切除可能大腸癌肝転移に対する術前 TS-1、Oxaliplatin

試験名
切除可能大腸癌肝転移に対する術前 TS-1、Oxaliplatin、Bevacizumab
併用療法の臨床第Ⅱ相試験(N-SOG05)
Nagoya Surgical Oncology Group(名古屋腫瘍外科グループ)
研究代表者 名古屋大学大学院医学系研究科 腫瘍外科学 梛野 正人
施設責任者 豊田厚生病院 外科 久留宮 康浩
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目的
切除可能大腸癌肝転移に対する術前 SOX+BV 療法の有効性と安全性を評価する。
主要評価項目
: R0 切除率
副次的評価項目 : 3 年無増悪生存期間、術前化学療法の最良総合効果、有害事象発生割合
化学療法完遂割合、Ralative dose intensity
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治療方法
切除可能大腸癌肝転移症例に対し、TS-1、L-OHP、BV 併用療法を 3 コース、TS-1、L-OHP 併用療法を
1 コース実施後、21 日以上 56 日以内に肝転移の切除を行う。R0 切除を行った症例は後治療を実施せ
ず、R1/R2 切除となった症例の後治療は規定しない。
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対象(主な適格基準)
1) 原発巣が病理組織学的に大腸癌(腺癌)であることが確認されている症例
2) 肝外転移以外の切除可能肝転移を有する症例
3) 登録時の年齢が 20 歳以上、79 歳以下である症例
4) PS(ECOG)が 0~1 である症例
5) 肝転移に対して化学療法、ラジオ波焼灼術の既往がない症例
6) 治療開始前 14 日以内の臨床検査値が規定の基準を満たす症例
7) 本人から文書で同意が得られている症例
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目標症例数
全実施医療機関
60 症例
当院
4 症例
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試験期間
試験期間 : 5 年間
登録期間 : 2 年間
追跡期間 : 登録終了後 3 年間