人事・労務に役立つ情報満載! 向夏の候 通算 第69号 発行: 〒561-0862 豊中市西泉丘 1-5-24 URL http://www.tokunaga-sr.com TEL &FAX 06-6850-8110 e-mail [email protected] 発行日:2015 年 5 月 29 日 発行者:特定社会保険労務士 德永金三郎 6 2015 2015 2015 実施いたしました! 去る 5 月 10 日(日曜日)公的+自分 年金セミナーの講師を務めて参りました。 総勢24名が一堂に会し、老後のライフプランについて興味深く熱心にご受講 いただきました。ここにその概要をお伝えします! 公的年金の仕組み、老齢年金がいくらもらえるのか、老後に必要な資金の不足額 を自分年金でどう補うかの説明後、専門家からその加入解説が有りました。 プレゼン資料 一部抜粋 皆さんメモを取りながら熱心に受講いただきました。私がお 呼びしたお客者には分かり易い説明と言って戴きました。 自分年金はその方に合わせた補充年金! この言葉は今や全国的に注目されています! 是非早めに加入致しましょう! 出席者の方々には、これをご縁に今後とも お役に立ちたいと思っております! 年金についてのご相談や年金セミナーを開催して欲しいなどのご要望がありましたら、 是非お声掛け下さい。お力になりたいと思います。⇒5人以上集まれば出前セミナー 耳寄り情報 新 予防的労務管理講座 その1『はじめに』 私たち社労士は法律対応スタンスについては兄貴分である弁護士先生の指導を仰ぐことがあります。 去る2月には、「労働判例に学ぶ予防的労務管理」というテーマで、村田・岡﨑法律事務所所属の弁護 士 岡崎隆彦先生の講演を受講し、大変感銘を受けました。私は岡崎先生の講座には以前から時々参 加しており、その洞察力と体系的管理手法には一目を置いていましたので、同先生のご同意を得てこの コーナーを開設することになりました。基本的には岡﨑先生のお考えを披露することになりますが、私の 追加コメントも交えて進めて参りますのでどうかご期待くださいませ。 〈岡崎先生の略歴〉 京都大学法学部卒業後、昭和 63 年大阪弁護士会登録弁護士。 企業の顧問弁護士として、人事労務関係の相談(助言・指導)と研修・事件処理を中心として活動。 また企業を支援する専門士業のリスクマネジメントに関する助言・指導、研修も行っておられます。 〈著書のご紹介〉 =この講座は紙面が限られて概略紹介になりますので、その原書下記②の購読をお奨めします。= ① 個別労働関係紛争・解決の処方箋 (2013 年 12 月・経営書院・共著) ② 労働判例に学ぶ予防的労務管理 (2014 年 11 月・経営書院) 『はじめに』 =予防的労務管理の必要な理由= 「トラブル解決よりもトラブル予防の方が価値が大きく、使うエネルギーも格段に少なくて済み効率的である!」 Ⅰ トラブル解決(裁判等)時は所謂戦争状態で、全力投球=他の何倍もエネルギー(時間・労力・費用)を使う。 Ⅱ トラブルとなった原因の徹底分析(労働判例に学ぶ)⇒予防に活かすのが得策! ⇒次回より下記大項目の順に解説して参りますが、全部で何回になるかは紙面の関係上私にも分かりません(笑)。 [大項目のご紹介] 今後社労士としてこのことについて関与・ご指導をより進めて参ります。 Ⅰ 採用について Ⅱ雇止め問題 Ⅴ 不当解雇の対応と予防 Ⅲ パワハラ Ⅵ 残業撲滅 Ⅳ 懲戒処分の活用 Ⅶ 社労士としての職域拡大と役割強化 ~金ちゃん先生行状記~箕面GC豊中高校OB会ゴルフに同期生と参加! 金ちゃん先生は五月山にある 箕面ゴルフ倶楽部の会員で、5月 某日豊中高校OBによる箕面豊陵 会ゴルフコンペに同期生2人と参 加。その内の1人北田勉氏が安定 したゴルフで準優勝しました。 とよこう そつご い そ と せ た 豊高を 卒後五十年 経ちけれど 今なお集う 幸せ覚ゆ ◆ゴルフのお誘い等何でもお気軽にご一報下さいませ。 貴事業所名 ご氏名 ご 住 所 Eメール T E L ご要請等ご 記入下さい Eメールアドレス [email protected] マイナンバー制度のスタートに備えて① 連載トピックス 公平・公正な社会の実現、手続きの簡素化による国民の利便性の向上、行政の効率 化を目的として、「マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)」が実施されます。 各企業(民間事業者)におかれましても、税や社会保険の手続きのため、従業員や その扶養家族のマイナンバー(個人番号)を取り扱うことになりますので、対応は必 至です。 今回から数回に分けて、マイナンバー制度の実施に伴う注意点などをお伝えしたい と思います。まずは、制度の基本を、今一度確認しておきましょう。 マイナンバー制度の基本 ●マイナンバーとは? 国民1人ひとりが持つことになる 12 桁の番号のことです。 ※ マイナンバーは、一生使うものです。番号が漏えいし、不正に使われるおそれがある場合を除き、 一生変更されません。 ●自己のマイナンバーは、いつ、どのように知るのか? 平成 27 年 10 月から、住民票を有するすべての人に、1人に1つのマイナンバーが通知 されます。 ※ 市町村から、住民票の住所に、書留郵便にて、マイナンバーの通知が送られます。 ●個人番号カードが交付されます マイナンバーの通知後に市町村に申請をすると、身分証明やさまざまなサービスに利用できる個人番号カードが交 付されます。 ※ 個人番号カードは、平成 28 年1月から交付されます。個人番号カードに記録されるのは、券面に記載された氏名、住所、個人番号 などのほか、電子証明書などに限られ、所得などのプライバシー性の高い個人情報は記録されません。 ●マイナンバーが必要となるのは? 平成 28 年1月から、社会保障、税、災害対策の行政手続でマイナンバーが必要 になります。 ●マイナンバー制度の根拠法令は? マイナンバー制度は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の 利用等に関する法律(略称:番号法)」に基づいて実施されます。 ※ 番号法は、平成 25 年5月 31 日公布され、本格実施に向けて準備が進められてきました。 (政府広報の資料より) ※ 「マイナンバーを用いた個人情報の追跡・突合が行われ、集約された個人情報が外部に漏 えいするのではないか」とか、「他人のマイナンバーを用いた成りすまし等により財産その他の被害を負うのではないか」といった不 安は誰もが抱くところです。そこで、番号法では、マイナンバーの利用範囲を限定し、利用目的を超えた目的での利用を禁止するな どの保護措置を規定しています。 また、違反に対する罰則も規定しています。違反行為者が従業員(マイナンバーを取り扱う事務担当者等)であった場合、企業にも罰 金刑を科す両罰規定も設けられています。 豆知識情報 業務災害の認定 業務災害(労災保険法7条1項) 「労働者の業務上の負傷、疾病、障害又は死亡」を「業務災害」といいます。 「業務災害」と 認定されるためには、業務に内在する危険有害性が現実化したと経験則上認められること (「業務起因性)」といいます。)が必要ですが、職業病などの特殊的な場合を除き、その前提 として、労働者が使用者の支配下にある状態(「業務遂行性」といいます。)にあると認めら れなければなりません。 新情報 中小企業両立支援助成金(代替要員確保コース)を拡充 中小企業で働く方々の両立支援策として、4月 10 日から、育児休業を取得する従 業員の代替要員を確保した企業への助成金制度である「中小企業両立支援助成金 (代替要員確保コース)」の内容を拡充することとされました。概要は次のとおり です。 中小企業両立支援助成金(代替要員確保コース)の概要 <見直しの概要> ○ 支給単価を1人当たり 15 万円から「30 万円」に引き上げ。 ○ 育児休業取得者が期間雇用者の場合には「10 万円」を加算。 なお、女性の活躍促進について事業主が数値目標を含む内容の目標を宣言し、当該数値目標を 達成した場合の加算は廃止。 ㊟育児休業取得者の原職等復帰日(育児休業終了日の翌日)から起算して6か月を経過する日が、平成 27 年4月 10 日以降の場合に、 見直し後の規定が適用されます。 <見直し後の制度の概要> 【対象となる事業主】 次の要件を満たす中小企業事業主*に対して支給する。 ・育児休業取得者を、育児休業終了後に原職等に復帰させる旨の取扱いを、申請 予定の労働者の復帰より前に、労働協約又は就業規則に規定している。 ・育児休業取得者の代替要員を確保した。 ・雇用保険の被保険者である労働者に合計3か月以上の育児休業を取得させた。 ・育児休業終了後に原職等に復帰させ、復帰後、引き続き雇用保険の被保険者として6か月以上雇用した。 等 *資本金の額・出資の総額が3億円以下又は常時雇用する労働者数が 300 人以下の事業主(㊟業種によっては要件が異なります)。 【支給額】 育児休業取得者1人当たり 30 万円(期間雇用者の場合には 10 万円を加算) 【支給対象期間】 最初の支給対象労働者の原職等復帰日から起算して6か月を経過する日の翌日から5年以内 【上限人数】 1年度において延べ 10 人 〈補足〉次世代育成支援対策推進法による「くるみん取得企業」の場合、1人当りの支給額は同様であるが、支給対象 期間が、平成 37 年3月 31 日まで(原職等復帰日から起算して6か月を経過する日が平成 37 年3月 31 日まで の育児休業取得者が対象)とされ、上限人数は、支給対象期間内で延べ 50 人とされる。 ☆ 政府は、第1子出産前後の女性の継続就業率を、2010 年の 38%から 2020 年に 55%に引き上げる目標を 掲げていますが、規模が小さい企業では育休取得率が低いといった問題があり、目標達成に向けた改善策 の一つとして、上記の助成金の拡充を図ったようです。詳細については、気軽にお尋ねください。 お仕事 カレンダー 6月 6/10 ●一括有期事業開始届の提出(建設業) 主な対象事業:概算保険料 160 万円未満でかつ請負金額が 1 億 9000 万円未満の工事 ●5月分の源泉所得税、住民税特別徴収税の納付 6/30 ●5月分の健康保険料、厚生年金保険料の納付 ●児童手当現況届の提出 ●個人の道府県民税・市町村民税の納付<第1期> ●4月決算法人の確定申告・10 ●7月・10 月決算法人の中間申告 月・翌年1月決算法人の消費税の中間申告 ◆あとがき◆ このニュースレターは弊所開業時[当初は事務所通信]より切らさず発刊し、冒頭に記載 通り、今月で第69号、7月で第70号となります。「継続は力なり。」の名言通り読者皆様のお役に 立つ内容に順次高めてまいる所存です。ご愛読と共にご意見やご批評をお聞かせくださいませ。
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