別記第 1 号様式 地域再生プロジェクト計画書 実施主体名(市町村名) 中空知広域市町村圏組合 地域再生プロジェクト名 格差の分野 なかそらち『食』関連産業育成による 地域経済活性化プロジェクト □社会構造の格差 ■地域経済の格差 □地方行財政の格差 □医療・福祉の格差 □その他の格差( 是正を目指す地域格差の状況 ) 1 人当たりの所得 ・当該市町村 2,482 千円 ( H24 ) ・全道の平均 2,763 千円 地域重点プロジェクトとの 関連性 ■ 該 当 □ 非該当 地域政策推進事業との関連 □ 該 当 性 ■ 非該当 地域再生プロジェクトの 目標 プロジェクトの期間 広域実施 平成26年度~平成27年度 事業 区分 新規 地域経済の格差を客観的に比較する選択指標 [■一人当たり課税所得 □ 完全失業率 □ 観光入込客数 ] 医療・福祉の格差を客観的に比較する選択指標 [□ 少子化率 □ 医師・歯科医師数 □ 医療・福祉就業者数 ] ( ・当該市町村 ) ・全道の平均 ( ・当該市町村 ) ・全道の平均 ◆地域重点プロジェクト名 ◆主な取組 ①そらち農業のブランド力・生産力強 ① 空知農産物等のブランド化 化プロジェクト ・空知農産物等の優位性を生かしたブランド化の推進 ②“そらちのファンづくり”食や体験 ・販路拡大に向けた戦略的なプロモーション活動の推進 の魅力発見・発信プロジェクト ② こだわりの食と観光の結びつきの強化 ・地域に根差した食文化や歴史こだわりの食などを生かした取組の推進 ◆地域政策推進事業名 (地域の現状・課題) 中空知圏域は、石狩川流域の中間点にあり、川を境に東側に産炭地、西側には穀倉地帯が広がり、その間の石狩川沿いに商業地が存在する 全国的に見ても例の見ない、旧産炭地と農業と商業の混在・融合した地域である。昭和30年代には、産炭地を中心に多くの人口が集積し、 ピーク時の昭和35年には33.5万人を数えた。しかし、その後のエネルギー政策の転換による石炭産業の衰退をはじめ、農畜産物の輸入 自由化や価格低迷に伴う農業者の減少や担い手不足、個人消費の商圏拡大や郊外型大型店の進出による地元商店の減少と人口減に伴う購買力 の縮小、さらに公共事業の縮減や長引く景気の低迷により、圏域人口は11万人とピーク時の3分の1にまで減少し、極めて厳しい経済状況 に置かれている。 こうした経済状況にある一方で、圏域内には、ジンギスカンやスイーツ、焼肉のたれなど、全道・全国へ向け営業展開している食品製造業 者もあるとともに、 「がたたん」や「がんがん鍋」など地域こだわりの食のPRにも各市町で力を注いでいるところである。また、全道の中 でも上位を占める空知の農業出荷額にあって、圏域内の農業生産はその一翼を担うものであり、豊かで良質な、且つ安全・安心な農畜産物を 生産しており、こうした恵まれた農畜産物を活用した加工品生産の取組も活発化しているところである。 中空知広域圏では、産業観光の振興を主要な事業展開の柱立ての一つとし、過去には首都圏での物産展の開催、近年においても圏域内外で の物産PRイベントに出展するなど、圏域の物産振興を重要な事業と位置づけてきた。しかし、こうした取組によって、圏域内にある優れた 商品をPRしても、一過性の取組に過ぎず、商品の磨き上げが不足していたり、販売戦略が不足していることなどにより、販路拡大・売上げ 増加に結びつかないのが現実であった。さらに、全道・全国に発信する力をもった食品関係事業者はごく一部であり、多くは個人や中小企業 であることから、企画力・販売力に乏しく事業の拡大等が進んでいないのが現状である。「催事で売れるが、定番商品では売れない」という のが北海道物産に対する流通業界の定説となっており、定番で売れる商品づくりとそれを担う人材の育成が喫緊の課題である。 (プロジェクトの目標) 中空知圏域を取り巻く経済状況から、圏域経済を活性化させる柱となる可能性を秘めた食品関係事業の育成を図り、圏域内にある物産を洗 い出し、中空知を代表する商品開発や販路拡大により、圏域内の食関連産業の底上げ・活性化を目指す。 そのため、新日本スーパーマーケット協会等の外部人材を活用して、食関連事業者の意識改革を促し、商品の磨き上げや商品と販路のマッ チングなど圏域内の食品関係事業者が専門的ノウハウを学び、新商品開発や販路拡大を図る取組を促進するための人材育成事業を行う。 また、中空知の物産や加工品、地域こだわりの食がビジネスチャンスを得るため、国内最大規模の食品見本市であるスーパーマーケットト レードショーに出展し、大手スーパーなど流通業界への販路拡大に向けてアプローチするとともに、飲食業界に対して中空知の物産や農産物 等が食材としての販路を見出すため、首都圏へのアプローチを目指して戦略的なプロモーション活動を推進する。 圏域内の食品関連事業者の育成と商品開発や販路拡大の取組を中空知5市5町の連携のもと進めることによって、概ね5年後の平成31年 には、圏域内の食料品製造業従業者数を概ね10%増加を目指し、5年前の水準に戻すとともに、雇用増加による生産量の増大により、出荷 額を9.4%増加させる。このことによって、なかそらちの「食」関連産業が圏域経済の活性化に向けた原動力となり、圏域の雇用の安定や 生産の拡大といった波及効果を発揮し、一人当たり課税所得を増大させるものである。 設定目標(項目) 期待される効果(指標) 食料品製造業製造品出荷額 食料品製造業の従業者数 現状値 (平成 24 年) 支援期間終了後の成果目標 (平成 27 年) 将来的な成果目標 (概ね 5 年後) 237億2千万円(平成 24 年) 240億3千万円(平成 27 年) 259億7千万円(平成 31 年) 905人(平成 24 年) 918人(平成 27 年) 1,000人(平成 31 年) 地域再生プロジェクトの展開 ■住民・民間団体等との協働又は広域連携(地域の多様な主体の参画、連携・協働、地域相互の連携・補完等) ・地域再生プロジェクトの企画立案段階における連携(地域意見の把握方法など) 中空知5市5町の産業観光部門の主幹者による「産業観光主管者会議」において、産業振興や観光PRなどの事業展開を協議し、事業実施段階においても5市 5町を基本として連携して展開する。 ・事業実施体制の考え方(多様な主体の参画、地域相互の連携・補完) 各事業の実施にあたっては、圏域内の食料品製造業者、飲食店業者など食品関係事業者をはじめ、加工品研究グループ、JAや商工会など広く関係団体へも参 加を呼びかけ、多様な主体の参画を促すとともに、参加主体の連携による新商品の開発に資する。 また、中空知広域圏が事務局となり、5市5町の産業観光部門の担当者、圏域内の食関連事業者、団体等を含めた圏域の物産振興を推進する協議会を立ち上げ 事業を推進する。 ■先駆性(創意工夫、新規性、類似の地域課題・地域特性を有した他地域へのモデル性) ①国内最大規模のスーパーマーケット業界団体である「一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会」に広域圏として唯一加盟し、売れる商品づくり、目指すべ き販路などについて専門的ノウハウを得る。 ②スーパーマーケットトレードショーにおいて中空知の物産プロモーションを実施し、首都圏における流通業界等への販路拡大を目指す。 ③広域連携の取組の一つとして、圏域内の食品関連産業を育成するもので、定住自立圏構想による取組への進化も期待できる。 ■優位性(地域の資源・資産の有効活用、他の分野への波及効果) ①中空知圏域は、北海道でも有数の米、小麦、リンゴ、ソバなど、食品産業に欠かせない農畜産物の生産がされており、良質の食材を地元で賄える基盤を備えてい る。 ②物流においては、北海道の最大の消費地札幌市にも近く、さらに北海道の幹線道路である道央自動車道も縦断している。 ③地元農産物を活用することにより、地産地消を推進し地域農業の経営安定化に寄与する。 ④中空知広域圏として物産振興に力を入れて事業展開を進めて来ており、圏域内外における物産展への出展を継続していることから、圏域内の事業者の機運も醸成 されている。 ■継続性(支援期間終了後における地域再生プロジェクトの展開) ・事業の実施主体について 本事業は、圏域の食品関連事業者などの商品開発や販路拡大に向けたステップアップ事業であり、事業終了後については、本事業で身に着けた商品開発力、販 売力、ネットワークを活かし、事業者自らが事業規模の拡大や販路の拡大を図ることを期待するものである。 一方で、圏域内や道内における物産プロモーション、PR事業は継続するとともに、 「なかそらちの食」の構築を図るのには、一定程度の期間を要するため、支 援期間終了後の事業継続については、定住自立圏構想などの中で検討をする。 ・財源の考え方について 支援期間終了後も継続が必要な取組については単費で継続するが、短期集中的に取組む必要のある重点的な事業については、新たな財源の調達等を検討 する。 なお、本事業により自立して事業展開出来るようになった事業者については、自らが負担し今後の事業展開を図る。 地域再生プロジェクトの実施計画 事業名等 No 事業概要 (事業概要) 事業 名 「食」産業人材育成事業 実施期間 平成 26 年度~平成 27 年度 実施主体 中空知広域市町村圏組合 事業区分 ■新規 ■既存 □継続実施 実施形態 □直営 ■委託 □補助 1 平成 26 年度 1,003 平成 27 年度 729 1,732 これまでの実績 年次別実施計画 平成26年度 平成27年度 ■基礎セミナー ■商品開発セミナー ■商談会出展対応セミナ 従来取り組んできた単発的な物産展などのイ ・圏域内の食品関連事業 ・圏域内の食品関連事業 ー等 ベントにおけるPRでは、売れる商品づくりや販 者・団体が流通業界の現状 者・団体が定番で売れる商 ・売れる商品づくりの実証 路拡大に結びつかないことから、新日本スーパー や流通の基礎知識、価格の 品づくりを目指し、商品開 の場として、スーパーマー マーケット協会から講師を招聘し、圏域内の食品 メカニズムなどの基本的 発企画力や商談能力と販 ケットトレードショーに 関連事業者・団体が外部人材を活用して、定番で 知識を習得した。 路拡大に向けたノウハウ 出展するため、圏域内の食 売れる商品づくりや道外の流通業界に対する販 を習得する。 品関連事業者・団体がバイ 路拡大などについての専門的なノウハウを習得 ■個別相談会 ヤーや流通業界関係者の することによって、食産業の人材育成を図り、担 ・圏域内の食品関連事業 目に留まる商品の開発・改 い手の育成・確保を促進する。 者・団体が個別に自社商品 良や商談能力をはじめと (取組内容) ■商品開発セミナー ■個別相談会 の磨き上げ、商品と販路の した営業力強化のノウハ マッチングなどの具体的 ウや技術を習得する。 指導を受ける。また、広く 圏域内の食品関連事業 者・団体に対して意識付け 事業 費 を図ることを目的として、 計 モデル的にスーパーマー ケットトレードショーへ 出展するため、個別指導を 受ける。 事 業 名 2 ビジネスマッチング事業 (事業概要) ■展示商談会への出展 ■展示商談会への出展 物産展などの単発のイベントで売れるだけで ・圏域内の食品関連事業 ・圏域内の食品関連事業 は、生産の拡大や雇用の安定といった経済効果が 者・団体の数社がモデル的 者・団体がスーパーマーケ 実施期間 平成 26 年度~平成 27 年度 乏しいため、流通業界を対象とした国内最大規模 にスーパーマーケットト ットトレードショーに本 実施期間 中空知広域市町村圏組合 の食品見本市であるスーパーマーケットトレー レードショーに出展し、圏 格的に出展し、バイヤーや ドショーに出展し、食品流通業界へ中空知の商品 域内の他の同業者に対す 流通関係者との商談、情報 を発信するとともに、業界関係者と情報交換を行 る先導的な役割を果たす 交換を通じて取引先の確 い、新たな販路の開拓と拡大を目指す。 とともに、新たな取引先の 保・拡大を図るとともに、 開拓、実施結果の次年度事 更なる自社商品の磨き上 業への反映を図る。 げに資する。 事業区分 ■新規 □既存 □継続実施 実施形態 ■直営 ■委託 □補助 事業費 平成 26 年度 4,671 平成 27 年度 5,824 計 10,495 また、首都圏において「なかそらちの食」のプ ロモーション活動を行い、圏域内の物産や農産物 の食材としての販路拡大を促進する。 事業名等 No 事業概要 これまでの実績 年次別実施計画 平成26年度 平成27年度 (取組内容) ■展示商談会等調査 ■首都圏プレゼンテーショ ■展示商談会への出展 ■展示商談会等調査 ・圏域内の食品関連事業 ン 者・団体が次年度の本格 ・圏域内の物産や農産物の ■首都圏プロモーションの実施 出展を目指し、スーパー 売上げ増加や生産の拡大に マーケットトレードショ 資するため、首都圏のレス ーにおいて全国から出展 トラン等において、食品関 される商品を調査し、商 連企業やメディア関係者な 品改良や販売促進の手法 どへ「なかそらちの食」の を学ぶ。また、商品づく プ レ ゼ ン テ ーシ ョ ン を行 りに活かすため首都圏の い、食材として飲食業界に 百貨店等で売られる定番 対する販路を開拓・確保す 商品を調査する。 る。 2 ■首都圏プロモーション ・圏域内の食品関連事業 者・団体等が飲食業界に 対して圏域内の物産や農 産物の食材としての販路 拡大を図るため、首都圏 における「なかそらちの 食」のプレゼンテーショ ン実施に向け事前調査を 行う。 事業名 (事業概要) プロジェクト推進・広報事業 本プロジェクトを円滑に推進し、圏域住民に 3 実施期間 平成 26 年度~平成 27 年度 実施主体 中空知広域市町村圏組合 事業区分 ■新規 □既存 □継続実施 実施形態 ■直営 □委託 □補助 事業 費 計 事業 費 成果を周知するための事業を行う。 平成 26 年度 0 平成 27 年度 0 計 0 平成 26 年度 5,674 平成 27 年度 6,553 計 12,227 (取組内容) ■地域再生プロジェクト推進会議 ■地域再生プロジェクト成果発表会 ■地域再生プロジェクト ■地域再生プロジェクト会 会議の設置・開催 議の開催 ■地域再生プロジェクト ■地域再生プロジェクト成 成果発表会の開催 果発表会の開催 別記第2号様式 地域再生プロジェクト事業予定調書 (千円) 事 業 名 No 実施主体名 1 「食」産業人材育成事業 今年度の 主な経費 委託料 中空知広域市町村圏組合 2 ビジネスマッチング事 業 中空知広域市町村圏組合 3 プロジェクト推進・公表 事業 中空知広域市町村圏組合 使用料 年 次 事 業 費 国庫補 助金等 道補助 金 等 財 源 市町村補助等 補助金等 委 託 費 内 訳 市 町 村 民 間 等 自己財源 自己財源 そ の 他 交 付 金 要 望 額 全 体 計 画 1,732 1,732 1,700 平成26年度 1,003 1,003 1,000 平成27年度 729 729 700 全 体 計 画 10,495 10,495 10,400 平成26年度 平成27年度 4,671 5,824 4,671 5,824 4,600 5,800 全 体 計 画 0 0 平成26年度 平成27年度 0 0 0 0 全 体 計 画 4 平成26年度 平成27年度 全 体 計 画 5 平成26年度 平成27年度 全 体 計 画 6 平成26年度 平成27年度 全 体 計 画 7 計 平成26年度 平成27年度 事 業 数 [ 3 ] 全 体 計 画 12,227 12,227 12,100 平成26年度 平成27年度 5,674 6,553 5,674 6,553 5,600 6,500
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