科研基盤B「家事事件当事者の合意による解決と家事調停・メディエーション機能の検証」 2014 年度第 2 回研究会 「家事調停における合意解決の促進~調停の機能と方法の検討」 科研費基盤Bの 2014 年度第 2 回研究会として、「家事調停における合意解決の促進~調 停の機能と方法の検討」を下記の要領で開催します。 日本法では、調停前置主義の下、全件、調停が行われるため、協議や合意形成に主体的 に関わることのできない当事者の方もおられます。しかし、とりわけ離婚紛争の場合、別 居・離婚後の養育費の分担、面会交流等の実現は、当事者による任意の履行が望ましく、 そのためには、当事者が協議して合意を形成することが不可欠と考えます。2014 年度から の科研基盤Bのテーマの 1 つが、家事調停の機能の検証です。今回は、弁護士として長年、 離婚と子どもの問題に取り組んでこられた片山弁護士に、合意形成がなぜ重要なのか、家 事調停においてどのようにすれば、合意形成が可能になるのか、ご自身のご経験からご報 告を、また元裁判官で現在、家事調停委員の小田さんに、ご自身が実践されている「同席 聴取」という方法について、その特徴と有用性、課題についてご報告をお願いしました。 これらを通じて、家事調停において当事者の合意形成を促進するためにどのような取組み が可能であるのか、みなさんと考えたいと思います。 開催日が 1 ヶ月後ですが、ご都合のつく方はぜひご参加下さい。 日時 2 月 28 日(土)14:00~17:30 頃まで 場所 立命館大学朱雀キャンパス 301 号教室 玄関を入って右手の「プロフェッショナルスクール事務室」を通り、出口右手 のエレベーターで 3 階に上がって下さい。左手の教室です。 報告 企画趣旨、同席調停・別席調停の機能と課題 二宮 周平(立命館大学) 合意形成の必要性と可能性 片山 登志子(弁護士) 合意形成の手法としての同席聴取 小田 耕治(家事調停委員、元裁判官) なお研究会終了後、 朱雀キャンパス7階「TAWAWA」 にて懇親会を開催します。 ご参加可能な方は、下記事務局までご連絡下さい。 二条駅前「食楽酒房 びあん」に変更になり ました。 法学アカデミー 赤塚みゆき e-mail:[email protected] Telephone:075-465-8177(立命館大学法学部共同研究室、9:00 ~ 17:30) FAX:075-465-8294 -1-
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