第4号

学校スローガン
「チーム斑鳩
心一つに
修学旅行を終えて
修学旅行(南九州方面)が5月17日から2泊3日の日
程で実施しました。心配された天候も、2日目だけは後
半、雨の中での自然体験となりましたが、初日、最終日は
晴天に恵まれました。昨年、姿を見ずに終わった桜島で
したが、今回は
くっきりとその
雄姿とともに、
偶然にも市内
班別活動中に
噴火を起こし、
噴煙が上空30
00mに達する
瞬間を見ること
が で き ま し た。
今回の旅行は、「起こせ!斑中維新!!~維新を起こ
していー進歩~」のスローガンに掲げ、内容的にも盛りだ
くさんのプログラムでした。
最初に訪れた知覧特攻平和会館では、講話の中で青
年特攻隊員の家族に宛てた遺書が紹介されました。17
歳という若さで家族や恋人と永遠の別れを告げ、戦闘へ
と飛び立っていった青年の気持ちを思うと、言葉に詰まっ
てしまいます。展示室では、1,036名の隊員の遺影が出
撃戦死した月日順
に掲示され、その
下には家族・知人
に残した遺書・手
紙・辞世・絶筆等
がありました。奈良
県 か ら 8 名 の特 攻
隊員のうち一人
が、斑鳩町在住方
であったことも知りました。どの生徒も講師のお話の一言
一句、真剣に耳を傾け、反戦への誓いと、平和への願
い、命の尊さをあらためて感じることができました。
その後の平
和セレモニー
で は 、生 徒 た
ちが事前学習
で考えた平和
宣言を読み、
オリジナルの
平和の歌「生
魂」を全員で
合唱しました。
育み
第4号
平成27年5月29日発行
斑鳩町立斑鳩中学校
校長 安里 昌義
支え つなぎ合う」
ここで、生徒たちが考えた平和宣言文を原文のまま掲
載します。多少、表現の仕方が不十分な部分もあります
が、生徒の反戦・平和への願いは変わりません。
私たちがこうして毎日学校に通えるのは、70年以上
も前、いろんな人が命をかけて戦ってくださったおかげ
です。私たちはそんな人々の中の「知覧特攻隊」につ
いて学んできました。特攻隊員の遺書を読んだり、伝
言ゲーム、貿易ゲームをしたりしました。その活動を通
して、平和の大切さや、自分たちで今なにができるか
を考えました。そしてこれからは平和学習で学んだこと
を、日々の生活で応用していかなければなりません。
1組
○自分の胸に手を当ててみて。生きたいって思うで
しょ。
○平和は他の誰でもない、あなたの小さなおもいや
りでつくるもの。
2組
○私たちは”ただいま”と言えば”おかえり”と返って
くることに感謝します。
○私たちは、一生に一度しかない今を大切に生きま
す。
3組
○命を捧げる場所を誤りません。
○僕たちは日本や国民のためにこそ亡くなっていっ
た人たちがいることを忘れません。
4組
○私たちは目の前の人の笑顔を大切にします。
○私たちは自分の言葉に責任を持ち、お互いを大
切にします。
2日目は、海上タクシーに乗り、無人島での地引網体
験、バーベキュー、そして6つの自然体験(養殖、船釣
り、化石発掘、魚さばき、蛸料理、伝馬船こき)に取り組み
ました。途中から雨が降ってきましたが、予定通り元気い
っぱい活動を楽しむことができました。
(地引網)
(バーベキュー)
(船釣り)
(化石発掘)