第 1 号議案 【2012年度事業報告】 きょうとグリーンファンドは発足後12年となりました。2012年7月施行のいわゆる「固定価格買取制 度」によって、大規模なメガソーラーや様々な仕組みの市民共同発電などが進み、再生可能エネルギー への関心が一気に高まっています。その流れで、多方面からの問い合わせ、海外も含む見学希望が増え、 対応に追われました。きょうとグリーンファンドでも、昨年からの課題であった固定価格買取制度を組 み込んだ新たな枠組みで、おひさま発電所設置に取り組みました。京都市の市民協働発電制度も動き始 め、公共施設など中規模施設での設置事業が始まりました。 環境学習は子ども対象の腹話術、自然観察会などが定例化しつつあり、その効果については立命館大 学にお願いした事業評価がまとまりました。また、環境学習のプログラムなどについて、設置園同士が 交流し、情報交換する場として「おひさま発電所エコ会議」が園からの発案によって、始まりました。 認定NPO法人は、2015年4月30日までの認定期間です。きょうとグリーンファンドの場合、認定の所 轄官庁が京都府から京都市に変更となりましたが、次回の認定申請までの毎年の事業報告は、大阪国税 局に申請する選択をしました。京都市から提供されたデータを配置した新パンフレットも作成、認定NPO 法人としての展開を図った結果、他の事業体との連携が始まりました。 会員数は79名(正会員48名、賛助会員27名、団体会員4団体/2013 年3月末日)で、正会員数 は微増しましたが、きょうとグリーンファンドの活動を支える会員の獲得は、依然大きな課題であるこ とに変わりはありません。 太陽光発電設備設置事業 おひさま発電所についての関心が高まり、問い合わせ・見学希望は増加しました。固定価格買取制度 を組み込んだきょうとグリーンファンドの新しい枠組みで、美山町の体験型学習施設「田歌舎」に16 号機が完成、アースガーデンに次ぐ美山地域で2ヶ所目のおひさま発電所となりました。今後は、この 地域への更なる設置をめざし、働きかけを続けています。また、城陽市の公設民営の保育園「城陽市立 久世保育園」に10kWの設備を設置する17号機のプロジェクトが、2013年8月完成に向けてスタート しました。 広報活動 ① ニュースレターの発行(6月、12月) きょうとグリーンファンドの活動状況や環境学習について、自然エネルギー・節電・省エネルギー・ 市民共同発電所などに関する情報、会員、ボランティアからの声を会員・一般市民に報告・発信しま した。2回発行。 ② 印刷物作成 ・ 企業向けきょうとグリーンファンド三つ折リーフレットを2,000部作成 (京都市 NPO 法人への寄附促進に向けた広報活動支援助成金) ・ チラシ作成 ・2012 年度版家庭でできる温暖化対策 ・おひさまプロジェクト寄附募集(「田歌舎」「久世保育園」版) ・伏見おひさまプロジェクト、美山おひさまプロジェクト広報チラシ ・太陽光発電の基礎知識を内容としたチラシ(「久世保育園」版) ・企業向けおひさま基金参加呼びかけチラシ 第 1 号議案 ③ 市民活動交流の場や環境に関する各種催しに参加 4/8 「ハナマツリ」 (日吉町)に田歌舎と出展 4/22 京エコロジーセンター10周年記念イベント出展 10/5 おひさまカフェ「シェーナウの想い」上映:喫茶うずら 1/18 企業と NPO 協働のフェスタ:四条烏丸・きらっ都プラザ 3/2 自治会・町内会&NPO 活動おうえんシンポジウム ④ ホームページを使った情報の発信 きょうとグリーンファンドの活動状況・節電・省エネルギーについての情報などを会員、一般市民 に向けて発信しました。新しい情報発信ツールとして facebook を始めました。 また、 「ぐりふぁんムービー」のページを公開しました。 寄付について ① 既設おひさま発電所から発電量に見合う電気料金の一部を、次のおひさまプロジェクトに役立てるた めの寄付としていただきました。 ② 一般寄付、京グリーン電力運営協議会からの寄付、エコポイントのポイント寄付、オンライン寄付 サイト GiveOne を通じての寄付など、さまざまな形で寄付をいただきました。 学習活動 ① 環境腹話術(5件)講師:畠山智子 ・・・温暖化防止や環境への取り組みをテーマとした子ども対象のプログラム 6/19 陵ヶ岡保育園 6/25 大宅保育園 7/2 つくし保育園 9/13 大宅保育園 3/21 久世保育園 ② 自然観察会(5件) 講師:板倉豊理事長 10/20 陵ヶ岡保育園(牛尾山) 10/22 つくし保育園 (醍醐山) 10/29 自然幼稚園(京都精華大) 11/9 大宮保育園 (深泥ヶ池) 11/10 妙林苑(京都御苑) ③ スタッフ研修(2件)講師:豊田陽介(気候ネットワーク) 6/22 エネルギーの話「コンセントの向こう側」 ・・・陵ヶ岡保育園 2/28 地球温暖化の話 おひさま発電所の意義・・・久世保育園 ④ 8/25 陵ヶ岡保育園夏まつりでの省エネ相談所 協力:省エネ普及ネット・京都 ⑤ エコ会議・・・設置施設の発案で、おひさま発電所同士の交流、環境学習に関する情報交換を目的 に、今年度初めて開催した。京エコロジーセンターで開催(2回) 10/29 あけぼの、夢窓、陵ケ岡、向島、自然の園長等が出席、各園の取り組みについて情報交換 2/19 夢窓、陵ケ岡、向島、清心、久世の園長や環境学習の担当が出席、取り組みについて発表、 意見交換 講演、事例報告 6/23 「原発ゼロをめざす城陽の会」アドバイザーとして参加 9/22 京都府職労連自治研修会で活動報告 11/10 自然エネルギー学校で事例報告 11/17 京都消費者大会で事例報告 11/28 東大阪まちづくり未来塾で事例報告 1/24 京都生協で事例報告 第 1 号議案 市民共同発電所に関するヒアリング調査、取材、見学など 4/4 東本願寺青少幼年センター/池田朋行さん、ヒアリング 6/14 「城陽原発ゼロの会」相談、協議 6/18 京都グリーン購入ネットワーク総会 6/19 生活クラブ生協会報誌取材 6/22 ヒアリング調査・陵ケ岡保育園見学、環境市民/有川さん、Fa さん(タイ)、 6/23 原発ゼロをめざす城陽の会」アドバイザーとして参加 7/19 京都市より認定 NPO 法人についてヒアリング、3名来室 7/27 あけぼの保育園で見学会と活動報告 ・・・新日本婦人の会京都府本部 8/28 小浜市職員(4名) 、田辺市議員(2名)見学とヒアリング(向島保育園) 9/7 茨城県ひたちなか市政策課題研究研修班4名ヒアリング 11/19 滋賀県琵琶湖環境部温暖化対策課より太田氏・武村氏ヒアリング 11/28 日本消費経済新聞取材:自然幼稚園 1/11 京都民報取材 1/10 春日野園、つくし保育園 ・・・韓国大田忠南緑色連合(テジュンチュンナムグリーンコリア)の中高生19名来訪。活動紹介と見学 2/1 陵ヶ岡保育園 ・・・中国環境 NGO、郊外地域再生センターのメンバーなど9名来訪、活動紹介と見学 2/5 妙林苑、夢窓幼稚園・・・おおさかパルコープ生協12名来訪、活動紹介と見学 連携事業 「京グリーン電力運営協議会」に協議会メンバーとして参加しましたが、固定価格買取制度施行もあり、 環境価値の証書化による売買という制度そのものは、一定の役割を果たしたとして、「京グリーン電力 運営協議会」は解消することになりました。 協力・連携 「気候ネットワーク」「環境市民」「東本願寺と環境を考える市民プロジェクト」「自然エネルギー学 校・京都」「京エコロジーセンター」「京のアジェンダ21フォーラム」「KES環境機構」「京都府地 球温暖化防止活動推進センター」「京グリーン電力運営協議会」「京都グリーン購入ネットワーク」「京 都御池中学校おひさまプロジェクト」「国際ソロプチミスト京都-わかば」「京都府再資源化事業協同 組合」「ネオス株式会社」以上の団体と協力、連携し、活動を推進しました。 その他 ・ 本年度発行の京都市中学校環境副読本作成に協力 ・「伏見をさかなにざっくばらん」に参加(毎月第4土、10回) ・ 再生可能エネルギー塾に参加(6回)
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