電気通信役務の提供について (リバースチャージ方式)

発信 平成27年10月
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平成27年10月号
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・リバースチャージ方式のイメージ図
電気通信役務の提供について
(リバースチャージ方式)
◆改正前の電気通信役務の提供について
今まで、インターネットを介して国内の事業者・消費者に対
して行われる電子書籍の配信や広告の配信等(電気通信役務の
提供)は、国内の事務所等(国内事業者)から行われるものの
み消費税が課税されており、海外の事務所等(国外事業者)が
配信するものは不課税とされていました。今後平成 27 年 10
月 1 日以後は、国外から配信されるものも、国内取引として
消費税が課税されることになりました。
◆「リバースチャージ方式」の導入
このような見直しに伴い、国外事業者が行う電気通信利用役
務の提供のうち、
「事業者向け電気通信利用役務の提供」
(例:
「広
告の配信」等)については、当該役務の提供を受けた国内事業
者等に申告納税義務を課す「リバースチャージ方式」が導入さ
れました。
現在の消費税法では、電気通信利用役務の提供などをした事業
者が、その申告・納税を行うこととされていますが、電気通信利
用役務の提供のうち「事業者向け電気通信利用役務の提供」につ
いては、国外事業者から当該役務の提供を受けた国内事業者が申
告・納税を行うことになります。
ただし、このリバースチャージ方式は、経過措置により、当分
の間は、一般課税(簡易課税方式は対象外)により申告する場合
で、課税売上割合が 95%未満である事業者にのみ適用されますの
で該当する国内事業者は限られます。
ご不明な点等がありましたら、秋山税理士事務所(03-3702-7011)
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