9.平成27年度 事業計画書 - 社団法人・福岡県トラック協会

平成27年度 事業計画
1.基本方針
世界経済は、米国が堅調な回復を見せており、ユーロ圏が引き続き緩慢な回復を予想される中、先進
国を中心とした緩やかな回復基調で推移しています。一方、高成長を維持してきた中国を始め、金融危
機後の牽引役を担ってきた新興国においては、景気が減速基調で米国の量的緩和の打ち切りや日欧の金
融緩和の動向が、世界経済の先行きの懸念材料となっています。
日本経済においては、第 2 次安倍政権が推し進めたアベノミクスで企業業績は徐々に改善傾向に向か
い、デフレ脱却への糸口を掴み始めたものの、平成 26 年 4 月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の
反動や個人消費の大幅な落ち込み等により予想以上に GDP 成長率が下落し、景気回復の正念場を迎えま
した。
安倍政権は、平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10%引き上げの先送りを決定し、アベノミクス
の推進について信を問う衆議院総選挙を行い、与党圧勝となりました。国民から信任を得た第 3 次安倍
政権が打ち出す 3 本目の矢となる力強い成長戦略が、GDP 成長率の上昇と景気回復への道筋として求め
られています。
我々トラック運送業界は、国内産業の空洞化や国内貨物輸送量の減少、行き過ぎた規制緩和と収受運
賃の水準低下、燃料価格の高騰と高止まり、少子高齢化に伴う若年労働者の不足、さらに高速道路料金
や交通安全対策、環境対策面での経費負担増など、様々な経営課題を抱えつつ、厳しい事業経営を強い
られています。
福岡県トラック協会では、経営安定化に向けた適正運賃収受と燃料高騰対策の推進、若年労働者の雇
用確保に向けた労働環境の改善と整備、公正な経営環境の実現に向けた規制緩和の見直し、ドライバー
の安全確保に向けた道路交通環境の整備と改善基準告示の柔軟な運用の実現を最重点施策とし、適正化
対策、交通安全対策、環境問題対策、緊急物資輸送等の重点施策と合わせて、当業界の健全な事業経営
に向けた環境作りに取り組んでまいります。
また、会員相互の連携をより一層強化し、安心、安全で安定した輸送サービスの提供に努め、国民生
活と経済活動のライフラインとしての役割を担うことで、地域経済の発展に寄与するとともに「社会と
の共生」を図ります。
2.最重点事業
(1)経営安定化に向けた適正運賃収受と燃料高騰対策の推進
(2)若年労働者の雇用確保に向けた労働環境の改善と整備
(3)公正な経営環境の実現に向けた規制緩和の見直し
(4)ドライバーの安全確保に向けた道路交通環境の整備と改善基準告示の柔軟な運用の実現
3.重点事業
(1)貨物自動車運送適正化事業の推進とコンプライアンス経営の浸透
(2)災害時等の緊急救援物資輸送体制の整備・強化
(3)環境問題対策の推進と環境改善に向けた意識の醸成
(4)交通事故・労働災害の撲滅に向けた安全対策の推進
(5)軽油引取税の抜本的見直しと自動車関係諸税の軽減と簡素化
(6)高速道路通行料金の引き下げと割引制度の拡充
4.具体的施策
(1)地方適正化・輸送秩序確立対策
①地方適正化対策
ア. 事業所巡回や街頭パトロール活動により、重大事故を誘発する速度超過・過労運転・危険運転・
過積載運行の防止などを重要項目とする輸送秩序の確立を推進します。
事業所巡回は 1,100 事業所を目標とし、自主計画による啓発活動及び特別巡回(パトロ―ル)
活動を行い事故防止運動の充実に努めます。
イ.適正化事業の実効をあげるため、重点指導項目及び評価基準に基づく巡回指導結果のフォロー
アップ体制を確立し、優良事業所を育成します。フォローアップ効果が見られない、改善を進
めない事業所については福岡運輸支局と連携し、改善を推進します。また、運行・整備管理者
が不在である事業所、点呼や定期点検を全く行わない等、悪質な違反が確認された事業所につ
いては福岡運輸支局へ制度に基づき速報します。
ウ.街頭パトロール活動を重視し、車両管理や安全運転の指導及び自家用貨物自動車による営業類
似行為(白トラ)等防止のための調査及び啓発活動を行います。
エ.専門部会や各支部での荷主懇談会を通じ、輸送秩序確立等のための啓発・広報活動を積極的に
推進します。
オ.貨物自動車運送に関する利用者からの各種相談や苦情を適正に処理し、
改善を図ります。
また、
荷主による運送事業者に対する過積載等違法行為の強要については、福岡運輸支局と連携し荷
主に改善措置を働きかけます。
カ.行政機関との連携を一層緊密にするとともに、事業活動に必要な情報を収集し適正化事業の効
率的運営を図ります。
キ.新規事業者については、福岡運輸支局での許可書交付式当日に指導講習を行い、法令の遵守等
について意識の高揚に努めます。
ク.貨物自動車運送事業安全性評価事業(G マーク制度)については、適正な広報等によりその取
得に向けた普及促進を図り、公平性を確保するとともに客観性を保った調査を実施します。
ケ.適正化事業の公正、着実な推進を図るため、評議委員会を開催し、広く外部の意見の反映に努
めます。
②輸送秩序確立対策
ア.小グループ活動等を通して、トラック運送事業者間の連携協調を強め、輸送秩序の確立を図り
ます。
イ.荷主懇談会を開催し、関係荷主に対し、適正な運賃について理解と協力を求めます。
ウ.過積載運行の防止を図るため、会員事業所への指導を徹底し、荷主企業に対しては出荷重量の
証明等について理解と協力を求めます。
エ.輸送秩序を乱す名義貸し、自家用貨物自動車の営業類似行為(白トラ)
、車体無表示等の違法行
為については、関係行政機関との緊密な連携による改善指導を徹底します。
オ.輸送秩序及び、運輸安全マネジメント等法令遵守に関する会員事業所の意識啓発を図るため、
研修会を計画的に開催します。
カ.全ト協及び関係行政機関等と連携し、トラック運送業における書面化推進ガイドライン及び、
燃料サーチャージガイドライン、下請・荷主適正取引推進ガイドラインの活用を推進し、荷主
等とのパートナーシップ確立を図ります。
(2)緊急救援輸送対策
①大規模災害及び、国民保護法に規定する武力攻撃等の緊急事態の発生に際し、関係行政機関、自治
体等からの緊急救援輸送等の要請(※)に即応するため、緊急物資輸送関連施設の建設及び拡充を推
進し、機能的な緊急救援輸送体制の整備を図ります。また、各自治体との緊急救援輸送等に関する
協定締結に努め、輸送体制の強化を図ります。
(※根拠法:道路運送法第 84 条、災害対策基本法第 2 条第 6 項、国民保護法第 21 条)
②県ト協独自の緊急救援輸送等訓練を緊急物資輸送関連施設において実施するほか、福岡県主催の総
合防災訓練等に積極的に参加します。
③現行の緊急救援輸送業務実施要綱については、円滑な運用ができるよう、より実態に即した内容に
改訂し、災害時等における緊急連絡網の整備とその有効活用を図ります。
(3)環境問題対策
①圧縮天然ガス(CNG)自動車、ハイブリッド車、ポスト新長期規制適合車等の低公害車の普及促進を
図るため、国及び全ト協と連携し、車両のリースと購入に関する助成及び、ポスト新長期規制適合
車購入のための融資推薦を実施します。
②トラック運送事業者の環境問題への取り組みについて、一般消費者に理解してもらうとともに、環
境に対する関心を高めるため、小学生を対象とした環境問題図画コンクールを実施します。
③指定研修施設における省エネ運転講習会の実施により、排気ガス低減と燃料コスト削減等を目的と
したエコドライブの普及促進を図ります。
④アイドリング・ストップ運動を推進するため、蓄熱式マット、蓄冷式クーラー、エアヒーター、外
部電源用パッケージクーラー等の購入費用の助成を実施します。
⑤エコドライブ推進について、EMS(エコドライブ管理システム)用機器導入促進助成として、デジ
タルタコグラフ等の車載器及びデータ解析用ソフトの導入助成を実施します。
⑥地球温暖化の原因である CO2 削減対策として、森林再生保護のための植樹活動等を行う「トラック
の森」事業を推進します。
⑦燃費向上により CO2 や窒素酸化物を削減するため、エコタイヤの購入費用の助成を実施します。
⑧国土交通省及び全ト協が推進する「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の普及促進を図ります。
⑨地球温暖化対策について全ト協と連携し、トラック運送事業の立場から検討した CO2 削減のための
具体的対策を実施します。
⑩福岡県及び福岡市等の関係行政機関が主催する環境対策会議に参加し、様々な環境保全対策に積極
的に協力します。
(4)交通事故防止対策
①四季の交通安全運動については、関係行政機関等の運動方針及び県内で発生した事故の特徴的傾向
を踏まえた協会独自の実施要領を策定するとともに、期間中にバスキャンペーン、交通安全街頭活
動等を実施して、会員事業所並びに地域住民の事故防止に対する意識の啓発を図ります。
②交通事故根絶のため、関係行政機関等の後援により、無事故運動(年間・年末)を実施します。
③トラック運送事業者の交通安全対策について、一般市民に理解してもらうため、小学生向け交通安
全教室及び高齢ドライバーのためのシルバー・セーフティ・ドライビングスクールを開催します。
④会員事業所におけるドライバー及び従業員の交通安全意識の高揚を図るため、各地区において安全
運転講習会を開催します。
⑤会員事業所のドライバーの安全運転に関する知識と技術習得のため、県ト協及び全ト協の指定研修
施設でドライバー等安全運転研修を実施します。
⑥交通安全意識並びに運転技能向上のため、ドライバーコンテスト県大会を実施し、全国大会への出
場者を選抜します。
⑦運行管理者講習及び整備管理者研修会の受講促進や、ドライバーの適性診断の受診促進、運転記録
証明書の交付申請助成、デジタコ・ドラレコ講習会(安全マネジメント支援ツール講習会)助成等、
会員事業所の安全運行管理体制の充実強化に努めます。
⑧点呼の際に有効なアルコール検知器等の購入費用の助成を実施し、同検知器の普及促進を図ること
で、飲酒運転の撲滅に取り組みます。
⑨トラックの危険予測に効果があると思われる安全装置等(後方視野確認支援装置)の購入費用の助
成を実施します。
⑩交通事故等が発生した場合に事故の原因分析等に有効なドライブレコーダーの車載器及び解析ソ
フトの購入費用の助成を実施します。
⑪会員事業所において適性診断の受診が可能となる自動車事故対策機構のナスバネット機器の購入
費用について助成を実施します。
⑫道路交通法等関係法令の改正等については、適宜会員事業所に周知徹底を図ります。
(5)労務改善・労災防止対策
①ドライバーの労働条件改善等のための改善基準告示をはじめとした労働関係法令遵守についての
意識啓発、労働災害の防止、従業員の健康管理に関する指導強化等を図るため、労働セミナーを開
催します。
②トラック運送事業における社会保険等の未加入事業者について、適正化事業実施機関と連携を図り
ながら、適正加入促進のための指導を推進します。
③深刻化しているドライバー不足に対応するため、雇用安定確保対策の一環として、会員事業所従業
員の中型・大型・けん引各免許取得費用の一部を助成することにより、雇用の安定確保を図ります。
④ドライバーの運転中における、突発的な運転不能障害を引き起こす可能性の高い疾患を予防するた
め、必要な検診を促進する突発性運転不能障害疾患予防対策助成事業を実施します。
⑤睡眠時無呼吸症候群(SAS)による交通事故撲滅を目指して、SAS スクリーニング検査及び SAS・PSG
検査助成制度の利用促進を図ります。
⑥過重労働による脳・心臓疾患(過労死等)
、精神障害等の労災補償認定件数を減少させるため、啓
発活動を積極的に展開します。
⑦改善基準告示については、全ト協及び九ト協と連携し、関係行政機関等に対し、現状を踏まえた見
直しの要望を積極的に行います。
⑧トラック運送業界の当面する諸問題について、九ト協及び九州運輸局共催の物流政策懇談会等に出
席し、行政、労働組合、業界の活発な意見交換により、諸問題解決に向けた対応策を検討します。
(6)法制・税制対策
トラック運送事業の経営環境改善を図るため、以下の項目について、全ト協並びに福岡県トラック
事業政治連盟、福ト協政策研究会と一体となった運動を展開します。
①高齢化が進むトラック運送業界における若年運転者の雇用機会を増やすため、運転免許制度の要
件見直しに向けて関係行政機関等に対して要望します。
②行き過ぎた規制緩和の見直し、適正取引の推進等、適切な事業環境の整備について関係行政機関等
に対して要望します。
③軽油引取税の抜本的見直し等、自動車関係諸税の簡素化・軽減等について強力かつ継続的に要望し
ます。
④輸送時間の短縮及びドライバーの労務負担の軽減、環境改善等に有効な高速道路の利用を促進する
ため、営業用トラックが有効に活用できる新たな高速道路料金制度の構築について要望します。
⑤当協会が県内に建設を進めている緊急物資輸送センターのような民間団体等が運営する地域防災・
災害対策関連施設について、固定資産税等の大幅な軽減措置を要望します。
(7)トラック事業近代化対策
①次世代の経営者を対象とした若手経営者後継者地区研修や女性の経営者並びに管理者を対象とし
た女性経営者セミナー、中小企業大学校受講促進制度等の研修事業を推進し、経営者、管理者等の
総合的な資質の向上に寄与します。
②多様化・高度化する消費者ニーズへの対応や、会員事業所における経営戦略の策定等、原価意識の
向上等に資するため「経営改善研修会」を開催します。
③(公財)交通エコロジー・モビリティ財団が創設した、環境保全のための「グリーン経営認証制度」
について認証取得手続等に関する講習会を開催するほか、会員事業所が取得した場合の費用の一部
を助成し、認証取得の普及促進を図ります。
④ISO9001,14001,39001 認証取得費用の一部を助成し、認証取得の普及促進を図ります。
⑤軽油価格高騰に対応し、安定した輸送サービスの提供に必要な緊急時の軽油燃料の確保のため、会
員事業所の自家用燃料供給施設の新設、増設に対する助成を実施します。
⑥トラック運送業界のより健全な発展に寄与するため、物流施設等の近代化、合理化及び IT 化
(情報
技術化)のための融資推薦と利子補給を実施します。
(8)広報活動
①国民生活のライフラインとしてのトラック輸送の重要性をアピールし、トラック運送業界の社会的
地位の向上を目指すと共に社会との共生に向けて、全ト協と連携した効果的な広報活動を積極的に
展開します。
②テレビ、新聞、ラジオ等のマスメディアを有効活用することにより、トラック運送業界の社会的役
割や、協会が取り組んでいる交通安全対策、環境対策等をはじめとする主要事業について周知し、
当業界に対するイメージアップを図るとともに、当業界が抱える問題等に対する一般市民への理解
を深めるための PR 活動を行います。
また、一般市民にトラック運送業界を身近に感じてもらうための『トラックの日』の記念行事を実
施します。
③福岡県トラック協会のホームページ(http://www.hearty.or.jp/)を活用し、トラック運送業界の
情報を一般市民に向けて発信することで、業界のイメージアップを図るとともに、情報公開による
協会運営の透明性を確保します。
機関誌「福岡県輸送情報」や当協会ホームページ等、情報提供手段の特性に合った広報活動を行う
ことで、広報効果を最大限に発揮するよう努めるとともに、事業経営に役立つ業界内外の情報等を
タイムリーに提供することで、会員事業所の利便性の向上を図ります。
④会員事業所と荷主企業及び一般市民に対して、物流やそれを取り巻く経済問題等に対する理解を深
めてもらうために「物流セミナー」を開催します。
(9)主要都心地区交通輸送対策
①都心過密地域での共同輸送システムの促進及び交通渋滞の緩和、排気ガス対策等の環境負荷軽減策
を推進します。特に福岡市の天神地区における共同輸送システムについては、関係行政機関の指導
のもと、システム参加事業所の連携を図るとともに、システムの円滑な運用を推進します。
②駐車対策に係る諸問題に対応するため、必要に応じてワーキンググループによる対策検討会議を開
催する等所要の対策を推進します。特に、貨物専用パーキング等駐車施設の整備、荷捌き施設の設
置等の諸問題については、県警、関係行政機関、荷主団体等と連携し、積極的に対応します。
(10)燃料・車両資材対策
①高止まりが続く軽油価格問題等について、燃料サーチャージ制度の導入促進等の諸活動を展開しま
す。
②軽油価格調査を毎月実施し、県内の軽油価格動向の把握に努めるとともに、調査集計結果について
は適宜、会員事業所へ情報を提供します。
また、全ト協と緊密に連携し、軽油の適正価格による安定供給確保の問題や、不正(粗悪)軽油の
使用問題等についての適切な対応を図ります。
③車両及び関連諸資材に係る問題等については、全ト協並びに関係機関等と連携して対応します。
(11)トラック輸送サービス向上対策
①県ト協をはじめとする県内 6 ヶ所に輸送相談窓口を設置し、消費生活センターと連携を図り、一般
消費者からの引越等に関する輸送相談に対応します。
②消費者保護対策として運輸支局、消費生活センター等、関係機関との連携を密にし、引越運送等に
係る会員事業所と一般消費者間のトラブル防止に努めます。
③引越運送業務における実務担当者向けの引越管理者講習を開催し、実務担当者の資質の向上に努め
るとともに、引越事業者優良認定制度の取得を促進し、一般消費者保護及び当業界のイメージアッ
プを図ります。
(12)専門部会活動
専門部会(鉄鋼輸送部会、利用運送・積合部会、建材リース輸送部会、食料品部会、ダンプ輸送部
会、重量部会、セメント輸送部会、石油ローリー部会、引越部会、海上コンテナ部会、九州 LPG タン
クローリー部会)では、輸送秩序の確立を図るとともに、各部会がそれぞれ直面している諸課題解決
のため、部会員相互の協調を基本に諸活動を展開します。
また、法令遵守、交通・労災事故防止、環境問題、輸送の効率化等については、関係行政機関との
連携を図り、積極的な対策を推進します。
(13)協議会活動
①青年協議会では、若手経営者・後継者としての資質の向上を図るため、会員相互の協調を基本に、
企業経営、法令遵守、交通・労災事故防止等について積極的に研修を行うとともに、全ト協青年部
会及び九州地区運輸青年部連絡協議会と連携し、ネットワークの拡充・強化を図る等、諸活動を展
開します。
②女性協議会では、トラック運送業界における女性特有の感性や思考、創造性のある意見を良質な輸
送サービスの提供に反映させるとともに、女性経営者としての資質や見識の向上、並びに会員相互
の連絡協調及び情報交換を行い、当業界の発展と社会的地位の向上を図ることを目的に諸活動を推
進します。
(14) 協会サービス向上対策
①適宜有用な情報収集および迅速な情報提供に努めるとともに、引き続き、法律相談窓口(TEL092-451
-7841)を設置し、会員事業所の健全な事業運営を支援します。
②会員事業所や関係機関・団体、地域住民等による研修・講習等に資するため、トラック総合会館を
はじめとする 4 施設の研修室、会議室を安価で貸し出します。
③一般には入手困難であるトラック運送事業関連の帳票類を入手し、安価で提供します。
(15)表彰事業
福岡県のトラック運送業界の社会的地位の向上に貢献した功労者や、
交通安全に寄与した方に対し、
表彰規程等に基づく表彰を行います。
また、関係行政機関や全ト協が行う表彰についても緊密に連携し、会員事業所等に情報を周知し対
応します。
(16)全国事業等への参画と協力
安心、安全で安定的な輸送サービスを提供し、国民生活に不可欠な物資の安定的な供給に寄与する
ことを目的に、公益社団法人全日本トラック協会が全国を単位として行う公益目的事業や運輸事業振
興事業に賛同し参画するとともに、運行管理者試験やトラックステーションの運営、九州トラック協
会の運営に協力します。