Strategy & Management Lesson 08

IT パスポート試験合格講座
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Strategy & Management Lesson 08
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システム開発技術に関するキーワード
1. 開発の流れ
要件定義→外部設計→内部設計→プログラム設計→プログラミング→単体テスト→結合テスト
→システムテスト→運用テスト→検収→保守。 (平成 24 年 春期 問 32 問題文)
2. システム要件定義
システムの機能及び処理能力を決定する工程。(平成 24 年 秋期 問 32 ア)
3. ソフトウェア要件定義
ソフトウェアに必要な機能と応答時間などの品質を明確にする工程。(平成 25 年 秋期 問 31
問題文)
4. 外部設計
情報システムの概要や画面のレイアウトや帳票の様式を定義する工程。(平成 25 年 春期 問
49 問題文)
5. 内部設計
データベースに格納するレコードの長さや属性を決定するなど、ファイル編成やチェック方式
などを設計する工程。外部設計を具体化してプログラムに詳細な仕様を設計する工程。(平成
24 年 秋期 問 38)
6. システム方式設計
ハードウェアやネットワークの構成を決定する工程。(平成 24 年 秋期 問 32 ウ)
7. ソフトウェア方式設計
複数のソフトウェア間のインタフェースに関する仕様などを明確にする工程。(平成 25 年 秋期
問 40 エ)
ソフトウェアの最上位レベルの構造とソフトウェアコンポーネントを決定する。(平成 24 年 秋期
問 32 イ)
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8. ソフトウェア詳細設計
コーディングを行う単位となる個々のプログラムの仕様を明確にする工程。この仕様に基づい
てプログラミングが実施される。(平成 25 年 秋期 問 40 ア)
9. プログラミング
プログラム言語の文法に従って処理手順などを記述し、その処理手順などに誤りがないかを検
証する開発工程。(平成 21 年 春期 問 49 ウ)
10. 単体テスト
システム開発時に、詳細設計に基づいて作成した個々のプログラムに誤りがないかを確認し、
必要に応じて修正するテスト。(平成 24 年 春期 問 34 ア)
すべての命令や分岐条件などを網羅するホワイトボックステストによってプログラムが仕様書ど
おりに動作することを確認する。(平成 22 年 春期 問 34 イ)
11. ブラックボックステスト
正常ケースやエラーケースなど、起こり得る事象を幾つかのグループに分けて、各グループが
1 回は実行されるようにテストデータを選んで行う。(平成 26 年 春期 問 35 エ)
入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確
認していく、システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテスト方法。
(平成 21 年 春期 問 42 問題文)
12. ホワイトボックステスト
全ての命令が少なくとも 1 回は実行され、全ての分岐条件の組合せが実行されるようにテスト
データを選んで行う。(平成 26 年 春期 問 35 ウ)
13. 結合テスト
プログラム間のインタフェースに問題がないことを確認するテスト。(平成 23 年 春期 問 54 問
題文)
14. システムテスト
実環境と同様のハードウェア、ソフトウェアを準備し、端末からの問合せのレスポンスタイムが目
標値に収まることを検証するテスト。(平成 25 年 春期 問 32 問題文)
開発側が開発の最終段階のテストとして実施し、システム要件を満たしているか確認するテスト。
(平成 24 年 秋期 問 33 ア)
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15. 受入れテスト
利用者がベンダに委託したソフトウェア開発において、利用者側が実際の運用と同様の条件
でソフトウェアを使用し、正常に稼働することを確認するテスト。(平成 24 年 秋期 問 37 問題
文)
16. 運用テスト
利用者が開発者からは独立して実施し、完成したシステムの業務への適合性を確認する。(平
成 24 年 秋期 問 33 エ)
17. ソフトウェア保守
システムの安定稼働、情報技術の進展や経営戦略の変化に対応するためにプ口グラムの修
正や変更を行う作業。(平成 24 年 春期 問 34 イ)
稼働中のソフトウェアに対して、発見された障害の是正や、新しい要件に対応するための機能
拡張を行う活動。(平成 23 年 春期 問 44 問題文)
18. 機能性(Functionality)
ソフトウェアの品質特性で、仕様書どおりに操作ができ、適切な実行結果が得られるなど、目的
から求められる必要な機能の実装の度合いのこと。(平成 25 年 春期 問 46 イ)
19. 信頼性(Reliability)
障害発生時にデータを障害前の状態に回復できたり、想定外のデータを入力しても異常な動
作が起きないようにしたりするなど、機能が正常動作し続ける度合い、障害の起こりにくさの程
度のこと。(平成 23 年特別 問 53 ア)
20. 使用性(Usability)
だれにでも使いやすい画面インタフェースにするなど、分かりやすさの度合い。利用者の習熟
時聞が短くて済むなど、使いやすさの程度のこと。(平成 23 年特別 問 53 イ)
21. 効率性(Efficiency)
入力後 3 秒以内に検索結果が得られるようにするなど、目的達成のために使用する時間や資
源の利用の程度のこと。(平成 23 年特別 問 53 ウ)
22. 保守性(Maintainability/Serviceability)
パラメタを指定するだけで画面や帳票の変更ができるようになっているなど、システムの能力や
品質をあらわす指標で、プログラムの変更のしやすさの度合いのこと。(平成 26 年 春期 問 41
エ)
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23. 移植性(Portability)
ソフトウェアの品質特性で、多くの作業を必要としないで他の OS 環境でも利用できるようになる
など、別の環境へ移した際そのまま動作することができる程度のこと。(平成 25 年 春期 問 46
ウ)
か し
24. 瑕疵担保責任
ソフトウェアの受入れ検収以降、一定期間内に発見された欠陥に対して、開発側が無償で修
正を行ったり損害賠償責任を負ったりする責任のこと。(平成 25 年 春期 問 35 問題文)
25. ファンクションポイント法
外部入力や外部出力などの機能の数と難易度を基に開発規模を見積もる手法。(平成 25 年
春期 問 48 ア)
26. プログラムステップ法
ソフトウェアのソースコードの行数を基に工数を見積もる手法。(平成 25 年 春期 問 48 ウ)
プログラムの行数やファイルサイズなどを基に、ソフトウェアの規模を見積もる手法。(平成 21 年
春期 問 41 イ)
27. COCOMO(Constructive Cost Model)
予想されるプログラム行数にエンジニアの能力や要求の信頼性などの補正係数を掛け合わせ
て開発工数や期間、要員や生産性を見積もる手法。(平成 21 年 春期 問 41 エ)
28. 類推見積法
過去の類似プロジェクトの実績を基に開発規模を見積もる手法。(平成 25 年 春期 問 48 イ)
この分野の練習問題は下記に掲載しています
ü 翔泳社「情報処理教科書 i パスクイズ 222」 問題 076~094
ü IT パスポート試験合格講座 【練習問題】
http://itpassport.jp/exercise/
マネジメント系 > 開発技術 > システム開発技術
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