第345号

2015 年3月 17 日 号
第345
隣 保 館 だ よ り 第 345 号(4)
隣保館利用者《人権学習会》
2月 24 日
(火)
に隣保館において、
(午前・午後)
に分かれ、隣
保館事業及び貸館で利用している方々を対象に隣保館利用者人
権学習会を開催しました。
「みんなちがってみんないい∼思いや
発行 ◉ 九重町隣保館
2015年 3月号
大分県玖珠郡九重町大字右田 3088 − 2
TEL:0973-76-2468 FAX:0973-76-2446
りの心をあなたに∼」
隣保館のテーマから、
「自分らしく生き、幸
せになりたい」
この願いをかなえるために、みんなに等しくあた
えられている人権について、懇談的に語りあいました。また、
2013
(平成 25)
年3月から九重町で始まった
「事前登録型本人通
知制度」
について、学習しました。また
「身元調査お断りステッ
カー」
の活用のお願いをしました。
シルバーズ たんぽぽ会《駅伝応援》
第 57 回県内一周大分合同駅伝競走大会3日目が2月 25 日
(水)
に行われ、選手団が隣保館前を通過しました。今回の応援
テーマは、今年の干支のひつじ
「 ひと と つながる じんせい 」
で熱い声援を届けました。ビニールや綿を利用し、手作りの衣
装で、かわいいひつじに変身。頑張れ!頑張れ!とエールを送
りました。
野上小学校6年生《総合学習》
「自己の生き方・考え方を見つけよう」
のテーマのもと、3月2日
(月)
野上小学校において、人権学習を開催しました。人はひとりでは、生
きていません。お互いに支え合い生きています。
「私のまわりの大切な
人との出会い」
今まで出会った人、これから出会う、出会いは私の宝物。
出会いを大切に。また
「心
こそ大切なれ」
自分の中に
ある、いろいろな心を通し、
他人を思いやるやさしさは、心を豊かにする。夢を大きく
持ち、自分らしく生きて行こう。努力を忘れずに、
「3つ
「♪ 明かりを つけましょ ぼんぼりに・・・♪」手作りお雛様(隣保館3階会議室)
はな み
のチ」
チャンス・チャレンジ・チェンジを確認し学習会を
終了しました。
づき 花 見 月
春のおとずれを感じ
◇これからの行事◇
ストレッチ体操教室
吉部地区解放学習会
春のあしおとを聞く
3月18日(水)
花が咲き 鳥がさえずる
3月19日(木) 四つ葉会
胸おどる 希望の春
希望は力 希望は喜び
3月20日(金) 書曲地区解放学習会
4月 3日(金) 生け花教室
【月・木は人権相談日】
4月 9日(木)
たんぽぽ会
陣の内解放学習会
4月10日(金) 飯田ふれあいサロン
4月15日(水)
ストレッチ体操教室
吉部地区解放学習会
4月 6日(月) 編み物教室
4月16日(木) ハッスルシルバーズ第8期生
4月 7日(火)
4月17日(金) 書曲地区解放学習会
陶芸教室
2015 年3月 17 日 隣 保 館 だ よ り 第 345 号(3)
り
2月20日の区長会において「身元調査お断り」ステッカ
調査お断
元
ーを全戸配布しました。
23年前に前回ステッカーを配布し町民皆様の協力で玄関
に貼りつけていただきましたが、色あせたり、剥げ落ちた
りしていましたので、今回新しく製作しました。
つきましては、趣旨をご理解の上、ステッカーを玄関に
九 貼りつけていただきますよう、よろしくお願いいたします。
重 町
また、今回「身元調査お断り」ステッカーとともに、
「事
( 身元調査お断り「ステッカー」
)
前登録型本人通知制度」のチラシと登録申込書も全戸配布
しています。大分県内の全ての市町村が取組んでいて、九重町は2013(平成25)年3月1日
から、この制度が始まりました。これは「住民票の写し」や「戸籍謄本」などを、本人の
代理人や第三者に交付した場合に、本人通知を希望した方に通知する制度です。
今でも不正に個人の戸籍等を取得する事件が多く発生し、不正に取得された個人情報が
身元調査に使われています。2011年に発覚した事件では約30人が逮捕される大きな事件が
ありました。
「身元調査」は個人の「素性」や「身上」について調べることで本籍地、家系、家族構成、
居住環境などを戸籍謄本などの証書や聞き込み調査で調べることです。これは本人の知ら
ないところで「素性」や「身上」を調べるため重大な人権侵害にあたり、結果的に、そこ
で得た情報が結婚や就職等に悪影響を与え、差別につながっていきます。
この制度を導入したこと自体が、不正取得防止のアピールになり、不正に取得しようと
する者を抑止する効果があります。多くの人が登録して、
「不正取得を許さない」という意
思を示すことでさらに「人権を守る」ことにつながりますので登録推進の協力をお願いし
ます。
なお、登録申込みは希望者で、個人毎となります。役場住民課で登録を受け付けています。
身
隣 保 館 だ よ り 第 345 号(2)
同和問題とは
「身元調査お断り」ステッカーを配布しました。
隣保館人権学習会を開催しました
(講師の西田さん)
2015 年3月 17 日 2月18日(水)に大分市の西田数子さんをお迎えし「医
療をめぐる人権」を演題に本年度最後の隣保館学習会を
開催しました。
西田さんは大学卒業後に大学病院勤務を経て出産子育
てを経験し、今は多くの団体の講師をしています。今回
は、医療をめぐる人権について、その経験の中から身近
な出来事などをわかりやすく講義していただきました。
本年度開催予定の学習会は終了しましたが、新年度に
おいても人権について「正しく学び、正しく理解する」こ
とができる学習会を引き続き開催していきますので、多
くの皆さんの参加をお待ちしています。
日本には、一部の国民が出自や出身地を理由に結婚や就職などの際に不当な扱いを受け
たり、差別的言動を受けるという問題があります。
また、教育や就労産業の面でなお較差が見受けられます。これが、部落差別を原因とす
る社会問題、いわゆる同和問題であり、日本の固有の人権問題です。
同和問題は、人類普遍の原理である人間の自由と平等に関する問題であり、同時に日本
国憲法によって保障された基本的人権にかかわる課題です。
人権は誰もが生まれながらに持っている権利であり、人権が尊重される社会は、あらゆ
る人が幸せに豊かに暮らしていける社会です。同和問題の解決のためには、人権を尊重し、
この問題について理解を深めることが必要です。
正しい知識を身につける
同和問題の解決を図るには、正しい知識を身に
つけることが大切です。正しい知識がなければ、正
しい判断は出来ず、偏見や差別を助長し、時には
加害者になってしまうこともあるのです。
部落はいつごろ、なぜできたのか
身分制度は近世から始まったものではなく、古代、中世の文献にも記述がみられます。江
戸時代に入って、武士、百姓、町民、賎民などの身分が固定され、賎民の人々への差別が
強くなり、住む場所や職業が決められ、結婚、服装、食べ物など生活全体を厳しく制限さ
れました。
また、部落問題は、中世後期の被差別民衆やケガレ意識と密接な関係にあるとされてい
ます。被差別部落は厳しい制約を受けながらも皮革業や履き物業などの産業を担い、医薬、
造園や歌舞伎・大道芸、陸運・水運など日本の伝統的な技術、経済基盤を多く支えてきま
した。
大分県生活環境部人権・同和対策課 分野別人権教育・啓発・研修資料より抜粋
いまだに残る差別意識…
身元調査や結婚・就職差別などにみられるように、
差別意識はまだ解消されていません。最近では、同
和地区・被差別部落出身者を誹謗中傷する表現や、
同和地区・被差別部落の所在を示す書き込みがイ
ンターネット上に提示されるということも起きて
います。
また、近年身元調査のため「住民票の写し」や「戸
籍謄本」を不正に請求する事件が起きています。本
人の代理人や第三者により不正に取得された「住
民票の写し」や「戸籍謄本」が身元調査に使われ
ています。
2015 年3月 17 日 隣 保 館 だ よ り 第 345 号(3)
り
2月20日の区長会において「身元調査お断り」ステッカ
調査お断
元
ーを全戸配布しました。
23年前に前回ステッカーを配布し町民皆様の協力で玄関
に貼りつけていただきましたが、色あせたり、剥げ落ちた
りしていましたので、今回新しく製作しました。
つきましては、趣旨をご理解の上、ステッカーを玄関に
九 貼りつけていただきますよう、よろしくお願いいたします。
重 町
また、今回「身元調査お断り」ステッカーとともに、
「事
( 身元調査お断り「ステッカー」
)
前登録型本人通知制度」のチラシと登録申込書も全戸配布
しています。大分県内の全ての市町村が取組んでいて、九重町は2013(平成25)年3月1日
から、この制度が始まりました。これは「住民票の写し」や「戸籍謄本」などを、本人の
代理人や第三者に交付した場合に、本人通知を希望した方に通知する制度です。
今でも不正に個人の戸籍等を取得する事件が多く発生し、不正に取得された個人情報が
身元調査に使われています。2011年に発覚した事件では約30人が逮捕される大きな事件が
ありました。
「身元調査」は個人の「素性」や「身上」について調べることで本籍地、家系、家族構成、
居住環境などを戸籍謄本などの証書や聞き込み調査で調べることです。これは本人の知ら
ないところで「素性」や「身上」を調べるため重大な人権侵害にあたり、結果的に、そこ
で得た情報が結婚や就職等に悪影響を与え、差別につながっていきます。
この制度を導入したこと自体が、不正取得防止のアピールになり、不正に取得しようと
する者を抑止する効果があります。多くの人が登録して、
「不正取得を許さない」という意
思を示すことでさらに「人権を守る」ことにつながりますので登録推進の協力をお願いし
ます。
なお、登録申込みは希望者で、個人毎となります。役場住民課で登録を受け付けています。
身
隣 保 館 だ よ り 第 345 号(2)
同和問題とは
「身元調査お断り」ステッカーを配布しました。
隣保館人権学習会を開催しました
(講師の西田さん)
2015 年3月 17 日 2月18日(水)に大分市の西田数子さんをお迎えし「医
療をめぐる人権」を演題に本年度最後の隣保館学習会を
開催しました。
西田さんは大学卒業後に大学病院勤務を経て出産子育
てを経験し、今は多くの団体の講師をしています。今回
は、医療をめぐる人権について、その経験の中から身近
な出来事などをわかりやすく講義していただきました。
本年度開催予定の学習会は終了しましたが、新年度に
おいても人権について「正しく学び、正しく理解する」こ
とができる学習会を引き続き開催していきますので、多
くの皆さんの参加をお待ちしています。
日本には、一部の国民が出自や出身地を理由に結婚や就職などの際に不当な扱いを受け
たり、差別的言動を受けるという問題があります。
また、教育や就労産業の面でなお較差が見受けられます。これが、部落差別を原因とす
る社会問題、いわゆる同和問題であり、日本の固有の人権問題です。
同和問題は、人類普遍の原理である人間の自由と平等に関する問題であり、同時に日本
国憲法によって保障された基本的人権にかかわる課題です。
人権は誰もが生まれながらに持っている権利であり、人権が尊重される社会は、あらゆ
る人が幸せに豊かに暮らしていける社会です。同和問題の解決のためには、人権を尊重し、
この問題について理解を深めることが必要です。
正しい知識を身につける
同和問題の解決を図るには、正しい知識を身に
つけることが大切です。正しい知識がなければ、正
しい判断は出来ず、偏見や差別を助長し、時には
加害者になってしまうこともあるのです。
部落はいつごろ、なぜできたのか
身分制度は近世から始まったものではなく、古代、中世の文献にも記述がみられます。江
戸時代に入って、武士、百姓、町民、賎民などの身分が固定され、賎民の人々への差別が
強くなり、住む場所や職業が決められ、結婚、服装、食べ物など生活全体を厳しく制限さ
れました。
また、部落問題は、中世後期の被差別民衆やケガレ意識と密接な関係にあるとされてい
ます。被差別部落は厳しい制約を受けながらも皮革業や履き物業などの産業を担い、医薬、
造園や歌舞伎・大道芸、陸運・水運など日本の伝統的な技術、経済基盤を多く支えてきま
した。
大分県生活環境部人権・同和対策課 分野別人権教育・啓発・研修資料より抜粋
いまだに残る差別意識…
身元調査や結婚・就職差別などにみられるように、
差別意識はまだ解消されていません。最近では、同
和地区・被差別部落出身者を誹謗中傷する表現や、
同和地区・被差別部落の所在を示す書き込みがイ
ンターネット上に提示されるということも起きて
います。
また、近年身元調査のため「住民票の写し」や「戸
籍謄本」を不正に請求する事件が起きています。本
人の代理人や第三者により不正に取得された「住
民票の写し」や「戸籍謄本」が身元調査に使われ
ています。
2015 年3月 17 日 号
第345
隣 保 館 だ よ り 第 345 号(4)
隣保館利用者《人権学習会》
2月 24 日
(火)
に隣保館において、
(午前・午後)
に分かれ、隣
保館事業及び貸館で利用している方々を対象に隣保館利用者人
権学習会を開催しました。
「みんなちがってみんないい∼思いや
発行 ◉ 九重町隣保館
2015年 3月号
大分県玖珠郡九重町大字右田 3088 − 2
TEL:0973-76-2468 FAX:0973-76-2446
りの心をあなたに∼」
隣保館のテーマから、
「自分らしく生き、幸
せになりたい」
この願いをかなえるために、みんなに等しくあた
えられている人権について、懇談的に語りあいました。また、
2013
(平成 25)
年3月から九重町で始まった
「事前登録型本人通
知制度」
について、学習しました。また
「身元調査お断りステッ
カー」
の活用のお願いをしました。
シルバーズ たんぽぽ会《駅伝応援》
第 57 回県内一周大分合同駅伝競走大会3日目が2月 25 日
(水)
に行われ、選手団が隣保館前を通過しました。今回の応援
テーマは、今年の干支のひつじ
「 ひと と つながる じんせい 」
で熱い声援を届けました。ビニールや綿を利用し、手作りの衣
装で、かわいいひつじに変身。頑張れ!頑張れ!とエールを送
りました。
野上小学校6年生《総合学習》
「自己の生き方・考え方を見つけよう」
のテーマのもと、3月2日
(月)
野上小学校において、人権学習を開催しました。人はひとりでは、生
きていません。お互いに支え合い生きています。
「私のまわりの大切な
人との出会い」
今まで出会った人、これから出会う、出会いは私の宝物。
出会いを大切に。また
「心
こそ大切なれ」
自分の中に
ある、いろいろな心を通し、
他人を思いやるやさしさは、心を豊かにする。夢を大きく
持ち、自分らしく生きて行こう。努力を忘れずに、
「3つ
「♪ 明かりを つけましょ ぼんぼりに・・・♪」手作りお雛様(隣保館3階会議室)
はな み
のチ」
チャンス・チャレンジ・チェンジを確認し学習会を
終了しました。
づき 花 見 月
春のおとずれを感じ
◇これからの行事◇
ストレッチ体操教室
吉部地区解放学習会
春のあしおとを聞く
3月18日(水)
花が咲き 鳥がさえずる
3月19日(木) 四つ葉会
胸おどる 希望の春
希望は力 希望は喜び
3月20日(金) 書曲地区解放学習会
4月 3日(金) 生け花教室
【月・木は人権相談日】
4月 9日(木)
たんぽぽ会
陣の内解放学習会
4月10日(金) 飯田ふれあいサロン
4月15日(水)
ストレッチ体操教室
吉部地区解放学習会
4月 6日(月) 編み物教室
4月16日(木) ハッスルシルバーズ第8期生
4月 7日(火)
4月17日(金) 書曲地区解放学習会
陶芸教室