578KB - 三愛石油

トップコミットメント
コンプライアンスを土台に
新中期経営計画「Innovation 2017」を展開
創意工夫とゼロベースの視点で
お客さまの価値観を見極める
意識の醸成を図り、CSR経営の重要性を認識させるた
め、当社グループの社員向け株主総会をイメージして
エネルギーミックスの時代を迎え、企業には、お客さ
毎年開催しているマネジメントフォーラムにおいて、
まの価値観に向き合い、お客さまの課題に応えていく
社員と経営陣が一緒になって考える時間を設けてい
柔軟な発想力が求められています。時代の変化に浮き
ます。
足立つことなく、一人ひとりの社員の思考力を高め、ゼ
ロベースの視点で日々の仕事に創意工夫を重ねていく
ン」を実現してまいります。お客さまのニーズをキャッ
お客さまに「安心感」を提供する
企業であるために
チするマーケットインの発想を大切に、社員にはしな
危険物を扱う事業を展開する当社グループにとっ
やかさと強さ、責任感を持ってやり遂げる姿勢で、創意
て、 安全の確保は最優先事項であり、各拠点で定期的
工夫することを求めています。
に実施している訓練や監査など、安全確保に万全を期
そのためには、これまでの体制に固執することなく、
す体制を構築しています。トラブル対応についても、
例えば、事業部間での情報の共有化をさらに推進する
責任を追及するのではなく再発防止を主眼に改善活動
など、時代の変化に迅速に対応し、機動力を発揮できる
を推進し、安全確保に対する判断基準をグループ全体
組織づくりを実現し、より効率的に事業を展開してま
で共有する体制づくりに着手しています。
いります。そして豊かな発想力でお客さまの価値観を
また、
「 安心感」のある高品質なエネルギーサービス
見極め、的確に分析していくことができれば、既存ビ
を提供し、社会から信頼される企業グループであり続
ジネスを起点に事業が広がっていくと考えています。
けるためには、利益を追求するだけではなく、どうした
ことにより、新中期経営計画で掲げる「イノベーショ
三愛石油グループのCSRは経営理念である三愛精神、
「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」を基本にしています。
変革の時代においても社会の発展に貢献し、
お客さまに選んでいただける
「安心感」のある総合エネルギー企業として、
新たな成長を目指してまいります。
三愛石油株式会社
代表取締役社長
金田 凖
らお客さまのために役立つ事業を提供できるのか、社
コンプライアンスの徹底に取り組み
CSR経営を浸透させる
忘れてはなりません。だからこそ、社員には常に「正直
に判断すること」を実践するよう伝えています。社員一
エネルギーを扱う企業として、CSR経営の浸透は非
人ひとりが日々の仕事のなかで地道に積み重ねていく
常に重要な取り組みです。新入社員から経営層まで、
ことでしか得られない「安心感」という大きな価値をお
変革の時代に新たな価値を提供する
新中期経営計画
計画「Innovation 2017‐新たな成長へ向けて・創意工
一人ひとりがCSRの大切さを日頃から強く意識し、社
客さまに提供し、社会の発展に貢献する企業グループ
夫‐」を策定し、総合エネルギー企業としてさらなる成
会的責任を遂行していくために不可欠なコンプライ
として成長してまいります。
平成26年4月に国による「エネルギー基本計画(第
長を目指してまいります。
アンスの徹底に取り組んでいきます。当社グループは、
四次)」が策定され、電力・都市ガスの小売り自由化と
ともに、省エネルギー化やクリーンエネルギー化が加
速するなど、三愛石油グループの主力ビジネスである
エネルギー事業においても大きな転換期を迎えます。
新中期経営計画 4つのテーマ
既存事業変革
こうしたなかで、当社グループは、今まで築き上げた
既 存 ビ ジ ネ ス を 起 点 に、新 し い 価 値 を お 客 さ ま に 提
供できる企業グループであり続けるため、新中期経営
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会に貢献できる事業を創出できるのか、という視点を
グループ経営強化
2015-2017
中期経営計画
重点戦略
新規事業参入
人材育成
意識改革
組織改編
お客さまに「安心」いただける総合エネルギー企業と
今後とも、みなさまの変わらぬご支援、ご指導を賜り
して、社会に「安全」を提供する責務を担っています。ま
ますようお願い申し上げますとともに、本報告書につい
た、法令順守は当然のこととして、事業活動の基盤とな
ての忌憚のないご意見を頂戴できれば幸甚に存じます。
る企業倫理の共有にも力を注いでいます。 しかし、コンプライアンスに対する体制は整ってい
2015年9月
ても、社員一人ひとりのルールを守ろうとする「心」が
まだ不足していると感じています。コンプライアンス
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