デジタル・サービス・ アクティベーション・ メーター(DSAM) DSAM — ビジネス向けオールインワン・テスター 今日の市場では、 デジタルおよびインターネットプロトコル(IP)サービスす べてを単にテストできるだけではテスターとして十分ではありません。現場 スタッフの力となり、生産性、効率性、顧客満足度を高めるテスト装置が必要 です。顧客は最高水準のサービスとサポートを求めます。サービス・プロバ イダは今まで以上にサービスを迅速に展開し、導入されたサービスの品質 が最初から、 また常に確保されるようにする必要があります。 まれています。1 台のメーターで、実質的にすべてのサービスをテストでき ます。VoIP サービスでさえも、複数のメーターを揃えたり、 テスト機器を変 更する必要なくテストできます。 DSAM-2000 を使用すると、技術者は通常の設置作業時に家庭でのケー ブルモデムの対応性を認定でき、 より信頼性の高い顧客向け高速データネ ットワークの自己設置が可能になるため、将来のサービスコールも削減さ DSAM はお客様のビジネス用に設計されています。 れます。サービス技術者は、DSAM-3300 を使用してネットワークやサー yy オールインワン・テスターには、 ケーブルモデム・サービス、 デジタルビデオ、 ア ナログビデオおよび VoIP(オプション) をテストするための最先端 DSP およ び DOCSIS 技術が組み込まれています。 yy RF とイーサネットインターフェイス経由でMACTrak™ および Field View QAM™ を使用した顧客に影響する問題の発見とトラブルシューティング yy 雨、寒さ、暑さ、衝撃、落下、 その他の偶発事故に耐性がある堅牢軽量設計 yy 敷設業者やフルフィルメント技術者の基本ニーズ(DSAM-2000) 、サービス技 術者のトラブルシューティング全過程におけるニーズ(DSAM-2300 または DSAM-3300) 、ネットワーク保守技術者の最新パフォーマンステストニーズ (DSAM-3300 および -6300)に対応する広範な構成が可能 ビスの問題を検出し、 トラブルシューティングおよび解決できます。ネット ワークメンテナンスとスイープ技術者は、DSAM-6300 を使用してフォワー ドおよびリバース・スイープのパフォーマンステストを実行すると同時に、 このメーターに搭載されている最新デジタル機能と DOCSIS 機能により 問題のある設置ジョブに対処できます。ユーザーはテストサイトからテス ト結果をDOCSIS 接続経由でクラウドベースのテストデータ管理システム (StrataSync オプション)にアーカイブして、標準の Web ブラウザでその データにアクセスできます。 DSAM の自動テスト機能はカスタム構成でき、すべての技術者が特定のテ ストを同じ方法で実施できるように、 それらの構成は管理者によって保護さ れます。メーターのアップグレードは、単にウェブからファイルをダウンロー yy クラウドベースで、 ブラウザによるアクセス可能なプラットフォームによりテス ト活動、DSAM メーターの正確な在庫およびベースラインネットワーク、技術 者/受託業者のパフォーマンスを管理 DSAM には、 ケーブルモデム・サービス、 デジタルビデオ、 アナログビデオお よび VoIP をテストするための最先端 DSP および DOCSIS® 技術が組み込 ドするだけで可能です。フィールド条件向けに設計された DSAM メーター は堅牢で信頼性が高く、 どんなスキルレベルの技術者でもすぐに使いこな せます。一回目に問題を検出して解決することで、 リピートコールの回数を 削減できます。 ダイヤルイン対応計器: 最新構成およびソフト ウェア採用。 強化された技術: 最新の試験手順書付きで 「一回目で正しく測定」 を実践 ネットワーク全体の可 視性:すべての結果を 即時利用可 大量データを入力 簡単なデー タを出力 StrataSync ™ 人員増加不要で、しかも全体の運用 コストと必要のないトラックロール を最小化できる。 DSAM およびその他のテスターをクラウドベース StrataSync アセット管理に統合 2 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) 利益を改善するソリューション DSAM および StrataSync の独自機能によって、生産性を向上させ、管理者 および技術者の業務を容易でより効率的にします。 強化されたフィールドテスト管理 クラウドベースのプラットフォームの StrataSync は、現場の監督および管 理者に、 テスト作業を管理し、DSAM の正確な在庫、ベースラインネットワー クおよび技術者/受託業者のパフォーマンスを維持するための、最先端ツー ルを提供します。 ユーザーは作業現場からファイルを同期でき、管理者はイーサネットまたは DOCSIS RF 接続経由でチャネルプランを更新可能。 メーター・アセット・マネージャ StrataSync アセット・マネージャを使うと、 メーターを一目で読み取って素 早く以下を確認できます。 yy 各バージョンのメーターの在庫台数 yy 正しいテストセットアップとファームウェアを備えたフィールドメーター StrataSync ソフトウェアを使用すると、監督は現場の DSAM メーターをた やすく設定、 アップデート、およびアップグレード実現。また、上級技術者は StrataSync リモート DSAM 機能を使用して現場の DSAM を遠隔制御可能。 リモート RF 同期 DSAMを使用すると、 リモート RF 同期により技術者は DOCSIS チャネル経 由で StrataSync とデータを双方向に同期できるため、作業時間を毎日 30 分から 45 分短縮できます。監督や管理者は、StrataSync を使用して複数 技術者向けに DSAM チャネルプランおよび合否限界プランを設定し保存 できます。 メーターの同期機能ボタンを 1 回押すだけで、StrataSync のすべてのチャ ネルプラン、限界プランおよびテストデータを、技術者は同期できます。技 術者はメーターを同期するために PC のある場所に物理的に出向く必要は ありません。代わりに、 イーサネット搭載 DSAM を LAN に接続することで、 同期プロセスを実施できます。DSAM を使用すると、多数の技術者がテスト 結果を毎日の終業時、 または各作業終了ごとにテスト結果を問題なく効率 的にアップロードすることができます。 yy 日常的にメーターを同期し、 データをアップロードしている技術者 StrataSync を使用すると DSAM メーターテストのセットアップが簡単に設 定できます。チャネル・ラインナップが変更されても、監督はすべての機器 を新しいチャネルプランによって素早く更新し、技術者が最新のリミットプラ ンで確実に自動テストを利用できるようにします。 改善されたレポート作成機能 同期プロセスとその構造により StrataSync はまた、貴重なフィールドテス ト・データの中央リポジトリとしても機能します。従来、技術操作ではスイ ープファイルを含め、 テストデータは保存と取得が困難なため十分に活用 されていませんでしたが、StrataSync なら、 こうしたデータを難なく保持・ 取得できます。データは機器の同期プロセス、 または標準ブラウザによる StrataSync へのアクセスにより取得できます。堅牢なデータベースおよび 独自のファイル構造により、StrataSync はすべてのテストデータを単一デー タベース内に保持するため、管理者や監督はそのデータベースを容易にマ イニングして、付加価値レポートを作成できます。 堅牢で高い信頼性 DSAM の堅牢設計は、すべての面が高さ 4 フィートからの落下に耐え、 また 75 マイル/時で降雨量最大 4 インチまでの風雨に 1 時間まで耐えます。 人間工学に基づく、軽量設計、優れた操作性を実現しています オンボード・ ヘルプシステムによって使い方ができるので、技術者は最少の訓練ですぐ にDSAM を使いこなせるようになります。 3 技術者向けの設計 DSAM ファミリーモデルは、技術者が仕事をこなすのに必要なテストツー ルのコレクションです。DSAM-2000 は、設置技術者向けの基本的なデジタ ルおよびアナログ信号解析メーターです。DSAM-2000 は、平均パワーレベ ル、変調エラー率(MER) 、FEC(前方エラー修正)前後のビット誤り率(BER) を含む直角位相振幅変調(QAM)信号解析に加え、 アナログ・ビデオおよ びオーディオレベル、 さらにキャリア対雑音比率までも測定します。技術者 サービス組織は、DSAM-2300 を使用することで同じ設定に加え、DOCSIS 接続およびプロビジョニング問題のトラブルシューティングも実行できま す。DSAM-3300 によって、ギガビットイーサネットのテストとともに、 ダウン ストリーム・スペクトラム・モードおよび QAM コンスタレーション表示を含 めることができます。技術者は、DSAM-2000, -2300、-3300、および -6300 モデルのいずれでも、 ディープ・インタリーブ 256 QAM キャリア上の FEC BER、エラー秒数、およびSES(重大エラー秒数)を測定できます。 は、DOCSIS の接続を、上り伝送レベルマージンを含む簡単なレンジと登録 メンテナンス組織には、DSAM-6300が有用です。 このモデルは全DSAM機 まな測定値の自動テストプランを立て、特定グループまたはすべてのメータ れているフォワードパスとリターンパスの Stealth Sweep™ 技術(特許番号 テストによって確認できます。管理者や監督は、StrataSync を使ってさまざ ーに組み込むことができます。自動テストは、単に 2 回ボタンを押すだけで 開始でき、同じ合否テストを同じ方法ですべての場所で、最新のチャネルプ ランによって実行できます。 能と、Viavi Solutions™ ステルス・デジタル・アナライザ(SDA)製品に採用さ 5585842) を統合しています。 強力なステルス・スイープ技術によって、DSAM-6300 はヘッドエンドとハブ サイトにある既存の SDA ラック・マウント・スイープ装置(SDA-5500 および SDA-5510) と連携します。さらに、DSAM-6300 メーターは、SDA-5000 メー ターと並行してスイープを測定できます。大がかりなネットワーク変更は不要 です。 4 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) DSAM 詳細機能一覧 特徴 アナログおよびデジタルのキャ リアレベル検証 デジタルキャリア品質 (QAM キャリア) 機能 モデル 2000 2300 デジタル・パワーレベル チルト (1~12 チャネル) ミニスキャン (1~12 チャネル) フルスキャン (1~999 チャネル) アナログ・キャリアのキャリア対雑音比 ハム SmartScan™ オプション オート・プリアンプ付きスペクトラム・アナライザ オプション オプション MER/EVM 測定 FEC前後の BER(64、128、256) ディープ・インタリーブの BER(128、4 または 128、5) オプション オプション Digital Quality Index™(DQI) AGC ストレス エラー秒数/重大エラー秒数 イコライザ・ストレス、 チャネル内応答、群遅延 QAM イングレス オプション オプション オプション オプション オプション オプション リターン・ループバック イングレス・チェック用ローカル・アップストリーム・スペクトラム リターン QAM ジェネレータ オプション オプション オート・プリアンプ付きスペクトラム・アナライザ オプション オプション PathTrak リターン・スペクトラムのフィールドビュー オプション オプション オプション オプション PathTrak MACTrack のフィールドビュー QAM オプション オプション オプション オプション 周波数帯域拡張、110 MHzまで DOCSIS/EuroDocsis テスト 6300 アナログ・ビデオおよびオーディオ・パワーレベル コンスタレーション (64、128、256) アップストリーム物理検証 3300 DOCSIS 2.0/1.1/1.0 テスト下り 1 波 ×上がり 1 波 DOCSIS 3.0 ボンデッド・キャリア・テスト 下り 8 波 × 上り 4 波 ダウンストリーム MER/EVM、FEC 前後の BER ダイナミック DOCSIS レンジと登録 ケーブルモデムモード構成ファイルの検証 アップストリームチャネルの選択 アップストリーム伝送レベルおよびヘッドルーム ケーブルモデムおよび CPE MAC クローン作成 CableLabs 発行の証明書 IPv6 互換性 — ケーブルモデム Dual MAC/BPI+ 証明書 5 DSAM 詳細機能一覧(Continued) 特徴 DOCSIS/EuroDocsis サービス テスト イーサネットテスト モデル 機能 2000 3300 パケット損失 オプション スループット — アップストリームおよびダウンストリーム (最大 DOCSIS 3.0 レート) オプション ü ü ü Ping オプション ü ü ü ü ü VoIPCheck — VoIP テスト (MOS、パケット損失、 ジッタ、遅延) オプション オプション オプション オプション スループット —(DOCSIS 2.0 レート) オプション ü ü ü パケット損失 オプション ü ü ü Ping オプション ü ü ü ü ü ü ü オプション オプション ü ü オプション オプション オプション ü ギガビットイーサネット オプション スループット — (DOCSIS 3.0 レート)最大 400Mbps ダウン Forward Sweepless Sweep™ リバース・アラインメント ü フォワード (ダウンストリーム) スイープ オプション リバース (アップストリーム) スイープ オプション リターン・ループバック HFC ネットワークの検証 ü 定期自動テスト 実証テスト ホームネットワークの検証 自動テスト ü ü ü ü ü ü ü ü オプション ü ü ü イングレス抵抗テスト (IRT) ü ü ü ü LST-1700 リモート・トランスミッタの FDR 機能による障害場所 の特定 ü ü ü ü テストポイント補正 ü ü ü ü SmartID 最新同軸プローブ対応1 ü ü ü ü DSAMobile iPad アプリケーション オプション オプション オプション オプション WiFi 対応(USB)2 オプション オプション オプション オプション ホーム検証 オプション オプション オプション オプション ビデオ自動テスト ü ü ü ü ケーブルモデム自動テスト ü ü ü ü 組み合わせ自動テスト (ビデオおよびケーブルモデム) ü ü ü ü パフォーマンスの実証(定期自動テスト) ü ü ü ü オプション オプション オプション オプション StrataSync による RF、WiFi、 またはイーサネットの同期 ü ü ü ü Secure Sync™ — RF のファイアウォールを介した同期 ü ü ü ü 10/100/1000 イーサネットジャックを介した IP テスト Web ブラウザ その他 6300 ü CM 診断ページの表示 RF ネットワークの検証 2300 光パワーメーター対応(USB)MP-60A および MP-80A ü ü ü ü P5000i ファイバ検査スコープ対応1 オプション オプション オプション オプション QAM イーグレス オプション オプション オプション オプション ü ü ü ü 1 StrataSync アセット管理 — 1 年契約 1. このオプション対応のファームウェアは標準装備ですが、ハードウェア付属品の購入が必要です。 2. このオプション対応のファームウェアはオプションで、ハードウェア付属品の購入が必要です。 6 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) 特徴 チルトモード 信号レベル・メーター ける、チャネル・レベルの前方傾斜が表示されます。DSAM 画面の下部に表 DSAM ファミリーは、従来のアナログ・ビデオおよびオーディオ・レベル用の SLM テスト機能に加えて、きわめて正確な Viavi digiCheck™ デジタル・パワ チルトモードでは、周波数スペクトラムのローエンドおよびハイエンドにお 示されるレベル変動から、周波数の歪みに対する振幅度のおおまかな指標 が得られます。これらの結果に基づいて技術者は、回線終端の最適平坦性 ー・レベル測定をサポートしています。さらに、 アナログ・キャリアの C/N 測定 を得るにはどのイコライザ・パッドを選択するか、判断できます。 に、64/256 QAM キャリアのエラー秒数/重大エラー秒数も測定できます。 こ ハム解析モード デジタル・サービスの受信をを検証できます。DSAM-2000、-2300、-3300、お ムを測定します。この装置はバッテリー駆動なので、測定は接地ループの影 能力も標準装備されています。その他、MER および FEC 前後のBER と同時 れたのテストによって、技術者は適切なマージンおよび品質仕様の範囲内で、 ハム解析モードでは、 スクランブルのかかってないアナログ・チャネルのハ よび -6300 では、ディープ・インタリーブ変調(j=128、i=5)が含まれます。な 響を受けず、主回線から隔離されています。アナログ・チャネルの重大ハム お、DSAM はダウンストリーム・キャリアを完全に 1 GHz まで解析できます。 は TV 上にビデオ画面を横切る単一の(60/50Hz) 、 または二重の(120/100 Hz)水平バーとして表示されます。ハムの表示は、1000Hz を下回るすべて の周波数コンポーネントのコンポジット・レベルと同時に、基本のハム周波 数を示します。周波数グラフには、基本周波数とともにより低いレベルの隣 接周波数が表示されます。この表示は、ハム発生源の証拠となる痕跡を示 すことで、 その確定に役立ちます。 Digital Quality Index™(DQI) Viavi 独自の品質評価インジケータである DQI は、QAM ストリームの全体 的な質を示し、断続的な問題の追跡に役立ちます。指標の評価は 10 段階 (0 ~ 10) で分かりやすく、10 が最高品質です。この測定のより高感度な最 新 DQI アルゴリズムによって、技術者は HDTV および HSD サービスに影 響する RF ドメイン問題を素早く容易に捉えて隔離できます。DQI はまた、 従来の測定では見逃されてきたエラーも検出します。測定結果は 180 秒履 歴グラフに表示されるので、断続的に発生する問題を容易に識別できます。 デジタル・チャネルのレベル・モードでは、信号レベルおよび MER を測定し て、BER およびエラー秒数を追跡。 ミニスキャンおよびフルスキャン・モード ミニスキャンおよびフルスキャン・テスト・モードでは、技術者は高周波およ び低周波の、 デジタルおよびアナログ信号を表示できます。 リミットが有効 になっていれば、適切なレベルのヘッドルームがあるかどうかを容易に検 証できます。ミニスキャン・モードでは、DSAM は最大 12 チャネルまで同 時に監視できます。フルスキャン・モードでは、チャネル・プラン全体で最大 999 チャネルまで監視できます。スキャン結果は、見やすい棒グラフまたは 詳細な表形式で表示できます。 DQIでは、MER や BER によって検出されなかった断続的な短期間の欠陥、 また 通常 MER や BER によって検出される定常状態に関する問題を表示。 ミニスキャンでは、同時に最大 12 チャネルまでの信号強度を測定。 7 ビット誤り率(BER)の測定 変調誤り率の測定 BER 測定により、ビット・レイヤで情報がいつ失われたか、 または破損され 低い MER は、雑音、 イングレス、 コンポジットの歪みから生じる伝送品質劣 たかを明らかにすることで、 システム内でのインパルス干渉を迅速に検出で きます。DSAM は、FEC 前に検出されたエラービットの数(前 BER)および 化の、最も初期の兆候である可能性があります。信号対雑音比(S/N)に、他 のすべての一過性ではない歪み信号を加えた指標の MER はまた、ヘッド FEC 後の未訂正ビットの数(後 BER) を追跡することで BER を測定します。 エンドから渡された可能性のある位相および振幅の歪みも示します。Viavi エラー秒数と重大エラー秒数の測定 アルゴリズムの最適化で完璧なものにしました。その結果として得られる測 技術者は、断続的ビット・エラーが疑われる接続のトラブルシューティング において長期にわたって発生したエラーを検出するために DSAM を使用 はこの重要な測定を、 カスタム・ハードウェアおよび独自開発ソフトウェア・ 定の正確さは、宅内機器(CPE)の埋め込み診断をはるかに上回ります。 します。1秒経過する間にエラーが 1 つ発生すると、[errored seconds](エラ QAM の感度設定 起こっても、複数起こっても、1 エラー秒としてカウントされます。受信ビ で調整を可能にしました。このメーターには、客観的な測定を提供する errored second](重大エラー秒) レジスタの数値が 1 つ増分されます。 は、CPE から報告されるネットワーク内の MER/BER 問題を追跡できます。 ー秒数) フィールドの数値が 1 つ増分されます。同じ秒内にエラーが 1 つ ット 100 万ビット中の複数ビットが同じ秒内でエラーになると、[severely [errored seconds] フィールドは便宜を図って標準デジタル・レベル・ディス すべての CPE の機能が同じではないので、QAM の感度を設定すること ための、設定可能な高感度デジタル設定機能があり、 それによって技術者 DSAM には、CPE 内の歪み緩和技術によって修正されるように、標準 RF ネ プレイに含まれます。 ットワークのパフォーマンスを測定する標準モードがあります。その高感度 コンスタレーション・モード ジタル処理技術を無効にします。 その結果、修正前の信号品質が明らかにな ネットワーク内のさまざまな要素が、 デジタル・ビデオの品質を損なう可能 性を持ちます。DSAM のコンスタレーション・モード・グラフで表示されるデ ータ・ポイント・パターンに基づいて、技術者は素早く容易にデジタルビデオ 問題の原因を解釈・検出・診断できます。 設定は、ネットワーク上で検出されるさまざまな欠陥を修正する、各種のデ ります。QAM の感度設定はグローバルで、DOCSIS モードを含む、すべて の MER および/または BER 測定 モードに影響します。 自動利得制御(AGC) ストレス・インジケータ デジタル・チャネル・レベル測定アイコン上の AGC ストレス・インジケータ は、DSAM が急速に変動する AGC レベルを検出すると表示されます。この 急速なネットワーク増幅器の AGC の変動は、傾斜、 ブロッキング、 フリージン グ、 ケーブルモデムの低速スループット、パケット損失の原因となる可能性が あります。AGC ストレス・インジケータは、 タップからアップストリームにネッ トワーク上の問題のあることを示します。AGC ストレス・インジケータは、 デ ジタル・レベル自動テスト内および、全体結果セクション内に表示されます。 dB デルタ (内部変調制限) dB デルタ測定は、 テストポイントでの最高キャリア・レベルと最低キャリア・ レベルが比較され、 スペクトラム全体での最大差が測定されます。この比 較によって、 より大きく異なるキャリア・レベルによってCPE のチューナーに、 過度な負担のかかることが原因となりえる潜在的な内部変調歪みを早期発 コンスタレーション・モード・グラフ表示のパターンにより、ネットワークの欠陥を 表示。そのパターンの特定によって、技術者は、欠陥の推定原因を解明できます。 見できます。 こうした歪みによって傾向、 ブロッキング、 またはパケット損失 をきたす可能性があります。根本原因としては、特定チャネルにおける過度 なチルト、 ケーブル損失、 または過剰電力が考えられます。DSAM では、 こ の計算は [Video AutoTest] と [Home Certification] の結果表示に組み込 まれています。 DSAM 自体で dB デルタ状態を訂正して、正確な測定を提供することもでき ます。通常、中間、 または高 dB デルタ状態を予測してDSAMを設定すること で、動作負担を最小限に抑え、正確に測定できるようにします。 8 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) QAM イングレス・モード QAM イーグレス・オプション ダウンストリーム・パスのデジタル・キャリア内にあるイングレスの検出は、 QAM イーグレス・オプションは、 リーク監視システムにおけるリークを簡単 は間隔が詰まっているため、複合2次(CSO)および複合3次ビート (CTB)の 事前設定されたスペクトラム解析を提供します。また、 オプションで、発生場 サービスを停止しなければほとんど不可能に近いことです。QAM キャリア ように、不要なフォワード・イングレスまたは歪みは見えなくなります。MER テストによって問題の存在は示されますが、QAM イングレス・モードを使 用することで技術者は、通常通りにサービスを続けながら、膨大なデジタル に検出(および修正の検証)ができるようにするQAM 信号識別子によって、 所の距離や場所特定用指向性アンテナおよび、修理検査/検証用近傍界y (ニアフィールド) アンテナが用意されています。 情報の下に隠れて実際に起こっていることを検出できます。DSAM-2000 、-2300、-3300、および -6300 では、QAM イングレス用のハードウェアやソ フトウェアのオプションがあります。 QAM イーグレス・オプションは、 リーク監視システムによって特定されるリークy (および解決の検証) を単純化。 自動テスト測定 技術者は、QAM イングレス・テストによってライブ・デジタル・キャリア下の膨大 な情報下に隠されて通常は表示できないスペクトラムを監視できます。 リターン QAM ジェネレータ DSAM-3300 および -6300 で標準装備のリターン QAM ジェネレータは、 モバイル 16 および 64 QAM トランスミッタです。QAM-16 または -64 変 調信号をヘッドエンドに返す伝送能力は将来、 データおよび音声チャネル 向け回線能力として、 またネットワークに生じるリターン・パス問題のトラブ ルシューティングにも役立ちます。このオプションを PathTrak™ RPM-3000 で使用すると、ネットワーク問題および歪みを特定できます。 技術者は、1 つのボタンを押すだけで DSAM の自動テスト測定を実行する ことで迅速かつ自動的に、主要なアナログ、 デジタル、DOCSIS ネットワー ク・パラメータの組み合わせをチェックできます。自動テストは、FEC前後の BER、C/N、隣接チャネル・ハム、dB デルタ (内部変調制限) 、AGC、 ストレス・ インジケータ、および FCC 24 時間パフォーマンス実証(PoP) 自動テストを 含む、主要な自動テスト測定で構成できます。 ユーザーは、すべてのテストを隣接チャネル情報およびハムを除いて、チャ ネルごとに実行できます。ユーザーは StrataSync でハム用のチャネルを 選択でき、 システムはすべてのテストについての隣接チャネル情報を計算で きます。ユーザーは、長期にわたって自動テストをスケジュールすることも できます。各チャネルプランには、 それぞれの自動テスト設定が必要です。 スケジュールされるテストはデフォルトで 6 時間の FCC PoP 間隔に設定さ れていますが、ユーザーはその間隔を必要に応じて変更できます。一定間隔 (たとえば 15 分間隔) でスケジュールされたテストによって、技術者は一日 の時間帯によって変化する障害を特定できます。DSAM ではテスト結果が、 新しいユーザー定義の名前付き作業フォルダに自動保存されます。 ロケーション・ファイル フィールド技術者がテスト測定値を保存する際に、 テスト実施場所を記録し ておくことは重要です。ロケーション・ファイルを使うことで、保存ファイルに ついての重要な情報を添付し、容易にソート、 レポートできるようになりま す。 技術者は測定ファイルの保存時に、指示に従って関連ロケーション・デ QAM-16 または -64 変調信号をヘッドエンドに返す伝送能力は将来、 データおよ び音声チャネル向け回線能力として、 またネットワークに生じるリターン・パス問 題のトラブルシューティングに有効。 ータを入力します。 これらのファイルには、作業指示番号、地域、増幅器 ID、 パワー構成などの情報を付加できます。メーターごとに 1つのロケーシ ョン・ファイル(修正可能なデフォルト・エントリ付きテンプレート)が、保存 されているすべての測定ファイルに適用されます。ロケーション・カテゴリ は StrataSync を使ってカスタム編集し実装できます。 9 フォワード・パスでの包括的なアナログおよびデジタル・テスト DOCSIS サービステスト DSAM アーキテクチャでは、 デジタルとアナログのテストが 1 つのユーザ 迅速で正確な DOCSIS RF および IP テストを実行するため、DSAM には ー・インターフェイスに組み込まれているため、技術者はデジタルまたはア ナログのビデオ、DOCSIS 高速データ、 または音声などの区別なく、特定チ ャネルまたは複数チャネルのスキャンを選択できます。アクティブなチャネ ル・プランは、 メーター構成ファイルおよびチャネル・ラインナップとして機能 します。構成要素の広範な選択により、 プラン内の特定チャネルそれぞれで 実行するテスト・タイプを設定します。 DOCSIS 3.0 対応ケーブルモデムが内蔵されています。技術者は DSAM を 使って、既存の DOCSIS 1.X および 2.0 システムのパフォーマンスをテスト できます。DOCSIS 3.0 オプションによって DSAM では、8 ボンデッド・ダウ ンストリーム信号および 4 ボンデッド・アップストリーム信号で完成する、 フ ル DOCSIS 3.0 “gold” システムをテストできます。 また、特定のチャネル・プラン内には、デジタル、 アナログ、および DOCSIS サー ビスそれぞれ用の固有な自動テスト構成が含まれます。ユーザーはメーター を直接構成することも、一連の DSAM メーターのためチャネル・プランおよび 測定ファイルを管理する StrataSync 経由で構成することもできます。複数所有 権の履歴を持ち、多様なハードウェア・アーキテクチャが混在するネットワーク も、DSAM では問題ではありません。監督は、特定のメーター・グループ用に複 数のチャネル・プランを作成するか、 またはネットワーク全体用に1つのチャネ ル・プランを作成してから、必要ならロックしたパラメータ付きでそれらを実装 できるからです。ユーザーは特定プランを [Configure](構成)モードから選択で きますが、多くの場合は [Measurement](測定)内から直接選択します。技術者 はアクティブ・プランを選択した後、測定画面のトップに表示されるプラン名のチ ェックで、正しいプランの選択を確認できます。チャネル・プラン名は参照用に 保存した測定ファイルにも含まれます。単に 2 回ボタンを押すだけで、 自動テス トを構成したチャネル・プランにより、複数のテストが素早く実行できます。 SmartScan™ 概要ビューによって全体パフォーマンスを特定。 レンジおよび登録 DSAM では、ネットワークで必要な構成パラメータを設定し、有効な IP アド RF および周波数の応答問題をタップで識別することは、許容できるチルト レスを取得するために、 レンジのテストおよびヘッドエンド・ケーブルモデ ス技術者やフルフィルメント技術者にとって難しいことも少なくありません。 登録テストでは、回線の特定部分が高速データ伝送に対応できることを検 ーが提供されるので、技術者はタップにおける問題をたやすく見つけることが 通信のいずれかが使用できなくなるまで、 どれだけのマージンが残っている に大きな差のあること、および設計パワー・レベルの変動が理由でサービ SmartScan では、山から谷および傾斜の問題が特定できる単純な正規化ビュ できます。特許出願中の SmartScan テクノロジにより、見やすいグラフィカ ム終端システム (CMTS)の登録をテストできます。DSAM のレンジおよび 証します。レンジテストの結果は、 アップストリームまたはダウンストリーム かを示します。登録テストの結果では、正しい構成ファイルおよび IP アドレ ル・ビューが提供されるため、技術者による解釈エラーが排除され、チルトお スの CMTS による配布が検証されます。 なります。SmartScan の山から谷およびチルトの補償、および個別チャネル・ DOCSIS IP テスト う、技術者による判断を助けます。SmartScan は、DSAM-2000 および -2300 接続経由で実行されます。表示結果では、エラー箇所の特定と修正が必要 よびチャネル・タイプ変動の自動予測と補償によって RF 応答問題が明らかに パワーの合否制限は、問題をタップから上のレベルに上げるか、下げるかとい DSAM では、パケット損失、 スループット、ping を含む IP テストをDOCSIS ではオプションですが、DSAM-3300 および -6300 では標準装備です。 な問題、およびヘッドエンドまたは IP トラブルとして報告する必要のある問 題が示されます。 VoIPCheck オプション DSAM では VoIPCheck により、実装した VoIP 仕様とは関係なく VoIP サー ビスをテストできます。VoIPCheck により IP 問題と RF 問題を迅速に切り 分けできます。表示される測定結果には、パケット損失、 ジッタ、遅延などの パケット 統計や、R 値および平均オピニオン評点(MOS)などの通話品質結 果も含まれます。徹底的な結果解析能力を備えたDSAM では、通話品質問 題の原因が確定でき、 トラブルシューティング処理が高速化できます。 SmartScan が提供する簡単なビューによる、 タップと CPE 間に発生する RF 問題の確認。 10 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) VoIPCheck には、パケット損失、 ジッタおよび遅延とともに、y MOS および R 値も表示。 イコライザ・タップ・グラフには、反射と反射源までの距離を表示。 フォワード・パスとリターン・パスのテストおよびメンテナンス ケーブル設備は双方向通信パスです。CPE と CMTS 間の不可欠なリンクと して、 リターン・パス・アラインメント、 イングレスおよびノイズの緩和は、主 要な予防メンテナンス要件です。デジタルサービスでは、雑音とイングレス を制限することがより重要となっています。雑音とイングレスは、サービスの パフォーマンスが大幅に低下するまでその影響に気づかない場合があるか らです。 ダウンストリーム(フォワード)パスおよび、 アップストリーム(リターン)パス両 方のテストおよびメンテナンスをするために設計されている DSAM-6300 では、HFC ネットワーク・メンテナンスでオプティクスを使用し、技術者にス イープ能力および、信号レベルおよび品質の測定を実行し、 イングレスおよ び雑音を解析する能力を与えます。 レベル・モードでは、 タップ関連問題があると EQ 警告を表示。 イコライザ・オプション DSAM では、DOCSIS レシーバ・イコライザ・タップのグラフ表現を与えるイ コライザ・オプションが提供されます。技術者はこのオプションによって、反 射の問題を迅速に解明できます。レベル測定モー ドでは、 このオプション を持つ装置は技術者にイコライザ制限上の問題の警告を提供します。技 術者は単にイコライザ・モードに切り替えて、マーカー付きのグラフを表示 し、制限を越えるタップを特定し、反射源までの距離を計算できます。この モードではまた、対象チャネルのチャネル内応答およびグループ遅延、サッ クアウトまたはダイプレックス・ロールオフが原因の、狭帯域 RF 伝送問題 の技術者によるトラブルシューティングに役立つ、調整済みチャネルも表示 されます。 チャネル内応答およびグループ遅延の測定は、技術者による狭帯域 RF 伝送問題 のトラブルシューティング支援。 11 アプリケーション 空いているスペクトラム・エリアでは、SDA-5500 ヘッドエンド・トランシーバ Sweepless Sweep® モード までの建造物および設備の内線に非常に便利です。 によって、指定周波数にスイープ・ポイントを挿入できます。これは、1 GHz Viavi Sweepless Sweep モードは、サービス技術者がフォワード・パス・アラ インメントおよび特定の周波数応答問題をチェックするための、経済的なソ リューションを提供します。このモードでは、 フォワード・スペクトラム全体が スキャンされ、 ディスプレイ すべてのレベルにわたる (メーター構成で定義 されている)すべての周波数が表示されます。技術者は、 このスキャンによ ってノード増幅器の受信を調整でき、参照値の保存によって表示を正規化 できます。結果の表示は、平坦なゼロ・レベルのトレースになります。RF 増 幅器の出力テストポイントへプローブを移動すると、増幅器に起因するす べての変化が、参照値表示(基準値)からの偏差(デルタ) として表示されま す。技術者がカスケードを下がるにつれても同一参照値(基準値)が使用さ れるため、後続増幅器の位置を調整し、各ケーブル・セグメントの効果を補 償するシンプルなツールが提供されます。ユーザーは、 フォワード・スイー プ・オプションによってヘッドエンド・レベル変更の効果を隔離して、 より正 確で連続的な参照スイープを提供できます。参照するアクティブなキャリア がない場合は、 スイープレススイープ機能もスペクトラムの部分調整に役 立ちます。 フォワード・スイープでは独自の参照方法により、アナログまたはデジタルのキャ リアに一切干渉しないで、 システム内の問題を正確検出。 リバース・スイープ オプション リターン・パスには問題がより起こりやすいため、少なくともフォワード・パ スと同じ頻度でメンテナンスをして、すべての欠陥を迅速適切に解決する 必要があります。リターン・パスをクリーンに保つベストプラクティスの 1 つ は、アクティブなリバース・スイープ・メンテナンス・プランに従うことです。 DSAM-6000 はリバーススイープ・トランスミッタを内蔵しているため、外部 でキャリアを生成する必要はありません。リバース・スイープは、定常波また はダイプレックス・フィルタとして顕在化した不一致問題を明らかにできま す。 これらの問題は、 リバース・バンドのサービス品質をひどく劣化させる可 能性があります。 スイープレススイープ機能は、 フォワード・パスのスイープにアクティブなチャネ ルを使う、 ケーブルシステム・インテグリティの迅速なチェック方法を提供。スイ ープ・ポイントの追加も必要なく、 フォワード・パスのヘッドエンド装置も不要。 フォワード・スイープ オプション フォワード・スイープの間、既存のビデオ・キャリア (デジタルまたはアナロ グ)参照はヘッドエンドまたはハブ・サイトのソースで継続されます。 ソース のすべての個別信号レベルでの変更による、偶然で無関係な変動応答の可 能性がすべて排除されます。 DSAM-6300 は迅速なフォワード・スイープ能力を持ち、 デジタル・チャネル が多いシステムでは特に、 この能力が役立ちます。QAM 信号の密度が高い スペクトラム・エリアでは、 それらの信号が SDA-5500 のあるヘッドエンド では参照され、DSAM-6300 のフィールドでは測定されるため、 スイープ信 号挿入の必要はなく、加入者への干渉の可能性がすべて回避できます。ス イープの連続的な参照は、ヘッドエンド・レベルのドリフトの影響を最小化 して、 より安定した正確な測定をもたらします。 12 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) スイープ・プランの密接したリバース・スイープ・ポイントは、 より高い分解能で全 体の リターン・パスを表示して、 アップストリーム伝送パスにおける不一致やその 他の問題を検出。 リターン・アラインメント 強化ダウンストリーム・スペクトラム DSAM-6300 では、SDA-5500 または SDA-5510 における実際のレシーバ・ 技術者は、 スペクトラムの状態を表示して、チャネルがシフトしたかどうか、 キャリアが紛失しているかどうか、 またはチャネル内周波数応答問題がある かどうかなど、 トラブルシューティングできる必要があります。ほとんどの技 術者は、高価なスペクトラム・アナライザを必要としません。DSAM の強化ダ ウンストリーム・スペクトラム機能は技術者に「日常の使用」 スペクトラム・ア ナライザしとて使用できます。ユーザーは 330 kHz または 30 kHz の 2 つ の分解能帯域幅 (RBW) 設定のいずれかを選択し、各周波数ステップの測 定に費やす時間(アナライザの「ドウェル時間」 ) を 1 ~ 25 ミリ秒で調整でき ます。またユーザーは、 テスト・モードを切り替えることなく、4 MHz から 1 GHz まで、10 または 50 MHz 刻みで、測定周波数を表示できます。さらに、 リターン・パス周波数を表示する場合、技術者は内部ロー・パス・フィルタを 有効にして、 メーター入力の相対的にハイレベルな高い周波数が原因の内 部変調歪みを排除し、 よりクリーンなアップストリーム・ビューを得ます。 レベルを表示することで、 メンテナンス技術者にリターン・アラインメントの シンプルなワンマン・ソリューションを提供できます。この能力はファイバ・ ノードのリターン・アラインメント検証、 または全体的なシステム損失の検 証に役立ちます。 フォワード結合器 スプリッタ ヘッドエンドまたはハブサイト 配信設備 Optical transmitter Optical transmitter Optical transmitter 出力 入力 フォワードスイープ メーターはスイープパルスおよび 、ヘッドエンドまたはハブサイトか ら伝送された参照レベルを受信し て、 レベル差(デルタ)を表示。 SDA-5500 リバース結合器 出力 入力 SDA-5510 光トラン スミッタ ノード 光トラン スミッタ ノード 光トラン スミッタ ノード リターンスイープ メーターが生成スイープパルスがフィールドより 伝送され、ヘッドエンドまたはハブサイトで受信。 リターンスイープ ヘッドエンドまたはハブサイトが、受信したスイープパルスレベルを 元のフィールドメーターに送り、 レベル差(デルタ)を表示。 リターン・ループバック リターン・ループバックは技術者に、DSAM トランスミッタが信号を出力ポ 技術者は強化ダウンストリーム・スペクトラム機能を搭載したDSAM を 「日常の使 用」 スペクトラム・アナライザしとて使用可能。 ステムをもたらします。技術者はこの能力によって、 リターン増幅器の利得 FieldView™ オプション ートから送信して、入力ポートで受信して測定するという迅速な閉ループ・シ をチェックして事前設定したり、受動デバイスの損失またはパフォーマンス を検証できます。 ヘッドエンド・スイープ機器 DSAM-6300 では、1 人のユーザーがフォワード・ (ダウンストリーム)および リバース・ (アップストリーム)パス・アラインメントを同時に実行できます。 複数のフィールド技術者によるリバース・テストでは、 ラック・マウント・モデ FieldView(フィールドビュー) によって、Viavi PathTrak リターン・パス監視 システムとDSAM-フィールド・メーター間の通信が可能になります。Viavi HSM-1000 は、PathTrak からフィールド・メーターにスペクトラム測定値を 送信し、 そこで DSAM により結果が表示されます。ローカル・スペクトラム 測定値と PathTrak からの測定値を比較することで、 フィールド技術者はリ ターン・パス・イングレス問題を迅速に解決できます。 ルの SDA-5510 ヘッドエンド・リバース・スイープ・マネージャで、最大 10 人 までの技術者のノードから構成されるクラスタ上の、 リバース・スイープを 実行できます。SDA-5500 トランシーバを SDA-5510 レシーバと併用する と、 フル フォワードおよびリバースのスイープ・アラインメント・ソリューショ ンが実現します。SDA-5510 は、専用リバース・アラインメント・アプリケーシ ョンのリモート・ハブ・サイで、 スタンド・アロンとしても使用できます。 オプションの FieldView 機能により、 リターン・パス・イングレス確定の成功率お よび効率を大幅改善。フィールド技術者は、Viavi PathTrak リターン・パス監視シ ステムが受信したリターン・スペクトラムを表示可能。リモート・スペクトラムとロ ーカル・スペクトラムの表示をメーター上で比較可能。 13 Field View QAM™ オプション 独自の FieldView QAM オプションによって技術者は、 スペクトラム・アナ ライザやスイープ・ツールでは不可視のアップストリーム障害を表示でき ます。クリーンなスペクトラムを従来のスペクトラム解析ツールで監視する と、汚れのないリターン・パスが表示されても、CMTS その他のレポート・ツ ールによる全体ノード品質報告書に、低い品質評点の示される場合があり ます。複数の技術者チームが同時に何週間も、 そのノードでのノイズの問 題一掃に作業を続けた後でさえ、 その可能性があります。FieldView QAM によって技術者は、マイクロ・リフレクション、 インバンド周波数応答、およ びグループ遅延問題を素早く特定できます。DSAM とともに PathTrak の MACTrak™ テクノロジを備えれば、技術者は容易にリターン・パス・キャリア の全体品質を検証できます。 P5000i ファイバ検査スコープ対応によってフィールド技術者は、 「接続前の点検」 を励行して、 クリーンな表面と最適接続を保証できます。 SmartID 革新的な Viavi 最新同軸プローブ対応により、 きわめて迅速で包括的なホ ーム・ネットワーク認定ができ、 トラック・ロールの繰り返しが排除され、 コス トが低く効果の高いトラブルシューティングが可能になります。 DSAMobile™ iPad アプリケーション 敷設技術者は現在、最大のスキル課題に直面していますが、なお最も重要 な統合戦略的タスクの 1 つを実行しています。 これは長期にわたる顧客満 足に影響します。これらの技術者には、包括的テストの迅速な実行と、合格 テスト結果を中央集中型システム (StrataSync)にアップロードする、信頼で きるパフォーマンスの保証が必要です。DSAMobile iPad アプリによって、 シ ンプルで直観的なユーザー・インターフェイスが提供され、技術者の既存メ ーター(XT 付き DSAM)との併用で、 テストおよびデータ収集の簡易化によ って、ホーム・ネッ トワーク内のリモート・トラブルシューティングが可能にな ります。iPad アプリを WiFi インターフェイスと一緒にインストールするだ けで、ホーム・ネットワーク中のリモート・トラブルシューティングが可能にな FieldView QAM ダッシュボードには、 そのキャリアをについてのさまざまな測定 値が表示され、ユーザー指定制限外の結果をカラー表示。より詳細な結果を表 示させる場合、技術者はダッシュボードから個々の測定パラメータを選択し、各測 定の全画面表示に直接切り替え可能。 ります。StrataSync に直接連結して、ホーム認証データを管理し、結果を自 動的に同期し、技術者によるネットワーク運用を簡易化します。完全なホー ム認証結果を 1 画面で見ることができるので、 トラブルシューティング時間 が短縮されます。 WiFi オプション WiFi オプションによって、USB WiFi アダプタの接続が可能になります。WiFi ネットワークの強度および接続性、 またはテスト・データの StrataSync への 伝達を検証できます。 光パワーメーター オプション 光パワーメーター・オプションによって、USB パワーメーター(Viavi MP60A または MP80A)の接続が可能になり、 ノード・ライト・レベルの検証やトラブ ルシューティングができるようになります。 P5000i ファイバ検査スコープ FBPTシリーズのビデオ・プローブ・マイクロスコープは、業界標準ファイバ検 査ツールです。持ち易く片手で楽に操作できるため、パッチパネルの裏や 光デバイス内に設置された手の届きにくいコネクタの検査も、簡単で快適 に行うことができます。DSAM と一体化すれば、 ノードのファイバ接続を迅 速に検査して、 クリーンな表面と最適な運用を保証できます。インテリジェン トなファイバ・マイクロスコープがファイバ検査による当て推量をなくし、顧 客向けネットワーク接続と、可能な限り最高のユーザー・エクスペリエンスの ため、信頼性の高い客観的なファイバ接続解析を提供します。 14 デジタル・サービス・アクティベーション・メーター(DSAM) DSAMobile iPad アプリによって技術者は、包括的なテストを迅速に実行し、信頼 できるパフォーマンスを保証。 StrataSync(ストラタシンク) StrataSync はクラウドベースのホスト・アプリケーションで、Viavi 計測機器 のアセット、構成、およびテストデータ管理を提供します。StrataSyncは、在 庫、検査結果、パフォーマンスデータをブラウザベースでどこでも簡単に管 理し、技術者や機器の効率を向上させます。 yy ハードウェア対応プラン yy 校正—工場および現場 yy 緊急貸出 yy 技術アシスタント yy 管理下在庫 yy 設置および試運転サービス yy ソフトウェアのアップグレード・サービスおよびメンテナンス yy 製品トレーニング PLUS 対応プランは修理、校正、および貸出処理を合理化して、対応コストお よび費用対効果を予測可能にし、 また管理負担を大きく軽減します。Viavi 対応プランによって安心が得られるため、ハードウェア投資が十分に保護さ れていること、機器が使用可能で、満足な機能で、更新もされていることの自 覚が高まります。 Viavi はお客様のサポートニーズが多様であることを理解していますので、 StrataSync ダッシュボード画面 StrataSync は以下を提供します。 yy フィールド担当者は、 ファームウェアのアップグレード時期および計測機器オ プションの発売時期を直ちに知ることで、最大の能力および効率で対応できま す。担当者が事前にアプリケーション予告通知を受信することで、特定グルー プおよび個人への配布が管理されます。 yy アセットおよび構成の管理 — ユーザー認可の標準テンプレートの保証によ り、計測機器が特定の構成に割り当てられます。ユーザーがアセット・データ、 モジュール、構成、 テスト・プランおよびスクリプト、 テンプレートおよびグルー プを監視して更新することで、正しい計測機器構成を持つ技術者による最初 の測定成功率が増加し、反復率が削減されます。 yy テスト・データの管理 — 共通テスト・データ・リポジトリにより基本パフォーマ ンスが実現して、 プロアクティブ・メンテナンスの傾向解析が可能になり、信頼 性と顧客満足が改善されます。StrataSyncはまた、 ファイル・ストレージ、 プリ ント、エクスポートを実行し、 クリアなダッシュボードおよび基本報告書が提供 されます。 yy What’s New@Viavi — Viavi からリリース・ノートおよびトレーニング資料を 含む最新コンテンツへのタイムリにアクセスでき、 フィールド担当者が常に訓 練され、情報に通じ、知識が更新されていることが保証されます。 VIAVI PLUS™ Viavi PLUSは、通信ネットワーク事業者の競争、 コ ンバージェンス、および複雑性要求を満たすために 役立つサービス·ソリューションセットを提供します。 Viavi PLUS には、 テストおよび測定の専門知識とリーダーシップが活用さ れ、サービスプロバイダによる高品質で収益性の高い次世代電気通信サー ビスの実装を助けます。 PLUS Deployment and Support(配備およびサポート) では、包括的な標 準サービスの提供により、試運転、可用性、機能性、および Viavi ポートフォ リオの理解が保証されます。 常にお客様とともに考えて、お客様のニーズに適うハードウェア・サービス・ サポート・プランを見出すように努めます。Viaviが提供する 各サポート・プ ランでは、修理、校正、緊急貸出、最新交換、技術アシスタント、および製品ト レーニングなど、多様なレベルのサポートがあります。 Viavi の優れたメンテナンス・サービス・センターは世界中にあり、 グローバ ルなお客様ベースにサービス機器を、迅速で効果的にお届けします。これ らのセンターでは毎月、 さまざまに洗練されたテスト機器および計測機器を 網羅する、数千台を処理しています。Viavi が持つこのコア能力と全国的に 展開する提携企業を加えて、 テスト機器の設置ベース全体のカバレッジを保 証し、最高品質のサービスをご提供しています。 PLUS Gold yy 製品修理(故障または非故障)すべての独自開発エンジニアリング変更の更 新を含む yy すべてのトランザクションの優先サービス yy 基本またはプレミアム技術アシスタントセンターの利点 yy 基本製品トレーニング yy 緊急貸出機器 yy 基本および/または最新カスタム・トレーニング PLUS Silver yy 製品修理、すべての独自開発エンジニアリング変更の更新を含む yy 製品校正 yy すべてのトランザクションの優先サービス yy 基本技術アシスタント・センターの利点 yy 基本製品トレーニング PLUS Bronze yy 製品修理(すべての独自開発エンジニアリング変更の更新を含む) yy すべてのトランザクションの優先サービス yy 基本製品トレーニング yy 技術アシスタント・センターによる技術サポート 15 完璧な高速データおよびIPサービスを提供するための共通の技術を採用 Viaviが使用される理由! Viavi には、 ケーブル・ネットワークをスケーラブルなハードウェアおよびソ するために、DOCSISが規格化されたとき、ViaviはDSAMを導入しました。 統合してきた長い歴史があります。革新的な SAM と数々の特許技術(ステ ケーブル・モデム要素および PC ベースの管理/ファイル・システムが統合さ 従を許さない、 スイープ・メーター・ソリューションを Viavi はお届けします。 DSAM および関連製品の詳細については下記のウェブサイトをご覧くださ フトウェア・プラットフォームで保持するために、高機能と最新テクノロジを ルス・スイープ)の統合により、最新のテストおよび測定実行能力で他の追 SDA-5000 製品シリーズに統合されたこれらの機能によって、Viavi はいち 早く業界最先端の地位を獲得しました。 DSAM デジタルサービスメーターには、衆知の Viavi SAM 機能と DOCSIS れています。 い。viavisolutions.com 〒163-1107 東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー7F 電 話:03-5339-6886 ファックス:03-5339-6889 Email: [email protected] © 2015 Viavi Solutions, Inc. この文書に記載されている製品仕様および内容は予告 なく変更されることがあります dsamfam-br-cab-tm-ja 30176157 913 1014 viavisolutions.jp
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