事業の概況 ■緩やかな景気回復基調で推移 ■4月に上方修正した計画を達成 当連結会計年度(2 0 1 4年1月1日∼2 0 1 4年1 2月 以上のような環境において当社グループは、 「お客 3 1日)におけるわが国経済は、消費税増税前の駆け 様の目線で信頼に応え、総合力でオフィスを元気にす 込み需要とその反動もありましたが、緩やかな景気回 る」を2 0 1 4年度のスローガンに掲げ、3月までの需要 復基調で推移しました。 のピークに備えパソコンやオフィスサプライ商品の在庫 このような経済状況にあって国内企業のI T投資は、 を確保し対応を行いました。また、受注量拡大への対 1月∼3月期にWindows XPの買い換え需要に伴うシ 応を目的とした大型物流センターを稼働し、Windows ステムの更新や消費税増税前の駆け込み需要がピー Server 2003のサポート終了に向けた業務アプリケー クを迎え、好調に推移しました。その後は、Windows ションサーバーの移行支援サービスを開始しました。そ X Pの買い換え需要の反動でパソコンの国内出荷の して、これまで以上に複合システム提案・総合提案に 前年割れが続くなど一部に弱さもみられましたが、I T 力を入れ、コスト削減や生産性向上による競争力強化 投資全般としては概ね堅調に推移しました。 につながるシステム提案、節電対策に有効な提案を 積極的に行いました。 併せて、魅力あるオフィスサプライ商品の品揃え、 企業活動の生産性向上や負荷軽減を支援する保守 サービスメニューの開発など、ストックビジネスの強化も 図り、4月に上方修正した計画を達成し増収増益とす ることができました。 景気は緩やかな回復基調 複合システム提案、総合提案 I T投資は堅調に推移 コスト削減、生産性向上提案 大塚商会アニュアルレポート2014 3 ■売上高6,000億円超え、過去最高益を更新 ■キャッシュ・フローの状況 (単位:億円) 以上の結果、当連結会計年度の売上高は6 , 0 5 7 億66百万円(前年同期比7.3%増) となりました。利益 ■営業C/F ■投資C/F ■財務C/F につきましては、増収に伴う売上総利益の増加により、 350 営業利益3 7 0億9 7百万円(前年同期比9 . 4%増) 、 300 経常利益3 8 1億4 4百万円(前年同期比1 3 . 8%増) 、 250 当期純利益234億55百万円(前年同期比15.7%増) 200 となりました。 150 341 258 187 100 50 (単位:百万円) 2013年12月期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 金 額 564,595 33,901 33,505 20,271 0 2014年12月期 金 額 605,766 37,097 38,144 23,455 増減率 +7.3% -50 -48 -51 -100 2012年12月期 -34 -65 2013年12月期 -54 -75 2014年12月期 +9.4% +13.8% +15.7% 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整 前当期純利益が 増加したことなどにより3 4 1億3 0 百万円 (前年同期比153億50百万円増) となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、ソフトウェアの 取得による支出が増加したことなどにより、5 4億1 0 百万円 (前年同期比19億41百万円増) となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支 払額が増加したことなどにより、75億80百万円(前年 同期比10億19百万円増) となりました。 4 大塚商会アニュアルレポート2014 四半期別の概況 ■売上高の推移 ■経常利益の推移 売上高は、第1四半期(1∼3月)は高伸長、第2四 経常利益については、第1四半期(1∼3月)は高伸 半期(4∼6月) 、第3四半期(7∼9月) とも増収となりま 長、第2四半期(4∼6月) も増益となりましたが、第3 したが、第4四半期 (10∼12月) は減収となりました。 四半期 (7∼9月) 以降は減益となりました。 第3四半期(7∼9月)売上高は、1,307億99百万円 第3四半期(7∼9月)経常利益は、4 5億2 9百万円 (前年同期比1.2%増) となり、第4四半期(10∼12月) (前年同期比13.3%減) となり、第4四半期(10∼12 売上高は、1,425億55百万円(前年同期比5.4%減) 月) 経常利益は、88億18百万円 (前年同期比8.4%減) となりました。 となりました。 売上高の四半期推移 (単位:億円) 経常利益の四半期推移 ■2012年12月期 ■2013年12月期 ■2014年12月期 ■2012年12月期 ■2013年12月期 ■2014年12月期 15,000 2,000 1,768 1,500 (単位:百万円) 1,354 1,406 1,439 12,468 1,555 1,506 1,309 1,177 1,292 1,307 1,315 1,425 12,225 12,328 12,000 10,169 9,627 9,000 7,224 1,000 6,431 6,000 4,367 500 8,818 7,318 5,221 4,529 3,000 0 0 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 大塚商会アニュアルレポート2014 5 事業セグメント別の概況 ■システムインテグレーション事業 ■その他の事業 コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設 その他の事業では、売上高は3億8 1百万円(前年 置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供す 同期比42.1%減) となりました。 るシステムインテグレーション事業では、1月∼3月期を 中心にWindows XPの買い換え需要に伴うシステム 更新需要を確実に捉え、その後はXP買い換え特需の 反動もみられましたが当連結会計年度ではパソコンや 事業セグメント別の売上高推移 ■システムインテグレーション事業 サーバーの販売台数を伸ばし、また複写機の販売台 ■サービス&サポート事業 数についても堅調に推移し、売上高は3 , 6 2 0億6 8 ■その他の事業 百万円 (前年同期比9.0%増) となりました。 (単位:百万円) 605,766 600,000 564,595 515,771 500,000 ■サービス&サポート事業 サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポー 400,000 289,840 332,067 362,068 225,298 231,868 243,316 300,000 ト、アウトソーシングサービス等により導入システムや 企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート 事業では、 オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」 200,000 100,000 において、4月の消費税増税の前後に一部影響を受 けたもののその後は堅調に推移し、当連結会計年度 では「たのめーる」と保守等ともに前年同期比増とし、 売上高は2,433億16百万円(前年同期比4.9%増) と なりました。 6 大塚商会アニュアルレポート2014 0 632 2012年12月期 658 2013年12月期 381 2014年12月期
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