21 期生誌上座談会 - 神戸市シルバーカレッジ

21 期生誌上座談会
新たな出会い、
未来に向かって門出に立った 21 期生 395 人!! それぞれの思いを実現させるために、
学園生活をスタートさせました。 情報誌「爽風」では、各コース・専攻のクラス代表にアンケートを
お願いし『誌上座談会』としてまとめました。
◆参加頂いた皆さん
木下 一彦(健福)
木田 奉行(国際)
三木 広志(生環)
中村 満(美工)
田戸 薫(音文)
木田 よしの(園芸) 清水 裕太郎(食文)
◇学園生活を始めて感じたこと◇
中村 すごく充実した日常生活を送れるなと言う感
じです。先輩の方々や同期の皆様とのコミュニケーシ
ョンを楽しめています。
三木 まず第一に私も含めて高齢者の気概を実感し
ました。入学式で会場を埋め尽くした人の数、後で知
りましたが最高齢は 80 歳を超えておられるとか。第
一線を退いても尚学び、挑戦する気概を持った方々が
沢山おられることに私自身鼓舞される思いでした。
田戸 入学式では数十年ぶりに「入学おめでとう」の
声をいただき面はゆい思いに戸惑いましたが、色々な
経験を重ねてこられた方々が経歴や肩書さらには年
齢から解き放されて対等に接することができるので
素晴しいと思います。
木田(よ) 次々と目新
しい事が多く落ち着く暇
がなく、時間が足りない
状態。皆が前向きで、初
対面でも話がドンドン進
むので、とても面白いで
す。
清水 今年 3 月退職し、
そのままシルバーカレッジに入学し 2 か月が経ちまし
た。小学 1 年生に戻ったような 2 か月でした。会社勤
めの時と違ったストレスはありませんが、報酬のない
ストレスを楽しんでいます。又、たくさんの人と知り
合うことが出来、友人の幅が広がりました。
木下 与えられた今その場所でベストを尽くすとき
さらなる道が用意されている。挑戦の中から、アイデ
アや未来のビジョンが浮かんでくる、死ぬまで挑戦、
忘れぬ心で走れ。
Let’s enjoy challenging, shall we?
木田(奉) 今年 3 月まで働いていたので、全てが会社
中心であったが、クラスでの自己紹介や班でのダベリ
ングで、自分の知らない色々な人生経験をされた方が
多くて興味深く、皆さん何事にも積極的で、学園祭の
支援者も自己推薦ですぐ決まった。学園生活を始めて
自分の世界が広がった。
◇授業やクラブ活動などについて◇
清水 調理実習、茶道部の
お稽古やクッキーの会での
クッキー作りなど初めて経
験することが多く悪戦苦闘
しています。ボランティア
入門講座で、シルバーカレ
ッジで習ったことを近所の
人や知り合いの人に教えて
あげることがボランティアの基本と教えてもらった
ことが印象に残っています。
田戸 20 年の実績を踏まえた年間計画に基づき、立派
な講師の先生方が次々に登場されて、出来るだけ平易
な言葉でご指導くださいます。なかなか実践出来ない
ことも多いですが楽しく受講しています。クラブ活動
も盛んで交流が広がります。
三木 授業は座学だけでなく、実際に見たり、触れた
りという体験学習もあり、分かりやすくかつ身近な問
題意識が持てました。クラブ活動にはボランティアを
基調とする活動があり、KSC の理念を実践する場が設
けられているように感じました。
木下 ボランティア部(救急・国
際友の会・茶道部)
、室内系(社交
ダンス)
、屋外系(テニス・バドミ
ントン・スキー同好会・太極拳・
健康旅游クラブ)に所属していま
す。先輩方のはつらつとした動き
に、負けないよう頑張ります。卒業後も参加できるの
も魅力の一つです。生涯現役です。
木田(奉) 大学の教授や元教授等専門分野の方々が、
タイトルだけを見ると難しく、眠気を催しそうな講義
をユーモアを混じえて話してくださるので引き込ま
れてしまい、時間があっと言う間に過ぎてしまう。こ
れからが楽しみ。
木田(よ) 園芸は人数が少なく、アットホームで楽
しいクラス。種まきの宿題が出て、毎日ワクワクドキ
ドキで覗き込んでいます。クラブもカレッジに来なけ
れば、話すこともないであろう人達との出会いがあっ
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て、とても楽しいです。
中村 専門授業の講師の方々が
やさしく“やる気“を起こさせ
る様に褒め称えて頂けます。調
子に乗って頑張ろうと思います。
クラブは当面陶芸 VC に入りま
したが、
“0”からのスタートで
すべてが新鮮です。同期生との活動が主ですが先輩の
皆様とも楽しく活動ができればと。余裕が出来れば他
のクラブも・・・
と考えている。入学を機に疎遠になっていた地域の人
との交流をしたいと考え、
「つつじヶ丘・名谷道端写
真委員会」に参加し活動を始めた。又 7 月から紙芝居
講座に参加する予定。
田戸 高齢化社会の主人公に向
かうことから逃れることは出来
ませんが、自分が元気で生き生
きしていることが周囲をも輝か
せると信じて、楽しいと思える
事に素直に情熱を傾けたいです。
木下 ボランティア部を立上げ
て、地域社会に還元することを目指して、学びあい実
践する生涯学習の場としていきたいと考えています。
卒業後は大学院にも云って、深く学びたいです。
三木 学習の場やクラブ活動を通じて卒業後も続け
ていく活動や、仲間を作っていきたいと思っています。
海外からの移住者が日本で暮らすうえで必要な日
本語学習の手助けをしてあげたいと思い現在勉強中
です。
◇ご家族の反応について◇
三木 今のところ静観しているという感じです。結構
忙しいねというとらえ方の様子。
木下 「阪神淡路大震災」と「不慮の事故」で大切な
家族と肉親を失いましたが、両親からは、心豊かな、
心温まる人生の先輩方との交流を大切にして、有意義
な人生を送るよう、逆に励まされ
ています。
木田(奉) 授業やクラブ活動に
楽しんでいる様子を見て、家内は
実家の介護や共働きの娘の孫の世
話に明け暮れていて、私に引け目
を感じていたようだが、入学を勧
めて良かったと、時々弁当を作ってくれます。娘はい
つまでも溌溂としているお父さんが好きと通学鞄をく
れました。
清水 調理実習で習った料理を家で復習を兼ねて作
ています。カミさんや孫に喜ばれています。
田戸 私にとって新鮮なカレッジでの話題をあれこ
れ話すので、リタイア第一歩としては安心してもらえ
ているようです。
木田(よ) 主人は 15 回生いつも先輩ずらして話を
していますが、忙しそうにしている様子を見て、少し
気を使っているかも?
中村 妻は大支援をしてくれています。家でゴロゴロ
する時間が少なくて良いのでしょうかね?孫は「グラ
ンパ絵が上手ネ?」とお世辞を云ってくれています。
◇カレッジの学習環境について◇
木田(奉) 学習に必要な物は何でも揃っていて云う
事なし。事務局の方々特に国際交流コースの担当スタ
ッフ、コーディネーターの方には非常に良くして頂い
て感謝の一言。
清水 生涯教育はどの地域でも行われていますが、こ
この設備や環境は他に誇れるものです。市外に住む友
人は羨ましがっています。私は歩いて通学しています
が、明石海峡の遠くに望む景色は素晴らしいです。
三木 施設、講師陣そしてスタッフ
の方々、全てにおいて充実している
と思います。授業カリキュラムが盛
り沢山で時間が足りないケースがま
ま見られるのは残念に思います。
木田(よ) 緑と赤い屋根の素晴ら
しいロケーションの中で、事務局、サポーターの方々
がいてくださり、上げ膳据え膳の授業で、申し訳ない
くらいです。
中村 素晴らしい施設とスタッフ体制に感動してい
ます。又、さまざまなコースも充実し、友人や後輩の
方々にも推奨していきたいと思います。
木下 講師の先生方は、笑いあり、涙あり、最高の方々
ばかり、環境申し分なし、心温まる皆様との触れ合
いは、
「生涯の宝」となることでしょう。
田戸 緑豊かで野鳥の声があふれ、折々の花がきれい
に手入れされて咲き誇り、美しいところです。素晴ら
しい環境と施設で学ぶ機会を得たことを無駄にしない
よう大切にしたいです。
(編集 健福 20 期 石田 定德)
◇今後やりたいこと、挑戦したいことについて◇
木田(よ) 学校の図書館の読める本は、3 年間で全
て読破したいなと思っています。
中村 沢山の仲間作りとこの 3 年間で得られたことを
継続して出来る様ムリせずゆっくりと楽しんでいき
たいと考えています。
清水 まだ特定なものはありませんが、校是である
「再び学んで他の為に」は心に残っています。卒業し
ても続けていけるものをこの 3 年間で探していきたい
と思っています。
木田(奉) クラブ活動は自分が楽しむ事を中心に入
ったが、ボランティアに関係するクラブにも入りたい
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