～質の高い文武両道を目指して～平成27年６月３０日〔火〕－第１０号－那覇西高等学校校長宮城 ☆ 勉認知症を学ぶ家庭科で企画している外部との連携授業の一環として、『認知症サポーター養成』講座が３年生を対象に那覇偕生園、首里偕生園、社会福祉協議会など色々な方々のご協力により行うことになりました。近年増加する認知症について、早いうちから身近なことと捉え正しい理解を持って対応出来る人になって欲しいというのがこの講座の目的です。『家庭総合』という授業の中では、＜高齢者分野＞＜福祉分野＞＜消費生活分野＞など知って得するさまざまな知識と実践を学んでいきます。 85歳以上では４人に一人の割合で何らかの認知症の症状が出ると言われています。生徒が親の世代になる頃は、私も認知症の症状が出ているのかも知れませんねぇ～。だからこそ、誰もがスグにでも学んで欲しい講座ですね。 ☆ お待たせしました生徒の皆さんには、クーラーの故障でとても辛い季節を過ごしてもらっていました。５月の故障が分かった段階から本庁へ出向き、何とかクーラーの修理をと､お願いしてまいりましたが、予算のメドが立ち修理を行いました。それでも完全とは言えず、冷えない箇所が残っています。しかし、しかしですよ、この現状を訴え続けたお陰か、ホットなニュースとして、全面的な取り替え全面的な取り替えの話が出てきました。全面的な取り替え事がうまくいけば、10月頃から工事が始まります。また、トイレの洋式化改造も行うことになりました。実際にはトイレが少ないという実状があるので、これをまた本庁へ訴え続けていきたいと思います。尚、工事は２～３月に集中しそうです。 ☆ 奨学制度 (賢い進学のために) 奨学制度とは，優れた能力をもちながら社会的経済的条件のため教育を受ける機会に恵まれない者に，奨学金その他の援助を与えて教育の機会を保障する制度。と，ものの本に書かれています。その他の援助ともありますが，実際私たちが耳にするのは，奨学金金制度ということになります。それは，十分な学力や能力を備えているにも関わらず、経済的・金銭的な理由により進学が難しい学生に対し、学費や生活費の支援をする制度です。実際に片親だけの収入で厳しい，兄弟がたくさんいて本人の学資がない，など経済的の問題を抱えている家庭も多く，私もこの問題で進学を諦める生徒を見てきました。私にとって救いなのは，その子達が明るく仕事をしていたり，結婚した，子どもが生まれましたと，明るい報告をしてくれることですね。前向きに進んでいる姿がとても眩しいです。上記のように，生徒達に勉強(進学)のチャンスは公平にあるかというと，そうで無いことが分かります。そのチャンスを与える目的で創設されたシステムが奨学金制度です。（実際には，それでも厳しい生徒もたくさんいます。）それとは違う目的で奨学金を支給するケースもあります。それは身体的に格段に優れている学生(国体･ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ候補など)などには，スポーツ奨励金などがありますね。奨学金の支給や貸与によって学費や生活費などの経済的な負担が軽くなり、その分、勉強に集中して取り組める環境を作るということも目的の１つです。経済的に進学などが難しいという理由だけでは奨学金は支給されず、その人の学力や人柄といったことが奨学金支給の判断基準となります。各進学先も優れた学生に入学して欲しいので、能力が高く勉強熱心な学生を希望しているのです。手続きは学校を通じて行うことが多く、その時には連帯保証人が不可欠となり、保護者ではなく学生本人が借りると言うことを頭に入れて、きちんと勉強を頑張ることが重要です。こう書いていると，前にも同じ事を書いた記憶が蘇りました。そうです，奨学金制度と教育ローンなどは同じ目的なので，同じような条件になるということです。将来のということがバックにあるのです。将来の貴方に貴方に出資しますよ出資しますよ！しますよ！具体的奨学金事例奨学金は，返済の必要の無い給付型と、返済義務が生じる貸与型がありますが，沖縄県内の大学の奨学金の大きな特徴として，他の県外大学に比べ給付型の奨学金が充実（給付型がけっこう多い！）でしょうか。各大学・専門学校のホームページにはそれぞれの奨学金の詳細が載っています。各大学とも，たくさんの奨学金制度が有り，ここでは書き尽くせません。具体的に多い例は，スポーツ推薦で入学してきた学生には授業料免除とか，△△ ％減免などの減免処置でしょう。ほかにも，県外大学を見ると，英検２級で年20万円の奨学金進呈！成績優秀者には年１０万円支給！などと謳う大学もあります。最近学長さんがいらしたある大学では，沖縄出身であれば，☆☆万円支給します･･というのもありました。詳しいことは各進学先のパンフレットに書かれています。よく読まれ、問い合わせるとよいでしょう。学費ローンを大学が行うところもあります。先月県内説明会を行った学費ローン大学では，歯学部学生向けで，1,800万円(ほぼ6年間の学費)のローンを組める制度を紹介してました。すごいと思い「返済は大丈夫なんですか」と質問したら，『卒業して，だいたい10年程度一生懸命働けば返せる額です』ということでした。さすが歯医者さんだ･･･と感心した次第です。奨学金をうまく利用しましょう ※ 奨学金の利用者は、今では進学者の約5割が利用している ※ 奨学金ほど低金利の学資専用の融資は存在しない併用も考えましょう進学資金：貯金進学資金貯金でまかなう(最良) 貯金 → 貯金＋学資保険(小さい時から月々貯めておく必要あり)良貯金＋学資保険 → 教育ローン（教育以外のローンは金利高い）普通教育ローン → 奨学金 (頑張れば認められること多い) お勧め進学先によっては入学前の相談(入学金について等)を受けてくれるところも多いので，諦めずに，生徒の夢を実現させて欲しいと思います。本人がｱﾙﾊﾞｲﾄをして･･･ｱﾙﾊﾞｲﾄと学業の逆転は×です！は勧めません。学業に専念してもらいたい為です。ｱﾙﾊﾞｲﾄと学業の逆転は×です！大学 4 年間で必要な学費はおよそ 350 万円。奨学金の種類奨学金は主に２種類給付型（本学）返済する必要がない奨学金学業、人物ともに優秀で、本学の審査基準により選考された学生に給付されます。例・特待奨学金 • 一般奨学金 • 体育奨学金 • 文化活動奨学金 • 国内協定校派遣留学奨学金貸与型（外部）卒業後に返済が必要な奨学金学業、人物ともに優秀で、諸事情により就学が困難な学生に貸与されます。例 • 日本学生支援機構奨学金 • 財団法人沖縄県国際交流人材育成財団 • 交通遺児育英会奨学金 • 市町村奨学金本学の奨学金 • 本学奨学金（返済不要） • 本学関係奨学金等（返済不要）大学独自の 20 種類の奨学金制度(本学及び本学関係奨学金) 全て返済不要の給付型奨学金経済的負担の軽減、学業への専念 • 本学奨学金以外の奨学金 • 本学奨学金以外の奨学金(外国人留学生関係)