宮 城 県 古 川 黎 明 中 学 校 ・高 等 学 校 S S H 通 信 ~7月から9月までの行事~ 科学オリンピック(物理・化学・生物)7/12~ 今年も,本校の多くの生徒が,科学オリンピックの予選 - 第 14 号 - 平成 27 年 10 月 23 日発行 宮城県古川黎明中学校・高等学校 献する重要な取り組みになってくると思います。普段の身 近な所でも、 災害に備えてできることはたくさんあります。 今回の研修は、防災を考えていくうえで、貴重な体験にな にチャレンジしました。 ったのではないでしょうか。 <物理チャレンジ>中学生 1 名,高校生 2 名 サイエンス研修(東北大学実験講座)8/3 まず,指定された課題についてレポートをまとめて提出し たうえで,7/12 の予選に挑戦しました。 <化学オリンピック>高校生 5 名 7/20 の予選に挑戦しました。 <生物学オリンピック>中学生 1 名,高校生 11 名 7/19 の予選に挑戦しました。 昨年に引き続き,東北大学大学院工学研究科等の協力に 残念ながら本戦進出を果たすことはできませんでした より,3~4 名のグループに分かれ,さまざまな実験を体験 が,各自が持てる力を発揮して奮闘しました。来年以降の してきました。 引き続きのチャレンジも見据えて,さらなる勉強に励む姿 <研修先> が期待されます。 ・工学研究科知能デバイス材料学専攻 強度材料物性学分野 吉見研究室 サイエンス研修(つくば)7/30~31 ・工学研究科材料システム工学専攻 微粒子システムプロセス学分野 川崎研究室 ・金属材料研究所 非平衡物質工学研究部門 加藤研究室 SSH 生徒研究発表会(大阪)8/5~6 会 場:インテックス大阪(すぐ隣に海遊館) 発表者:鈴木湧平(2 年)・岩渕優介(2 年) 発表題:「流星の光度変化」 参加者:発表者を含む 9 名の高校生徒 8 月 5 日(1 日目) 中学生 8 名,高校生 12 名がつくば研修に参加しました。 <1 日目> 防災科学技術研究所で大型の人工降雨装置などを見学し たのち,地質標本館を見学しました。 <2 日目> 筑波大学で化学物質の合成の実習を体験し,高層気象台 で実際の気象観測装置などを見学しました。 =参加生徒の感想= 今回の研修では、筑波の防災科学技術研究所で見学を行 いましたが、見たこともないような様々な実験施設を見学 することができました。どの施設も規模が大きく、圧倒さ れました。地震や大雨、土砂崩れが頻繁に起きている現代 の日本では、こういった研究は災害に強い社会づくりに貢 9:00 開会・講演 講演者:東京理科大学学長 藤嶋 昭 氏 演題「研究は楽しい!!先人の科学者に学びつつ、 身の回りの現象をヒントに新しい科学を作っていこう- 光触媒で未来を開く-」 10:30~ポスター発表(評価) 13:30~17:00 ポスター発表(一般公開)、アピールタイム 17:30~18:00 講評・全体発表校選出 8 月 6 日(2 日目) 9:00~11:05 全体発表校による口頭発表 12:30~13:30 ポスター発表(一般公開)、 研究者ミニライブ公演 14:00~表彰、講評、閉会 ポ ス タ ー 発表参加校は 【 アピールタイムの1コマ 左:鈴木君 右:岩渕君 】 スパフォーマンスでのタイ舞 203 校 ( SSH 指 定 校 中 踊披露,自然科学部と共同での 心) ポスターセッション,東北大学 、海外招聘校を加え ると 220 校を超えました。 災害科学国際研究所の見学や 本校生徒の 発表内容は 東北大学タイ留学生との交流 「流星の発光し始めた時と も行うなど,盛りだくさんのプログラムでした。12 月には 終りの時に色の変化が見ら 10 名の 2 年生がタイで開催され れる理由」について研究した る「タイ-日本高校生サイエンス ものです。ブースを訪れた フェア 2015」に参加する予定で 聴衆との研究内容につい す。 ての問答は非常に専門的 地域科学教室 8/31 で研究レベルの高さを感じ させるものでした。夜空を 黎明際一般公開日に、自然科学部が実験を演示し、来校 眺めながら流星を待つ。そ された方々にも実験に参加していただきました。演示した ん な 機会が 増え そ う で 【ポスター発表の様子】 す。 実験は次の通り ①アセトン~泡の形を意のままに~ また、220 を超える各校のブースにおいても活発なポスター ②ダイラタンシー~水溶き片栗粉で~ セッションが行われ、参加した生徒達は研究内容から新たな ③人工クラゲを作ろう 知見や今後の研究のヒント等を得たたようです。全国の高校 ④爆鳴気~水素ガスでシャボン玉を膨らまし火を近づ 生の研究に触れ多くの刺激を受けた様子が表情から窺えまし た。心斎橋で夕食にお好み焼きを食べたあの表情も良かった けれど・・・。 けると~ ⑤冷却パックを作ろう 雨天にもかかわらず、多くの方に体験していただきまし た。また、部誌、ファージストラップ、DNA ストラップ 等も好評でした。 科学講演会Ⅱ9/8 演題: 「ゾウの時間・ネズミの時間・私の時間」 講師:本川達雄(東京工業大学名誉教授) 歌う生物学者として有名な本川先生は仙台市出身。ネズ ミの心臓は早く打ち短期間で成熟し子を産み寿命は短い。 ゾウはその逆。生活のペースを動物の時間と考えれば、ネ ズミの時間とゾウの時間は異なる。また、体重当たりのエ ネルギー消費率を比べるとネズミの方が格段に大きい。実 PCC サトゥン校来校 8/26~31 はエネルギー消費率と動物の時間の進む早さは比例すると 本校 SSH 研究開発課題の一つである「世界の国との連 いう。現在の我々は、縄文時代の 30 倍のエネルギーを消 携」として,世界へ科学を発信できるグローバルなコミ 費している。つまり時間が早く進んでいるのである。私た ュニケーション力を習得 ち現代人は時間を狭くしている。時間は環境。時間環境を するため,海外連携校であ 適切(ゆっくり)にすれば、エネルギー問題、地球温暖化 る タ イ の Princess 等が解決されるという。環境問題は「私」の問題である。 Chulabhorn’s College 生徒も得心がいったようです。 Satun(プリンセスチュラ 今後のSSH行事 ポーンカレッジ・サトゥン)校から生徒 5 名と教員など 4 名が来校しました。本校生 10 月 プレゼンテーション講演会 徒と一緒に高校の数学や理 11/11 SSH 中間発表会・公開授業 科の授業への参加,歓迎セ 11/14 みやぎサイエンスフェスタ(仙台三高) レモニーでのプレゼンテー 11 月 小学校出前講座 シ ョン発表,黎明祭クラ 12/20~25 タイ訪問
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