チャペルへの招き 2009

◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルヘの招き
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を
傾ける。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に
指定のボックスに入れる。
2009 年 4 月 10 日
№349(2009-1 号)
明日のことは明日自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である。
(マタイによる福音書 6 章 34 節b-c)
春季キリスト教強調週間のご案内
4 月 21 日(火)∼23 日(木)の 3 日間
講師として牧田吉和先生をお招きしてチャペルでお話していただきます。
講師:牧田 吉和(まきた よしかず) 先生
(日本キリスト改革派山田教会牧師)
テーマ:「神と共に生きる喜び」
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
チャペルへの招き週間
チャペルへの招き週間
4月13日(月)
担 当 木村一雄
(本学非常勤講師/日本基督教団琴平教会牧師)
4月6日(月)
チャペル・オリエンテーション
題
マタイによる福音書17:1-8
讃美歌 21-326
聖
書
奏
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
4月14日(火)
担 当 北村易則(図書課職員)
題 目 あなたも見ていたのか
聖 書 ルカによる福音書23:13-25
讃美歌 Ⅱ-167
4月7日(火)
奏
奏
楽 野町太郎
4月16日(木)
担 当 平本 譲(子ども福祉学科准教授)
題 目 悩みことの意味
聖 書 マタイによる福音書 11:28
讃美歌 Ⅱ-167
4月9日(木)
奏
4月10日(金)
担 当 速水清隆
(宗教委員長/人文学科教授)
思い悩むな
聖 書 マタイによる福音書6:34
讃美歌 Ⅱ-167
奏 楽 野町太郎
目
楽 野町太郎
4月15日(水)
担 当 得永幸子(子ども福祉学科教授)
題 目 こころ貧しい生き方
聖 書 マタイによる福音書5:1-2
讃美歌 Ⅱ-167
4月8日(水)
題
目 君は愛されるために生まれてきた
楽 野町太郎
4月17日(金)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 エマオ途上
聖 書 ルカによる福音書24:13-35
讃美歌 Ⅱ-167
奏
楽 野町太郎
十字架を見上げて
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
本年度はチャペルアワーを 4 月 10 日に始めることとなった。勿論、年度によって多
少のずれはあるものの、チャペルアワーの開始日、即ち、授業開始日に大きな違いはな
い。しかし、今年はとりわけ特別な思いもって、始められようとしている。
日本では、キリスト教の祭りといえば、誰もがクリスマスを覚えるのであるが、実は
キリスト教会、また、キリスト教国では、イースターが最も重要な祝祭日である、と言
える。イースターとは、十字架上で死なれたイエス・キリストが 3 日目に甦られた記念
する「復活日」であり、イエス・キリストを信じる者は、罪から解放され、天に属する
者とされたことを覚え、復活の喜びと希望に与る日である。ところが、このイースター
は太陰暦に基づくため、毎年日にちを異にする移動祝祭日であるため、現在の暦に生き
る私たちには多少分かりづらいところがある。昨年は、3 月 23 日というまだ肌寒いとき
に迎えたが、今年は 4 月 12 日にイースターの喜びを祝うのである。
そして、今年の 4 月 10 日は「Good Friday(聖金曜日)」として過ごすわけである。
この日は、イースターから数えて 3 日前、イエス・キリストが十字架に架かられた、そ
の日である。聖書によると、午前 9 時に主イエスは磔にされたが、昼 12 時には全地が
暗くなり、午後 3 時に息を引き取られた、とある。
この Good Friday をもって、2009 年度のチャペルアワーの歩みを始めることに、私
は大変大きな意味を覚えている。私たちの四国学院大学はキリストの十字架を基盤とし
ていることを深く再認識して、この年の四国学院大学の歩みを始めよとの、示しである
ように、私には思われるのである。
6 日にもった各学部別のチャペル・オリエンテーションにおいて、例年のように、チ
ャペルやチャペルアワーの紹介とそれへの招き、また、宗教センターの活動への参加の
呼びかけを行ったが、それに先立ち、四国学院大学の建学の精神に語らせていただいた。
当然のこと、建学の精神がチャペルに直接的に表されているからであり、その確認なく
しては、チャペルの案内をしても虚しいものではないか、と考えたからである。
四国学院に集められた新入生、一人ひとりがこの認識に立って、学院での大学生活を
始め、またこの基盤に立って歩み続けてほしいと願うのは、当然のことであるが、その
教育を託された教職員もまた、常に建学精神を持って学生に対していく必要が、また、
それぞれに与えられた働きを為していくことが、求められてはいないでしょうか。
2009 年度のチャペルアワーは、主イエスが十字架に架かられた Good Friday から始
まります。心静め、主イエスの十字架を見上げて、この年を始めたい。そして、この十
字架への熱い思いを、この 1 年も持ち続けられるチャペルでありたい、と願っている
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を傾け
る。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に指定
のボックスに入れる。
チャペルヘの招き
2009 年 5 月 4 日
№350(2009-3 号)
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。
これがわたしの掟である。
友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。
(詩編 121 編 1 節-2 節)
◆◆宗教ンターからお知らせ◆◆
☆礼拝堂にある、パイプオルガン・リードオルガンを弾いてみませんか?
宗教センターでは、パイプオルガン・リードオルガンを
弾いてみたいという学生に対して個人レッスンを行っています。
ぜひこの機会にパイプオルガンに触れてみてください。
(詳細については宗教センターまで)
☆留学生と共に日本語で聖書を読む会について
清泉礼拝堂玄関ホールにて留学生と共に聖書を読む会を始めます。
留学生の皆さん、そして学生の皆さんも聖書を一緒に読んでみませんか?
日時:毎週木曜12:45∼13:25
場所:清泉礼拝堂玄関ホール
第 1 回 5 月 7 日(木)
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
特集:建学の精神を考えるⅡ
応用社会学科週間
5月4日(月)
祝日のためお休みです
5月11日(月)
担 当 山﨑和明(応用社会学科教授)
題 目 下流志向との闘い
聖 書 ヨハネの黙示録3:17
讃美歌 9
奏
5月5日(火)
祝日のためお休みです
5月12日(火)
担 当 逢坂十美(応用社会学科教授)
題 目 「目が開け」るとき
聖 書 ルカによる福音書24:28-35
讃美歌 9
奏
5月6日(水)
振替休日のためお休みです
(社会福祉学部長/社会福祉学科教授)
迷い出た羊のたとえ話
聖 書 マタイによる福音書18:10-14
讃美歌 23
題 目
奏 楽
野町太郎
5月8日(金)
担 当 橋本一仁
(社会学部長/カルチュラル・マネジメント学科教授)
キャンパスには光があふれ、そして友がいた
聖 書 ヨハネによる福音書15:12-14
讃美歌 23
奏 楽 野町太郎
題 目
楽 野町太郎
5月13日(水)
担 当 土井省悟(応用社会学科教授)
題 目 銀行と私たち
聖 書 マタイによる福音書25:14-30
讃美歌 9
奏
5月7日(木)
担 当 金 永子
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
楽 野町太郎
5月14日(木)
担 当 山﨑和明(応用社会学科教授)
題 目 世界につくす使命は重し
聖 書 ルカによる福音書12:48b
讃美歌 9
奏
楽 野町太郎
5月15日(金)
担 当 ムアンギ ゴードン(応用社会学科教授)
題 目 愛がなければ…
聖 書 コリントの信徒への手紙一13:1-3
讃美歌 9
奏
楽
野町太郎
エマオ途上
丸畑幸夫(教育学科教授)
人は自分に生じ来る高次な精神的経験を突然の様に感じる事があるが、それはその日までに彼の心で
準備されたものの実であることが多い。私たちは霊的に高い経験をすることを期待するならば心に準備が必
要である。
エルサレムからエマオへの 11 キロあまりの道を二人の弟子が歩いていた。その時、自分たちと共に歩いてく
ださった方はイエスだとは認識できなかった。「目はさえぎられイエスだとはわからなかった」が、後に「彼らの目
が開かれたのでイエスだとわかった」と聖書は記している。すなわち開眼への道程である。
人生の道程で最も大切なことは素朴なイエス・キリストにお会いすることである。ディケンズはその著の中で
こう言っている。「子供たちよ、あなたたちにイエス・キリストの一代の出来事について知ってもらいたいと思う。
誰だってキリストについて知っていないといけないのだよ。」と。人はその一生のうちで最も大切な出会いはキリ
ストとの出会いである。有名な「エマオ途上」の出来事は美しい記事である。
レンブラントの画(パリ・ルーブル所蔵)で人に知られる素朴な田舎家の食卓の光景、また讃美歌 39 番
(アバイド ウイズ ミー)「日暮れて四方は暗く、わがたまはいとさびし、よるべなき身のたよる、主よともに宿り
ませ」にその時の状況が美しく表現されている。
エマオ途上の二人の旅人がエルサレムから自分の家に帰りつつある。夕日も傾こうとする頃、寂しく語りあ
っている様子である。もし彼らが世俗の事がらに心燃やしていたならば、イエスは彼らに語りかけなかったであ
ろう。「わが名のために 2・3 人集まるところに、またわれもあるなり」と教えられたイエスのことばが如実に実現
しているのである。
エマオの村の宿屋が私たちにとって身近でなかった者であろうか。ものの影がすべておぼろげにしか見えな
い夕刻、この街道を誰が歩まなかったであろうか。あなたも、泣きもせず、笑いもせずして、寂しくこの街道を
歩んだ経験があるであろう。
「話し合い論じあっていると、イエスご自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。しかし、二人の目は
遮られていて、イエスだとは分からなかった」(ルカによる福音書24:15-16)
復活されたイエスの姿をこの二人が見破れなかったのは「別の姿」のせいではなく、「目を遮られていた」から
にほかならなかった。失望・落胆した心は復活の報告に接しても喜びも讃美も起こらず、かえって驚きと疑い
に満たされるだけである。
キリストが共にあっても弟子たちが失望した。その原因は彼らの心である。「行為にも言葉にも力ある預言
者、イスラエルを贖ってくださる救い主」と信じたのに、また、「望みをかけていました」と過去形で語るほど絶
望していた心がその「目を遮らせて」いたのである。
イエスは意気消沈した者にまず、豊かな御手で信仰の道に伴い、それから御自身を啓示するという順序
で語られた。神の言葉のみ、信仰がその上に成長する土台である。神の言葉を聞くことによってのみ人は明
るい眼を得るのである。
彼らはその人をイエスとは知らず、共に食卓に着いた。その人はあたかも自分が主人であるかのように、ま
ずパンをひとつ取り上げ、おもむろに祈りをささげて後、これを裂いて二人に与えた。この様子を見守っていた
二人の眼はついに開かれた。今こそ判然と彼を見つめた。イエスである。しかして、気づくと同時に彼の姿は
たちまち消え失せて見えなくなった。「・・・・道で話しておられる時、また聖書を説明してくださったとき、わたし
たちの心は燃えていたではないか」と彼らは互いに顔を見合わせたのである。
イエスに出会う時、私たちの心は燃える。人生最大の幸福は復活のイエスに出会うことである。エマオ途
上の出来事があなた自身の経験となるよう切に祈るものである。
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を傾け
る。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に指定
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チャペルヘの招き
2009 年 5 月 18 日
№351(2009-4 号)
『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』
(ルカによる福音書10章27節)
◆◆キリスト教一口知識◆◆
☆ペンテコステ
今年の5月31日は、
「ペンテコステ」と呼ばれるキリスト教の祭日です。クリスマス、イ
ースターと並ぶキリスト教の三大祭の一つですが、残念ながら、日本においては先の二つに
比べれば一般によく知られていません。また、キリスト教会においてさえも大きく祝わない
ところも多いようです。しかし、実際には大変大切な日であります。ただ、太陰暦に基づい
ていますので、毎年日にちが異なる移動祝日となり、今年は5月31日なのです。ですから、
年によっては6月になることもあります。
「ペンテコステ」とはギリシャ語で「50番目」という意味の言葉で、
「五旬祭」とも訳され
ます。イエス・キリストが復活されて50日目に、主イエスの約束された聖霊が降(くだ)
ったのを記念するためです。ですから、
「聖霊降臨日」とも呼ばれています。その状況は、
『新
約聖書』の「使徒言行録」2章に記述があります。この聖霊降臨を受けて、使徒らはエルサ
レムから世界全土へと宣教を展開していくことになります。ですから、この日をエルサレム
で教会が誕生した日、すなわち、キリスト教会の誕生日という記念日でもあるわけです。
四国学院大学
宗教センター
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メールアドレス [email protected]
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
社会福祉学科週間
カルチュラル・マネジメント学科週間
キリスト教との出会い
5月18日(月)
担 当 片岡信之(社会福祉学科助教)
題 目 地域で障がいのある人とともに
聖 書 ヨハネによる福音書9:1-3
讃美歌 7
奏 楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
5月19日(火)
担 当 富島喜揮(社会福祉学科教授)
題 目 援助の限界
聖 書 ルカによる福音書10:25-37
讃美歌 7
奏 楽 野町太郎
5月20日(水)
担 当 鎌倉克英(本学非常勤講師/
社会福祉法人梼友会常務理事)
見失った羊から学ぶ
聖 書 ルカによる福音書15:1-7
讃美歌 7
題 目
奏 楽
野町太郎
5月21日(木)
担 当 丸畑 望
5月25日(月)
担 当 神野 明
(カルチュラル・マネジメント学科教授/副学長)
題
目 聖書時代の食文化
マタイによる福音書3:1-5
讃美歌 11
聖
書
奏
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
5月26日(火)
担 当 ベドロー マイケル
(カルチュラル・マネジメント学科教授)
Food for Thought
聖 書 マルコによる福音書6:31-44
讃美歌 11
題
目
奏
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
5月27日(水)
担 当 山本睦子(カルチュラル・マネジメント学科教授)
題 目 継続は力なり
聖 書 ヘブライ人への手紙12:1-3
讃美歌 11
奏
楽 野町太郎
5月28日(木)
担 当 片山昭彦
共に歩む
聖 書 マタイによる福音書7:24-29
讃美歌 7
奏 楽
野町太郎
5月22日(金)
担 当 八木洋一(社会福祉学科教授)
題 目 フロレンス・ナイチンゲールの思想と実践、
その根底にあるもの
聖 書 ルカによる福音書17:20-21
讃美歌 7
奏 楽 野町太郎
30 年前、私は四国学院大学で神さまと出会いました。決して真面目な学生ではなかった自分が、この
大学で神さまと出会い、新しい命をいただきました。
当時、T 先生が、チャペルで語られたことを今でもはっきり覚えています。それは、「チャペルの時間というの
は、自分の方から語っていこうとする世界から私たちが一歩退き、他者からの、しかも特別な他者からの言
葉に耳を傾けて聞く時間であり、ある高みから、もしくはある深みから、私たち一人ひとりの悲しみと苦しみ、
力なさと恐れにむかって語りかけてくる聖書の言葉、すなわち神さまからのもっとも暖かくて重味のある手紙を
聞く時間である。」と語られたことです。
私は、在学中に日本キリスト教団琴平教会で洗礼を授かり、卒業後キリスト教の価値観を大切にする
YMCA で社会教育や福祉、そして国際関係の現場で働き、この 4 月、四国学院大学へ教員として戻って
きました。私は皆さんにキリスト教の信仰を押しつけることは考えていません。しかし、一人の卒業生として、
私たちが人間として最も大切にすべきこと、耳を傾けなければならないことは、聖書の言葉にあるということは、
はっきり皆さんに証言していくつもりです。皆さんにとって、すべてのチャペルでの話しが、琴線に触れるような
話ばかりではないでしょう。それはそれで良いのです。同じ話でも、聞く人により、聞く時によって違ってくること
を私たちは経験的に知っています。
しかし、聞いたことを、聞きっぱなしにすることではなく、聞いたことを自らの心の内に想いをめぐらせて下さい。
それでも理解できないとか、つまらなかったら神さまに正直にそのことを伝えたら(祈ったら)いいと思っていま
す。
そういうことをめぐっての想いが、祈りまで深まり、そして、導かれることを、四国学院大学を愛する多くの先輩
の祈りと合わせて私も祈っています。
(カルチュラル・マネジメント学科准教授)
(本学卒業生/社会福祉法人正友会職員)
題 目
清水 幸一(総合教育研究センター教授)
スポーツの本質をみる
聖 書 コリントの信徒への手紙二4:18
讃美歌 11
題
目
奏
楽 野町太郎
5月29日(金)
担 当 近藤 剛(カルチュラル・マネジメント学科助教)
題 目 苦しみと向き合うこと
聖 書 詩編107:13-16
讃美歌 11
奏
楽
野町太郎
T 先生は、31 年前の初夏、チャペルアワーで優しい微笑みで、「この短いチャペルの時間を、聞く時・想う
時・祈る時として大切にしなさい。」と語ってくれた言葉を、今、みなさんに伝えます。私はこの四国学院大
学で神さまと出会ったこと、そしてこうして四国学院大学に帰れたことを心から感謝しています。
チャペルヘの招き
2009 年 6 月 1 日
№352(2009-5 号)
イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。
わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。
(ヨハネによる福音書14章6節)
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
教育学科週間
人文学科週間
6月1日(月)
担 当 太田晴久(救世軍本営 人事教育部長)
題 目 青春の日々にこそ
聖 書 コヘレトの言葉12:1-4
讃美歌 6
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
6月2日(火)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 リベラル・アーツと四国学院大学
聖 書 マタイによる福音書13:31-33
讃美歌 6
奏 楽 野町太郎
6月9日(火)
担 当 谷原博信(本学非常勤講師)
題 目 イエスとの出会い
聖 書 ヨハネによる福音書14:6
讃美歌 4
6月3日(水)
担 当 須浪敏子(教育学科教授)
題 目 教育学科の学生とともに30年
聖 書 マルコによる福音書4:26-29
讃美歌 6
6月10日(水)
担 当 池内 功(人文学科教授)
題 目 ことばと思い
聖 書 コリントの信徒への手紙一13:1-2
讃美歌 4
奏
楽
野町太郎
6月4日(木)
担 当 竹内カナ(教育学科 3 年)
題 目 ともに苦しみ、ともに喜ぶ
聖 書 コリントの信徒への手紙一12:26
讃美歌 6
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
6月8日(月)
担 当 岡 俊二(人文学科教授)
題 目 あなたが若き日に目指すもの
聖 書 ヨハネによる福音書14:2-6
讃美歌 4
楽
野町太郎
6月5日(金)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 神を仰ぎ人に仕う
聖 書 ルツ記1:14-19
讃美歌 6
奏 楽 野町太郎
奏
奏
楽
楽
野町太郎
野町太郎
6月11日(木)
担 当 島 達夫(人文学科教授)
題 目 道ありき
聖 書 ヨハネによる福音書14:6
讃美歌 4
奏
楽
野町太郎
6月12日(金)
担 当 山本精一(人文学科教授)
題 目 アブラムの出発
聖 書 創世記11:31-12:5
讃美歌 4
奏
楽
野町太郎
下流志向との闘い
山
和明(社会学部応用社会学科教授)
「主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭をも侮る」(箴言1・7)。
大学で「学ぼうとしない」学生たちが増えています。学ぼうとしないのは、受験勉強で燃
え尽きたからではありません。それは、すでに小学校、中学校から始まり、「学びから逃走」
してきた子供たちが、今、大学に来ているのです。
そして同時に彼らは、「働かない若者たち」でもあります。「働かない」とは、単にニー
トや無職を意味するのではありません。フリーター、アルバイト、非正規社員でかまわない
と考えているのです。どんな職種や業種に就いても、自分の身を粉にし、自由な時間を奪わ
れ、大変な責任を負ってまでは「働きたくない」のです。
彼らは、学ばないことや、働かないことを恥とは考えず、気にもしていません。むしろ、
重荷や義務から逃れることを、「自分の自由」の享受と感じ、他人に干渉させないことに「達
成感」を感じ、自分で決めることを「個性の表れ」だと誇りにさえ思っています。シラ書5
章2節には「本能と自分の力に引きずられ、欲望のまま生きて・・・<誰も私を支配できな
やから
い>と言」う 輩 のことが記されています。彼らは、自分が自分の主人であろうとしており、
もはや人の言うことを聞こうとしません。学ぶことも成長することも止めた自己閉塞状態で
す。
NHK の「カンゴロンゴ」という番組でも下流志向の問題を取り上げていました。番組では、
野球部の練習場面が登場します。こつこつと練習している部員が、
「どうして、しんどい練習
するの、努力したってどうせプロになれるわけねーし、無駄な努力なんて、しただけ損じゃ
ーん」と言われ、
「ダサい」と腐されます。やる気のない部員が、練習に遅れてきて、監督や
コーチに烈火のごとく、殴られんばかりに叱られると、
「体罰厳禁ですよー」と挑発します。
そして「野球部辞めまーす」と。
「自分の人生、自分で責任持つしー」とうそぶき、大切な未
来を軽々と売り払ってしまうのです。
次に国語の授業風景が出てきます。そこでは、わずかの生徒しか先生の話を聞いておらず、
隣の生徒と私語をしたり、ゲームで遊んだり、マンガを読んだり、立ち歩いたり、居眠りを
しています。まさに授業崩壊の模様です。授業を妨害して学ばない生徒を先生が叱ると、
「ウ
ゼーな」と恐喝し、
「勉強は何のためにするんですかねー。何の役に立つんですかねー」と教
育や学習そのものを否定してきます。とどめは「人は死ぬのに、どうして生きるんですかね
ー」と想定外の問いを発し、教師を絶句させます。そして教師をへこませたという、ある種
の達成感や優越感を感じ、
「国語やる意味ねーよ。日本語話せるしー」と、己の未熟な尺度で
しか測れない、軽薄で愚かな断定を下し、得意になっています。学ぶことも、努力すること
も、成長することも放棄しているのです。
下流志向の愚か者は、自分では何ら学ばず、努力もせず、生産労働にも従事もしない、た
だの消費者に過ぎません。いわば文明・文化の寄食者、寄生虫ともいうべき存在です。もし
こういう人間が多数を占めれば、日本社会は崩壊します。そうした愚かな下流志向の大衆を
育ててきた日本の教育は失敗で、破綻しています。
四国学院のキャンパスでも、下流志向の学生たちが増えています。彼らは、「創造主を知
ることなく」、「人生を遊び事と見なし、生活を金もうけのできる催し物とかんがえ」ている
のです(知恵の書15・12)。これでも21世紀の日本の未来はあるのでしょうか。
(裏に続く)
「耳のある者はよく聞きなさい」と言っても、愚か者には、これらの言葉は届きません。
人間的には、愚か者を回心させることはできません。人間的には救いようがないのです。
・・・
につける薬はないのです。外からの力、神が備えてくださる悔い改めのチャンスを祈るのみ
です。
2008 年秋のリーマン・ショック以降の経済不況で、豊かな現代社会の脆弱さが露わになり
ました。非正規労働者の派遣切り。正規社員ですらリストラの対象になり、ストリートに放
り出されています。いい加減な気持ちでは生きられません。学ばず、働かずでは、やってい
けません。試練が与えられています。しかもグローバル化の中で、良質の外国人が入ってき
て、劣悪な日本人を浸食する時代です。
愚かさに囚われた人間は、こうした外からの力がくわわらないと、愚かな自己から解放さ
れません。こうした試練が、悔い改めのチャンスです。経済格差が大きくなれば、ハングリ
ーになり、学び、働くきっかけにもなります。愚かで働かない下流志向など吹っ飛んでしま
います。そのとき、愚かで働かない者も社会復帰できる、よみがえる可能性が生じます。し
かし、試練が厳しすぎると押しつぶされる危険性も否めません。
しかし私たちは、愚かな下流志向人間を軽蔑して見下すことはできません。なぜなら私た
ち自身も、愚かさや怠惰な人間と無縁ではないからです。自分を省みると、愚か者の根性や
怠惰な性格など、私たちにないものはないからです。かつて、私たちも愚かで怠惰でした。
今も、愚かさは私たちの真後ろまで近づいています。私たちも、悔い改めなければ、足下か
ら下流へと押し流されかねない現状です。私たちも悔い改めねばなりません。ですから、
「ど
うか、神よ、愚かな我らを哀れんでください」としか祈れません。もしこのままなら、四国
学院の教育も破綻し崩壊です。
しかし四国学院にはチャペルがあります。悔い改めのチャンスはここにあります。ここか
らよみがえりが始まります。四国学院の礼拝堂では、目に見えない、知恵のはじめである方
を畏れ尊び、金に換算できない価値を認めます。ここでは、問答無用で人は謙虚にさせられ
ます。どこでもいつでも好き勝手にできる権利は、チャペルでは棚上げにされ禁止されます。
脱帽させられ、自分以上の方、目には見えないが人間を創られた方(神)に対して敬意を求
められます。そして沈黙させられます。口を閉ざすことによって、横柄な口の利き方、口幅
ざ れ ご と
ったい戯れ言から解放され、聞く耳を持たされるのです。たとえ理解できないメッセージが
話されても、目をつぶって黙想することができます。あまりにも刺激的な周囲に、心の目ま
で奪われることのないように、目を閉じて自分自身を見つめ直し、内観できる機会が与えら
れます。目を閉じることによって、心の目を開き、本当に大切なものに目を向け見ることが
できる可能性をも秘めているのです。
四国学院の礼拝堂は、キャンパスの中でも別天地です。ここでは、永遠に連なる20分の
時が流れます。週に一度ではなく、毎日、同じ時間に同じ場所で、前奏に始まり、後奏で終
わります。一人ではなく、皆に支えられて讃美歌が唱和されます。音楽は、瞬間、瞬間の音
を聴いているのではありません。持続性と連続性の中で、つまりメロディー(旋律)の中で、
作曲者や作詞者の信仰、演奏家の思いを聞き取るのです。そしてチャペルでは神の言葉が語
られ、そこには神の愛、イエス・キリストの恵み、聖霊の交わりが存在します。チャペルこ
そは、四国学院のキャンパスで、下流志向、愚かさから解放される時間と空間、救いの砦な
のです。
(おわり)
チャペルヘの招き
2009 年 6 月 15 日
№353(2009-6 号)
(イザヤ書43章4節)
場所 清泉礼拝堂
言語文化学科週間
子ども福祉学科週間
6月15日(月)
担 当 中西ウェンディ(言語文化学科教授)
題 目 What is a Christian?
聖 書 マタイによる福音書6:1-6,23:25-28
讃美歌 19
奏
わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。
時間 10:45~11:05a.m.
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
6月16日(火)
担 当 カロル ドナルド(言語文化学科教授)
題 目 Exploring the familiar:
Learning to see with fresh eyes!
聖 書 列王記下6:17
讃美歌 19
奏 楽 野町太郎
6月17日(水)
担 当 合田一政(言語文化学科 4 年)
題 目 日本語集中研修
聖 書 ヨハネの手紙一3:18
讃美歌 19
奏
楽
野町太郎
6月18日(木)
担 当 浜島 敏(本学名誉教授)
題 目 聞けイスラエルよ
聖 書 申命記6:3-9
讃美歌 19
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
楽
野町太郎
6月19日(金)
担 当 東城眞造(本学名誉教授)
題 目 心には沢山のドアがある
聖 書 ルカによる福音書11:5-10
讃美歌 19
奏 楽 野町太郎
6月22日(月)
担 当 大山治彦(子ども福祉学科教授)
題 目 お互いさま
聖 書 コリントの信徒への手紙一12:12-26
讃美歌 461
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
6月23日(火)
担 当 得永幸子(子ども福祉学科教授)
題 目 「頑張って」と「祈ってます」
聖 書 フィリピの信徒への手紙4:4-7
讃美歌 461
奏
楽
井村あゆみ(子ども福祉学科 1 年)
6月24日(水)
担 当 野崎晃弘(子ども福祉学科准教授)
題 目 生きている証し
聖 書 イザヤ書43:4a(新改訳)
讃美歌 461
奏
楽
野町太郎
6月25日(木)
担 当 平本 譲(子ども福祉学科准教授)
題 目 いと小さき者の神
~これからの社会をになう子どもたち~
讃美歌
マルコによる福音書9:35-37
461
奏
野町太郎
聖
書
楽
6月26日(金)
担 当 杉本孝作(子ども福祉学科教授)
題 目 聖書の中の自然観
聖 書 創世記1:26-31
讃美歌 461
奏
楽
野町太郎
春季キリスト教強調週間感想文より
牧田先生は、「しらふで生きる」、「逃げないで生きる」、「新しく生きる」、という三つの題でお話してください
ました。「しらふで生きる」では、自分を偽らず、自分自身そのままで生きなければならないとおっしゃいました。
恐れや悪い感情にとらわれずに自分の気持ちをしっかり持って、また、自分の罪や弱さも認めながら生きてい
くのが大事だと話してくださいました。「逃げないで生きる」では、偽ったりおろおろしたり、隠し事をしたりしない
ようにしなければならないとおっしゃいました。そして神様の前に堂々と立つことができるように生きることが大
切だと話してくださいました。「新しく生きる」では、自分のために生きるのではなく、私たちのために死んでくだ
さり、そして復活された方のために生きるということについて話してくださいました。そのように生きるためには、
自分で生まれ変わるのではなく、キリストと結びついて生まれ変われるのだと話してくださいました。自分の中
にある根っこが変わり、キリストの命が体の中に流れることになるのだというが分かりました。
今回の牧田先生のお話を聞かせていただき、私も、神様の前に立ったときに堂々としていられるように、隠
し事をせず、偽らずに生きなければならないと思いました。恐れているものや良く思わないものからは、いつも
逃げていましたが、気持ちを変えなければいけないと思います。また、自分の罪や弱さも、今まででは見て見
ぬふりをしてきましたが、これからはそのようなものともきちんと向き合って生きていこうと思います。そして今の
私はまだ、自分のために生きているように感じられるところがありますが、いつかキリスト様と結びつくことができ、
私たちのために死んで復活してくださったキリスト様のために生きることができるようになりたいと思いました。
(言語文化学科 1 年)
僕はこの強調週間のチャペルにおいて牧田先生の話にあった人は変わるのだろうかという言葉が印象に残
っています。結論として 17 節の文章にあったように「だからキリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された
者なのです。古いものは過ぎさり、新しいものが生じた。」(コリントの信徒への手紙二 5 章 17 節)ということ
から人は変わり得るということでしたが、僕も今自分の夢を見つけ、その夢に向かって日々少しずつ進んでい
る途中です。何の夢も持っておらず、一日をただなんとなく過ごすというような日々を昨年まで送っていました
が、しかし昨年からチャペルに参加し、そこからいろいろな方の話しを聞くうえで自分の将来や今の時間の大
切さや過ごし方ということについて深く考えさせられました。そこから僕は夢を見つけることができました。それか
らは少しずつ夢に向かって今自分ができることを少しずつでも実行している最中です。それまで自分の楽し
みというのは遊ぶことぐらいしかありませんでした。将来については考えようともせず、自分の人生を放棄してい
たといってもおかしくないほどに。今は就職が厳しい世の中になってしまい、この問題はさらに悪化の一途をた
どっています。中には自分の夢を捨ててでも安定した会社を選ぶ人も現れ、今後そういった人もたくさん出て
くるのではないかと思われます。けれども僕は、自分の夢を追い続けていきたいと思います。おそらくチャペルに
参加していなければ世の中の流れに従い、しがみついていけるかどうかという将来だったでしょう。しかし、チャ
ペルを通して自分のやるべきことが見つけられた以上、その道を最優先に考えていきます。それが成功するか
は分かりません。先程人は変わり得るという話を出しましたが、今この時が僕にとって変わるべきときなんだと
思います。何もかもがうまくいくとは思いませんが挑戦することはとても大きなことだと思いますし、失敗してもそ
こから諦めずにいつか成功することだけを考え前向きに進めば夢は叶うと思います。チャペルを通じ大切なこ
とを学び得たものは忘れずに心の中に留めておきたいです。最後に夢を大事にして、自分ができること、やら
なければならないことに対してやり残したことなどで後悔しないように体調に気をつけて頑張っていきたいと思
います。
(人文学科 3 年)
宗教センターで活動している学生を中心に、チャペルアワーへ集う学生、先生た
ちとお茶を飲みながら交流を深めるガーデンパーティを行います。普段チャペル
へ来たことのない学生の皆さんもぜひ参加してください。
日時:2009年6月22日(月)17:00∼
場所:清泉礼拝堂
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を傾け
る。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に指定
のボックスに入れる。
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
特集:マイノリティ・ウィーク
6月29日(月)
担 当 二川雅光
7月6日(月)
担 当 斎賀 稔
(フェローシップ・ディコンリー福音教団高松キリスト教会牧師)
チャペルヘの招き
共に生きる心
聖 書 レビ記19:14
讃美歌 312
題
奏
2009 年 6 月 29 日
№354(2009-7 号)
人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。
(マタイによる福音書7章12節a)
目
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
6月30日(火)
担 当 速水清隆(宗教委員長)
題 目 神の業が現れるため
聖 書 ヨハネによる福音書9:1-3
讃美歌 312
奏 楽 野町太郎
7月1日(水)
担 当 呉 光 現
(特定非営利活動法人 聖公会生野センター総主事)
サマリア人が証しした
聖 書 ルカによる福音書17:11-19
讃美歌 312
題
目
奏
楽
野町太郎
7月2日(木)
担 当 久保達也(社会福祉学科4年)
題 目 ある友人との出会い
題
目 幸福について
聖
書
讃美歌
奏
ヨブ記30:20-31(新改訳)
Ⅱ-1
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
7月7日(火)
担 当 渕上行道
(日本福音キリスト教会連合丸亀聖書教会牧師)
エゼキエルの見たもの
聖 書 エゼキエル書1:1-28
讃美歌 Ⅱ-1
題
目
奏
楽 野町太郎
7月8日(水)
担 当 久保量生(善通寺バプテスト教会牧師)
題 目 キリストの自己紹介
聖 書 ヨハネによる福音書14:6
讃美歌 Ⅱ-1
奏
楽 野町太郎
讃美歌
312
7月9日(木)
担 当 新垣 努(恵みキリスト教会シャローム牧師)
題 目 イエス・キリストに対する信仰
聖 書 ヨハネの福音書20:31(新改訳)
讃美歌 Ⅱ-1
奏
野町太郎
奏
聖
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
(日本福音キリスト教会連合善通寺キリスト教会牧師)
書
楽
マタイによる福音書22:37-39,7:12a
7月3日(金)
担 当 辺見かおり(社会福祉学科4年)
題 目 隣人を愛するということ
聖 書 マタイによる福音書22:34-39
マルコによる福音書12:28-31
讃美歌 312
奏 楽 野町太郎
楽 野町太郎
7月10日(金)
担 当 加藤親平(日本キリスト改革派善通寺教会牧師)
題 目 喜びの人生への招き
聖 書 テサロニケの信徒への手紙一5:16-18
讃美歌 Ⅱ-1
奏
楽
野町太郎
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
神が備えられた大切な時間
野町太郎(本学オルガニスト)
四国学院大学において毎日行われているチャペルアワーのために、大変多くの人によっ
て準備がなされています。そして数々の備えを私達人間の創造者である神が進めてくださ
っています。メッセージをする人、司会者、オルガニスト、聖歌隊、礼拝堂を整える人、
礼拝堂出席者を玄関で迎え入れる人等、それぞれが忠実に自分の役割を果たしています。
また礼拝に集う全ての人が神への奉仕者であり、各々が豊かな恵みに与って再び新たな日
常へと歩んでいきます。創立以来続いているチャペルアワーは、神によって興されたこと
であり、今日までその導きの中で守られてきました。この大切な時間へと、ある人は奉仕
者として、またある人は出席者として招きを受けているということは人間の知恵によるも
のではなく、ただ神の業によるものです。神の導きなくして人が礼拝をすることはあり得
ないからです。チャペルアワーの継続はそれ程に重い意味があります。
私はオルガニストを務めており、早いものでもう 5 年近くになりますが、信仰も技術
も常に発展途上である私を神が用いてくださっていることに大変感謝しています。足らざ
るところを神が補ってくださるよう祈りつつ、BGMではない、人が神と向き合い神を讃
えることのできる音楽を、との思いで奏楽に取り組んでいます。
またそのような弱き者の歩みに連なる聖歌隊のメンバーに私は感謝しなくてはなりま
せん。彼らはチャペルで歌われる一曲の讃美歌のためにコツコツと努力を重ねています。
発声やソルフェージュといった非常に地道な訓練、例えて言うならキャッチボールや走り
こみにあたるトレーニングを厭わず続ける姿に頭の下がる思いがします。
言い尽くせない、あるいは自分でも気付かない感謝すべきこと、喜ばしいことがこの他
にも沢山あります。神が始められた礼拝に多くの人が仕えているという事実。そしてそれ
が四国学院の基本精神を支えてきたという事実。四国学院は神の創り給う学び舎です。チ
ャペルアワーに共に集うならば、私達の想像だにしなかった果実が結ばれることでしょう。
祈りつつ、今朝もオルガンを弾きます。
「とこしえに聖別された主の聖所に来て、あなたたちの神、主に仕えよ。」(歴代誌下
30 章 8 節)
●日本福音キリスト教会連合善通寺キリスト教会
765-0013 善通寺市上吉田町3-2-2
斎賀 稔 牧師
0877-62-0966
●日本福音キリスト教会連合丸亀聖書教会
763-0012 丸亀市土居町1-7-17
渕上行道 牧師
0877-22-9516
●善通寺バプテスト教会
765-0022 善通寺市稲木町506-5
久保量生 牧師
0877-62-7799
●恵みキリスト教会シャローム
765-0022 善通寺市中村町2088-3
新垣 努 牧師
0877-63-3738
●日本キリスト改革派善通寺教会
765-0013 善通寺市文京町4-9-22
加藤親平 牧師
0877-62-1521
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を
傾ける。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に
指定のボックスに入れる。
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
7月13日(月)
担 当 山浦良治
(日本バプテスト連盟丸亀城東町キリスト教会牧師)
2009 年 7 月 13 日
№355(2009-8 号)
どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。
何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。
光が射し込んだ
聖 書 マタイによる福音書4:12-17
讃美歌 16
題
目
奏
楽
7月14日(火)
担 当 中村寿夫
新しく生まれなければ
聖 書 ヨハネの福音書3:1-8(新改訳)
讃美歌 16
奏 楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
題
目
祝日のためお休みです。
7月21日(火)
担 当 吉田 豊(総合教育研究センター教授)
題 目 となり人
聖 書 ルカによる福音書 10:27-37
讃美歌 4
奏
楽 野町太郎
讃美歌
16
7月22日(水)
担 当 野町太郎(本学オルガニスト)
題 目 よろずの民へ
聖 書 エレミヤ書31:10
讃美歌 4
奏
野町太郎
奏
7月15日(水)
担 当 瀧浪芳至(高松コミュニティ・チャーチ牧師)
題 目 何を信じて歩けばいいの?
聖
書
楽
ローマ人への手紙8:28-39(新改訳)
7月16日(木)
担 当 清水幸一(総合教育研究センター教授)
題 目 出会い・別れ・再会
聖 書 ローマの信徒への手紙8:28
讃美歌 16
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
7月20日(月)
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
(日本長老教会満濃キリスト教会)
(フィリピの信徒への手紙4章6節)
場所 清泉礼拝堂
楽
楽 野町太郎
7月23日(木)
補講日につき休みです。
野町太郎
7月17日(金)
担 当 福田 哲(日本基督教団多度津教会牧師)
題 目 喜び
聖 書 フィリピの信徒への手紙4:4-7
讃美歌 16
奏 楽 野町太郎
7月24日(金)
担 当 長田詠喜(日本キリスト改革派高松東教会牧師)
題
目
青春の日にすべきこと
聖
書
讃美歌
コヘレトの言葉12:1-2
4
奏
野町太郎
楽
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
神の業が現れるため
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
主イエスと弟子たち一行が、エルサレムの町を歩いておられるときに、偶然に生まれつき目の不自由な人と
出会われた様子が、ヨハネによる福音書 9 章に記されている。当時のユダヤでは、病や体の不自由は罪の
結果であると考えられていたため、弟子たちは、誰の罪の故にこの人の目が不自由であるのかを問うのであ
った。それに対して主イエスは「誰が罪を犯したからではない。神の業が現れるためである」とお答えになるの
である。
私自身、初めて聖書に出会い、この箇所を読んだのは、24 歳のときであるが、その頃の私は、ここに登場
している目の不自由な人のような状態ではないものの、精神的に追い詰められ、自分自身の行き場をなく
し、自己を否定し、虚無的になっていた。
この箇所の主イエスの言葉は、そんな私自身に語られているように聞こえたのであった。「おまえは自分を意
味のない存在だと思っているが、神の業が、おまえの上に、おまえ自身に、現れているのだ。生まれつき目の
見えない人も、速水、おまえ自身も、どんな人も、全ての人が、神の業が現れる存在なのだ。いや、ここに
生を受けていること、そのこと自体が、神の業そのものなのだ。誰もが、神の業によって、一人ひとりにそれぞ
れの意味が与えられて、この地上に生み出されたのだ。」そのように、このみ言葉は訴え、そうした存在である
自分自身が見えていなかった私の目を開かせていただいた。
聖書の冒頭、創世記には人間の創造について述べられているが、そこには「神はご自分にかたどって人を
創造された。神にかたどって創造された。」(創世記1:27) とあり、全ての被造物の中でも、特別な存在と
して、特別な意味を持つものとして、お造りになったことが記されている。そうした点から、神様の前には、全
ての人間は、等しく貴い存在である、と言えよう。
差別の問題は、私たち人間に「違い」があることから発し、その「違い」から人格そのものに優劣をつけてし
まう、という愚かしさから来るものである。そして、マイノリティ、少数者差別の問題は、多数の側にいることが、
イコール優れていることであり、そうした多数側であることに安心感を覚える、という、誠にそれこそ人間の奥
深い罪から来るものであろう。
神の目から見れば私たち人間は等しく貴い存在である、と聖書から確認した。にもかかわらず、私たち
は互いの違いから、そして、多数派が少数の者を蔑む、愚かな罪深い存在であることも自覚したいものであ
る。そうした自覚に立ってこそ、私たちは共に等しく貴い存在として、神の業が現される存在として、互いに認
め合い、尊重し合い、愛し合うことが出来よう。
(6 月 30 日 マイノリティー・ウィーク特集チャペル より)
●日本バプテスト連盟丸亀城東町キリスト教会
763-0013 丸亀市城東町3-11-21
山浦良治 牧師
0877-25-1554
●日本長老教会満濃キリスト教会
766-0013 仲多度郡まんのう町東高篠181-2
中村寿夫 牧師
0877-75-2510
●高松コミュニティ・チャーチ 綾南チャペル
761-2103 綾歌郡綾川町陶5423-7
瀧浪芳至 牧師
087-876-5898
●日本基督教団多度津教会
764-0003 仲多度郡多度津町元町2088-3
福田 哲 牧師
0877-63-3738
●日本キリスト改革派高松東教会
760-0080 高松市木太町七区4703-3
長田詠喜 牧師
087-837-0615
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を
傾ける。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に
指定のボックスに入れる。
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2009 年 7 月 27 日
№356(2009-9 号)
主よ、わたしたちの主よ
あなたの御名は、いかに力強く
全地に満ちていることでしょう。
(詩編8章2節)
7月27日(月)
担 当 神尾 哲(図書課長)
題 目 あなたの神である主を愛しなさい
聖 書 マルコによる福音書12:28-30
讃美歌 6
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
7月28日(火)
担 当 宮脇賢一(法人事務部長)
題 目 恐るべき者
聖 書 マタイによる福音書10:26-31
讃美歌 6
奏 楽 野町太郎
7月29日(水)
担 当 細貝信義(救世軍高松小隊長)
題 目 愚かな金持ち
聖 書 ルカによる福音書12:13-31
讃美歌 6
奏
楽
野町太郎
7月30日(木)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 美しき天然
聖 書 詩編8:1-10
讃美歌 6
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
楽
野町太郎
7月31日(金)
担 当 速水清隆(宗教委員長)
題 目 孤独のとなり
聖 書 ルカによる福音書19:1-10
讃美歌 6
奏 楽 野町太郎
場所 清泉礼拝堂
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
孤独のとなり
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
「学生時代の私は、ひとと話すことを極力避けていました。傷つけあうことが怖かったからです。」
チャペルメッセージのご奉仕を頂いた後のしばらくの歓談のときに、ある牧師先生がそう吐露された。チャペ
ルにおいては、情熱を持って明晰で大きな声で語られる方である。一対一の場合にもしっかりと相手の目を
見てお話しをされる方である。神のみ言葉を告げる為に、機会を捉え、多くの人々に向けて、また時に、少
人数やたった一人に対しても、語ることをいとわれない先生でいらっしゃる。それ故、そうしたお言葉をお聞き
するとは、その先生の現在のお姿や人となりからは全く想像だにつかず、驚かざるを得なかったのであるが、そ
れ以上に、同じく学生時代の私に余りに酷似していることに驚きを禁じ得なかった。
駆けてきた子どもが 私の前で転ぶ
私は手を差し出すことさえ 出来ずに立ち停まる
ふれあうことが怖いから つながりを持つのが怖いから
高笑いが飛び交う 昼休みの教室
私は目も口も耳も 閉ざして立ち尽くす
ふれあうことが怖いから 傷つけあうのが怖いから
私は若い頃、自分の胸のうち、いわば独り言に、メロディをつけ、下宿の部屋に篭り、ギターを爪弾きなが
ら誰に聞いてもらうわけでもなく、ただ歌っていた。上に記したのは、そうした曲のひとつに付けられた歌詞の一
部である。
その牧師先生も、私も、若き日には、何と淋しくも孤独の中にあったのであろうか。改めて思い起こすと、ひ
ととのふれあいや交わりを極力絶ち、ただひとりの世界に自らを押し込め、そこにある種の心地よさを覚えつつ
も、また、不安や恐怖に苛まれるといった、相矛盾した不安定な中に置かれていたのであった。
私自身、そして、その牧師先生も、そうした孤独の世界から引き出されるのは、聖書との出会いによってで
あった。聖書に示された神は、イエス・キリストは、寄り添う方であり、助け手、友となり、また導きを与える方
である。
三浦綾子さんは次のように語っておられる。
「遂に私はその孤独の淵から立ち上がることができた。立ち上がらせてくれたのは、私の場合、イエス・キリスト
の父なる神であった。自分が孤独だと思っていた時、実はすぐそのとなりに神がいたのである。私は只、目を
かたくなにつぶって、となりにいる神の存在を知らなかっただけなのだ。信仰を得て以来、私はほとんど孤独に
悩まされることはなくなった。それは、真の神と対することを知ったからだ。祈ることを知ったからだ。自分のすべ
てを知っていてくださる神の視線を感ずるからだ。私はもはや、一人ではないのだ。」(『孤独のとなり』より)
孤独に苦しむ方がおられるならば、是非三浦さんのこの言葉に耳を傾け、聖書を開いてみてほしい。誰も
が神の愛の御手の中にあることを、確信を持って伝えたい。
●救世軍高松小隊
760-0026 高松市錦町2-9-26
細貝信義 小隊長
087-851-0752
◆◆前期を終えるにあたり◆◆
31 日をもって、しばらくの間、チャペルアワーはお休みとなります。この前期の間にも、チャペルメッ
セージを通して、一人ひとりそれぞれに、豊かな導きや示唆が与えられたことと思います。また、多く
の聖書の「み言葉」に触れることができ、皆さんのうちに蓄えられたのではないでしょうか。夏季休暇
に入りますが、休暇のあいだにも、聖書に接する機会をもたれますようお勧めします。
「キリスト教概論Ⅰ(5)」の登録者には、31 日に別途、前期末レポートについての案内を出し
ますので、注意をしておいてください。
夏季休暇期間中も、主イエス・キリストの祝福と恵みが豊かでありますよう、心よりお祈り致しま
す。
(宗教委員長 速水清隆)
関西学院大学聖歌隊コンサート
以下の日程で関西学院大学聖歌隊によるコンサートが行われます。
ぜひ、皆さんご参加ください。
日 時:2009 年 9 月 2 日(水)17:00開演
場 所:清泉礼拝堂
入場料:無料
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2009 年 9 月 28 日
№357(2009-10 号)
9月28日(月)
担 当 速水清隆(宗教委員長)
題 目 主の足もとに
聖 書 ルカによる福音書10:38-42
讃美歌 301
奏
求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、
門をたたく者には開かれる。
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
9月29日(火)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 回復された祝福
聖 書 ルカによる福音書23:39-43
讃美歌 301
奏 楽 松本佑紀(社会福祉学科3年)
場所 清泉礼拝堂
10月5日(月)
担 当 木村一雄
(日本基督教団琴平教会牧師/本学非常勤講師)
題
目 神の視点から見た人生
聖
書
讃美歌
奏
ヨハネの手紙一5:1-5
15
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
10月6日(火)
担 当 唐渡 弘
(日本イエス・キリスト教団高松田村町教会牧師)
人生の目的
聖 書 マタイによる福音書7:7-12
讃美歌 15
奏 楽 野町太郎
題
目
(マタイによる福音書7章7節~8節)
9月30日(水)
担 当 菅原 豊
(日本福音キリスト教会連合白金キリスト教会牧師)
生まれる前から年老いるまで
聖 書 イザヤ書46:1-4(新改訳)
讃美歌 301
題
目
奏
楽
野町太郎
10月1日(木)
担 当 信太聖吾
(日本基督教団坂出教会牧師)
人を裁いてはならない
聖 書 マタイによる福音書7:1-6
讃美歌 301
題
目
奏
楽
野町太郎
10月2日(金)
担 当 渡邉 祐
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
10月7日(水)
担 当 河崎倫子(四国福音キリスト教会牧師)
題 目 イエスのことばの力
聖 書 ルカによる福音書21:33(口語訳)
讃美歌 15
奏
10月8日(木)
担 当 ダビデ・ジャンカー(高瀬キリスト教会牧師)
題 目 空の空
聖 書 伝道の書1:12-18(口語訳)
讃美歌 15
奏
目 追跡する神
ルカによる福音書15:1-7
讃美歌 301
奏 楽 野町太郎
聖
書
楽 野町太郎
10月9日(金)
担 当 杉原良博
(日本キリスト教会観音寺教会牧師)
題
楽 野町太郎
(日本福音キリスト教会連合高松聖書教会牧師)
題
目 ソドムとゴモラの滅び
創世記19:23-29
讃美歌 15
奏 楽 野町太郎
聖
書
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
Rally Day
に思う
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
9月第 1 日曜日は、日本の一部のキリスト教会では「振起日」と呼ばれている。
「振起」とは、「ふるいおこすこと。盛んにすること。
」という意味であるが、暑い夏が終わ
り、新しい季節が始まるとき、今ひとたび、神の前に新たにされ、神によって信仰に奮い立
たされたい、という思いからこのように呼ばれてきたのであろうか。この「振起日」は、ク
リスマスやイースターのように聖書に基づいて制定されたものではなく、アメリカ合衆国の
キリスト教会でもたれてきた Rally Day に由来し、その訳としてこの語が用いられてきた
ようである。しかしながら、 Rally には、
「奮い立たせる」のほかに、
「呼び集める」
「再び
結集する」といった意味もあり、むしろ、 Rally Day にはこの意味合いが強くあるのでは
ないだろうか。長い夏の休暇を終え、今ひとたび一つに呼び集められ、そして、神の前に奮
い立たせられるよう、いわばそうした呼掛けをし、励ましの与えられる日として、持たれて
来たものであろう、と考える。
「宗教」と訳される英語の religion という単語には、
「神、キリストと再び結び合わさ
れる」という意味がある。本来結ばれていたはずの神から離れてしまった人間が、
「再び」神
と結び合わされる、それが、
「宗教」そのものである。そして、このことは『聖書』に示され
た人間観であり、
『聖書』が訴え続けている本質であろう。そう考えてくると、私たち人間は
絶えず本来あるべき神の前から離れる存在であり、そであるからして、いつも、常に Rally
Day であらねばならないのではなかろうか。夏の暑さも和らぎ、秋の風を感じるこのとき、
私自身、その思いを強く与えられている。
後期の始まりである。学生の皆さんも夏休みから帰され、再びキャンパスに集められてい
る。そして、清泉礼拝堂にも再び、パイプオルガンの演奏が響き、聖歌隊の歌声が聞こえ、
そして、講壇から聖書のメッセージが語られ、今また毎日のチャペルアワーがもたれ始めて
いる。キリスト教会の Rally Day に倣い、この礼拝堂に、そして、チャペルアワーに、人々
が集められ、一人ひとりが新たな思いに立って、それぞれのこの後期における歩むべき道が
整えられていきたい、と願う。しかし、この思いは、今この時だけではなく、日々絶えず持
ち続けられていってほしい、そして、清泉礼拝堂が、チャペルアワーがそのために用いられ
ていってほしい、と切望する。
●日本福音キリスト教会連合 白金キリスト教会
762-0042 坂出市白金町3-2-11
菅原 豊 牧師
0877-46-5207
●日本基督教団 坂出教会
762-0031 坂出市文京町1-9-14
信太聖吾 牧師
0877-46-4604
●日本キリスト教会 観音寺教会
768-0012 観音寺市植田町西下1875-2
渡邉 祐 牧師
0875-25-0025
●日本基督教団 琴平教会
766-0004 仲多度郡琴平町榎井387-6
木村一雄 牧師
0877-75-1810
●日本イエス・キリスト教団 高松田村町教会
761-8057 高松市田村町1033-2
唐渡 弘 牧師
087-867-4608
●四国福音キリスト教会
763-0073 丸亀市柞原町895-1
河崎倫子 牧師
0877-22-6617
●高瀬キリスト教会
767-0001 三豊市高瀬町上高瀬4364-1
ダビデ・ジャンカー 牧師
0875-72-6522
●日本福音キリスト教会連合 高松聖書教会
760-0008 高松市中野町29-18
杉原良博 牧師
087-862-2833
)
◆ ◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を傾け
る。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.「キリスト教概論Ⅱ(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に指
定のボックスに入れる。
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
特集:四国学院の歩みとともに
チャペルヘの招き
10月12日(月)
祝日のため休みです。
2009 年 10 月 12 日
№358(2009-11 号)
10月19日(月)
担 当 浜島 敏(本学名誉教授)
題 目 神のともし火は消えず
聖 書 サムエル記上3:3
讃美歌 55
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
10月13日(火)
担 当 加藤光行
神は、すべての人々が救われて
真理を知るようになることを望んでおられます。
神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、
人であるキリスト・イエスただおひとりなのです。
(テモテへの手紙一2章4節~6節)
(日本福音キリスト教会連合高松シオン教会牧師)
すべては空
聖 書 伝道者の書1:2,12:1(新改訳)
讃美歌 298
奏 楽 野町太郎
題
目
10月14日(水)
担 当 上野清次郎
(日本基督教団坂出大浜教会牧師)
神の恵み
聖 書 ローマの信徒への手紙5:1-5
讃美歌 298
題
目
奏
楽
野町太郎
10月15日(木)
担 当 吉田 崇
(日本キリスト改革派坂出飯山教会牧師)
結婚は二人で?
聖 書 創世記2:18-24
讃美歌 298
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
題
目
奏
楽
野町太郎
10月16日(金)
担 当 神尾 哲(図書課長)
題 目 隣人を自分のように愛しなさい。
聖 書 マルコによる福音書12:28-31
讃美歌 298
奏 楽 野町太郎
10月20日(火)
学院創立記念礼拝
10月21日(水)
担 当 間島いずみ(本学卒業生)
題 目 すばらしいものを受け継ぐ
聖 書 テモテへの手紙一2:4-6
讃美歌 55
奏
楽
野町太郎
10月22日(木)
担 当 八木洋一(社会福祉学科教授)
題 目 四国学院のあゆみと共に
聖 書 フィリピの信徒への手紙2:12-15
讃美歌 55
奏
楽
野町太郎
10月23日(金)
担 当 清水幸一(総合教育研究センター教授)
題 目 四国学院大学建学の精神
聖 書 コリントの信徒への手紙一13:3
讃美歌 55
奏 楽 野町太郎
「あなたの神である主を愛しなさい。隣人を自分のように愛しなさい。」
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
神尾 哲(図書課長)
イエスの時代、ユダヤ教にはモーセの十戒を細かく分けて、613 の掟が存在していました。禁止が 365、
命令が 248 といわれます。
その中でどれが第一かという質問にイエスは、マルコによる福音書では、第一は「あなたの神である主
を愛しなさい」と答え、第二は「隣人を自分のように愛しなさい」と答えています。マタイでは、第二には
「第一と同様に」と加わり、ルカでは、律法学者が自分で両者を「また」という言葉でつなぎ答えるという
形になっています。そのあと善きサマリア人の話が続きます。
マルコでの第一の掟の言葉は、当時ユダヤの子どもが最初に暗記させられる言葉であったといわれ、
礼拝毎に暗唱・告白し、日に2回唱えていたといわれます。
神と自分と隣人を愛せよという掟は、どれをとっても大変な課題であると思います。
日本に最初に伝道した宣教師たちが「愛」という言葉を「お大切」と訳して、伝道したといいます。今
でも使いたい良い訳だと思います。東北の方言で語られたケセン語訳聖書では、「大事」とあります。神
と自分と隣人を、大切にし、大事に思い、疎かにしないことが「愛」であるといえると思うと、少し理解しや
すくなります。
掟は守らなければならないものですが、「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛して」(第 1
ヨハネ 4・10)とあり、イエスは「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコ 2・17)、「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者た
ちのものである。」(マルコ 10・14)、と言われました。
大人になった私たちが子どもたちと違っていることは、生きる上での一応の目途に過ぎない人間の作
った規準や価値に縛られ、いつの間にか、それぞれに用意されている自分の世界が見えなくなっているこ
とです。
まずなによりも「自分」を肯定し、大切にし、大事にすることが必要です。
自分の中には様々な自分がいます。長所・短所とかでなく、個性という言葉でもなく、世界に一つだ
け用意された自分の中の「多様性」だと思います。自分と自分の中の多様性を肯定し、楽しむことも必
要です。
人がそれぞれに違っていることに好奇心を持って接したい。また、自分がどれだけの人の配慮と、愛情
と、支えと、慰めと、何より、忍耐に支えられて今があるかという事にも気づきたい。
そして一番大事なこと。自分の「命」が、創り主より生かされて今あるということ。たとえ幸せでなくても、
悲しんでいても、苦しんでいても、生かされている命の素晴らしさに気づくこと。
「イエスの招き」を私はそのように理解しています。
四国学院大学が、聖書の言葉を伝え続け、存在し続けている、60 年間の重みに畏怖の念を抱き
ます。チャペルの石碑「汝の若き日に、汝の創り主を覚えよ」(伝道の書:コヘレトの言葉 12 章 1 節)に
今日も出会えることに感謝して。
●日本福音キリスト教会連合 高松シオン教会
760-0080 高松市木太町4区2371-4
加藤光行 牧師
087-862-3585
●日本基督教団 坂出大浜教会
762-0054 坂出市西大浜南2丁目24-23
上野清次郎 牧師
0877-44-0079
●日本キリスト改革派 坂出飯山教会
762-0011 坂出市江尻町1524-14
吉田 崇 牧師
0877-44-4840
0877-98-6759
教会
牧師館
◆◆チャペルの心得◆◆
チャペルでは、
1.脱帽
2.喫煙、飲食は厳禁
3.携帯電話等の電源を切る。
4.静粛を保つ。
チャペルアワーにおいては、
1.開始時刻まで、聖書箇所を黙読し、黙想をする。
2.司会者、担当者の指示に従う。
3.讃美(讃美歌斉唱)は、歌詞を味わいつつ、心を合わせて行う。
4.聖書朗読の際は、自身の聖書、または配布プリントに目をやり、朗読に耳を傾
ける。
5.語られるメッセージを静かに拝聴する。
6.讃美、聖書朗読、メッセージの間、一切私語は慎む。
7.
「キリスト教概論Ⅱ(5)」の登録者は、受付で出席カードを受け取り、退出時に
指定のボックスに入れる。
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2009 年 10 月 26 日
№359(2009-12 号)
秋季キリスト教強調週間
10月26日(月)
担 当 隅野 徹(日本基督教団香川教会牧師)
題 目 疲労回復は神から
聖 書 イザヤ書40:27-31
讃美歌 267
奏
神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。
苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
11月2日(月)
担 当 三谷 保(日本基督教団隠退教師)
題 目 種を蒔く人が種を蒔きに出て行った。
聖 書 マタイによる福音書13:1-9
讃美歌 526
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
10月27日(火)※10:45-11:25
担 当 山下慶親 (本学理事長/日本基督教団
熊本草葉町教会牧師)
(詩編46編2節)
場所 清泉礼拝堂
あの方に語りかけるのだ
聖 書 ヘブライ人への手紙12:4-7
讃美歌 267
奏 楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
題
目
10月28日(水)※10:45-11:25
担 当 山下慶親(本学理事長/日本基督教団
熊本草葉町教会牧師)
友のために自分の命を捨てること
聖 書 ヨハネによる福音書15:11-17
讃美歌 267
題
目
奏
楽
11月3日(火)
祝日のため休みです。
11月4日(水)
担 当 山 和明(応用社会学科教授)
題 目 世の光
聖 書 マタイによる福音書5:13-16
讃美歌 526
奏
野町太郎
楽
野町太郎
10月29日(木)※10:45-11:25
担 当 山下慶親 (本学理事長/日本基督教団
熊本草葉長教会牧師)
やっぱり、ゴッドはいるんだ
聖 書 コヘレトの言葉12:1a
マタイによる福音書5:13-16
讃美歌 267
題
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
奏
目
楽
11月5日(木)
推薦入試のため休みです。
野町太郎
10月30日(金)
担 当 速水清隆(宗教委員長)
題 目 神はわがやぐら
聖 書 詩編46編
讃美歌 267
奏 楽 野町太郎
11月6日(金)
推薦入試のため休みです。
秋季キリスト教強調週間はロングチャペル(10:45-11:25)となります。
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
「汝らは地の塩である」
●日本基督教団 香川教会
761-8078 高松市仏生山町甲2159-4
隅野 徹 牧師
087-889-4311
山下 慶親
本学理事長
日本基督教団 熊本草葉町教会牧師
強調週間講師と学生とのティータイム
高校生1年生の時、聖書がもらえるというので、学校の図書室に行きました。ギデオン協会の方から
短いお話を聞いた後、英日対訳の新約聖書をいただきました。私が聖書を手にしたのは、この時が最
初でした。勉強の合間、時々開いて読んでいましたが、初めて教会に行くことになったのは、高校3年
生の終わりでした。11月最後の日曜日で大学受験が迫っていたのですが、礼拝に出席したいという気
持ちになり、妹が通っていた伝道所(小さな教会)に連れて行ってもらいました。妹はキリスト教主義の
女子高に入学後、学校の勧めで教会に行くようになっていたのでした。
その時から44年が過ぎました。私は大学1年生の時にクリスチャン(キリスト者)となる洗礼を受け、大
学4年生の時にはキリスト教の牧師になりたいと思うようになりました。高知県の高校生であった時に小
さなきっかけが与えられたことで、将来の方向が導かれていくことになったのでした。私は聖書に出会い、
教会に出会い、キリスト教に出会うことができて、とても良かったと思っています。なぜなら、生きていくうえ
での方向が示され、生きるための力の根源を教えられることになったからです。私は四国学院の学生の
皆さんに、キリスト教の信仰について、ぜひ知ってほしいという願いを持っています。
私は大学の卒業論文でキング牧師を取り上げました。彼の生き方に感銘を受けて牧師になろうと決
心し、アメリカの神学校に進みました。その後、宣教師として東南アジアに行き、タイで初めて設立され
たキリスト教主義大学でチャプレン(牧師)として働きました。最近の5年間は熊本で牧師をしています
が、私の教会は「熊本バンド」(日本のプロテスタント・キリスト教の三大源流の一つ)ゆかりの教会です。
キリスト教強調週間では、1日目はモンゴメリ・バスボイコット運動を勝利に導いた青年牧師キングのお
話、2日目は第二次世界大戦中にタイのジャングルで起こった奇跡の出来事、3日目は明治初期に
熊本洋学校に招かれた外人教師L.L.ジェーンズと生徒たちとのドラマティックな物語です。どれも、私
との関わりのある仕方でお話する予定です。
キリスト教信仰は今も生きています。なぜならイエス・キリストを信じる信仰者として生きた人々がいる
からであり、今も信仰によって生きている人々がいるからです。今年のキリスト教強調週間を通して、生
きる力の根源としての祈りや、聖書の言葉や、神への信仰が少しでも身近になってくることを心から願っ
ています。
強調週間講師の山下慶親先生を囲んでのティータイムです。
軽食も用意していますので、気軽にご参加下さい。
日時:10月28 日(水)15:10∼16:30
場所:宗教センター2F 集会室
◆◆キリスト教一口知識◆◆
■宗教改革記念日
10 月 31 日は、世界のプロテスタント教会では「宗教改革記念日」として守っている。
1517 年 10 月 31 日、マルティン・ルタ−が、贖宥状(免罪符)販売に反対し、ヴィッ
テンベルク城教会の門扉に、95箇条の提題(意見書)を貼付した。それが改革の機
運が熟していたドイツにおいて触媒のような役割を果たし、その後世界史的な宗教改
革へと大きく突き進むことになったのである。
それを記念するのが「宗教改革記念日」であり、この日、またはそれに近い主の日
(日曜日)には「宗教改革記念礼拝」を捧げる教会も多く、今年は 25日または 11 月 1
日にそうした礼拝がもたれている。
ルタ−は当時のキリスト教会が聖書に忠実に立ち返ることを求め、「聖書のみ」、
「信仰のみ」、「恵みのみ」を示して教会の聖書的回復を願ったのであるが、現代の私
たちも、絶えずその原点に立ち返らされたいものである。あわせて、四国学院大学は
そうした宗教改革の伝統に生きるキリスト教大学であることも、覚えていただきたい。
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2009 年 11 月 9 日
№360(2009-13 号)
キリストと結ばれる人はだれでも、
新しく創造された者なのです。
古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。
(コリントの信徒への手紙二5:17)
11月9日(月)
担 当 中家契介
(日本キリスト教会高松伝道所牧師)
いつまでも残るもの
聖 書 コリントの信徒への手紙一13:4-13
讃美歌 526
題
目
奏
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
場所 清泉礼拝堂
11月16日(月)
担 当 土井省悟(応用社会学科教授)
題 目 生涯の日を数える
聖 書 詩編90編
讃美歌 2
奏
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
11月10日(火)
担 当 丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 野の花はいかにして
聖 書 マタイによる福音書6:25-34(口語訳)
讃美歌 526
奏 楽 野町太郎
11月17日(火)
担 当 赤井勝哉(文学部長/言語文化学科教授)
題 目 今を生きる(ヘンデルの《メサイア》より~)
聖 書 イザヤ書9:1-5
讃美歌 2
奏 楽 野町太郎
11月11日(水)
担 当 宮山直子
11月18日(水)
担 当 塚田正昭
(日本バプテスト連盟恵キリスト教会牧師)
(日本福音キリスト教会連合高松西キリスト教会牧師)
命がけの愛
聖 書 ヨハネの福音書3:16(新改訳)
讃美歌 526
目
題
目
奏
楽 野町太郎
奏
楽 野町太郎
11月12日(木)
担 当 ダビデ・ジャンカー(高瀬キリスト教会牧師)
題 目 空の空
聖 書 伝道者の書1:12-18(新改訳)
讃美歌 526
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
歩き仲間・イエス
聖 書 マタイによる福音書9:35-36(口語訳)
讃美歌 2
題
楽 野町太郎
11月13日(金)
担 当 谷原博信(本学非常勤講師)
題 目 触れた者は皆いやされた
聖 書 マルコによる福音書6:56
讃美歌 526
奏 楽 野町太郎
11月19日(木)
担 当 小野淳子
(日本イエス・キリスト教団高松新生教会牧師)
題
目 私が迎えた人生最良の日
聖
書
讃美歌
奏
コリントの信徒への手紙二5:17
2
楽 野町太郎
11月20日(金)
担 当 原田惟座耶(日本福音キリスト教会連合
八栗シオンキリスト教会牧師)
題
目 静かなる勇気
ヨハネの福音書19:38-42(新改訳)
讃美歌 2
奏 楽 野町太郎
聖
書
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
神のともし火は消えず(1)
浜島敏(本学名誉教授)
今から 60 年前、米国南長老教会は四国の善通寺の第十一師団の後に、キリスト教主義に
基づいた大学を創設した。若者に人を殺すことを訓練させていた場所を、人を生かす教育
をする場所に変えた。戦いを愛するのではなく、平和を愛する人を育てる所とするために。
創設に関わったのは、アメリカのクリスチャンだけでなく、たくさんの日本人クリスチャ
ンがいたことはもちろんである。
私は 1968 年赴任したが、まだ開学当初の名残があった。鉄筋の建物は 3 号館だけで、
正門を入るとまず今の自転車置き場に平屋の木造建築、そしてその後の 1 号館は、今の 2
号館と同じ作りの二階建て木造建築であり、師団の建物がそのまま使われていた。正門の
左側、今のチャペルが建っている場所は森になっていて、その中に宣教師館が建っており、
ここだけが何かしら西洋風の雰囲気を醸し出していた。正門は今より狭く、しかししゃれ
たレンガ造りの門であった。もともと師団当時の正門は今の西門であった。西門は大きく、
入って直ぐに大きなロータリーがあった。門には SHIKOKU CHRISTIAN COLLEGE のアーチ
がかかっていた。3号館から女子寮までの間は雑草が茂り、雨が降るとぬかるんでいた。
学生はわずか 700 名あまり、大半は英語を専攻している学生であった。キリスト教学科を
改組した人文学科と社会福祉学科はまだ出来たばかりであった。宣教師が多く、教員は非
常勤も含め全員クリスチャン、職員の中にもクリスチャンが多くいた。教授会を含め全て
の会議が祈りで始まり、祈りで終わっていた。その他にも職員達による祈祷会が あった。
クリスチャン学生も多くいた。
カリキュラムでは、文部省指定の卒業必要単位 124 単位とは別に、キリスト教科目を 8
単位余分に取らなければならず、卒業するには 132 単位が必要であった。チャペルは聖恵
館であったが、事務局もチャペルの間は業務を停止し、職員も出席していたし、学生も全
員の出席が求められており、いつも満員であった。
この 40 年間、四国学院は総合大学へ向かって発展してきた。人文学科は、教育学科と
応用社会学科を生み出した。そしてついに 3 学部 7 学科にまで成長し、学生数は 2500 人
にまで達した。鉄筋の建物が次々と建てられ、雑草のおい茂ったキャンパスも綺麗に整備
された。第十一師団の面影は、2号館とメディア・センターを除いて、ほとんど消えてな
くなった。しかし、同時にキリスト教も前面から次第に消えていった。キリスト教科目も
単位数が半減し 4 単位となった。開学以来 Shikoku Christian College であった学院は、
Shikoku Gakuin University と「キリスト」をその名前から消した。非常勤から始まり、
クリスチャン以外の教員の受け入れが始まった。立派な礼拝堂が建設されたが、チャペル
も出席自由となり、出席者が激減した。もちろん私は後ばかり振り返って、あの頃は良か
ったと老人の愚痴を並べ立てるつもりはない。懐古主義は何も生み出さない。歴史に学び
つつも、我々は前に向かって歩き続けなければならない。神は歴史の中にも働いておられ
る。
(以下、次号につづく)
●日本キリスト教会 高松伝道所
761-8076 高松市多肥上町1140-3
中家契介 牧師
087-889-6393
●日本福音キリスト教会連合 高松西キリスト教会
761-8014 高松市香西南町571-6
宮山直子 伝道師
087-881-2220
●高瀬キリスト教会
767-0001 三豊市高瀬町上高瀬4364-1
ダビデ・ジャンカー 牧師
0875-72-6522
●日本バプテスト連盟 恵キリスト教会
760-0077 高松市上福岡町758
塚田正昭 牧師
087-861-0523
●日本イエス・キリスト教団 高松新生教会
760-0054 高松市宮脇町2-10-67
小野淳子 牧師
087-861-0328
●日本福音キリスト教会連合八栗シオンキリスト教会
761-0121 高松市牟礼町2588-36
原田惟座耶 牧師
087-845-9771
クリスマスツリーの飾りつけやリース作りを
一緒にしませんか?
宗教系サークルの学生が中心となって、ツリーの飾りつけや、リース作りを行います。
この機会に、皆さんもご一緒にクリスマスを迎える準備をしましょう。
11 月 25 日(水)-27 日(金)
於 宗教センター
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2009 年 11 月 23 日
№361(2009-14 号)
11月23日(月)
休日のため休みです
場所 清泉礼拝堂
11月30日(月)
担 当 水野 穣(日本基督教団屋島教会牧師)
題 目 そして通りがかりに
聖 書 マルコによる福音書2:13-15
讃美歌 94
奏
ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
(イザヤ書9章5節)
11月24日(火)
担 当 川染三郎(日本基督教団高松教会牧師)
題 目 他者と共に生きる力
聖 書 マルコによる福音書12:28-31
讃美歌 286
奏 楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
11月25日(水)
担 当 速水清隆(宗教委員長)
題 目 備えの時
聖 書 マルコによる福音書1:1-4
讃美歌 286
奏
楽 野町太郎
11月26日(木)
担 当 梶井義郎
12月1日(火)
担 当 細貝信義(救世軍高松小隊長)
題 目 イエスが来られる
聖 書 イザヤ書61:1
讃美歌 94
奏 楽 野町太郎
12月2日(水)
担 当 Mike Gray
(高松コミュニティ・チャーチ 協力宣教師)
クリスマスの王
聖 書 イザヤ書9:6-7(新改訳)
讃美歌 94
題
目
奏
楽 野町太郎
12月3日(木)
担 当 高橋 誠
(日本バプテスト連盟高松常磐町キリスト教会牧師)
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
その名はインマヌエル
聖 書 マタイによる福音書1:18-25
讃美歌 286
楽 川井田潤一(子ども福祉学科教授)
(フェローシップディコンリー福音教団豊浜教会牧師)
ろばの背に乗って
聖 書 マルコの福音書11:1-11(新改訳)
讃美歌 94
題
目
題
目
奏
楽 野町太郎
奏
楽 野町太郎
11月27日(金)
担 当 Dawn Birkner(綾歌キリスト教会牧師)
題 目 The Cycle of Love
聖 書 ヨハネの手紙一4:10-11,19,5:11-12,3
エレミヤ書29:11、マタイによる福音書6:33
讃美歌 286
奏 楽 野町太郎
12月4日(金)
担 当 清水幸一(総合教育研究センター教授)
題 目 人の強さと弱さ
聖 書 コリントの信徒への手紙二12:7-10
讃美歌 94
奏 楽 野町太郎
神のともし火は消えず(2)
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
浜島敏(本学名誉教授)
(先号よりつづく)
その変化の中で開学以来変わっていないのがチャペルの 20 分間である。私は、この短い時間が四国
学院の象徴であり、四国学院の証であると思っている。その運営に努められた歴代の宗教委員長に敬
意を表したい。出席者が減っていることで、将来合理化が求められるかも知れない。しかし、私はたとえ
出席者が一人になっても、このチャペルの火を消さず、死守して欲しいと願っている。もちろん、この場所
が親しみのある場所として、より多くの教職員・学生が利用できるようにする工夫は必要である。強制
的にここに人を集めることを考えるよりも、自分から進んで來たくなるような場所にすることが大切である。
たとえば、英国の教会に倣って、週一日ランチタイムミュージックの日を設けたらどうだろう。昼休みの 30
分間(例えば水曜日の 12 時 50 分から1時 20 分まで)、オルガンを静かに聴く時とする。出入りは自由、
オルガン演奏だけが聞こえる中、音楽を聴き、祈り、黙想する、あるいはぼうっと静かにここで坐って過ご
すだけでも良い。オルガンが難しければ、静かな CD を聞くのでも良い。沈黙だけを絶対厳守することに
して、あとは自由に過ごせる場所、神の静かな声を聞く場所、祈る場所、疲れを癒し、悩みを解決する
場所としてチャペルが利用されることを願っている。この場所をみんなの心の隠れ家にして欲しい。
モーセに率いられてエジプトを脱出し、ヨシュアに率いられて約束の地に定着したイスラエルの民も、一
旦安定すると、やがてここまで導いてこられた神を忘れ、異民族の攻撃を受け、何度も絶滅寸前の危
機に直面するが、その都度、人々は悔い改め、神に叫び、士師と呼ばれる指導者が与えられることによ
って、滅亡を免れ、細々とその命を繋いでいるような状態であった。神からの語りかけも、しばらく途絶え
ていたと聖書は伝えている。神に仕える祭司であるエリですら、サムエルを呼ばれたのが神であることが分
からなかった。しかし同時に、神のともし火は消えていなかったとも書かれている。神はご自分の民を決し
て忘れてはおられない。そこに最後の士師であり預言者であったサムエルが起こされる。彼はイスラエルを
復興させる。やがてイスラエルは、ダビデ、ソロモン時代の一大繁栄期を迎えることになる。
四国学院の 60 年の歩みのなかには、さまざまな歴史があったことであろう。浮き沈みもあった。しかし、
まだ、四国学院の神のともし火 は消えていない。消してはならない。今、四国学院大学は一つの大転
換期を迎えようとしている。この時に、人の思いによらず、神の導きを求め、神に向かって叫んで欲しい。
今まで四国学院を愛し、導いてこられた永遠の神様に栄光が限りなくあるように。
●日本基督教団 高松教会
760-0017 高松市番町387-6
川染三郎 牧師
087-882-6507
●日本バプテスト連盟 高松常磐町キリスト教会
760-0054 高松市常磐町2-12-2
梶井義郎 牧師
087-861-9818
●綾歌キリスト教会
761-2402 丸亀市綾歌町岡田下650-2
Dwan Birkner 牧師
0877-86-3880
●日本基督教団 屋島教会
760-0113 高松市屋島西町2506-16
水野 穣 牧師
087-841-0384
●救世軍高松小隊
760-0054 高松錦町2-9-26
細貝信義 小隊長
087-851-0752
●高松コミュニティ・チャーチ
760-0054 高松市常磐町2-5-15
Mike Gray 宣教師
087-834-2870
●フェローシップ・ディコンリー福音教団豊浜キリスト教会
769-1602 観音寺市豊浜町和田浜1537
高橋 誠 牧師
0875-52-2667
◆◆キリスト教一口知識◆◆
■ アドベント(待降節)
クリスマスの時が近づいてきました。12 月 25 日の 4 週前の日曜日より、アドベン
ト(待降節)と呼ばれる期間です。ですから、今年は 11 月 29 日よりこの期間に入っ
たことになります。
アドベントにはまず、キリスト以前の人々が神の約束を信じ、救い主の誕生を待
っていた旧約時代を記念します。そして、救いの完成のときに来られるキリストの再
臨を祈り、待望する時でもあります。
この期に、クリスマス・ツリーやリースを飾ります。また、クリスマス・クランツの中に 4
本のキャンドルを置き、日曜日が来るごとに 1 本ずつ火を灯していきます。4 本全部
に日が点くと、いよいよクリスマスを迎えることになるのです。
どうかこの期にはとりわけ心を静めて、救い主が与えられたことへの感謝を覚え、
再臨のキリストをますます待望する時として下さるよう、勧めます。
チャペルヘの招き
2009 年 12 月 7 日
№362(2009-15 号)
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
(マタイによる福音書1章23節)
時間 10:45~11:05a.m.
特集:人権週間
12月7日(月)
12月14日(月)
新島加奈子(人文学科 3 年)
題 目 平等に講義を受けるとは何か
聖 書 ヨハネによる福音書9:1-3
讃美歌 96
畑 和雄(日本長老教会高松キリスト教会牧師)
題 目 信じる者の幸い
聖 書 ルカによる福音書1:45
讃美歌 98
担
当
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
12月8日(火)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
神野 明(CHC委員長/カルチュラル・マネジメント学科教授)
人類の進化と文化の多様性
ルカによる福音書10:25-37
96
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
担
当
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
12月15日(火)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
白石剛史(日本同盟基督教団高松泉キリスト教会牧師)
私はともにいる
マタイによる福音書1:23
98
野町太郎
12月9日(水)
12月16日(水)
野町太郎(本学オルガニスト/日本基督教団補教師)
題 目 よろずの民へ
聖 書 ルカによる福音書2:8-20
讃美歌 96
担
当
奏
楽
担
当
奏
楽
野町太郎
杉本孝作(副学長/子ども福祉学科教授)
題 目 最初クリスマス
聖 書 マタイによる福音書1:18-25
讃美歌 98
野町太郎
12月10日(木)
12月17日(木)
渡邉弘和(教育学科 4 年)
題 目 みんなこの世に必要な存在
聖 書 コヘレトの言葉4:9-10
讃美歌 96
山川哲平(日本伝道隊ハレルヤチャーチ高松牧師)
題 目 夢を持って生きる
聖 書 創世記37:5
讃美歌 98
担
当
奏
楽
野町太郎
12月11日(金)
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
場所 清泉礼拝堂
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
ムアンギ ゴードン(応用社会学科教授)
思いやり
マタイによる福音書7:12
ルカによる福音書6:31
96
野町太郎
12月21日(月) ※10:45-11:25
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
黒田若雄(日本基督教団 須崎教会牧師)
あなたがたのためのクリスマス
ルカによる福音書2:8-20
115
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
担
当
奏
楽
野町太郎
12月18日(金)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
吉田 豊(総合教育研究センター教授)
愛がなければ
コリントの信徒への手紙一8:1-13
98
野町太郎
12月22日(火)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
丸畑幸夫(教育学科教授)
あなたを呼ぶ主
マタイによる福音書2:13-18
115
野町太郎
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
クリスマスへの備え
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
私たちは今、アドベントの歩みに入っています。アドベントとは、待降節と日本語で
は訳されていますが、これは「降誕を待つ期間」という意味で、この期間において、クリ
スマスへの備えをなすのであります。12 月 25 日の 4 週前の日曜日からアドベントに入り
ますので、年によって日にちが変わりますが、今年は 11 月 29 日がその日に当たります。
このアドベントの期間に、イエスキリストがお生まれになる以前の人々が神の約束を信
じ、救い主を待っていた、その旧約の時代を記念します。そして、今ひとたび、キリスト
は来られる、つまり、再臨が約束されていますが、そのキリストの再臨を祈り、待望する
時でもあります。この間に、クリスマスツリーやクリスマスリースを飾りますが、それら
はそうした記念と待望の印でもあります。教会によっては、この時期、キャンドルを 4
本飾り、日曜日が来るたびに 1 本ずつ火を点していきます。4 本全部に火が点きますと、
いよいよクリスマスを迎えることになるのです。清泉礼拝堂でも、この期間、講壇卓の横
にキャンドルを立て、クリスマスへの備えを為しています。
更に、教会暦から紹介していきますが、クリスマスは 12 月 25 日、一日で終わるのでは
なく、12 月 25 日から 1 月 6 日までが、降誕節、つまりクリスマスの期間です。1 月 6 日
は、
「公現日」と呼ばれます。幼子イエスが、東方の国からやって来た学者たちによって、
初めて礼拝を受けられたことを記念する日で、救い主が公にお現れになられた喜びを覚え
る日であります。こうして大晦日や新年を含む 2 週間を、実際のクリスマスの喜びを覚え
る期間として過ごします。日本では、25 日が過ぎると、ツリーもリースも片付けてしま
いますが、1 月 6 日まで飾っておくのが本来です。清泉礼拝堂では、こうした教会暦に基
づき、ツリーやリース、また、ネイティビティを飾り、そして、講壇にキャンドルを立て、
来年明けるまで、クリスマスの時として、ツリーやリースを飾り続けます。本年度は、冬
休み明けが、1 月 6 日ですので、休み明けの 1 日目のチャペルアワーは、まだ、クリスマ
スの期間ですので、ツリーやリースを飾って迎えることになります。
しかし、ツリーやリースを飾るだけでは真のクリスマスの備えではないでしょう。キャ
ンドルの火を点けることが備えではないでしょう。それらは印であって、心の備えが伴わ
なければ、意味がない、と言わねばなりません。やがて来られる主イエスのさきがけとな
った洗礼者ヨハネが「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」と人々に叫び、やがて
来られる救い主に備えるようにと、訴えました。(マルコによる福音書1:3)
このみ言葉を、クリスマスを前にするこの時、私たちは備えの言葉として、耳を傾け、
いよいよ自らのうちの「主の道」を整えていきたい、と願います。
●日本長老教会 高松キリスト教会
760-0005 高松市宮脇町1-5-3
畑 和雄 牧師
087-861-4420
●日本同盟基督教団 高松泉キリスト教会
761-8071 高松市伏石町1449-1
白石剛史 牧師
087-867-2302
●日本伝道隊 ハレルヤチャーチ高松
761-0442 高松市川島本町715
山川哲平 牧師
087-848-1823
●日本基督教団 須崎教会
760-0113 高松市屋島西町2506-16
黒田若雄 牧師
087-841-0384
12月21日(月)は、午前はロングチャペルで学院クリスマス、夕方からは燭火
礼拝、を行います。ぜひ皆さんご参加ください。
特別チャペル 10:45~11:25
講師:黒田若雄(日本基督教団 須崎教会牧師)
燭火礼拝 17:00~18:00
講師:黒田若雄(日本基督教団 須崎教会牧師)
時間 10:45~11:05a.m.
場所 清泉礼拝堂
チャペルヘの招き
2010 年 1 月 4 日
№363(2009-15 号)
新しい歌を主に向かって歌え。
全地よ、主に向かって歌え。
主に向かって歌い、御名をたたえよ。
日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。
1月4日(月)
祝日のため休みです。
1月5日(火)
(詩編96編1~2節)
1月6日(水)
担 当 斎賀 稔
(日本福音キリスト教会連合善通寺キリスト教会牧師)
キリストの信仰
聖 書 フィリピの信徒への手紙3:14
讃美歌 24
題
奏
目
楽 野町太郎
1月7日(木)
担 当 新垣 努(恵みキリスト教会シャローム牧師)
題 目 マリヤの応答
聖 書 ルカによる福音書1:37-38(新改訳)
讃美歌 24
奏
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
1月11日(月)
楽 野町太郎
1月8日(金)
担 当 加藤親平
(日本キリスト改革派善通寺教会牧師)
題
目 食事か餌か
マタイによる福音書4:1-4
讃美歌 24
奏 楽 野町太郎
聖
書
1月12日(火)
担 当 功刀愛理(子ども福祉学科4年)
題 目 大学生活を振り返って
聖 書 コリントの信徒への手紙一10:13
讃美歌 301
奏 楽 野町太郎
1月13日(水)
担 当 鎌倉龍志(子ども福祉学科4年)
題
目
聖
書
讃美歌
奏
301
楽 野町太郎
1月14日(木)
担 当 大塚泰子(社会福祉学科4年)
題 目 主のみわざ
聖 書 詩編77:11-12(新改訳)
讃美歌 301
奏
楽 野町太郎
1月15日(金)
担 当 斎賀貴宏(教育学科4年)
題 目 No way to say
聖 書 詩編108:1-5,138:1-8(新改訳)
讃美歌 301
奏 楽 野町太郎
面目に古い者はかえって不真面目な新人よりも、はるかに新時代を知っている。
老齢の美
丸畑幸夫(教育学科教授)
シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。
「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり/この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。
ヒルティは彼が天に召される前にひどいリューマチに悩んでいた。友だちが彼を見舞い、辞去する
時にこのように祈った。「主があなたの病気をやわらげてくださいますように」と。そこでヒルティは友の
手をとり、真剣な面持ちで言った。「それはいけません。あなたはわたしたちの主があなたのお祈りを
きいて特別のお恵みをたれて、わたしからこの苦しみを取り去ってくださると思っていらっしゃるようです
が、それはお断り申しあげなければなりません。十日間のリューマチの苦痛は、わたしのうちなる人間
のために、わたしが聞く十の説教よりも、あるいはわたしが読むすべての書物よりも、ずっと薬になるの
です。どうぞわたしの苦痛を気になさらないで下さい」と。
老齢を迎えると、若いときのようには身体が動かなくなる。そして、さまざまな故障に悩まされるが、
人が考えることは、ビタミン剤やサプリメントで気を紛らわせることである。だが、徐々にその輝きを失
っていくのが常である。しかし、「与えられた生」を真に生きる者は、老年を慰めのない悲哀をもって
退く時とは考えていない。
ヒルティは「すでに過ごしてきた人生の成果を静かに保持して、人生のあるべき姿を見通しながら、
これから一層の発展を遂げるために備えなければならない時である。」と言っている。彼は神の御手
の動きを通して御旨を知ろうとしていたのである。
幼子イエスが神殿で献げられた時、シメオンはイスラエルの慰めるのを待ち望んでいた。聖霊が彼
にとどまっていて、ここで人生最大の出来事に遭遇することになる。老齢の彼は幼子イエスとの出会
いを通して、人生で最も輝かしい祝福を神が備えてくださったことを知った。
シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を
安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです」(ルカによる福音書
2:28-30)と「老齢の美」を経験させて下さった神に心からの感謝を献げている。この世を去りゆ
く自分ではなく、神の栄光が現れることのみにその目が注がれている二人の老齢者(シメオンとアン
ナ)がここに描かれている。「生まれ来る真の生命」と「仮の世を去って行く者」のコントラストが美し
い。
老齢の時を「試練のとき」と見るのではなく、主が向老期にある人間に美しい秋を味わうことを願っ
ておられると知ることが肝要である。試練と思われるものの大半は、主がご自身を私たちに啓示す
るための手段として用いられることが多い。精神の高揚は高齢期を迎えて、かつてなかったような素
晴らしいものを経験する。神がそうしてくださるのである。シメオンの場合、地上を去る前に人生で最
も意義深い「神の到来」をその目で見るのである。私の切なる願いは「神の啓示」に接することであ
る。
シメオンにもアンナにも老齢者の美がある。神が彼らの生きることに親しくかかわっておられた。彼ら
には人生の最良のものが、今なお残されており、歳月は彼らの望みを葬ることはない。彼らは力の
源泉である方(神)との交わりを保っていた。彼らは老人で古い時代の人であった。しかしながら、真
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
●日本福音キリスト教会連合 善通寺キリスト教会
765-0011 善通寺市上吉田町3-2-2
斎賀 稔 牧師
0877-62-0966
●恵みキリスト教会シャローム
765-0073 善通寺市中村町2088-3
新垣 努 牧師
0877-63-3738
●日本キリスト改革派 善通寺教会
765-0013 善通寺市文京町4-9-22
加藤親平 牧師
0877-62-1521
■ 学院クリスマス献金のご報告 ■
遅くなりましたが、昨年 12 月 21 日に燭火礼拝において捧げられました学院クリスマス献金は、
総額 13,247 円でした。これを以下の内訳で 2 つの団体に送金させて頂きました。感謝してご
報告申し上げます。
救世軍(社会鍋を通じてホームレスの方々への給食事業のために) 7,000 円
日本聖書協会(手話訳聖書作成のために)
6,247 円
どうもありがとうございました。
時間 10:45~11:05a.m.
チャペルヘの招き
2010 年 1 月 18 日
№364(2009-17 号)
1月18日(月)
土井省悟(応用社会学科教授)
題 目 主よ、私たちにも祈りを
聖 書 ルカによる福音書11:1-4
讃美歌 517
担
当
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
1月19日(火)
自分自身の内に塩を持ちなさい。
そして、互いに平和に過ごしなさい。
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
(マルコによる福音書9章50節)
奏
楽
平本 譲(子ども福祉学科准教授)
感謝
ローマの信徒への手紙12:15-17
517
野町太郎
2月1日(月)
岡 俊二(人文学科教授)
題 目 夜遅く密かにイエスを訪ねた男
聖 書 ヨハネによる福音書3:1-12,7:47-51,
19:38-40
讃美歌 Ⅱ-1
担
当
奏
楽
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
2月2日(火)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
水村光義(日本伝道隊津田キリスト教会牧師)
人生がわくわくする秘訣
マタイによる福音書13:44
Ⅱ-1
野町太郎
1月20日(水)
2月3日(水)
村田哲康(子ども福祉学科教授)
題 目 人と出会い、人は変わる
聖 書 マタイによる福音書25:40
讃美歌 517
山﨑和明(応用社会学科教授)
題 目 人を愛するとは
聖 書 ガラテヤの信徒への手紙5:14
讃美歌 Ⅱ-1
担
当
奏
楽
野町太郎
1月21日(木)
得永幸子(子ども福祉学科教授)
題 目 塩について
聖 書 マタイによる福音書5:13
マルコによる福音書9:49-50
讃美歌 517
担
当
奏
楽
野町太郎
1月22日(金)
四国学院大学
宗教センター
www.sg-u.ac.jp
メールアドレス [email protected]
場所 清泉礼拝堂
担
当
奏
楽
2月4日(木)
丸畑幸夫(教育学科教授)
題 目 勝利者イエス
聖 書 ヨハネによる福音書16:33
讃美歌 Ⅱ-1
担
当
奏
楽
当
橋本一仁(社会学部長/カルチュラル・マネジメント学科教授)
担
当
題
目
オーバアマガウの村人の祈りに神は応えて下さって…
題
目
聖
書 ルカによる福音書11:9-13
聖
書
517
奏 楽 野町太郎
1月25日(月)
担
当
題
目
聖
書
讃美歌
奏
楽
清水幸一(総合教育研究センター教授)
心の支え
マタイによる福音書11:28―30
9
川井田潤一(子ども福祉学科教授)
野町太郎
2月5日(金)
担
讃美歌
野町太郎
讃美歌
奏
楽
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
Amazing Grace
テモテへの手紙二3:15b-17
Ⅱ-1
野町太郎
◆◆担当牧師の教会案内◆◆
讃
美
速水清隆(宗教委員長/人文学科教授)
「先生にとって、音楽とは何ですか?」1 年近く前、チャペルで讃美歌を歌う奉仕を続けてきてく
れた学生が私にそう問い掛けた。唐突に尋ねられたのであるが、その問いにより、私自身の音
楽との関わりについて振り返り、そして、讃美について、改めて考える機会を与えられた。
それに対し、私は自分がどのように音楽と歩んできたかを回顧し、次のように答えた。
まだキリスト教を知らない時代、イエス・キリストと出会う以前は、ギターを奏でたり、歌を歌う
ことは、私にとって、自分を楽しませることであり、自分を慰めることであった。しかし、キリストを
知った後は、全く方向性を変えられた。自分に向かっていたものから、神への方向転換がなさ
れた。それは、讃美の姿勢を知らされたからである。不十分ではあるが、その後の私にとっては、
神を崇めるために、神を頌(ほ)め讃(たた)えるために、音楽がある。それが讃美である。
自分のために、自分に向かって歌っていたときは、あるいは、人に向かって歌っていたときも、
確かに楽しむことができていたし、慰められた気になってはいたが、それはあくまでも一時的な
ものであり、まやかしに過ぎない。神に向かって讃美したときにこそ、自分自身をも真に慰めら
れるし、まことの喜びが与えられる。時に、讃美をすることが苦しくなることもあった。しかしそれ
も、その後に備えられた喜びのための試練であった。また、自分自身の讃美の方向性をいつし
か見失っていたときに、その誤りを訂正するために、そうした苦痛を神が与えてきてくださった。
毎日のチャペルアワーにおいて、清泉礼拝堂聖歌隊によって、讃美のリードを頂いてきた。
隊員が一つの方向性を持って、神に向かって声を合わせ、パイプオルガンによる奏楽とともに、
背後から導き続けてくれた。心より感謝をしたい。しかし、聖歌隊は 4 月当初、たった一人から歩
みを始めたのであった。先の問いに対する私の答えや奨めも空しく、3 年間の歩みをしてきた聖
歌隊は振り出しからのスタートとなった。1 年の歩みを今終えようとするとき、そうした試練も大き
な恵みであったことを覚える。そして、聖歌隊は、原点に立ち返り、真の讃美を求めて、更にこ
の 1 年間、一層の豊かな育みが与えられてきたことを、神に感謝し、いよいよの讃美の声をあ
げたい。
主に向かって喜び歌おう。 救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう。
御前に進み、感謝をささげ 楽の音(ね)合わせて喜びの叫びをあげよう。
主は大いなる神 すべての神を超えて大いなる王。
(旧約聖書 詩編 95 編 1∼3 節)
●日本伝道隊 津田キリスト教会
769-2401 さぬき市津田町津田1010-7
水村光義 牧師
0879-42-4481
■ 感 謝
この一年間の日々のチャペルアワーを、多くの方々のお支えとお祈り、また、ご奉仕によって、
守ることができました。ここでは特に労苦頂いた学生の皆さんのお名前を記し、感謝とさせて頂
きます。
・司会
大塚 泰子(社福 4 年)
斎賀 貴宏(教育 4 年)
・清泉礼拝堂クワイア
村上 絢乃(人文 1 年)
永森 祐基(人文 1 年)
井村 あゆみ(子福 1 年)
中島 歩(子福 1 年)
田中 寿美子(言文 1 年)
佐藤 証(人文 3 年)
松本 佑紀(社福 3 年)
斎賀 貴宏(教育 4 年)
・燭火礼拝での奉仕(上記以外)
木村 友香(社福 3 年)
石村 有(教育 4 年)
そのほかにも、チャペル運営や宗教センターの働きのために労してくださった学生の方々が多く
おられます。また、お名前の漏れた方がおられますならばどうかお赦しをお願いします。次年度も
またこのような学生の皆さんの奉仕を受けてチャペルが守られますように祈ります。