ダウンロード - 下郡英会話学院

2015. 1 下郡英会話学院発行
vol.7
〒870-0021 大分市府内町1-4-8 生野学園ビル3F
tel: 097-532-3632
email : [email protected]
HP: http://www.shimogori-eikaiwagakuin.com
保護者の皆様、生徒のみなさんへ
2014年度も3学期に入りました。本号では12月に開催した冬期セミナーの様子を中心に小
中学生の状況や学院講師コラム等をお送りします。
学院は、常にベストの教材・教授法を使い子ども達の英語力を高めていこうと職員一同努力してお
ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、皆様⽅に⼤変お世話になりました。
心から感謝申し上げます。
3学期も、⽣徒⼀⼈⼀⼈が英語⼒だけでなく、
使える英語を身につけたいという意欲を高めて
いけるよう工夫を凝らしていきたいと思っています。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
学院⻑ 佐藤裕之
学院長からのメッセージ -大分大学に出講して-
平成26年度4月より大分大学からご依頼をいただき、経済学部と教育学部の
学生に英語の基本を教えることになりました。最初のテストおよび通常の授業
を行って、学生達が持つ4つの「苦手」に気づきました。
一つ目は、大きな声でスラスラと音読するのが苦手
二つ目は、リスニングが苦手
三つ目は、時間をかければ黙読して英文の意味を理解できますが、 読みな
がら同時に理解することは苦手
この3つの苦手は音声に関することです。そしてここで、1つ指摘しておき
たいことがあります。それは、通常私達が言葉を使う(聞く・話す・読む・書
く)際には、必ず音声が介在しているということです。
【聞く】
音 ----------→ 意味
音 ←---------- 意味
【話す】
【読む】 文字 --------→ 音 -----------→ 意味
文字 ←-------- 音 ←----------- 意味
【書く】
私が担当している大学生達は、中学・高校時代に、十分な音声練習(沢山聞
く・音読や暗唱をする)をする機会が与えられなかったのではないかと想像さ
れます。
きちんとした音読指導を受ければ、基本的な音声力(発音・抑揚・強弱)が
身につきます。意味を考えながら音読や暗唱練習をすると、聞いたり読んだり
する時に、和訳せずに英語を理解する「直解力」も身につきます。話したり書
いたりする時も、日本語で考えてから英語に転換する必要がなくなるのです。
-Contents・学院長より
新年のご挨拶
-大分大学に出講して
・冬期セミナー特集
・中2セミナー
・中1セミナー
・小6セミナー
・小5セミナー
・3学期の行事予定
・お知らせ
12月20日~12月29日
にかけて、小5・小6・中1
そして中2対象の冬期セミ
ナーを開催致しました。本号
では、各冬期セミナーの様子
を次の頁からお届けします。
四つ目の苦手は、文法です。語句の並び替えや穴埋め形式では出来るのですが、ヒントなしで英文を作
ることが大学生は苦手でした。文法は、何のために教えるのでしょうか?受験を目的として問題集に対応
できればよいということで指導すると、上記のような「苦手」が生まれてくるのだと思います。そうでは
なく、聞く読む際に意味を理解するための補助、あるいは自力で英文を作るための道具として文法を教え
ることが大切なのです。
語学の練習は、スポーツと同様に日々のトレーニングの積み重ねが必要です。そして、必ずしもその努力
に正比例して成果が見えてくるものではありません。しかし、かけた努力と時間は決して嘘をつかないこと
も事実です。学院の生徒達には、将来、英語で日本語と同じようにコミュニケーションが出来る大学生・
社会人になって欲しいと期待しています。学院では、これからもそのために必要と考える指導を愚直に実践
していきます。皆さん「継続した地道な努力」をキーワードに今年も頑張ってください!
学院長 佐藤 裕之
●中学2年生●
2014年度の冬期セミナーを12月20日~25日の5日間(22日は休日)で行いました。
(NHKラジオ英語講座の完全学習を前提としていますので 中2月・木の生徒が対象でした)
◆2学期末までの進度状況
8月までの授業で、中3までの文法・構文を終了し、2学期には、高校初級
レベル(過去完了・知覚動詞・分詞構文・仮定法・話法等)へと進んでいます。
◆セミナーのねらい:
①上記レベルの英語を正確に流暢に理解し、作り出すことが出来るようになってもらうことと
生徒の学習意欲を高めることでした。
◆このために、
まず大量のインプットを与えた後に適切なアウトプット活動を行わせる
という手法を用いました。
インプット読解用には、高校初級レベルの英語で書かれた短編物語5編を
使い、和訳・英訳・文法や語法の理解・理解を伴った音読練習を行いました。
アウトプット用活動は、下記の4活動を通じて、生徒を鍛えました。
①関係代名詞「特別用法」、知覚動詞、仮定法などを含む英文をスラスラ口頭で言う。
②短編物語を自分なりの英語で語る。
③4枚の絵を自分なりに1つのストーリーにまとめ、英語で描写する。
【 宿題として書く → 授業で発表・訂正 →清書を提出 】
④文法項目を使ってゲームをする。
◆4時間の授業+家での課題をこなした生徒達は
①高校初級レベルの英文を読みこなせるようになりました。
②英検3級、準2級レベルの英文法理解がよくなり、英文を作ることができるようになりまし た。
③口頭で英語を発表する際の「瞬発力」がつきました。
④4枚の絵の描写活動【アウトプット:宿題 →インプット:授業 →アウトプット:清書】を
通して、「表現力」がつきました。
約20時間のセミナーを体験し英語漬けになった生徒達は、中学2年生とは思えないような
高度な英語力を身につけることができました。絵の描写作品を添削したのですが、関係代名詞・不定詞は
もちろんですが、仮定法過去完了形・過去完了進行形なども使っている生徒達がいて嬉しい限りでした。
3学期には、それを土台にして、さらに伸びていくことでしょう。
(担当:佐藤 裕之 )
ジェスチャーを交えながら、上手に物語を伝えることができています。
永野先生よりコメントをいただきました!
Charlie先生が担当した中学2年生の講座を見学し、生徒の英語力が日に日に向上しているのがわ
かり、私自身も非常に驚きました。 Picture Description(4枚の絵を英語で表現する活動)の授
業では、多くの生徒が想像力を働かせてとても面白い話を作り、流暢な英語で伝えることが出来ま
した。 英語のゲームをする時も普段の授業とはまた違う表情を見せて英語を楽しんでいました。
自分の語学力の向上は自分自身では実感しにくいものですが、このセミナーの数日間だけを見て
も、生徒の英語力の向上は著しいものでした。日頃の通常授業で積み重ねてきた力の賜物だと思い
ます。今後の授業でもさらに英語の基礎を磨き、3年生になったときのセミナーでは更に伸びた英
語力を発揮できるよう努力を続けてもらいたいと思います。
(担当: 永野 彰史)
●中学1年生●
12月26日~29日の4日間にかけて中学1年生対象冬期セミナーを開催致しました。
セミナーでは、通常授業で扱っている会話文とは異なり、”Quiz Night”という物語を扱いました。
この物語には、二学期までに学んだ多くの文法が含まれています。これまでに学んだことを復習する良
い機会になったのではないでしょうか。
読解の授業では、この物語を1文ずつ訳したり、感情を込めて物語をスラスラと音読する練習をしま
した。クラスによっては、挿絵のスライドを見ながら、物語を英語で話すことができたクラスもありま
す。普段のEnglish for Beginnersでは主として会話文を取り扱っていますが、このセミナーを通して、
新たに物語の読み方に触れることができました。
会話のクラスでは、暗唱してきた会話文をスラスラと言うだけでなく、適切な相槌を入れたり、会話
を続けるために友達に色々な質問をしたりとより自然に会話をすることができるようになりました。覚
えたものを使って、外国人の先生とも臆することなく堂々と会話をすることができました。また、これ
までに学習した文法を使い、外国人の先生に積極的に手を挙げて質問をすることもできました。特に外
国人講師のクラスでは、廊下やオフィスまで元気な声が聞こえていました。
初めてのセミナーということもあり、大変だと感じることもあったと思います。しかしながら、この
4日間しっかりと取り組めたこと、外国人講師の英語をしっかりと聞き取ることができ、それに応答す
ることができたことは、これまでの1・2学期間努力を続けてきたからこその成果です。このセミナー
で体験したこと、学んだことを活かして、3学期からも学習に取り組んでいきましょう。
(担当:恒松 愛)
集中して授業に取り組めました→
↑積極的に外国人講師に質問ができました→
●小学校6年生対象 冬期特別セミナー●
午前・午後それぞれ3名ずつという少人数のクラスで実施されたセミナーでしたが、タイトル通り、特
別セミナーとなりました。
まず、1つ目の特別は、廊下まで聞こえる授業の声に、「楽しそう。」と教室を覗き、飛び入り参加を
した学院長をはじめ、中2のセミナーを担当していた米国人の先生、日本人の先生も生徒になって参加を
してくれたことです。小6の生徒の数より先生の数が多いという中で、参加をした小学6年生は、堂々と
大きな声で、動作をつけ、英語で物語を伝えることができました。
2つ目は、学院史上初めて、フィージーからの先生を迎えたことです。先生の名前は、ドリアン。立命
館アジア太平洋大学(APU)に昨年4月に入学をした学生です。大学の授業料100%免除の大変優秀な
学生です。19歳という若さですが、他国に来て堂々と子供たちに接する姿に、セミナーに参加をした小
学生の将来の姿を重ねあわせました。彼らが将来、日本以外の国でも、ドリアンのように堂々と人前で振
舞うことができることを願いました。
3つ目は、平成26年度から小学生に英単語や英文を読む指導をしてきた成果がこのセミナーで見られた
点です。英語が読めるということは、理解を速め、そして、深め、自分で文を作ることが可能になります。
今回読んだ物語「The Four Blind Men」は、文法内容からすると中学2年生レベルですが、文字が読め
ることが、文法事項の理解促進に大いに役立ちました。また、ドリアン先生へ自分で作った英語の質問を
尋ねることができました。
以上のように、少人数の参加ながら、中身の濃いセミナーとなりました。私たち講師陣は、参加した生
徒の潜在能力の高さに驚き、適切な時期に、適切な指導をすることで、さらにその能力を引き上げること
ができることを改めて痛感したのです。
(担当:佐藤 都茂子)
スライドをみながら一人で全ての物語を発表しました↑
一緒にセミナーに参加した山田先生よりコメントをいただきました!
短いセミナーでしたが子どもたちの能力の高さと精神力の強さを見ることができ、
嬉しい驚きが多いセミナーでした。
能力の高さについては、子供たちはセミナー当日から中学1年生が読んでもおかしくない文章を上手に
読み、1日にテキスト2ページを暗唱することができていました。さらに2日目、3日目とセミナーが
進むにつれ、ジェスチャーをつけながら暗唱することができ、最終日にはストーリーを全て流暢に言い
切ることができるようになっていました。さらに、外国人の先生にも臆せず質問をしてコミュニケー
ションを図っていました。
精神力の強さについては、難しい内容の授業でしたが友達と遊びたい、ゲームをしたいという色々な
誘惑に負けず、授業に欠かさず参加していました。このような自分の欲を抑えて何かをするという経験
は英語の勉強のみならず、今後自分自身の自己実現を達成するきっかけになると思われます。また、中
学生になったら今以上に自分のクラスやそれ以外の子供たちにも良い刺激を与えてくれると確信してい
ます。
(担当:山田 龍一)
●小学5年生対象冬期特別セミナー●
フィージーからのドリアン先生を迎え、4冊の本を読みました。 1、2学期に習った内容もあり
ましたが、新しく出て来た表現もすぐに身につけ、応用することができていました。 毎回の授業の
最後には、絵を見ながら本の内容を発表しましたが、まだ英語を勉強し始めて8カ月とは思えないほ
どすらすらとリズムよく英語を言うことができていました。
また、今回迎えたドリアン先生は4月から学んでいる日本語を既に読めるという事実に、子どもた
ちは非常に驚き、「ぼくたちはまだ読めないのに!」と悔しがっている様子でした。小学5年生の間
は読み書き指導は行っていませんが、小学6年生から本格的に始めます。書くこと・読むことにも興
味を持つことができるセミナーとなりました。
授業最終日にはドリアン先生にフィージーについてたくさんの事を教えてもらい、子どもたちは目
をきらきらと輝かせていました。なぜフィージーの国旗には青色が入っているか、イギリスの国旗が
入っているかとドリアン先生に英語で尋ねられた際にも、答えることができている姿に非常に驚きま
した。このセミナーを通して、日本以外の国についても興味を抱いたことと思います。
(担当: 武津 彩乃)
↑初めて見る国旗に興味津々
ドリアン先生の説明にみんな聞き入っています↑
一緒にセミナーに参加した山田先生よりコメントをいただきました!
楽しいだけの授業ではなく学習規律があり、メリハリのある授業が展開されていました。例えば、子
どもたちは、歌を歌い楽しく授業を受ける一方、先生が話している際は集中して話を聞き、真剣に課題
に取り組んでいました。また、自分から積極的に手を上げて発表する姿も多く見られました。その際、
緊張して自由に意見が言えない、違った意見を言ったら笑われるという児童の姿はなく、むしろ授業を
作り上げるために声を出し、誰かがつまったら小さい声でヒントを与えてあげるような素晴らしいクラ
スでした。
外国人の先生の前では、自分の知っていること、習ったことをフルに活用し会話する努力をしていま
した。子どもたちだけではなく教師側にとっても非常に実りの多いセミナーだったと思います。
(担当:山田 龍一)
◆3学期の行事のご案内
1.3学期の授業期間は、 1月5日(月)~3月22日(日) です。
2.その他の3学期の行事日程
2月14日(土)、15日(日)
中1 第三回クラス編成テスト
3月8日(日)
平成27年度小5・小6・中1 新入生説明会
3月15日(日)
小6 進級説明会
3月22日(日)
小5 進級説明会
*日程は一部変更になる可能性がございます。ご了承ください。
本誌に関するご意見・ご感想等は
学院e-mail:[email protected] までお願いいたします。
◆お知らせ
①兄弟姉妹の入学金免除制度開始のご案内
学院では平成27年度4月より、在校生の兄弟姉妹がご入学の場合に、入学金を免除
する制度を開始することにいたしました。すでに4月からご兄弟姉妹のご入学をお申込
の方には適用させていただきます。詳細は、同封のご案内をご覧ください。
②平成27年度4月の新入生募集中
学院では平成27年度4月から入学の新規生を募集しております。現在募集中のクラス
は以下の通りで各クラスで、まだ全クラス受付可能です。もし、お知り合いでご関心の
ある方がいらっしゃった場合には、同封のご案内をぜひお渡しください。
●小学5年生●
火曜日クラス
水曜日クラス
午後5時00分~6時00分
木曜日クラス
●小学6年生●
月曜日クラス
午後5時00分~7時00分
火曜日クラス
午後5時30分~7時30分
●中学1年生●
日曜日①クラス
午後4時00分~午後6時30分
日曜日②クラス
午後7時00分~午後9時30分
※中学2年生以降の途中入学をご希望の方は、電話及びメールで学院までお問い合わせください。