CiCAM Inspector + AutoMRC(OP)評価ガイド 目次 目次 ........................................................................................................................................................................ 2 CiCAM Inspector + AutoMRC(OP)概要 .................................................................................................................... 2 初期設定 ................................................................................................................................................................. 3 検査項目と設定値 ................................................................................................................................................... 4 PADS Layout の CAM 出力と検査実行 ................................................................................................................. 5 検査結果の確認と修正............................................................................................................................................ 6 AutoMRC をしない場合 ........................................................................................................................................ 7 読み込みマクロ作成 ............................................................................................................................................... 8 CiCAM Inspector + AutoMRC(OP)概要 CiCAM Inspector は、基板製造において問題となる各種データ異常をチェックするシステムツールです。 作成した基板製造データに、製造上支障をきたす部分が無いか約 120 項目の検査を自動で行います。 検査基準は、レベルを分けて設定が可能な為、事前に数社の工場仕様を設定しておけば、色分けされた検査結果 から瞬時に基板製造先を選択する事が可能です。 また、検証結果のエラー箇所と値を具体的に示し、気になる部分については、項目を指定するだけで、その個所 を画面上でフォーカスアップします AutoMRC は、基板製造 CAD【PADS Layout】とリンクし、 【PADS Layout】で CAM 出力しますと自動で CiCAM Inspector にガーバーデータとドリルデータを取り込み、検査を開始するオプション機能です。 CiCAM Inspector 及び AutoMRC の評価を行う場合は、評価ライセンスが必要になります。 評価ライセンスをご希望の場合は、弊社 HP 又は下記までご連絡ください。 評価ライセンス申し込みサイト http://www.cadpro.co.jp/products/30day_contact.html 株式会社シーエィディプロダクト TEL:03-5980-3310 e-mail:[email protected] 2 目次へ 初期設定 インストール後、デスクトップに【AutoMRC】のショートカットが作成されます。 ダブルクリックしますと、 【AutoMRC】と【CiCAM Inspector】が起動しますので、 【AutoMRC】の【環境設定】 をクリックしてください。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ① 監視フォルダ PADS Layout から出力されるガーバーデータ、ドリルデータの保存フォルダを指定してください。 ② 移動保存フォルダ 【ガーバー移動】にチェックを入れますと、検証後に監視フォルダにあるガーバーデータとドリルデータを 指定フォルダに自動移動します。 ③ Inspector 入力ファイル 検査項目の設定ファイルです。 注意:ファイル名の変更は可能ですが、フォルダは変更しないでください。 ④ 出力ファイル 検査中に不具合が発生した場合に出力されるフォルダです。 ⑤ PADS CAM ファイル PADS Layout の CAM 出力時のレイヤ認識のキーワードです。 ⑥ ファイル名 基板外形線のガーバーデータ名を入力してください。(拡張子は不要です) 上記の設定が終わりましたら、【終了】をクリックして、ウィンドウを閉じてください。 3 目次へ 検査項目と設定値 検査項目と設定値の設定を行います。 1. CiCAM Inspector のメニューの 解析>Inspector>実行 を選択しますと、 【Inspector 実行】ウィンドウ が開きます。 2 3 4 2. 検査を行う属性にチェックを入れてください。 3. 【詳細】をクリックして、各属性の検査項目を設定します。 検査する項目にチェックを入れて、値を入力して【OK】をクリックしてください。 4. 検査項目や値を変更されましたら、 【ファイルに保存】をクリックして、設定状態を保存してください。 保存先とファイル名は、 【初期設定】で指定しましたフォルダとファイル名と同じにしてください。 4 目次へ PADS Layout の CAM 出力と検査実行 1. PADS Layout を起動し、検査を行う PCB データを開いてください。 2. CAM 出力をします。メニューの、ファイル>CAM 3. 出力するレイヤ、ドリルデータを選択し、【実行】をクリックして出力してください。 を選択してください。 注意:CAM ディレクトリは、上記で設定した【監視フォルダ】と同じフォルダにしてください。 4. 上記の出力するレイヤ、ドリルデータを選択した状態で、 【出力】をクリックしてください。 3 4 2 5. 上記 4 で出力しますと、自動でガーバーデータとドリルデータを【CiCAM Inspector】に読み込み、自動で 【検査項目と設定値】で設定しました内容で、検査を実行します。実行後に、【初期設定】の【移動保存フ ォルダ】に CiCAM Inspector のデータとして保存されます(拡張子.ci2)。 6. 検査結果にエラーがある場合は、【エラー表示】ウィンドウが表示されます。 5 目次へ 検査結果の確認と修正 1. 【検査項目別表示】横の↓をクリックしますと、項目別のエラー内容が下方に表示されます。また【全てオ ン】アイコンをクリックしますと、 【測定値】毎のエラーを表示することが出来ます。 2. エラー箇所の確認をするには、エラー項目をダブルクリックしますと、該当のレイヤとエラー箇所が表示さ れます。 3. エラー箇所を PADS Layout で修正後、上記【PADS Layout の CAM 出力と検査実行】の 2~4 を再度行い ますと、現在表示中の CiCAM Inspector のデータがリセットされ、最新のガーバーデータとドリルデータ を読み込み、検査を自動実行いたします。 6 目次へ AutoMRC をしない場合 PADS Layout 以外で設計されたガーバーデータとドリルデータで検査を行う場合は、下記の手順で検査を行う ことが可能です。【検査項目と設定値】は、上記の同様に設定してください。 1. 【CiCAM3.0】を起動後に、ガーバーデータとドリルデータが入っているフォルダを画面上にドラッグ&ド ロップしてください。 2. 【Page 1/4】ウィンドウが開き、フォルダ内のファイル一覧が表示されますので、【次へ】をクリックして ください。 3. 【Page 2/4】ウィンドウに切り替わります。各ガーバーデータとドリルデータに対して、レイヤ属性を割り 当ててください。【完了】をクリックしますとデータの読み込みが開始します。 タイプ欄では、RS-274X(拡張ガーバー)、RS-274D(標準ガーバー)の確認もできます。 ヒント!! 読み込んだガーバーデータ、ドリルデータが正しく表示されない場合は、下記の【読み込みマクロ作成】 をご参照ください。 7 目次へ 5. 検査の実行は、メニューの 解析>Inspector>実行 を選択しますと、【Inspector 実行】ウィンドウが開 きますので、各検査項目の設定を行い設定状況を【ファイルに保存】し、【実行】をクリックしますと検査 が開始します。 読み込みマクロ作成 読み込んだドリルデータが、下図のように■で表示されている場合は、ドリルの穴径が割り当てられていな い状況になります。マクロ作成を行うと自動で穴径を割り当てることが可能になります。 OR 塗り潰し表示 1. 上記のようにデータを読み込んだ状態で、メニューの ロ 2. 輪郭表示 ファイル>テーブル読込>ツール定義>ツールマク を選択してください。 【ドリルのフォーマット選択】ウィンドウが開きますので、 【マクロ生成】にチェックを入れてください。 【ツ ールファイル選択】ボタンが表示されますので、クリックしてください。 8 目次へ 3. ファイル選択のウィンドウが開きますので、ドリルのツールコード(穴径)が記載されていますテキストフ ァイルを選択してください。 4. 【ドリル ファイル Wizard Step 1 of 4】ウィンドウが開きます。 5. 【開始行キー】の設定を行います。読み込みましたテキストファイルが表示されますので、ツールコード(穴 径)が記載されている個所の前行を選択右クリックして【開始選択】を選択してください。選択しますと、 【開始行キー】欄に、選択した行の文字が表示されます。下図の場合は、選択した行の 2 行目からがツール コードになりますので、 【開始ステップ】の値を【2】にします。 6. 【ファイルキーワード】を設定します。ファイルキーワードは、データをドラッグ&ドロップで読み込ませ た際に、作成したどのマクロを使用するかを認識させるキーワードになりますので、日付やファイル名等、 毎回文字が変わるような行は設定しないでください。該当の行を選択し右クリックして、【キー選択】を選 択してください。選択しますと、【ファイルキーワード】欄に、選択した行の文字が表示されます。 【次へ】をクリックしてください。 9 目次へ 7. 上記で【開始選択】で指定した行以降のテキストが抽出されます。項目を区切るために【フィールド区切り】 の該当の項目にチェックを入れて【次へ】をクリックしてください。下図では、【スペース】にチェックを 入れますと、項目毎にフィールドが区切られます。 8. 【フィールド番号】を指定します。 【T 番号】 【ホール種類】等、各項目に該当するフィールド番号を設定し てください。設定後【対応ホール属性確認】をクリックしてください。【ホール種類確認】ウィンドウが開 きますので、該当項目をダブルクリックしてください。 【ドリルホール種類選択】が開きますので、 【タイプ】 を設定してください。完了後、 【OK】をクリックして【ホール種類確認】ウィンドウを閉じて【次へ】をク リックしてください。 10 目次へ 9. 作成したマクロの結果が表示されます。内容に問題が無ければ【DLF ファイル保存】に作成したマクロ名 入力し【完了】をクリックしてください。 10. 【ドリルのフォーマット選択】ウィンドウの【その他】に保存したマクロ名が表示されますので、 【OK】を クリックしてください。 【ツールテーブル”Default”を書き換えますか?】と表示されますので、 【はい】をク リックしてください。 11. 読み込んだデータに、穴径が反映されます。次回以降、ドラッグ&ドロップで読み込ませた際に、該当のツ ールコードファイルに作成したマクロ名が表示されるようになります。 11 目次へ
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