さや管ヤリトリ継手注意事項

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さや管ヤリトリ継手の施工方法の注意点
2015年6月
C.C.BOX管路システム研究会
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ダミー管の設置は、1路線で1箇所とする。
ダミー管を使用しない片方は、端末用さや管を必ず奥まで差し込む事とする。
ロータス管には、端末用さや管(1100mm)を必ず使用する。【最大移動を想定した場合、ストッパーとなる為】
ハンドホール間(1路線)でさや管ヤリトリ継手は1箇所の使用とする。2箇所以上の使用は不可とする。
さや管ヤリトリ継手は、さや管の補修目的には使用不可とする。
さや管ヤリトリ継手の切断使用は厳禁です。また、調整管の長さ寸法は厳守でお願いします。
【ダミー管の設置は、1路線で1箇所の理由】
●起点側、終点側ともにダミー管を使用の場合
ダミー管
さや管ヤリトリ継手
300㎜
ダミー管
端末用さや管(1100㎜)
300㎜
端末用さや管(1100㎜)
800㎜の挿入
<波乗り現象でさや管が片方に寄った場合(最大移動時)>
300㎜ + 300㎜ = 600㎜ ←移動
<結果>
× 必要な伸縮量が
取れないため
200㎜
熱伸縮(150㎜)+地盤変位(210㎜)が発生すると抜ける。【360
㎜】
800㎜ - 600㎜ =200㎜
◎片方のみダミー管を使用
さや管ヤリトリ継手
ダミー管
300㎜
端末用さや管(1100㎜)
ダミー管不要
300㎜
端末用さや管(1100㎜)
※さや管1100㎜を奥まで挿入する。
【端末用さや管】
端末用さや管】
1100㎜の挿入
<波乗り現象でさや管が片方に寄った場合(最大移動時)>
300㎜ + 300㎜ = 600㎜ ←移動
<結果>
〇 必要な伸縮量が
取れる
※左右のハンドホールからのさや管端位置が違う為、
施工後の出来形管理は速やかに工事発注者(担当者)とご確認下さい。
【別紙 出来形管理確認図 参照】
500㎜
熱伸縮(150㎜)+地盤変位(210㎜)が発生しても抜けない。【360㎜】
(L=70m、ΔT30℃)
1100㎜ - 600㎜ =500㎜