きみの長寿プラン2015(PDF)

きみの長寿プラン2015(素案)
第4次紀美野町老人福祉計画・介護保険事業計画
~地域包括ケアシステムの構築をめざして~
紀美野町
平成 27 年 1 月
目次
第 1 章 計画策定の趣旨等 ................................................................................................................... 1
第 1 節 計画策定の趣旨 ................................................................................................................... 1
第 2 節 計画の位置づけ ................................................................................................................... 1
第 3 節 計画期間 .............................................................................................................................. 2
第 4 節 計画策定に向けた取組み及び体制 ....................................................................................... 2
第 5 節 介護保険制度の改正 ............................................................................................................ 3
第 2 章 本町高齢者を取り巻く現状........................................................................................................ 5
第 1 節 高齢者の現状 ....................................................................................................................... 5
第 3 章 介護保険及び重点施策事業の現状 .......................................................................................... 8
第 1 節 介護給付実績の現状 ............................................................................................................ 8
第 2 節 地域支援事業の現状 .......................................................................................................... 10
第 3 節 老人福祉事業の実績 .......................................................................................................... 16
第 4 節 認知症施策の実績 ............................................................................................................. 20
第 4 章 日常生活圏域 ........................................................................................................................ 24
第 1 節 日常生活圏域の設定 .......................................................................................................... 24
第 2 節 日常生活圏域ごとの現状 .................................................................................................... 24
第 3 節 圏域ごとのサービス資源(基盤) .......................................................................................... 28
第 4 節 各年度の日常生活圏域ごとの必要利用定員総数の設定について ....................................... 28
第 5 章 施策の方針 ............................................................................................................................ 29
第 1 節 基本的な目標 ..................................................................................................................... 29
第 2 節 重点課題とそれに対する取組 ............................................................................................. 31
第 6 章 サービスの見込量及び目標量 ................................................................................................ 35
第 1 節 各年度の高齢者等の状況................................................................................................... 35
第 2 節 介護保険サービスの見込量 ................................................................................................ 38
第 7 章 事業の見込と保険料 .............................................................................................................. 48
第 1 節 サービスの給付と負担の関係 ............................................................................................. 48
第 2 節 第 1 号保険料の所得段階 .................................................................................................. 50
第 3 節 第 1 号保険料額 ................................................................................................................. 52
第 4 節 介護保険料の減免制度について......................................................................................... 53
用語解説 ............................................................................................................................................. 54
(1) 介護保険サービス ...................................................................................................................... 54
(2) その他の用語解説 ..................................................................................................................... 56
きみの長寿プラン 2015 策定委員名簿 ................................................................................................. 62
資 料
日常生活圏域ニーズ調査 報告書
第 1 章 計画策定の趣旨等
第 1 節 計画策定の趣旨
平成 18 年度から 3 年間の『きみの長寿プラン 2009』(第 2 次紀美野町老人福祉計画・介護保険事業計
画)以降、いわゆる『団塊の世代』が 65 歳以上になり、急速に高齢化が進行し始める平成 27 度年に向け、
高齢者が尊厳を持って暮らせる社会の実現をめざし、介護予防や地域密着型サービスの充実、地域包括
支援センターを中核とした地域包括ケア体制の構築に向けた取り組みを行ってきました。
本計画では、こうした状況のなか、今後高齢者の単身世帯や夫婦のみの世帯、認知症高齢者のさらな
る増加が予測され、団塊の世代が 75 歳以上となる平成 37 年度(2025 年)を見据え、地域の実情にあった
「地域包括ケアシステム」の構築が喫緊の課題といえます。
地域包括ケアシステムの基本理念とは、高齢者が可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じ
て自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支
援が包括的に確保されるというものです。
このようなことから、在宅医療と介護の連携の推進、認知症施策の推進、生活支援・介護予防サービス
の基盤整備等、中長期的な視点に立った計画として「きみの長寿プラン 2015」を策定しました。
第 2 節 計画の位置づけ
1 計画の法的位置づけ
老人福祉計画は老人福祉法第 20 条の 8 に基づく老人福祉事業の供給体制の確保に関する計画として
策定します。
介護保険事業計画は、介護保険法第 117 条に基づく本町の介護保険事業に係る保険給付の円滑な実
施に関する計画として策定します。
本町ではこの 2 つの計画を一体的に『きみの長寿プラン 2015』として策定しました。
2 第 4 次計画の位置づけ
本計画は、平成 37 年度を見据え、第 4 次以降の各計画期間を通じて地域包括ケアシステムを段階的に
構築することとしています。そのため第 4 次計画においては、第 3 次計画から開始している取組みを発展さ
せ、それらの取組みを本格化していく計画とします。
3 上位計画・関連計画との関係
本計画は、『第 1 次紀美野町長期総合計画 後期基本計画』と『第 2 次健康きみの 21』と整合性をとり、
『紀美野町地域福祉計画』を包括した『第 3 次きみのいきいき行動計画』と調和が保たれたものとします。
1
第 3 節 計画期間
本計画は、3 年ごとに見直しを行うこととし、平成 27 年度から平成 29 年度までの 3 ヶ年を第 4 次計画期
間として、平成 26 年度に策定しました。
平成
24 年度
25 年度
26 年度
第 5 期計画
27 年度
28 年度
29 年度
第 6 期計画
見直し
30 年度
31 年度
32 年度
37 年度
第 7 期計画(次期計画)
見直し
見直し
37 年度を見据えた中長期的取組
第 4 節 計画策定に向けた取組み及び体制
計画の策定にあたり、平成 25 年度に 65 歳以上の方を対象に『日常生活圏域ニーズ調査』を行い、各地
域の実情や課題を調査しました。また、ニーズ調査結果のほか、保健、福祉、医療、生活面などについて、
学識経験者、保健医療福祉関係者及び住民代表者等で構成する紀美野町介護保険事業計画等策定委
員会の委員のご意見のもとに計画を策定しました。
2
第 5 節 介護保険制度の改正
第 6 期では、地域包括ケアシステムの構築と介護保険制度の持続性の確保のために、介護保険制度が
始まって以来の最も大きな改正といわれています。その内容は、「地域包括ケアシステムの構築に向けた
地域支援事業の見直し」、「サービスの効率化・重点化」、「負担の公平化」、「介護保険サービスの見直し」
に整理されています。
改正点のうち、地域支援事業の見直しについては、医療と介護の連携など、地域包括支援センターの機
能を強化する必要があります。尚、介護保険サービスの利用に関する主な改正内容は以下のとおりです。
改 正 点
内
容
サービスの効
介護予防サービスのうち訪問
本計画期間中に、新しい総合事業は介護予防・生活
率化・重点化
介護と通所介護の地域支援事
支援サービス事業と一般介護予防事業として、利用
業として新しい総合事業への
料等は町が設定することになります。また本計画に
移行
おいてサービス提供のあり方を明記していきます。
特別養護老人ホームの入所条
平成 27 年 4 月からは、入所は原則として要介護 3
件の重度化
以上となります。【要介護 1・2 は特例入所となりま
す。(既入所者除く)】
負担の公平性
一定以上所得者の利用者負担
平成 27 年 8 月から一定以上所得のある利用者の負
の見直し
担割合を 1 割から 2 割に引き上げます。また、高額
介護サービス費は、現役並み所得者のいる世帯の
負担上限額が 44,400 円に設定されます。
補足給付の見直し
平成 27 年 8 月から補足給付の判定要件に、配偶者
の所得、預貯金等を判定要件に追加します。
平成 28 年 8 月から遺族年金等の非課税年金も判定
要件に追加します。
低所得者の第 1 号保険料の軽
平成 27 年度介護保険料から給付費における国、
減強化
県、町の負担分(5 割)に加えて別枠で公費を投入
し、住民税非課税世帯の保険料の軽減割合を拡大
します。
3
図 1 法改正による新しい総合事業(新しい介護予防・日常生活総合事業)の構成図
【見直し前】
【見直し後】
介護給付(要介護1~5)
介護給付(要介護 1~5)
介護予防給付(要支援 1~2)
介護予防給付(要支援 1~2)
訪問看護、福祉用具等
訪問介護、通所介護
新しい介護予防・
日常生活支援総合事業
介護予防事業
○ 介護予防・
○ 二次予防事業
生活支援サービス事業
○ 一次予防事業
 訪問型サービス
 通所型サービス
 生活支援サービス
 介護予防支援事業
○ 一般介護予防事業
地
域
支
援
事
業
包括的支援事業
包括的支援事業
○ 地域包括支援センターの運営
○ 地域包括支援センターの運営
 介護予防ケアマネジメント
 左記業務
 総合相談支援業務
 地域ケア会議の充実
 権利擁護業務
○ 在宅医療・介護連携の推進
 ケアマネジメント支援
○ 認知症施策の推進
○ 生活支援サービスの体制整備
任意事業
任意事業
○ 介護給付費適正化事業
○介護給付費適正化事業
○ 家族介護支援事業
○家族介護支援事業
○ その他の事業
○その他の事業
4
地
域
支
援
事
業
第 2 章 本町高齢者を取り巻く現状
第 1 節 高齢者の現状
1 人口構成の状況
本町の総人口は平成 26 年 9 月末現在で 9,896 人となっており、2 年前の同じ時期と比較すると 502 人
減少しています。
一方で高齢者人口については、いわゆる団塊の世代が 65 歳に到達することで、第 1 号被保険者数が増
加しました。特に前期高齢者では 2 年間に 154 人の増加があり、高齢化率を示す 65 歳以上人口比率が
高くなる一方で、介護の状態になる恐れの高い 75 歳以上の後期高齢者が 65 歳以上人口に占める割合は
徐々に低くなっています。
表 1 本町の人口構成状況
24 年度
計画
25 年度
9 月末
計画
26 年度
9 月末
計画
9 月末
10,365
10,398
10,155
10,150
9,945
9,896
第 2 号被保険者(人)
3,438
3,426
3,332
3,313
3,226
3,153
前期高齢者(人)
1,534
1,544
1,571
1,620
1,608
1,698
後期高齢者(人)
2,415
2,347
2,385
2,388
2,355
2,357
第 1 号被保険者(人)
3,949
3,891
3,956
4,008
3,963
4,055
38.1%
38.3%
39.0%
39.5%
39.8%
41.0%
23.3%
22.6%
23.5%
23.5%
23.7%
23.8%
61.2%
60.3%
60.3%
59.6%
59.4%
58.1%
総人口(人)
第 1 号被保険者の人口に占
める割合
後期高齢者の人口に占める
割合
後期高齢者の第 1 号被保険
者に占める割合
※ 総人口及び第 2 号被保険者(40 歳~64 歳)は住民基本台帳より
※ 前期高齢者(65 歳~74 歳)人口、後期高齢者人口、第 1 号被保険者(65 歳以上人口)は介護保険事業
状況報告 月報より
5
2 要支援・要介護者の状況
本町の要支援・要介護認定者数は、平成 24 年度 1,004 人、平成 25 年度 988 人、平成 26 年度 1,024
人(各年度とも 9 月末時点)となっています。
また、平成 26 年度の要介護度別の分布は、要介護 1 が最も多く、次いで要介護 2、要支援 2 となってい
ます。平均要介護度については、平成 21 年度以降は徐々に低くなったものが、平成 24 年度には一時的に
高くなりましたが、以降は徐々に低下しています。
次に、本町の認定率(要支援・要介護認定者の第 1 号被保険者に占める割合)をみると、平成 18 年度か
ら平成 21 年度まではほぼ横ばいで推移し、平成 22 年度以降は平成 25 年度を除き増加の傾向にありま
す。また、国及び和歌山県と比較するといずれの年度も高くなっています。
表 2 本町の要支援・要介護認定者数及び認定率
24 年度
25 年度
26 年度
要支援 1
81 人
8.1%
84 人
8.4%
88 人
8.6%
要支援 2
136 人
13.6%
151 人
15.1%
145 人
14.2%
要介護 1
220 人
21.9%
220 人
22.1%
223 人
21.9%
要介護 2
179 人
17.8%
175 人
17.5%
208 人
20.4%
要介護 3
135 人
13.4%
139 人
13.9%
134 人
13.2%
要介護 4
132 人
13.1%
123 人
12.3%
117 人
11.5%
要介護 5
121 人
12.1%
106 人
10.6%
104 人
10.2%
1,004 人
100.0%
998 人
100.0%
1,019 人
100.0%
合計
※ 各年とも 9 月末時点 介護保険事業状況報告 月報より
※ 要支援・要介護認定者数には第 2 号被保険者を含む
表 3 平均要介護度の推移
21 年度
2.30
22 年度
2.25
23 年度
2.18
24 年度
2.27
25 年度
26 年度
2.20
2.17
※ 平均要介護度={要支援 1 認定者数×0.375+(要支援 2 認定者数+要介護 1 認定者数)×1
+要介護 2 認定者数×2+要介護 3 認定者数×3+要介護 4 認定者数×4
+要介護 5 認定者数×5}÷総要介護(要支援)認定者数
6
図 2 本町の認定率と国・県との比較
国
和歌山県
紀美野町
30.0%
25.0%
22.7%
22.4%
22.4%
22.5%
24.4%
24.6%
24.4%
24.7%
21.2%
21.6%
22.0%
22.1%
17.2%
17.5%
17.8%
17.9%
23年度
24年度
25年度
26年度
23.4%
20.0%
19.6%
15.0%
19.3%
19.5%
19.6%
20.3%
16.2%
16.0%
16.1%
16.1%
16.6%
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
10.0%
※ 各年度とも 9 月末時点 介護保険事業状況報告 月報より
※ 認定率:要支援・要介護認定者数/第 1 号被保険者数
7
第 3 章 介護保険及び重点施策事業の現状
第 1 節 介護給付実績の現状
表 4 第 1 号被保険者における介護サービスの種類ごとの受給者数
サービス受給者数
24 年度
居宅サービス(人)
地域密着サービス(人)
施設サービス(人)
合計
25 年度
26 年度
435
418
459
27
37
42
204
198
218
666
653
719
※ 各年度とも 9 月分 介護保険事業状況報告 月報より
表 5 第 1 号被保険者における介護サービスの種類ごとの利用件数及び給付費
利用件数(件)
給付費(円)
24 年度
25 年度
26 年度
1,290
1,296
1,379
48,237,429
47,516,846
51,203,192
242
241
252
9,156,513
9,980,658
10,228,977
2
5
6
58,467
257,251
400,423
訪問看護
31
32
40
1,543,062
1,752,491
1,688,355
訪問リハビリテーション
33
44
33
1,089,599
1,335,818
1,192,300
居宅療養管理指導
11
15
15
73,836
124,668
115,317
239
230
243
17,191,342
16,664,296
18,417,842
通所リハビリテーション
53
61
55
3,929,092
4,341,216
3,989,912
短期入所生活介護
49
38
52
5,875,801
4,995,131
5,354,870
短期入所療養介護(介護老人保健施設)
10
9
16
1,084,742
775,476
1,002,222
短期入所療養介護(介護療養型医療施設等)
0
0
0
0
0
0
特定施設入居者生活介護
0
0
2
0
0
328,388
184
208
223
1,875,429
2,133,234
2,122,164
特定福祉用具販売
5
4
0
193,932
66,042
0
住宅改修
7
2
7
474,025
114,912
778,050
425
409
435
5,599,464
5,254,094
5,584,372
27
38
42
6,299,955
8,971,641
9,171,927
夜間対応型訪問介護
0
0
0
0
0
0
認知症対応型通所介護
0
0
0
0
0
0
小規模多機能型居宅介護
0
9
13
0
2,007,333
2,748,501
認知症対応型共同生活介護
27
29
29
6,299,955
6,964,308
6,423,426
地域密着型特定施設入居者生活介護
0
0
0
0
0
0
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護施設サービス
0
0
0
0
0
0
居宅サービス
訪問介護
訪問入浴介護
通所介護
福祉用具貸与
居宅介護支援
地域密着型サービス
8
24 年度
25 年度
26 年度
205
198
201
52,837,670
50,972,988
52,101,258
介護老人福祉施設
130
126
125
33,069,561
31,751,675
32,231,163
介護老人保健施設
70
66
69
17,819,239
16,840,192
17,251,104
5
6
7
1,948,870
2,381,121
2,618,991
1,522
1,532
1,622
107,375,054
107,461,475
112,476,377
施設サービス
介護療養型医療施設
計
※ 各年度とも 9 月分 介護保険事業状況報告 月報より
表 6 第 1 号被保険者における介護予防サービスの種類ごとの受給者数
サービス受給者数
居宅サービス(人)
地域密着サービス(人)
合計
24 年度
25 年度
26 年度
145
138
146
0
1
2
145
139
148
※ 各年度とも 9 月分 介護保険事業状況報告 月報より
表 7 第 1 号被保険者における介護予防サービスの種類ごとの利用件数及び給付費
利用件数(件)
給付費(円)
24 年度
25 年度
26 年度
24 年度
25 年度
26 年度
330
320
336
5,259,936
5,016,044
5,142,860
65
60
79
1,029,047
965,322
1,411,715
介護予防訪問入浴介護
0
0
65
0
0
0
介護予防訪問看護
4
5
6
107,978
170,303
118,198
介護予防訪問リハビリテーション
6
8
7
201,416
232,141
282,470
介護予防居宅療養管理指導
0
0
1
0
0
4,716
介護予防通所介護
59
51
47
1,949,265
1,693,728
1,582,011
介護予防通所リハビリテーション
12
12
15
473,355
464,292
650,754
介護予防短期入所生活介護
1
0
0
18,198
0
-216
介護予防短期入所療養介護(介護老人保健施設)
0
0
1
0
0
45,819
介護予防短期入所療養介護(介護療養型医療施設等)
0
0
0
0
0
0
介護予防特定施設入居者生活介護
0
1
0
0
132,755
0
介護予防福祉用具貸与
34
32
47
396,108
573,408
617,904
特定介護予防福祉用具販売
2
0
3
28,602
0
75,249
介護予防住宅改修
4
2
2
394,722
284,220
147,744
141
135
142
598,920
562,200
611,880
0
1
2
0
88,110
150,930
介護予防認知症対応型通所介護
0
0
0
0
0
0
介護予防小規模多機能型居宅介護
0
1
2
0
88,110
150,930
介護予防認知症対応型共同生活介護
0
0
0
0
0
0
居宅サービス
介護予防訪問介護
介護予防計画
地域密着型サービス
9
計
330
321
338
5,259,936
5,104,154
5,293,790
※ 各年度とも 9 月分 介護保険事業状況報告 月報より
第 2 節 地域支援事業の現状
高齢者が要介護状態又は要支援状態となることを予防するとともに、可能な限り地域において自立した
日常生活を支援することを目的として、介護予防事業、包括的支援事業及び任意事業を実施しました。
1 介護予防事業の現状
要支援・要介護状態になる危険性の高い方を把握し、危険性にあわせて運動器機能向上や栄養改善、
口腔機能向上に向けた二次予防事業を実施するとともに、認知症予防を含めた介護予防の普及啓発を
行いました。
① 二次予防事業対象者把握事業
平成 22 年度の国の「要綱」改正を受け、『基本チェックリスト』のみで把握できるように簡素化されま
した。そのことにより、平成 25 年度からは医療機関での生活機能評価を中止し、65 歳以上の方への
生活圏域ニーズ調査の基本チェックリストの設問により、把握数の増加を図るとともに、把握事業を通
じた介護予防の意識の向上に取り組んでいます。
平成 26 年度は 65 歳到達者への基本チェックリストや介護予防事業での配布にとどまったため、配
布人数は減少しています。二次予防対象者については、平成 25 年度からの継続者も含めての数とな
っています。
表 8 二次予防事業対象者の把握
サービスの種類
24 年度
25 年度
26 年度
生活機能評価
実施人数(人)
87
‐
‐
候補者数(人)
11
‐
‐
決定者数(人)
0
‐
‐
配布人数(人)
2,017
3,507
550
実施人数(人)
1,591
2,712
550
553
828
790
基本チェックリスト
二次予防対象者数(人)
※26 年度は見込み数値
② 二次予防事業
二次予防事業対象者の介護予防事業への参加や、日常生活習慣の改善向上に向けた働きかけを
行うため、平成 23 年度より二次予防対象者へのアプローチを強化し、介護予防講座を開始しました。
また、平成 25 年度から運動機能向上のため、総合福祉センターのトレーニングマシンを利用した事
10
業を新たに実施し、事業終了後も介護予防を意識して、自宅でもグループでも続けられるよう支援しま
した。
○介護予防講座
介護予防についての知識を習得し、講座終了後も生活の場での実践が継続し、健康寿命の延伸
を目的に開催しました。平成 24 年度は 2 つのテーマをもって実施により計 39 回実施。平成 25 年度
は 8 会場での実施としたため、地区集会所での健康相談や地域サロン等で介護予防の啓発を行いま
した。平成 26 年度は口腔機能向上、低栄養予防、運動機能向上、認知症予防等についての 3 回シリ
ーズとし 5 会場で実施しました。
○パワーリハビリ「健康アップ・チャレンジ教室」
トレーニングマシンを使った運動教室で、3 ヶ月 1 クールとし、週 1 回で計 12 回の教室。25 年度から
の実施し、平成 25 年度は 3 クール実施しました。平成 26 年度は 2 クールを実施し、1 クールは、わ
かやまシニアエクササイズを予定しています。また教室修了者は、自主グループとして運動を継続し
ています。
表 9 二次予防事業の実績
24 年度
25 年度
26 年度
介護予防講座
39
8
15
646
86
216
実施回数(回)
-
36
24
参加延人数(人)
-
348
322
実施回数(回)
参加延人数(人)
パワーリハビリ「健康アップ・チャレンジ教室」
※26 年度は見込み数値
③ 一次予防事業
介護予防普及啓発事業として、地域サロンや地区集会所等で介護予防全般及び、ロコモティブシン
ドロームや認知症予防等について広く啓発。また、高齢者筋力トレーニング教室や、その教室及び認
知症予防教室卒業生への継続支援等を行いました。
○介護予防全般の啓発
各地域サロン及び各地区集会所において、血圧測定・検尿・骨密度測定等を実施後、介護予防につ
いての講話により啓発を行いました。平成 26 年度は、平成 25 年度に未実施地区で実施しました。
○わかやまシニアエクササイズ「転ばん塾」
和歌山大学と和歌山県が共同開発した、高齢者のための筋力トレーニング教室で、3 ヶ月 1 クールと
し、週 1 回で計 12 回の教室。平成 16~20 年度までの実施後、教室の開催を休止していましたが、平
11
成 26 年度は 1 クールの実施を予定しています。
○高齢者筋力トレーニング事業(わかやまシニアエクササイズ活動継続支援)
平成 16~20 年度まで 15 クール育成。現在、4 ヶ所で自主グループがトレーニングを継続しています。
そのグループに対して、フォローアップ研修を実施しています。
○ロコモ教室
和歌山県立医科大学整形外科の 2 年間の研究事業で、平成 24 年度に講演会及び 8 回の教室を
実施しました。平成 25 年度に 6 ヶ月後及び 12 ヶ月後、平成 26 年度に 24 ヶ月後の評価アンケート
及び体力測定を実施しました。
○脳のトレーニング教室
和歌山県立医科大学脳神経外科と和歌山県が共同開発したプログラムで、3 ヶ月間で 8 回 1 クール
の教室です。平成 20~21 及び 24 年度で開催したが、平成 25 年度は開催せず。平成 26 年度は 7
回 1 クールで実施予定。
○ファイブコグ検査(認知症予防)
記憶、注意、言語、視空間認知、思考の 5 つの知的機能を図る検査で、平成 26 年度は地域サロン
や認知症サポーター養成講座、介護予防講座の際に実施しました。
表 10 一次予防事業の実績
24 年度
25 年度
26 年度
各サロンでの介護予防啓発
25
51
20
266
475
210
◆(25)
26
20
◆(266)
309
180
実施回数(回)
-
-
12
参加延人数(人)
-
-
350
2
3
4
47
37
51
9
2
1
71
62
61
実施回数(回)
参加実人数(人)
各地区集会所での介護予防啓発
実施回数(回)
参加実人数(人)
わかやまシニアエクササイズ「転ばん塾」
高齢者筋力トレーニング事業(わかやまシニアエクササイズ活動継続支援)
実施回数(回)
参加実人数(人)
ロコモ教室
実施回数(回)
参加実人数(人)
脳のトレーニング教室
12
8
0
7
95
0
80
実施回数(回)
-
5
8
実施人数(人)
-
68
142
実施回数(回)
参加延人数(人)
ファイブコグ検査(認知症予防)
※26 年度は見込み数値。
◆24 年度の地区集会所での介護予防啓発の人数は、サロン及び地区集会所での実績を併せた数字の標
記となっています。
2 包括的支援事業の現状
地域の高齢者の総合相談窓口として、地域包括支援センターが、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジ
ャーなどの専門職を配置し、①介護予防ケアマネジメント事業、②総合相談支援事業、③権利擁護事業、
④包括的・継続的ケアマネジメント支援事業などを実施する機関として活動しています。
①
介護予防ケアマネジメント事業
二次予防事業対象者に介護予防事業の利用を働きかけ介護予防プランを作成し、総合的な介護
予防ケアマネジメントを実施しています。
②
総合相談支援事業
高齢者やその家族等からの保健・医療・福祉等に関する様々な相談に対し、必要なサービスの利
用につなげる支援を行っています。
③
権利擁護事業
高齢者に対する虐待の相談や連絡を受けた場合、速やかに状況を確認して緊急性の有無や対応
についての検討を行い、介護事業者や警察、医療機関等の地域の関係機関と連携し、必要な対応を
行っています。
また、認知症等で判断能力が低下することによる消費者被害等を防止するために関係機関と連携
し、高齢者の権利擁護に努めています。
④
包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
ケアマネジャー等の事業者の資質向上やそれぞれの連携強化を図ることを目的とし、月 2 回在宅
連絡会を開催し、様々な研修の実施や事例検討等により困難な事例を抱えているケアマネジャーへ
の支援を行っています。
また、包括的・継続的なケアを実施し、医療機関との連携体制を構築するため、平成 26 年度は国
保野上厚生総合病院における、在宅医療・介護チームケア推進事業に協力しています。
13
表 11 包括的支援事業の実績
24 年度
サービスの種類
25 年度
26 年度
0
0
0
522
406
273
権利擁護(成年後見制度に関すること)(件)
6
6
9
高齢者虐待に関すること(件)
6
3
2
24
23
11
463
449
190
二次予防事業対象者予防プラン作成(件/年)
総合相談事業
介護保険その他の保健福祉サービスに関する
こと(件)
在宅連絡会
実施回数(回)
参加延人数(人)
※26 年度は 9 月末時点
14
3 任意事業の現状
任意事業では、介護状態にある高齢者を介護している家族等を支援する「家族介護支援事業」と、介護
サービス等の適切な提供を図るために「介護給付適正化事業」を実施しています。
「家族介護支援事業」は、要介護高齢者等を介護している家族等に対し、介護負担の軽減と要介護高齢
者等の在宅生活の継続的支援を図るために、「家族介護用品支給事業」、「家族介護慰労金支給事業」、
「高齢者位置情報検索サービス助成事業」を実施しています。
また、「介護給付適正化事業」としては、主要 5 事業といわれる「要介護認定の適正化」、「ケアプランの
点検」、「住宅改修等の点検」、「縦覧点検・医療情報との突合」、「介護給付費通知」を実施し、事業者の不
正請求の防止と利用者の自立促進につながる給付となるよう努めています。
表 12 家族介護支援事業の実績
24 年度
サービスの種類
家族介護用品支給事業
家族介護慰労金支給事業
高齢者位置情報検索サービス助
成事業
25 年度
26 年度
人
円
人
円
人
円
125
5,935,500
118
5,963,460
96
3,306,860
2
200,000
2
200,000
2
200,000
0
‐
0
‐
1
7,000
※26 年度は 9 月末時点
4 地域支援事業費の実績
上記の地域支援事業実施にあたり、各年度の事業費は次のとおりとなっています。
表 13 地域支援事業費の実績
サービスの種類
24 年度
25 年度
26 年度
円
円
円
二次予防事業
104,416
50,005
205,000
一次予防事業
7,229,796
7,097,708
8,529,000
11,600
0
2,000
任意事業
6,145,475
6,164,160
7,544,000
総合相談事業費
5,837,914
6,109,662
6,530,000
権利擁護事業費
6,740
0
478,000
7,252,321
7,321,702
7,520,000
26,588,262
26,743,037
30,808,000
介護予防ケアマネジメント事業
包括的・継続的ケアマネジメント支援事
業費
計
※26 年度は見込み数値
15
第 3 節 老人福祉事業の実績
○日常生活用具給付等事業
<事業内容>
65 歳以上のひとり暮らし高齢者・要援護老人を抱える高齢者世帯に対し、日常生活用具を給付又は貸
与します。
24 年度
25 年度
26 年度
自動消火器
3件
65,000 円
0件
0円
1件
32,500 円
電磁調理器
0件
0円
2件
20,500 円
0円
0円
福祉電話(移設)
0件
0円
0件
0円
1件
2,160 円
※24 年度、25 年度は年度末現在、26 年度は見込み数値
○緊急通報装置貸与事業
<事業内容>
65 歳以上のひとり暮らしの高齢者等に対し、緊急通報装置を貸与することにより、急病、災害等の緊
急時に迅速かつ適切な対応を図ります。
24 年度
25 年度
26 年度
22 件
14 件
15 件
設置件数
149 件
156 件
150 件
支給金額
3,462,669 円
3,474,387 円
2,140,528 円
新規設置件数
※24 年度、25 年度は年度末現在、26 年度は 9 月末時点
○生きがい活動支援通所事業
<事業内容>
概ね 65 歳以上の虚弱高齢者のうち希望者に対し、通所により日常動作訓練から趣味活動(生きがい
活動)等のサービスを提供し、生きがいのある生活を営むことにより、要介護状態への進行を予防しま
す。
24 年度
25 年度
26 年度
32 人
24 人
25 人
利用延人数
607 人
465 人
600 人
予算執行額
1,092,600 円
837,000 円
1,110,000 円
利用人数
※24 年度、25 年度は年度末現在、26 年度は見込み数値
16
○生活管理指導員派遣事業
<事業内容>
概ね 65 歳以上の虚弱高齢者(要介護認定で非該当者)に対して、生活管理指導員を派遣し、日常生活
に対する指導及び支援を行い、基本的生活習慣を身につけることにより、要介護状態への進行を予防し
ます。
24 年度
25 年度
26 年度
7人
7人
7人
利用延回数
267 人
262 人
336 人
予算執行額
540,270 円
544,410 円
715,680 円
利用人数
※24 年度、25 年度は年度末現在、26 年度は見込み数値
○高齢者住宅改修補助事業
<事業内容>
介護保険制度の住宅改修事業を補完し、介護予防及び家族の負担軽減を図るため、予算の範囲内で
補助金を交付します。
24 年度
26 年度
1件
2件
1件
132,000 円
400,000 円
200,000 円
支給対象者人数
支給金額
25 年度
※24 年度、25 年度は年度末現在、26 年度は見込み数値
○地域サロン事業(休止中含む)
<事業内容>
健康づくり、仲間作り、生きがいづくりを目的に、住み慣れた地域で高齢者等が運営する地域サロンに
対して、新規立ち上げの促進や運営の継続をサロンコーディネーターや、保健師等が積極的に働きかけ
ています。
24 年度
25 年度
26 年度
16 箇所
15 箇所
16 箇所
小川
6 箇所
7 箇所
7 箇所
志賀野
5 箇所
5 箇所
5 箇所
下神野
5 箇所
6 箇所
7 箇所
上神野
2 箇所
2 箇所
3 箇所
国吉
1 箇所
1 箇所
1 箇所
長谷毛原
4 箇所
4 箇所
4 箇所
真国
5 箇所
5 箇所
5 箇所
44 箇所
45 箇所
48 箇所
東野上
合計
※24 年度、25 年度は年度末時点、26 年度は 9 月末時点
17
○避難行動要支援者名簿の整備事業とひとり暮らし高齢者の見守り訪問事業
<事業内容>
避難行動要支援者の内希望者の家を戸別訪問し、健康状態や生活状況の確認の上名簿を作成し、自
主防災組織、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、役場総務課、消防本部と名簿の共有を行い、災
害時の安否確認や避難支援に役立てるものです。また、75 歳以上のひとり暮らし高齢者等必要に応じ
て、定期的に見守りの訪問を継続しています。
24 年度
25 年度
26 年度
高齢者
403 人
407 人
417 人
介護認定者
170 人
123 人
101 人
身体障害者
38 人
34 人
32 人
8人
7人
7人
精神障害者
12 人
13 人
10 人
特定疾患患者(小児含む)・その他
22 人
28 人
47 人
合計
653 人
612 人
614 人
療養手帳保持者
※24 年度、25 年度は年度末登録者数、26 年度は 9 月末時点登録者数
○かたつむりの会(介護者のつどい)
<事業内容>
介護している方同士の交流の場で、介護に関する勉強やリフレッシュのための外出を行います。
24 年度
実施回数
参加延人数
25 年度
26 年度
12 回
12 回
7回
118 人
155 人
60 人
※24 年度、25 年度は年度末、26 年度は 9 月末時点
○老人クラブ
<事業内容>
仲間づくりを通して、生きがいと健康づくり、地域を豊かにする社会活動に取り組む地域を基盤とする高
齢者の自主的な組織
24 年度
単位クラブ数
人数
25 年度
26 年度
61
61
61
1,909 人
1,859 人
1,785 人
※各年度当初時点
18
○養護老人ホームの入所
<事業内容>
環境上の理由及び経済的理由により自宅で生活することが困難な高齢者が入所する施設
24 年度
25 年度
26 年度
養護老人ホームたちばな寮
6人
7人
6人
養護老人ホーム白寿荘
1人
-
-
養護老人ホーム大日山荘
1人
1人
1人
養護老人ホーム喜和の郷
-
1人
1人
8人
9人
8人
合計
※24 年度、25 年度は年度末時点、26 年度は 9 月末時点
19
第 4 節 認知症施策の実績
紀美野町では、平成 24 年度から 2 年間、認知症施策総合推進事業の補助金を受けながら事業に取り
組んできました。平成 26 年度からは地域支援事業の任意事業に移行し、事業の継続実施を行っています。
また、認知症地域支援推進員を配置し、認知症に関する相談対応や訪問、認知症施策の検討・実施、関
係機関との調整を図っています。
図 3 認知症施策の概要
●認知症普及啓発事業
○認知症サポーター養成講座
<事業内容>
認知症に関する正しい知識と理解を身につけた「認知症サポーター」を養成するための講座を開催しま
した。
24 年度
実施回数
参加延人数
25 年度
26 年度
12 回
9回
5回
336 人
224 人
99 人
※26 年度は 9 月末現在
○認知症啓発講演
住民を対象にした、認知症に関する講演会を開催しました。
24 年度
参加人数
25 年度
161 人
20
26 年度
62 人
開催予定
●傾聴ボランティア活動支援
<事業内容>
認知症本人への支援として、お話にじっくりと耳を傾ける傾聴ボランティアグループ「さわやか」の活動の
支援を行いました。また、希望者とボランティアグループとの調整だけでなく、新たな養成講座や傾聴スキ
ルアップのための研修を実施しました。
●本人・介護者家族支援事業
○「まちかど」活動支援
<事業内容>
認知症の診断を受けた方で、介護保険サービスの利用に抵抗がある方や、なじめない方に対して集える
場所を設け、気分転換や引きこもり状態からの改善を図ることを目的に、平成 25 年 7 月より、月 1 回奉仕
作業を中心とした活動を立ち上げました。
24 年度
25 年度
26 年度
実施回数
-
8回
6回
参加延人数
-
31 人
14 人
※26 年度は 9 月末現在
○「生活支援サポーター」養成講座
<事業内容>
誰にでもできる簡単な介護技術を身につけ、地域サロンや趣味活動の場、地域でちょっとした手助けが
できる人材を養成する講座を開催しました。平成 25 年度は 3 回シリーズで実施し、8 人の方が受講しまし
た。
○介護者家族への支援
<事業内容>
介護者家族を対象に研修会を開催、平成 25 年度は 74 人の参加がありました。家族会に参加できない
人に対する介護者家族会会員による傾聴訪問活動は希望者がなく実績はありませんでしたが、今後も支
援の一つとして継続します。
●認知症ケアパス作成事業
<事業内容>
認知症による生活上での障害の進行にあわせ、そのときどきでどのようなサービス・支援などを受けられ
るかを示した「認知症ケアパス」を作成しました。また行政サービス、介護サービス、民間によるサービスな
ど、紀美野町の社会資源を整理した「社会資源リスト」を作成し、民生委員・児童委員や介護保険事業所、
窓口等で認知症に関する相談があった際などに配布しています。
21
紀美野町認知症ケアパス(H26版)
★認知症による生活機能障害の進行に合わせ、どのようなサービス・支援を受けられるかを示したものです。
<紀美野町の高齢者施策の理念・目標>
*住み慣れた地域で安心してその人らしい尊厳のある生活ができる町づくり*
認知症の疑い
認知症を有するが
日常生活は自立
❶~❹:公的機関・医療サービス
黒字:行政サービス等
誰かの見守りがあれば
日常生活は自立
赤字:インフォーマルサービス ❺~⓮:介護保険サービス
日常生活に手助け、
介護が必要
常に介護が必要
もの忘れはあるが、金銭管理や買い物、
買い物や事務、金銭管理等もミスがみら 服薬管理ができない、電話の応対や訪問 着替えや食事、トイレ等がうまくできな ほぼ寝たきりで意思の疎通が困難であ
書類作成等を含め、日常生活は自立して
れるが、日常生活はほぼ自立している
者の対応などが一人では難しい
い
る
いる
介護予防・
悪化予防
②生きがい活動支援通所事業
⑫介護予防講座 ㉑地域サロン
㉒介護予防サークル ㉓老人クラブ
㉔趣味サークル
②生きがい活動支援通所事業
⑫介護予防講座 ㉑地域サロン
㉒介護予防サークル ㉓老人クラブ
㉔趣味サークル
❻通所介護・通所リハビリ
❼訪問リハビリ
❻通所介護・通所リハビリ
❼訪問リハビリ
❻通所介護・通所リハビリ
❼訪問リハビリ
他者との
つながり
②生きがい活動支援通所事業
㉑地域サロン ㉒介護予防サークル
㉓老人クラブ ㉔趣味サークル
②生きがい活動支援通所事業
㉑地域サロン ㉒介護予防サークル
㉓老人クラブ ㉔趣味サークル
❻通所介護・通所リハビリ
❻通所介護・通所リハビリ
❻通所介護・通所リハビリ
仕事・
役割支援
⑬まちかど
㉑地域サロン ㉓老人クラブ
㉔趣味サークル ㉕各種ボランティア活動
⑬まちかど
㉑地域サロン ㉓老人クラブ
㉔趣味サークル ㉕各種ボランティア活動
⑬まちかど
㉑地域サロン
⑦紀美野にこにこネットワーク
⑦紀美野にこにこネットワーク
⑦紀美野にこにこネットワーク
⑧高齢者位置情報検索端末購入補助
⑧高齢者位置情報検索端末購入補助
⑧高齢者位置情報検索端末購入補助
⑨緊急通報装置貸与
⑭配食サービス
⑮郵便局員による声かけ
⑯認知症サポーター ⑰傾聴ボランティア
⑨緊急通報装置貸与
⑭配食サービス
⑮郵便局員による声かけ
⑯認知症サポーター ⑰傾聴ボランティア
⑨緊急通報装置貸与
⑭配食サービス
⑮郵便局員による声かけ
⑯認知症サポーター ⑰傾聴ボランティア
①生活指導員派遣事業
③生活管理指導短期宿泊事業
⑥福祉サービス利用援助事業
⑪福祉有償運送
⑭配食サービス
⑳シルバー人材センター
①生活指導員派遣事業
③生活管理指導短期宿泊事業
⑥福祉サービス利用援助事業
⑪福祉有償運送
⑭配食サービス
⑳シルバー人材センター
①生活指導員派遣事業
②生きがい活動支援通所事業
③生活管理指導短期宿泊事業
安否確認・
見守り
22
⑦紀美野にこにこネットワーク
⑧高齢者位置情報検索端末購入補助
⑨緊急通報装置貸与
⑭配食サービス
⑯認知症サポーター ⑰傾聴ボランティア
④成年後見制度
⑤成年後見制度利用支援事業
⑪福祉有償運送
⑭配食サービス
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❿ショートステイ
⓫小規模多機能型居宅介護
④成年後見制度
⑤成年後見制度利用支援事業
⑭配食サービス
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❿ショートステイ
⓫小規模多機能型居宅介護
④成年後見制度
⑤成年後見制度利用支援事業
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❿ショートステイ
⓫小規模多機能型居宅介護
①生活指導員派遣事業
②生きがい活動支援通所事業
③生活管理指導短期宿泊事業
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❾訪問看護 ❿ショートステイ
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❾訪問看護 ❿ショートステイ
❻訪問介護
❼通所介護・通所リハビリ
❾訪問看護 ❿ショートステイ
❷かかりつけ医・薬局
❸和歌山県認知症疾患医療センター
もの忘れ外来・精神科・神経科等
❷かかりつけ医・薬局
❸和歌山県認知症疾患医療センター
もの忘れ外来・精神科・神経科等
❷かかりつけ医・薬局
❸和歌山県認知症疾患医療センター
もの忘れ外来・精神科・神経科等
❷かかりつけ医・薬局
❸和歌山県認知症疾患医療センター
もの忘れ外来・精神科・神経科等
❷かかりつけ医・薬局
❸和歌山県認知症疾患医療センター
もの忘れ外来・精神科・神経科等
❶地域包括支援センター
❺ケアマネジャー
⑩家族介護用品支給事業
⑱介護者の集い
⑲介護なんでも電話相談
❶地域包括支援センター
❺ケアマネジャー
⑩家族介護用品支給事業
⑱介護者の集い
⑲介護なんでも電話相談
緊急時
支援
③生活管理指導短期宿泊事業
③生活管理指導短期宿泊事業
住まい
有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅
有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅
❶地域包括支援センター
❺ケアマネジャー
⑩家族介護用品支給事業
⑱介護者の集い
⑲介護なんでも電話相談
❿ショートステイ
❹和歌山県立こころの医療センター
有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅
❶地域包括支援センター
❺ケアマネジャー
⑩家族介護用品支給事業
⑱介護者の集い
⑲介護なんでも電話相談
❿ショートステイ
❹和歌山県立こころの医療センター
有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅
⓬グループホーム
⓬グループホーム
⓭介護老人保健施設
⓬グループホーム
⓭介護老人保健施設
⓭介護老人保健施設
⓮介護老人福祉施設
❶地域包括支援センター
❺ケアマネジャー
⑩家族介護用品支給事業
⑱介護者の集い
⑲介護なんでも電話相談
❿ショートステイ
❹和歌山県立こころの医療センター
有料老人ホーム
サービス付高齢者向け住宅
⓭介護老人保健施設
⓮介護老人福祉施設
療養型医療施設
生活支援
身体介護
医療
本人・家族
支援
居住系
サービス
22
●認知症ケア・スキルアップ事業
<事業内容>
介護職・医療職における認知症ケアの向上を目的に研修会を開催しました。
24 年度
25 年度
4回
2回
-
148 人
88 人
-
実施回数
参加延人数
26 年度
●徘徊 SOS ネットワーク(紀美野にこにこネットワーク)構築事業
<事業内容>
徘徊の恐れのある認知症高齢者等が行方不明になったとき、地域の支援を得て早期に発見できるよう、
必要な方が事前に登録し、関係機関の支援体制を構築することにより、徘徊高齢者等の安全と家族等へ
の支援を図っています。
24 年度
25 年度
26 年度
協力機関
14 団体
19 団体
20 団体
登録者数
14 人
17 人
20 人
※26 年度は 9 月末現在
○認知症高齢者への安心声かけ練習
<事業内容>
「認知症になっても安心して外出できる町」をめざし、地域で様子が気になる高齢者を見かけた場合、ど
のように対応すればいいかを地域・医療機関・介護保険事業所・警察・行政が一体となって学ぶ、安心声か
け練習を実施しています。
実施地区
参加人数
24 年度
25 年度
26 年度
小畑地区
下真国地区
毛原地区
72 人
23
63 人
62 人
第 4 章 日常生活圏域
第 1 節 日常生活圏域の設定
日常生活圏域については、地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、介護給付等対象サービ
スを提供するための施設整備の状況その他の条件を総合的に勘案して、各市町村の高齢化のピーク時ま
でに目標とすべき地域包括ケアシステムを構築することを念頭に定めることとされています。
本計画においても、第 5 期計画に引き続き「野上圏域」と「美里圏域」の 2 つの日常生活圏域を設定しま
す。
図 4 第 6 期計画における日常生活圏域図
野上圏域
美里圏域
表 14 日常生活圏域内訳
圏
域
野上圏域
字
名
小畑、動木、柴目、長谷、下佐々、吉野、福井、奧佐々、中田、梅本、坂本、松瀬、釜滝、
国木原、西野、東野
美里圏域
福田、神野市場、野中、安井、南畑、箕六、樋下、永谷、上ケ井、三尾川、大角、津川、
明添、鎌滝、赤木、高畑、桂瀬、今西、松ケ峯、管沢、田、谷、中、滝ノ川、毛原下、小西、
毛原中、毛原宮、毛原上、長谷宮、井堰、蓑垣内、真国宮、蓑津呂、花野原、初生谷、
北野、円明寺、勝谷、四郷
第 2 節 日常生活圏域ごとの現状
○圏域ごとの人口及び高齢化率
圏域ごとの総人口は、野上圏域が 6,774 人、美里圏域が 3,122 人となっています。高齢者人口では、野
上圏域が 2,631 人、美里圏域が 1,424 人となっています。
人口に対して 65 歳以上の高齢者が占める割合である高齢化率が 50%以上がいわゆる限界集落と呼ば
24
れ、社会的な共同生活の維持が難しくなり、社会単位としての存続が危ぶまれる集落と言われます。野上
圏域では 21 地区のうち 4 地区が、美里圏域では 43 地区のうち 21 地区が限界集落となります。
これは、平成 23 年 12 月末現在と比較すると、野上圏域では 2 地区であったものが、柴目地区と坂本地
区の 2 つの地区が加わり、また美里圏域では 21 地区は変わらないものの、永谷地区と毛原地区が 50%
を切ったものの、赤木地区と蓑津呂地区が 50%を上回りました。
また、民生委員・児童委員による実質ひとり暮らし高齢者は、平成 26 年 11 月末時点で、野上圏域 292
世帯、美里圏域 255 世帯、町合計 547 世帯でした。同様の平成 23 年 8 月末時点の町合計 561 世帯と比
較するとやや減少傾向にあると言えます。
表 15 紀美野町の行政区別人口
26 年度 9 月末現在
内 訳 (人)
人 口
圏域
地区名
東
野
上
野
上
圏
域
小
川
志
賀
野
比 率 (%)
65歳
(人)
以 上
前 期
後 期
高齢者
高齢者
65歳
65歳
未 満
以 上
65歳
前 期
後 期
高齢者
未 満
高齢者
小畑
981
370
177
193
611
37.7
18
19.7
62.3
動木
979
430
203
227
549
43.9
20.7
23.2
56.1
柴目
197
99
39
60
98
50.3
19.8
30.5
49.7
363
128
63
65
235
35.3
17.4
17.9
64.7
1,445
533
234
299
912
36.9
16.2
20.7
63.1
海南鋼管
260
113
88
25
147
43.5
33.8
9.6
56.5
希望ヶ丘
425
121
78
43
304
28.5
18.4
10.1
71.5
樫河池
235
67
49
18
168
28.5
20.9
7.7
71.5
緑ヶ丘
242
74
49
25
168
30.6
20.2
10.3
69.4
吉見
213
78
33
45
135
36.6
15.5
21.1
63.4
吉野
271
124
46
78
147
45.8
17
28.8
54.2
福井
342
118
40
78
224
34.5
11.7
22.8
65.5
奥佐々
93
45
19
26
48
48.4
20.4
28
51.6
中田
86
49
22
27
37
57
25.6
31.4
43
梅本
94
38
11
27
56
40.4
11.7
28.7
59.6
坂本
76
44
21
23
32
57.9
27.6
30.3
42.1
松瀬
96
44
22
22
52
45.8
22.9
22.9
54.2
釜滝
100
39
11
28
61
39
11
28
61
長谷
下佐々
35
19
2
17
16
54.3
5.7
48.6
45.7
西野
148
65
31
34
83
43.9
20.9
23
56.1
東野
93
33
9
24
60
35.5
9.7
25.8
64.5
野 上 圏 域
6,774
2,631
1,247
1,384
4,143
38.8
18.4
20.4
61.2
東野上
5,340
2,013
1,013
1,000
3,327
37.7
19
18.7
62.3
小川
962
418
159
259
544
43.5
16.5
26.9
56.5
志賀野
472
200
75
125
272
42.4
15.9
26.5
57.6
国木原
25
内 訳 (人)
人 口
圏域
地区名
(人)
以 上
前 期
後 期
高齢者
下
神
野
上
神
野
美
里
圏
域
国
吉
長
谷
毛
原
真
国
比 率 (%)
65歳
65歳
65歳
未 満
以 上
65歳
高齢者
前 期
後 期
未 満
高齢者
高齢者
福田
377
154
54
100
223
40.8
14.3
26.5
59.2
神野市場1
130
45
20
25
85
34.6
15.4
19.2
65.4
神野市場2
74
32
11
21
42
43.2
14.9
28.4
56.8
神野市場3
103
42
17
25
61
40.8
16.5
24.3
59.2
神野市場4
67
30
8
22
37
44.8
11.9
32.8
55.2
野中
181
52
16
36
129
28.7
8.8
19.9
71.3
安井
192
48
26
22
144
25
13.5
11.5
75
南畑
32
15
2
13
17
46.9
6.3
40.6
53.1
箕六
53
31
4
27
22
58.5
7.5
50.9
41.5
樋下
76
37
9
28
39
48.7
11.8
36.8
51.3
永谷
46
22
8
14
24
47.8
17.4
30.4
52.2
上ケ井
32
24
8
16
8
75
25
50
25
三尾川
158
62
24
38
96
39.2
15.2
24.1
60.8
大角
103
41
16
25
62
39.8
15.5
24.3
60.2
津川
103
42
17
25
61
40.8
16.5
24.3
59.2
明添
13
6
1
5
7
46.2
7.7
38.5
53.8
鎌滝
97
35
14
21
62
36.1
14.4
21.6
63.9
赤木
40
22
8
14
18
55
20
35
45
高畑
19
10
1
9
9
52.6
5.3
47.4
47.4
桂瀬
32
17
6
11
15
53.1
18.8
34.4
46.9
今西
20
12
5
7
8
60
25
35
40
松ケ峯
44
18
6
12
26
40.9
13.6
27.3
59.1
菅沢
14
6
1
5
8
42.9
7.1
35.7
57.1
田
54
34
10
24
20
63
18.5
44.4
37
谷
41
30
4
26
11
73.2
9.8
63.4
26.8
中
47
32
10
22
15
68.1
21.3
46.8
31.9
滝ノ川
12
12
5
7
100
41.7
58.3
0
毛原下
76
33
3
30
43
43.4
3.9
39.5
56.6
59
35
6
29
24
59.3
10.2
49.2
40.7
毛原中
113
61
19
42
52
54
16.8
37.2
46
毛原宮
172
73
30
43
99
42.4
17.4
25
57.6
毛原上
63
42
8
34
21
66.7
12.7
54
33.3
長谷宮
107
64
12
52
43
59.8
11.2
48.6
40.2
井堰
86
41
15
26
45
47.7
17.4
30.2
52.3
蓑垣内
36
23
8
15
13
63.9
22.2
41.7
36.1
真国宮
69
33
6
27
36
47.8
8.7
39.1
52.2
蓑津呂
44
23
9
14
21
52.3
20.5
31.8
47.7
花野原
23
14
3
11
9
60.9
13
47.8
39.1
初生谷
13
5
2
3
8
38.5
15.4
23.1
61.5
北野
19
14
1
13
5
73.7
5.3
68.4
26.3
円明寺
50
27
11
16
23
54
22
32
46
勝谷
9
8
0
8
1
88.9
0
88.9
11.1
四郷
23
17
7
10
6
73.9
30.4
43.5
26.1
小西
26
内 訳 (人)
人 口
圏域
地区名
(人)
比 率 (%)
65歳
以 上
前 期
後 期
高齢者
高齢者
65歳
65歳
未 満
以 上
65歳
前 期
後 期
高齢者
高齢者
3,122
1,424
451
973
1,698
45.6
14.4
下 神 野
1,331
508
175
333
823
38.2
上 神 野
597
259
95
164
338
43.4
国 吉
232
144
41
103
88
長 谷 毛 原
590
308
78
230
真 国
372
205
62
143
紀 美 野 町
9,896
4,055
1,698
2,357
男 性
4,602
1,661
814
847
女 性
5,294
2,394
884
1,510
美 里 圏 域
27
未 満
31.2
54.4
13.1
25
61.8
15.9
27.5
56.6
62.1
17.7
44.4
37.9
282
52.2
13.2
39
47.8
167
55.1
16.7
38.4
44.9
5,841
41
17.2
23.8
59
2,941
36.1
17.7
18.4
63.9
2,900
45.2
16.7
28.5
54.8
第 3 節 圏域ごとのサービス資源(基盤)
表 16 介護保険サービスの事業所数及び定員数
事業所の種類
野上圏域
事業所数
美里圏域
定員数
事業所数
計
定員数
事業所数
定員数
居宅介護支援
5
‐
2
‐
7
‐
(介護予防)訪問介護
3
-
2
-
5
-
(介護予防)訪問看護
1
-
0
-
1
-
(介護予防)訪問リハビリテーション
1
-
0
-
1
-
(介護予防)通所介護
1
30
4
90
5
120
(介護予防)通所リハビリテーション
1
38
0
0
1
38
(介護予防)短期入所生活介護
1
20
1
13
2
33
(介護予防)短期入所療養介護
1
2
0
0
1
2
(介護予防)認知症対応型共同生活介護
1
18
1
9
2
27
(介護予防)小規模多機能型居宅介護
0
0
1
25
1
25
介護老人福祉施設
1
80
1
50
1
130
介護老人保健施設
1
88
0
0
1
88
第 4 節 各年度の日常生活圏域ごとの必要利用定員総数の設定について
地域密着型サービスは住み慣れた地域での生活を支えるためのもので、原則として市町村の住民のみ
が利用できるサービスとなっています。市町村は指定・指導監督の権限をもち、国の基準の範囲内で独自
の介護報酬・指定基準が設定できます。
第 5 期計画では、地域密着型サービスとして美里圏域に小規模多機能型居宅介護事業所が 1 ヶ所開設
され、地域の高齢者にとって必要な在宅サービスの一つとなっています。
平成 25 年 3 月 31 日に実施された和歌山県の「特別養護老人ホーム(指定介護老人福祉施設)入所希望
者状況調査」によれば、本町では 41 人の待機者がいることから、入所施設の整備の必要性があると思わ
れますが、平成 27 年 4 月 1 日以降、指定介護老人福祉施設及び地域密着型介護老人福祉施設への入
所は、原則要介護 3 以上に限定されることもあり、また、近隣市町のサービス付高齢者住宅への入居も進
んでいる状況も勘案し、今計画では、通いと訪問と泊りを包括的に利用できる「小規模多機能型居宅介護
事業所」を、野上圏域に 1 か所整備できるように推進します。
尚、現状では待機者が多いとは言えないため「認知症対応型共同生活介護」の整備については推進し
ないこととします。また、この計画ではその他の地域密着型サービスについても整備しないこととします。
28
第 5 章 施策の方針
本計画では、老人福祉事業と介護保険事業を総合的に推進するために、計画がめざす基本的な目標を
掲げるとともに、その実現のために重点的に取り組むべき課題を設定します。
第 1 節 基本的な目標
1 地域包括ケアシステムの推進
高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続する
ことができるような包括的な支援・サービス供給体制の構築を目指すものが「地域包括ケアシステム」で
す。
その構成要素は、「介護」「医療」「予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」と「生活
支援・福祉サービス」の 5 つが相互に関係し、連携しながら在宅の生活を支えています。
地域包括ケアシステムの構築のために、本町における地域課題の解決に向けて、住民主体の支援を創
出するなど、支援が必要な高齢者等を身近な地域で支える地域づくりを促進するとともに、様々な事例検
討や分析等により適切な施策化を行います。
また、地域包括ケアシステムの下支えとなっているのが「本人・家族の選択と心構え」です。単身や高齢
者のみの世帯が多くなっている中で、高齢者自身や家族の役割、また離れて住む家族ができる見守りの
工夫等についても情報提供を行っていきます。
2 高齢者の生きがいと健康づくり
高齢者が積極的に社会参加し、明るく活力に満ちた高齢化社会を築くための生きがいづくりを推進しま
す。
支援を必要としている高齢者を支える仕組みづくりに努め、健康寿命(寝たきりや認知症等健康上の問
題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延伸するために、健康づくりと介護予防を強化しま
す。
3 高齢者が安心して快適に生活できる福祉の充実
ひとり暮らし等高齢者や認知症高齢者が安心して暮らせる生活支援体制の充実や、できる限り住み慣
れた自宅や地域で療養することができるよう、在宅での医療と介護の連携を強化します
29
4 介護保険制度の円滑な運営
介護サービスを必要とする人が、公平な負担のもと、質の高い介護サービスを受けられるよう、その基盤
整備を促進するとともに、介護サービスの質的向上をめざします。
30
第 2 節 重点課題とそれに対する取組
これらの基本的な目標を達成するために、次にあげる各施策に取り組みます。
1 在宅医療・介護連携の推進
医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者を地域で支えていくためには、居宅等において提供される
訪問診療等の医療(在宅医療)の提供が、地域包括ケアシステムの不可欠の構成要素となります。また、
在宅医療は、医師に加え、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリ関係職種等多くの職種によって提供される
ものです。これに、介護関係職種を加えた多職種による真に包括的なケアのための協働・連携の体制を整
えることが必要です。
平成 26 年 6 月には「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等
に関する法律(以下、「医療介護総合確保法」という)」の公布及び、平成 26 年 9 月に「地域における医療
及び介護を総合的に確保するための基本的な方針について(以下、「総合確保方針」という)」が告示され
ました。
この「総合確保方針」の概要にも、その意義の 1 つ目は、平成 37 年にいわゆる「団塊の世代」が全て 75
歳以上となる中、医療や介護が必要な状態となっても、出来る限り住み慣れた地域で安心して生活を継続
し、その地域で人生の最期を迎えることができる環境の整備は喫緊の課題、2 つ目は利用者の視点に立っ
て切れ目のない医療及び介護の供給体制を構築し、自立と尊厳を支えるケアを実現するとあり、都道府県
に基金を置き、在宅医療の推進や介護サービスの充実についても活用するものとしています。
また、今回介護保険法の地域支援事業の包括的支援事業として、新たに「在宅医療・介護連携推進事
業が創設され、市区町村が主体となって取り組むこととなりました。
事業項目は、①地域の医療・介護サービス資源の把握、②在宅医療・介護連携の課題と抽出と対応の
協議、③在宅医療・介護連携に関する相談の受付等、④在宅医療・介護サービス等の情報の共有支援、
⑤在宅医療・介護関係者の研修、⑥24 時間 365 日の在宅医療・介護サービス提供体制の構築、⑦地域住
民への普及啓発、⑧二次医療圏内・関係市町村の連携となっています。
これらの事業項目は、平成 30 年 4 月にはすべての市区町村での実施とされていますが、平成 27 年度
からは②と⑧を実施し、その他については実現に向けて医師会等の協力をいただきながら全ての事業項
目の実施を図ります。
尚、平成 26 年度からは、海南医師会と海南医療センターの地域連携室が中心に開始している、「海南
海草在宅医療連携拠点事業(TaWaSi ねっと)」及び、国保野上厚生総合病院の地域連携室が中心に始め
る「在宅医療介護チームケア推進事業」について、協力や参加を行います。
本町では、県の指導により、平成 27 年度から海南市と協力しながら『在宅医療推進協議会』を立ち上げ
和歌山医療圏や海南海草地域に応じた在宅医療の推進体制の構築を検討します。
また、地域包括支援センターが従来より実施している医療機関や介護事業所及び住民の方の相談窓口
や調整等を実施します。
このようなことから、本町医療担当部局の協力を得ながら、地域包括支援センターが中心となって連携を
推進します。
31
2 認知症施策の推進
認知症の人が住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう本人やその家族への一層の支援を図る
とともに、認知症の人の状態に応じた適切なサービスを提供していていく必要があります。
そこで、紀美野町では平成 25 年度より認知症地域支援推進員を地域包括支援センターに配置しており
ます。また本計画期間は認知症地域支援推進員を 2 人配置し、地域における支援体制の構築を図ってい
きます。また、認知症が疑われる人や認知症の人とその家族の初期の支援を担うために、認知症初期集
中支援チームの平成 30 年 4 月の設置を目指します。
図 5 認知症初期集中チーム及び認知症地域支援推進員のイメージ図
認知症地域支援推進員が中心となり「認知症サポーター養成講座」、「安心声かけ練習」、「徘徊SOSネ
ットワーク(紀美野にこにこネットワーク)構築事業」等を通して引き続き広く普及啓発に努め、認知症になっ
ても安心して暮らせる地域づくりを目指します。
また、認知症の人やその家族に対しては集える場所の提供となる「まちかど活動支援」や「認知症ケアパ
ス」の配布による支援を引き続き行っていきます。
32
3 生活支援サービス・介護予防サービスの基盤整備の推進
ひとり暮らし高齢者や夫婦のみの高齢者世帯、認知症の高齢者が増加する中、地域とのつながりや生
きがいを持ちながら暮らしていくために、日常生活を支えていく生活支援サービス提供体制を構築していく
ことが必要不可欠となります。
本町に必要な生活支援サービスの整備のために、平成 25 年 11 月に実施した「日常生活圏域ニーズ調
査」の結果や関係機関等の協議により推進します。
具体的には、日々の事例の課題などを毎月 1 回検討する「地域ケア会議」、地域ケア会議での課題を集
約して検討する「地域包括支援センター運営協議会」、地域包括支援センター運営協議会で集約された課
題解決のために施策化に向けて検討する「きみのネットワーク委員会」の 3 層の会議を位置づけ、地域高
齢者のニーズと地域資源の状況を把握しながら、まず不足するサービスの創出やサービス担い手の養成、
関係機関のネットワーク構築を中心に充実を図っていきます。
また、生活支援・介護予防サービスの提供主体等が参画し、定期的な情報共有や連携強化の場として
の「協議体」設置を行います。
その他、生活支援・介護予防サービスの提供体制の構築に向けたコーディネート機能を果たす「生活支
援コーディネーター(地域支え合い推進員)」の圏域ごとの配置を目指します。生活支援コーディネーターは
①資源の開発、②ネットワークの構築、③ニーズと取組のマッチングといった機能を担います。
また、高齢者の介護予防が求められている中、高齢者自身が社会参加・社会的役割を持つことが生き
がいや介護予防につながることから、シルバー人材センターや社会福祉協議会等の協力を仰ぎながら生
活支援サービスの充実を目指します。
4 高齢者の居住安定に係る施策との連携
住まいは保健・医療・介護などのサービスが提供される前提となるものです。自宅での生活や在宅介護
の意向が高い傾向ですが、独居高齢者であることや住まいが山間部にあるなどの理由で自宅での生活や
在宅介護が難しくなる場合も見受けられます。
町としては、本計画中にサービス付き高齢者住宅の整備の推進を図ります。
33
5 地域包括支援センターの機能強化
介護保険制度の改正により、地域支援事業の包括的支援事業に新たに「在宅医療・介護連携の推進」
「認知症施策の推進」「地域ケア会議の推進」「生活支援サービスの体制整備」に係る事業が位置づけられ
ることとなり、従来の総合相談窓口等に加え、これらの新たな事業全てと密接に関係することとなります。
地域包括支援センターは、現在町の直営 1 ヶ所が総合福祉センターを拠点に活動を行っています。本計
画期間についても現在の体制をとりながら、今後必要に応じて人員等の充実を図ります。
効果的な運営のため、地域包括支援センター運営協議会等により PDCA サイクルに基づいた運営や活
動に対する点検や評価を実施し、センター運営の充実を継続的に図っていきます。また、その結果につい
ては厚生労働省が運用する介護サービス情報公表システム等を活用しながら、センターの取組を幅広く周
知します。
図 6 地域包括支援センターの業務構図
34
第 6 章 サービスの見込量及び目標量
第 1 節 各年度の高齢者等の状況
1 人口の推計
紀美野町の将来推計人口は、平成 23 年より続いた高齢者の増加傾向は、昭和 22 年~26 年生まれの
いわゆる団塊の世代が高齢期を迎えたことにより、平成 27 年(2015 年)の 4,143 人をピークに緩やかな減
少傾向となりますが、人口減少が進むため 65 歳以上の人口割合は、更に増加傾向となります。
また、後期高齢者の 65 歳以上人口に占める割合は、徐々に減少していますが、団塊の世代が後期高
齢者に到達する平成 37 年度には増加傾向となります。
図 7 紀美野町の将来推計人口
(人)
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
10,398 10,150
306
319
541
551
777
765
813
753
755
782
789
838
3,426
2991
3,313
9,874
341
560
746
713
802
884
3,190
9,326
9,132
8,938
394
584
733
670
770
992
415
577
701
675
803
954
436
569
669
681
836
917
2,879
2,782
2,685
8,356
498
547
574
697
934
804
2,393
90歳以上
7,435
85-89歳
544
441
600
851
759
591
80-84歳
75-79歳
70-74歳
65-69歳
40-64歳
2,039
40歳未満
2829
2710
2304
2225
2146
1909
1610
25年度
26年度
27年度
28年度
29年度
32年度
37年度
0
24年度
図 8 第 1 号被保険者(前期・後期)と高齢化率の推移
(%)
(人)
4,500
4,000
61.2
64.3
59.6
58.3
57.5
3,500
3,000
38.3
39.5
40.7
2,388
2,360
2,500
2,000
2,437
57.4
57.3
44.4
45.2
46.0
2,381
2,368
2,355
57.1
48.5
2,316
50.9
2,436
1,500
1,000
500
70
60
50
65-74歳
40
高齢化率
30
列1
後期高齢者の
20
1,544
1,620
1,686
1,762
1,757
1,753
1,738
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
29年度
32年度
1,350
0
10
0
35
37年度
75歳以上
65 歳以上人口
に占める割合
2 要支援・要介護認定者数の推計
要支援・要介護認定者の推計は、40 歳以上の推計人口を基に、従来の認定状況から自然体推計を行
い、その後に今後の施策効果など必要な要素を勘案し認定者数の推計を行っています。
認定者数は、本計画期間中も増加の傾向をたどり、平成 29 年度には 1,102 人となります。特に要介護 1
及び要介護 2 と比較的軽度の要介護度での増加が見受けられることから、受給割合の高い在宅サービス
の需要が高くなることが予想されます。
表 17 被保険者別要支援・要介護認定者数の推移
区分
要支援・要介護認定者(数)
要
支
援
1
計
24 年度
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
要
介
護
2
要
介
護
3
要
介
護
4
要
介
護
5
988
81
134
219
173
134
129
118
第 2 号被保険者
16
0
2
1
6
1
3
3
1,004
81
136
220
179
135
132
121
第 1 号被保険者
984
84
149
218
170
137
120
106
第 2 号被保険者
14
0
2
2
5
2
3
0
998
84
151
220
175
139
123
106
第 1 号被保険者
1,007
88
142
221
205
133
115
103
第 2 号被保険者
12
0
3
2
3
1
2
1
合計
1,019
88
145
223
208
134
117
104
第 1 号被保険者
1,060
93
150
236
230
140
113
98
第 2 号被保険者
9
0
3
2
2
1
1
0
合計
1,069
93
153
238
232
141
114
98
第 1 号被保険者
1,081
97
154
247
246
142
106
89
第 2 号被保険者
13
0
4
3
3
2
1
0
合計
1,094
97
158
250
249
144
107
89
第 1 号被保険者
1,087
87
145
260
263
147
100
85
第 2 号被保険者
15
0
4
4
4
2
1
0
合計
1,102
87
149
264
267
149
101
85
第 1 号被保険者
1,165
89
147
291
288
168
99
83
第 2 号被保険者
14
0
4
4
3
2
1
0
合計
1,179
89
151
295
291
170
100
83
第 1 号被保険者
1,156
89
136
287
295
171
101
77
第 2 号被保険者
12
0
4
4
2
1
1
0
1,168
89
140
291
297
172
102
77
合計
26 年度
要
介
護
1
第 1 号被保険者
合計
25 年度
要
支
援
2
合計
36
図 9 要支援・要介護認定者数の推移
(人)
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
1,104
998
1,019
121
106
104
132
123
117
135
139
134
1,094
1,102
89
107
85
101
144
149
232
249
267
250
1,069
98
114
141
1,179
1,168
83
100
77
102
要介護5
170
172
要介護4
要介護3
291
297
179
175
208
220
220
223
238
136
151
145
153
158
149
151
140
81
84
88
93
97
87
89
89
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
29年度
32年度
37年度
要介護2
要介護1
264
295
291
要支援2
要支援1
37
第 2 節 介護保険サービスの見込量
要介護者に対する介護サービス量の見込み及び要支援者に対する介護予防サービス量の見込みにつ
いては、平成 26 年度の利用実績を基礎として、必要な要素を総合的に勘案し、各年度におけるサービス
の種類ごとの見込量を設定します。
尚、平成 29 年 4 月からは介護予防・生活支援サービス事業を開始することとなるため、介護予防サービ
スのうち、介護予防訪問介護と介護予防通所介護の見込量を低く設定しました。
表 18 介護サービスの見込量
単位:千円/回(日)/人
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
給付費(千円)
137,616
133,510
137,239
153,842
152,003
回数(回)
4,243.7
4,158.0
4,295.8
4,823.4
4,766.7
人数(人)
231
230
239
262
258
3,682
3,873
4,092
4,418
4,764
回数(回)
26.8
27.4
28.5
30.1
32.3
人数(人)
7
7
7
7
8
25,815
26,388
27,795
35,630
36,543
回数(回)
392.0
405.3
430.1
559.3
572.0
人数(人)
38
40
42
53
55
16,861
15,792
15,377
14,296
13,996
回数(回)
511.5
476.1
461.1
424.4
413.7
人数(人)
46
44
42
39
36
2,276
2,342
2,734
3,259
3,193
21
22
26
30
30
給付費(千円)
228,521
229,497
228,285
239,073
245,503
回数(回)
2,431.3
2,455.0
2,450.7
2,588.9
2,661.4
人数(人)
230
232
231
244
251
54,778
54,500
55,839
66,437
65,560
回数(回)
520.3
518.0
528.8
630.7
622.3
人数(人)
59
59
60
73
74
(1)居宅サービス
訪問介護
訪問入浴介護
給付費(千円)
訪問看護
給付費(千円)
訪問リハビリテーション
給付費(千円)
居宅療養管理指導
給付費(千円)
人数(人)
通所介護
通所リハビリテーション
給付費(千円)
38
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
短期入所生活介護
62,986
60,768
64,256
70,887
73,505
回数(回)
645.4
622.4
658.0
725.1
750.0
人数(人)
60
59
64
73
75
10,574
10,792
10,414
11,599
12,335
回数(回)
103.7
105.9
106.5
116.4
123.1
人数(人)
20
20
21
23
24
0
0
0
0
0
回数(回)
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
人数(人)
0
0
0
0
0
31,190
30,979
30,624
33,764
34,583
254
258
259
291
297
2,509
2,475
2,474
2,752
2,757
9
8
8
9
9
6,074
6,631
6,601
7,423
7,433
7
8
8
9
9
2,098
2,090
2,079
2,137
2,144
1
1
1
1
1
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
980
1,165
1,164
1,165
1,163
回数(回)
7.1
8.5
8.5
8.5
8.5
人数(人)
1
1
1
1
1
給付費(千円)
短期入所療養介護(老健)
給付費(千円)
短期入所療養介護(病院等)
給付費(千円)
福祉用具貸与
給付費(千円)
人数(人)
特定福祉用具購入費
給付費(千円)
人数(人)
住宅改修費
給付費(千円)
人数(人)
特定施設入居者生活介護
給付費(千円)
人数(人)
(2)地域密着型サービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
夜間対応型訪問介護
認知症対応型通所介護
39
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
小規模多機能型居宅介護
40,127
73,213
82,709
84,072
83,684
15
29
33
34
34
88,323
85,174
85,217
85,376
85,395
31
30
30
30
30
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
回数(回)
0.0
0.0
0.0
0.0
人数(人)
0
0
0
0
376,573
376,573
376,573
409,371
401,550
150
150
150
163
160
209,791
209,791
209,791
224,872
224,730
72
72
72
77
77
32,358
32,358
32,358
32,358
32,358
8
8
8
8
8
70,400
66,672
68,274
77,031
77,070
人数(人)
455
436
448
503
507
合計(A)
1,403,532
1,424,583
1,443,895
1,559,762
1,560,269
給付費(千円)
人数(人)
認知症対応型共同生活介護
給付費(千円)
人数(人)
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
複合型サービス
地域密着型通所介護(仮称)
給付費(千円)
(3)施設サービス
老人福祉施設
給付費(千円)
人数(人)
老人保健施設
給付費(千円)
人数(人)
介護療養型医療施設(32 年度以降は転換施設)
給付費(千円)
人数(人)
(4)居宅介護支援
給付費(千円)
40
表 19 介護予防サービスの見込量
単位:千円/回(日)/人
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
(1)介護予防サービス
介護予防訪問介護
10,856
9,884
3,717
58
53
20
給付費(千円)
0
0
0
0
0
回数(回)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
195
149
139
139
139
回数(回)
4.6
3.5
3
3
3
人数(人)
1
1
1
1
1
2,311
2,614
2,674
2,334
2,170
回数(回)
71.2
80.5
82
72
67
人数(人)
7
8
8
7
6
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
19,068
16,466
6,088
48
43
16
7,498
8,170
7,496
8,968
8,310
14
15
14
16
15
給付費(千円)
56
56
53
60
59
回数(回)
0.7
0.7
1
1
1
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
500
668
771
862
797
回数(回)
3.6
4.9
6
6
6
人数(人)
1
1
1
1
1
給付費(千円)
人数(人)
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリテーション
給付費(千円)
介護予防居宅療養管理指導
介護予防通所介護
給付費(千円)
人数(人)
介護予防通所リハビリテーション
給付費(千円)
人数(人)
介護予防短期入所生活介護
介護予防短期入所療養介護(老健)
41
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
介護予防短期入所療養介護(病院等)
給付費(千円)
0
0
0
0
0
回数(回)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
10,825
12,488
12,888
12,292
11,886
61
71
73
70
67
367
326
257
235
217
2
2
2
1
1
1,467
1,192
1,112
1,054
1,053
1
1
1
1
1
511
511
511
460
460
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
0
回数(回)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
2,479
4,705
5,743
6,716
6,684
3
5
6
7
7
給付費(千円)
0
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
0
給付費(千円)
0
0
0
0
人数(人)
0
0
0
0
7,500
7,456
6,681
6,482
6,028
145
145
130
126
117
63,633
64,685
48,130
39,602
37,803
介護予防福祉用具貸与
給付費(千円)
人数(人)
特定介護予防福祉用具販売
給付費(千円)
人数(人)
介護予防住宅改修費支給
給付費(千円)
人数(人)
介護予防特定施設入居者生活介護
給付費(千円)
人数(人)
(2)地域密着型介護予防サービス
介護認知症対応型通所介護
介護予防小規模多機能型居宅介護
給付費(千円)
人数(人)
介護予防認知症対応型共同生活介護
介護予防地域密着型通所
(3)介護予防支援
給付費
人数
合計(B)
42
表 20 標準給付費の見込量
単位:千円
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
1,467,165
1,489,268
1,492,025
1,599,364
1,598,072
一定以上所得者の利用者負担の見直しに伴う財政影響額
-3,579
-5,535
-5,546
-5,927
-5,960
特定入所者介護サービス費等給付額
88,847
80,656
79,522
79,522
79,522
高額介護サービス費等給付額
36,000
36,000
36,000
36,600
36,600
高額医療合算介護サービス費等給付額
5,500
5,500
5,500
5,500
5,500
審査支払手数料
1,268
1,253
1,227
1,160
1,100
1,595,201
1,607,142
1,608,728
1,716,219
1,714,834
総給付費 (A)+(B)
標準給付費見込額(C)
介護保険制度が改正され、今後、介護報酬の改定が予定されています。
その内容により、上記の介護サービス及び介護予防サービスの給付費も変動します。
43
第3節 地域支援事業の見込量
1 介護予防・日常生活支援総合事業について
介護予防・日常生活支援総合事業(以下「総合事業」という。)は、予防給付のうち訪問介護、通所介護に
ついて、市町村が地域の実情に応じた取組みができる地域支援事業に移行し、既存の介護事業者による
サービスに加えて、NPO、民間企業、ボランティアなど地域の多様な主体を活用して高齢者を支援する事
業のことを言います。
2 総合事業の実施時期
総合事業の実施については、平成 27 年 4 月 1 日施行となっていますが、円滑な移行のための準備期間
が必要なこと等を踏まえ、市町村において条例で定める場合には、その実施を平成 29 年 4 月 1 日まで猶
予することが認められています。
実施にあたっては、地域の実情に応じたサービス提供体制を構築していくため、介護事業者やNPOなど
多様な提供体制による受け皿を確保していくとともに、住民主体による生活支援サービスの充実を図り、高
齢者の社会参加を推進していく必要があります。
このようなことから、当町では十分な準備・移行期間を設け、平成 29 年 4 月 1 日の事業開始を予定して
います。
3 地域支援事業の見込量
平成 26 年度の事業実績等を参考に各年度における事業の種類ごとの見込量を設定します。また、総合
事業については、国の示したガイドライン等を踏まえ、事業内容や見込量を検討します。
①
介護予防事業
(ア) 二次予防事業
基本チェックリストを用い対象者の把握に努め、対象者に対して個別に支援を行います。
(イ) 一次予防事業
65 歳以上のすべての方に対し、要介護状態等の予防のために、各地域で介護予防講座等を開催し、介
護予防に関する普及・啓発を行います。
また、様々な運動教室や認知症予防等の教室を行い、積極的に介護予防を推進します。
②
包括的支援事業
〈基本事業〉
(ア) 総合相談支援事業
地域の高齢者が、住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継続していけるよう、地域包括支援
センターが中心となり、高齢者の状況や実態、必要な支援等を幅広く把握し、相談を受け、適切なサービ
スや制度につなげるための支援を行います。
また、地域や関係機関等が一体となって町内における虐待の防止、早期発見、早期対応及び再発防止
を図るためのきみのネットワーク委員会を開催し、地域におけるネットワークの構築を図ります。
(イ) 権利擁護事業
家族や地域の方々などの支援だけでは十分に問題が解決できない等の困難な状況にある高齢者が、
地域において安心して生活を行うことができるよう、専門的・継続的な視点から高齢者の権利擁護のため
必要な支援を行います。
44
成年後見制度の利用が必要と思われる場合、申立てを行う親族がない等必要な場合は、速やかに状
況等を把握し、市町村申立てによりその利用につながるよう努めます。
(ウ) 包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
主治医、介護支援専門員、地域の関係機関等の多職種による協働等により、地域における連携・協働
の体制づくりや、個々の介護支援専門員に対する支援等を行います。引き続き在宅連絡会を開催し、地域
の介護支援専門員が抱える困難事例を検討し、指導助言等を行い、介護従事者の資質向上を図ります。
〈重点事業〉
(エ) 在宅医療・介護連携の推進
第 5 章 第 2 節 重点課題とそれに対する取組 参照
(オ) 認知症施策の推進
第 5 章 第 2 節 重点課題とそれに対する取組 参照
(カ) 地域ケア会議の推進
個別ケースの検討を通じて、多職種、関係者等が集まり、地域の共通課題を共有し、問題解決に向け
た検討を行う会議を地域包括支援センターが中心となり行います。
(キ) 生活支援サービスの体制整備
第 5 章 第 2 節 重点課題とそれに対する取組 参照
③
任意事業
(ア) 介護給付等費用適正化事業
国の介護給付費適正化計画との整合性を保ち、介護給付費通知、ケアプラン点検等主要 5 事業を実
施し、介護給付費の適正化を推進します。不正又は不適切なサービス提供が行われている事業所には
確認を行い、県の協力をあおぎながら適切な指導等に努めます。
事業名
① 認定調査状況チェック
内 容
介護支援専門員等に委託して行った認定の変更等に係る調査内容をチ
ェックする。
② ケアプラン点検
事業所への訪問調査等により、ケアプラン内容の点検及び指導を行う。
③ 住宅改修等の点検
住宅改修費申請時に、請求者宅の実態確認、工事見積書の点検等を行
う。
④ 医療情報との突合等
入院情報と介護保険の給付情報を突合し、給付日数や提供されたサー
ビスの整合性を確認する。
⑤ 介護給付費通知
利用者本人(又は家族)に対して、3 ヶ月に 1 度サービスの請求状況及び
費用等について通知する。
(イ) 家族介護支援事業
要介護高齢者を介護している家族等に対し、介護負担の軽減と要介護高齢者の在宅生活の継続的支
援を図るために、「家族介護用品支援事業」、「家族介護慰労金支給事業」、「高齢者位置情報検索サー
ビス助成事業」を継続実施します。
(ウ) その他事業
成年後見制度利用支援事業として、低所得者の高齢者に関わる成年後見制度の申立てに要する経費
や成年後見人等の報酬の助成を継続実施します。
④
介護予防・日常生活支援総合事業
45
(ア) 介護予防・生活支援サービス事業
介護予防給付の訪問介護、通所介護の総合事業への移行に向け、既存事業を介護予防・生活支援サ
ービス事業のサービス提供ができる体制に整えていく方向です。
また、介護予防・生活支援サービスの利用については、要支援認定者のほか、基本チェックリストを用
いた簡易な形で該当する方に対しても、必要なサービスを提供します。
(イ) 一般介護予防事業
総合事業への移行により、一次予防事業、二次予防事業と対象者を分けて行っていた介護予防事業
を、分け隔てることなく、65 歳以上のすべての高齢者を対象に要介護状態等の予防のために介護予防を
推進していきます。そして、生活支援や介護予防の担い手となるボランティア等の研修や育成、有効的な
ボランティア活動の仕組みを検討します。
また、介護予防の取組を強化するために、現在行っている事業を継続・強化し、地域における住民主
体の通いの場を充実させます。
※①介護予防事業については、平成 29 年 4 月 1 日までに予防給付サービス(訪問介護、通所介護)と合わ
せて総合事業へ移行します。
46
表 21 地域支援事業費の見込量
単位:千円
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
介護予防事業
二次予防事業
186
200
(介護予防・日常生活支援総合事業へ)
一次予防事業
6,031
5,950
(介護予防・日常生活支援総合事業へ)
介護予防・日常生活支援総合事業
※平成 29 年度~
介護予防・生活支援サービス事業
一般介護予防事業
12,424
25,325
23,791
5,969
5,999
6,050
包括的支援事業及び任意事業
2
2
総合相談事業
6,389
6,389
6,409
6,448
6,513
権利擁護事業
1
1
1
1
1
包括的・継続的ケアマネジメント支援事業
7,718
7,718
7,738
7,784
7,862
任意事業
8,125
8,125
8,125
8,125
8,125
50
50
50
50
50
0
0
0
0
0
174
418
357
321
321
28,676
28,853
41,073
54,053
52,713
介護予防ケアマネジメント事業
在 宅 医 療 ・介 護 連 携 推 進 事 業
生活支援体制整備事業
認知症総合支援事業
地域支援事業費(D)
47
(介護予防・日常生活支援総合事業へ)
第 7 章 事業の見込と保険料
第 1 節 サービスの給付と負担の関係
介護保険制度はサービスの給付と負担の関係が明確な社会保障制度となっています。
サービス費用は、国・都道府県・市町村の公費と、第 1 号保険料、第 2 号保険料の 3 者でまかなうことと
されており、それぞれが国によって決められた一定の割合に応じて負担することとなります。
このことから、サービス費用が大きくなるほど、それぞれの負担する金額も大きくなり、結果的に第 1 号
保険料全体で負担する金額も大きくなる仕組みとなっています。
第 1 号保険料とは 65 歳以上の方に負担していただく保険で、介護保険の保険者である紀美野町に納め
ていただきますが、その額は、介護保険事業計画期間の3年間で見込まれるサービス費用に基づき、その
うち第 1 号保険料全体で負担すべき金額をまかなうことができるように設定し、町の条例や介護保険事業
計画の中で定めます。
一方、第 2 号保険料は 40 歳~64 歳の方に負担していただく保険料で、第 2 号被保険者が加入してい
る医療保険において医療保険に上乗せして納めていただきますが、その保険料額は市町村が定めるので
はなく、国が各医療保険者に課した金額を基に、それぞれの医療保険者が独自の算定方法により設定し
ています。
1 保険給付費の財源構成
介護給付費(その他分)
保険給付費の財源は、基本的に、50%が国・都道府県・
町費負担金
12.5%
市町村の公費負担、残りの 50%が第 1 号被保険者と第 2 県費負担金
号被保険者が負担する保険料で構成されます。
12.5%
第 1 号保険料と第 2 号保険料の割合は、国が全国ベー
スの人数比率で決定し、全国平均で見た一人当たりの保
20.0%
平成 24 年度から平成 26 年度の 3 年間については、第
介護給付費(施設等分)
1 号保険料「21%」、第 2 号保険料「29%」と定められてい
ては、第 1 号保険料「22%」、第 2 号保険料「28%」と定め
町費負担金
12.5%
第 2 号保険料
28.0%
られ、第 1 号保険料で負担する割合が大きくなります。なお、 県費負担金
17.5%
平成 32 年度は、第 1 号保険料「23%」、第 2 号保険料
「27%」、平成 37 年度は第 1 号保険料「24%」、第 2 号保
国庫補助金
(調整負担金)
険料「26%」となると見込まれています。
22.0%
第 1 号保険料
国庫負担金
ましたが、平成 27 年度から平成 29 年度の 3 年間につい
28.0%
5.0%
国庫補助金
(調整交付金)
険料額が第 1 号被保険者と第 2 号被保険者の間で同一水
準となるよう設定されます。
第 2 号保険料
5.0%
15.0%
22.0%
第 1 号保険料
国庫負担金
48
2 地域支援事業の財源構成
介護予防事業 及び
介護予防事業については、介護給付見込額の 2%を上
新しい介護予防・日常生活支援総合事業
限とし、新しい介護予防日常生活支援総合事業開始後は
町費負担金
事業開始の前年度の(予防給付(介護予防訪問介護、介
護予防通所介護、介護予防支援)+介護予防事業)総額
第 2 号保険料
12.5%
県費負担金
×75 歳以上高齢者の伸びが上限となります。
12.5%
包括的支援事業・任意事業については高齢者人口の増 国庫補助金
加を踏まえた必要な体制を確保するため、平成 26 年度の (調整交付金)
5.0%
22.0%
20.0%
上限額(介護給付費見込額の 2%)に「65 歳以上高齢者数
の伸び率」を乗じた額の範囲内で実施することとされてい
ます。
地域支援事業全体としては、総合事業開始前は介護給
付費見込額の 3%を上限とし、総合事業開始後は全体の
28.0%
第 1 号保険料
国庫負担金
包括的支援事業・任意事業
町費負担金
上限の設定はなくなります。
19.5%
財源は、介護予防事業では保険給付費における居宅等
第 1 号保険料
22.0%
給付費と同様に、50%が国・都道府県・市町村の公費負担、
残りの 50%が第 1 号被保険者と第 2 号被保険者が負担す
る保険料で構成されます。第 1 号保険料と第 2 号保険料の
割合は、保険給付費と同様に、第 1 号保険料「22%」、第 2
号保険料「28%」と定められています。
包括的支援事業と任意事業では、第 2 号被保険者の負
担がなくなり、22%を第 1 号被保険者が負担し、残りの
78%を国・都道府県・市町村の公費で負担するように定め
られています。
49
19.5%
県費負担金
39.0%
国庫負担金
第 2 節 第 1 号保険料の所得段階
安定的な介護保険制度の運営のためには、被保険者の負担能力に応じてきめ細やかな保険料を賦
課する必要があります。政令の見直しにより第 6 期の保険料段階設定にあたっては、標準段階をこれま
での標準 6 段階から、標準 9 段階に見直しされました。
紀美野町では、保険者の判断による弾力化として第 9 段階を負担能力に応じてさらに 3 段階に分け次
のとおりの段階区分を設定します。
表 22 紀美野町の第 6 期(平成 27~29 年度)段階設定
段階
対象者
する割合
×0.50
生活保護の受給者
第 1 段階
基準に対
老齢福祉年金受給者で世帯全員が住民税非課税
世帯全員が住民税非課税で、課税年金収入額+合計所得金額が 80 万円
以下
第 2 段階
第 3 段階
第 4 段階
第 5 段階
世帯全員が住民税非課税で、課税年金収入額+合計所得金額が 80 万円
×0.75
超、120 万円以下
世帯全員が住民税非課税で、課税年金収入額+合計所得金額が 120 万
×0.75
円超
住民税世帯課税で本人非課税、課税年金収入+合計所得金額が 80 万円
×0.90
以下
住民税世帯課税で、本人非課税、課税年金収入額+合計所得金額が 80
×1.00
<基準>
万円超
第 6 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 120 万円未満
×1.20
第 7 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 120 万円以上 190 万円未満
×1.30
第 8 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 190 万円以上 290 万円未満
×1.50
第 9 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 290 万円以上 400 万円未満
×1.70
第 10 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 400 万円以上 600 万円未満
×1.80
第 11 段階
本人が住民税課税で合計所得金額が 600 万円以上
×1.90
50
各年度における所得段階別加入者については次のとおり推計しました。
表 23 所得段階別加入者数の推計
27 年度
(人)
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
第 1 段階
1,154
1,151
1,146
1,130
1,058
第 2 段階
456
454
452
446
416
第 3 段階
381
381
378
374
349
第 4 段階
574
572
569
565
525
第 5 段階
398
397
396
388
363
第 6 段階
523
519
519
512
478
第 7 段階
376
374
371
367
342
第 8 段階
191
188
187
185
174
第 9 段階
45
45
45
44
41
第 10 段階
24
24
24
24
22
第 11 段階
21
20
20
19
18
4,143
4,125
4,107
4,054
3,786
計
51
第 3 節 第 1 号保険料額
本計画期間中で必要となる第 1 号保険料は 911,413 千円となります。予定保険料収納率が 99.0%と
想定すると第 1 号保険料額の基準額は月額 6,980 円となります。
同様に平成 32 年度、平成 37 年度では第 1 号保険料月額はそれぞれ 7,874 円、8,885 円と推計さ
れます。
表 24 第 1 号保険料額の推計
第6期
27 年度
28 年度
32 年度
29 年度
37 年度
千円
千円
千円
千円
千円
1,595,201
1,607,142
1,608,728
1,716,219
1,714,834
28,676
28,853
41,073
54,053
52,713
357,253
359,919
362,956
407,163
424,211
調整交付金相当額(F)
79,760
80,357
81,356
87,377
87,234
調整交付金見込額(G)
159,520
157,821
156,204
157,803
156,672
0
0
0
0
0
63,357
0
0
標準給付費見込額(C)
地域支援事業費(D)
第 1 号被保険者負担分相当額(E)
財政安定化基金拠出金見込額(H)
財政安定化基金償還金(I)
準備基金取崩額(J)
0
0
0
0
0
市町村相互財政安定化事業負担金(K)
0
0
0
0
0
市町村相互財政安定化事業交付金(L)
0
0
0
0
0
911,413
336,737
354,773
保険料収納必要額(M)
27 年度
28 年度
29 年度
32 年度
37 年度
99.0%
99.0%
99.0%
所得段階別加入割合補正後被保険者数(O)
10,991 人
3,600 人
3,361 人
保険料額(年額)(P)
83,761 円
94,493 円
106,624 円
6,980 円
7,874 円
8,885 円
予定保険料収納率(N)
保険料額(月額)
保険料収納必要額(M)=第 1 号被保険者負担相当額(E)+調整交付金相当額(F)-調整交付金見込
額(G)+財政安定化基金拠出金見込額(H)+財政安定化基金償還金(I)-
準備基金取崩額(J)+市町村相互財政安定化事業負担金(K)-市町村相互
財政安定化事業交付金(L)
保険料額(月額)
=保険料収納必要額(M)/予定保険料収納率(N)/所得段階別加入割合補
正後被保険者数(O)/12 ヶ月
介護保険制度が改正され、今後、介護報酬の改定が予定されています。
その内容により、介護保険料額も変動します。
52
第 4 節 介護保険料の減免制度について
今後の更なる高齢化に伴い、介護給付等費用の増加と保険料負担水準額の上昇が避けられない中
で、介護保険制度を持続可能なものとするためには、低所得の方にも保険料を負担し続けていただくこ
とを可能にする必要があります。介護保険法の改正により、公費を投入して低所得者の保険料軽減を行
う仕組みが設けられます。
当町では、政令で示される保険料の軽減幅を適用することとし、次のとおりの保険料軽減の強化を行
います。
保険料段階
軽減前の
平成 27 年 4 月からの
平成 29 年 4 月からの
基準に対する割合
軽減後の基準に対する
軽減後の基準に対する
割合
割合
第 1 段階
0.5
0.45
0.3
第 2 段階
0.75
0.75
0.5
第 3 段階
0.75
0.75
0.7
保険料の軽減幅については、国の予算で編成することとなっており、政令で示される予定となっているた
め、今後変動する場合があります。
53
用語解説
(1) 介護保険サービス
サービス種類
説
明
(介護予防)訪問介護(ホームヘ
訪問介護員(ホームヘルパー)等が居宅を訪問し、入浴、排泄、食事
ルプ)
等の介助、その他調理・洗濯・掃除等の日常生活上の世話を行う。
(介護予防)訪問入浴介護
居宅を訪問し,浴槽を提供して入浴の介護を行う。
(介護予防)訪問看護
看護師等が居宅を訪問して療養上の世話または必要な診療の補助
を行う
(介護予防)訪問リハビリテーシ
理学療法士・作業療法士等が居宅を訪問し,理学療法・作業療法そ
ョン
の他必要なリハビリテーションを行う。
(介護予防)居宅療養管理指導
医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・歯科衛生士等が居宅を訪問
し,療養上の管理や指導を行う。
(介護予防)通所介護(デイサー
デイサービスセンターなどで,通所により入浴・食事の提供等日常生
ビス)
活上の世話,機能訓練を行う。
(介護予防)通所リハビリテーシ
介護老人保健施設・病院・診療所で,通所により理学療法・作業療法
ョン(デイケア)
その他必要なリハビリテーションを行う。
(介護予防)短期入所生活介護
介護老人福祉施設等で短期入所し,入浴,排泄,食事等の介護その
(ショートステイ)
他日常生活上の世話,機能訓練を行う。
(介護予防)短期入所療養介護
介護老人保健施設・介護療養型医療施設で短期入所し,看護,医学
(ショートステイ)
的管理の下に介護,機能訓練その他必要な医療,日常生活上の世
話を行う。
(介護予防)特定施設入居者生
有料老人ホーム,ケアハウス(その入居定員が 30 人以上であるも
活介護
の)等に入居している要介護者について,入浴,排泄,食事等の介護
その他日常生活上の世話,機能訓練及び療養上の世話を行う。
(介護予防)福祉用具貸与
車椅子,特殊寝台,褥瘡(じょくそう)予防用具,歩行器,移動用リフト
等を貸与。
(介護予防)特定福祉用具販売
入浴(シャワーチェアー・すのこ等),排泄(腰掛け便座等)の用に供す
(福祉用具購入費の支給)
る福祉用具を購入した場合に購入費を支給。
(介護予防)住宅改修
手すり取付け,段差解消,滑り止め,和式便器から洋式便器への取り
(住宅改修費の支給)
替え等住宅改修を行った場合に改修費を支給。
居宅介護支援
居宅サービス等を適切に利用できるよう,サービスの種類,内容等を
定めた居宅サービス計画(ケアプラン)を作成するとともに,サービス
事業者等と連絡調整その他の便宜を行う。介護保険施設へ入所する
場合は施設への紹介等を行う。
54
サービス種類
介護予防支援
説
明
地域包括支援センターにおいて,介護予防サービス等を適切に利用
できるよう,サービスの種類,内容等を定めた介護予防サービス計画
(介護予防ケアプラン)を作成するとともに,サービス事業者等と連絡
調整その他の便宜を行う。
夜間対応型訪問介護
夜間に,定期的な巡回訪問または通報を受け,利用者の居宅で,入
浴,排泄,食事の提供等日常生活上の世話を行う。
定期巡回・随時対応型訪問介
日中・夜間を通じて,訪問介護と訪問看護が一体的または密接に連
護看護
携しながら,定期的な巡回と随時の通報により日常生活上の支援や
看護師等による療養上の世話等を行う。
(介護予防)認知症対応型通所
認知症高齢者(要介護者)に,デイサービスセンターなどで,通所によ
介護
り入浴・食事の提供等日常生活上の世話,機能訓練を行う。
(介護予防)小規模多機能型居
「訪問」「通い」「宿泊」のサービスを組み合わせ,入浴,排泄,食事等
宅介護
の介護その他日常生活上の世話,機能訓練を行う。
(介護予防)認知症対応型共同
認知症高齢者(要介護者)を対象に共同生活(5~9 人)を通し,入浴,
生活介護(認知症高齢者グルー
排泄,食事等の日常生活上の世話を行う。
プホーム)
地域密着型特定施設入居者
有料老人ホーム,ケアハウス(その入居定員が 29 人以下であるも
生活介護
の)等に入居している要介護者について,入浴,排泄,食事等の介護
その他日常生活上の世話,機能訓練及び療養上の世話を行う。
複合型サービス
小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせることで,介護と
看護サービスを一体的に提供する。
介護老人福祉施設
介護等の日常生活上の世話,機能訓練,健康管理及び療養上の世
(特別養護老人ホーム)
話を行う。
介護老人保健施設
看護,医学的管理下における介護及び機能訓練その他必要な医療
並びに日常生活上の世話を行う。
介護療養型医療施設
療養上の管理,看護,医学的管理下における介護等の世話及び機能
訓練,その他必要な医療を行う。
55
(2) その他の用語解説
サービス種類
介護給付費準備基金
説
明
介護保険の中期的な財政の調整を図るため本市に設置した基金で,
介護保険事業特別会計の決算上生じた第 1 号保険者保険料の剰余
金を積み立てている。
介護支援専門員
要介護者の自立支援や家族など介護者の介護負担軽減のための必
要な援助に関する専門的知識・技術を有する人で「ケアマネジャー」と
も呼ばれている。
要介護者や家族の依頼を受けて,その心身の状況や置かれている環
境,要介護者や家族の希望を勘案して,介護サービス計画を作成す
るとともに,その介護サービス計画に基づいて介護サービス事業者と
の連絡調整などの支援を行う。
介護予防
介護予防は,高齢者が「要介護状態になることをできる限り防ぐ(発生
を予防する)こと,要介護状態となっても状態がそれ以上重度化しな
いようにする(維持・改善を図る)こと」である。
居宅介護支援事業者
介護支援専門員を配置し,居宅サービス計画,居宅サービス事業者
との連絡調整や介護保険施設への紹介等の居宅介護支援サービス
を行う事業者。
ケアマネジメント
要介護者・要支援者のニーズを満たすため,介護サービス,地域支援
事業,保健福祉サービスや地域のボランティア活動なども含めて調整
し,総合的・一体的に提供されるようにする,サービス提供のマネジメ
ント。
高額介護サービス費
要介護認定者が 1 ヶ月に支払った介護サービスの利用者負担額が一
定の上限額を超えた場合,超えた分が申請により高額介護サービス
費として支給される。
この場合の利用者負担額には,福祉用具購入費及び住宅改修費の
利用者負担分や,施設等における食費・居住費(滞在費)は含まな
い。
コーホート要因法
ある基準年の男女別・年齢別人口をもとに,男女・年齢階級別の死亡
率,社会動態による移動率,女子の年齢別出生率などを仮定してあ
てはめ,将来の人口を推計する方法。
サービス付き高齢者向け住宅
バリアフリー構造等を有し,介護・医療と連携して高齢者の生活を支
援するサービスを提供する高齢者向けの民間賃貸住宅。
指定市町村事務受託法人
指定市町村事務受託法人は,公正な立場で要介護認定調査ができる
と都道府県が認めた法人で,新規認定申請の要介護認定調査を行う
ことも可能となっている。
56
サービス種類
市町村特別給付等
説
明
市町村特別給付は,要介護者・要支援者に対し,介護保険法で定め
られた保険給付(法定給付)以外の独自のサービスを実施することが
できるもので,保健福祉事業は,被保険者全体を対象とした介護予防
事業や家族等の介護者を対象とした介護支援事業などを実施できる
もの。
なお,市町村特別給付等を行う場合は,その費用をすべて第 1 号被
保険者の保険料でまかなうこととされている。
審査支払手数料
各都道府県の国民健康保険団体連合会が行う,事業者からの保険
給付など請求に関する審査,支払い事務に対する手数料。
生活支援コーディネーター
高齢者の生活支援・介護サービスの体制整備を推進していくことを目
的とし,地域において,生活支援・介護予防サービスの提供体制の構
築に向けたコーディネート機能(主に資源開発やネットワーク構築の
機能)を果たす者。
成年後見制度
認知症などのために判断能力が不十分であると家庭裁判所が認めた
場合に,成年後見人などが財産管理等を行い,本人を保護・支援する
制度。
地域支援事業
要介護・要支援状態となることを予防するとともに,要介護状態となっ
た場合にも,可能な限り,地域において自立した生活を営むことがで
きるよう支援するためのサービスを提供する事業。
調整交付金
保険給付と新しい総合事業において国が負担する 25%のうち 20%は
定率負担として交付されるが,残りの 5%は要介護者の発生率が高
い後期高齢者の割合や,所得段階構成比といった市町村の努力では
対応できない第 1 号保険料の格差を調整するため,5%を増減し調整
交付金として交付される。
特定入所者介護サービス費
市民税非課税等の所得の低い人について,施設サービスや短期入所
サービスの食費・居住費(滞在費)負担には限度額が設定され,限度
額を超える分の現物給付に要する費用。
認知症サポーター
認知症を正しく理解して,認知症の人や家族を温かく見守る応援者。
認知症疾患医療センター
認知症の鑑別診断,専門医療相談,合併症対応,医療情報提供等を
行うとともに認知症を専門としない一般開業医等への研修を行う医療
施設で,介護との連携を図る担当者が配置される。
保険給付費
介護保険に係るサービスの総費用から,利用者負担によりまかなわ
れる部分を除いた,介護保険でまかなう費用。
要介護者に対する介護給付,要支援者に対する予防給付,条例によ
り市町村が独自に実施する市町村特別給付に区分される。
要援護高齢者
要介護状態の高齢者や要支援状態(虚弱状態)の高齢者など,日常
生活の上で何らかの援護を必要とする高齢者。
57
サービス種類
保険料基準額(月額)
説
明
事業計画期間(今期はH27~H29)における保険給付費,地域支援
事業費などの事業費支出のうち,第 1 号被保険者保険料でまかなう
べき費用(保険料収納必要額)を,補正第 1 号被保険者数及び保険
料予定収納率で除し,さらに 12 か月で除したもの。
要介護認定者
日常生活において,介護が必要な状態の軽減や重度化の防止のた
めに支援が必要な状態にある人(要支援者)や,常時介護を必要とす
る状態にある人(要介護者)と認定された人。要支援者は要支援 1・2
に,要介護者は要介護 1~5までに区分される。
本計画書においては,要支援状態と認定された人と要介護状態と認
定された人双方を要介護認定者としている。
ロコモティブシンドローム
筋肉,骨,関節,軟骨,椎間板といった運動器のいずれか,あるいは
複数に障がいが起こり,歩行や日常生活に何らかの障がいをきたして
いる状態。
第 2 次健康きみの21
紀美野町健康増進計画。
生活習慣病などを予防し、疾病の予防、健康寿命の延伸、生活の質
の向上を目標とし、1 次予防を重点的に推進するために平成 25 年 3
月に平成 25 年度~平成 34 年度までの計画を策定したもの。
地域福祉計画
社会福祉法第 107 条に規定されたもの。福祉サービスの適正な利用
の促進・社会福祉を目的とする事業の健全な発達・地域福祉活動へ
の住民参加の促進を盛り込むもの。
第 3 次きみのいきいき行動計
全ての住民が生涯を通じて生き生きと充実した生活が営めることや認
画
知症や寝たきりにならない状態(健康寿命)を伸ばすことを目的に、具
体的な数値目標や行動を表した平成 27 年度から 3 年間の計画。
認知症サポーター
認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対
して温かい目で見守る方。認知症を理解した認知症の人への「応援
者」。
インフォーマルサービス
行政が直接・間接的に提供するサービスでは充足されないニーズに
対するもの。例えば、近隣や地域社会、民間やボランティアなどの非
公式な援助活動など。
地域包括支援センター
地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助
を行うことにより、地域住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包
括的に支援することを目的として、包括的支援事業等を地域において
一体的に実施する役割を担う中核的機関として設置。市町村は責任
主体。
58
サービス種類
シルバー人材センター
説
明
高齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、地域社会の活性化
に貢献する組織。センターは、原則として市町村単位に置かれ、基本
的に都道府県知事の許可を受けた社団法人で、それぞれが独立した
運営を行う。
PDCA サイクル
事業活動における管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)
→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すこと
によって、業務を継続的に改善する。
基本チェックリスト
介護の原因となりやすい生活機能低下の危険性がなかどうか、運
動、口腔、栄養、物忘れ、うつ症状、閉じこもり等の全 25 項目につい
て「はい」「いいえ」で記入していただく質問表。質問項目は次ページ参
照。
59
基本チェックリスト
回 答
No.
質問項目
(いずれかに○を
お付け下さい)
1
バスや電車で 1 人で外出していますか
0.はい
1.いいえ
2
日用品の買物をしていますか
0.はい
1.いいえ
3
預貯金の出し入れをしていますか
0.はい
1.いいえ
4
友人の家を訪ねていますか
0.はい
1.いいえ
5
家族や友人の相談にのっていますか
0.はい
1.いいえ
6
階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか
0.はい
1.いいえ
7
椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか
0.はい
1.いいえ
8
15 分位続けて歩いていますか
0.はい
1.いいえ
9
この 1 年間に転んだことがありますか
1.はい
0.いいえ
10 転倒に対する不安は大きいですか
1.はい
0.いいえ
11 6 ヶ月間で 2~3kg 以上の体重減少がありましたか
1.はい
0.いいえ
12 身長
)(注)
cm 体重
kg (BMI=
13 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか
1.はい
0.いいえ
14 お茶や汁物等でむせることがありますか
1.はい
0.いいえ
15 口の渇きが気になりますか
1.はい
0.いいえ
16 週に1回以上は外出していますか
0.はい
1.いいえ
17 昨年と比べて外出の回数が減っていますか
1.はい
0.いいえ
18 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか
1.はい
0.いいえ
19 自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか
0.はい
1.いいえ
20 今日が何月何日かわからない時がありますか
1.はい
0.いいえ
21 (ここ 2 週間)毎日の生活に充実感がない
1.はい
0.いいえ
22 (ここ 2 週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
1.はい
0.いいえ
23 (ここ 2 週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる
1.はい
0.いいえ
24 (ここ 2 週間)自分が役に立つ人間だと思えない
1.はい
0.いいえ
25 (ここ 2 週間)わけもなく疲れたような感じがする
1.はい
0.いいえ
注) BMI=体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m) が 18.5 未満の場合に該当とする。
60
61
きみの長寿プラン 2015 策定委員名簿
(委員五十音順・敬称略)
役 職
氏 名
委員長
岩 橋 良
彦
医師
河
孝
歯科医師
弘
町老人クラブ連合会会長
副委員長
野
井 村 順
所 属 等
上 野 半 兵 衛
医師(国保野上厚生総合病院)
小 川 裕
康
副町長
菊 本 邦
夫
町区長会長
北
允
町身体障害者会会長
仁
町社会福祉協議会事務局長
小 椋 孝
一
町議会議長
下 野 耕
二
町障害児者父母の会会長
新 宅 将
秀
特別養護老人ホームやすらぎ園園長
北
雅
山
瀧 畑 しづ恵
特別養護老人ホーム美里園園長
田 渕 晴
民
町民生委員児童委員協議会会長
西 井 麻
子
かたつむりの会副会長
橋 戸 常
年
教育長
松 本 守
信
町PTA連合会会長
柳 岡 公
彦
医師(国保野上厚生総合病院)
行
歯科医師
62