SDS(製品安全データシート)

作成日: 2015.7.21
製品安全性データシート
1. 製品及び会社情報
製品名
:
リチウムイオンキャパシタ (LIC) “ULTIMO” TM
品種名
:
MLB、MPA、MPB、MPC シリーズ
使用目的
:
蓄電デバイス
会社名
:
JMエナジー株式会社
住所
:
〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8565
担当部署
:
品質保証部
電話
:
0551-38-8008
Fax
:
0551-38-8009
事業所
:
東京営業所
住所
:
〒105-8640 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
電話
:
03-6218-3615
事業所
:
JSR Micro INC.
住所
:
1280 North Mathilda Ave., Sunnyvale, CA 94089 U.S.A
電話
:
+1-408-543-8800
事業所
:
JSR Micro NV.
住所
:
Technologielaan8 B-3001 Leuven Belgium
電話
:
+32-16-832-832
2. 組成、成分情報
PARTS
Lithium Ion Capacitor(Laminate or Prismatic Cell)
Plastic parts
Metal parts
Cables
Printed Circuit Board Assembly
下記は、LICに含まれる電解液の組成、成分情報です。
LIC PART
MATERIALS/CHEMICALS
CAS #
ELECTROLYTE
ETHYL METHYL CARBONATE,
ETHYLENE CARBONATE,
DIMETHYL CARBONATE
623-53-0,
96-49-1,
616-38-6
LITHIUM HEXAFLUOROPHOSPHATE
21324-40-3
FLAME RETARDANT
企業秘密の為非公開
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作成日: 2015.7.21
3. 危険有害性の要約
物理化学的危険性:
火薬類
可燃性/引火性ガス
可燃性/引火性エアゾール
支燃性/酸化性ガス類
高圧ガス
引火性液体
可燃性固体
自己反応性化学物質
自然発火性液体
自然発火性固体
自己発熱性化学品
水反応性可燃性化学品
酸化性液体
酸化性固体
有機過酸化物
金属腐食性物質
人健康有害性:
急性毒性(経口)
急性毒性(経皮)
急性毒性(気体)
急性毒性(蒸気)
急性毒性(粉塵/ミスト)
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
呼吸器感作性または皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性
環境に対する有毒性:
水性環境有害性(急性)
水性環境有害性(慢性)
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
区分2
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
区分1B
区分1
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
ラベル要素
絵表示又はシンボル
注意喚起語
危険
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4. 応急処置
吸入した場合:
新鮮な空気のある場所に移し、必要なら人工呼吸を行うこと。
目に入った場合:
直ちに多量の水で少なくとも 15 分間洗浄すること。速かに医師の診断を受けること。
皮膚に付着した場合:
多量の水で洗うこと。かゆみや炎症等の症状がある場合は、速かに医師の診断を受けること。
飲み込んだ場合:
多量の水で口の中をよく洗った後、直ちに医師の手当てを受ける。
医者への注意事項:
処置は患者の状態や事故の状況により異なる。
5. 火災時の処置
消火剤:
棒状注水、二酸化炭素、粉末消火薬剤、乾燥した砂が有効である。
注水する際は多量の水を用いて窒息消火/冷却消火する。
特別な消火剤:
無
6. 電解液が製品から漏出した時の処置
漏液:
漏液があった場合には、暴露を最小限に留めるため換気を行い、 漏液した対象物を遠ざけ. デ
バイスの主電源を切ること。 キャパシタから出たガスや煙を吸い込まないようにすること。以下に
指示された方法により漏出物を除去すること。
漏出物を処理した廃棄物は適切な容器に廃棄すること。
適切な保護具(保護手袋、保護服、保護メガネ、保護面)を着用し、処置後に体を十分に洗
浄すること。
床に漏出した場合:
紙や布で漏出物を拭き取り、決められた容器に廃棄すること。
埃を立てないようにすること。
水と接した場合:
水と接触しないようにすること。水に接した場合には漏出した物質をすくいとること。
感電:
適切な感電保護具を着用すること。
7.取り扱い及び保管上の注意
LICを長期保存する場合は、常温・常圧で乾燥した場所に保管することが望ましい。火気を近づけ
ないこと。熱や直射日光、発火源等を避けること。LICの外装材を開封しないこと。LICは分解した
り、水に曝したり、火に入れたり、高温にすると、漏液したり燃えたりする可能性がある。
LICが輸送中の振動や衝撃、落下や段積みにより損傷を受けないように梱包材として強度のある
材料を使用すること。保管や輸送中に梱包容器に水が浸透しないようにすること。LICを結露のあ
る場所や高湿度の場所あるいは冷凍状態で保管しないこと。LICは輸送中にショートが起きないよ
うに梱包すること。落下させないこと。LICを損傷させないこと。適切な絶縁手袋をせずに露出した
端子に触れないこと。取り扱いを誤ると感電や発熱の可能性がある。
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8. 暴露防止措置
暴露防止のための特別な制御:
通常の使用状態では必要ない。
人体に対する保護:
吸入に対する保護:
通常の使用状態では必要ない。
皮膚の保護:
通常の使用状態では必要ない。
目の保護:
通常の使用状態では必要ない。
感電に対する保護:
適切な感電保護具を着用すること。
設備対策:
保管場所については局所排気装置を使用するなど、換気に注意する。
保護具:
有機溶剤用保護マスク、保護眼鏡、耐有機溶剤・耐酸性のゴム手袋等
9. 物理/化学的性質
外観
比重
水への溶解度
沸点
引火点とその測定方法
発火限界濃度
発火点
:
:
:
:
:
:
:
角形密閉構造セル
LICには本項目は該当しない。
LICには本項目は該当しない。
LICには本項目は該当しない。
LICには本項目は該当しない。
LICには本項目は該当しない。
LICには本項目は該当しない。
10. 安定性及び反応性
LICは、通常の使用条件では、安定で反応性はない。
11. 有害性情報
ETHYL METHYL CARBONATE
ETHYLENE CARBONATE
DIMETHYL CARBONATE
急性毒性
経口
LD50
経皮
LD50
LITHIUM HEXAFLUOROPHOSPHATE
FLAME RETARDANT
: 情報なし
: 情報なし
:
ラット
12,800mg/kg
ラット
2,500mg/kg
: 情報なし
: 情報なし
12. 環境影響情報
LICは密閉構造であり該当しない。
13. 廃棄上の注意
LIC の廃棄は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従い、事業者自身が産業廃棄物処理業者
と契約した上で適正に処理すること。
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14. 輸送上の注意
U.S DOT/ICAO/IATA
:
UN3508 クラス9、特別規程 A196で輸送
IMO IMDGコード
:
UN3508 クラス9、特別規程 372で輸送
RID ICDGコード
:
規制なし
UN3508 の特別規程及び包装規程に従って輸送すること。
高温、高湿の場所に置かないこと。
水滴落下、結露、凍結等の恐れのあるところに置かないこと。
輸送中に落下や損傷を与えないこと。梱包破損が起きないようにすること。
15. 規制情報
RoHS
該当しない
特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律(化学物資管理促進
法)
該当しない
労働安全衛生法(安衛法)
該当しない
毒物及び劇物取締法(毒劇法)
該当しない
消防法
該当しない
水質汚濁防止法
該当しない
土壌汚染対策法
該当しない
16. 改訂履歴
初版
改訂
改訂
改訂
改訂
発行日
:
2013 年 8 月 27 日
発行部門 :
品質保証部
発行日
発行日
発行日
発行日
:
:
:
:
2013 年
2013 年
2015 年
2015 年
発行部門
発行部門
発行部門
発行部門
品質保証部
品質保証部
品質保証部
品質保証部
10 月 2 日
11 月 12 日
1月 1日
7 月 21 日
:
:
:
:
ここに記載するリチウムイオンキャパシタ(LIC)は、OHSA HAZARDにおいて適用外になります。
この製品安全性データシートは、お客様に対するサービスとして提供しております。
以上
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