安全データシート(SDS)

整理番号436-0002
横河商事株式会社
安全データシート(SDS)
1.
2.
化学物質等及び会社情報
製品名称
Güpoflex Super21(ギュッポフレックススーパー21)
会社名
横河商事株式会社
住所
東京都目黒区下目黒1-2-18
担当部門
事業統括本部室
電話番号
03-3495-6635(代表)
FAX番号
03-3495-0719
緊急連絡先
03-6697-0977
推奨用途及び使用上の制限
ガス漏れ検知剤
危険有害性の要約
◆GHS分類
●物理化学的危険性
・エアゾール
区分3
●健康に対する有害性
・急性毒性(経口)
区分外
・急性毒性(経皮)
分類対象外
・急性毒性(吸入:ガス)
分類対象外
・急性毒性(吸入:蒸気)
分類対象外
・急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
分類対象外
・皮膚腐食性/刺激性
分類対象外
・眼に対する重篤な損傷性/目刺激性
分類対象外
・呼吸器感作性
分類できない
・皮膚感作性
分類できない
・生殖細胞変異原性
分類できない
・発がん性
分類対象外
・生殖毒性
分類できない
・標的臓器/全身毒性(単回ばく露)
分類できない
・標的臓器/全身毒性(反復ばく露)
分類できない
・吸引性呼吸器有害性
分類できない
●環境に対する有害性
・水生環境有害性(急性)
分類できない
・水生環境有害性(慢性)
分類できない
※記載がないものは分類対象外または分類できない
●ラベル要素
・絵表示
なし
・注意喚起語
警告
●危険有害性情報
高圧容器:熱すると破裂のおそれ
●取扱注意
【対応】
熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙
加圧容器:使用後も含め、穴をあけたり燃やしたりしないこと。
【保管】
日光から遮断し、40℃以上の温度にばく露しないこと。
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作成
2006年11月1日
改定
2015年4月1日
整理番号436-0002
3.
横河商事株式会社
組成・成分情報(混合物・危険有害性物質を対象)
成分名
(別名)
4.
CAS No.
含有濃度
(質量%)
官報告示政令番号
化学式又は
構造式
アルキルグルコシド
113976-90-2
1.0%以下 表記できない
エタノール
64-17-5
1.0%以下 C2H5OH
水、その他の成分
未登録
1.0%以下 表記できない
安息香酸ナトリウム
532-32-1
1.0%以下 C7H5O2Na
精製水
7732-18-5
94~99% H2O
二酸化炭素
124-38-9
1~2% CO2
(化審法)
(安衛法)
-
対象外
(2)-202
No.62
-
対象外
(3)-1293
対象外
-
対象外
(1)-169
対象外
応急処置
◆目に入った場合
直ちに、清浄な大量の水または微温水(20~30℃)で最低15分間洗い流す。
さらに長時間洗浄を続けること。速やかに専門医の手当てを受けること。
◆皮膚に付着した場合
皮膚に付着した部分に直ちに大量の水及び石鹸を使用して充分に洗浄する。
外観に変化が見られたり、痛みがある場合には専門医の手当てを受けること。
◆吸入した場合
蒸気、ガス等を大量に吸い込んだ場合には、被災者を直ちに空気の新鮮な場所に
移し、暖かく安静にする。呼吸が不規則か止まっている場合には人工呼吸を行う。
嘔吐物は飲み込ませないようにする。直ちに医師の診断を受けること。
蒸気、ガス等を吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の新鮮な場所で安静にし、
専門医の手当てを受けること。
◆飲み込んだ場合
誤って飲み込んだ場合には、安静にして直ちに専門医の手当てを受けること。
嘔吐物は飲み込ませないようにする。水で口の中を洗浄すること。
医師の指示による以外は無理に吐かせないこと。
5.
◆最も重要な兆候及び症状
情報なし
◆応急措置をする者の保護
情報なし
◆医師に対する特別注意事項
情報なし
火災時の措置
◆消火剤
本製品は不燃性のため周囲の火災に対して適切な消化剤を選定し使用する。
◆火災時特有の危険有害性
火災の現場にエアゾール容器があると破裂する恐れがある。
◆特有の消火方法
作業は風上から行い、関係者以外の立ち入りを禁止すること。可燃性の物を周囲から素早く取り除くこと。
指定の消火器を使用すること。火災の現場にエアゾール容器があると破裂する恐れがあるので、
消化活動には距離を十分に取り、高温にさらされる製品容器には水等をかけて冷却する。
火災発生場所周辺に関係者以外の立ち入りを禁止する。
◆消火を行う者の保護
6.
消火者は必ず適切な保護具(耐熱着衣、保護眼鏡等)を着用し、空気呼吸器等を装備する。
漏洩時の措置
◆人体に対する注意事項
ばく露防止の為、作業の際には適切な保護具を着用する。滑りやすい為、注意する。
保護具及び緊急措置
漏れ発生時(噴出時)には風上より処置を行うようにし、容器の漏出部は上向きにし、
完全にガスを噴出させてから処置する。換気の良い場所で取り扱う。
付近の着火源、高温体及び付近の可燃物を素早く取り除き、風下の人を非難させ、
関係者以外の立ち入りを禁止する。
◆環境に対する注意事項
漏出液を下水や側溝等に流してはならない。
衝撃、静電気にて火花が発生しないような材質の用具を用いて回収する。
少量漏出の場合 : 漏出液を吸着剤(おがくず、土、砂、ウエス等)に吸着させて
取り除いた後、残りをウエス、雑巾等でよく拭き取る。
大量漏出の場合 : 漏出液を盛土等で囲って流出を防止し、スコップ等で空き容器に回収する。
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7.
横河商事株式会社
取扱い及び保管上の注意(関連法規に準拠してから作業すること)
◆取扱い
・技術的対策
使用時には、使用者にかからいないように風の流れを背後から受けるようにすること。
周辺で火気、スパーク、高温物の使用を禁止する。
火炎に向かって噴射してはならない。
温度が高くなる場所に置くと、容器が破裂する恐れがある。
皮膚、粘膜又は着衣に触れたり、吸引したり、目に入らぬよう適切な保護具を着けて作業すること。
・局所排気、全体換気
注意事項
換気の良い場所で取り扱う。
密閉された場所における作業には、十分な局所排気装置を付け、適切な保護具を着けて作業すること。
取扱い後は手洗い等を十分に行う。
静電気対策を行い、作業衣、作業靴等は通電性の物を使用する。
・安全取扱い注意事項
ばく露防止の為、保護具を着用して作業を行う。
蒸気の吸入、皮膚への接触を避ける。
◆保管
・適切な保管条件
幼児の手の届かない所に置くこと。
直射日光を避け、通風の良い所に保管する。
缶が錆びて内容物が漏出、又は噴出する恐れがある為、水回り等の湿気の高い所での保管は避けること。
火気、熱源から遠ざけて保管する。40℃以上になる所には置かないこと。
その他、消防法、労働安全衛生法等の法令に定めることに従う。
・安全な容器包装材料
8.
高圧ガス保安法等の法令で規定されている容器を使用すること。
ばく露防止及び保護措置
◆設備対策
取扱い場所の近くには、高温、発火源となるものが、置かれないような設備とすること。
密閉場所で作業する場合には、排気装置を取り付けること。
ばく露限界値
許容濃度
成分名
管理濃度
(安衛法)
ACGIH(ppm)
ACGIH
アルキルグルコシド
規定なし
規定なし
規定なし
エタノール
規定なし
規定なし
規定なし
水、その他の成分
規定なし
規定なし
規定なし
安息香酸ナトリウム
規定なし
規定なし
規定なし
精製水
規定なし
規定なし
規定なし
二酸化炭素
5000ppm
5000(TLV-TWA)
30000ppm(STEL)
◆保護具
・呼吸器の保護具
防塵、密閉された場所では送気マスク(必要に応じて着用)
・手の保護具
ゴムの保護手袋
・目の保護具
保護眼鏡
・皮膚及び身体の保護具
長袖作業衣
・適切な衛生対策
作業中は飲食、喫煙はしない。
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9.
横河商事株式会社
物理的及び化学的性質、危険性情報
内容物
噴射剤
状態
液体
大気圧下 ガス状
外観
無色透明
無色透明
臭い
無臭
無臭
9.0~10.6(20℃)
該当しない
融点
データなし
-56.6℃(三重点 0.518MPa(abs))
沸点
データなし
-78.5℃(昇華点)
引火点
データなし
なし
発火点
データなし
なし
爆発範囲
データなし
なし
蒸気圧
データなし
5.733MPa(20℃(abs))
蒸気密度
データなし
1.977kg/m3(0.1013MPa、0℃(abs))
pH
比重
1.000(20℃)
0.00197(0℃、大気圧下)
溶解性
水に易溶
0.878L CO2/L H2O(20℃、0.1013MPa)
オクトノール/水分配係数
データなし
データなし
分解温度
データなし
データなし
その他
データなし
データなし
10. 安定性及び反応性(製品として)
◆安定性
40℃以上になると破裂の恐れがある。常用温度で缶内圧は約0.68MPa
◆危険有害反応可能性
特になし
◆避けるべき条件
高温多湿な場所での保管及び火気の近くでの使用
◆危険有害な分解成分
特になし
11. 有害性情報(内用液について。人についての症例、疫学的情報を含む)
◆急性毒性(経口)
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ アルキルグルコシド)
ラットLD50>2000mg/kg
(成分のデータ 安息香酸ナトリウム)
ラットLD50=4070mg/kg
◆急性毒性(経皮)
(製品のデータ)情報なし
◆急性毒性(吸入 ガス)
(製品のデータ)情報なし
◆急性毒性(吸入 蒸気)
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ エタノール)
ラットLC50=20000ppm/10H
20000ppm/10hx√10/√4=31600ppm/4h>12500ppm
◆急性毒性(吸引 ミスト)
(製品のデータ)情報なし
◆皮膚腐食性/刺激性
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ アルキルグルコシド/エタノール)
ヒト閉鎖貼付試験(48h)
3.75%水溶液 平均評点=0.16
注射用蒸留水 平均評点=0.10
(判定基準と評点 反応は認められない=0、かすかな紅斑=0.5、明瞭な紅斑=1、
紅斑及び浮腫=2、紅斑、浮腫に近い小水疱、丘疹を伴う=3)
以下類似品のデータ
ウサギ閉鎖貼付試験(24h) 通常皮膚及び損傷皮膚 P.1.1.=1.7.弱い刺激物
ウサギ連続塗布試験(6回/週、2週間) 皮膚反応は認められなかった。
データが判定基準のところと異なるため分類できない
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◆眼に対する重篤な
損傷性/眼刺激性
横河商事株式会社
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ アルキルグルコシド)
Draize法 25%水溶液、非洗眼系 MAS=28.7 中程度の刺激(Keyらの区分)
Draize法、非洗眼系 MAS=47.7 強度の刺激(Keyらの区分) (類似品のデータ)
洗眼系 MAS=13.3 軽度の刺激(Keyらの区分) (類似品のデータ)
(成分のデータ エタノール)
OECD TG405及びDraize testに従った試験により、moderateと分類されていること
また人で角膜上皮の損傷、結膜充血は1,2日間で回復する。
◆呼吸器感作性又は
(製品のデータ)情報なし
◆皮膚感作性
(成分のデータ アルキルグルコシド/エタノール)
モルモット GPMT法 陰性(類似品データ)
◆生殖細胞変異原性
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ エタノール)
ラット及びマウスにおける優勢致死の報告及びマウス生殖細胞における異数性誘発の報告に基づく。
◆発がん性
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ エタノール)
作業環境での有害性因子としてACGIHではA4(人発がん性に分類できない物質)に分類
◆生殖毒性
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ エタノール)
アルコールの習慣的な大量摂取により人胎児に対する奇形その他の悪影響が多数報告されている。
◆特定標的臓器
(製品のデータ)情報なし
◆全身毒性(単回ばく露)
(成分のデータ エタノール)
人でエタノールの経口摂取により中枢神経系に影響を与え、頭痛、疲労、集中力を低下させ、
急性中毒の場合は死に至ることがある。
また人で5000ppm(9mg/L)の吸入により気道刺激性、昏睡、病的睡眠を起こす。
◆特定標的臓器
(製品のデータ)情報なし
◆全身毒性(反復ばく露)
(成分のデータ エタノール)
人でエタノールの長期大量摂取によりほとんど全ての機関に障害を起こすが、
最も悪影響を与える標的機関は肝臓である。障害は脂肪変性に始まり、
壊死と繊維化を経て肝硬変に至る。またアルコール中毒患者の禁断症状の記載より分類。
◆呼吸性呼吸器有害性
(製品のデータ)情報なし
◆その他情報
特になし
12. 環境影響情報
◆水生環境急性有害性
◆水生環境慢性有害性
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ アルキルグルコシド)
海水順化ヒメダカ
96h LC50 126mg/L
(成分のデータ エタノール)
甲殻類オオミジンコ
48h LC50 5463.9mg/L
(製品のデータ)情報なし
(成分のデータ エタノール)
◆その他
難水溶性ではなく、毒性が低いことから分類できず
特になし
13. 廃棄上の注意
◆廃棄する場合
ガスを完全に抜いた後に行う。
◆残余廃棄物
ガスを完全に抜いた後の内用液は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託するか
又は容器に穴を開け、珪藻土等に吸着させて開放型の焼却炉で少量ずつ焼却する。
容器、機械装置等を洗浄した排水等は、地面や排水溝へそのまま流さないこと。
◆汚染容器・包装
許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託する
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横河商事株式会社
14. 輸送上の注意
※「7.取扱い及び保管上の注意」の項を参照のこと
◆輸送の特定の安全対策
運搬に際しては容器を40℃以下に保ち、転倒、落下並びに損傷がないように
及び条件
積込み、荷崩れの防止を確実に行う。
◆国内規制
・陸上輸送
消防法ほか法令の輸送について定めるところに従う。
・海上輸送
船舶安全法に定めるところに従う。
・航空輸送
航空法に定めるところに従う。
◆国際規制
・国連分類
IMDGコード class2.2
・国連番号
1950
15. 適用法令
◆労働安全衛生法
通知対象物なし
◆船舶安全法
適用除外
◆航空法
適用除外
◆高圧ガス保安法
適用除外(圧縮ガス 炭酸ガス)
◆消防法
非危険物
◆危険物船舶運送及び貯蔵規則 IMDGコード class2.2(UN No.1950)
◆PRTR制度
対象物質なし
16. その他の情報
◆参考文献
(アルキルグルコシド/エタノール/水、その他の成分)SDS
安息香酸ナトリウムSDS
二酸化炭素SDS
化学物質管理促進法対象物質全データ
労働安全衛生法対象物質全データ
毒物及び劇物取締法対象物質全データ(化学工業日報社)
◆記載内容の取扱い
全ての資料や文献を調査したわけではないため、情報漏れがあるかもしれません。
また新しい知見の発表や従来の説の改定により内容に変更が生じることがあります。
ここに記載された情報は、情報の完全さ・正確さを保証するものではありません。
全ての化学品には未知の有害性があるため、取扱いには細心の注意が必要です。
本品の適正に関する決定は使用者の責任において行って下さい。
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