公益社団法人畜産協会わかやま 平成27年度事業計画書 1

公益社団法人畜産協会わかやま
平成27年度事業計画書
1 事業の実施計画
<平成27年度方針>
飼料価格の高値継続等畜産をめぐり厳しい情勢が続くなかで、和歌山県の畜産が今後と
も健全に発展していくための基礎として、畜産経営の支援を重点化することはもとより家
畜及び畜産物の生産、流通及び価格の安定を図る事業等、また、生産から消費まで「食の
安全」の相互理解を促進する事業等を展開していく必要がある。
そのため、公益社団法人畜産協会わかやまは、その事業展開のなかで県関係機関及び会
員団体等の理解と協力を得ながら連携を強め組織強化を図るとともに、畜産の健全な発展
に資することを目的に以下の諸事業を積極的に推進する。
(1)公益目的事業
畜産に関する生産の振興に関する事業
(趣旨・目的)
国民生活に不可欠な食料である畜産物(牛・豚・鶏肉、卵、牛乳等)を国内で安定
的に供給し、食料自給率の向上に寄与することを目的とした、畜産の生産振興に関す
る以下の事業を実施する。
(事業内容)
1)熊野牛改良増殖推進
全国的に実施されている和牛の育種改良のための血統登録をおこない、牛の持つ能
力を指標化した育種価を判明させるとともに、和歌山県特産牛「熊野牛」の繁殖・産
肉能力に関する個体情報の収集分析をおこない、
「熊野牛」飼養農家にデータの提供
をおこなうとともに、育種改良に必要な研修等をおこなう。
区分
計画
前年度計画
繁殖雌牛飼養農家
40戸
40戸
情報提供繁殖雌牛
430頭
423頭
和牛血統登録件数
612件
612件
全国和牛能力共進会和歌山県出品協議会
2回
2回
和牛登録研修会
1回
1回
共進会
1回
1回
532,460 円
524,650 円
(畜産経営技術指導事業費)
532,460 円
524,650 円
1,213,000 円
1,213,000 円
和歌山県委託金
1,213,000 円
1,213,000 円
(和牛登録事業費)
1,213,696 円
1,213,696 円
1,213,620 円
1,213,620 円
330,000 円
458,900 円
-
810,000 円
330,000 円
-
(熊野牛品質向上対策事業業務費)
300,000 円
300,000 円
熊野牛産地化推進協議会委託金
300,000 円
300,000 円
地方競馬全国協会補助金
(熊野牛改良増殖推進事業費)
全国和牛登録協会委託金
(全国和牛能力共進会和歌山県出品協議会事業費)
受取負担金
全国和牛能力共進会和歌山県出品協議会委託金
2)畜産技術高度化推進
飼養管理技術の調査研究、畜産を取り巻く情勢や動向の調査・分析、畜産経営技術
の指導方策を検討するための畜産技術高度化支援指導研究会を開催するとともに、生
産技術の改善指導、後継者等担い手の育成・就農支援、HACCP やポジティブリスト
への対応等高度化する技術への対応指導をおこなう。
区分
計画
前年度計画
研究会の開催
1回
1回
経営改善指導
34回(17戸)
34回(17戸)
担い手支援指導
2回(10戸)
2回(10戸)
高度化支援指導
24回(13戸)
24回(13戸)
8回(1戸)
11回(1戸)
(畜産経営指導事業費)
4,800,000 円
4,000,000 円
和歌山県委託金
4,800,000 円
4,000,000 円
(畜産経営技術指導事業費)
1,159,740 円
1,099,830 円
地方競馬全国協会補助金
1,159,740 円
1,099,830 円
(畜産技術経営指導事業費)
811,000 円
800,000 円
811,000 円
800,000 円
973,042 円
973,042 円
973,042 円
973,042 円
農場 HACCP 構築指導
和歌山県農業協同組合連合会委託金
(農場 HACCP 普及推進支援対策事業費)
中央畜産会委託事業収益
3)畜産に対する理解増進
ア 熊野牛認定制度の運用
安全・安心な県産牛肉の提供を目的に、熊野牛の認定基準に適合した牛肉に対
し認定証を交付する。
イ 講演会等の開催
消費者を対象とした畜産の重要性を PR するための講演会講師派遣
ウ 地方競馬支援
馬事・畜産の普及啓発と県内畜産物の消費拡大を図る観点から、連携機関の協
力を得て、一般消費者を対象とした競馬観戦バスツアーを開催する。
エ 熊野牛トレーサビリティシステムの運営管理
熊野牛の生産者情報や取扱店の情報を提供するサイトの運営管理を行う。
オ 国産畜産物安心確保
県内の家畜改良増殖技術実態調査を行う。
区分
計画
熊野牛の認定証交付
前年度計画
300件
300件
畜産おはなし講座
2回
3回
競馬観戦バスツアー
1回
1回
家畜改良増殖技術実態調査
1回
-
(畜産経営技術指導事業費)
1,950,090 円
1,873,790 円
地方競馬全国協会補助金
1,950,090 円
1,873,790 円
2,360,000 円
1,301,176 円
2,360,000 円
2,900,000 円
79,000 円
79,000 円
79,000 円
79,000 円
191,000 円
-
191,000 円
-
(熊野牛認定業務費)
畜産物認定事業収益
(熊野牛トレーサビリティシステム管理作業費)
和歌山県熊野牛ブランド化推進協議会委託金
(国産畜産安全確保等事業費)
中央畜産会委託事業収益
4)畜産の活性化推進事業
ア
地域団体連携協調体制強化
畜産経営に係わる関係機関や地域団体との連携強化した体制を再構築すること
により、地域畜産を支える支援体制基盤の活性化を図るため、連携機関の協力を
得て、畜産関係団体連絡協議会を開催する。
イ
肉用牛経営安定対策補完
中核的な担い手農家が、計画的に繁殖雌牛を増頭した場合に、増頭実績に応じ
て奨励金を交付する。
ウ 熊野牛子牛市場業務
熊野牛子牛市場の業務のうち一部(事務処理、会計等)を実施する。
エ 熊野牛産地化推進協議会事務局業務
熊野牛産地化推進協議会の事務局業務の一部(事務処理、会計等)を実施する。
区分
計画
前年度計画
畜産関係団体連絡協議会の開催
1回
1回
優良な繁殖雌牛の増頭(8万円/頭)
5頭
10頭
10頭
5頭
(畜産経営技術指導事業費)
747,710 円
732,730 円
地方競馬全国協会補助金
747,710 円
732,730 円
1,724,000 円
1,624,000 円
1,724,000 円
1,624,000 円
1,308,000 円
1,256,000 円
1,308,000 円
1,256,000 円
508,000 円
-
508,000 円
-
能力の高い繁殖雌牛の増頭(10万円/頭)
(肉用牛経営安定対策補完事業費)
農畜産業振興機構補助金
(熊野牛子牛市場業務費)
熊野牛産地化推進協議会委託金
(熊野牛産地化推進協議会事務局事務費)
熊野牛産地化推進協議会委託金
5)家畜衛生対策事業
ア
死亡牛の円滑な収集、輸送及び処理並びに BSE 検査費用の一部を補助すること
で、消費者に対する信頼を確保する。
イ
家畜伝染病発生時の復興支援のため、家畜防疫互助制度への参加推進をおこなう。
ウ
家畜伝染病発生時の早期緊急自衛防疫対策を確立するための研修会をおこなう。
エ
馬伝染性貧血の定期検査の対象となっていない在来馬、愛玩馬及び農用馬等の飼
養・衛生状況実態調査を行う。
区分
計画
前年度計画
死亡牛補助対象
48頭
68頭
家畜防疫互助金交付契約者
39戸
44戸
5 千円/1 契約
10 千円/1 契約
防疫演習
1回
1回
馬飼養・衛生状況実態調査
1回
-
801,935 円
978,979 円
801,935 円
978,979 円
(家畜防疫互助金交付契約手数料収益)
195,000 円
0円
(家畜防疫互助等推進事業費)
462,752 円
463,000 円
432,000 円
461,000 円
943,795 円
943,795 円
943,795 円
943,795 円
379,426 円
-
379,426 円
-
家畜防疫互助金交付契約手数料
(死亡牛緊急検査処理円滑化推進事業費)
農林水産省補助金
農畜産業振興機構補助金
(地域自衛防疫強化特別対策事業費)
家畜衛生対策推進協議会委託金
(馬インフルエンザ等防疫強化特別対策事業費)
中央畜産会委託事業収益
6)肉用牛価格安定対策事業
県内肉用牛飼養農家からの生産者積立金と補助金等で基金を造成し、肉用牛価格が
あらかじめ設定した基準価格を下回った場合、基金を取り崩して補給金(補填金)を
交付する。
ア
肉用子牛生産者補給金制度及び肉用牛繁殖経営支援
区分
生産者補給金交付契約者数
計画
前年度計画
30戸
41戸
500頭
600頭
400 頭
467 頭
乳用種
20 頭
21 頭
交雑種
80 頭
112 頭
700 円/頭
700 円/頭
900 円/頭
-
20頭
18頭
0頭
0頭
乳用種
20 頭
18 頭
交雑種
0頭
0頭
0頭
0頭
黒毛和種
0頭
0頭
乳用種
0頭
0頭
交雑種
0頭
0頭
0円
0円
204頭
204頭
204 頭
204 頭
1,534,000 円
1,854,100 円
農畜産業振興機構積立助成金
767,000 円
927,050 円
和歌山県補助金
383,500 円
463,525 円
生産者負担金
383,500 円
463,525 円
(生産者補給金交付契約手数料収益)
400,000 円
420,000 円
(生産者補給交付金)
720,000 円
648,000 円
720,000 円
648,000 円
5,065,114 円
5,026,502 円
4,999,000 円
5,026,502 円
9,348,753 円
9,328,354 円
9,328,000 円
9,328,354 円
肉用子牛個体登録頭数(H27.1~H27.12)
黒毛和種
生産者補給金交付契約手数料(H27.1~H27.6)
(H27.7~H27.12)
生産者補給交付金交付頭数(H27.1~H26.12)
黒毛和種
生産者補給金交付頭数(H27.1~H27.12)
(生産者補給金)
肉用牛繁殖経営支援交付頭数(H27.1~H27.12)
黒毛和種
(肉用子牛生産者補給金制度積立金)
農畜産業振興機構補給交付金
(肉用子牛生産者補給金制度運営体制整備強化事業費)
農畜産業振興機構補助金
(肉用牛繁殖経営支援事業費)
農畜産業振興機構補助金
イ
肥育牛補填金交付対策
区分
計画
前年度計画
肥育牛補填金交付契約者数
20戸
20戸
1,000頭
924頭
900 頭
742 頭
交雑種
90 頭
161 頭
乳用種
10 頭
21 頭
1,000 円/頭
1,000 円/頭
1,000頭
500頭
900 頭
318 頭
交雑種
90 頭
161 頭
乳用種
10 頭
21 頭
(肥育牛補填金)
16,200,000 円
13,273,500 円
(肉用牛肥育経営安定特別対策事業 補填金交付対策費)
76,400,000 円
74,844,000 円
農畜産業振興機構補助金
57,300,000 円
56,133,000 円
生産者積立金
19,100,000 円
18,711,000 円
(肥育牛補填金交付契約手数料収益)
1,000,000 円
924,000 円
(肉用牛肥育経営安定特別対策事業 経営安定推進費)
5,198,153 円
5,222,017 円
5,178,680 円
5,222,017 円
肥育牛基金造成頭数(H27.2~H28.1)
肉専用種
肥育牛補填金交付契約手数料
肥育牛補填金交付頭数(H27.2~H28.1)
肉専用種
農畜産業振興機構補助金
7)県及び他の畜産関係団体がおこなう事業に対して、本協会の趣旨に反しない限り協
力する。
2 重要な契約に関する事項
平成27年度に締結予定の多額の長期借入金契約、重要な資産の売買契約、重要な工
事の発注予定はない。
3 役員会等に関する事項
(1)監査会
開催予定年月 平成27年5月
主な議事事項 1)平成26年度事業報告等の監査
2)計算書類及びその付属明細書並びに財産目録の監査
(2)理事会
(第1回)
開催予定年月 平成27年5月
報告事項
業務執行報告
主な議事事項 第60回定時総会提出議案について
(第2回)
開催予定年月 平成28年3月
報告事項
業務執行報告
主な議事事項 1)平成27年度補正予算について
2)平成28年度事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資
の見込みを記載した書類について
3)平成28年度一般運用資金一時借入金最高限度額及び借入先に
ついて
(3)総会
(第60回定時総会)
開催予定年月 平成27年6月
主な議事事項 1)平成26年度事業報告並びに財務諸表承認について
2)会費の金額及び納期並びにこれらの免除について
3)借入金最高限度額並びに借入先承認について
4)役員補選について
5)定款の一部改正について