5日付 (2782号)

2015年(平成27年)
10 月 5 日
今号の主な記事
本紙は毎月 5・15・25 日発行
〒 106-0032 東京都港区
2面 第 98 次FOC・POCキャンペ ーン
六本木 7 丁目 15 番 26 号
全日本海員組合本部
発行人 立川 博行
3面 〃 /三国船員慰霊祭
TEL 03-5410-8329
つが行われた。
甲斐佐渡市長ら来賓のあいさ
り、続いて、篠田新潟市長、
興連盟会長のあいさつがあ
議員の紹介の後、衛藤海事振
︻新潟支部=山口匡史通信
員︼開会にあたり、出席国会
地域経済にとって重要な産業
展してきた。四面環海のわが
二つの特色を持つ港として発
港と物流の拠点である東港の
ー・旅客船の玄関口である西
重要港湾に指定され、フェリ
新潟港は日本海側で初の特定
関 西
︻関西地方支部=小西秀
昭通信員︼9月5日、残暑
厳しい中、海の日記念行事
の一環である海員ソフトボ
ール大会をグリーンピア三
木で開催した。
開会式で、内藤良太フェ
リーさんふらわあ職場委員
が﹁シーマンシップにのっ
とり正々堂々と戦います﹂
と力強く選手宣誓を行い、
中村健人日東タグ一航士の
(
長 女、 夢 花 ち ゃ ん 8 歳
による始球式を皮切りに熱
戦の火ぶたが切られた。
試合の一戦一戦が笑いと
歓声に包まれ、日ごろのス
トレスを発散しつつ、優勝
を目指し真剣にプレーに打
ち込む姿が見られ、緊張感
のある試合が繰り広げられ
上⑨首都圏災害時における代
ス﹂と前々年度優勝の﹁早
2回戦では早くも前年度
優勝の﹁淡路ルートサービ
た。
替港としての日本海側諸港の
駒運輸﹂が対戦。早駒運輸
月
日固定化②フェリー・旅客船
機能確保⑩日本海側拠点港で
が見事に勝利した。
中から①﹁海の日﹂の
フェリ ー・旅 客 船に対 す る 支 援
などを強 く要 請
日 、ホテル日航新潟で、海事振興連
9月
盟︵会長・衛藤征士郎自民党衆議院議員、副
会長・髙木義明民主党衆議院議員︶主催の新
潟タウンミーティングが開催され、新潟選出
の国会議員、篠田昭新潟市長、甲斐元也佐渡
市長、海事関係者など約100人が出席し、
本組合からは森田保己組合長、立川博行政策
局長をはじめ、7人が出席した。
議事は髙木副会長・事務総
長が座長として進行を行い、
であり、船員はその維持・発
長から﹁明治元年に開港した
各団体からの意見・要望に続
展に寄与してきた﹂として、
国において、海運・水産業は
いて意見交換が行われた。
多岐にわたる船員政策要望の
航路に対する支援措置③後継
ある新潟港の機能強化⑪海の
日に固定を盛り込ん
致で採択された。
だ決議案が提案され、満場一
く7月
日を海洋国家日本の礎とすべ
した。
その後、行政府の対応や、
出席国会議員による質疑応答
駒運輸が大差で制し、有終
策の継続・強化⑦国連気候変
の後継者の確保育成⑥海賊対
業で地方創生等⑤日本人船員
連税制の維持・強化等④造船
島航路の維持存続等③海事関
①船舶の代替建造の促進②離
意見交換会で出された意見
・要望を踏まえ、事務局より
頑張っていきたい﹂とあいさ
反映できるよう全力を挙げて
議実現に向け来年度の予算に
の皆さまと連携し、本日の決
して衆・参国会議員と関係者
ております。海事振興連盟と
係者の皆さまには大変感謝し
熱意ある意見交換となり、関
した。
いさつがあり、大会を終了
表彰式、閉会式を経て、
最後に除補修副支部長のあ
の美を飾った。
動枠組条約締約国会議におけ
処⑧海事産業に対する認識向
つし、閉会した。
最後に主催者を代表し、衛
藤会長から﹁2時間にわたり
となったが、強打を誇る早
者の確保育成④船員税制の早
船員政策についての要望を述べる森田組合長
期実現︱︱について強く要請
20
決勝戦は早駒運輸と今回
初出場の大阪支部との対戦
7
る長期資金問題への適切な対
が行われた。
20
12
本組合を代表し、森田組合
あいさつする衛藤会長、左は髙木副会長
購読料は組合費に含む)
第2782号(昭和25年8月24日第三種郵便物認可)
定価1部 50円
(組合員の
FAX 03-5410-8337
4面 気軽にお散歩(和歌山・那智勝浦)
)
前年度優勝チーム楯返還
除補副支部長から優勝楯を受け取る
早駒運輸チーム
中・四国
舷梯を降ろさなかった。この
ら出港するまでの間、一度も
ことは、乗組員の緊急時にお
インターフォンに話せ」との
ーディネーターから、「前回
ける避難経路を遮断すること
姿勢に終始し、大堀ITFコ
ターフォンでの呼び出しを行
7月に実施した第 次キャン
これを受け交渉団は、シャ
ッターが開くのを待ち、イン
い、社長との接見を求めた。
に「要件は録音しているので
しかし、社員からは前回同様
らの指示により、入港してか
ペーンでは、高松港で会社か
港湾労働者にとっても危険な
に加え、さらには荷役を行う
【愛媛支部=河合俊季通信
員】天候に恵まれた9月
日、愛媛県今治市伯方島にお
しく糾弾した。
その後も興徳海運は、不誠
実な対応に終始することか
ら、本社前を経由してのデモ
行進を行い、抗議文を読み上
げるとともに、シュプレヒコ
ールを行い、地域住民へIT
F活動の正当性をアピールし
た。
抗議行動終了後、愛媛支部
で総括を行い、興徳海運がI
TF協約を締結し、船員と港
湾労働者が安心して労働でき
る環境が構築されるまで、闘
っていくことを再確認し、継
続した活動を展開していく必
北海道
1日目に興徳海運所有船
「RESOLUTION 」
要請した。
かわらず、安全対策の角度か
ーンでも協約締結の有無にか
舶に留まった。次回キャンペ
係など入念にチェックを行っ
「第
次FOC・POC
キャンペーン2日目、室蘭
港で「SEIYO GLOR
Y」の査察を実施し、ITF
苫小牧港および室蘭港で
全国一斉キャンペーン」
するよう要請した。
韓国のFKSUに加盟してい
キャンペーン3日目、苫小
牧港で「STAR PION
EER」を査察し、乗組員は
とから、会社に警告文を発信
承認協約を所持していないこ
を実施した。
今次キャンペーンで
は、 計 5 隻 の 船 舶 に 対
などの確認および救命・
し、ITF承認協約の締
荷役設備の状態を重点的
ることを確認し、ITFのパ
結をはじめ、MLC証書
に査察を行った。
た。
ンフレットを配布し下船し
キャンペーンに取り組
むにあたり、支部で入念
査察を実施した5隻の安全
点検について、荷役器具、本
な打ち合わせを行い、査
察班と内務班の連携を確
船設備などの不備はなく良好
最終日には今次キャンペー
ンの総括を行い、今後も協約
であった。
認した。
キャンペーン初日、苫
小牧港で査察した「SU
FOC・POC全国一斉キャ
締結に向けて、粘り強い活動
ることが判明し、ITF承認
ンペーン」を終了した。
NNY ACACIA」
は、実質船主が日本であ
協約を所持していないことか
察活動を行い、労働協
求めながら粘り強く査
し、乗組員らの理解を
きた。今後も未組織FO
活動を実施することがで
係者の協力のもと、査察
今次キャンペーンにお
いても関係各所、港湾関
船の査察訪船実施とは
ターゲット船や要注意
れたい。
人でも多く仲間に迎え入
の船に乗り組む船員を1
次
までの3日間、港運同盟北海
ら会社に警告文を発信するよ
約の必要性について説明
を行い、ITF傘下の組
約締結に向けて取り組
C船の労働協約締結に向
合への加入を勧めた。
まなければならない。
けた活動を行い、世界中
訪船を積極的に計画
今次キャンペーンでは
ならなかったが、3日
をすることを確認し「第
道地方本部、昭和日タンマリ
間の査察活動を通して、
タイム職場委員、全日本海員
自国籍船に対し、ITF
を査察。本船へ査察班が近づ
98
う要請した。
対して査察活動を行った。
承認協約、自国籍船協約
いたところ、舷梯が巻き上げ
ら、 高 船 齢 の 船 舶 だ け で な
救命・荷役設備などを重点的に査察
組合執行部ら8人が参加し、
キャンペーン3日目、ター
ゲット船である興徳海運関係
を締結するよう求める活
【北海道地方支部=佐々木
翼通信員】9月 日から 日
船舶が東京港に入港する情報
動を展開し、パンフレッ
要を認識した。
をあらかじめ入手していたこ
トなどを用いて、ITF
などを行い、精力的に協約締
【関東地方支部=金子友貴
広通信員】関東地方支部では
とから、査察を行うべく準備
FOC・POC対策連絡会議
9月 日から 日までの3日
を進めていたが、前日に予定
られた。査察を求めたが、一
く、比較的新しい船舶におい
未組織FOC船と未組織
また、PSC関連について
は、港湾労働者の安全を脅か
間、東京港、川崎港、横浜港
の活動の重要性や労働協
貫して乗船を拒否し続けたこ
てもチェックを怠ることのな
関 東
す荷役機器などが整備されて
で第 次FOC・POCキャ
変更となり、査察を断念する
結に向け取り組んでいかなけ
た。
いない船舶がないか「船上荷
ンペーンを実施した。3日間
ことになった。
人が参加し
期間中 隻を査察し、IT
F協約未締結船7隻に対し
役作業安全確保のための港
で延べ 人が参加し、 隻に
執行部ら延べ
て、ITF協約締結の必要性
湾・海員チェックリスト」に
とから、抗議活動を実施する
いよう総括を行い、今後のキ
た。今回はおおむね良好の船
とともに、舷梯を巻き上げる
引き続き、興徳海運
関係船舶に対する査察
などを説明した後、警告文を
の決定事項を踏まえ、港運同
17
基づき係船設備や荷役設備関
ればならない。
15
手渡し、会社に送付するよう
盟、職場委員、関西地方支部
行為である」と会社姿勢を厳
いて、第 次FOC・POC
キャンペーン計画に基づき、
ITFポリシーを無視し、不
当な行為を繰り返す「興徳海
運本社」に対する抗議行動を
実施した。
抗議行動には、斉藤洋中・
四国地方支部長を先頭に、本
部から大堀二三男ITFコー
ディネーター、中・四国管内
執行部員と港湾労組関係者を
含めた総勢 人が参加した。
抗議行動では、5人の交渉
団が社長との接見を求め、興
徳海運本社を訪問した。男性
社員1人が出社したことか
ら、 社 長 と の 接 見 を 求 め た
日までの3日間、
が、無言のまま足早に立ち去
った。
日から
神戸港で第 次FOC・PO
Cキャンペーンを実施した。
キャンペーンには、神戸地区
シュプレヒコールを行う抗議団
ャンペーンに反映させていく
17
関 西
15
舷梯巻き上げに抗議
救命艇の点検を行う査察班
ITF活動の重要性などを説明
97
行為に対し、PSCを要請し
46
98
37
17
98
15
98
訪船目的を説明する査察班
11
ことを確認した。
舷梯を上り査察へ
【関西地方支部=清水駿通
信員】関西地方支部では9月
協約未締結船7隻に警告文を提出
ITFポリシーを無視する
「興 徳海運本社 」に抗議行動!
た。今後も継続して情報収集
28
15
98
85
2015年
(平成27年)
10月5日 (2)
(第3種郵便物認可)
第 2782 号
梯を巻き上げ、会話に応じる
NAGOYA」は友好的な態
興徳海 運の2隻に対し
度で接するものの乗船は拒ま
PSCを要 請
い、焼香・追悼した。
躍をされた故人を想
年 度・ 三 国 船 員
本 日 こ こ に、 平 成
■追悼の言葉
げた。
い、 深 い 祈 り を さ さ
が、 海 を 職 場 と し 活
続いて参列者全員
【九州関門地方支部=柴田
哲也通信員】夏から秋へと季
ことはなく乗船拒否を受け
追 悼 の 言 葉 は、 鴨
頭明人関西地方支部
九州関門
節の変わり目が時折感じられ
た。会話に応じる船員と応じ
長兼北陸支部長が行
れ、「MYRIAD」は、舷
る中、九州関門地方支部は、
ない船員には大きな温度差を
感じる結果となった。
PSC出動要請を提出し、適
東北地区では、管内執行部
延べ 人を動員し、 隻に対
日から 日の3日間、
9月
北九州港を中心に第 次FO
両船とも会社からの指示に
より、執行部との接触を拒否
C・POCキャンペーンを実
施した。
後、九州運輸局船員労政課へ
運 所 有 船 舶 の「 M Y R I A
正な行政指導を求めた。
していることから、査察終了
キャンペーン初日は、北九
州港太刀浦に入港した興徳海
D」(バハマ船籍)、「SI
ていない船舶に対しては、警
今次キャンペーンは、3日
間で6隻の船舶に査察を実施
告文を渡し、協約締結に向け
NOTRANS NAGOY
A」(バハマ船籍)の2隻を
も興徳海運所有船舶である
し、ITF承認協約を所持し
が、2隻の乗組員の対応は、
た対応を促しキャンペーンを
中心に査察を行った。2隻と
船舶によって異なるものだっ
の3日間、仙台塩釜港・石巻
港・秋田港で、第 次FOC
慰霊祭を行うにあた
2 01 5 年
第
月5日
期全国委員補充
中央選挙委員会 議長 松浦 満晴
日付で告示した第
期全国委 員の当選 告 示
一、2015年9月
選挙については、立候補の受け付けを締め切り、立候補者
の資格審査を行い、候補者が適格であることを確認した。
対立候補者がない立候補状況であることから、全国委員
選挙規則第 条D項により投票を略し、当選人を次の通り
とする。
《企業区・企業単位》
広場で、殉職した船員の慰霊
9月 日、福井県坂井市三
国町の「船員殉職の碑」前の
寒と灼熱に晒され、また荒れ
場に魚を追い求め、時には極
と針路を取り、それぞれの漁
岸・沖合そしてはるか遠洋へ
は、生前海を職場として、沿
悼 の 誠 を さ さ げ ま す。 諸 霊
た方々の御霊に対し謹んで哀
を代表し、無常にも殉職され
お誓い申し上げます。
していくことを、本日ここに
め、弛まぬ努力によりまい進
じめ、わが国水産業発展のた
諸霊の遺志を継ぎ、地域をは
の努力を傾注するとともに、
に徹し、海難事故撲滅に一層
う決意を新たにし、安全航海
ことを繰り返すことのないよ
一、補充選挙を行う選挙単位と補充定員
り、 全 日 本 海 員 組 合
祭が執り行われた。
狂 う 波 浪 と 戦 い な が ら、 わ
どうか在天の諸霊よ、安ら
か に お 眠 り く だ さ い。 そ し
《選挙単位コード・単位名》
003 釧路地区組合員
(補充定員1名・立候補者1名)
当選人 大崎 友誉
永昌漁業 船長
この船員殉職の碑は昭和
年に建立されたもので、慰霊
が国の水産業の第一線に立
て、ご遺族の上に限りない幸
心中は察し
員(元垂水フェリー甲板員)
《採用・配属》
月1日
高畠昌嗣=鹿児島支部執行部
一、次の者は、規約第
喪失したので告示する。
関東
日まで
月5日より
月
月
月
月
月
剛
鈴木
条 に 基 づ き、 第
期全国委 員・補充選挙 の 告示
《地方区・地方単位》
第
03
条および全国委員選挙規則第
(1)地方区
日
日より
日まで
日(予定)
以
上
中央選挙委員会事務局(総務部)
五、補充選挙の実施に関する問い合わせ先
と。
式に基づく立候補届を担当地区選挙委員会へ提出するこ
立候補をする者は、全国委員選挙規則付表の一に定める様
四、立候補の届け出
る執行部員とする。
該地方単位の支部機関に配属されており、選挙資格を有す
全国委員選挙規則第
条A項により、補充選挙告示日に当
立候補届出期間
2015年
2015年
候補者告示
2015年
投票期間
2015年
2015年
当選人告示
2015年
三、補充選挙の被選挙人
期全国委員補充選挙の実施について次の通り告示する。
規約第
条A項6号により全国委員資格を
期全国委員の資格喪失告示
祭には遺族と漁業関係者、各
ち、専心漁労に従事され、大
せを降り注いで下さい。また
余るものが
▽大井康平=関東地方支部在
第
船員の賃金が低いことが見受
漁船の乗組員が参列し、地元
い な る 活 躍 を さ れ ま し た。
あります。
籍専従執行部員(東海汽船二
けられたため、警告文を会社
の「永正寺」の住職が、沖合
しかしながら予期せぬ事故
私たちは、
航士)
35
47
35
35
45
た。「 S I N O T R A N S 終了した。
東 北
底曳船で尊い命をなくした船
に送付するよう要請した。
し査察活動を行った。
員の御霊に祈りをささげた。
今次キャンペーンは、中国
人船員との接点が多かった
地方単位 03
関東
1名
二、補充選挙の実施日程
し、査察訪船を行い、
諸霊の遺志を継ぎこの海に活
が、ITFの存在を知らない
に遭遇し、
いずれも船体の老朽化
躍している船員の方々に、ご
船員や英語も通じない船員も
その生涯を
を感じたが、特段問題
加護を与えてくださいますよ
多いため、中国語でのキャン
う申し上げ、追悼の言葉とし
ペーン資材を活用し、周知・
終えられた
は な か っ た。 ま た、
事
この尊い犠
《退職》
9月 日
鈴木剛=東海汽船三機士(関
合 人
牲を教訓と
組
して、今後
東地方支部在籍専従執行部
25
15 14 15 15 14
仙台塩釜港では、2隻に対
35
10
25
ことは、真
「ORION」は、S
PRを行い対応したい。
りない思い
です。まし
て突然の不
幸に遭われ
再びこのよ
員)復社
たご遺族の
うな悲しい
11 11 10 10 10 10
・POCキャンペーンを実施
した。
25
35
ます。
26
に痛感極ま
友好的態度で接するが乗船は拒否
UR(ロシア)の組織
船であり、表敬訪問と
なった。
石巻港では、4隻訪
船したが、カンボジア
国籍、中国人船員配乗
の形態が多く、査察不
十分の2隻を除く2隻
に対し、警告文を出し
た。
秋田港では、6隻の
査察を行った。そのう
ち、未組織船1隻「T
EMIT」に対し、雇
永正寺住職による読経
…
12
用契約において、AB
27
98
17
遺族と漁業関係者らが参列
30
25
…
10
…
98
48
15
【東北地方支部=金綱文人
通信員】9月 日~ 日まで
舷梯を上り査察に向かう
15
中国人船員の配乗船が多数
17
15
第 2782 号
(第3種郵便物認可)
(3)
2015年
(平成27年)
10月5日
②
るが、いま一度熊野那智大社
周辺を歩きたい。
時間を確保している。
塔。朱色の鮮やかな塔で、那
ラに収めてほしいのが三重の
る。その滝と共に、ぜひカメ
ことは、前に述べた通りであ
り落ちていく様が圧巻である
者の手で、
れが後に信
かった。こ
を破却しな
は如意輪堂
野那智大社
に対し、熊
渡「寺」。不思議に感じる人
して復興されることになる。
青岸渡寺と
続けられますように」
病気をされませんように。安
せいがんとじ
置する。那智「大社」に青岸
智山青岸渡寺の本堂後方に位
もいるだろう。なぜ神社と寺
江戸時代には庶民にまで広
まっていた熊野信仰。その参
全な職場で安心してお仕事を
が隣り合っているのか。
願い事は尽きないし、 月
1日から宝物殿の特別展が開
詣は蟻の行列のようだったと
言われる。信仰を集めた理由
青岸渡寺は4世紀の開基。
那智の滝で発見された金製の
如意輪観音を、本尊として安
催されるという。夏に続き秋
ぞれの発表後、限られた時間
・冬も、和歌山、那智勝浦、
かた―日本人海技者の新たな
の中で質疑応答が行われた。
の一つとして、熊野権現の説
挑戦―」にはじまり、シンポ
恒例のポスターセッション
では、東京海洋大学大学院の
く「浄、不浄をきらわず」の
催の「第4回日本海洋人間学
ジウム「海洋人材育成のあり
蓬郷尚代先生による「SCU
置したという。また滝を中心
会大会」が東京海洋大学品川
方」、口頭発表では▽海上交
BAダイビング指導者を対象
とする自然信仰の場として、
キャンパス
通における目標物の特定につ
とした健康管理に関する実態
ひいては熊野那智大社に足を
の白鷹館で
いて▽帆船を用いた新人社員
調査」などが展示・披歴され
言葉が挙げられる。男女・貴
開催され、
研修プログラムが参加者に与
た。今回の口頭発表の中で、
早くからオープンな姿勢を見
全国から研
える影響について▽海洋に関
国立研究開発法人・水産総合
賤を問わず、来る者全てを救
究者が集
わる野外活動が及ぼす教育的
研究センターの水産工学研究
せ、近世まで、隣接する那智
い、それぞ
効果について▽海洋活動にお
所の主任研究員である佐伯公
運ばれてはいかがだろう。
(広報室)
れの海に関
ける継続的な体験学習アプロ
康先生(水産科学・博士)か
うという寛大さに人々は引き
連する広い
ーチに向けて―などが発表さ
る漁業者の意識に関する事例
付けられた。秋こそお参りし
分野での研
れた。
調査」の発表があり、漁船や
大社と共に神仏習合の修験道
究テーマに
また、2日目の口頭発表で
は▽ライフセーバー育成の現
水産関係者の興味を引き付け
てみては。高い空の下、広々
大学校におけるボイラー・蒸
気タービンプラント教育の現
状と課題▽1カ月乗船実習が
愁訴、筋及び脊椎骨の圧痛に
及ぼす影響―など、さまざま
ついて発表
場におけるコミュニケーショ
た。最後に優秀発表賞の表彰
場 だ っ た と い う。「 如 意 輪
うになった。熊野三山の他の
老樟に無病息災
を祈る
をおこなっ
ン意識に関する調査▽帆船の
堂」と称されていた。しかし
次は那智の滝を収めるフォ
トスポットについて。地上か
二つ、熊野本宮大社や熊野速
た。
訓練効果に関する研究▽デジ
な研究成果が発表され、それ
初日のプ
ログラムは
が行われ、大会は盛会裏に終
とした山の上ならば、熊野の
ら、山の中腹にある熊野那智
玉大社が仏堂を全て廃したの
9月 日と 日の2日間に
わたり、日本海洋人間学会主
基調講演
タル簡易無線による船陸間イ
ら「ライフジャケットに対す
とまごう ひ さ よ
「海洋人材
明治元年に政府から神仏分離
大社を目指す、その途中に那
最後は熊野那智大社境内で
の「胎内くぐり」について。
境内には、平清盛の子・重盛
10
︵後 編 和
︶ 歌山
魅力いっぱい
熊野那智大社
まずは熊野那智大社へのア
クセスについて。前回はJR
智の滝が
神社と寺が隣接
紀伊勝浦駅から乗合バスだっ
ある。そ
くすのき
の手植えと伝えられる樟があ
27
撮影ポイント= 駿河湾
わった。
神々の偉大さがより感じられ
として、和歌山県の人気が急
たが、こちらは停留所間を歩
して多量
尾道
る。樹齢約800年、樹高
メ ー ト ル、 幹 回 り 約 8・5 メ
ートル、枝張る南北 メート
ルの大樹である。古来より多
くの人々に、無病息災や長寿
26
鳥羽市 藤本 隆史 さん
ベント運営支援の実践▽水産
令が出されると、神道と仏教
上昇したという結果を受けて
いて観光する方向けかもしれ
の水が、
「定期観光バス」
ツアー
のこと。2015年に高野山
ない。バスツアーのような観
垂直に切
27
『富士山を望む』
育成のあり
るだろう。
那
智勝浦
が開創1200年を迎えた
光スタイルがご希望ならば、
り立った
19
樟霊社胎内くぐり
の明確な区別が求められるよ
り、2014年 月生まれの
熊野交通「定期観光バス」に
日)中の国内旅行先
ジャイアントパンダが人気の
乗車してほしい。大門坂、那
青岸渡寺本堂
~
テーマパーク「アドベンチャ
岩肌を勢
引き続き、那智勝浦を散歩
する。シルバーウィーク(9
ーワールド」があったり、さ
智の滝、那智大社の各スポッ
12
月
まざまな原因があるらしい。
いよく滑
を願って崇められてきたそ
う。根幹部の空洞を通り抜け
る「胎内くぐり」ができる。
護摩木を購入して願意・氏名
を書き、それを持って胎内に
入り、出口の護摩舎に納める
というもの。護摩木は毎月
日の権現講祭で焚き上げられ
るとのこと。神社に護摩木…
かつての神仏習合の様子を感
じ取れる。
「組合員の皆さまがけがや
口頭発表で質疑応答の様子
青岸渡寺三重の塔と那智の滝
トで停車し、乗客に観光する
25
話
れ
ぼ
こ
浦
勝
智
那
そこで前回のこぼれ話ではあ
27
18
2015年
(平成27年)
10月5日 (4)
(第3種郵便物認可)
第 2782 号