感動体験の積み重ねを続けて 校長 藤村雅彦 今年も暑い季節がやってきました。長い夏の陽射しがグラウンドに陽炎を映し出してい ます。 本校がこの小踏の丘にグラウンドを整備して校舎を建築し、市内の一ノ井手の校舎から 移転してきたのは、ちょうど30年前の昭和62年のことでした。そして、現在までに、 小学部、中学部、遅れてスタートした高等部を合わせて641名の卒業生たちが、この学 び舎を巣立っています。その間、在校生の数も増え続け、平成8年に初めて100名を越 えると、その後、一旦、減少しましたが、平成20年からは、再び、100名を越えて、 今年度は本校の歴史の中では最多の153名の児童生徒が在籍しています。 このような状況のもとで、始まった今年度も、歓迎遠足や運動会などの学校行事や日々 の授業の積み重ねのなかで、児童生徒の心に沢山の感動を残して、一学期が終わろうとし ています。 今年度も学校目標の「感動体験を通した豊かな心を育む教育活動の実践」を通して、感 性豊かで、やさしい心を育み、感動を共に分かち合う“共感”を通して、心のコミュニケ ーションを深め、互いが認め合い、自他の存在を大切にできる人として育ってほしいと考 えています。そして、その総和として、いじめのない平和な「一人ひとりが生き生きとし てさわやかで活気にあふれた学校」が実現できることを心から願っています。 これから、長い夏休みに入ります。8月5日には、本県で開催される世界スカウトジャ ンボリーの地域プログラムの一環として、本校にも外国の青年たちが交流に来校する予定 です。 是非、 ご家庭におかれましても、この夏休みの間に感動体験の機会を設定していただき、 親子の心の絆を深めていただきますようお願いいたします。 また、今年度は、健康と安全・防災に配慮した学習環境づくりの推進を一番の努力点に あげて、児童生徒の皆さん一人ひとりが、日々、楽しいと感じ、安心して過ごせるよう、 様々な取組を教職員全員で進めています。 どうか保護者の皆様のご理解をいただき、ご支援とご協力を賜りますようお願いいたし ます。
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