海外ブロイラー生産におけるアニマルウェルフェア報告書 ―タイ、イギリス―

海外ブロイラー生産におけるアニマルウェルフェア報告書
―タイ、イギリス―
2013年3月
国産食鳥推進委員会
ごあいさつ
国内ブロイラー産業は、長期に亘る相場低迷と配合飼料を初めとした生産資材の高騰
により苦境に立たされております。
一方、世界の家畜生産ではアニマルウェルフェアを優先する考え方が世界的潮流とな
っており、OIE(世界動物保健機構)の場で国際基準の検討がなされております。
その流れに沿って、諸外国ではアニマルウェルフェアの世界標準を先取りしクリアす
る動きが加速されております。
そこで、当委員会では役員会の決議を持って、鶏肉輸出を国家的事業として行ってい
るタイ国とEU先進国である英国でのアニマルウェルフェアに対する現状と将来に向
けての取組み姿勢について、東北大学大学院農学研究科家畜福祉学寄附講座(佐藤 衆
介
教授)に調査を依頼しました。
この度、その調査報告を作成しました。今後のブロイラー生産の参考となれば幸いで
す。
平成25年3月
国産食鳥推進委員会
委員長 阿部 荘介