会議録署名議員の指名 ほか

平成27年蘭越町議会第4回臨時会会議録
○開会及び閉会
平成27年
8月10日
開
会
午前10時00分
閉
会
午前10時36分
○出席及び欠席議員の氏名
出席(10名)
欠席(
1番
永井
浩
2番
佐藤
義久
3番
向山
博
5番
難波
修二
6番
赤石
勝子
7番
福村
正見
8番
中島
溢子
9番
栁谷
要
10番
熊谷
雅幸
11番
冨樫
順悦
0名)
○会議録署名議員
6番
赤石
勝子
7番
福村
正見
○説明のために出席した者の職氏名
町
長
宮谷内留雄
副町長
金
教育長
首藤
一幸
総務課長
山内
勲
税務課長
梅本
聖孝
住民福祉課長
河野
俊明
健康推進課長
小林
俊也
産業経済課長
矢村
勉
建設課長
淀谷
融
会計管理者
竹内
恒雄
○職務のため出席した事務局職員
事務局長
佐々木秋彦
書
○議事日程
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
-1-
記
熊谷
雅仁
秀行
日程第3
町長の行政報告及び提案理由の大綱説明
日程第4
同意第1号
蘭越町固定資産評価審査委員会委員の選任につき
同意を求めることについて
日程第5
議案第1号
平成27年度蘭越町一般会計補正予算(第4号)
-2-
○議 長 (冨樫順悦 )
ただいまの出席議員は 10 名であります。
これより、平成27 年第4回蘭越町議会臨時 会を開催いたします。
ただちに本日の会議を開きます。
説明出席者につきましては、名簿をお手元に配布しておりますので、御
了承願います。
○議 長 (冨樫順悦 )
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第118条により、6番赤石議員、7番福村
議員を指名いたします。
○議 長 (冨樫順悦 )
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
議会運営委員長からお諮りを願います。
はい。9番栁谷議員。
○9番(栁谷要)
皆さんおはようございます。
平成27年第4回蘭越町議会臨時会の開会に当たりまして、議会運営委
員会の決定事項をお知らせいたします。
会期は、本日1日間といたします。
日程につきましては、皆様にお配りしております日程表のとおり行いた
いと思いますので、議長よりよろしくお取り計らいのほどをお願いをいた
します。以上でございます。
○議長(冨樫順悦)
お諮りします。
ただいま議会運営委員長からお諮りのとおり、本臨時会の会期は本日1
日間としたいと思います。これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
○議長(冨樫順悦)
日程第3、町長の行政報告及び提案理由の大綱説明
を願います。
宮谷内町長。
○町長(宮谷内留雄)
おはようございます。
-3-
第4回蘭越町議会臨時会を招集いたしましたところ、大変御多用の中、
議員の皆さん方の御出席をいただきまして、本臨時会が開催できますこと
を、まずもってお礼を申し上げます。
8月3日に開催されました第3回臨時会以降の行政報告について、申し
上げます。
8月4日。この日は正午から土地連理事会に係る打合せを実施しており
まして、その後、第4回の土地連理事会に出席しております。
また、8月5日にこの日は町内の花壇めぐりを実施し、出発式で花いっ
ぱい運動功労者顕彰として谷内信子さん、野口のぶ子さんに表彰状を贈呈
し、参加者の皆さんを見送ったところでございます。
また、午前10時30分から、北海道銀行の坂本参与と岩内支店に着任
さ れ た 元 村 支 店 長 が 来 庁 さ れ ま し て 、対 応 を い た し た と こ ろ で ご ざ い ま す 。
また、午後1時から共和町生活学習センターにおきまして、第69回小
樽後志社会福祉大会に御案内をいただきまして、後志町村会長として御挨
拶を申し上げたところでございます。
また、8月6日、午前9時30分から共和町におきまして、北海道が建
設し、オフサイトセンターとして指定を受ける予定の新北海道原子力防災
センター施設公開に御案内をいただきまして、冨樫議長とともに参加をし
たところでございます。
また、午後1時から、町内全域を定住促進奨励金等を交付しておりまし
て、移住歓迎米が5件、誕生祝い金が9件、結婚祝い金が1件で計15件
を対象者に持参したところでございます。
また、8月7日、午前10時から山村開発センターにおきまして、平成
27年度蘭越町戦没者追悼式を挙行しておりまして、冨樫議長さんをはじ
め、議員の皆さん方、関係各位の御参加を賜りまして終了したところでご
ざいます。
また、午後1時から、町内を産業経済課長とともに、昨年度、本町研修
農場でトマト栽培の研修を終え、町内でそれぞれ就農した4名と、今年度
からの研修生2名の方々とお会いし、現在の様子などを視察してございま
す。
引き続き、副町長、総務課長とともに、完成間近な雪秩父の状況や幽泉
-4-
閣、目名ふるさとの丘、港直売センターの衛生状況等について確認をした
ところでございます。
また、8月8日、午後7時から、この日は第8回三和盆踊りに御案内を
いただきまして、副町長、また産業経済課長とともに出席させていただい
たところでございます。
8月9日、昨日ですけれども、6時50分から、旧目名小学校体育館に
おきまして、第39回目名地区夏祭りに御案内をいただきましたので、首
藤 教 育 長 、山 内 総 務 課 長 、田 縁 参 事 と と も に 出 席 を さ せ て い た だ き ま し た 。
次に、本日提案いたします議案の提案理由の大綱について、御説明を申
し上げます。
同意第1号につきましては、蘭越町固定資産評価審査委員会の委員の選
任同意についてお願いするものでございまして、9月27日に任期満了と
なります委員につきまして、地方税法第423条第3項の規定に基づきま
して、委員の選任について、議会の同意をお願いするものでございます。
議案第1号につきましては、平成27年度蘭越町一般会計補正予算第4
号でございますが、歳入歳出それぞれ1億3,950万3,000円の追
加をお願いするものでございます。
歳出につきましては、総務費の定住促進対策事業として、仮称蘭越町子
育て支援定住促進住宅建設工事監理委託料216万円、仮称蘭越町子育て
支援定住促進住宅建設工事1億3,721万4,000円など、合わせま
して歳出総額1億3,950万3,000円の追加。
歳入につきましては、前年度繰越金1億3,950万3,000円を充
当するものでございます。
なお、詳細につきましては、議案説明の時に各担当から詳しく説明いた
します。
以 上、行 政 報 告 及 び 提 案 理由 の 大 綱 に つ い て 終 わ ら さ せ て い ただ き ま す 。
よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。終わります。
○ 議長(冨樫順悦)
これをもって、町長の行政報告及び提案理由の大綱
説明を終わります。
○議長(冨樫順悦)
日程第4、同意第1号蘭越町固定資産評価審査委員
-5-
会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮谷内町長。
○町 長( 宮谷内留雄 )
ただいま上程されました、同意第1号蘭越町 固定資産評
価審査委員会委員の選任同意 につきまして、 御説明申し上げます。
設置につきましては、地方税法の規定により、評価に関する納税者の不服を審
査決定するために設置されております。
委員の任期につきましては、3年 でございまして、現在3人の委員が選任され
ております。
今回、選任同意をお願いいたします委員につきましては、蘭越町蘭越町242
番地の10、三浦勝四郎さんでございます。
これまで、2期6年委員をお願いしてございまして、9月27日任期満了によ
る再任をいただく議会の同意をお願いするものでございます。
三浦勝四郎さんは、蘭越町で司法書士事務所を経営されておりまして、土地・
家屋に関しての知識と経験が豊富で、広く社会の実情にも精通し、地域の信望も
厚い方でありますので、地方税法の規定に基づき、固定資産評価審査委員会委 員
として選任したいので、議会の同意をお願いするものでございます。
以上、説明を終わります。
○議長(冨樫順悦)
これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。これ をもって質疑を終了いたします。
これより、同意第1号蘭越町固定資産評価審査委員会委員の選任につき
同意を求めることについてを採決いたします。
お諮りいたします。
本件はこれに同意することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。
よって、同意第1号はこれに同意することに決定いたしました。
-6-
○ 議 長 ( 冨樫 順悦 )
日程第5、議案第1号平成27年度蘭越町一般会計補
正予算を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
山内総務課長。
○総務課長(山内勲)
ただいま上程されました、議案第1号平成27年
度蘭越町一般会計補正予算第4号につきまして、御説明申し上げます。
現在この会計の予算の総額は57億7,782万3,000円でござい
まして、歳入歳出それぞれ1億3,950万3,000円を追加して、5
9億1,732万6,000円とするものでございます。
また、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに
補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでご
ざいます。
それでは、事項別明細書の歳出から御説明いたします。6ページを御覧
願います。
2款総務費
1項総務管理費
16目定住促進対策事業費、補正額1億
3,950万3,000円。12役務費12万9,000円。建築確認完
了検査手数料でございます。13委託料216万円。仮称蘭越町子育て支
援 定 住 促 進 住 宅 建 設 工 事 監 理 委 託 料 で ご ざ い ま す 。1 5 工 事 請 負 費 1 億 3 ,
721万4,000円。同じく建設工事でございまして、概算設計でござ
いますが、建築主体工事1億692万円、電気設備工事675万円、機械
設備工事2,354万4,000円でございます。
次に、歳入に戻ります。5ページを御覧願います。
20款繰越金
1項繰越金
1目繰越金、補正額1億3,950万3,
000円。1繰越金1億3,950万3,000円。前年度繰越金の追加
でございまして、これにより歳出に充当するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議をいただきますようお願い申
し上げます。
○議長(冨樫順悦)
これをもって提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
5番難波議員。
-7-
○5番(難波修二)
5番。
町政執行方針の中でも地方創生対策事業ということで取り組むと、そう
いうこともしておりますので、結論として、この事業を進めるということ
については賛成であります。ですけれども、少々懸念されることを、懸念
さ れ る こ と を で す ね 、2 点 ほ ど 質 問 し た い な と い う ふ う に 思 っ て お り ま す 。
1点目が、地方創生対策の事業として、先日の協議会の中でも少しお話
をいたしましたけれども、できることであれば、地方創生対策事業として
エ ン ト リ ー で き る よ う に で す ね 、引 き 続 き 、努 力 を し て い っ て ほ し い な と 、
そういうふうに思っているところでございます。人口減少対策、定住、移
住者を増やすということには、蘭越の昆布地区の地の利を生かした事業と
して大変有効であるなというふうに考えておりまして、着目をしたところ
は大変理解をしているところでございますが、しかし、違う観点から言い
ますと、住宅に困窮している町外に現在住まわれている人たちのための住
宅建設事業というふうに誤解をされるのではないかという、そういう懸念
をしております。そういう意味から、是非、蘭越町にとって地方創生の主
旨をしっかりと生かす事業であるという、そういうことをですね、やはり
難しいかもしれませんが、蘭越町にとって、地域振興の総合戦略としてソ
フト面でも計画性をしっかりこれから揉んでいってですね、対策ができる
ような努力を是非、進めていってほしいなと、その努力をすることによっ
てですね、誤解撤回が解かれると、こういうことができるのではないかな
というふうに思っております。
も う 一 点 は 、子 育 て 支 援 と い う 、事 業 名 に 仮 称 と し て 子 育 て 支 援 と い う 、
そういう謳い方をしております。仮称ということになっておりますので、
あえて質問いたしますけれども、ターゲットとして、現在、子育てをされ
ている若い御夫婦を、家族の方々に定住してもらうというところは十分理
解をしているのでありますけれども、これについても、反面、現在、実際
に町内に住んでおり、子育てをして、しかも町外に勤務をされている方と
いうのはたくさんおります。町営住宅に住んでいる方、あるいはご自分で
家を持っておられる方もいますけれども、そうした方々についてはこの住
宅は対象外ですよということだというふうに思いますので、やはり、現に
蘭越に住んでおられて子育てをしている方々との均衡、あるいは公平性と
-8-
いう、そういう観点から不満が起きないような、そういう手立てをしてい
くことが大事ではないかなと、こんなふうに思っておりますので、是非、
地方創生の主旨を徹底をしていくということと同時に、子育て支援対策と
いうことを全体的にですね、やはりこれからも推進をしていくと、そうい
うことが一方でなければですね、やはりちょっと、これについては誤解を
受けるという、そういう懸念がいたしますので、是非、仮称ですので、そ
ういうあたりの名称がどうかということの検討もですね、これからしてい
くということも必要ではないかなと、そんなふうに感じたものですから、
質問させていただきました。よろしくお願いします。
○議長(冨樫順悦)
○総務課長(山内勲)
山内総務課長。
縷々、御質問いただきました難しい質問もありま
して、うまく答えれるかちょっと分かんないんですけど、まず、1点目の
ですね、地方創生としての取組でございますけれども、先般の議員協議会
でも少しお話させてもらいましたけれども、まずは10月までも地方版総
合戦略をうちで作ると、それにのっとった事業ということで、位置付けた
いということでございますけれども、現在、国の中ではですね、ハード事
業だけではなくて、この間も申し上げましたけれども、ソフトと抱き合わ
せの中で、採択になると、そういったこともありますので、それらも視野
に入れながらですね、今後進めていかなければならないなというところで
ございますけれども、地方創生という中の取組でいきますと、やっぱり人
口減少ということが一番のネックでございますので、それは多少、雇用の
場所が蘭越町でなくても、蘭越町に住所を移して住民の人数が増えると、
私どもの試算でございますけれども、1人増えれば50万程度の地方交付
税がですね、増えると言うことも試算しております。そういった意味で、
人口を増やすということにつきましては、本当に喫緊の課題だということ
で、それらにつきましては、地方創生とリンクしながらやっていければな
というふうに思います。そしてまた繰り返しとなりますけれども、ソフト
面に関してもですね、低家賃で住まわすというところもございまして、た
だそれだけでいいのか、あるいは家賃補助なんかもしなきゃならないのか
というところもですね、これから少し検討していかなければならないなと
-9-
いうところでございます。
それから2点目のですね、子育て支援の関係でございますけれども、既
存の今やられている施策もですね、実は、町外に住まわれている方の子育
て支援もかなり充実、いや、相当充実しているというふうに私ども自負し
ております。町長はたまに言うんですけれども、きちっと5歳、10歳、
小学校、中学校の時にどんな施策が、どんな福祉施策があるんだというこ
とをきちっと整理してですね、年表みたく作って、今自分の子どもが何歳
のいるので、こういう施策が受けれると、そういったところを整理しなさ
い と い つ も 言 わ れ て い る ん で す け れ ど も 、そ う い っ た P R が で す ね 、実 は 、
私どもには欠けておりまして、それにつきましては、十分反省しなければ
ならないなというふうに思っておりますけれども、そうしたところで、今
回はIターン、Uターン者を対象とした移住の子育て支援の住宅というこ
とになりますけれども、そうした既存の施策とですね、それからそういう
移住者を対象にした施策とですね、きちっとすみわけをしながら、しかし
ながら、そのへんは明確にして町民にPRしていくことが大事だなという
ふう思っておりますので、そのへんも含めてですね、今後検討したいと思
いますので、よろしくお願いしたいと思います。全部答えられたか分かり
ませけど、すいません。よろしくお願いいたします。
○議長(冨樫順悦)
よろしいですか。
難波議員。
○5番(難波修二)
5番。
今のお答えでいいんですけれども、今後もですね、そういう事業名につ
いてはこれで本当にいいのかどうかということも、是非、これから考えて
いってほしいなと、仮称ということですから、一番ふさわしい名称をとい
う、懸念しているのは、なかなか住民がですね、こういう言い方は失礼に
なるかも分かりませんけれども、住民の方は現在の自分が享受していると
ころを忘れてしまいがちだというところがあると思うんですよね。ですか
ら、なんだ今せっかく単費で1億以上もかけてやる事業は、私たちにとっ
ては全く対象外のものなのかという、そういうことが起きないようなPR
も含めて、あるいはその中身についての周知ということもですね、これか
- 10 -
ら図っていくことがより大事ではないかなというふうに思うので、質問を
させていただきました。回答は結構です。
○議長(冨樫順悦)
○町長(宮谷内留雄)
宮谷内町長。
補足します。
縷々、2点にわたって御質問ありましたけれども、地方創生、これはま
ち・ひと・しごと、このことについては人口が減少していくという、そう
いう中で待ったなしの事業だということを国も言ってますし、地方をあげ
てやっていこうと、こういう考え方で地方版戦略につきましては、御承知
のように、1つには人を呼び込むということが絶対大事だと、それから2
つ 目 に は 地 方 へ の 新 し い 人 の 流 れ を 作 ろ う と 、3 つ 目 に は 人 を 生 み 育 て る 、
最後に人を支えるという4番目、こういうことを先般、私ども、なかなか
提案したことが国に受け入れられないこともありまして、内閣官房のまち
・ひと・しごと創生本部の地方創生総括官に訪ねて勉強したところでござ
います。2回ばかり。そんな中で、今、総務課長のほうから話あったよう
に、人を呼び込もうということで進めているということを、まず、御理解
をできければと思います。それから、仮称ですので、いろいろ疑問がある
ということもそのとおりと思いまして、議員御承知のように、全ての公共
施設が供用を開始するまでに条例を作ればいいというふうになってまして、
そ う い う こ と で 、後 ほ ど 、こ れ は 条 例 を 供 用 開 始 ま で に 作 っ て い き た い と 、
その時に今言ったようなことが、既に住んでいる人方にどういうふうに分
かりやすくするかということも1つだと思います。ただ、こういう問題と
いうのは、例えば、高校通りにも造りました。目名には2棟造りました。
港にも造りました。昆布にも2棟造りました。名駒にも造りました。これ
造った時にそれぞれ自分も家も傷んだし、そこへ入ったほうが1万5,0
00円、1万7,000円の住宅料だったらいいんじゃないかと、こうい
うふうに言われます。自分の家を持って、固定資産税を払い、10年に1
回ぐらい補修したり、いわゆるメンテナンスをやって、そして自分で固定
資産税を払っていると、公営住宅その他に入ってるとそれは料金から、い
わゆる使用料さえ払えばですね、いつまでいてもいいという、こういうこ
とはどっちから見てもいろいろ矛盾があることだと思います。そういうよ
- 11 -
うなことで、あまり矛盾が起きないようにですね、十分に検討しながら進
めていきたいなと、このように思ってますので、御理解をいただければと
思います。以上です。
○議長(冨樫順悦)
よろしいですか。ほかに質疑ありませんか。
はい。9番栁谷議員。
○9番(栁谷要)
繰越金の使用、財源について伺いたいと思います。
従来でございますと、こうした事業に繰越金を充てて、一般財源でもっ
て全く真っ白の自主財源で行われるというのは無かったわけでございます
が、まず、1点伺いたいのは、こうしたハード事業に創生事業の手上げと
いいますか、募集といいますか、それがクリアできる段階で該当、国の支
出金該当、可能性が全く無いのかということですね、全く貴重な、節約し
て繰越金をこしらえた、その全く自由な私どもの財源がほかに活用できる
ということもあるわけで、そのへんの見通し、国のすう勢もあるんですけ
ども、そのへんの見通しはいかがなものかということでございます。
それから、基金の様子もだいぶ、事前の予算説明会では、町長は50億
に な る の で 、町 の 資 産 に つ い て も 一 定 程 度 考 え て い か な け れ ば な ら な い と 、
資産振替というかたちの発想もあるのではないかということを申しており
ました。この場合、やっぱり住民生活はあくまでも基本に置くということ
が、非常に大事なんでないかと、新しい施設を造る時には、その基本にな
る土地の購入が必要になってくるとか、いろいろあるんですけども、かつ
ては山林を所有している、かつては旧磯谷村が所有していた山林を寿都町
が売却して役場庁舎の建設に充てたとか、私どもは耳に新しい出来事が、
資産としての活用を土地資産管理に充ててたということがあるわけです。
時代が変わって一概には言えないんですが、この著しく現金保管による基
金の、その何と言うかバランスといいますか、それが私は最近、多くの町
民がその懸念しているところがあるということでございます。言ってみれ
ば、職員の生活設計を狂わしてまでもですね、人員削減、定数削減を図っ
て、言ってみれば貯めたお金をいうのは言いすぎですけども、貴重な貯金
でございます。これを有効に将来の世代にわたってどう使っていくのです
ね、これはやはり大変なやっぱり深い思慮が必要だというふうに思ってお
- 12 -
りますので、その2つの点について、伺いたいと思います。
○議長(冨樫順悦)
○町長(宮谷内留雄)
宮谷内町長。
栁谷議員の今の質問に対しまして、お答えしたい
と思います。
地方財政、つまり市町村の財政を守っていくためには、財政規律という
のがありまして、まず、最初に言った、ハードの面が今の地方創生に該当
しないのかということですけども、これも何度か総務課長のほうからも話
しておりまして、例えば、ハードの面だけを今取立ててこれは該当になり
ませんかと言っても、確実にならないと思います。向こうにあるたまたま
福祉施設に入る、新しく就業する人たちを入れるために造っている、それ
については、最初から、去年、一昨年からも初任者ヘルパーの資格を取ら
せるということまでやっているものですから、一部なるかもしれません。
それ以外のものはどこの町でも難しいと、今後どうなっていくか分かりま
せんが、地方がいかに努力しようとも今のところはそういうかたちでござ
います。
それと、もう1つは、財政規律のことを言ったのは、起債の償還が次年
度 以 降 う ん と 増 え て い く と い う こ と は 、こ れ は 絶 対 避 け な き ゃ い け ま せ ん 。
そうなると、起債を償還するのに、これはもう必ず事務的負担ですから、
人件費とか、それから経常的に集中していくわけですから、経常収支比率
からいったら大変な問題を起きてくると、それと、起債の残高をどうする
かということで、かなり今、大型の行政通信無線等をいろいろやってまし
て、それは過疎とかいろいろ当たってますけれども、その3割については
やはり将来負担していくわけです。そういうことを含めて、起債の現在高
からいってどうなのかということで苦慮しているところでございます。つ
まり、起債を借りてやることにはなかなかならんなと、こういうことで、
繰越金をやりました。
繰越金につきましては、地方財政法の7条だった思うんですけれども、
これの前々年からの繰越金に差引きしまして、その2分の1に相当する額
を積立するか、償還金に充てなさいと、こういう規定がございます。それ
はそのとおりにやらなくても、これは訓示規定ですから、忘れ去られてい
- 13 -
るわけではありませんけれども、非常にそういう面があると、こういうこ
とで、まず1点目のそのハードの面についても、それの取上げが難しい。
もう1つは起債の残高を増やしていくというのが大変だと。
そ れ か ら ち ょ っ と 、先 ほ ど お 話 あ り ま し た よ う に 、平 成 1 7 年 の 3 月 に 、
合併できないということで議会も含めて、自立を進めるまちづくりという
のを職員を中心しながら真剣に取組みました。職員のほうから給料の4.
5%を下げるとか、あるいは150数名いた一般職の職員を3分の1は、
議員も分かっているように、議会でも減らしたほうがいいと、そういうこ
とで、3人に1人しか採用しないとか、そういう手荒いこと、それからエ
レベーターずっと止めてきました。使う紙も裏紙をなるべく使うように、
こんなことで、国が給料のことからいくと、5年の現状補償制度でも、現
状 補 償 す る け れ ど も と い う 、数 年 前 に そ う い う こ と が あ り ま し た 。し か し 、
蘭越町ではその場から4.5ずつやってですね、早くに辞めた者と次に辞
めた者にこの差が100万円もあるのではないから、給料の差が100万
もあるんでないかということにまでやりました。もちろん職員は、約10
0のことについて、現在も進めてますけども、その節約をしてなんとかし
ようと。御承知のように、合併をしなかったら、蘭越町はこれはもう近く
基金が無くなってやっていけないだろうと、こういうふうに道のシミュレ
ーションでなってますし、そういうことに我々がそれではいけないという
ことでいろいろなことで、まず住民の、外のサービスについてはあまり落
とされないと、ただし、福祉についても幹は残すけども、枝は切り払って
でもやっていこうと。こういうことで、例えば、特定疾患の難病の人方に
町で5,000円ずつ助成してました。それを現在は2,500円で幹は
残していこうと、こういうことで進めているということも、議員御承知の
とおりだと思います。
そういうことで、現在、この間お話したように、全体の、幽泉閣も入れ
た全体の基金では、備荒資金にも積んでありますが、50億5,290万
だったと思います。一般会計、普通会計だけで約45億ぐらいあると、こ
ういうことで、なんとか一般財源、1年で入ってくる経常一般財源はクリ
アできると、そのことはなぜかと言うと、交付税が減らされ、何かあった
時に立ちゆかなきゃならないように一定の積立をしようと、こういうこと
- 14 -
でやってまいりました。現在、1番お金があるところは共和町だったと思
うんですけども、90数億円あります。泊村が70数億円ありますが、う
ちもやっとその3番目ぐらいに、自ら節減してあるいはやってきたわけで
す 。あ の 当 時 か ら 税 金 は 4 億 3 ,0 0 0 万 以 上 全 然 増 え て い な い わ け で す 。
そういうことで、やらさせていただきました。また、中には経費を削減す
るって言って、物買う時に減らして、入札の時に金を減らして貯めたんで
ないかという方もいますけども、議員は分かっていると思いますけど、国
や道の入札の金額というのはみんな93とか、94です。蘭越町の場合は
平均するときっと98を超えているんじゃないかと、こういう状態になっ
ているということを、それも地域でですから、必ずしも大きな都市でも入
札やそういうことには資材も上がりますし、賃金の問題もありますからで
き ま せ ん け ど も 、そ う い う 状 態 に あ る と い う こ と を 御 理 解 い た だ け れ ば と 、
このように思います。
その貴重な財源ということで言われましたけれども、これはあくまでも
住民本位、住民主権、町民の皆さんがどのように考えて、どのようにその
意思があるのかと、そして、どんなことなんだろうということを、常日頃
考えておりまして、これは全て住民のお金ですから、そのように取り組ん
でいく、したがって、いろんなことで議会からもお聞きしますけれども、
直接に聞いてですね、いろいろその対応に、住民のためになるお金として
使っていこうと、こういうふうに考えておりますので、深い御理解をいた
だければと思います。以上です。ちょっと長くなりました。
○議長(冨樫順悦)
よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。
これより、議案第1号平成27年度蘭越町一般会計補正予算を採決いた
します。
お諮りいたします。
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本案は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
○議長( 冨樫順悦 )
以上をもって、本臨時 会に付議された案件の審議は、全部
終了いたしました。
これにて、平成27 年第4回蘭越町議会臨時 会を閉会いたします。
午前10時36分
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閉会