外就労先企業から独立して行い、請け負った作業の利用者に対
する必要な指導等は、施設外就労先企業ではなく、事業所が自ら行うこと。
7
施設外就労利用者は、月の利用日数のうち最低2日は、事業所内において
訓練目標に対する達成度の評価等を行うこと。
8
利用者と事業所との関係は事業所の施設内で行われる作業の場合と同様で
あること。
9
施設外就労に随行する支援員は就労先企業等の協力を得て以下の業務を行
うこと。
- 22 -
(1)障害者の作業程度、意向、能力等の状況把握
(2)委託企業の選定及び委託企業における作業の実施に向けての調整
(3)作業指導等、対象者が施設外支援を行うために必要な支援
(4)施設外支援についてのノウハウの蓄積及び提供
(5)委託先企業や対象者の家族との連携
指摘、報酬返還に至った主な事例
○施設外就労について、個別支援計画への位置付けがない。
○業務委託契約の内容が明確でない。
○利用者の就労能力や賃金の向上に資すると認められない状況が(当初から)
続いている。
- 23 -
○福祉専門職員配置等加算
【サービス種別】
療 養 介 護 、 生 活 介 護 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 宿 泊 型 自
立訓練、就労移行支援、就労継続支援 A 型、就労継続支援 B 型、共同生活援助
(介護サービス包括型・外部サービス利用型)
【報酬告示】
・福祉専門職員配置等加算(Ⅰ)
生活支援員として常勤で配置されている従業者のうち、社会福祉士、介護福
祉 士( 又 は 精 神 保 健 福 祉 士 ※ 1 )で あ る 従 業 者 の 割 合 が 1 0 0 分 の 3 5 以 上 で あ
るものとして都道府県知事に届け出た事業所において、1日につき所定単位数
を加算する。
・福祉専門職員配置等加算(Ⅱ)
生活支援員として常勤で配置されている従業者のうち、社会福祉士、介護福
祉 士( 又 は 精 神 保 健 福 祉 士 ※ 1 )で あ る 従 業 者 の 割 合 が 1 0 0 分 の 2 5 以 上 で あ
るものとして都道府県知事に届け出た事業所において、1日につき所定単位数
を加算する。
・福祉専門職員配置等加算(Ⅲ)
生活支援員として配置されている従業者のうち、常勤で配置されている従業
者の割合が100分の75以上であること又は常勤で配置されている従業者の
うち3年以上従事※2している従業者の割合が100分の30以上であるもの
として都道府県知事に届け出た事業所において、1日につき所定単位数を加算
する。
※1
サービスの種類によっては、算定できないものがある。
【留意事項通知】
1
福 祉 専 門 職 員 配 置 等 加 算 ( Ⅰ )( Ⅱ )
「 常 勤 で 配 置 さ れ て い る 従 業 者 」と は 、正 規 又 は 非 正 規 雇 用 に 係 わ ら ず 、各 事
業所において定められる常勤の従業者が勤務すべき時間数に達している従業者
をいう。
2
福祉専門職員配置等加算(Ⅲ)
「3年以上従事」※2とは、加算の申請を行う前月の末日時点における勤続年
数とし、勤続年数の算定に当たっては、当該事業所における勤続年数に加え同
一法人の経営する他の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため
の 法 律 に 定 め る 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 を 行 う 事 業 所 ( 旧 法 施 設 を 含 む 。)、 精 神
障害者生活訓練施設、精神障害者授産施設、精神障害者福祉ホーム、小規模通
所授産施設、地域生活支援事業の地域活動支援センター等、障害者就業・生活
- 24 -
支援センター、児童福祉法に規定する障害児通所支援事業を行う事業所、障害
児入所施設、病院、社会福祉施設等においてサービスを利用者に直接提供する
職員として勤務した年数を含めることができるものとする。
ま た 、当 該 勤 務 年 数 の 算 定 に つ い て は 、非 常 勤 で 勤 務 し た 期 間 も 含 め る こ と と
する。
【主なQ&A】
○「 常 勤 で 配 置 さ れ て い る 従 業 者 」の 常 勤 と は 、各 事 業 所 に お い て 定 め ら れ る
常 勤 の 従 業 者 が 勤 務 す べ き 時 間 数 に 達 し て い る 従 業 者 で あ り 、 正 規 ・非 正 規 の
別は問わない。
○ 事 業 所 の 合 併 又 は 別 法 人 に よ る 事 業 継 承 の 場 合 で あ っ て 、当 該 施 設・事 業 所
の 職 員 に 変 更 が な い な ど 、事 業 所 が 実 質 的 に 継 続 し て い る と 認 め ら れ る と き は 、
勤続年数の通算も可能。しかし、いわゆるグループ法人は通算不可。
○ Ⅲ に つ い て は 、 常 勤 換 算 に よ り 常 勤 で 配 置 さ れ て い る 従 業 者 の 割 合 が 75%
以上であればよい。
【 例 】 職 員 総 数 ( 常 勤 換 算 ) 10 人
うち常勤職員
8人
→ 常 勤 職 員 の 割 合 80%
○ 管 理 者 に 関 し て は 、管 理 業 務 に 支 障 の な い 範 囲 で 直 接 処 遇 職 員 と の 同 時 並 行
的 勤 務 が 可 能 で あ る た め 、直 接 処 遇 職 員 の 勤 務 を 行 う 時 間 が 常 勤 の 従 業 者 が 勤
務 す べ き 時 間 に 達 し て い る 場 合 は 、常 勤 の 従 業 者 と し て 計 上 し て 差 し 支 え な い 。
常 勤 の サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 に つ い て は 、直 接 処 遇 職 員 と の 兼 務 が 認 め ら れ て
いないため、当該加算の算入はできない。
○ 多 機 能 事 業 所 の 場 合 、多 機 能 事 業 所 全 体 で 、配 置 割 合 等 の 計 算 を 行 い 、要 件
を満たす場合には、多機能事業所全体の利用者に対して加算の算定が可能。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○ 職 員 の 入 れ 替 わ り 等 に よ り 、必 要 な 資 格 証 の 確 認 が 事 業 所 で な さ れ な い ま ま 、
加算をとり続けていた。
○常勤で配置されている従業者の割合が基準を満たしていなかった。
- 25 -
○リハビリテーション加算
【サービス種別】
生活介護、自立訓練(機能訓練)
【報酬告示】
次の1から5までのいずれにも適合するものとして名古屋市長に届け出た事
業 所 に お い て 、リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 実 施 計 画 が 作 成 さ れ て い る 利 用 者 に 対 し て 、
指定生活介護等を行った場合に、1 日につき所定単位数を加算する。
1
医 師 、理 学 療 法 士 、作 業 療 法 士 、言 語 聴 覚 士 そ の 他 の 職 種 の 者 が 共 同 し て 、
利用者ごとのリハビリテーション実施計画を作成していること。
2
利用者ごとのリハビリテーション実施計画に従い、医師又は医師の指示を
受けた理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士が指定生活介護等を行っ
ているとともに、利用者の状態を定期的に記録していること。
3
利用者ごとのリハビリテーション実施計画の進捗状況を定期的に評価し、
必要に応じて当該計画を見直していること。
4
指定障害者支援施設に入所する利用者について、リハビリテーションを行
う医師、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が、看護師、生活支援員そ
の他の職種の者に対し、リハビリテーションの観点から、日常生活上の留意
点、介護の工夫等の情報を伝達していること。
5
4に掲げる利用者以外の利用者について、指定生活介護事業所等の従業者
が、必要に応じ、指定特定相談支援事業者を通じて、指定居宅介護サービス
その他の指定障害福祉サービス事業に係る従業者に対し、リハビリテーショ
ンの観点から、日常生活上の留意点、介護の工夫等の情報を伝達しているこ
と。
【留意事項通知】
1
リハビリテーション加算に係るリハビリテーションは、利用者ごとに行わ
れる個別支援計画の一環として行われることに留意すること。
2
3により作成されるリハビリテーション実施計画を作成した利用者につい
て、当該指定生活介護等を利用した日に算定することとし、必ずしもリハビ
リテーションが行われた日とは限らないものであること。
3
リハビリテーション加算については、以下の手順で実施すること。
ア
利用開始時にその者に対するリハビリテーションの実施に必要な情報を
収集しておき、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、その他の職
種 の 者( 以 下「 関 連 ス タ ッ フ 」と い う 。)が 暫 定 的 に 、リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン
に 関 す る 解 決 す べ き 課 題 の 把 握( 以 下「 ア セ ス メ ン ト 」と い う 。)と そ れ に
基づく評価を行い、その後、多職種協働により開始時リハビリテーション
- 26 -
カンファレンスを行ってリハビリテーション実施計画原案を作成すること。
また、作成したリハビリテーション実施計画原案については、利用者又は
その家族に説明し、その同意を得ること。なお、生活介護サービスにおい
ては、リハビリテーション実施計画原案に相当する内容を個別支援計画に
記載する場合は、その記録をもってリハビリテーション実施計画原案の作
成に代えることができるものとすること。
イ
リハビリテーション実施計画原案に基づいたリハビリテーションやケア
を実施しながら、概ね二週間以内及び概ね三月ごとに関連スタッフがアセ
スメントとそれに基づく評価を行い、その後、多職種協働により、リハビ
リテーションカンファレンスを行って、リハビリテーション実施計画を作
成すること。なお、この場合にあっては、リハビリテーション実施計画を
新たに作成する必要はなく、リハビリテーション実施計画原案の変更等を
もってリハビリテーション実施計画の作成に代えることができるものとし、
変更等がない場合にあっても、リハビリテーション実施計画原案をリハビ
リテーション実施計画に代えることができるものとすること。また、作成
したリハビリテーション実施計画については、利用者又はその家族に説明
し、その同意を得ること。また、リハビリテーションカンファレンスの結
果、必要と判断された場合は、関係する指定特定相談支援事業所の相談支
援専門員や他の障害福祉サービス事業所等に対してリハビリテーションに
関する情報伝達(日常生活上の留意点、サービスの工夫等)や連携を図る
こと。
ウ
利用を終了する前に、関連スタッフによる終了前リハビリテーションカ
ンファレンスを行うこと。その際、終了後に利用予定の指定特定相談支援
事業所の相談支援専門員や他の障害福祉サービス事業所のサービス管理責
任者等の参加を求めること。
エ
利用終了時には指定特定相談支援事業所の相談支援専門員や利用者の主
治の医師に対してリハビリテーションに必要な情報提供を行うこと。
オ
サービス提供の記録において利用者ごとのリハビリテーション実施計画
に従い医師又は医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士若しくは言語
聴覚士が利用者の状態を定期的に記録する場合は、当該記録とは別にリハ
ビリテーション加算の算定のために利用者の状態を定期的に記録する必要
はないものとする。
※詳細については、
「リハビリテーションマネジメントの基本的考え方並びに加
算 に 関 す る 事 務 処 理 手 順 例 及 び 様 式 例 の 提 示 に つ い て 」( 平 成 21 年 3 月 31 日
障 障 発 第 0331003 号
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長通
知)を参照すること。
- 27 -
【主なQ&A】
○リハビリテーション実施計画を作成されている利用者について、利用日全部
について算定される。
○サービス提供に当たっては、医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士、
言 語 療 法 士( 以 下「 理 学 療 法 士 等 」と い う 。)が 個 別 の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン を 行
う。なお、この場合理学療法士等は、リハビリテーションを行う時間帯に配置
されていればよく、常勤職員でなくても構わない。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の職種の者が共同して、
利用者ごとのリハビリテーション実施計画が作成されていない。
○利用者ごとのリハビリテーション実施計画に従い、医師又は医師の指示を受
けた理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士がサービス提供を行っておら
ず、利用者の状態を定期的に記録していない。
○リハビリテーション実施計画を変更した場合に、その内容について利用者の
同意を得るとともに、利用者へ交付をしていない。
- 28 -
○食事提供体制加算
【サービス種別】
生 活 介 護 、 短 期 入 所 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 就 労 移 行
支 援 、 就 労 継 続 支 援 ( A 型 )、 就 労 継 続 支 援 ( B 型 )
【報酬告示】
生活介護計画等により食事の提供を行うこととなっている利用者(指定障害
者 支 援 施 設 等 に 入 所 す る 者 を 除 く 。)又 は 低 所 得 者 等 で あ る 基 準 該 当 生 活 介 護 の
利用者に対して、指定生活介護事業所等又は基準該当生活介護事業所に従事す
る調理員による食事の提供であること又は調理業務を第三者に委託しているこ
と等当該指定生活介護事業所又は基準該当生活介護事業所の責任において食事
提供のための体制を整えているものとして都道府県知事又は市町村長に届け出
た当該指定生活介護事業所等又は基準該当生活介護事業所において、食事の提
供 を 行 っ た 場 合 に 、 平 成 30 年 3 月 31 日 ま で の 間 、 1 日 に つ き 所 定 単 位 数 を 加
算する。
【留意事項通知】
原則として当該施設内の調理室を使用して調理し、提供されたものについて
算定するものであるが、食事の提供に関する業務を当該施設の最終的責任の下
で第三者に委託することは差し支えない。なお、施設外で調理されたものを提
供する場合(クックチル、クックフリーズ若しくは真空調理(真空パック)に
より調理を行う過程において急速に冷却若しくは冷凍したものを再度加熱して
提 供 す る も の 又 は ク ッ ク サ ー ブ に よ り 提 供 す る も の に 限 る 。)、 運 搬 手 段 等 に つ
いて衛生上適切な措置がなされているものについては、施設外で調理し搬入す
る方法も認められるものである。
この場合、例えば出前の方法や市販の弁当を購入して、利用者に提供するよ
うな方法は加算の対象とはならないものである。
なお、利用者が施設入所支援を利用している日については、補足給付が日単
位で支給されることから、この加算は算定できないものであることに留意する
こと。
【主なQ&A】
○本体報酬が算定されている日のみ算定が可能。
- 29 -
指摘、報酬返還に至った主な事例
○調理員による食事の提供がなされていない。
○利用者の行う生産活動の一環として作成された食事や弁当を利用者に提供し
ている場合でも加算を算定している。
○施設外で調理されたものを提供する場合に、適切な措置がなされていない。
- 30 -
○入院・外泊時加算
【サービス種別】
施設入所支援
【報酬告示】
入院・外泊時加算(Ⅰ)については、利用者が病院又は診療所への入院を要
した場合及び利用者に対して居宅における外泊(指定共同生活援助及び外部サ
ー ビ ス 利 用 型 指 定 共 同 生 活 援 助 に お け る 体 験 的 な 利 用 に 伴 う 外 泊 を 含 む 。)を 認
めた場合に、入院し、又は外泊した翌日から起算して 8 日を限度として、所定
単位数に代えて、利用定員に応じ、それぞれの単位数を算定する。ただし、入
院又は外泊の初日及び最終日は、算定しない。
入院・外泊時加算(Ⅱ)については、利用者が病院又は診療所への入院を要
し た 場 合 及 び 利 用 者 に 対 し て 居 宅 に お け る 外 泊 を 認 め た 場 合 に 、施 設 従 業 者 が 、
施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 計 画 に 基 づ き 、当 該 利 用 者 に 対 す る 支 援 を 行 っ た 場 合 に 、
入 院 し 、又 は 外 泊 し た 翌 日 か ら 起 算 し て 8 日 を 超 え た 日 か ら 82 日 を 限 度 と し て 、
所 定 単 位 数 に 代 え て 、利 用 定 員 に 応 じ 、そ れ ぞ れ の 単 位 数 を 算 定 す る 。た だ し 、
入院又は外泊の初日及び最終日は、算定しない。
【留意事項通知】
1
入院又は外泊の期間に初日及び最終日は含まないので、連続して 9 泊の入
院又は外泊を行う場合は、8 日と計算されること。
2
9 日を超える入院にあっては指定障害者支援施設等の従業者が、特段の事
情(利用者の事情により、病院又は診療所を訪問することができない場合を
主 と し て 指 す も の で あ る こ と 。) の な い 限 り 、 原 則 と し て 1 週 間 に 1 回 以 上 、
病院又は診療所を訪問し、入院期間中の被服等の準備や利用者の相談支援な
ど、日常生活上の支援を行い、入院以外の外泊にあっては、家族等との連絡
調整や交通手段の確保等を行った場合、入院又は外泊期間(入院又は外泊の
初 日 及 び 最 終 日 を 除 く 。)に つ い て 、1 日 に つ き 所 定 単 位 数 を 算 定 す る も の で
あること。
3
入院・外泊の際に支援を行った場合は、その支援の内容を記録しておくこ
と 。ま た 、入 院 の 場 合 に お い て 、
( 2 )の 特 段 の 事 情 に よ り 訪 問 が で き な く な
った場合については、その具体的な内容を記録しておくこと。
4
入所者の入院又は外泊の期間中で、かつ、入院・外泊時加算の算定期間中
にあっては、当該利用者が使用していたベッドを他のサービスに利用するこ
となく空けておくことが原則であるが、当該利用者の同意があれば、そのベ
ッドを短期入所サービスに活用することは可能であること。ただし、この場
合、入院・外泊時加算は算定できないこと。
- 31 -
5
指定障害者支援施設等の入所者が、地域生活への移行へ向けて、指定共同
生活援助若しくは外部サービス利用型指定共同生活援助の体験的な利用を行
う場合又は指定地域移行支援の体験的な宿泊支援を利用する場合にあっては、
当該体験利用を行っている間について、当該加算を算定して差し支えない。
6
当該加算を算定する日においては、特定障害者特別給付費(補足給付)の
算定が可能であること。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○連絡調整等の支援内容の記録が残されていない。
○個別支援計画に位置付けがなかった。
- 32 -
○帰宅時支援加算
【サービス種別】
自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 共 同 生 活 援 助
【報酬告示】
利用者が個別支援計画に基づき家族等の居宅等において外泊(指定共同生活
援助及び外部サービス利用型指定共同生活援助における体験的な利用に伴う外
泊 を 含 む 。)し た 場 合 に 、1 月 に 1 回 を 限 度 と し て 、外 泊 期 間 の 日 数 の 合 計 に 応
じ、所定単位数を算定する。
【留意事項通知】
1
帰宅時支援加算については、利用者が個別支援計画に基づき、家族等の居
宅等において外泊した場合であって、事業所が当該利用者の帰省に伴う家族
等との連絡調整や交通手段の確保等の支援を行った場合に、当該利用者の 1
月 に お け る 外 泊 の 日 数 ( 外 泊 の 初 日 及 び 最 終 日 を 除 く 。) に 応 じ 、 算 定 す る 。
2
事業所の従業者は、当該利用者が帰省している間、家族等との連携を十分
図ることにより、当該利用者の居宅等における生活状況等を十分把握すると
ともに、その内容については、記録しておくこと。また、必要に応じ個別支
援計画の見直しを行う必要があること。
3
外泊期間が複数月にまたがる場合の 2 月目以降のこの加算の取扱いについ
て は 、当 該 2 月 目 に お い て 、外 泊 日 数 の 合 計 が 、3 日 に 満 た な い 場 合 、当 該 2
月目については、この加算を算定しない。
4
帰宅時支援加算は、長期帰宅時支援加算を算定する月については算定でき
ない。また、この場合において、最初の 1 月目で長期帰宅時支援加算を算定
した場合であっても、1 回の外泊における 2 月目以降の月について、帰宅時
支援加算を算定することは可能であること。
5
共同生活援助の体験的な利用に伴う外泊の場合であって、宿泊型自立訓練
事業所と同一敷地内の指定共同生活援助事業所又は外部サービス利用型共同
生活援助事業所を利用する場合は算定しないものとする。
6
共同生活援助サービス費(Ⅳ)又は外部サービス利用型指定共同生活援助
サービス費(Ⅴ)を算定している利用者であって、病院又は入所施設に入院
している者については、この加算を算定できない。
指摘、報酬返還に至った主な事例
・個別支援計画上の位置付けがない。
・支援内容に関する記録がない。
- 33 -
○特定事業所加算
【サービス種別】
居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、
計 画 相 談 支 援 ( 平 成 27 年 度 よ り )
【報酬告示】
「特定事業所加算算定基準確認票」を参照
※ウェルネットなごやの中にある加算等の届出書
【留意事項通知】
類に掲載してありますので、届出する際は届出書
の内容とあわせて必ず「特定事業所加算算定基準
確認票」の内容を確認してください。
【主なQ&A】
指摘、報酬返還に至った主な事例
○登録ヘルパーも含めてすべての従業者1人 1 人について個別具体的な研修計画
が策定されていない。
○登録ヘルパーも含めて従業者全員が参加する会議が定期的に開催されていない。
○サービス提供責任者が、当該利用者を担当する従業者に対し、当該利用者に関
する情報(前回のサービス提供時の状況等)やサービス提供に当たっての留意
事項を文書等の確実な方法により伝達していない。
○サービス提供終了後、担当する従業者からサービス提供責任者に文書等の確実
な方法により適宜報告がされていない。
○健康診断が常勤職員のみに実施されている。
( 登 録 ヘ ル パ ー に 対 し て 、健 康 診 断
が 実 施 さ れ て い な い 。 事 業 主 が 費 用 負 担 し て い な い 。)
○新規に採用したすべての従業者に対し、熟練した従業者の同行による研修が実
施 さ れ て い な い 。同 行 者 の 氏 名 、同 行 し た 時 間 、研 修 内 容 が 記 録 さ れ て い な い 。
- 34 -
○入院時支援特別加算
【サービス種別】
施 設 入 所 支 援 、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 共 同 生 活 援 助
【報酬告示】
家族等から入院に係る支援を受けることが困難な利用者が病院又は診療所
( 事 業 所 の 同 一 敷 地 内 に 併 設 す る 病 院 又 は 診 療 所 を 除 く 。)へ の 入 院 を 要 し た 場
合に、事業所に置くべき従業者のうちいずれかの職種の者が、個別支援計画に
基づき、当該利用者が入院している病院又は診療所を訪問し、当該病院又は診
療所との連絡調整及び被服等の準備その他の日常生活上の支援を行った場合に、
1 月に 1 回を限度として、入院期間の日数の合計に応じ、所定単位数を算定す
る。
【留意事項通知】
1
長期間にわたる入院療養又は頻回の入院療養が必要な利用者に対し、事業
所の従業者が病院又は診療所を訪問し、入院期間中の被服等の準備や利用者
の相談支援など、日常生活上の支援を行うとともに、退院後の円滑な生活移
行が可能となるよう、病院又は診療所との連絡調整を行った場合に、1 月の
入 院 日 数 の 合 計 額 ( 入 院 の 初 日 及 び 最 終 日 を 除 く 。) に 応 じ 、 加 算 す る 。
2
当 該 月 に お け る 入 院 期 間( 入 院 の 初 日 及 び 最 終 日 を 除 く 。)の 日 数 の 合 計 が
3 日 以 上 7 日 未 満 の 場 合( 施 設 入 所 支 援 は 4 日 未 満 )に あ っ て は 少 な く と も 1
回 以 上 、当 該 月 に お け る 入 院 期 間( 入 院 の 初 日 及 び 最 終 日 を 除 く 。)の 日 数 の
合計が 7 日以上(施設入所支援は 4 日以上)の場合にあっては少なくとも 2
回以上病院又は診療所を訪問する必要があること。
なお、入院期間が 7 日以上(施設入所支援は 4 日以上)の場合であって、
病院又は診療所への訪問回数が 1 回である場合については、3 日以上 7 日未
満の場合(施設入所支援は 4 日未満)の報酬区分で算定する。
3
入院期間が複数月にまたがる場合の 2 月目以降のこの加算の取扱いについ
て は 、当 該 2 月 目 に お い て 、入 院 日 数 の 合 計 が 、3 日 に 満 た な い 場 合 、当 該 2
月 目 に つ い て は 、 こ の 加 算 を 算 定 し な い 。( 施 設 入 所 支 援 を 除 く 。)
4
事業所の従業者は、病院又は診療所を訪問し、入院期間中の被服等の準備
や利用者の相談支援、入退院の手続や家族等への連絡調整などの支援を行っ
た場合は、その支援内容を記録しておくこと。
5
入院時支援特別加算は、長期入院時支援特別加算を算定する月については
算定できない。また、この場合において、最初の 1 月目で長期入院時支援特
別加算を算定した場合であっても、1 回の入院における 2 月目以降の月につ
いて、入院時支援特別加算を算定することは可能である。
- 35 -
【主なQ&A】
○施設入所支援における入院・外泊時加算と入院時支援特別加算の算定は、以
下のとおりである。
①
入院からはじめの8日間は入院・外泊時加算(Ⅰ)を算定する。
②
① か ら 引 き 続 き 入 院 す る 場 合 は 、82 日 間 を 限 度 と し て 入 院・外 泊 時 加 算
(Ⅱ)を算定する。
③
② か ら さ ら に 引 き 続 き 入 院 す る 場 合 は 、入 院 時 支 援 特 別 加 算 を 算 定 す る 。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○個別支援計画に位置付けがなかった。
○支援内容に関する記録がなかった。
- 36 -
○訪問支援特別加算
【サービス種別】
生活介護、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、
【報酬告示】
事業所等において継続して利用している利用者について、連続した5日間利
用がなかった場合において、指定生活介護事業所等に置くべき従業者のうちい
ずれかの職種の者が、個別支援計画等に基づき、あらかじめ当該利用者の同意
を得て、当該利用者の居宅を訪問して当該事業所等における利用に係る相談援
助等を行った場合に、1月につき2回を限度として、個別支援計画等に位置付
けられた内容の支援等を行うのに要する標準的な時間で所定単位数を算定する。
【留意事項通知】
1
概ね3ヶ月以上継続的に当該指定生活介護等を利用していた場合に算定さ
れるものである。
2
家 族 等 と の 連 絡 調 整 、引 き 続 き 指 定 生 活 介 護 等 を 利 用 す る た め の 働 き か け 、
当該利用者に係る個別支援計画の見直し等の支援を行った場合に、1回の訪
問に要した時間に応じ、算定するものである。
3
「5日間」とは、当該利用者に係る利用予定日にかかわらず、開所日数で
5日間をいう。
4
1月に2回算定する場合については、この加算の算定後又は指定生活介護
等の利用後、再度5日間以上連続して指定生活介護等の利用がなかった場合
にのみ対象となる。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○個別支援計画等への位置づけがされていなかった。
○あらかじめ利用者からの同意を得ていなかった。
- 37 -
○夜間支援等体制加算
【サービス種別】
宿泊型自立訓練、共同生活援助
【報酬告示】
夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ )
夜勤を行う夜間支援従事者を配置し、利用者に対して夜間及び深夜の時間帯
を通じて必要な介護等の支援を提供できる体制を確保しているものとして都道
府県知事が認めた指定共同生活援助事業所(経過的居宅介護利用型指定共同生
活援助事業所を除く。)又は外部サ-ビス利用型指定共同生活援助事業所にお
いて、指定共同生活援助又は外部サ-ビス利用型指定共同生活援助を行った場
合に夜間支援対象利用者の数に応じ、1日につき所定単位数を加算する。
夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅱ )
宿直を行う夜間支援従事者を配置し、利用者に対して夜間及び深夜の時間帯
を通じて、定時的な居室の巡回や緊急時の支援等を提供できる体制を確保して
いるものとして都道府県知事が認めた指定共同生活援助事業所又は外部サ-ビ
ス利用型指定共同生活援助事業所において、指定共同生活援助又は外部サ-ビ
ス利用型指定共同生活援助を行った場合に、夜間支援対象利用者の数に応じ、
1 日 に つ き 所 定 単 位 数 を 加 算 す る 。 た だ し 、 夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ )の 算 定 対
象となる利用者については、算定しない。
夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅲ )
夜間及び深夜の時間帯を通じて利用者に病状の急変その他の緊急の事態が生
じた時に、利用者の呼び出し等に速やかに対応できるよう常時の連絡体制又は
防災体制を確保しているものとして都道府県知事が認めた指定共同生活援助事
業所又は外部サ-ビス利用型指定共同生活援助事業所において、指定共同生活
援助又は外部サ-ビス利用型指定共同生活援助を行った場合に、夜間支援対象
利用者の数に応じ1日につき所定単位数を加算する。ただし夜間支援等体制加
算 (Ⅰ )、 又 は 夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅱ )の 算 定 対 象 と な る 利 用 者 に つ い て は 、 算
定しない。
【留意事項通知】
夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ )・ (Ⅱ )
1
夜間支援従事者が、深夜・夜間の時間帯を通して支援を行うこと。(夜間
支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ ) に つ い て は 、午 後 1 0 時 か ら 翌 日 の 午 前 5 時 ま で の 間 は
最低限含むものとすること。)
2
指定障害者支援施設や病院、指定共同生活援助事業所又は外部サービス利
- 38 -
用型指定共同生活援助事業所等における夜勤・宿直業務と兼務している場合
には、この加算の対象とはならない。
3
夜間支援従事者は、利用者の状況に応じ、就寝準備の確認、寝返りや排せ
つの支援等のほか、緊急時の対応等を行うこととし、夜間支援の内容につい
て は 、個 別 支 援 計 画 に 位 置 付 け る 必 要 が あ る こ と 。
( 夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ ))
夜間支援従事者は、利用者の状況に応じ、定時的な居室の巡回や電話の収
受のほか、必要に応じて、緊急時の支援等を行うものとする。(夜間支援等
体 制 加 算 (Ⅱ ))
4
1人の夜間支援従事者が複数の共同生活住居の夜間支援を行う場合にあっ
ては、少なくとも一晩につき1回以上は共同生活住居を巡回する必要がある
こと。
5
現に利用している利用者の数ではなく、前年度の平均利用者数を基に算定
する。この場合小数点第1位を四捨五入する。
( 例 )前 年 度 の 全 利 用 者 数 の 延 べ 数 が 1,570 人 、前 年 度 の 開 所 日 数 が 365 日 の
場合の加算額
1,570 人 ÷365 日 = 4.3 人 。 小 数 点 第 1 位 を 四 捨 五 入 の た め 、 夜 間 支 援
対象利用者が 4 人の加算額で算定する。
夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅲ )
常時の連絡体制については、当該事業所の従業者が常駐する場合のほか、次
の場合にも算定できるものであること。
ア
携帯電話などにより、夜間及び深夜の時間帯の連絡体制が確保されてい
る場合。
イ
指定共同生活援助事業所又は外部サービス利用型指定共同生活援助事業
所に従事する世話人又は生活支援員以外の者であって、夜間における支援
を委託されたものにより連絡体制を確保している場合。
緊急時の連絡先や連絡方法については、運営規程に定めるとともに共同生活
住居内の見やすい場所に掲示する必要があること。
【主なQ&A】
○1月の中でも日ごとに異なる夜間支援体制を確保するのであれば、日単位で
加算(Ⅰ)~(Ⅲ)をそれぞれ算定することが可能。
○1つの共同生活住居の中で利用者ごとに異なる加算(Ⅰ)~(Ⅲ)を別々に
算定することは不可能。
指摘、報酬返還に至った主な事例
○個別支援計画等への位置づけがされていなかった。
( 夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ ))
○ 夜 間 支 援 等 体 制 加 算 (Ⅰ )の 届 出 が さ れ て い る に も か か わ ら ず 、 夜 勤 体 制 で は
なく、宿直体制であった。
- 39 -
(5)減算について
居宅介護において減算対象となる資格のみを有する従業員によりサービスが
提供された場合、日中活動サービス等において事業所が配置すべき必要最低限
の員数を満たさない場合や個別支援計画が適切な手順による作成等がされてい
ない場合などにおいては、基本報酬から一定の割合を減じて算定しなければな
らないこととされています。
これらは、基本的に適正なサービスの提供を確保するための規定であり、特
に日中活動サービスの事業所においては減算事由を未然に防止するよう努める
ことが肝要となります。
以下に主な減算規定の概要を示します。
① 減算対象資格のみを有する従業員によりサービス提供が行われた場合
対象サービス
居宅介護
適用条件
3 級 居 宅 介 護 従 事 者 、3 級 訪 問 介 護 員 等 に よ る サ ー ビ ス 提
供
対象サービス
居宅介護
適用条件
重度訪問介護研修修了者によるサービス提供
② 定員を超過してサービス提供が行われた場合
対象サービス
生 活 介 護 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、
就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型
適用条件
次のいずれかの条件に該当した場合
ⅰ )1 日 の 利 用 者 の 数 が 、利 用 定 員 の 150/100 を 超 え た 場
合 ( 利 用 定 員 が 51 人 以 上 の 場 合 は ( 利 用 定 員 - 50) の
125/100 に 75 を 加 え た 数 を 超 え た 場 合 )
※当該1日の利用者全員を減算
ⅱ ) 過 去 3 ヶ 月 間 の 利 用 者 の 延 べ 数 が 、( 利 用 定 員 ×開 所
日 数 ) の 125/100 を 超 え た 場 合
※当該1月の利用者全員を減算
対象サービス
療養介護、短期入所、宿泊型自立訓練、施設入所支援
適用条件
次のいずれかの条件に該当した場合
ⅰ )1 日 の 利 用 者 の 数 が 、利 用 定 員 の 110/100 を 超 え た 場
合 ( 利 用 定 員 が 51 人 以 上 の 場 合 は ( 利 用 定 員 - 50) の
105/100 に 55 を 加 え た 数 を 超 え た 場 合 )
※当該1日の利用者全員を減算
- 40 -
ⅱ ) 過 去 3 ヶ 月 間 の 利 用 者 の 延 べ 数 が 、( 利 用 定 員 ×開 所
日 数 ) の 105/100 を 超 え た 場 合
※当該1月の利用者全員を減算
注:定員超過の考え方
災害、虐待その他のやむを得ない事情がある場合を除き定員を超えた利
用者の受入は禁止されているなかで、地域の社会資源の状況等から新規の
利用者を当該事業所において受け入れる必要がある場合等においては、一
定の範囲内(減算適用外の範囲内)で可能とされているところです。
名古屋市においては、災害、虐待等の事情がある場合を除き、原則、定
員を超えた新規の利用者の受入は認めていません。
③ 配置すべき従業者の員数が一定の基準に達していない場合
対象サービス
療 養 介 護 、 生 活 介 護 、 短 期 入 所 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、
自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )、就 労 移 行 支 援 、就 労 継 続 支 援 A 型 、
就 労 継 続 支 援 B 型 、共 同 生 活 援 助( 外 部 サ ー ビ ス 利 用 型 を
含む)
適用条件
次のいずれかの条件に該当した場合
ⅰ )生 活 支 援 員 、看 護 職 員 、理 学 療 法 士 、作 業 療 法 士 、地
域 移 行 支 援 員 、職 業 指 導 員 、就 労 支 援 員 及 び 世 話 人( 以
下「 直 接 処 遇 従 業 者 」と い う )の 員 数 が 、人 員 基 準 上 必
要とされる員数の1割を超えて減少した場合
※翌月から人員基準が満たされるに至った月まで利用者
全員を減算
ⅱ)直接処遇従業者の員数が1割の範囲内で減少した場
合 、又 は 、直 接 処 遇 従 業 者 以 外 の 員 数 が 基 準 を 満 た し て
い な い 場 合( 翌 月 末 日 ま で に 人 員 基 準 が 満 た さ れ た 場 合
を除く)
※翌々月から人員基準が満たされるに至った月まで利用
者全員を減算
ⅲ )常 勤 又 は 専 従 な ど 、従 業 者 の 員 数 以 外 の 要 件 を 満 た し
て い な い 場 合( 翌 月 末 日 ま で に 人 員 基 準 が 満 た さ れ た 場
合を除く)
※翌々月から人員基準が満たされるに至った月まで利用
者全員を減算
対象サービス
生活介護
適用条件
医師が配置されていない場合
※ 医 師 配 置 を し な い こ と が 認 め ら れ る の は 、看 護 師 等 に よ
- 41 -
る 利 用 者 の 健 康 状 態 の 把 握 や 健 康 相 談 等 が 実 施 さ れ 、必
要に応じて医療機関への通院等による対応が可能であ
る場合に限る。
対象サービス
施設入所支援
適用条件
次のいずれかの条件に該当した場合
ⅰ ) 夜 勤 時 間 帯 ( 午 後 10 時 か ら 翌 日 の 午 前 5 時 ま で の 時
間 を 含 め た 連 続 す る 16 時 間 ) に お い て 夜 勤 を 行 う 生 活
支援員の員数が基準に満たない事態が2日以上連続で
発生した場合
ⅱ )夜 勤 時 間 帯 に お い て 夜 勤 を 行 う 生 活 支 援 員 の 員 数 が 4
日以上発生した場合
※発生した翌月において利用者全員を減算
対象サービス
施設入所支援
適用条件
管理栄養士若しくは栄養士が配置されていない場合、又
は、配置されていても常勤でない場合
※該当する1日につき利用者全員を減算
④ 個別支援計画が適切な手順等により作成等されていない場合
対象サービス
療 養 介 護 、生 活 介 護 、施 設 入 所 支 援 、自 立 訓 練( 機 能 訓 練 )、
自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )、就 労 移 行 支 援 、就 労 継 続 支 援 A 型 、
就 労 継 続 支 援 B 型 、共 同 生 活 援 助( 外 部 サ ー ビ ス 利 用 型 を
含む)
適用条件
次のいずれかの条件に該当した場合
ⅰ )サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 に よ る 指 揮 の 下 、個 別 支 援 計 画 が
作成されていない場合
ⅱ )個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 係 る 一 連 の 業 務 が 適 切 に 行 わ れ
ていない場合
※条件に該当する月から当該状態が解消されるに至った
月の前月まで該当する利用者
⑤ 平均利用期間が標準利用期間を超える場合
対象サービス
自 立 訓 練( 機 能 訓 練 )、自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )、就 労 移 行 支
援
適用条件
1年を超えてサービスを利用している利用者の利用期間
の 平 均 値 が 、標 準 利 用 期 間 に 6 月 間 を 加 え て 得 た 期 間( * )
を超えている場合
* 自立訓練(機能訓練) 24月間
- 42 -
自立訓練(生活訓練) 30月間
就労移行支援
30月間
※( * )の 期 間 を 超 え て い る 1 月 間 に つ い て 利 用 者 全 員 を
減算
⑥ 短時間利用者が一定割合を超える場合
対象サービス
就労継続支援A型
適用条件
現 員 数( 雇 用 契 約 を 締 結 し て い る 利 用 者 で 一 週 間 の う ち 一
( 平 成 27 年 9 日 で も 利 用 の あ っ た 者 の 合 計 数 )の う ち 短 時 間 利 用 者( 週
月まで)
2 0 時 間 未 満 の 利 用 者 )の 占 め る 割 合( * )が 5 割 以 上 で
ある場合(8割以上の場合は減算割合が増加)
* 直 近 の 過 去 3 月 間 に お け る 1 週 間( 計 算 対 象 外 の 月 を
含む週を除く)ごとの割合の平均
※条件が該当する1月間について利用者全員を減算
適用条件
平 均 利 用 時 間( 過 去 3 月 に お け る 利 用 者 の う ち 、雇 用 契 約
( 平 成 27 年
締結利用者の延べ利用時間を当該利用者の延べ人数で除
10 月 以 降 )
し た も の を い う 。)が 5 時 間 未 満 の 場 合( 平 均 利 用 時 間 が
短いほど減算割合が増加)
※条件が該当する1月間について利用者全員を減算
⑦ 運営規程で定める開所時間が一定時間に満たない場合
対象サービス
生活介護
適用条件
運 営 規 程 に 定 め ら れ て い る 営 業 時 間 が 6 時 間 未 満( 4 時 間
未満の場合は減算割合が増加)
⑧ 一般就労への移行実績がない場合
対象サービス
就労移行支援
適用条件
次の条件に該当した場合
過 去 2 年 間 の 就 労 定 着 者 数 が 0 人( 過 去 3 年 間 及 び 過 去 4
年間の場合は減算割合が増加)
* 過 去 2 年 間 と は 、サ ー ビ ス 提 供 の 日 の 属 す る 年 度 の 直
近の過去2年度を言う。
ま た 、就 労 定 着 者 と は 就 労 移 行 支 援 を 受 け た 後 、就 労
した企業等に連続して6月以上雇用されている者で
あ り 、6 月 を 経 過 し た 日 が 属 す る 年 度 に お け る 就 労 定
着者の数をもって就労定着者数とする。
※条件が該当する年度について利用者全員を減算
⑨ 計画相談支援と介護保険法の指定居宅介護支援等を一体的に実施したとき
- 43 -
対象サービス
計画相談支援
適用条件
一 人 の 相 談 支 援 専 門 員 が 、介 護 保 険 法 の 要 介 護 又 は 要 支 援
の 者 に 対 し 、同 法 の 指 定 居 宅 介 護 支 援 又 は 指 定 介 護 予 防 支
援と一体的に指定計画相談支援を提供する場合
4 代理受領した介護給付費等の額に係る通知
事 業 者 は 、市 町 村 か ら 利 用 者 に 代 わ っ て 介 護 給 付 費 等 の 支 給 を 受 け た( 代 理 受
領 し た )場 合 は 、利 用 者 に 対 し 、当 該 利 用 者 に 係 る 介 護 給 付 費 等 の 額 を 通 知 し な
け れ ば な り ま せ ん 。特 に 定 め ら れ た 様 式 は あ り ま せ ん の で 、利 用 者 へ の わ か り や
す さ や 事 業 所 の 実 務 に 併 せ て 適 宜 作 成 し 通 知 し て く だ さ い 。( 市 販 の 請 求 ソ フ ト
の 機 能 を 活 用 し て も 構 い ま せ ん 。)
介 護 給 付 費 等 の 支 払 い を 受 け た 後 に 、各 事 業 所 の 実 務 に 併 せ て 速 や か に 通 知 し
ま す 。( 介 護 給 付 費 等 の 支 払 い 日 の 目 安 : 請 求 月 の 翌 月 2 0 日 頃 )
5 受給資格の確認と申請の援助
(1)受給資格(支給決定内容)の確認
障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 支 給 決 定 に は 有 効 期 間 が あ り ま す 。障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 支
給決定期間の有効期間の終期を超えて行ったサービス提供に対しては介護給付
費 等 の 支 給 が あ り ま せ ん の で 、支 給 決 定 の 有 効 期 間 が 満 了 す る ま で に 、利 用 者 か
ら新しい受給者証の提示を受けて満了後の期間に係る支給決定があることを確
認しなければなりません。
事 業 者 に お い て は 、当 月 に 支 給 決 定 の 有 効 期 間 が 満 了 す る 利 用 者 が い な い か ど
うかを漏れなく把握しておくことが肝要となります。
(2)支給決定の更新に係る申請の援助
利用者は支給決定の有効期間が満了するまでに次の支給決定がなされるよう
に 必 要 な 申 請 手 続 き を 行 う 必 要 が あ り ま す 。事 業 者 は 利 用 者 又 は そ の 家 族 等 に 対
し て 申 請 手 続 き を 行 っ て い る か ど う か を 確 認 す る と と も に 、行 っ て い な い 場 合 は
申請手続きを促す等の必要な支援を行います。利用者の心身の状況によっては、
利 用 者 の 同 意 の う え で 、申 請 手 続 き を 代 行 す る な ど の 対 応 が 必 要 な 場 合 も あ り ま
す。
第4
利用者に求める金銭の負担
1 利用者負担額の受領(法定代理受領を行う場合)
事 業 者 は 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス を 提 供 し た 際 は 、市 町 村 が 認 定 し た 利 用 者 負 担
額( 受 給 者 証 上 は 利 用 者 負 担 上 限 月 額 と し て 表 示 )と サ ー ビ ス の 提 供 に 要 し た 費
用( 各 事 業 所 が 運 営 規 程 に て 定 め る も の )の 一 割 相 当 額 の う ち 低 い 額 の 支 払 い を
- 44 -
受けます。
利用者は複数の指定障害福祉サービス事業所を利用した場合でもこの利用者
負 担 上 限 額 を 超 え て 利 用 者 負 担 額 を 支 払 う 必 要 は あ り ま せ ん 。し た が っ て 、利 用
者負担額が負担上限月額を超えることが予想される利用者が複数の障害福祉サ
ー ビ ス 事 業 所 等 を 利 用 し た 場 合 に つ い て は 利 用 者 負 担 額 の 上 限 額 管 理 を 行 い 、各
事 業 所 で は 上 限 額 管 理 後 の 利 用 者 負 担 額 の 支 払 い を 受 け る こ と と な り ま す 。( 上
限管理については報酬請求編の上限管理の項目を参照)
な お 、就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 所 に つ い て は 、そ の サ ー ビ ス の 性 質 上 、必 要 な 届
出を行うことで事業所の負担により利用者負担額の減額又は免除を行うことが
認 め ら れ て い ま す の で 、そ の 場 合 は 減 免 後 の 利 用 者 負 担 額 を 受 け る こ と と な り ま
す 。た だ し 、こ の 場 合 で あ っ て も 就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 所 が 受 け 取 る 訓 練 等 給 付
費の額は減免を行わなかった場合と同額となります。
2 利用者負担額以外に求めることができる費用
指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 提 供 に お い て 、前 項 の 利 用 者 負 担 額 以 外 に 利 用 者 か ら
支 払 を 受 け る 費 用 は 、そ れ が サ ー ビ ス 提 供 の 一 環 と し て 行 わ れ る 便 宜 に 要 す る 費
用 で あ る 場 合 は 、指 定 基 準 に 定 め ら れ た 費 用 以 外 の 費 用 を 徴 収 す る こ と は で き ま
せん。
利 用 者 に 当 該 費 用 の 支 払 い を 求 め る 場 合 に は 、そ の 種 類 と 額 を 運 営 規 程 に 定 め 、
事 業 所 内 の 見 や す い 場 所 に 掲 示 を 行 い 、利 用 者 に 対 し て は そ の サ ー ビ ス の 内 容 と
費用について書面により説明し同意を得なければなりません。
【 利 用 者 か ら の 徴 収 が 認 め ら れ る 費 用 ( サ ー ビ ス 種 類 別 )】
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
行動援護
重度包括支援
□ 運営規程に定める通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサー
ビスを提供する場合の交通費
療養介護
□ 日用品費
□ 日常生活においても通常必要となるものに係る費用であって、利用者に
負 担 さ せ る こ と が 適 当 と 認 め ら れ る も の ( 以 下 、「 そ の 他 の 日 常 生 活 費 」
と い う 。)
生活介護
□ 食事の提供に要する費用
□ 創作的活動に係る材料費
□ その他の日常生活費
短期入所
- 45 -
□ 日用品費
□ 食事の提供に要する費用
□ 光熱水費
□ 日用品費
□ その他の日常生活費
共同生活援助(外部サービス利用型を含む)
□ 食材料費
□ 家賃
□ 光熱水費
□ 日用品費
□ その他の日常生活費
自立訓練(機能訓練・生活訓練)
□ 食事の提供に要する費用
就労移行支援
就労継続支援A型・B型
□ 日用品費
□ その他の日常生活費
宿泊型自立訓練
□ 食事の提供に要する費用
伴い必要となる費用
□ 光熱水費
□ 居室の提供を行ったことに
□ 日用品費
□ その他の日常生活費
施設入所支援
(施設が提供する日中活動サービスに要する費用については該当する各サービスの項目を参照)
□ 食事の提供に要する費用及び光熱水費
□ 利用者が選定する特別な居
室の提供を行ったことに伴い必要となる費用
□ 被服費
□ 日用品費
□ その他の日常生活費
地域移行支援
地域定着支援
計画相談支援
□ 運営規程に定める通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサー
ビスを提供する場合の交通費
①通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサービスを提供する場合の交
通費について
実 費 の 算 定 に 当 た っ て は 、通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 を 超 え た 地 点 か ら 目 的 地 ま
でにサービスを提供する従業者の移動に要するガソリン代等の実費を算定す
る も の と し 、公 共 交 通 機 関 の 利 用 に つ い て は 運 賃 等 の 総 額 か ら 通 常 の 事 業 の 実
施地域内での運賃に相当する額を差し引いた額とします。
②食事の提供に要する費用、光熱水費及び居室の提供に要する費用に係る利用料
等について
これらの費用については国の指針に基づき適正に設定する必要があります
が、具体的には次のとおりです。
ア
食事の提供に要する費用
食材料費及び調理等に係る費用に相当する額を基本とします。ただし、
- 46 -
食事提供体制加算の算定対象となる利用者については、
(事業所が当該加算
の届出をしているか否かに関わらず)食材料費に相当する額とします。
イ
光熱水費に係る利用料
光熱水費に相当する額とします。
(光熱水費以外のものが含まれないこと)
ウ
居室の提供に要する費用に係る利用料
室料に相当する額を基本とし、その水準の設定に当たっては施設の建設
費用(修繕費用、維持費用等を含み公的助成の有無を勘案)及び近隣地域
に所在する類似施設の家賃の平均的な費用を勘案します。
③「その他の日常生活費」について
こ の 費 用 に 関 す る 詳 細 は「 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 等 に お け る 日 常 生 活 に 要 す る 費
用 の 取 扱 い に つ い て 」( 平 成 18 年 12 月 6 日 障 発 第 1206002 号
厚生労働省社
会・援 護 局 障 害 保 健 福 祉 部 長 名 通 知 )に よ り ま す が 、そ の 概 要 は 次 の と お り で
す。
ア
「その他の日常生活費」の具体的な範囲
○利用者の希望によって、身の回り品として日常生活に必要なものとして
提供する場合に係る費用
(例)利用者に一律に提供されるもの以外のものとして提供される歯ブラ
シや化粧品等の個人用の日用品等
○利用者の希望によって、教養娯楽等として日常生活に必要なものとして
提供する場合に係る費用
(例)サービス提供の一環として提供するクラブ活動や行事における材料
費、入浴に係る費用等(教養の談話室等にあるテレビやカラオケ設備の
使用料等のようにすべての利用者に一律に提供されるものは含まれませ
ん)
○利用者の希望によって、送迎を提供する場合に係る費用(送迎加算を算
定 す る 場 合 は 、燃 料 費 等 の 実 費 が 送 迎 加 算 の 額 を 超 え る 場 合 に 限 り ま す )
イ
「その他の日常生活費」の受領に係る基準
○「その他の日常生活費」の対象となる便宜と介護給付費等の対象となっ
ているサービスとの間に重複関係がないこと
○介護給付費等の対象となっているサービスと明確に区分されない曖昧な
名目による費用の受領は認められないこと
(曖昧な名目の例)お世話料、管理協力費、共益費、施設利用補償金
○「その他の日常生活費」の受領は、その対象となる便宜を行うための実
費相当額の範囲内で行われるべきものであること
○「その他の日常生活費」の対象となる便宜及びその額は、運営規程にお
いて定めること(具体的な額がその都度変動する性質のものである場合
はその額を「実費」とすることも可能)
- 47 -
3 領収証の交付
利 用 者 負 担 額 等 の 費 用 の 額 の 支 払 い を 受 け た 場 合 は 、利 用 者 に 対 し 領 収 証 を 交
付します。
- 48 -
第5
事業所・施設の運営管理について
こ こ で は 、こ れ ま で に 述 べ た も の 以 外 に 事 業 所 が 整 備 及 び 確 認 し て お く べ き 事
項 を 説 明 し て い ま す 。必 要 な 確 認 が 行 わ れ な い こ と に よ り 、基 準 違 反 や 報 酬 の 減
算 事 由 に 該 当 す る 事 態 を 招 く こ と も あ り 得 ま す 。こ こ で は 基 本 的 な 考 え 方 や 概 要
を 説 明 し て い ま す の で 、必 要 に 応 じ て 関 係 法 令 や 通 知 等 を 確 認 し 、指 定 基 準 が 遵
守されるよう留意してください。
1 勤務体制の確保
(1)勤務表の作成
事業者は、原則として月ごとの従業者の勤務の体制等を定めた勤務表を作成
しなければなりません。具体的には次の事項を明確に定めておきます。
居宅介護
重度訪問介護
同行援護
□従業者の日々の勤務時間
者との兼務関係
療養介護
□職務の内容
□常勤・非常勤の別
□管理
□サービス提供責任者である旨
生活介護
就労移行支援
行動援護
短期入所
自立訓練(機能訓練・生活訓練)
就労継続支援A型・B型
□従業者の日々の勤務時間
障害者支援施設
□職務の内容
□常勤・非常勤の別
□管理
□世話人、生活指導員及びサービス管理責任者の日々の勤務時間
□職務
者との兼務関係
共同生活援助(外部サービス利用型を含む)
の内容
□常勤・非常勤の別
地域移行支援
□管理者との兼務関係
地域定着支援
計画相談支援
□従業者の日々の勤務時間
□職務の内容
□常勤・非常勤の別
□管理
者との兼務関係
なお、勤務表は、勤務(サービス提供)の実態を反映したものを作成する必
要がありますので、勤務表で定めた体制と勤務の実態が乖離しているようであ
れ ば 、速 や か に 適 正 な 勤 務 表 が 作 成 さ れ る よ う 必 要 な 見 直 し を 行 い ま す 。
(勤務
の実態は雇用契約や出退勤等の記録の他、賃金の支払い状況や社会保険の加入
状 況 等 が 反 映 さ れ る こ と と な り ま す 。)
※「常勤」とは
あ る 従 業 者 が 常 勤 で あ る と は 、そ の 従 業 者 の 事 業 所 等 に お け る 勤 務 時 間 が 、
当該事業所において定められている常勤の従業者が勤務すべき時間数(1週
間 に 勤 務 す べ き 時 間 が 3 2 時 間 を 下 回 る 場 合 は 3 2 時 間 を 基 本 と し ま す 。)に
- 49 -
達していることをいいます。
したがって、事業者は事業所における常勤の従業者が勤務すべき時間を定
める(就業規則又は就業規則に準じて事業者が定めた規定)こととなり、事
業者が定めた時間を勤務する従業者が常勤の従業者といえることとなります。
【勤務表の作成例】
(2)人員に関する基準の確認
事業所は毎月ごとに勤務表を作成するとともに、常に人員に関する基準を満
たしていることを確認します。
訪問系サービス(居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護・地域移行
支援・地域定着支援・計画相談支援)の事業については、作成した勤務表に基
づいて、必要な従業者の員数が常勤換算方法により満たされていることを確認
します。
訪問系サービス以外の事業については、必要な従業者の員数が前年度の利用
者 の 数 の 平 均 値 ( 以 下 、「 平 均 利 用 者 数 」 と い う 。) 等 に 基 づ き 定 ま り ま す 。
新規に指定を受けた事業所においては前年度の平均利用者数の実績が確定す
る ま で の 間 は 、次 の 表 に 掲 げ る 値 を 前 年 度 の 平 均 利 用 者 数 と し ま す 。
(年度とは
毎 年 「 4 月 1 日 に 始 ま り 翌 年 3 月 3 1 日 に 終 わ る 」 こ と を 言 い ま す 。)
平均利用者数
期
間
平均利用者数として用いる値
指定から6月間
利用定員の90%
指定から6月以上1年未満
直近の6月における平均利用者数
指定から1年以上経過後
直近12月における平均利用者数
- 50 -
例 ) 平 成 26 年 10 月 1 日 指 定 の 事 業 所 の 場 合
期
間
平均利用者数として用いる値
平 成 26 年 10 月
利用定員の90%
~ 平 成 27 年 3 月
平 成 26 年 10 月 ~ 平 成 27 年 3 月( 直 近 6 月 間 )
平 成 27 年 4 月
における平均利用者数
~
(以降、毎月、直近6月間の平均利用者数を計算)
平 成 27 年 3 月 ~ 平 成 27 年 8 月 ( 直 近 6 月 間 )
平 成 27 年 9 月
における平均利用者数
平 成 26 年 10 月 ~ 平 成 27 年 9 月( 直 近 1 年 間 )
平 成 27 年 10 月
における平均利用者数
~
(以降、毎月、直近1年間の平均利用者数を計算)
平 成 27 年 3 月 ~ 平 成 28 年 2 月 ( 直 近 1 年 間 )
平 成 28 年 3 月
における平均利用者数
平 成 28 年 4 月
前 年 度 ( 平 成 27 年 4 月 ~ 平 成 28 年 3 月 )
~ 平 成 29 年 3 月
における平均利用者数
(例)前年度における平均利用者数
4月
5月
6月
7月
8月
9月
延べ利用者数
405 人
398 人
412 人
413 人
389 人
390 人
開所日数
21 日
21 日
22 日
22 日
20 日
21 日
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
延べ利用者数
413 人
400 人
397 人
389 人
394 人
396 人
開所日数
22 日
21 日
20 日
20 日
20 日
21 日
平均値
=
=
=
=
開所日数における延べ利用者数(利用者数の合計)
開所日数
405 398 412 413 389 390 413 400 397 389 394 396
21 21 22 22 20 21 22 21 20 20 20 21
4796
251
19.2
(小数点第 2 位以下切り上げ)
【 平 成 26 年 度 の 利 用 者 の 数 の 平 均 値
- 51 -
=
平 成 26年 度 の 延 べ 利 用 者 数
】
平 成 26年 度 開 所 日 数
2 従業者の研修の機会の確保
事 業 者 は 、従 業 者 の 資 質 の 向 上 の た め に 、そ の 研 修 の 機 会 を 確 保 し な け れ ば な
り ま せ ん 。研 修 機 関 等 が 実 施 す る 研 修 や 事 業 所 内 の 研 修 へ の 参 加 の 機 会 を 計 画 的
に 確 保 し ま す 。ま た 、名 古 屋 市 が 指 定 す る 事 業 所 に お い て は 、従 業 者 に 対 し 利 用
者の障害の特性に関する理解を深めるために必要な研修を実施しなければなり
ません。
従 業 者 に 実 施 又 は 参 加 さ せ た 研 修 に つ い て は 、そ の 記 録 を 残 す よ う に し 、他 の
従業者がその内容を閲覧できるようにします。
3 事故発生時の対応
事業者は利用者に対するサービスの提供により事故が発生した場合は必要な
措 置 を 講 ず る と と も に 、そ れ が 賠 償 す べ き 事 故 で あ る 場 合 は 、損 害 賠 償 を 速 や か
に行わなければなりません。
ま た 、当 該 事 故 に つ い て は 名 古 屋 市 へ 報 告 す る と と も に 事 故 の 状 況 及 び 事 故 に
際して採った処置について記録しなければなりません。
(1)事故発生時の対応について
利用者に対するサービスの提供により事故が発生した場合の対応方法につい
ては、あらかじめ事業者が定めておくことが望まれます。
(2)名古屋市への報告
サ ー ビ ス 提 供 中 に 発 生 し た 事 故 ( 対 人 、 対 物 ( 損 害 賠 償 を 伴 う も の )、 感 染 症
の発生)は名古屋市(及び利用者を所管する市町)へ報告します。
名 古 屋 市 へ の 報 告 に 際 し て は 、① 事 故 発 生 時 に 速 や か に 電 話 に て 発 生 の 事 実 と
事 故 の 概 要 を 報 告( 第 一 報 )し 、② 事 故 対 応 に 一 定 の 目 途 が つ い た 時 点 で 所 定 の
様 式 (「 ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や 」 に 掲 載 ) を 作 成 し 提 出 し ま す 。
※名古屋市への第一報連絡先
名古屋市役所障害者支援課指導係:電話972-3967
(3)損害賠償保険への加入
事 業 者 は 賠 償 す べ き 事 態 に お い て 速 や か に 賠 償 を 行 う た め 、損 害 賠 償 保 険 に 加
入しておくことが望まれます。
(4)再発防止策
事 業 者 は 、事 故 の 原 因 を 解 明 し 、再 発 生 を 防 ぐ た め の 対 策 を 講 じ な け れ ば な り
ま せ ん 。 な お 、「 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 危 機 管 理 ( リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト ) に 関 す
る 取 り 組 み 指 針 」( 平 成 14 年 3 月 28 日 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 危 機 管 理 に 関 す る
検討会)が示されているので参考としてください。
- 52 -
4 非常災害対策(訪問系サービスを除く)
事 業 者 は 非 常 災 害 に 対 す る 対 策 に 万 全 を 期 さ な け れ ば な り ま せ ん 。消 防 法( 昭
和 23 年 法 律 第 186 号 ) の 規 定 、 又 は 、 消 防 法 に 準 じ た 対 策 が 求 め ら れ る も の が
多く、必要に応じて所轄の消防署と連携し対策を講じる必要があります。
(1)必要な諸設備の整備
施 設 に は 、消 防 法 そ の 他 法 令 等 に 規 定 さ れ た 消 火 設 備 そ の 他 の 非 常 災 害 に 際 し
ての必要な設備を設けなければなりません。
(2)具体的計画の策定
事 業 者 は 、消 防 法 施 行 規 則 に 規 定 す る 消 防 計 画( こ れ に 準 ず る 計 画 を 含 み ま す )
及 び 風 水 害 、地 震 等 の 災 害 に 対 処 す る た め の 計 画 の 策 定 及 び こ れ に 基 づ く 消 防 業
務の実施を防火管理者に行わせなければなりません。
(3)関係機関への通報及び連携体制の整備
事 業 者 は 、火 災 等 の 災 害 時 に 、地 域 の 消 防 機 関 へ 速 や か に 通 報 す る 体 制 を と る
よう職員に周知徹底するとともに、日頃から消防団や地域住民との連携を図り、
火災等の際に消火・避難等に協力してもらえるような体制作りに努めます。
( 4 ) 食 糧 及 び 飲 料 水 の 備 蓄 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 施 行 )
非 常 災 害 に 備 え 、利 用 者 及 び 従 業 者 の 生 活 又 は 一 時 的 な 滞 在 に 必 要 な 食 料 及 び
飲料水を備蓄しなければなりません。
サービスの種別
必要な食数
障害者支援施設、短期入所、
共 同 生 活 援 助( 外 部 サ ー ビ ス 利 用
3日分
型を含む)
上記以外の施設
3食分
5 衛生管理等
事 業 者 は 従 業 者 の 清 潔 の 保 持 及 び 健 康 状 態 、事 業 所 の 設 備 及 び 備 品 等 の 衛 生 的
な管理に努めなければなりません。
特 に 従 業 者 が 感 染 源 と な る こ と を 予 防 し 、ま た 、従 業 者 を 感 染 の 危 険 か ら 守 る
た め 、手 指 を 洗 浄 す る た め の 設 備 や 使 い 捨 て 手 袋 等 感 染 を 予 防 す る た め の 備 品 等
を備えるなどの対策を講じなければなりません。
ま た 、日 中 活 動 の 施 設 等 を 有 す る 事 業 所 に お い て は 、感 染 症 又 は 食 中 毒( 以 下 、
「 感 染 症 等 」と い う 。)が 発 生 し 、又 は ま ん 延 し な い よ う に 次 の 点 に 留 意 し ま す 。
- 53 -
① 感 染 症 等 の 発 生 及 び ま ん 延 を 防 止 す る た め の 措 置 等 に つ い て 、必 要 に 応 じ て
保健所の助言指導を求めるとともに、常に密接な連携を保つこと。
② 特 に イ ン フ ル エ ン ザ 対 策 、腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 対 策 、レ ジ オ ネ ラ 症 対 策
等については、厚生労働省の通知等に基づいた適切な措置とすること。
③ 空調設備等により事業所内の適温の確保に努めること。
6 個人情報の保護
(1)従業者等への必要な措置
事 業 所 の 従 業 者 及 び 管 理 者( 以 下 、
「 従 業 者 等 」と い う 。)は 、正 当 な 理 由 な く
そ の 業 務 上 知 り 得 た 利 用 者 又 は そ の 家 族 の 秘 密 を 漏 ら し て は な ら ず 、事 業 者 は 従
業者等であったものがこれらの秘密を漏らすことがないよう必要な措置を講じ
なければなりません。
具 体 的 に は 、従 業 者 等 の 雇 用 時 に 事 業 者 と 従 業 者 等 の 間 で 秘 密 保 持 に 関 す る 取
り決めを行い、違約金についての定めを置くなどの措置を言います。
(2)利用者からの同意
事業所の従業者等が利用者の有する問題点や解決すべき課題等の個人情報を、
他 の 事 業 者 と 共 有 す る た め に は 、あ ら か じ め 、文 書 に よ り 利 用 者 又 は そ の 家 族 か
ら同意(包括的な同意で可)を得る必要があります。
7 経理の区分
事 業 者 は 事 業 所 ご と に 経 理 を 区 分 す る と と も に 、当 該 事 業 の 会 計 と そ の 他 の 事
業の会計を区分しなければならないこととされています。
同一施設において複数の事業所を有する場合などに注意してください。
8 地域との連携
事 業 者( 訪 問 系 サ ー ビ ス を 除 く )は 、そ の 事 業 の 運 営 に 当 た っ て 、事 業 所 が 地
域 に 開 か れ た も の と な る よ う 、地 域 の 住 民 や ボ ラ ン テ ィ ア 団 体 等 の 連 携 及 び 協 力
を行う等の地域との交流に努めなければなりません。
9 記録の整備
事 業 者 は 、従 業 者 、設 備 、備 品 及 び 会 計 に 関 す る 記 録 を 整 備 し 、サ ー ビ ス の 提
供等に関する記録については、5年間保存しなければなりません。
- 54 -
サー
ビス
記録
居宅介護、重度訪問介護、同行援護、
地域移行支援、地域定着支援
行動援護、重度障害者等包括支援
・サービスの提供の記録
・サービスの提供の記録
・個別支援計画
・個別支援計画
・苦情の内容等に係る記録
・不正な行為により地域相談支援
給付費の支給を受けている者に
・不正な行為により介護給付費等
関する市町村への通報の記録
の支給を受けている者に関する
・苦情の内容等の記録
市町村への通報の記録
・事故が発生した際の事故の状況
及び採った処置についての記録
期間
当該記録の完結の日から5年
サー
ビス
計画相談支援
その他のサービス
・モニタリングの際に実施した福
・個別支援計画
祉サービス事業者等との連絡調
・サービスの提供の記録
整に関する記録
・不正な行為により介護給付費等
・相談支援台帳
の支給を受けている者に関する
・サービス等利用計画案及びサー
市町村への通報の記録
・身体拘束等の記録
ビス等利用計画
記録
当該記録の完結の日から5年
・アセスメントの記録
・苦情の内容等の記録
・サービス担当者会議等の記録
・事故が発生した際の事故の状況
及び採った処置についての記録
・モニタリングの結果の記録
・不正な行為により計画相談支援
給付費の支給を受けている者に
関する市町村への通報の記録
・苦情の内容等の記録
・事故が発生した際の事故の状況
及び採った処置についての記録
期間
当該記録の完結の日から5年
サービスを提供した日から5年
10 生 産 活 動 ・ 就 労
就労移行支援事業及び就労継続支援事業等において生産活動或いは就労の機
会 を 提 供 す る 場 合 に は 、レ ク リ エ ー シ ョ ン な ど の 日 中 活 動 や 介 護 の 提 供 と 異 な る
視点での留意点があり注意が必要となります。
以下では、生産活動又は就労ごと、或いは共通の留意点の概要を示します。
な お 、以 下 に 示 す も の 以 外 に 就 労 に 関 し て は 労 働 基 準 法 等 の 関 係 法 令 の 遵 守 に
留意する必要があります。
- 55 -
(1)生産活動
生産活動の機会の提供に当たっては、次の事項に留意します
① 地域の実情並びに製品及びサービスの受給状況等を考慮して行うように努
めること。
② 生 産 活 動 に 従 事 す る 利 用 者 の 作 業 時 間 、作 業 量 等 が そ の 者 に 過 重 な 負 担 と な
らないように配慮しなければならないこと。
② 生 産 活 動 の 能 率 の 向 上 が 図 ら れ る よ う 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 等 を 踏 ま え た 工
夫を行わなければならないこと。
④ 防塵設備又は消火設備の設置等生産活動を安全に行うために必要かつ適切
な措置を講じなければならないこと。
(2)工賃
工 賃 と し て 利 用 者 に 支 払 う 金 額 は 、生 産 活 動 に 係 る 事 業 の 収 入 か ら 当 該 事 業 に
必要な経費を控除した額に相当するものとなります。
生 産 活 動 の 係 る 事 業 の 収 入 以 外 の 費 用( 訓 練 等 給 付 費 等 )を 工 賃 の 支 払 い に 充
てることは不適切な取扱いとなります。
そ の う え で 、就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 の 利 用 者 又 は 就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 の 雇 用
契 約 を 締 結 し な い 利 用 者 に 支 払 う 1 月 あ た り の 工 賃 の 平 均 額 は 3 ,0 0 0 円 以 上
となるようにしなければなりません。
また、就労継続支援B型事業においては、毎年度、工賃の目標水準を設定し、
当該工賃の目標水準及び前年度に利用者に対し支払われた工賃の平均額を利用
者に通知する必要があります。
(3)就労
就労の機会の提供に当たっては、次の事項に留意します。
① 地域の実情並びに製品及びサービスの受給状況等を考慮して行うよう努め
なければならないこと。
② 作 業 の 能 率 の 向 上 が 図 ら れ る よ う 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 等 を 踏 ま え た 工 夫 を
行わなければならないこと。
(4)賃金
就労継続支援A型事業者は雇用契約を締結した利用者が自立した日常生活又
は 社 会 生 活 を 営 む こ と を 支 援 す る た め 、賃 金 の 水 準 を 高 め る よ う 努 め な け れ ば な
り ま せ ん 。ま た 、当 該 利 用 者 は 労 働 基 準 法 上 の 労 働 者 で あ る こ と か ら 労 働 基 準 法
はもとより関係法令も併せて遵守しなければなりません。
(5)就労・生産活動を行う場合の会計処理
就 労 支 援 の 事 業 を 行 う 法 人 に お い て 、よ る べ き 会 計 の 基 準 は 企 業 会 計 原 則 を は
じめとした法人種別に応じた各会計基準・原則となります。
- 56 -
一 方 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お い て は 、事 業 所 ご と に 経 理 を 区 分 し 、当 該 事 業 の
会 計 と そ の 他 の 事 業 の 会 計 を 区 分 す べ き と さ れ て い る と と も に 、就 労 支 援 の 事 業
に お い て は 、適 正 な 利 用 者 工 賃 の 算 出 を す る た め 、製 品 製 造 過 程 等 に お け る 適 切
な製造原価等の把握と管理が重要となります。
そ こ で 、 全 て の 法 人 が 適 用 す る 会 計 処 理 の 取 扱 い と し て 、「 就 労 支 援 等 の 事 業
に関する会計処理の取扱いについて(
」 平 成 18 年 10 月 2 日 社 援 発 第 1002001 号 )
により「就労支援の事業の会計処理の基準」が示されています。
各 法 人 に お い て は 、就 労 支 援 の 事 業 に 係 る 会 計 を 他 の 事 業 と 区 分 し た 一 つ の 区
分 単 位( セ グ メ ン ト )と し て 取 扱 い 、当 該 基 準 で 示 さ れ た 所 要 の 計 算 書 類 を 作 成
します。
な お 、社 会 福 祉 法 人 に つ い て は 、上 記 基 準 が 盛 り 込 ま れ た 社 会 福 祉 法 人 会 計 基
準が定められているため、上記通知は適用されません。
(6)その他の留意事項
上 記 で 述 べ た も の の 他 、各 種 雇 用 関 係 助 成 金 と の 関 係 や 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス
事業所等とは別の場所で行われる支援にかかる所定単位数の算定等については、
厚 生 労 働 省 か ら の 事 務 通 知「 就 労 移 行 支 援 事 業 、就 労 継 続 支 援 事 業( A 型 、B 型 )
に お け る 留 意 事 項 に つ い て ( 平 成 19 年 4 月 2 日 障 障 発 第 0402001 号 厚 生 労 働 省
社 会 ・ 援 護 局 障 害 保 健 福 祉 部 障 害 福 祉 課 長 通 知 )」 を 参 照 す る こ と 。
- 57 -
- 58 -
第 2 章
報 酬 請 求 編
- 59 -
第1
障害福祉サービス・計画相談支援・地域相談支援の請求
1 請求事務の全体像
(1)はじめに
平成19年9月サービス提供分より、障害福祉サービスにおける介護給付
費・訓 練 等 給 付 費 の 請 求 受 付 と 支 払 業 務 を 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会( 以 下「 国
保 連 」 と い い ま す 。) に 委 託 し ま し た 。
これにより、現在ではインターネットによる電子請求※を行うこととなっ
ております。
※
一 部 紙 請 求 の も の が あ り ま す の で ご 注 意 く だ さ い (「 2
で の 処 理 日 程 」 を 参 照 )。
サービス提供から支払ま
(2)請求事務の流れ(概要)
受給者証を確認し利用者と契約を結んだ後、サービス提供を行い、サービ
ス提供の翌月に請求を行い、請求した翌月に支払いが行われます。
<電子請求の場合の流れ>
請求情報は、電子請求受付システムにより国保連が受け付けて点検を行っ
た後、名古屋市で審査を行い、その結果に基づき国保連から事業者へ支払が
行われます。
②点検
①電子請求
国保連合会
③点検結果
④審査
名 古 屋
事業者
⑥支払
電 子 請 求 受 付 システム
⑤審査結果
2 サービス提供から支払までの処理日程
サ ー ビ ス 提 供 か ら 支 払 ま で の 処 理 日 程 は 下 記( 1 )及 び( 2 )の と お り で す 。
なお、特例介護給付費(※)の請求は名古屋市へ紙媒体で請求を行う必要があ
ることから処理日程が異なりますのでご注意ください。
※
特例介護給付費とは、介護者の死亡・疾病などの緊急やむを得ない事由によ
り支給決定前にサービスの利用が必要であると区長が認めた場合に、支給決定
前に利用したサービスに対し支給決定の範囲内で給付を行うものです。
- 60 -
(1)電子請求分の処理日程
事業者
サービス
提 供 月
国保連
名古屋市
サービス提供
請求の受付
・
点 検
10 日 ま で に 請 求
請 求 月
請求の審査
( 20 日 頃 )
(サービス提供
月の翌月)
支払の確定
支払決定額の通知・返
戻通知の送付(上旬)
支 払 月
(請求月の翌月)
支 払 ( 20 日
(2)紙請求分の処理日程
事業者
サービス
提 供 月
請 求 月
名古屋市
サービス提供
15 日 * ま で に 請 求
請求の受付
(サービス提供
月の翌月)
点
検
・
支払の確定
支 払 月
(請求月の翌月)
支 払( 月 末 )
*
窓 口 持 参 の 場 合 15 日 が 土 日 祝 日 の 場 合 は 直 前 の 開 庁 日 。
郵 送 の 場 合 、 15 日 消 印 有 効 。
- 61 -
3 請求
(1)請求に必要な提出物・請求先
ア
障害福祉サービスの場合
「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 サ ー ビ ス 提 供 実 績 記 録 票 ( 以 下 『 実 績 記 録 票 』
と い い ま す )」の 3 点 の 書 類 が 必 要 と な っ て き ま す 。こ れ ら の 書 類 を 、国 保
連へ電子媒体(データ)として送信することとなります。
なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担
上限額管理結果票」が必要となります。上限額管理については(2)を参
照してください。
※
契約内容報告書について
国 保 連 へ 請 求 を 行 う 場 合 は 、請 求 情 報 作 成 の 際 に 契 約 内 容 の 情 報 が 明 細 書 に
取 り 込 ま れ る た め 、契 約 内 容 報 告 書 を 名 古 屋 市 へ 紙 媒 体 で 提 出 す る こ と は
不要です。
電子媒体
(データ)
として送信
請求書
国保連合会
情 報
明細書
情 報
実績
記録票
電 子 請 求 受 付 システム
情 報
イ
複数児童の場合(上限額が0円でないもの)
【複数児童とは】
同一世帯内(同一支給決定者)に複数の障害児がいる場合には、障害児
にかかる月額上限負担額をそれぞれ負担するのではなく、世帯でその利用
者負担上限月額を超えないよう上限額管理を行います。
なお、保護者にも障害がありサービスを受けている場合の利用者負担額
は 、こ の 調 整 の 対 象 と な り ま せ ん 。
( 例 )次 の よ う な 3 人 の 障 害 児 が い る 世
帯の場合
受給者証番
支給決定者
障害児
負担上限月額
0000000100
名古屋太郎
名古屋一郎
4,600 円
0000000101
名古屋太郎
名古屋次郎
4,600 円
0000000102
名古屋太郎
名古屋三郎
4,600 円
号
3 人 の 障 害 児 に か か る 利 用 者 負 担 額 の 合 計 の 上 限 が 4,600 円 と な る よ う
に上限額管理を行います。
- 62 -
通常の上限額管理票では、一人の利用者についてのみの上限管理しか行
えないため、複数児童の上限管理を行う場合には、別にある「複数児童用
の 上 限 額 管 理 票 」( 次 頁 参 照 ) を 使 っ て 管 理 を 行 い ま す 。
※「 複 数 児 童 用 の 上 限 額 管 理 票 」
( M S エ ク セ ル フ ァ イ ル )は 、ウ ェ ル ネ
ットなごやからダウンロードできます。
【複数児童にかかる請求方法】
下記表のとおり国保連へデータを送信し、利用者負担上限管理結果票に
ついては国保連合会へ送信せずに、障害者支援課認定支払係に紙で提出し
ます。
事業所
上限管理事業
所
国保連へ送信
上限額管理結果票を紙で提出
提 出 期 限 : 毎 月 15 日 ま で ( 窓
口 持 参 の 場 合 15 日
が土日祝日の場合
(電子データを送信)
は、直前の開庁日。
・請求書明細書情報
郵 送 の 場 合 15 日 消
・実績記録票情報
印有効)
関係事業所
(その他の事
業所)
ウ
障害者支援課へ提出
なし
特例介護給付費の場合
紙 媒 体 (「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 実 績 記 録 票 の 写 し 」) で 名 古 屋 市 へ 提 出
します。
さ ら に こ の 場 合 は 「 特 例 介 護 給 付 費 代 理 受 領 委 任 状 ( 正 ・ 副 )」 の 提 出
が 必 要 と な っ て き ま す 。こ れ は 区 役 所・保 健 所 か ら 利 用 者 へ 交 付 さ れ る 書
類となり、正と副の両方を作成します。
なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担
上 限 額 管 理 結 果 票 」の 提 出 も 必 要 と な り ま す 。上 限 額 管 理 に つ い て は( 2 )
を参照してください。
請 求 先 が 名 古 屋 市 の 場 合 は 、初 回 の 請 求 の 際 に「 口 座 振 替 申 込 書 」を 提 出 し て
い た だ く 必 要 が あ り ま す 。 な お 、“ 請 求 書 の 代 表 者 名 ” と “ 口 座 振 替 申 込 書 の 名
義 人 ”が 異 な る 場 合 に は「 委 任 状 」の 提 出 も 必 要 と な り ま す 。
「口座振替申込書」
及び「委任状」の帳票はウェルネットなごやからダウンロードできます。なお、
「 口 座 振 替 申 込 書 」や「 委 任 状 」の 内 容 に 変 更 が あ っ た 場 合 は 、再 度 提 出 し て い
ただく必要があります。
エ
計画相談支援の場合
「計画相談支援給付費請求書」を、国保連へ電子媒体(データ)として
- 63 -
送信します。
この場合、明細書や実績記録票の情報は国保連へ送信しません。
な お 、上 限 額 管 理 を 行 っ た 場 合 は こ れ ら の 書 類 に 追 加 し て「 利 用 者 負 担
上 限 額 管 理 結 果 票 」の 提 出 も 必 要 と な っ て き ま す 。上 限 額 管 理 に つ い て は
(2)を参照してください。
オ
地域相談支援*の場合
「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 実 績 記 録 票 」 の 3 点 の 書 類 が 必 要 と な っ て き ま
す。これらの書類を、国保連へ電子媒体(データ)として送信することと
なります。
(2)上限額管理
受 給 者 証 の“ 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 対 象 者 該 当 の 有 無 ”欄 の 右 に「 非 該 当 」
と 記 載 さ れ て い る 方 の 請 求 に あ た っ て は 、こ の 項 目 の 内 容 は 関 係 が な く「 利
用者負担上限額管理結果票」の提出も不要となります。
障害福祉サービスに係る利用者負担額は、利用者の負担能力等に応じて政
令に基づき市町村により決定されますが、一月の障害福祉サービスの利用量
が少なく、サービス利用料の1割に相当する額が市町村の決定した利用者負
担額を下回る場合は当該1割に相当する額が当該月の利用者負担額となりま
す 。( 受 給 者 証 に は 利 用 者 負 担 額 は 「 負 担 上 限 月 額 」 と 表 記 さ れ ま す )
これに伴い、利用者の利用する障害福祉サービスに係る利用料の1割相当
額が負担上限月額を超えることが予想される者が複数の事業所を利用した場
合については利用者負担の上限額の管理が必要となります(もともと利用者
負 担 上 限 月 額 が 0 円 の 場 合 は 除 く )。
管理の方法としては、利用者が利用している事業所の中の1事業所が「上
限額管理事業所」となり、他の事業所での利用者負担の状況を管理し、請求
と合わせて国保連へその内容を報告するというものです。
上限額管理の詳細につきましては、
「第3
上 限 額 管 理 」を 参 照 し て い た だ
く よ う お 願 い し ま す ( 複 数 児 童 の 上 限 額 管 理 に つ い て も 掲 載 が あ り ま す )。
【上限額管理事務の必要性の判断】
下記①および②を満たす場合には、上限管理事務が必要となる。
① 受 給 者 証 の“ 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 対 象 者 該 当 の 有 無 ”欄 が「 該
当」となっている
②複数の事業所を利用
複 数 の 事 業 所 の う ち よ り 、1 つ の 事 業 所 が 上 限 管 理 を 行 う こ
と と し 、 利 用 者 に 確 認 の 上 、 上 限 管 理 を 行 う 事 業 所 が 、「 利 用
者 負 担 上 限 額 管 理 事 務 依 頼( 変 更 )届 出 書 」を 障 害 福 祉 サ ー ビ
ス受給者証とともに区役所等に提出する。
- 64 -
関 係 事 業 所 は 、受 給 者 証 上 に 記 載 さ れ た 上 限 管 理 事 業 所 を 確
認し、上限管理事業所を中心に上限管理を行う。
<上限額管理事務の全体像※上限額管理結果が2又は3の場合>
上限額管理事業所
毎 月 10日 まで (他 請 求 情 報 とあわせて)
国保連合会
③上 限 額 管 理 結 果 票 情 報
毎 月 3日 まで
②上 限 額 管 理 結 果 票
①利 用 者 負 担 額 表
毎 月 6日 まで
その他 事 業 者 は、管
理結果票情 報を国
電子請求受付システム
保 連 へ送 付 不 要
関係事業所
(3)請求情報の作成・送信
ア
電子請求の場合
電子媒体の請求情報を作成し、その情報を国保連へ送信する必要があり
ます。
<請求情報の作成・送信の流れ>
簡易入力
国保連合会
システム
イ
市販
取込送信
ソフト
システム
電 子 請 求 受 付 システム
紙請求の場合
紙媒体の請求書類を作成し、それらを名古屋市へ提出する必要がありま
す。
- 65 -
<請求書類の提出>
名古屋市
・請求書
・明細書
・実績記録票の写し
【請求書の提出先】
〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
名古屋市健康福祉局 障害福祉部 障害者支援課 認定支払係
TEL 0 5 2 - 9 7 2 - 2 6 0 2
(4)請求期限
ア
電子請求の場合
サービス提供月の翌月10日
*
請求の受付期間は、サービス提供月の翌月1日~10日。
*
国 保 連 へ の 請 求 は イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る も の に な り ま す の で 、10 日
が土日祝日でも請求期限が前後することはありません。
イ
紙請求の場合
サービス提供月の翌月15日
*
請求書の受付期間は、サービス提供月の翌月1日~15日。
*
窓 口 持 参 の 場 合 は 15 日 が 土 日 祝 日 の 場 合 は そ の 直 前 の 開 庁 日 が 請
求 期 限 と な り ま す 。 郵 送 の 場 合 15 日 消 印 有 効 。
4 支払
(1)電子請求分
ア
請求から国保連での点検・市町村審査までの流れ
事業者から国保連へ送信された請求情報は、国保連の支払システムに取
込まれ、都道府県への届出の内容・市町村での支給決定の内容と照らし合
わせて、適切な請求情報かどうかを点検します。
その後、国保連で行った点検の結果が名古屋市へ送付され、それに基づ
いて市町村審査を行います。市町村審査では、おもに国保連の支払システ
ムで点検ができない項目や内容について適切な請求情報かどうかを確認し
ます。
市町村審査は毎月20日頃から3日間行っております。
- 66 -
国保連合会
事業者登録
点検
情報等
事業者
名古屋市
請求情報
支給決定
支 払 システムによる
エラーチェ ック
イ
【点 検 結 果 】
・ 正常
・ 警告
・ エラー
点検結果について
国保連での点検結果は、
「 正 常 」、
「 警 告 」、
「 エ ラ ー 」の 3 つ に 分 類 さ れ ま
す。それぞれの点検結果における審査内容や対応は下記の表を参照してく
ださい。
点検結果
審査内容
対
正常
名古屋市で次のような確認を行い、エラ
ー相当であれば返戻とする。
・実 績 と 請 求 明 細 書 の 整 合 性 の 確 認
等
(明細書情報)
「支払い」可能な請求情報とすることは
エラー
払
または
・「 警 告 」 内 容 の 確 認
警告
支
応
できない。
(実績記録票・上限結果票情報)
点 検 結 果 が「 正 常 」
「 警 告 」の 場 合 と 同 じ
返
戻
すべて
返
支
戻
払
または
返
戻
返戻とは“請求の差し戻し”のことです。返戻は明細書情報ごとでの取
扱いとなります。1件の明細書が返戻になったとしても、請求額全額が不
払いになることはありません。返戻になった明細書情報にある金額は不払
いとなります。
市町村審査では、おもに「警告」となっている明細書情報について支払
か返戻かを判断します。
<参 考>点検結果がエラーとなるケース
一部ではありますが、下記のような場合がエラーとなります。
・
・
受給者証番号、事業者番号の誤り
すでに同一の請求情報が国保連に存在している
- 67 -
・
・
ウ
支給決定されていないサービスにかかる請求
上限管理結果後利用者負担額が管理票と明細書で不一致
等
市町村審査から支払までの流れ
市町村審査後、支払または返戻となった請求情報(審査結果情報)は名
古屋市から国保連へ送付されます。その後、国保連では支払額の確定を行
います。
請 求 し た 月 の 翌 月 上 旬 に 各 事 業 者 へ「 支 払 決 定 額 の 通 知( 返 戻 通 知 )」が
届き、20日頃に支払いが行われます。
返戻になった請求情報は再請求を行うことができます。これについては
「 5 ( 1 )」 に 説 明 が あ り ま す 。
名古屋市
国 保 連
事 業 者
支払決定額
審査結果
の通 知 (返 戻
情報
通 知 )・支 払
エ
支払後
支払いを受けた後には、利用者に対して、支払いを受けた額を通知しま
す ( 代 理 受 領 額 通 知 書 の 発 行 )。
代理受領額通知書
○□△円
事業者
(◇月提供分)
発
行
(2)紙請求分
ア
請求から名古屋市での点検・支払額の確定までの流れ
事業者から名古屋市へ提出された請求書類は、市町村への届出の内容や
支給決定の内容と照らし合わせて、適切な請求内容かどうかを点検し、支
払額を確定します。
この点検は毎月上旬頃に行っております。適切でない請求内容はこの点
検の時点で各事業者に確認を取った上で適切なものにするため、基本的に
は、紙請求分については返戻といった取扱いはありません。
イ
支払
請求した月の翌月末日に支払が行われます。末日が土日祝日の場合はそ
- 68 -
の直前の開庁日が支払日となります。
ウ
支払後
支払いを受けた後には、利用者に対して、支払いを受けた額を通知しま
す ( 代 理 受 領 額 通 知 書 の 発 行 )。
代理受領額通知書
○□△円
事業者
(◇月提供分)
発
行
電子請求分の支払日・・・請求した月の翌月20日頃
紙請求分の支払日
・・・請求した月の翌月末日
5 返戻と過誤調整
(1)返戻
請求が返戻になった場合、請求内容を修正して再請求を行うことができま
す。再請求は通常の請求を行う場合と同様に、請求情報を国保連へ送信して
ください。
再請求の請求期限は通常の請求と同様、毎月10日となります。
事業者
国保連合会
①返 戻 通 知
②再 請 求
請求期間である
1 日 ~ 10 日 ま で に 行 う 。
電 子 請 求 受 付 システム
(2)過誤調整
ア
過誤調整とは
支払とされた請求について実際のサービス提供内容と請求内容が異なっ
ていたなどの過誤があった場合に、すでに行った請求を取り下げて、修正
した内容で再請求を行うことです。請求金額全額を取り下げるため、再請
求をせずに請求を取り下げるだけの場合もあります。
- 69 -
イ
過誤調整の流れ
(ア)
電 子 請 求 の 場 合 (「 取 下 げ 」 と 「 再 請 求 」 を 同 じ タ イ ミ ン グ で 行 っ た
場合)
名古屋市
事業者
①過 誤 申 立 て依
頼 (10日 まで)
①過 誤 申 立 て
国保連
②再 請 求 (過 誤 申 立 て依 頼
を行 った月 の10日 まで)
③過 誤 決 定 通 知 書 の送 付
④差 額 の処 理
①
過誤申立て依頼(取下げ)
過 誤 申 立 て と は 、支 払 と さ れ た 請 求 を 取 り 下 げ る こ と を 意 味 し ま す 。
過 誤 申 立 て 依 頼 を 行 う 場 合 は 、事 業 者 か ら 名 古 屋 市 に 対 し て 過 誤 申 立
て依頼を行います。
「過誤申立て(取下げ)依頼書」に必要事項を記入し、名古屋市へ
提出することで依頼を行います。
「 過 誤 申 立 て( 取 下 げ )依 頼 書 」の 様
式はウェルネットなごやに掲載されております。
毎月10日までに行われた過誤申立(取下げ)依頼書の内容に基づ
き、名古屋市が国保連へ過誤申し立てを行います。11日以降の分に
ついては、翌月の処理となります。
②
再請求
事業者から国保連へ再請求を行います。
こ れ は 、① で 過 誤 申 立 て 依 頼 を 行 っ た 月 の 1 日 ~ 1 0 日 ま で に 行 い
ます。
③
過誤決定通知書の送付
再 請 求 を 行 っ た 月 の 翌 月 上 旬 に 、国 保 連 か ら「 過 誤 決 定 通 知 書 」が
事業者へ送付されます。
こ の 通 知 書 に は 、① に お い て 名 古 屋 市 へ 提 出 し た「 過 誤 申 立 て( 取
下 げ )依 頼 書 」で 取 下 げ た 請 求 額 が 記 載 さ れ て お り 、こ の 通 知 書 に よ
っ て 、過 誤 決 定 さ れ た 額( つ ま り ④ で 差 し 引 か れ る 額 )を 確 認 し ま す 。
- 70 -
④
差額の処理
「取り下げた請求
再請求を行った月の翌月20日頃の支払において、
額」が差し引かれると同時に「再請求額」が支払われるため、両方の
差額が支払額の中で処理されることになります。
【過誤調整の具体例】
・1 月提供分を 2 月に請求した。
・当 初 の 請 求 内 容 が 誤 っ て い た( 10 万 円 ⇒ 9 万 円 )た め 、3 月 に 名 古 屋 市
に 「 過 誤 申 立 て (取 下 げ )依 頼 書 」 を 送 付 し 、 国 保 連 へ 再 請 求 。
(金額の流れ)
処理内容
2月
金額
国保連請求(当初請求)
2 月 請 求 分 が 国 保 連 よ り 10 万
円支払
3月
4月
5月
(事業者⇒市町村)
過 誤 申 立 て ( ~ 10 日 )
(事業者⇒国保連)
国 保 連 再 請 求 ( 1~10 日 )
国保連から事業所へ支払
① 取 下 げ 額 ( 10 万 円 )
②再請求額(9 万円)
⇒ ① と ② の 差 額 (マ イ ナ ス 1 万
円 )が 4 月 請 求 の 支 払 額 か ら
調整される
【 再 請 求 時 の 上 限 額 管 理 票 の 処 理 に つ い て ( 電 子 請 求 )】
過 誤 申 立 て( 取 下 げ )や 返 戻 の 場 合 で は 、自 ら の 事 業 所 に お い て「 明
細 書 情 報 」と「 実 績 記 録 票 情 報 」の 取 り 下 げ が で き ま す が 、
「利用者負
担上限額管理結果票情報」は上限額管理事業所による修正が必要とな
ってきます。
上限額管理事業所以外の事業所は再請求を行う際に、上限額管理事
業所に「利用者負担上限額管理結果票情報」の修正依頼をします。
これを受けて上限額管理事業所は、
「利用者負担上限額管理結果票情
報」を修正します。その後、上限額管理事業所は6日までに上限額管
理事業所以外の事業所に利用者負担上限額管理結果票の写しを送付
し、これにより上限額管理事業所以外の事業所が明細書情報を修正し
再請求を行います。
上限額管理事業所は10日までに、修正した「利用者負担上限額管
理結果票情報」を国保連へ送信します。
- 71 -
上限額管理事業所
②上 限 額 管 理 票 の
の修 正 処 理
①上 限 額 管 理
票 の修 正 依
頼 をする。
国保連合会
③再 請 求
(イ)
電子請求受付システム
紙請求の場合
下記の図を参考にして説明を行います。
名古屋市
事業者
①過 誤 調 整 の書 類 を提 出
②差 額 の処 理
①
過誤調整の書類を提出
事業者から名古屋市に対して“過誤調整の書類”を提出します。
こ れ は 毎 月 1 5 日 ま で に 提 出 す る 必 要 が あ り ま す 。窓 口 持 参 の 場 合
15日が土日祝日の場合はその直前の開庁日となります。
郵送の場合15日消印有効。
“ 過 誤 調 整 の 書 類 ” と は 、「 差 額 の 金 額 を 記 し た 請 求 書 」、「 修 正 し
た 明 細 書 と 実 績 記 録 票 」、「 前 回 提 出 し た 明 細 書 と 実 績 記 録 票 の 写 し
( 赤 字 で 見 え 消 し 修 正 し た も の )」 の 3 点 と な り ま す 。
上 限 額 管 理 を 行 っ て い る 場 合 は「 修 正 し た 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結
果 票 」と「 前 回 提 出 し た 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 赤 字 で 見 え 消
し 修 正 し た も の )」 も 提 出 し ま す 。
過誤調整の書類の作成方法はウェルネットなごやに掲載されてい
る 「 過 誤 調 整 の 請 求 方 法 ( 名 古 屋 市 紙 請 求 )」 を ご 参 照 く だ さ い 。
※
過誤調整の書類を提出することで、電子請求で言うところの
「 取 下 げ 」と「 再 請 求 」を 同 時 に 行 っ て い る こ と に な り ま す 。な
お、紙請求の場合の過誤調整では電子媒体の提出は不要です。
②
差額の処理
過誤調整の書類を提出した月の翌月末日の支払において、通常の紙
請求にかかる支払額の中で差額の処理が行われます。末日が土日祝日
- 72 -
の場合はその直前の開庁日となります。
ただし、毎月の支払額が20万円で差額がマイナス30万円の場合
など、毎月の支払額の中で差額が処理できない場合については、名古
屋市から納付書を送付し、これによって支払を行っていただくことが
ありますので、ご了承ください。
例えば・・・
7月15日までに過誤調整の書類の提出を行った場合には8月末
日の支払額において、差額の処理が行われます。
第2
移動支援・地域活動支援の請求について
1 請求事務の全体像
(1)はじめに
移動支援及び地域活動支援の請求は、名古屋市に対して紙請求を行うこと
になります。
請求先は国保連ではありませんのでご注意ください。
(2)請求事務の流れ(概要)
受給者証を確認し利用者と契約を結んだ後、サービス提供を行い、サービ
ス提供の翌月に請求を行い、請求した翌月に支払いが行われます。
<紙請求の場合の流れ>
事業者から名古屋市へ請求書類を提出し、その後名古屋市で請求内容の点
検を行い、名古屋市から事業者へ支払が行われます。
名古屋市
事業者
①請求
③支払
②点検
2 サービス提供から支払までの処理日程
障害福祉サービスにおける紙請求の場合と同様となります(第1の2(2)
を 参 照 )。
3 契約・サービス提供
- 73 -
障 害 福 祉 サ ー ビ ス と 同 様 と な り ま す ( 第 1 の 2 を 参 照 )。
ただし、参照となる基準は「名古屋市移動支援・地域活動支援にかかる事業
の人員、設備及び運営に関する基準」となります。
なお、事業者記入欄について、移動支援及び地域活動支援の場合は横長の厚
紙に記入欄が設けられています。
4 請求
(1)請求に必要な提出物・請求先
紙 媒 体 お よ び 電 子 媒 体 ( C D - R ) で 「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 実 績 記 録 票
の写し」を名古屋市へ提出します。
なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担額
管理表の写し」の提出も必要となってきます。上限額管理については(2)
を参照してください。
新規契約、契約内容の変更、契約終了時には「契約内容報告書」の提出が
必要となります(紙媒体と電子媒体ともに必要で、データはCD-Rに入れ
て 提 出 )。
初 回 の 請 求 の 際 に「 口 座 振 替 申 込 書 」を 提 出 し て い た だ く 必 要 が あ り ま
す 。 な お 、“ 請 求 書 の 代 表 者 名 ” と “ 口 座 振 替 申 込 書 の 名 義 人 ” が 異 な る
場 合 に は「 委 任 状 」の 提 出 も 必 要 と な り ま す 。
「 口 座 振 替 申 込 書 」及 び「 委
任 状 」の 帳 票 は ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や か ら ダ ウ ン ロ ー ド で き ま す 。な お 、
「口
座 振 替 申 込 書 」や「 委 任 状 」の 内 容 が 変 更 し た と き も 、そ れ ら を 再 提 出 し
てください。
(2)上限額管理
負担上限月額が「0円」の方の請求にあたっては、この項目の内容は
関係がなく「利用者負担額管理表の写し」の提出も不要となります。
移動支援及び地域活動支援に係る利用者負担額には、利用者の負担能力等
に応じた負担上限月額として決定されており、利用者はその負担上限月額を
超えて利用者負担額を支払う必要がありません。
これに伴い、負担上限月額が0円でない者については、一つの事業者のみ
の利用でも利用者負担の上限額の管理が必要となります。
管理の方法としては、サービスを利用するたびに“利用者負担額”とその
“累計額”を、利用者が持っている「利用者負担額管理表」に事業者が記入
していき、負担上限月額に達するまで上限額を徴収するというものです。
上限額管理の詳細につきましては、
「第3
い。
- 74 -
上 限 額 管 理 」を 参 照 し て く だ さ
(3)請求書類の作成・提出
障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 3( 3 )
イ を 参 照 )。
(4)請求期限
障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 3( 3 )
イ を 参 照 )。
5 支払
障害福祉サービスにおける紙請求の場合と同様となります(第1の4(2)
を 参 照 )。
6 過誤調整
(1)過誤調整とは
支払とされた請求について実際のサービス提供内容と請求内容が異なって
いたなどの過誤があった場合に、請求内容を修正し、修正前と修正後の請求
額の差額を請求することです。
(2)過誤調整の流れ
障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 5( 2 )
を 参 照 )。
- 75 -
第3
上限額管理
1 はじめに
障害福祉サービス、移動支援及び地域活動支援では、利用者の負担する費用
につき上限額が設けられています。これは利用者の負担能力に応じて負担を求
めるためのものです。
利用者はこの上限額を超えて利用者負担額を支払う必要がありません。
これに伴い、利用者負担額が負担上限月額を超えることが予想される者が複
数の障害福祉サービス事業所等を利用した場合については利用者負担額の上限
額管理が必要となります。
以下では、障害福祉サービス、移動支援及び地域活動支援における上限額管
理について説明を行います。
9 ,3 0 0 円 ま で
しか払う必要が
ないのに・・・
受給者証
上限額
9,300円
○○事業所
□□事業所
利用者負担額を
利用者負担額を
5,000円徴収
7,000円徴収
上図では、利用者は本来であれば受給者証に記載されている9,3
00円までしか利用者負担額を支払う必要がないのにもかかわらず、
○○事業所が5,000円、□□事業所が7,000円を徴収してい
ることから、合計12,000円の利用者負担額を事業所へ支払って
いることになります。
このような事態を防ぎ、利用者が上限額を超えて利用者負担額を支
払うことがないようにするのが上限額管理の目的となります。
具体的には事業所間で調整を行うことで上限額の管理を行っていき
ます。
なお、根拠法令等が異なるサービス間(障害福祉サービス、障害児
通 所 支 援 、移 動 支 援 及 び 地 域 活 動 支 援 )で の 上 限 額 管 理 は 行 い ま せ ん 。
- 76 -
2 障害福祉サービスの場合
上限額管理を行う事業所を決めたうえで、上限額管理事業所が中心と
なって上限額管理をしていくことになります。
(1)上限額管理事業所の決定
ア
上限額管理事業所となる順序
負 担 上 限 額 の 管 理 を 行 う 事 業 所( 以 下「 上 限 額 管 理 事 業 所 」と い い ま す 。)
と な る の は 、提 供 さ れ る サ ー ビ ス 量( 標 準 的 な 報 酬 の 多 寡 )、生 活 面 を 含 め
た 利 用 者 と の 関 係 性( 利 用 者 負 担 を 徴 収 す る 便 宜 )、サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 の
配 置 の 有 無 や 事 務 処 理 体 制 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 、 以 下 の (ア)か ら (カ)の 順 序
と し ま す 。(ア)の 居 住 系 サ ー ビ ス 利 用 者 に つ い て は 、事 業 者 間 の 調 整 に よ る
ことなく必ず該当事業所が上限管理をすることとなります。
(ア)
居住系サービス利用者
指 定 療 養 介 護 事 業 所 、指 定 障 害 者 支 援 施 設 、指 定 自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )
事業所(指定宿泊型自立訓練を受ける者、継続的短期滞在型利用者及び
精 神 障 害 者 退 院 支 援 施 設 利 用 者 に 限 る 。)、 指 定 就 労 移 行 支 援 事 業 所 ( 精
神 障 害 者 退 院 支 援 施 設 利 用 者 に 限 る 。)又 は 指 定 共 同 生 活 援 助 事 業 所( 体
験利用の場合を除く)が上限額管理を行います。
(イ)
計画相談支援給付費支給対象者のうち継続サービス利用支援におけ
る モ ニ タ リ ン グ 期 間 が「 毎 月 ご と 」で あ る 者( (ア)に 該 当 す る 者 を 除 く )
指 定 特 定 相 談 支 援 事 業 所( 計 画 相 談 支 援 を 実 施 す る 事 業 所 )が 上 限 額
管 理 を 行 い ま す 。た だ し 、毎 月 の モ ニ タ リ ン グ が 3 カ 月 な ど の 短 い 期 間
に限定されている場合は除きます。
な お 、 (イ)に 該 当 す る 者 以 外 の 者 に つ い て は 、 指 定 特 定 相 談 支 援 事 業
所は上限額管理を行わないこととなります。
(ウ)
日 中 活 動 系 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)、 (イ)に 該 当 す る 者 を 除 く )
指 定 生 活 介 護 事 業 所 、指 定 自 立 訓 練( 機 能 訓 練 )事 業 所 、指 定 自 立 訓
練( 生 活 訓 練 )事 業 所 、指 定 就 労 移 行 支 援 事 業 所 、指 定 就 労 継 続 支 援 A
型事業所又は指定就労継続支援B型事業所が上限額管理を行います。
この区分において上限額管理の対象となる利用者にサービスを提供
す る 事 業 所 が 複 数 存 在 す る 場 合 は 、原 則 と し て 契 約 日 数 の 多 い 事 業 所 が
上限額管理を行います。
- 77 -
(エ)
訪 問 系 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)~ (ウ)に 該 当 す る 者 を 除 く )
指 定 居 宅 介 護 事 業 所 、指 定 重 度 訪 問 介 護 事 業 所 、指 定 同 行 援 護 事 業 所 、
指定行動援護事業所又は指定重度障害者等包括支援事業所が上限額管
理 を 行 い ま す 。当 該 区 分 に お い て 当 該 上 限 額 管 理 対 象 者 に サ ー ビ ス を 提
供 す る 事 業 所 が 複 数 存 在 す る 場 合 は 、以 下 の 優 先 順 位 で 上 限 額 管 理 事 業
所 と な る も の と し ま す が 、最 も 高 い 順 位 に 複 数 の 事 業 所 が 存 在 す る 場 合
は、原則として契約時間数が多い事業所が上限額管理を行います。
a
対象者に同一事業所番号で複数の訪問系サービスを提供する指定事
業所
(オ)
b
指定重度訪問介護事業所
c
指定居宅介護事業所
d
指定同行援護事業所
e
指定行動援護事業所
短 期 入 所 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)~ (エ)に 該 当 す る 者 を 除 く )
短 期 入 所 サ ー ビ ス の み の 利 用 者 で 、上 限 額 管 理 が 必 要 な と き は 、当 該
月において利用者に対して最後に指定短期入所サービスを提供した事
業所が上限額管理を行います。
(カ)
共同生活援助サービスの体験利用者
複 数 の 共 同 生 活 援 助 事 業 所 を 体 験 利 用 し て い る 場 合 に あ っ て は 、当 該
月 に お い て 、利 用 者 に 対 し て 原 則 と し て 最 後 に 指 定 共 同 生 活 援 助 サ ー ビ
スを提供した事業所が上限額管理を行います。
【注意点】
基準該当事業所は運用により上限管理を行った場合でも、上限額管理加
算を算定することはできません。
また、一般相談支援事業所(地域相談支援を実施する事業所)は、上限
額管理を行うことはありません。これは、地域相談支援のみの利用者につ
いては、利用者負担がなく上限額管理の必要がないためです。
【上限額管理事業所の順番について】
○
居住系サービスを利用している場合
⇒
○
居住系サービスの事業所が上限額管理を行います。
居住系サービスを利用していない場合
⇒
原則、上限額管理事業所を決める順番に沿って上限額管理事業所
を決めます。
ただし、優先度が下位の事業所においても、毎月の利用が見込ま
れる場合については、事業所間の調整により上限額管理を行うこと
も可能となります。
- 78 -
イ
障害福祉サービス受給者証による確認
上限額管理事業所の登録の有無は、障害福祉サービス受給者証(Ⅱ)の
第三面にある「利用者負担上限額管理対象者該当の有無」の欄を確認しま
す。
また、
「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 対 象 者 該 当 の 有 無 」欄 に は 、介 護 給 付 費 ・
訓練等給付費の支給量から、利用者負担上限月額を超過する可能性がある
方 に つ い て は「 該 当 」、超 過 す る 可 能 性 が な い 方 に つ い て は「 非 該 当 」と 記
載してあります。
利用者負担上限額管理対象者該当の有無
該当
利用者負担額上限額管理事業所名
開始年月日
ウ
平成 年 月 日
上限額管理事業所を定める場合について
「該当」と記載されている利用者が、事業所番号の異なる複数の障害福
祉サービス事業所とサービス利用契約を結んだ場合に、上限額管理事業所
を定める必要があります。
「該当」と表示されていても、単一(事業所番号が同一)の事業所とし
か契約を結んでいない場合は、上限額管理事業所を定める必要はありませ
んが、後日、複数の事業所と契約を結んだ場合は、その時点で上限額管理
事業所を定める必要があります。
なお、負担上限額が0円の場合には、複数事業所によるサービスを受け
ていても上限額管理は不要となります。
「非該当」と記載されている場合には、基本的に上限額管理事業所を定
める必要はありません。
【ポイント】
●
上限額管理が必要となる場合は、負担上限額が0円ではない方で、
複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所( 相 談 支 援 事 業 所 は 数 え ま せ ん )を 利
用している場合となります。
例 )・ 1 つ の 居 宅 介 護 事 業 所 と 特 定 相 談 支 援 事 業 所 を 利 用
⇒
上 限 額 管 理 の 必 要 は あ り ま せ ん( 1 つ の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス
事 業 所 し か 利 用 し て い な い た め )。
・1つの居宅介護事業所と1つの生活介護事業所と特定相談支援
事業所を利用
⇒
上 限 額 管 理 が 必 要 と な り ま す( 2 つ の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事
業 所 を 利 用 し て い る た め )。
- 79 -
(2)上限額管理事業所の登録手続き
ア
利用者に確認の上、上限額管理を行う事業所が「利用者負担上限額管理
事 務 依 頼( 変 更 )届 出 書 」
( 下 図 参 照 )を 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス 受 給 者 証 と と
もに区役所(支所)又は保健所に提出してください。
イ
区役所(支所)又は保健所で、受給者証に上限額管理事業所名を記載し
ま す の で 、手 続 き 後 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス 受 給 者 証 を 本 人 へ お 返 し く だ さ い 。
ウ
事業者記入欄(別冊)に記載されているその他の契約事業者に、上限額
管理事業所になった旨をご連絡ください(この連絡を行っていただかない
と 、 正 し く 上 限 額 管 理 事 務 を 行 う こ と が で き ま せ ん )。
<利用者負担上限額管理事務依頼(変更)届出書>
利用者負担上限額管理事務依頼(変更)届出書
支給決定障害者等氏名
受給者証番号
フリガナ
生年月日
明・大・昭
年 月 日
利用者負担上限額管理を依頼(変更)した事業者
上記の者より、平成 年 月 日にあった利用者負担上限額管理の依頼の件につきましては、責任を
持って利用者負担の上限額管理事務を行うことを承諾します。
上限額管理事業所所在地及び連絡先
上限額管理事業者及びその事業所の名称
事業所番号
印
事業所を変更する場合の事由等
変更年月日
平成
年 月 日
※事業所を変更する場合は必ず記入してください。
変更前の事業所への連絡(□済 □ 未)
(提出先)
様
上記の指定サービス事業所に利用者負担の上限額管理を依頼することを届出します。
また、利用者負担の上限額管理のために、私にサービスを提供した事業所が上記届出事業所にサー
ビス利用状況等を情報提供することに同意します。
平成 年 月 日
住 所
電話 ( )
氏 名
市町村
確認欄
1 この届出書は、利用者負担の上限額管理を依頼する事業所が決まり次第、受給者証を添えて、所管の区役所又は保健所へ提出して
ください。
2 利用者負担の上限額管理を依頼する事業所を変更するときは、変更年月日を記入のうえ、所管の区役所又は保健所へ提出してくだ
さい。
3 この届出書の届出がない場合、利用者負担額を一旦全額負担していただくことがあります。
- 80 -
(3)上限額管理事務の流れ
ア
上限額管理事業所は、当該事業所のみにおいて当該月の利用料の1割相
当額が、負担上限月額に達した場合(上限額管理結果が「1」の場合)に
は 、達 し た 時 点 に お い て 関 係 事 業 所 * に 対 し 、「 利 用 者 負 担 額 表 」の 提 出 が
不要である旨を通知します。
C事 業 所
B事 業 所
D事 業 所
「利 用 者 負 担 額 表 」の提 出 が
不 要 である旨 を通 知
A事 業 所 (上 限 管 理 事 業
Kさんの
上限額管理票
(ABCD を集 計 )
Kさんの
利用者負担額
*
関係事業所とは、利用者が利用している事業所のうち上限額管理事業
所 以 外 の 事 業 所 を い い ま す( 上 の 表 で は B~ D 事 業 所 の こ と に な り ま す )。
イ
アによらない場合(つまり上限額管理事業所のみでは利用料の1割相当
額 が 負 担 上 限 額 に 達 し な い ( 上 限 額 管 理 結 果 が 「 2 」 又 は 「 3 」) 場 合 ))
に は 、上 限 額 管 理 事 業 所 は 関 係 事 業 所 に 対 し 、
「 利 用 者 負 担 額 表 」の 提 出 を
依頼し、関係事業所は、毎月3日(サービス提供月の翌月3日)までに、
事業所番号単位で利用者負担額を算出して、障害福祉サービス受給者証に
記載された上限額管理事業所に「利用者負担額表」を提出します。
B事 業 所
C事 業 所
D事 業 所
Kさんの
Kさんの
Kさんの
利用者負担額
利用者負担額
利用者負担額
A事 業 所 (上 限 管 理 事 業
Kさんの
上限額管理票
(ABCD を集 計 )
Kさんの
利用者負担額
- 81 -
<利用者負担額表>
利用者負担額表
平成 年 月 日
( 提 供 先 )
指定事業所番号
殿
下記のとおり提供します。
平成
年
月分
市町村番号
事
業
者
住 所
(所在地)
電話番号
主たる事業所
の
名 称
受給者証番号
氏名
総費用額
利用者負担額
No
サービス種類番号
サービス名称
1
2
提供サービス
3
4
5
ウ
上限額管理事業所は、
(ア)
アによる場合には、
上 限 額 管 理 事 業 所 に つ い て は “ 事 業 所 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ”、
“ 総 費 用 額 ”、
“利用者負担額”
( 1 割 相 当 額 )、
“管理結果後の利用者負担
額 ” 及 び“ 管 理 結 果 後 の 介 護 給 付 費 等 ”を す べ て 記 入 し 、関 係 事 業 所 に
つ い て は “ 事 業 者 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ” 及 び “ 管 理 結 果 後 の 利
用 者 負 担 額( つ ま り 0 円 )”の み を「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」に 記
載 す る こ と で 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」 を 作 成 し ま す 。
(イ)
イ に よ る 場 合 に は 、提 出 さ れ た「 利 用 者 負 担 額 表 」に 基 づ き 、上 限 額
管 理 事 業 所 ・ 関 係 事 業 所 と も に “ 事 業 所 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ”、
- 82 -
“ 総 費 用 額 ”、
“利用者負担額”
( 1 割 相 当 額 )、
“管理結果後の利用者負担
額 ” 及 び “ 管 理 結 果 後 の 介 護 給 付 費 等 ” を 記 入 し 、「 利 用 者 負 担 上 限 額
管理結果票」を作成します。
こ の 場 合 の 関 係 事 業 所 の 内 容 に つ い て は 、(ア)の よ う に 省 略 し て 記 入 す
ることはできません。
エ
上 限 額 管 理 事 業 所 は 、作 成 し た「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」の 内 容
について利用者に確認を求め、署名、押印を受けてください。
署名、押印した結果票の原本は上限額管理事業所で保管してください。
<利用者負担上限額管理結果票>
利用者負担上限額管理結果票
平成 年 月
市町村番号
指定事業者番号
管
理
事
業
者
受給者証番号
支給決定障害者等
氏 名
支給決定に係る
事業者及び
その事業所
の名称
障害児氏名
利用者負担上限月額
利用者負担上限額管理結果
1 管理事業所で利用者負担額を充当したため、他事業所の利用者負担は発生しない。
2 利用者負担額の合算額が、負担上限月額以下のため、調整事務は行わない。
3 利用者負担額の合算額が、負担上限額を超過するため、下記のとおり調整した。
項番
1
2
3
4
6
7
8
9
5
事業所番号
利
用
主たる
者
事業所の名称
負
担
額
総費用額
集
計
(上限管理報酬含)
・
調
利用者負担額
整
欄 管
理
結
果
利用者負担額
介護給付費等
項番
事業所番号
利
用
主たる
者
事業所の名称
負
担
額
総費用額
集
計
(上限管理報酬含)
・
調
利用者負担額
整
欄 管
理
結
果
合計
利用者負担額
介護給付費等
上記内容について確認しました。
平成 年 月 日
支給決定障害者等氏名
- 83 -
印
オ
上限額管理事業所は、毎月6日(サービス提供月の翌月6日)までに関
係事業所に「利用者負担上限額管理結果票」を送付します。
A事業所(上限額管理事業所)
が原本保管
Kさんの
上限額管理票
(ABCD を集 計 )
C
事業所
D
事業所
印
カ
B
事業所
Kさんの
上 限 額 管 理 票 【写 し】
Kさんの
上 限 額 管 理 票 【写 し】
Kさんの
上 限 額 管 理 票 【写 し】
上限額管理事業所、関係事業所は「利用者負担上限額管理結果票」に基
づき、明細書の調整をします。
キ
上限額管理事業所は、毎月10日(サービス提供月の翌月10日)まで
に、請求書・明細書・実績記録票情報とともに「利用者負担上限額管理結
果票情報」を国保連へ送付します。
【利用者負担上限額管理加算について】
複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 の 間 で 上 限 額 管 理 を 行 っ た 場 合 に 、上 限 額
管理事業所において算定が可能となります。
◇
上限額管理事業所のみを利用し、他の事業所の利用がない月
→上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できません。
◇
上限額管理事業所及び他事業所を利用した月
→上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できます。
◇
上限額管理事業所の利用がなく、他の事業所のみを利用した場合
→上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できます。
- 84 -
(4)同一世帯内に複数の障害児がいる場合の取扱い
同一世帯内(同一支給決定者)に複数の障害児がいる場合(複数児童)に
は、障害児にかかる負担上限額をそれぞれ負担するのではなく、世帯でその
負担上限額を超えないよう上限額管理を行います。
なお、保護者にも障害がありサービスを受けている場合の利用者負担額は
この調整の対象となりません。
例)次のような3人の障害児がいる世帯の場合
受給者証番号
障害児
0000000100
名古屋 一郎
0000000101
名古屋 次郎
0000000102
名古屋 三郎
支給決定者
負担上限月額
名古屋 太郎
4,600円
3人の障害児にかかる利用者負担額の合計の上限が4,600円とな
るように上限額管理を行います。
通常の「利用者負担上限額管理結果票」では、一人の利用者について
のみの上限額管理しか行えないため、複数児童の上限管理を行う場合に
は 、別 に あ る「 複 数 児 童 用 の 上 限 額 管 理 票 」
( 次 頁 参 照 )を 使 っ て 管 理 を
行います。
※
「複数児童用の上限額管理票」はウェルネットなごやからダウン
ロードできます。
ア
複数児童世帯の上限額管理事業所
同一世帯に複数児童がいる場合には、障害福祉サービス受給者証(Ⅱ)
の第三面「特記事項欄」に“複数児童あり”と表記されています。
なお、上限額管理事業所は原則として居宅介護を提供している以下の事
業所とします。
◆
共通する事業所を利用している場合
利 用 している事 業 所
◆
児童兄
A、B
児童弟
B、C
上限管理事業所
B
共通する事業所を利用していない場合
利 用 している事 業 所
上限管理事業所
児童兄
A、B
最 も契 約 の多 い事 業
児童弟
C、D
所
- 85 -
<利用者負担上限額管理結果票(複数児童用)>
<項番の基本ルール>
○児童に関わらず、上限管理事業所を優先して入力する。
○上限管理事業所内の順位は、総費用額の多い児童順に入力す
る。
○その後は、児童にかかわらず、総費用額の多い事業所順に入
力する。
- 86 -
イ
上限額管理事務の流れ
【ケース】
児 童 M さ ん ( A、B、C 事 業 所 を 利 用 )
児 童 N さ ん ( A、D 事 業 所 を 利 用 )
A が上限額管理事業所
(ア)
各 事 業 所 ( B、 C、 D) は 、 毎 月 3 日 ( サ ー ビ ス 提 供 月 の 翌 月 3 日 ) ま
でに、事業所番号単位で利用者負担額を算出して、上限額管理事業所 A
に「 利 用 者 負 担 額 表 」を 提 供 し 、そ れ を 受 け て 上 限 額 管 理 事 業 所 A は「 利
用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 を 作 成 し て く だ さ い 。
B事業所
Mさんの
C事業所
Mさんの
D事業所
Nさんの
利用者負担額表
利用者負担額表
利用者負担額表
上限額管理事業所(A事業所)
Mさんの
利用者負担額表
MさんとNさんの
上限額管理票
( ABCD を 集 計 )
Nさんの
利用者負担額表
(イ)
上 限 額 管 理 事 業 所 A は 、児 童 の 保 護 者( 支 給 決 定 対 象 者 )に「 利 用 者
負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 複 数 児 童 用 )」の 内 容 確 認 を 求 め 、署 名 、押 印 を
受けてください。
(ウ)
上 限 額 管 理 事 業 所 A は 、毎 月 6 日( サ ー ビ ス 提 供 月 の 翌 月 6 日 )ま で
に 各 事 業 所 に「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 複 数 児 童 用 )」の 写 し を 送
付してください。
B事 業 所
MさんとNさんの
A事 業 所 (上 限 額 管 理 事 業 所 )
上限額管理票【写】
が原 本 保 管
C事 業
MさんとNさんの
MさんとNさんの
上限額管理票
印
上限額管理票【写】
( ABCD を 集 計 )
D事 業 所
MさんとNさんの上限
額管理票【写】
- 87 -
(エ)
各 事 業 所( A、B、C、D)は「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 複 数 児 童
用 )」 に 基 づ き 、 明 細 書 の 上 限 額 管 理 結 果 内 容 を 入 力 し ま す 。
(オ)
各 事 業 所 ( A、 B、 C、 D) は 国 保 連 へ 電 子 請 求 を 行 い ま す 。
A事 業 所 (上 限 額 管 理 事 業 所 )は利 用 者 負 担 上 限 管 理 結 果 票 に つ い て は
国保連合会へ送信せずに、障害者支援課認定支払係に紙で提出します。
【複数児童にかかる請求方法】
事業所
上限管理事業
所
国保連へ送信
障害者支援課へ提出
上限額管理結果票を紙で提出
提 出 期 限 : 毎 月 15 日 ま で ( 窓
口 持 参 の 場 合 15 日
が土日祝日の場合
(電子データを送信)
は、直前の開庁日。
・請求書明細書情報
郵 送 の 場 合 15 日 消
・実績記録票情報
印 有 効 。)
関係事業所
(その他の事
業所)
なし
【複数児童の場合の利用者負担上限額管理加算について】
複数の事業所間で上限額管理を行った場合に算定が可能となります。
上限額管理事業所内でのみ複数児童間の上限額管理を行った場合には加
算の算定はできません。
ま た 、複 数 児 童 の 上 限 額 管 理 に お い て 、当 該 加 算 を 算 定 す る こ と が で き る
のは、1人分のみとなります。
そ の た め 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 の 項 番 が 「 1 」
の 児 童 の 明 細 書 に つ い て 、利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 加 算 を 報 酬 に 追 加 し 、こ れ
以 外 の 児 童 の 明 細 書 に つ い て は 、利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 加 算 を つ け な い 形 で
作成してください。
利用事業所
上限管理加算の算定
上限額管理事業所のみ
算定不可
複数事業所
管理結果にかかわらず算定可
(ただし、1 人分のみ)
- 88 -
3 移動支援・地域活動支援の場合
(1)概要
利用者の上限額が0円でない方について上限額管理を行う必要があります。
おおまかな流れとしては、利用者負担額管理表にサービス利用毎に必要事項
を記入し、上限額に達するまで上限額を徴収するというものです。
(2)上限額管理の流れ
ア
利用者が所持している「利用者負担額管理表」に、
(ア)
サービスを利用した日付
(イ)
サービス提供量
(ウ)
事業者名称
(エ)
事業者印
(オ)
利用者負担額の金額
(カ)
利用者負担額の累計額
をサービス提供の都度、記入します。
当該月に初めてサービス提供を行う事業所は、
「 利 用 者 負 担 額 管 理 表 」に
ある“受給者証番号”欄と“氏名”欄に、利用者の受給者証番号と氏名を
記入します。
イ
上限額に達したときの事業所は、
( 上 限 額 を 超 え な い よ う に )そ の 日 に 徴
収した利用者負担額を記入し、累計額を記入します。
このとき、上限額に達したことが分かるように“上限”欄にチェックを
入 れ 、「 利 用 者 負 担 額 管 理 表 」 を 切 り 離 し 、“ 管 理 表 の 切 り は な し を し た 事
業所名”に上限額に達したときの事業所の名称を記入し、押印します。
「利用者負担額管理表」を切りはなした事業所はその写しを取り、原本
を利用者へ返します。
この写しは請求の際に請求書一式と合わせて名古屋市へ提出します。
*
請求方法は「第3」を参照してください。
- 89 -
<利用者負担額管理表の記入例>
・当該月に初めて
サービスを提供
をする事業者が
記入する。
・受給者証で確認
すること。
移動支援 ( 上 限 3,600 円 ) の場合
・上 限 月 額 に 到 達 し た 時
の 事 業 者 が 記 入 、押 印
する。
平成○○年○○月○○日
管理表の切りはなしをした事業者名
名古屋移動支援事業所
印
○
印
①
①
受給者証番号
6000000000
氏名
日
福祉
サービス提供者(ヘルパー)の
サイン又は印で可
平成○○年○○月分
サービス
名古屋
事業者
利用者負担額(円)
提供量
(算定時
名称
印
金額
累計額
間)
1
3
時間
熱田移動支援事業所
560
560
3
4
時間
熱田移動支援事業所
720
1,280
6
3
時間
名古屋移動支援事業所
560
1,840
7
2
時間
熱田移動支援事業所
400
2、240
8
3
時間
名古屋移動支援事業所
560
2,800
11
1
時間
名古屋移動支援事業所
280
3,080
14
1.5
時
熱田移動支援事業所
330
3,410
名古屋移動支援事業所
190
3,600
上
限
間
17
3
時間
レ
時間
時間
時間
時間
時間
時間
・上限月額に達したため上限欄に
チェックを入れる。
・この日の負担額は本来600円
であるが、そのまま負担すると
上限を超えるため、3,600
- 3 ,4 1 0 = 1 9 0 円 と な る 。
時間
※
移動支援・地域活動支援のサービスコード表(時間ごとの単価、利用者負
担)はウェルネットなごやに掲載されております。
- 90 -
第4
その他
(1)名古屋市事業者システム
名古屋市事業者システムとは、
「 移 動 支 援・地 域 活 動 支 援 の 請 求 に 必 要 な 書
類・請求情報」を作成するためのソフトです。
国保連への請求に必要な請求情報は、国保連が提供する「簡易入力システ
ム」や市販の請求ソフトで作成することができます。
(2)名古屋市事業者システムのダウンロード
名古屋市事業者システムはウェルネットなごやからダウンロードすること
ができます。
ダウンロード画面にある説明をご確認の上、導入手順説明書を参照しなが
らダウンロードを進めていただきますようお願いします。
な お 、 名 古 屋 市 事 業 者 シ ス テ ム は Windows Vista、 7 ( 32 ビ ッ ト 版 ) で 作
動 す る 「 Microsoft Access」 が 必 要 に な り ま す 。
Microsoft Access は 2007、 2010 に 対 応 し て お り ま す 。
(3)名古屋市事業者システムの使用
名古屋市事業者システムの使用に当たっては、
「 操 作 マ ニ ュ ア ル 」を 参 照 し
ていただくようお願いします。
操 作 マ ニ ュ ア ル は “ 共 通 編 ”、“ 移 動 支 援 編 ” 及 び “ 地 域 活 動 支 援 編 ” が あ
り ま す 。基 本 的 な 操 作 の 流 れ に つ い て は“ 共 通 編 ”、各 サ ー ビ ス の 入 力 に つ き
ましては“移動支援編”及び“地域活動支援編”をご参照ください。
(4)名古屋市事業者システムに関する質問
名古屋市事業者システムに関する質問は、ウェルネットなごやに掲載され
ている「質問票」または電子メールにてお問い合わせください。
○
ファックス番号
052-972-4149
○
電子メールアドレス
[email protected]
個人情報は必ず削除してください
- 91 -
- 92 -
第 3 章
届 出 編
- 93 -
事業所指定後は、さまざまな届出・申請書類が必要となります。
必要な届出等についての、お知らせ・各種様式については、随時ウェルネット
なごやに掲載していきますので、頻繁にご確認ください。
なお、様式等は随時変更する場合がありますので、ご提出の際は、最新の様式
をダウンロードしていただきますようお願いします。
1
指定通知書が届いたら
(1)業務管理体制の届出
※原則全事業所必須
( 2 )福 祉・介 護 職 員 処 遇 改 善( 特 別 )加 算 の 届 出
2
※加算を算定する場合の届出必要
事業所運営がスタートしたら
A その都度届出等を行う必要があるもの
(1)加算等の届出
(2)事業所の変更等
B 年に1回届出を行うもの
(3)介護給付費等算定に係る体制等に関する届出
(4)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出
※加算を算定する事業所のみ
C その他
(5)休止、廃止、再開の届出
(6)指定更新申請
1 指定通知書が届いたら
指定通知書とともに、
( 1 )業 務 管 理 体 制 に か か る 届 出
介護職員処遇改善(特別)加算の届出
及び
( 2 )福 祉 ・
についての案内が同封されます。内容
をよく確認し、必ず期限までに提出してください。詳細については、以下のと
おりです。
(1)業務管理体制の届出
平成24年4月1日に障害福祉サービス事業者等への法令順守等に係る業
務 管 理 体 制 の 整 備 の 義 務 付 け 、事 業 者 の 本 部 に 対 す る 立 入 検 査 権 の 創 設 及 び 不
正事業者による処分逃れ対策などが新たに法上に規定されました。
このため、すべての事業者は、法人単位で業務管理体制整備に関する届出
書を関係行政機関に届け出なければなりません。
- 94 -
①
指定通知書に同封されている案内文を確認したら、業務管理体制の内容
についてまずはウェルネットなごやに掲載されている通知等をよく読んで
く だ さ い 。( ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や > 事 業 者 の 方 へ > 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 書
の指定、変更、加算の届出等>業務管理体制の届出について)
② 法 人 と し て 新 規 で 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 指 定 を 受 け ら れ た 場 合 は 、必 ず 届 出
が 必 要 で す 。既 に 法 人 と し て 届 出 を し て い る 場 合 で あ っ て も 、業 務 管 理 体 制
の届出事項に変更があった場合は、変更届の提出が必要となります。届出
先・様 式 の 間 違 い が な い か を 確 認 の う え 、期 日 ま で に 届 出 書 を 提 出 し て く だ
さい。
■届出様式
届出が必要になる事由に応じ、下表のとおり異なります。
なお、名古屋市以外に届け出る場合は、様式が異なりますので、届出先
の各行政機関にご照会ください。
ア )法 人 と し て 新 規 で 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 及 び 児 童 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 を 始
める場合
届出書類の名称
障害者総合支援法に基づく業務管理体制の整備に関する事項の届
様
式
様式第1号
出書
児童福祉法に基づく業務管理体制の整備に関する事項の届出書
様式第2号
事業所一覧
事業所一覧
※障害者総合支援法及び児童福祉法上の該当条文ごとに様式第1号、様式第2号、事業所
一覧を作成する必要がありますのでご留意ください。
※一般相談支援及び特定相談支援とその他の障害福祉サービスとでは、届出様式が同じ様
式第1号となっておりますが、根拠条文が異なるため、各々で作成する必要があります。
イ)業務管理体制の届出事項の変更があった場合
届出書類名称
障害者総合支援法に基づく業務管理体制の整備に関する事項の
届出書
様
式
様式3号
(届出事項の変更)
児童福祉法に基づく業務管理体制の整備に関する事項の届出書
(届出事項の変更)
◎次の場合に該当すれば変更の届出が必要となります。
① 法 人 の 種 別 、 名 称 ( フリガナ)
② 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 、 電 話 、 FAX 番 号
③ 代 表 者 氏 名 ( フリガナ)、 生 年 月 日
④代表者の住所、職名
⑤ 法 令 遵 守 責 任 者 の 氏 名 ( フリガナ) 及 び 生 年 月 日
⑥業務が法令に適合することを確保するための規程の概要
- 95 -
様式4号
⑦業務執行の状況の監査の方法の概要
★注意点
1
①~④については、事業所の変更届の提出がなされていれば、業務管理体制の整備の
変 更 届 は 不 要 で す 。( 業 務 管 理 体 制 の 届 出 先 が 名 古 屋 市 の 場 合 に 限 る )
2
法人として業務管理体制の届出を既に行い、今後新規事業所を開設した場合、又は複
数の事業所の1事業所を廃止した場合で当初と比べて事業所等の数に変更が生じても、
整備する業務管理体制に変更がなければ届出の必要はございません。つまり法人として
事業所の数に増減が生じたのみでは届出の必要がないということになります。
■届出先
事 業 所 等 の 展 開 状 況 に 応 じ 、下 表 の と お り 異 な り ま す の で ご 注 意 下 さ い 。
事業所等の展開状況
届出先関係行政機
関
届出先住所・電話番号
〒 100- 8916
①
事業所等が2以上の都道
府県に所在する法人
厚 生 労 働 省 (社 会・援
東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 1- 2- 2
護局障害保健福祉部
厚生労働省社会・援護局
企画課監査指導室)
健 福 祉 部 企 画 課 (監 査 指 導 室 )
障害保
TEL03-5253-1111(内 線 3009)
〒 460- 8501
②
名古屋市以外の県内他市
町村に事業所がある法人
名 古 屋 市 中 区 三 の 丸 3- 1- 2
愛知県障害福祉課
愛知県健康福祉部障害福祉課
(事 業 所 ・ 地 域 生 活 支 援 G )
TEL052-954-6317
〒 460- 8508
③
名古屋市内のみに事業所
がある法人
名古屋市健康福祉局
名 古 屋 市 中 区 三 の 丸 3- 1- 1
障害者支援課指導係
名古屋市役所健康福祉局
※
障害者支援課指導係
TEL052-972-3967
※
名古屋市の届出先部署
サービス種別
届出先
障害福祉サービス事業
健康福祉局障害福祉部
特定相談支援事業
障害者支援課指導係
一般相談支援事業
障害児通所支援事業
障害児入所支援事業
子ども青少年局子育て支援部
子ども福祉課子ども発達支援係
障害児相談支援事業
- 96 -
(2)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出
本 加 算 は 、平 成 2 3 年 度 ま で 実 施 し て い た「 福 祉・介 護 人 材 の 処 遇 改 善 事 業 」
における助成金の相当分を障害福祉サービス等報酬に円滑に移行するために
創 設 さ れ た 加 算 で す 。福 祉・介 護 職 員 の 賃 金 改 善 に 充 当 さ れ る こ と を 目 的 に 算
定 さ れ る 加 算 で あ り 、算 定 に あ た っ て は 一 定 の 要 件 が 必 要 と な り ま す 。当 該 加
算を算定する場合は、届出が必要です。
① 指定通知書に同封されている案内文を確認したら、福祉・介護職員処遇改
善加算の内容についてまずはウェルネットなごやに掲載されている通知等
を よ く 読 ん で く だ さ い 。( ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や > 事 業 者 の 方 へ > 障 害 福 祉 サ
ー ビ ス 事 業 書 の 指 定 、変 更 、加 算 の 届 出 等 > 福 祉・介 護 職 員 処 遇 改 善 加 算 及
び福祉・介護職員処遇改善特別加算)
② 届出先・様式の間違いがないかを確認のうえ、指定月の15日までに(1
5 日 が 土 日 祝 日 の 場 合 は 、直 前 の 開 庁 日・い ず れ も 期 日 の 消 印 有 効 )届 出 書
を提出してください。
※なお、法人としてすでに他の指定事業所を運営しており、当該事業所で
加算を算定している場合は、変更届(様式第7号)により期日までに届
け 出 て く だ さ い 。( 4 月 を 除 く 。)
■届出先
事業所の所在地
届出書提出先
名古屋市内のみ
名古屋市
【 送 付 先 】 〒 460-8508
(住所不要)
名古屋市健康福祉局障害福祉部
障害者支援課指定事業係
名古屋市と中核市(障害児に係る事
指定担当
名古屋市及び該当の中核市
業を行っている場合を除く。以下同
じ 。) の み
名古屋市と愛知県内の他市町村(中
愛知県
核市のみに所在する場合を除く)
名古屋市及び他都道府県(各自治体へお問い合
名古屋市と他の都道府県
わせ下さい)
名古屋市、愛知県内の他市町村(中核市
愛 知 県 及 び 他 都 道 府 県( 各 自 治 体 へ お 問 い 合 わ せ
のみに所在する場合を除く)及び他の都
下さい)
道府県
- 97 -
■届出様式
書類
別紙様式2
別 紙 様 式 2 (添 付 書 類 1 )
福 祉 ・ 介 護 職 員 処 遇 改 善 計 画 書 (事 業 所 一 覧 表 )
別 紙 様 式 2 (添 付 書 類 2 )
福 祉・介 護 職 員 処 遇 改 善 計 画 書 (都 道 府 県 状 況 一 覧 表 )※ 1
別 紙 様 式 2 (添 付 書 類 3 )
福 祉 ・ 介 護 職 員 処 遇 改 善 計 画 書 (市 町 村 一 覧 表 )※ 2
別紙様式3
添付書類
※1
福祉・介護職員処遇改善計画書
福 祉 ・ 介 護 職 員 処 遇 改 善 (特 別 ) 加 算 届 出 書
就 業 規 則 ( 賃 金 規 程 な ど を 含 む )、 及 び 労 働 保 険 関 係 成 立 届 等 ※ 3
都道府県の圏域を越えて所在する複数の障害福祉サービス事業者等を有する法人は、提
出が必要。
※2
名古屋市および中核市(岡崎市・豊橋市・豊田市)にのみ障害福祉サービス事業者等を
有する法人は、提出が必要。
※3
原本証明、割印を行ったものをご提出いただくか、労働基準監督署に提出し、受理印が
押印してあるものの写し(この場合原本証明、割印は不要)を提出すること。
ま た 、 労 働 基 準 法 第 89 条 に 定 め ら れ て い る 、 常 時 10 人 以 上 の 労 働 者 を 使 用 し て お ら ず
就業規則を労働基準監督署長に届出をしていない法人は、法人内で作成した就業規則又は
雇用契約書(従業者全員分)の提出をすること。
- 98 -
2 事業所運営がスタートしたら
A
その都度届出等を行うもの
次 の( 1 )と( 2 )に つ い て は 、変 更 等 の あ っ た 都 度 届 出 が 必 要 と な り ま す 。
届 出 が な い た め に 、変 更 の 事 実 が 把 握 さ れ ず 後 日 変 更 の 事 実 が 発 覚 す る こ と で 、
報 酬 の 返 還 や 事 業 の 停 止 に つ な が る こ と も あ り ま す の で 、届 出 漏 れ の な い よ う
十分注意してください。
(1)加算等の届出
事 業 所 は 、体 制 を 整 備 す る こ と に よ る 加 算 の 算 定 を す る 場 合 、算 定 し て い る
加 算 の 内 容 を 変 更 す る 場 合 、人 員 配 置 体 制 が 変 更 に な る 場 合 、職 員 欠 如 等 に よ
り 減 算 と な る 場 合 ま た は 加 算 が 算 定 さ れ な く な る 場 合 は 、名 古 屋 市 長 に 届 け 出
る必要があります。
■提出期限
提出については、原則郵送での受付となります。
(ア)届出に係る加算等(算定される単位数が増えるものに限る。以下同
じ 。) に つ い て は 、 毎 月 15 日 ( 郵 送 の 場 合 消 印 有 効 ) ま で 届 出 が あ っ
た 場 合 に は 翌 月 か ら 、16 日 以 降 に な さ れ た 場 合 に は 翌 々 月 か ら 、算 定
を開始します。
※ た だ し 、4 月 か ら の 加 算 の 算 定 に つ い て は 、取 り 扱 い が 異 な り ま す 。
102 ペ ー ジ の「( 3 )介 護 給 付 費 等 算 定 に 係 る 体 制 等 に 関 す る 届 出 」を
確認してください。
(イ)算定される単位数が減る場合及び加算が算定されなくなる場合は、
速やかに届け出てください。
なお、この場合は、加算等が算定されなくなった事実が発生した日
(特定事業所加算については事実が発生した日の属する月の翌月の初
日)から加算等の算定を行わないものとします。
■提出書類
「介護給付費等算定に係る体制等に関する届出書」
( 様 式 第 5 号 )に 加 え て 、
そ れ ぞ れ の サ ー ビ ス 種 類 ご と・算 定 す る 加 算 ご と に 添 付 書 類 が 異 な り ま す 。
ウェルネットなごやに、サービス種類ごとに算定加算別の必要書類一覧表
を掲載していますので、参照していただくとともに、提出前には添付漏れ
のないよう再度十分ご確認ください。
- 99 -
(2)事業所の変更等
① 変更の届出について
■変更の届出が必要となる事項
・事業所(施設)の名称
・主たる事務所の所在地
・事業所(施設)の所在地
・代表者の氏名及び住所
・申請者(設置者)の名称
・定款、寄付行為等とその登記簿の謄本または条例等
※当該指定に係る事業に関するものに限る
・事業所(施設)の平面図及び設備の概要
・事業所(施設)の管理者の氏名及び住所
・事業所のサービス提供責任者、サービス管理責任者の氏名及び住所
・相談支援専門員の氏名及び住所
・運営規程
※ただし、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護については、従業者数の増減に
かかる変更のみの場合は提出不要
・介護給付費等の請求に関する事項
※(3)加算の届出参照。変更届出書(第4号様式)は省略可
・役員の氏名及び住所
・協力医療機関(協力歯科医療機関)名称及び診療科名、当該医療機関
との契約内容
・他の障害福祉サービス事業者等関係機関との連携その他の支援体制
(共同生活援助)
・連携する公共職業安定所その他就労支援機関の名称(就労移行支援)
※ 生 活 介 護 、就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 所 の 定 員 増 、ま た 、施 設 入 所 支 援 の
定 員 増 、施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 種 類 の 変 更 を 行 う 場 合 は 、101 ペ ー ジ
の「②変更申請について」となります。
■提出方法・提出期限
変更が生じた日から10日以内に郵送にて提出してください。
※ただし、以下の場合は、指定基準を満たさない場合、受理できません
ので、予約のうえご来庁による事前協議が必要となります。
・事業所の移転
・従たる事業所の追加
・定員の増
・共同生活住居(サテライト型住居を含む)の
追加、移転
※また、内容によっては、事前協議をお願いしております。
以下の事項に該当がある場合は、事前にご相談願います。
- 100 -
・居宅介護事業を行っている場合で、通院等乗降介助を新たに開始す
る場合
・従業者の兼務関係(特に管理者やサービス管理責任者と他職種との
兼務)に疑義がある場合
・資格を要する従業者を変更する場合(管理者、サービス管理責任者
など)
■提出書類
変 更 届 出 書( 第 4 号 様 式 )に 加 え て 、変 更 事 項 に よ り 必 要 な 添 付 書 類 が 異
な り ま す 。添 付 書 類 の 漏 れ が 散 見 さ れ る た め 、変 更 届 を 提 出 す る 前 に は 必 ず 、
ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や に 掲 載 さ れ て い る「 変 更 届 に 必 要 な 書 類 一 覧 」を 再 度 確
認し、添付漏れがないよう十分注意してください。
■その他
・居 宅 介 護 等 を 実 施 す る 事 業 所 で 、併 せ て 移 動 支 援 も 実 施 す る 場 合 は 、移 動
支 援 事 業 に 係 る 変 更 届 も 別 途 必 要 と な り ま す の で 、そ れ ぞ れ 一 部 ず つ 作 成
するよう注意してください。
② 変更申請について
■変更申請が必要となる事項
生 活 介 護 、就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 所 の 定 員 増 、ま た 、施 設 入 所 支 援 の 定 員
増 、施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 種 類 の 変 更 を 行 う 場 合 に つ い て は 、変 更 申 請 が 必
要となります。
■申請方法・期限
変 更 申 請 は 申 請 手 続 き と な り ま す の で 、指 定 申 請 の 手 続 き と 同 様 に 、変 更
が 生 じ る 日 の 前 々 月 末 日 ま で に 申 請 が 必 要 と な り 、郵 送 で の 受 付 は し て お り
ま せ ん 。期 限 に 間 に 合 う よ う 日 に ち に 十 分 ゆ と り を も っ て 事 前 に 予 約 を お と
りいただき、ご来庁ください。
■提出書類
変 更 事 項 に よ り 必 要 な 添 付 書 類 が 異 な り ま す 。変 更 申 請 書 類 を 作 成 す る 前
に は 必 ず 、ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や に 掲 載 さ れ て い る「 変 更 申 請 に 必 要 な 書 類 一
覧」を再度確認し、添付漏れがないよう十分注意してください。
- 101 -
B
年に1回届出を行うもの
(3)介護給付費等算定に係る体制等に関する届出
毎 年 4 月 に 、職 員 の 配 置 状 況 や 最 新 の 運 営 規 程 の 内 容 、加 算 の 算 定 要 件 の 有
無 に つ い て 確 認 す る た め 、全 事 業 所 ( 特 定 事 業 所 加 算 を 算 定 し な い 特 定・障 害 児 相 談
支 援 事 業 所 、基 準 該 当 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 及 び 移 動 支 援・地 域 活 動 支 援 事 業 所 を 除 く 。)
提出が必要となります。
【 注 意 】「 利 用 が な い か ら 」 や 「 加 算 を と っ て い な い か ら 」 と い う こ と で 提 出 し な
い 事 業 所 が あ り ま す が 、算 定 す る 加 算 が な い 事 業 所 や 、居 宅 系 サ ー ビ ス で す べ
て介護保険の利用者であるため障害福祉サービスの居宅介護等の利用者がい
な い 場 合 で も 、休 止 中 の 事 業 所 を 除 い て す べ て の 事 業 所 が 提 出 す る 必 要 が あ り
ま す 。ま た 、前 年 度 の 実 績 に 基 づ き 算 定 さ れ る 加 算 に つ い て は 、前 年 度 に 加 算
を 算 定 し て い る 場 合 で も 、新 年 度 に 改 め て 届 出 を し な い と 4 月 以 降 の 算 定 が で
きなくなるので注意してください。
■提出期限(平成28年度)
平 成 2 8 年 4 月 1 5 日 ( 水 )( 予 定 )
※ 5 月 か ら 新 た に 算 定 す る 加 算 の 届 出 に つ い て も 、 99 ペ ー ジ の 「( 1 ) 加
算等の届出」に記載のとおり、4月15日までの加算の届出が必要とな
ります。
■提出書類
「 介 護 給 付 費 等 算 定 に 係 る 体 制 等 に 関 す る 届 出 書 」( 様 式 第 5 号 ) に 加 え
て、それぞれのサービス種類・算定する加算ごとに添付書類が異なります。
提 出 時 点 で 算 定 し て い る 加 算 に か か る 添 付 書 類 に つ い て は 、新 た に 加 算 を
算 定 す る 場 合 で な く て も す べ て 添 付 を す る 必 要 が あ り ま す の で 、注 意 し て く
ださい。
*なお、提出期限・提出書類につきましては、別途ウェルネットなごやに
て お 知 ら せ し ま す の で 、年 度 末 近 く な り ま し た ら 、確 認 を お 願 い し ま す 。
(4)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出
※加算を算定する事業所のみ
他 の 加 算 と 異 な り 、 福 祉 ・ 介 護 職 員 処 遇 改 善 ( 特 別 ) 加 算 ( 以 下 、「 処 遇 改
善 加 算 」と い う )は 、年 度 単 位 の 加 算 で す の で 、既 に 処 遇 改 善 の 届 出 を し て い
て も 、次 年 度 も 引 き 続 き 算 定 す る 場 合 は 、改 め て 届 出 が 必 要 に な り ま す 。つ ま
り、毎年度1回届出が必要となるということになります。
従って、平成27年度中に事業所の指定を受けて処遇改善加算の届出をし、
平 成 2 8 年 3 月 サ ー ビ ス 提 供 分 ま で 加 算 の 算 定 を し て い て も 、平 成 2 8 年 度 分
の 処 遇 改 善 加 算 の 届 出 が な け れ ば 、平 成 2 8 年 4 月 サ ー ビ ス 提 供 分 か ら の 加 算
の算定ができなくなります。
- 102 -
■提出期限
( ア ) 新 規 指 定 を 受 け た 事 業 所 に つ い て は 、 97 ペ ー ジ の 「( 2 ) 福 祉 ・ 介 護
職員処遇改善(特別)加算の届出」を参照してください。
( イ )( ア ) 以 外 の 場 合 で 、 新 た に 処 遇 改 善 加 算 を 算 定 し た い 場 合
算定を開始する月の前々月の末日までに届出をしてください。
(ウ)翌年度(平成28年度)も続けて処遇改善加算を算定する場合
平 成 2 8 年 2 月 2 6 日 ( 金 )【 消 印 有 効 】
■提出書類
98 ペ ー ジ の 「 ■ 届 出 様 式 」 を 参 照
■実績報告書
処 遇 改 善 加 算 を 算 定 す る 事 業 所 に つ い て は 、毎 年 度 加 算 の 最 終 の 支 払 い が
あ っ た 月 の 翌 々 月 末 日 ま で( 翌 年 度 も 算 定 す る 場 合 は 、5 月 ま で の 支 払 い で
計 上 す る た め 7 月 3 1 日 ま で )に 実 績 報 告 書 を 名 古 屋 市 長 に 提 出 し な け れ ば
な り ま せ ん 。こ の 実 績 報 告 書 を も っ て 、加 算 分 を 超 え て 福 祉・介 護 職 員 に 対
し賃金改善が適切に行われているかどうかを確認させていただきます。
提 出 期 限 や 届 出 書・実 績 報 告 書 の 様 式 等 に つ い て は 、ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や
のページを参照してください。
C
その他
(5)休止、廃止、再開の届出について
事 業 を 休 止 ま た は 廃 止 す る 場 合 、ま た 、休 止 し た 事 業 を 再 開 す る 場 合 は 、名
古屋市長に届出をする必要があります。
休止または廃止の届出の提出期限は、休止・廃止する日の1ヶ月前です。
ま た 、廃 止 、休 止 の 届 出 に つ い て は 、そ の 理 由 や 利 用 者 の 他 の 事 業 所 へ の 引 継
ぎ 状 況 な ど を 確 認 す る た め 、郵 送 で の 受 付 は し て お り ま せ ん 。電 話 で 予 約 の う
え、期限に間に合うようご来庁ください。
休止した事業を再開したときは10日以内に届け出ることとなっています
が 、再 開 に あ た っ て は 、指 定 基 準 を 満 た し て い る こ と を 確 認 す る 必 要 が あ る こ
とから、再開の日の1ヶ月前までに電話で予約のうえ、ご来庁ください。
(6)指定更新申請
指 定 を 受 け た の ち は 6 年 ご と の 更 新 と な り 、更 新 の 際 は 、更 新 申 請 の 手 続 き
が 必 要 と な り ま す 。更 新 期 日 前 に は 、更 新 に つ い て の お 知 ら せ を 個 別 郵 送 し て
お り ま す が 、各 事 業 所 に お い て も 更 新 の 期 日 に つ い て は 確 実 に 把 握 し て い た だ
くとともに、期限までに更新申請書を提出してください。
提 出 期 限 は 、原 則 更 新 月 の 前 々 月 の 1 5 日 ま で で す 。提 出 に 必 要 な 書 類 に つ
いては、ウェルネットなごやに掲載しておりますので、ご確認ください。
- 103 -
【本書に関する問合せ先】
名古屋市健康福祉局障害福祉部障害者支援課
第1章
運営編
電
指
導
係
話
972-3967
メールアドレス
FAX
972-4149
[email protected]
担
① 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 者 、指 定 障 害 者 支 援 施 設 、指 定 一 般 相
当
談支援事業者及び指定特定相談支援事業者の指導監督
② 地域生活支援事業に係る事業者の指導監督
第2章
報酬請求編
認 定 支 払 係
電
話
972-2639
メールアドレス
FAX
972-4149
[email protected]
① 障害支援区分の認定等に係る企画、指導及び訪問調査の委託等
担
② 障害支援区分認定等審査会
③ 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律
当
による給付に係る指定事業者等及び指定相談支援事業者への支払
( 障 害 企 画 課 の 主 管 に 属 す る も の を 除 く 。)
④ 移 動 支 援 事 業 及 び 相 談 支 援 事 業( 指 定 事 業 係 の 主 管 に 属 す る も の
を 除 く 。)
第3章
届出編
事業者指定担当
電
話
972-3965
メールアドレス
FAX
972-4149
[email protected]
担
①指定障害福祉サービス事業者、指定障害者支援施設、指定一般相
当
談支援事業者及び指定特定相談支援事業者の指定並びに指定障害
児相談支援事業者の指定
②地域生活支援事業に係る事業者の登録
- 104 -