事業報告 - 社団法人・熊本県トラック協会

平成26年度
事
業
報
-19-
告
書
平成26年度事業報告
平成26年度の国内経済は、政府の「大胆な金融政策」
、
「機動的な財政政策」
、
「民間投資
を喚起する成長戦略」の三本の矢からなる一体的な経済政策の推進により、4月の消費税率
引き上げに伴う駆け込み需要の反動はあったものの、引き続き緩やかな回復基調がみられた。
一方、急激な円安による輸入物価の上昇、消費税増税の影響を受け、原材料を輸送してい
る中小企業や消費者にとっては負担増となるなど、景気回復を実感できるまでに至らない中
で、トラック運送業界においては、ドライバー不足問題の顕在化、長距離輸送事業者を中心
とした改善基準告示問題、高速道路料金の割引率変更等により、厳しい事業運営を強いられ
ることとなった。特に、経営に大きな影響を与え続ける燃料価格の高騰により、各事業者の
経営は危機的な状況で推移し、事業存廃の岐路に立たされる1年となった。
このような厳しい情勢の下、当協会においては、全ト協と連携し、国等に対して燃料価格
高騰対策、自動車関係諸税の簡素化・軽減、高速道料金の引き下げなどの要望を、さらに熊
本県に対しても、物流担当部署の新設を要望し関係課による連絡調整会議が設置されたほか、
緊急物資輸送体制確立の支援、トラック運送業界の雇用対策推進、国・県道等の道路網整備
等、平成27年度予算に関する要望を行った。
また、当協会の基本理念である行動憲章に掲げる施策を推進するため、県下全ての市町村
と「緊急物資輸送協定」を締結し、災害発生時の緊急輸送体制の確立を図ったほか、事業用
トラックの交通死亡事故の増加に伴う緊急事故防止大会の開催、新入学児童に対する交通事
故防止用品の配布等による交通事故防止対策の推進、
「エコ運転するモン!事故せんモン!
運動」の展開による燃料高騰、交通事故防止対策の実施、安全性優良事業所拡大のための「G
マーク」研修会の開催、巡回指導等による輸送秩序の確立、各種講習会、セミナーの開催に
よる経営基盤の強化、さらに荷主企業や県民の皆様に広くトラック運送事業を理解していた
だくためのイベント、広報活動等に取り組んだ。
実施事業等の詳細については、次のとおりである。
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平成26年度事業報告
〔総務・交付金運営委員会〕
1.重点項目
(1)協会組織の活性化
①協会運営の活性化を図り、支部の役割を打ち出すため、自治体との物資輸送協定に
支部との連携を含め、さらに交通安全用品の贈呈式等を各支部等で実施した。
②物流に関する県庁内の全庁的な対応を可能とするため、熊本県に物流担当部署の設
置を要望し、結果として物流の課題などを検討するための関係課による連絡調整会議
が設置された。
(2)大規模災害発生時における緊急輸送体制の確立
①各市町村との災害発生時の物資輸送協定を締結した。
○阿蘇地域1市3町3村との協定合同調印式
日時:平成26年8月25日(月)午前10時00分∼
場所:熊本県阿蘇地域振興局
○天草地域2市1町との協定合同調印式
日時:平成26年9月16日(火)午後 2時00分∼
場所:熊本県天草広域本部
○荒尾・玉名地域2市4町との協定合同調印式
日時:平成26年9月29日(月)午後 3時30分∼
場所:熊本県玉名地域振興局
○宇城地域2市1町との協定合同調印式
日時:平成27年2月 6日(金)午後 2時30分∼
場所:宇城地域振興局
○氷川町との協定調印式
日時:平成27年2月16日(月)午前11時00分∼
場所:氷川町役場
○山鹿市との協定調印式
日時:平成27年2月18日(月)午前11時00分∼
場所:山鹿市役所
○上益城地域5町との協定合同調印式
日時:平成27年 3月25日(水)午前 9時00分∼
場所:上益城地域振興局
○菊池地域2市2町との協定合同調印式
日時:平成27年 3月25日(水)
12時00分∼
場所:菊池市泗水庁舎
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②災害発生時の緊急輸送体制のさらなる整備のため物流・防災センター建設特別委員
会を開催するとともに、公益社団法人福岡県トラック協会の協力のもと、同協会が
所有する緊急物資輸送センター2施設を視察した。
会議:第1回物流・防災センター建設特別委員会
期日:平成26年5月7日(水) 12時00分∼
場所:公益社団法人熊本県トラック協会研修センター別館会議室
視察者:物流・防災センター建設特別委員会及び事務局
期日:平成26年7月2日(水)
場所:筑後緊急物資輸送センター、筑豊緊急物資輸送センター
③鳥インフルエンザ発生に伴う緊急物資輸送の実施
期日:平成26年4月14日(月)∼15日(火)
場所:県北地域から多良木町、相良村までの緊急物資輸送
車両:出動2両(2トン車、10トン車)
また、上記活動に対して、蒲島県知事より感謝状が贈呈された。
期日:平成26年 6月 5日(木)
場所:熊本県庁本館5階 知事応接室
④自治体・行政機関等が行う防災訓練への参加
○熊本市主催
期日:平成26年5月21日(水)
場所:熊本市西区小島
○八代市主催
期日:平成26年5月22日(木)
場所:八代市球磨川河川緑地
○熊本県主催
期日:平成26年8月31日(日)
場所:天草市大矢崎緑地公園
○人吉市主催
期日:平成26年8月31日(日)
場所:人吉市 熊本県球磨地域振興局他
○九州運輸局主催(情報伝達訓練)
期日:平成26年9月1日(月)
場所:公益社団法人熊本県トラック協会研修センター
○熊本県主催(熊本アースシェイク訓練)
期日:平成26年11月 5日(水)
場所:公益社団法人熊本県トラック協会研修センター
○水俣市主催
期日:平成27年2月15日(日)
場所:水俣市東部センター葛彩館ほか
○熊本県主催
期日:平成27年3月23日(月)
場所:熊本県庁危機管理防災センター
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⑤国土交通省災害物流研修への参加
期日:平成26年11月4日(火)∼7日(金)
場所:国土交通大学校柏研修センター
内容:国土交通省が主催する「災害物流研修」に参加し、支援物資物流に関する
専門知識の習得を図った。
参加者:40名 内訳 運輸局(9名)自治体(8名)トラック協会(12名)
倉庫業者(11名)
⑥広島豪雨土砂災害における緊急物資輸送状況の視察実施
期日:平成26年11月11日(火)∼12日(水)
場所:広島県トラック協会研修センター及び広島市指定物資備蓄センター
内容:平成26年8月に発生した広島市豪雨土砂災害の際に広島県トラック協会
が行った緊急物資輸送の状況や物流専門家の派遣実態などを把握する為
視察を行った。
(3)輸送の安全確保のための施策促進(健康診断料の助成)
ドライバーの長時間労働及び高齢化による脳、心臓疾患数が高止まりするなか、定期
健康診断の受診率の向上と有所見率の低下を目的に、会員事業所に勤務する全運転者を
対象に健康診断の受診に対して、今年度より助成額を増加し、利用促進を行った。
件数 264件 7,093名
14,166,630円
(4)次期協会基幹システムの構築
協会の業務・事務の合理化・効率化及び会員サービスにつながるような仕組みについ
て、コンサルタントを含めて検討を行い、協会基幹システム(事業者管理システムを
含む)を構築した。新事業者管理システム等については、京都府トラック協会が開発
したシステムで、同協会の協力を得て使用することとなった。
これにより当初の予定導入費用が大きく削減された。
2.その他の項目
(1)トラックの日のイベント(トラックフェスタ 2014)開催
トラック運送事業に対する一般消費者のより一層の理解促進と不特定多数の方々に対
する交通安全事故防止の活動等を目的としたイベントを開催するにあたり、イベント実
行委員会を立ち上げ、内容の検討を行い、次のとおり開催した。
今回、初めて熊本県、熊本県教育委員会及び熊本市教育委員会の後援並びに熊本県警察、
交通安全協会のご協力をいただきイベントのメーンとして「交通安全教室」を実施した。
また、トラックが県産品を全国各地へ運んでいることなどを周知するため、熊本県産品
トラック市場を開催し、
益金及び募金を公益財団法人交通遺児等育成基金へ全額寄付した。
なお、集客については、当初の目標を下回り1,551名となったものの、トラック引
きコンテストが近年の倍の応募となったほか、スタンプラリーなどで盛況となった。
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期日:平成26年11月22日(土)
場所:グランメッセ熊本 E駐車場
内容:交通安全教室関係(トラックの内輪差・死角体験・重さ体験、飲酒疑似体験、
高齢者疑似体験、自転車シュミレーター、適性診断)
、トラック実車体験、
車両展示、トラック引きコンテスト、交通標識ビンゴゲーム、熊本県産品トラ
ック市場、スタンプラリー、ロアッソ○×クイズ、白バイ・パトカー展示
広報展開:テレビCM40本、ラジオCM(7本)チラシ新聞折り込み(30,000 枚)
、
県内全小学校へ配布(105,000 枚)
交通安全教室使用車両7両(会員企業5両、他2両)
展示車両13両(会員企業6両、ディーラー7両)
イベント協力:
(47名)協会役員、青年部会継運会、支部職員、協会事務局
熊本県産品トラック市場益金(50,000 円)
、募金(2,865 円) 合計 52,865 円
(2)広報誌による情報提供
トラック運送事業に関する各種情報の提供や業界・協会の活動や取組みなどについて、
適宜にお知らせするため、月刊広報誌「トラック広報くまもと」を発行し情報提供を行
った。
(3)メディア及びホームページ等の活用
トラック運送事業に対する一般消費者のより一層の理解促進とトラック運送事業の現
状などについて周知を図るために、この新マスコットキャラクターを活用した各種PR
活動を行ったが、各種マスメディアには取材等にご協力をいただき、周知を図ることが
出来た。また、昨年・一昨年に続き、第三弾のラッピングトラックを実施した。
①新マスコットキャラクターの活用
「トラックへの親しみやすさ」を視覚的にアピールするため、そのアプローチの一環
として「新マスコットキャラクターを製作し、ネーミングを広く募集した。
全国各地から178件の応募があった。
また、このキャラクターを活用したテレビCMやリビング新聞への四コママンガなど
を掲載し、業界の現状などについての周知を図った。
②特別番組の放映
「業界まるわかり!暮らしを運ぶトラックの世界」のタイトルで、トラックの社会的
役割や業界の現状、貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク制度)の周知など
を目的に15分間の特別番組として放映した。
放送日:平成26年12月20日(土)15時30分∼15時45分
放送局:TKUテレビ熊本
③各種媒体の活用
【テレビ】
○RKK、TKU、KKT、KAB
・ネーミング募集 (計40本放送)
平成26年10月1日(水)∼平成26年10月31日(金)まで
・四コマアニメCM(計40本放送)
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平成27年2月13日(金)∼平成27年3月10日(火)
・飲酒運転根絶・高齢者の交通安全啓発キャンペーンCM(計36本放送)
平成26年11月1日(土)∼平成27年1月31日(土)まで
【ラジオ】
○RKK
・学生の登下校時間帯における事故防止啓発広報CM(65本)
・平成26年 4月 7日(月)∼平成26年 7月 4日(金)まで
○FMK
・スマイルドライブキャンペーン(58本)
・平成26年 8月 8日(金)∼平成27年 3月31日(火)まで
・歩行者横断用横断旗寄贈(50本)
○熊本シティFM
・FM791 防災コミュニティパートナー(120本)
平成26年 5月 1日(木)∼平成27年 3月11日(水)まで
【新聞・雑誌等】
○熊本日日新聞
・平成26年7月25日(金)掲載 県政特集号 カラー半五段
○物流ニッポン
・平成26年10月9日(木)掲載 第19回全国トラック運送事業者大会特集号
○輸送経済新聞
・平成26年10月9日(木)掲載 第19回全国トラック運送事業者大会特集
○くまもと経済
・平成27年2月号掲載 カラー1ページ
・EXカンパニーズ2014掲載 カラー2ページ
○リビング新聞
・平成27年2月 7日号掲載
・平成27年2月14日号掲載
・平成27年2月21日号掲載
・平成27年2月28日号掲載
【インターネット】
動画サイト“YOU TUBE”を活用し、新マスコットキャラクターの名称募集を行うと
ともに、ネーミング・四コママンガを放映し、周知を行った。
・ネーミング募集
・四コママンガ
【ラッピングトラック】
トラック運送事業の社会的役割、熊本県産品のPR、トラック運送業界の労働者
不足の状況等について、幅広く周知を図る目的で、会員事業者の協力の下、首都圏
などへの長距離輸送を行う大型トラックにラッピングを行い、走る広告塔としての
実施を行った。また、次のとおり出発式を行い、PRに努めた。
期日:平成27年2月24日(火)
場所:九州運輸局熊本運輸支局駐車場
協力会員企業:熊本旭運輸株式会社、株式会社小山運送
富士運輸株式会社熊本支店、エムテックサービス株式会社、
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(4)各種表彰関係
①永年継続企業表彰
永年継続企業表彰制度の表彰を次のとおり行った。
被表彰会員企業8社
②エコ運転するモン!事故せんモン!運動表彰
三者連名表彰22事業所、協会長表彰15事業所
計37事業所
③九州運輸局自動車運送事業者無事故表彰
第1回被表彰事業者(4社)
株式会社イワシタ、有限会社川建、熊本西濃運輸株式会社、津埜運送株式会社
第2回被表彰事業者(2社)
白浜交通株式会社、株式会社丸都運輸熊本
④全ト協会長表彰
・正しい運転明るい輸送運動表彰
白浜交通株式会社(熊本中支部)
、有限会社郡浦運送(宇城支部)
、
東南運輸株式会社(菊池支部)
・全ト協表彰規程による表彰
事業役員
1名
従業員
3名
・優秀運転者顕章
金十字章
21名
銀十字章
76名
銅十字章
125名
合計 222名
3.全ト協と連携して行う項目
(1)参入基準の厳格化等規制緩和の見直しの促進
参入時基準の強化について、新規許可手続要件の厳格化、利用運送事業規制の強化等
の要望内容について、物流政策委員会等で検討が行われた。また、平成26年5月国土
交通省自動車局長に対し、新規参入規制の強化や利用運送事業規制の強化などを盛り込
んだ「トラック運送事業の新規許可手続要件の見直し等に関する要望書」を提出した。
結果として国土交通省における「トラック産業の健全化・活性化に向けた有識者懇談
会」において、トラック事業の健全化対策を整備していくための取組が整理され、
「新規
参入時における事前チェックの強化」を図る関係通達が改正されることとなった。
(2)原価管理に基づく適正運賃収受の推進
今後のトラック運送事業を持続的かつ収益力のある産業として発展させていくため、原
価水準に見合った運賃収受に向けた取り組みを進め、経営全体の改善に取り組むことを目
的とした「原価意識向上のための実践セミナー」を全ト協と連携し、熊本市及び玉名市で
開催した。
国土交通省において、トラック運送業における「適正取引推進(サーチャージ導入・価
格転嫁)強化月間」が設定されるにあたり、熊本運輸支局担当官より、適正取引推進等に
ついて、平成27年1月22日(木)開催の経営セミナーにおいて、荷主企業とトラック
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運送事業者を対象に説明が行われた。
また、中小トラック運送事業者の経営実態の把握と個々の経営改善への取り組みに資す
るため、
全ト協と連携し経営分析報告書の作成及び個別企業診断の積極的な活用を周知し、
利用促進を図った。
(3)軽油高騰対策の推進並びに燃料サーチャージの導入促進
燃料価格高騰に苦しむトラック運送業界の窮状を打破するために、業界一丸となって、
軽油引取税の旧暫定税率の廃止、燃料価格高騰時における旧暫定税率の課税停止措置の発
動や高速道路料金の更なる引下げを求める緊急要望活動を展開した。
熊本県トラック協会では、7月岩下会長が国会議員会館を訪れ、県選出の国会議員に対
して、燃料価格高騰等に係る要望書を提出し、現状に対する理解を求めた。また全ト協と
連携し、
「軽油引取税の旧暫定税率の廃止、燃料価格高騰時における旧暫定税率の課税停止
措置の発動」を実現するため、全国一斉の署名活動を実施した。結果として、100万人
の目標を大きく上回る207万人の署名が集まった。
(熊本県では目標の15,000名に
対して、19,456名の署名が集まった。
)
これらの署名を基に、政府与党の国会議員等に対する要望活動を積極的に展開した。併
せて、平成26年11月に開催した「地域社会と国民生活を守るため 平成26年度トラ
ック業界の要望を実現する会」においては、出席した与党国会議員120人に対し、軽油
引取税の旧暫定税率の廃止等税負担の軽減を訴えた。
結果として、
「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」において、
「中小トラック事
業者の燃料費対策」が盛り込まれ、特別対策として平成25年度補正予算の執行残20億
円を環境対応車導入補助に活用することが認められ、
また平成26年度補正予算において、
環境対応車導入補助に30億円(100両以下事業者に要件緩和)
、燃料貯蔵設備の導入補
助に5億円が措置されることとなった。
(4)消費税の増税に係る円滑な転嫁の促進
平成26年度に入ってからは、要請のあった都道府県トラック協会において、事業者向
けの消費税転嫁・表示カルテル等に関する説明会を開催した。また、会員事業者からの質
問・相談に対応するなど、引き続き事業者が円滑に転嫁できるよう努めた。
なお、全ト協が行った「物流動向に関する実態調査」による消費税の転嫁状況は、約9
割の事業者が適正に転嫁できているという回答であった。
(5)中型免許制度の要件緩和
積載量2トンの貨物自動車が保冷設備等の架装などにより、普通免許で運転できる車両
総重量で5トンを超えてしまうこととなり、現行の運転免許制度と現行の自動車の実態に
ギャップが生じていることから、
「貨物自動車に係る運転免許制度の在り方に関する有識
者検討会」が開催され、関係団体等へのヒアリングや実車による走行実験、海外の貨物自
動車の運転免許制度に関する調査や交通事故被害者遺族に対するヒアリング結果などを
もとに5回の検討会が開催された。結果として、この有識者検討会の提言を踏まえ、警察
庁は車両総重量 3.5 トン以上、7トン未満の貨物自動車を対象とした「準中型自動車免許」
を新設することとなった。
(6)高速道路通行料金の引下げ及び割引制度の充実
平成26年6月、平日朝夕割引におけるコーポレートカードの早期適用について、日貨
協連と共同で国土交通省道路局長に対し要望した。この結果、平成26年7月から適用さ
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れることとなった。速道路料金に関する要望については、税制改正要望と併せて、政府与
党の国会議員に要望活動を展開した。併せて前述の「地域社会と国民生活を守るため 平
成26年度トラック業界の要望を実現する会」においても、出席した与党国会議員120
人に対し、
「高速道路料金における大口・多頻度割引の継続」
(最大割引率40%→50%
の継続)を強く要望した。結果として、自民党政務調査会 ITS推進・道路調査会の「道
路予算の確保にかかる決議」の中で、
「大口・多頻度割引の拡充による激変緩和措置を継
続することとし、予算については、平成26年度の補正予算により確保すること」とされ、
「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」に「高速道路料金割引」が盛り込まれた。
また、これを踏まえた平成26年度補正予算において、大口・多頻度割引の拡充について
507億円が措置され、さらに1年間延長されることとなった。
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平成26年度事業報告
〔交通・環境対策委員会〕
1.重点項目
(1)交通事故防止対策の推進
① 平成26年度 エコ運転するモン!事故せんモン!運動の実施
平成26年10月1日(水)∼平成26年12月31日(水)までの3ヶ月間、交
通事故防止及び地球環境保全を図ることにより、燃料削減による経営改善に資すること
を目的に、関係行政機関と連携し本運動への業界全体での積極的な取組みを推進した。
また、行政機関等による表彰審査委員会を3月17日(火)に開催し、参加事業所
120社の中から、交通事故(人身事故)及び燃料使用量の削減等の効果が高かった
22事業所を三者連名表彰(熊本運輸支局長、熊本県警察本部交通部長、トラック協
会長)及びトラック協会長表彰15事業所の選定を行った。
なお、運動期間中の燃費改善が対前年比で1%以上改善された23事業所に(公社)
熊本県トラック協会長特別賞が贈られることとなった。
② 緊急事故防止大会の開催
事業用トラックによる交通死亡事故やトラックから転落する労災事故が全国的に増
加していることから、年末にかけての交通量が増加する輸送繁忙期に向けて、事故防止
の安全決議(決意表明)や関係行政機関から講師を招聘し、事故防止に対する講演を実
施するなど、業界全体で一丸となった事故防止対策の推進を図るため、緊急事故防止大
会を開催した。
また、
「平成26年度エコ運転するモン!事故せんモン!運動」への積極的な参加の
促進を図り、更なる事故防止対策を促進した。
日 時:平成26年11月14日(金)14時00分∼16時00分
場 所:
(公社)熊本県トラック協会 旧館研修センター
参加者:71社79名
演題:事業用自動車の事故防止対策
講師:立石 巌 氏(九州運輸局熊本運輸支局陸運技術専門官)
演題:荷役作業の安全対策ガイドラインについて
講師:堀田 英一 氏(厚生労働省 熊本労働局 労働基準部健康安全課衛生専門官)
演題:交通事故を防ぐために
講師:磯崎 将志 氏(熊本県警察本部 交通部交通企画課係長)
③ ドライブレコーダー活用セミナーの開催
事故防止対策に有効な機器であるドライブレコーダーが普及しているが、設置後の活
用は必ずしも期待効果が得られていない状況も見られるため、全日本トラック協会が平
成25年8月に制作した「ドライブレコーダー活用マニュアル」を解説し、実際の映像
や事例を交えながら、記録された映像を抽出・分析し、ドライバーの安全指導に効果的
に活用するためのセミナーを開催した。
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日 時:平成26年9月17日(水)13時00分∼16時30分
場 所:
(公社)熊本県トラック協会 研修センター
参加者:31事業所37名
講 師:奥田 啓介 氏(東京海上日動リスクコンサルティング㈱経営企画部 主席
研究員)
④ 特殊車両通行許可制度説明会の開催
特殊車両通行許可制度説明会は、参加会員から関心が高かったため平成26年度は、
関係法令の概要と基礎編、応用編、オンライン申請方法と3コースに構成し、説明会
を開催した。
日 時:平成26年7月4日(金)10時00分∼16時00分
場 所:
(公社)熊本県トラック協会 研修センター
参加者:29社38名
説明者:立花
浩幸 氏(
(公社)全日本トラック協会 輸送事業部)
高比良 香菜子 氏(
(公社)全日本トラック協会 輸送事業部)
⑤ 各季における交通安全運動の実施
トラック輸送の安全確保と安心・信頼できる輸送体制の確立を図るため、各季交通
安全キャンペーンを推進し、運動への参加を周知徹底するため、交通安全懸垂幕の掲
示、広報誌への記事掲載を行った。更に飲酒運転の根絶や交通事故防止に対する意識
の高揚と輸送の安全確保を強力に推進した。
また、平成26年度は、危険ドラッグに関する交通事故が多発したことから、
「危険
ドラッグ等薬物使用運転防止対策」について、トラック広報くまもと及びホームペー
ジ等で周知徹底を図った。
○ 春の全国交通安全運動
平成26年 4月 6日(日)∼4月15日(火)
○ 秋の全国交通安全運動
平成26年 9月21日(日)∼9月30日(火)
○ 正しい運転・明るい輸送運動
平成26年11月16日(日)∼平成27年1月10日(土)
○ 年末年始の輸送等安全総点検
平成26年12月10日(水)∼平成27年1月10日(土)
○ 年末年始の交通事故防止運動
平成26年12月21日(日)∼平成27年1月 3日(土)
⑥ 交通事故防止用品の作成・配布と活用促進
事業者やトラックドライバーに対する交通事故防止の啓発を図るため、交通渋滞予
想地域及び熊本県交通安全川柳標語入りカレンダーを1,500部作成し、全会員事業
者に配布した。
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事業用貨物自動車の業務中における交通事故発生状況(平成26年中)
《熊本県警察本部資料》
発生件数
死 者 数
負傷者数
大型貨物
81(△2)
3(△2)
97(△15)
中型貨物
78(+5)
1(+1)
91(△33)
普通貨物
18(△1)
0(±0)
26(+ 4)
177(+2)
4(△1)
214(△44)
合
計
( )内は、前年対比
【目 標】
○発生件数
200件以下
○死者数
5人以下
○負傷者数
250人以下
※目標に対し、発生件数、死者数、負傷者数ともに減少しており、死者数は1名、負傷
者数は、36名と大きく下回った。
(2)安全教育の普及促進
全ト協が助成する運行管理者及びドライバーを対象とした安全運転研修所における
研修参加について、広報紙及びホームページなどで普及促進を図った(延べ5社8名
参加)
。
(3)運行管理者等特別研修会の開催
交通安全及び交通事故防止並びに省エネに対する意識の啓発を図るため、運行管理
者・ドライバー等を対象とした研修会を、福岡県おんが自動車学校及び大矢野自動車
学校において次のとおり開催した。
①福岡県おんが自動車学校
○開催期間及び参加人員(1泊2日コース)
平成26年6月、8月 計2回(延べ14社36名参加)
②大矢野自動車学校
○開催期間及び参加人員(1日コース)
平成26年5月、6月 計7回(延べ25社79名参加)
合計 39社 115名参加
(4)交通事故統計の資料提供
交通事故防止の意識向上及び安全運転の啓発並びに運転者に対する指導・監督の際
の資料に活用できるよう事業用トラックの交通事故統計(熊本県警察資料)を「トラ
ック広報熊本」に掲載した。
(5)ドライブレコーダー等安全対策機器の普及促進
ドライブレコーダーの活用による安全運行の継続のため、ドライブレコーダー活用セ
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ミナー及び事故防止製品展示会を開催し、ドライブレコーダーの普及促進を図った。
また、平成26年度から、助成予算の増額及び上限台数の引き上げを行い、ドライブ
レコーダー機器導入の促進を行った。
なお、平成26年1月8日に熊本県警察本部と締結した「交通事故や犯罪の起きにく
い社会づくりに関する協定書」に基づいた会員事業者のドライブレコーダー記録の照会
依頼2件の対応を行った。
ドライブレコーダー機器
103社 589台 17,250千円
2.その他の項目
(1)第34回熊本県トラックドライバー・コンテストの実施
平成26年7月27日(日)運転技能や安全意識の向上を図るため、八代ドライビ
ングスクールにて開催し、21事業所から選手36名(うち女性3名)が出場、4ト
ン、11トン、トレーラ、女性の各部門で実科及び学科競技を行った。
【部門別優勝者】
部 門 別
所
属
選 手 名
4 ト ン
日通熊本トラック㈱
川越 直樹
11トン
九州産交運輸㈱熊本センター
中村 幸宏
トレーラ
日本通運㈱八代支店
前崎 伸二
女
㈱熊本ミトモ
谷口 美津子
性
(敬称略)
県大会の各部門の優勝者は、平成26年10月25日(土)∼27日(月)
、自動車安
全運転センター安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市)において開催された全国大
会に出場したが、入賞者はなかった。
(2)環境クリーンキャンペーンの実施
「トラックの日」の事業の一環として、10月を「環境月間」と定め、10月4日
(土)をクリーンキャンペーン統一の日として、各支部の会員事業所のドライバーや
その家族、地元地域の小中学生、協会役員等により、10月3日(金)∼10月18
日(土)にかけて、日頃利用している道路に感謝を込めて、幹線道路やその周辺地域
において清掃活動が行われた。
また、一般ドライバーに交通安全啓発チラシの配布を行った支部もあった。
(12支
部 829名参加)
。
(3) 「トラックの森」づくり育林事業
トラック業界の環境対策の取り組みとして創設された「トラックの森」づくり事業で
の樹木の植樹後、枯渇防止のための散水作業や「トラックの日」の事業の一環として、
下草刈りを実施した。
(4月、8月、10月)
-32-
(4)新入学児童に対する交通事故防止用品の配布
各地域振興局単位の教育事務所を通じて、当該地域の支部長より、教育事務所長宛て
に、新入学児童の交通事故防止を目的として、平成27年2月から3月にかけて、蓄光
反射材キーホルダー及びA4サイズクリアファイルのセット(18,200セット)を
寄贈した。
(5)各種助成事業
交付金等助成事業の活用を促進するため、熊本県トラック協会の助成事業の目的、申
請方法等の説明会を実施した。
日 時:平成26年6月24日(火)13時30分∼15時30分
場 所:
(公社)熊本県トラック協会 旧館研修センター
参加者:47社60名
① ASV装置導入促進助成
65社
75台 3,650千円
② 安全装置等導入促進助成
96社 155台 3,100千円
③ アルコール検知器助成
23社
78台 1,629千円
④低公害車導入促進助成
(新長期車、CNG車、ハイブリッド車) 141社 246台 19,434千円
⑤グリーン経営認証取得助成
23事業所 1,098千円
(6)エコドライブ普及対策
エコドライブの普及を図るため、トラックドライバー等を対象とした省燃費運転研
修会を安全運転研修会と併せて福岡県おんが自動車学校及び大矢野自動車学校におい
て実施した。
また、
「平成26年度 エコ運転するモン!事故せんモン!運動」を積極的に推進し、
参加を促進することにより、更なるエコドライブの普及対策を併せて実施した。
(7)アドバイザー制度の導入
会員の経営に資するため法律・経営・労務に関する専門のアドバイザーに業務を委託
して、相談窓口を設置し会員からの要望に対応した(相談件数1件)
。
○法律アドバイザー・・・北里 敏明氏(弁護士)
○経営アドバイザー・・・内山耕太郎氏(中小企業診断士)
○労務アドバイザー・・・式森 耕吉氏(社会保険労務士)
(8)事故防止製品展示会の開催について
各メーカーの安全・環境対策製品を一度に見て比較することで、各事業者に合う機器
導入の参考・支援を行い、事故防止・環境対策の促進を図った。
日
時:平成26年9月17日(水)10時00分∼17時00分
場
所:熊本県トラック協会 旧館研修センター
出展業者:ドライブレコーダー機器メーカー7社
アルコール検知器メーカー3社
バックモニター機器メーカー2社 合計12社
-33-
(9)黒煙、PM等対策
ディーゼル車から排出される黒煙やPMなどを低減するため、「ディーゼルクリー
ン・キャンペーン」の広報を実施するとともに、全事業所に黒煙チャート紙を配布す
るなど広報啓発に努めた。
また、ポスト新長期規制適合車導入促進に係る融資の推薦を行うとともに、その利
子の補給を行った。
(推薦件数 31件)
3.全ト協と連携して行った項目
(1)
「運輸安全マネジメント」の普及啓発
運輸安全マネジメントについて、一層の定着と取り組みによる交通事故防止を図るた
め、トラック広報熊本及び適正化指導員による巡回指導を通じて普及・啓発及び取り組
みの浸透を図った。
(2)
「新環境基本行動計画」の推進
「新環境基本行動計画」とこれに基づき策定した「低炭素社会実行計画」を踏まえ、
同計画を全ト協と連携し推進した。
(3)「先進環境対応型ディーゼルトラックの導入に対する補助」及び「エコタイヤに導入
に対する補助」の実施
燃料価格高騰対策としてトラック輸送の省エネ対策(燃料費高騰対策)を推進するた
め、国の平成25年度補正予算により「先進環境対応型ディーゼルトラックの導入に対す
る補助」及び「エコタイヤの導入に対する補助」が行われ、補助事業の執行団体である(公
社)全日本トラック協会と連携し、補助金申請の受付を実施した。
① 先進環境対応型ディーゼルトラック
【第1次募集】
受付期間:平成26年3月14日(金)∼31日(月)
申請状況:17社17台
補 助 額:15,500千円
(内訳:大型車13台、中型車3台、小型車1台)
【第2次募集】
受付期間:平成26年5月22日(木)∼6月6日(金)
申請状況:3社3台
補助額:3,000千円(内訳:大型車3台)
【特別募集】
受付期間:平成26年12月5日(金)∼平成27年2月2日(月)
申請状況:24社24台
補 助 額:23,400千円
(内訳:大型車22台、中型車2台、小型車なし)
-34-
② エコタイヤ
【第1次募集】
受付期間:平成26年3月24日(月)∼3月31日(月)
申請状況:20社44台460本
補 助 額:3,437千円
【第2次募集】
受付期間:平成26年5月19日(月)∼6月6日(金)
申請状況:18社40台404本
補 助 額:3,099千円
-35-
平成26年度事業報告
〔適正化事業委員会〕
1 重点項目
(1)巡回指導の効率的な推進
事業所に対する巡回指導は、
新規事業者、
悪質事業者及び霊柩運送事業者等を考慮して、
優先度に応じた指導内容並びに巡回指導頻度とし、事業者の評価が厳正・公平に行われる
よう巡回指導に係る指針等に基づき、適正化事業に関する事業活動を効果的な推進を図っ
た。
なお、霊柩運送事業所については、7月・11月・2月に集合指導を行った。
7月 20事業所 11月 8事業所 2月 2事業所
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
計
実績数
35
33
29
29
19
36
23
29
27
25
32
31
348
28
30
26
29
18
33
19
26
24
19
31
31
314
7
3
3
0
1
3
4
3
3
6
1
0
34
内訳
区 分
既
存
新
規
(2)安全性評価事業(Gマーク)取得事業者の拡大
本年度で12年目となる「貨物自動車運送事業安全性評価事業」は新規・更新事業所の
評価が行われ、全国7,878事業所から申請があり、7,455事業所が「Gマーク事
業所」に認定された。
熊本県では、72事業所から申請があり、新規認定20事業所、初回更新認定23事業
所、2回目更新認定11事業所、3回更新認定15事業所の計69事業所が「Gマーク事
業所」として認定された。
なお、平成23年度の50事業所、平成24年度の72事業所及び平成25年度の76
事業所を合わせると熊本県内事業所の267事業所が認定され、総事業所数1,084事
業所(平成26年12月16日現在、霊柩運送事業所130事業所を含む。
)の24.6%
の認定率となった。
会員事業所においては、257事業者が認定され、総事業所数885事業所に対し、2
9.0%の認定となった。
(平成27年4月1日現在)
また、安全性評価事業取得事業所の拡大及び認定取得率向上を図るため、6月に申請書
類の事前確認、8月に安全性評価事業の申請書類の各項目の判断基準等に関する説明会を
開催、10月より熊本運輸支局との合同により各支部で「法令遵守および安全性評価事業
に関する説明会」を開催しており、10支部において終了している。
○ 安全性優良事業所表彰(熊本運輸支局)∼1事業所
(3)熊本県トラック輸送適正取引パートナーシップ会議の拡大と促進支援
熊本運輸支局と共同で、学識経験者、荷主企業、運送業者、関係団体、労働局等、運送
業界の適正取引の問題となる取引形態の防止等を図ることを目的とする会議であるが、平
成26年度は開催がなされなかった。
-36-
(4)熊本県貨物自動車運送適正化事業実施機関評議委員会の開催
平成26年5月20日(火)、平成26年11月27日(木)に開催し、平成26年度事業
計画、巡回指導結果、委員会提言への対応、過去10年間の巡回指導実績等について報告
を行った。
委員からは新規参入後の事業者の適正な指導、
社会保険未加入等の事業者に対する指導、
Gマーク取得事業者の行政の活用、D・E評価事業所の重点的巡回指導などについて提言
がなされた。
2 その他の項目
(1)運輸安全マネジメントの普及促進
交通安全及び事故防止の関する安全性の向上を図り、企業全体に安全意識の浸透を目的
に、巡回指導等や安全性優良事業の申請時・説明会を通して周知徹底に努めた。
(2)運行管理者及び事業主向け安全講習会の開催
運行管理者及び事業主に対して行う、運行管理の徹底及び労務管理に関する説明会は
本年度開催がなされなかった。
(3)適性診断機器(可搬式)の活用
平成25年度より、事業者における運転者に対する指導・監督および事故防止対策の促
進を図るため、熊ト協、各支部、熊本トラックステーションに適性診断機器(可搬式)を1
器ずつ設置し、平成26年度において、110事業者2,435名受診
(前年比12事業者435名増)
(4)白トラ行為等対策
平成26年度の巡回指導においては名義貸し、違法な白トラ行為等は確認されなかった。
(5)運行管理者試験対策
運行管理者試験受験者の合格率向上を図るため、試験対策に向けて専門講師を招き、運
行管理者事前講習会及び運行管理者試験対策勉強会を開催した。
① 運行管理者試験事前講習会
【第 1 回】
・開催日:平成26年7月26日(土)(受講者151名)
・場所 :グランメッセ熊本
・講師 :嘉村 公成 氏
【第2回】
・開催日:平成27年1月27日(火)∼28日(水)(受講者122名)
・場所 :グランメッセ熊本(27日)、熊本県トラック協会(28日)
・講師 :平塚 捷悦 氏
② 臨時運行管理者試験事前講習会
・開催日:平成26年4月26日(土) (受講者41名)
・場所 :熊ト協会議室
・講師 :嘉村 公成 氏
-37-
③ 運行管理者試験対策勉強会
【第1回】
・開催日:平成26年8月20日(水) (受講者103名)
・場所 :グランメッセ熊本
・講師 :㈱おんが自動車学校 選任講師 古川 純 氏
【第2回】
・開催日:平成27年2月25日(水) (受講者146名)
・場所 :グランメッセ熊本
・講師 :嘉村 公成 氏
④ 運行管理者試験結果
区 分
臨 時
第1回
第2回
試験実施日
5月18日
8月24日
3月 1日
合
計
申請者数
100
311
357
768
受験者数
95
290
330
715
合格者数
39
39
149
227
合格率
41.1%(全国 10 位)
13.4%(全国 29 位)
45.2%(全国 5 位)
(6)運行管理者及び整備管理者研修費補助
輸送の安全確保と車両管理体制の充実を図り、会員事業者の安定した事業運営及び運行
管理等に資するため、運行管理者及び整備管理者の選任者に対し、2年に1回の受講義務
のある研修費用の補助を行った。
(7)過積載絶滅運動月間の推進
関係行政機関との連携の下、荷主及び関係業界等に対して過積載絶滅運動に対する理
解と協力を求めるため、過積載絶滅運動月間における街頭キャンペーンへの参加やポス
ターを作成し啓発活動を行った。
[実施日及び場所]
平成26年10月1日(水)熊本トラックステーション
[実施内容]
・過積載取締り
・特殊車両通行許可取締り
・チラシ等による過積載防止の啓発
・不正改造車の取締り
・整備不良車両の取締り
・ディーゼル黒煙の取締り
・不正軽油の取締り
・不正無線局の街頭指導
-38-
区分
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
九州運輸局管内
熊本運輸支局管内
27
49
18
11
18
0
4
6
4
2
(8)引越・宅配輸送等における相談業務及び苦情処理への適正・迅速な対応
運転マナー及び違法駐車、引越や宅配輸送等消費者物流に係る一般消費者、トラック運
送事業者の苦情、問い合せ等に対して、適正・迅速に対応し解決に努めた。
区 分
4
月
運転マナー
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
1
3
1
2
3
3
駐車違反
不正改造
11
月
12
月
1
月
2
月
3
月
合計
8
2
4
27
1
1
1
1
引 越
1
宅 配
2
1
3
1
過積載
0
労働関係
1
3
その他
2
1
合計
4
2
1
5
2
3
2
3
3
4
5
0
9
2
1
6
7
44
(9)社会保険等未加入事業者への対応
社会保険等未加入事業者については、巡回指導後の改善報告書により改善がなされて
いない事業者は、熊本運輸支局長に通報を行った。
(4回、合計5事業所)
(10)アドバイザー制度の活用
熊ト協に所属する会員事業者の法律、企業経営及び労務管理に関する相談に対し、弁
護士、中小企業診断士及び社会保険労務士等による専門的助言等を行い、会員の適正な
企業経営のために本制度の活用を図った。
(相談件数1件)
○ 法律アドバイザー
弁護士
北里 敏明 氏
○ 経営アドバイザー
中小企業診断士 内山耕太郎 氏
○ 労務アドバイザー
社会保険労務士 式森 耕吉 氏
(11)安全対策の励行に対する啓発
安全対策励行のために、
「トラック広報くまもと」へ関連記事の掲載及び「適正化だよ
り」
(緊急通知)などの文書を発出し、会員事業者に対する啓発活動を実施した。
-39-
3 全ト協と連携して行う項目
(1)適正化事業指導員の能力向上
全ト協主催の適正化事業指導員研修及び小規模研修会に参加し、適正化事業指導員と
しての能力向上に努め、各県との適否判定の整合性を図った。
①小規模グループ(熊本県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県)適正化事業指導員研修
・開催期間:平成26年8月26日(火)∼27日(水)
・開催場所:HOTEL グランデはがくれ (佐賀県)
・参加人数:4人
②九州・沖縄ブロック適正化事業指導員研修会
・開催期間:平成26年11月17日(月)∼18日(火)
・開催場所:ハイアット・リージェンシー福岡
・参加人数:4名
③適正化事業指導員全国研修(スキルアップ研修)
・開催期間:平成27年1月29日(木)∼30日(金)
・開催場所:(公社)全日本トラック協会
・参加人数:1名
(2)引越事業者優良認定制度等説明会・引越管理者講習会の開催
①引越事業者優良認定制度
今年度より新たに始まった「引越事業者優良認定制度」は、消費者に安全・安心な
引越サービスを提供する事業者の情報を提供し、品質の向上を図るため、引越事業者
又は、引越事業者で構成する共通の引越サービス名称を使用しているグループを客観
的に評価するものである。平成26年度においては、全国1,763事業所から申請が
あり、1,739事業所が「引越事業者優良事業所」に認定され、熊本県では、21事
業所が認定された。
また、引越事業所優良認定制度の説明会及び引越(基本・管理者)講習会を開催し、
引越優良事業の認定拡大を図るとともに、利用者サービスの向上を図った。
②引越管理者(基本・一般)講習会
消費者対策事業として、引越輸送業務に携わる実務者に対して、引越管理者として
必要な専門知識の習得により、利用者サービスの向上を図るため、引越管理者(基
本・管理者)講習を実施した。
基本講習
・開 催 日:平成26年6月3日(火) 24名参加
・開催場所:(公社)熊本県トラック協会研修センター
・講
師:(公社)全日本トラック協会 認定講師
(公社)全日本トラック協会 輸送事業部
管理者講習
・開 催 日:平成26年6月4日(水) 29名参加
・開催場所:(公社)熊本県トラック協会研修センター
・講
師:(公社)全日本トラック協会 認定講師
(公社)全日本トラック協会 輸送事業部
-40-
木下 宗孝 氏
鈴木 新平 氏
木下 宗孝 氏
鈴木 新平 氏
(3)引越輸送等に係る相談業務体制の充実
全ト協が開催する輸送相談担当者会議に出席し、輸送相談サービス窓口業務の担当者
の資質向上に努めた。
-41-
平成26年度 事業報告について
〔労働対策委員会〕
1.重点項目
(1)労働セミナー等を通じた労働力確保及び労務管理講習会の開催
① 労働セミナー (参加者 69名)
労働力確保及び労務管理の改善を図るためのセミナーを開催し、各支部において
は経営改善、基盤強化等のために労務管理講習会を開催した。
○ 開催日時:平成26年8月21日(木)13:30∼17:00
○ 開催場所:グランメッセ熊本 2階大会議室
○ 講演Ⅰ:
「運送業界における身近な労務管理・労働トラブル対処法について」
講師:式森人事・労務管理経営オフィス
代表取締役 式森 耕吉氏
○ 講演Ⅱ:
「運送会社の管理者に期待されている役割」
講師:株式会社 プロデキューブ
代表取締役 高柳 勝二氏
② 支部労務管理講習会の開催
中小トラック運送事業者の経営改善、基盤強化等のために「支部労務管理講習
会」を県内3地区において社会保険労務士等を講師として開催した。
○ 鹿本支部労務管理講習会
・開催日:平成26年9月4日(水)
(参加者 23名)
・開催場所:植木町生涯学習センター
○ 玉名支部労務管理講習会
・開催日:平成26年11月20日(木)
(参加者 10名)
・開催場所:玉名市民会館
○ 人吉・球磨支部労務管理講習会
・開催日:平成27年1月16日(金)
(参加者 20名)
・開催場所:ホテルサン人吉
(2)大型・中型免許取得助成
運送事業における若年層の運転者を確保することを目的に、熊ト協に所属する会員事
業者の運転者及び免許取得後に会員事業者に入社する一般の運転者を対象に、
「大型免
許」及び「中型免許(中型限定解除を含む。
)
」を取得した際に要した費用(教習所等へ
支払った教習料のみを対象とし、運転免許試験における検定試験受験料は対象外)を助
成し、適正かつ円滑な事業の推進に努めた。
○ 助成件数
95社
133名
11,796,900円
(内訳)大型 105名 10,369,900円
中型
28名
1,200,000円
-42-
(3)健康診断料の助成
ドライバーの長時間労働及び高齢化による脳、心臓疾患数が高止まりするなか、定期
健康診断の受診率の向上と有所見率の低下に向け、健康診断料を助成した。
○ 助成件数 264件
7,093名
14,166,630円
2.その他の項目
(1)インフルエンザ予防対策
インフルエンザの予防対策の一環として、アンケート調査で要望のあった会員事業者
に消毒液の配布を行った。
○ 手指消毒液
303事業者 計447本配布
595千円
(2)交通労働災害の防止
陸上貨物運送事業労働災害防止協会と協力し、交通労働災害防止の徹底に努めた。
(3)アドバイザー制度の活用
熊ト協に所属する会員事業者の法律、企業経営及び労務管理に関する相談に対し、弁
護士、中小企業診断士及び社会保険労務士等による専門的助言等を行い、会員の適正な
企業経営のために本制度の活用を図った。
(相談件数1件)
○ 法律アドバイザー
弁護士
北里 敏明 氏
○ 経営アドバイザー
中小企業診断士 内山耕太郎 氏
○ 労務アドバイザー
社会保険労務士 式森 耕吉 氏
3.全ト協と連携して行う項目
(1)睡眠時無呼吸症候群への対応
熊ト協の「トラック広報くまもと」及びホームページを通じて、睡眠時無呼吸症候群
対策のためスクリーニング検査費用の助成を全ト協と連携し、早期発見及び早期治療に
努めた。
(12社192名)
(2)事業後継者の育成と少子高齢化に対応した労働力の確保及び人材確保
優秀な管理者を育成するため中小企業大学校の講座受講や事業後継者の育成のため
の物流経営士間の連携を図るための研修会等を実施した。
また、中小企業基盤整備への講座受講の促進や事業後継者並びに青年経営者を育成す
るため、青年部会継運会において実践に即した研修事業を実施した。
(3)健康状態に起因する事故防止対策
「トラック広報くまもと」に「トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュ
アル Part1∼4」を掲載するとともに、健康状態に起因する事故防止のための「健康起
因事故防止マニュアル」を送付し、事故防止対策を図った。
(4)拘束時間等への対応
改善基準告示の見直し等の資料とするため、九州トラック協会によるグループヒア
リング及び熊本県における長距離運行事業者の実態関係資料を国土交通省自動車局
貨物課へ提出した。
-43-
平成26年度事業報告
〔経営改善委員会〕
1.重点項目
(1)燃料高騰対策の推進
トラック運送事業における燃料価格高騰の深刻な状況の打開のため、主要荷主団体を
はじめ関係行政機関等に対して全ト協と連携し、協力要請や要望活動を行った。
① 平成26年度 エコ運転するモン!事故せんモン!運動の実施
平成26年10月1日(水)∼平成26年12月31日(水)までの3ヶ月間、交
通事故防止及び地球環境保全を図ることにより、燃料削減による経営改善に資すること
を目的に、関係行政機関と連携し本運動への業界全体での積極的な取組みを推進した。
また、行政機関等による表彰審査委員会を3月17日(火)に開催し、参加事業所
120社の中から、交通事故(人身事故)及び燃料使用量の削減等の効果が高かった
22事業所を三者連名表彰(熊本運輸支局長、熊本県警察本部交通部長、トラック協
会長)及びトラック協会長表彰15事業所の選定を行った。
なお、運動期間中の燃費改善が対前年比で1%以上改善された23事業所に(公社)
熊本県トラック協会長特別賞が贈られることとなった。
② 燃料チャージ制度導入の促進
燃料サーチャージの届出を行っている会員事業者を社会に広くアピールするため、
事業者の同意のもとにホームページへの掲載を行った。
(11社)
また、荷主企業に対して燃料サーチャージ導入の交渉しやすくなるため、会員事業
者名と協会長名との連名による要請文書を作成し、希望のあった事業者へ配布を行
った。
(配布事業者数 27社80枚)
③ 燃料価格高騰分の運賃転嫁に関する実態調査
荷主企業との運賃価格交渉を実施する際の参考とするため、会員事業者の運賃価
格交渉の実施状況や運賃価格の改善割合の状況などの実態調査を行った。
④ 燃料サーチャージ相談窓口の設置
燃料サーチャージに関する相談窓口を設置し、燃料サーチャージ制度の導入や届
出の方法などについて相談業務を行った。
(件数2件)
⑤ 陳情・要望活動の展開
主要荷主団体をはじめ、地元の国会議員及び政権与党、関係行政機関を訪問し、
協力支援の要請を行った。
(荷主関係65団体、行政6機関、国会議員等17件)
-44-
⑥ 軽油価格高騰に対する緊急対策の要望に向けた署名運動の実施
トリガー条項の凍結解除、軽油引取税の減免、高速道路料金の割引率継続・拡充等
の要望を行うため、15,000人を目標に署名活動を行った。
(県ト協署名人数 19,569名)
⑦ 「先進環境対応型ディーゼルトラックの導入に対する補助」及び「エコタイヤに導
入に対する補助」の実施
燃料価格高騰対策としてトラック輸送の省エネ対策(燃料費高騰対策)を推進する
ため、国の平成25年度補正予算により「先進環境対応型ディーゼルトラックの導入
に対する補助」及び「エコタイヤの導入に対する補助」が行われ、補助事業の執行団
体である(公社)全日本トラック協会と連携し、補助金申請の受付を実施した。
ア)先進環境対応型ディーゼルトラック
【第1次募集】
受付期間:平成26年3月14日(金)∼31日(月)
申請状況:17社17台
補 助 額:15,500千円
(内訳:大型車13台、中型車3台、小型車1台)
【第2次募集】
受付期間:平成26年5月22日(木)∼6月6日(金)
申請状況:3社3台
補助額:3,000千円(内訳:大型車3台)
【特別募集】
受付期間:平成26年12月5日(金)∼平成27年2月2日(月)
申請状況:23社23台
補 助 額:22,400千円
(内訳:大型車21台、中型車2台、小型車なし)
イ)エコタイヤ
【第1次募集】
受付期間:平成26年3月24日(月)∼3月31日(月)
申請状況:20社44台460本
補 助 額:3,437千円
【第2次募集】
受付期間:平成26年5月19日(月)∼6月6日(金)
申請状況:18社40台404本
補 助 額:3,099千円
(2)物流効率化の促進と経営基盤の強化
荷主企業や会員事業者の経営者などが、経済社会の動向や物流効率化に関する情報
などを共有し理解を深め、各企業と県内産業全体の一層の発展を図ることを目的とし
た経営セミナーを開催した。
(参加者:会員、荷主企業等115名)
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開催日時:平成27年1月22日(木)15時30分∼17時20分
開催場所:熊本ホテルキャッスル 2Fキャッスルホール
講 演 Ⅰ:「九州と台湾の強固な信頼関係」
講師 台北駐福岡經濟文化 事處 處長(総領事)戎 義俊 氏
講 演 Ⅱ:「最近のトラック行政課題」
講師 九州運輸局熊本運輸支局
首席運輸企画専門官 牛島 光英 氏
(3)原価意識向上のための実践セミナーの開催
今後のトラック運送事業を持続的かつ収益力のある産業として発展させていくため、
原価水準に見合った運賃収受に向けた取り組みを進め、経営全体の改善に取り組むこ
とを目的とした実践的なセミナーを熊本市及び玉名市で開催した。
(参加者50社57名)
① 玉名会場
日 時:平成26年11月4日(火)13時30分∼16時30分
場 所:玉名市民会館
講 師:日本PMIコンサルティング㈱ 代表取締役 小坂 真弘 氏
② 熊本会場
日 時:平成26年11月5日(水)13時30分∼16時30分
場 所:
(公社)熊本県トラック協会研修センター
講 師:日本PMIコンサルティング㈱ 代表取締役 小坂 真弘 氏
(公社)全日本トラック協会 常務理事 藤原 利雄 氏
2.その他の項目
(1)事業後継者・経営者等の人材育成
次代を担う後継者や若手経営者等を育成するために専門の講師を招聘し、講習会を開
催した。
(研修修了者63名)
〔成功者になるための事業改善講習会〕
・開 催 日:平成26年8月 5日(火)∼8月 6日(水)
平成26年8月25日(月)∼8月26日(火)
延べ4日間講習実施
・開催場所:(公社)熊本県トラック協会研修センター
・講習内容:「相手別コミュニケーション」
「上司とのうまい付き合い方」
「部下育成のためのコーチング」
「オーナーシップを意識した会話と対話とは?」
・講
師:株式会社コーチングディベロップメント
代表取締役 境 英利 氏
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(2)金融対策等の支援
会員事業者の近代化合理化及び環境対策を推進するため、近代化基金による融
資の推薦を行うとともにその利子の補給を行った(推薦件数18件)
。
(3)アドバイザー制度の導入
会員の経営に資するため法律・経営・労務に関する専門のアドバイザーに業務を委託
して、相談窓口を設置し会員事業者からの要望に対応した(相談件数1件)
。
○法律アドバイザー・・・北里 敏明氏(弁護士)
○経営アドバイザー・・・内山耕太郎氏(中小企業診断士)
○労務アドバイザー・・・式森 耕吉氏(社会保険労務士)
(4)中小企業対策事業の活性化
会員事業者の経営安定のために、助成金や融資制度について熊ト協の「トラック広報
くまもと」及びホームページに掲載し周知を行った。
(5)自営転換の推進
熊ト協ホームページに掲載し、営業用トラックによる輸送効率化を促すため、会員
事業者の企業情報などの提供を行い、自家用トラックでの輸送を行っている荷主企業
等に対して自営転換の推進を図った。
(登録事業者数268社)
3.全ト協と連携して行った項目
(1)経営分析及び個別企業診断等の活用
中小トラック運送事業者の経営実態の把握と個々の経営改善への取り組みに資す
るため、全ト協と連携し経営分析報告書の策定及び個別企業診断の積極的な活用を
周知し、利用促進を図った。
(診断件数14件)
(2)中小企業信用保険法業種指定のための輸送量等にかかる実態調査
信用保険法に基づく業種指定を受けるために、トラック事業者の輸送量等を全ト協と
連携し調査を行った(21社、年4回実施)
。
(3)講座の受講促進
中小企業基盤整備機構が運営する中小企業大学校の講座受講促進制度について、トラ
ック広報熊本やホームページ等を活用して周知し受講促進を図った。
(1社1名)
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平成26年度事業報告
〔専門部会〕
現在設置されている7部会において、輸送秩序の確立や、事業経営の円滑化等共通の項
目について推進を図った。
なお、本年度の各部会の活動は次のとおりです。
1.食料品部会
① 平成26年 5月15日(木)和歌山JAビル・和歌山県ト協食料品部会研修会
② 平成26年 8月26日(火)全ト協会議室・第34回食料品部会
③ 平成26年 7月29日(火)福ト協会議室・第1回九州ブロック食料品部会
④ 平成26年12月 5日(金)福ト協会議室・第2回九州ブロック食料品部会
⑤ 平成27年 1月27日(火)熊ト協会議室・部会員会議
⑥ 平成27年 3月13日(金)博多都ホテル・九州各県食料品部会全体交流会
2.木材輸送部会
① 平成26年 9月10日(水)熊本市・南九州四県合同部会長会議
② 平成26年11月 1日(土)人吉市・木材輸送車重量実測
③ 平成26年11月 7日(金)熊本ホテルキャッスル・南九州四県合同全体会議
④ 平成27年 1月29日(木)熊ト協会議室・部会員会議
3.重量物輸送部会
① 平成26年 4月 8日(火)全ト協会議室・全ト協重量部会
② 平成26年 6月12日(木)札幌パークホテル・全ト協重量部会通常総会
③ 平成26年10月 3日(金)全ト協会議室・全ト協重量部会全国実務担当者研修会
④ 平成27年 1月27日(火)熊ト協会議室・部会員会議
⑤ 平成27年 2月 5日(木)パシフィックホテル沖縄・全ト協重量部会経営者研修会
4.ダンプカー部会
① 平成26年7月 3日(木)ホテルポールスター札幌・第38回全ト協ダンプカー部会
② 平成27年1月30日(金)熊ト協会議室・部会員会議
5.引越部会
① 平成26年 5月29日(木)全ト協会議室・第37回全ト協部会総会
② 平成26年11月 5日(水)全ト協会議室・正副部会長等会議
③ 平成27年 1月27日(火)熊ト協会議室・部会員会議
6.セメント部会
① 平成26年10月14日(火)全ト協大会議室・第32回セメント部会
② 平成27年 1月26日(月)熊本県トラック協会城南支部会議室・部会員会議
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7.青年部会継運会
(1)会議関係
① 総会
平成26年 5月10日(土)ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
② 正副部会長会議 平成27年 1月19日(月)熊ト協会議室
③ 部会役員会
平成26年 4月 7日(月)熊本県民交流館パレア
平成26年 6月20日(金)アスコットホテル
平成26年10月23日(木)熊本県民交流館パレア
平成27年 2月21日(土)熊本県民交流館パレア
④ トラック協会正副会長委員長との意見交換会
平成27年 2月10日(火)熊ト協会議室
(2)研修会及び交流会関係
① 労働力確保・人材不足対応セミナー(参加者19名)
平成26年 8月23日(土)ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
テーマ「選ばれる企業になるために ∼顧客視点を持つ重要性を考えよう∼」
講 師 有限会社 Biz Assist 代表取締役 森田 欣典(もりた よしのり) 氏
専門講師を招聘し、部会員のスキルアップを図るとともに、部会員相互の交流を深め
た。
② 先進企業等視察(参加者16名)
平成26年 9月12日(金)
・㈱あんしん(沖縄県中頭郡西原町小那覇 1300)
・琉球通運㈱(沖縄県那覇市港町 4-3-9)
沖縄県内の物流事業者2社のご協力を得て、物流倉庫を含む視察研修を行い、先進
企業における企業の取組等を学んだ。
(3)全国物流青年経営者中央研修会等への参加
① 全国代表者会議(部会長1名)
・平成26年 6月18日(水)全日本トラック協会会議室
・平成26年11月28日(金)全日本トラック協会会議室
・平成27年 2月25日(水)全日本トラック協会会議室
② 九州ブロック大会(部会員17名参加)
・平成27年 2月 7日(土)宮崎観光ホテル
③ 全国大会(部会員10名参加)
・平成27年 2月26日(木)京王プラザホテル
(4)九州地区運輸青年部連絡協議会役員会
第29回(公社)全日本トラック協会九州ブロック大会を充実した大会にするため、各県
の役員(正副部会長)で開催内容等について協議検討を図った。
・平成26年 7月15日(火)宮崎観光ホテル
・平成26年 9月17日(水)熊本ホテルキャッスル
・平成26年11月 4日(火)宮崎観光ホテル
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(5)他県トラック協会青年部及び異業種との交流会
他県トラック協会青年部と交流を深めた。
・平成26年 9月12日(金)那覇市(沖縄、熊本) 参加者 16名
・平成26年 9月26日(金)宮崎市(宮崎、鹿児島、熊本)参加者 5名
熊本県中小企業団体中央会青年部協議会を通じて異業種交流会へ参加し交流を深め
た。
・中小企業団体中央会青年部協議会総会(参加者8名)
平成26年 6月25日(水)熊本ホテルキャッスル
・第57回中小企業団体九州大会及び青年部の集い(参加者4名)
平成26年 9月 4日(木)崇城大学ホール
・中小企業会計啓発普及セミナー(参加者3名)
「企業の持続的成長を目指す会計」内山耕太郎講師
平成26年9月24日(水)ホテル日航熊本
・第2回若手経営者育成研修会(参加者5名)
「人を育てる言葉の力」吉川美代子講師(元TBSアナウンサー・解説委員)
平成26年11月11日(火)熊本ホテルキャッスル
・中央会新春講演会(参加者4名)
「2015内外経済の展望」武田洋子講師(三菱総合研究所・主席研究員)
平成27年1月14日(水)熊本ホテルキャッスル
(6)協会本部・支部と連携して行った活動
① 「トラックの日」関連事業
・
「トラックフェスタ2014」
平成26年11月22日(土)グランメッセ熊本 E駐車場
青年部会が主体となり、イベントを実施し広く県民にトラック運送業界についてP
Rを行った。
・環境クリーンキャンペーン
各支部で行う主要道路や公園等の清掃活動に積極的に参加した。
(10月)
② 成功者になるための事業改善講習会
次代を担う後継者や若手経営者等を育成する講習会に参加し、必要な知識の理解促進
と受講者間の人的ネットワークの醸成に努めた。
(8月)
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