ストラブ・分岐カップリング GTタイプ

管理No. 04-007K
ストラブ・分岐カップリング
GTタイプ
技
術
資
料
平成27年 10月版
ショーボンドカップリング株式会社
- 1 -
目
次
①
耐圧試験
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②
気密試験
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4頁
③
負圧試験
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4頁
④
水撃試験
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5頁
⑤
繰返し曲げ試験
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6頁
- 2 -
3頁
①
耐圧試験
片側端部を密閉した供試管 2本をストラブ・グリップ-GTタイプで接合する。この管体の内部に注水し、
残留空気を排除する。締付けボルトは、標準トルク値にて締付け、次の要領で試験を行う。
a.水圧ポンプを接続し 0.1 MPaの水圧を加え、3分間保持した状態で漏水が生じていないかを調べる。
b.前項の試験の状態から水圧を使用圧力×3倍まで加圧し、3分間保持した状態で漏水や各構造部材に
異常が生じていないかを調べる。
c.この試験方法は、当社独自の試験方法である。
d.供試管は、JIS G3452(SGP管)を使用する。
試
験
装
置
概
要
圧力計
バルブ
ストラブ・グリップ
GTタイプ
ポンプ
P
500
500
管端隙間
【 試 験 結 果 】
配管用炭素鋼鋼管(SGP管)
型
式
試験手順 a
呼び径
圧力
結果
( M Pa )
試験手順 b
圧力
結果
( M P a)
GT - 5 0
50A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
G T - 65
65A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
GT - 8 0
80A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
GT - 1 0 0
100A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
GT - 1 2 5
125A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
GT - 1 5 0
150A
0.1
異常無し
3.0
異常無し
- 3 -
②
気密試験
耐圧試験と同じ要領にて次の試験を行う。
a.コンプレッサーを接続し、0.1MPaの空気圧を加え、3分間保持した状態で漏えいが生じていない
かを調べる。
b.前項の試験の状態から空気圧を 0.7MPaまで加圧し、3分間保持した状態で漏えいや各構造部材に
異常が生じていないかを調べる。
c.この試験方法は、当社独自の試験方法である。
d.供試管は、JIS G3452(SGP管)とする。
【 試 験 結 果 】
配管用炭素鋼鋼管(SGP管)
型
式
試験手順 a
呼び径
圧力
結果
( M Pa )
③
試験手順 b
圧力
結果
( M P a)
GT - 5 0
50A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
G T - 65
65A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
GT - 8 0
80A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
GT - 1 0 0
100A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
GT - 1 2 5
125A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
GT - 1 5 0
150A
0.1
異常無し
0.7
異常無し
負圧試験
耐圧試験と同じ要領にて次の試験を行う。
a.真空ポンプを接続し、気圧をゲージ圧※= -0.0 96MPa(-720mm Hg)まで減圧する。その状態を
30分間保持して圧力の変動を調べる。
b.この試験方法は、当社独自の試験方法である。
c.供試管は、JIS G3452(SGP管)およびJIS G3448(Su管)とする。
※
ゲージ圧とは、大気圧を0.0MPaとし、絶対真空が-0.101MPaとなる圧力表記の方法を言う。
- 4 -
【 試 験 結 果 】
型
式
配管用炭素鋼鋼管(SGP管)
呼び径
試験気圧
結果
(M P a )
④
GT - 5 0
50A
-0.096
異常無し
G T - 65
65A
-0.096
異常無し
GT - 8 0
80A
-0.096
異常無し
GT - 1 0 0
100A
-0.096
異常無し
GT - 1 2 5
125A
-0.096
異常無し
GT - 1 5 0
150A
-0.096
異常無し
水撃試験
片側端部を密閉した供試管2本を、ストラブ・グリップ-GTタイプで接合する。この管体の内部に注水し、
残留空気を排除する。締付けボルトは、標準トルク値にて締付ける。圧力は制御盤にて制御する装置とし、
次の要領で試験を行う。
a.水圧を0.0 MPaから使用圧力 まで急速に昇圧し た後、0.0MPaへ減 圧する操作を4~ 10秒間で 行う。
b.この圧力変動を1回として10,000回繰り返し、漏水や各構造部材の異常の有無を調べる。
c.この試験方法は、ステンレス協会のSAS322「一般配管用ステンレス鋼管継手の管継手性能基準」に
準拠するが、試験圧力は製品の使用圧力× 3倍とした。
d.供試管は、 JIS G3452(SGP管)とする。
試
験
装
置
概
要
圧力計
電磁弁
電動ポンプ
ストラブ・グリップ
GTタイプ
制御盤
圧力センサー
P
500
500
管端隙間
- 5 -
【 試 験 結 果 】
配管用炭素鋼鋼管(SGP管)
型
式
呼び径
試験圧力
結
果
(M P a )
⑤
GT - 5 0
50A
3.0
異常無し
G T - 65
65A
3.0
異常無し
GT - 8 0
80A
3.0
異常無し
GT - 1 0 0
100A
3.0
異常無し
GT - 1 2 5
125A
3.0
異常無し
GT - 1 5 0
150A
3.0
異常無し
繰返し曲げ試験
片側端部を密閉した供試管 2本を、ストラブ・グリップ-GTタイプで接合する。この供試管体の内部に
注水し、残留空気を排除する。締付けボルトは、標準トルク値にて締付け、次の要領で試験を行う。
a.供試管体の一端を固定し、水圧を使用圧力まで加圧する。
b.曲げ角度 2.0°に達するまで片方端部に曲げ荷重を繰返し加える。
c.両振れを1,000 回(1分 間 に 約 20回)繰返し加えた後、漏水や各構造部材に異常が生じていないかを
調べる。
d.この試験方法は、(一財)日本消防設備安全センタ-の性能認定に準拠するが、曲げ角度を許容可とう
角の± 2°とした。
e.供試管は、JIS G3452(SGP管)とする。
試
験
装
置
概
要
±2°
圧力計
バルブ
ストラブ・グリップ
GTタイプ
手動ポンプ
P
パワー
シリンダー
1500
10
- 6 -
【 試 験 結 果 】
配管用炭素鋼鋼管(SGP管)
曲げ角度
繰り返し回数
(度)
(回)
呼び径
GT - 5 0
± 2.0
1,000
50A
1.0
異常無し
G T - 65
± 2.0
1,000
65A
1.0
異常無し
GT - 8 0
± 2.0
1,000
80A
1.0
異常無し
GT - 1 0 0
± 2.0
1,000
100A
1.0
異常無し
GT - 1 2 5
± 2.0
1,000
125A
1.0
異常無し
GT - 1 5 0
± 2.0
1,000
150A
1.0
異常無し
型
式
- 7 -
試験圧力
(MPa)
結
果