ネパールボランティア&ホームステイプログラム

ネパールボランティア&ホームステイプログラム
参加期間
2015年9月1日~2015年9月20日まで(約3週間)
参加の動機
将来ストリートチルドレンや強制労働させられている売春婦のサポートをしたいと考えており、実際に
どんなサポートの方法があるのかを模索したかった。サポートの方法の一つに孤児院設立という方法もあ
り、実際の現場を見てみたかったから。
ホームステイ滞在に関して
家族構成:父、母、子供2人(19歳娘、12歳息子)
、祖父
ペット:無
食事:非常においしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など)
:
トイレは洋式でしたが、自分でバケツに水を汲んで流す方法でした。トイレットペーパーはないので、
持っていくか現地で買うことが必要になります。シャワーは冷たい水しか出ませんでした。初日にホスト
ファザーに「どのくらいの頻度でシャワーを浴びているのか?」と聞いたところ「毎日」と答えられまし
た。でも観察しているとホストファミリーは毎日は浴びていない様子でした。気を遣って毎日と答えてく
れたのだと思います。私も毎日は浴びず2~3日に1回ほど、朝浴びていました。食事はとっても美味しく
て、お腹を壊すこともありませんでした。毎日停電が起きます。懐中電灯は必須です。だいたい6時ごろ
起床し、22時頃寝るという生活リズムでした。家事を手伝おうとすると、「やめて~~~」と言われてな
かなか手伝わせてくれなかったのですが、自分の使ったものは自分で掃除したり、お皿を洗ったり、自分
の部屋を綺麗に保つなど最低限のことはやるべきだと思います。
感想:
どのホストファミリーになるかによっても環境は違うと思いますが、一緒の時期に行っていた他の日本
人の話を聞くと、どのホストファミリーも私たち日本人を家族の一員のように扱って下さり、とっても親
切だそうです。私がお世話になったホストファミリーも本当に温かい家庭でした。お父さんは仕事の合間
でドライブに連れて行ってくれました。1日だけ熱を出して寝込んでいた際、お母さんはおかゆや手作り
の漢方薬?のようなものを作ってくれました。お陰で次の日にはすっかり元気に活動を再開できました。
お姉さんは英語が堪能で恋バナで盛り上がったり、ヘナタトゥーを腕に書いてくれたりしました。ネワー
ル族の家なので、隣の家と自分の家が繋がっていて、近所の人とも非常に仲が良いので、多くの友達がで
きます。安全面も不安なことはなく、安心して滞在することができました。
ボランティア活動に関して
どちらで活動されましたか:孤児サポート・Bal Griha
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
活動期間:3週間
回数:1日お祭りに参加した日と、熱を出した1日以外は毎日通いました。前日に休むとスタッフに伝えれ
ば自由に休みを取ることができます。
時間:9:00-10:00 ネパール語レッスン、11:00-18:00 孤児院
活動内容:
何をしろと言われることはありません。スタッフに許可を取れば自分のやりたいことができます。私は
スタッフと一緒に洗濯をしたり、野菜を切ったり、掃除をしたり、皿を洗ったり、子供にご飯を食べさせ
たり、おむつの布をたたんだり、一緒にお昼寝をしたり、空いた時間で子供たちを遊んでいました。孤児
院の現地マネジャーは英語が喋れますが、他のスタッフは英語が喋れません。なので、身振り手振りで「手
伝っていい?」「どうやるの?」などコミュニケーションをとっていました。小学生以下の小さい子供た
ちは1日中孤児院にいますが、学校に行っている子供たちはだいたい15時から16時にならないと帰ってき
ません。加えて、帰ってきても大量の宿題をこなさなければいけないので、主に小学生以下の小さい子供
たちと遊ぶことが多かったです。土曜日はホリデイなのでほとんどの子供が1日孤児院にいます。
日本で大量のおもちゃを買って持っていきました(ダイソーで買った)。人気なのは風船です。折り紙や
塗り絵に使う色鉛筆やクーピーも人気です。ボールは取り合いになるから使わないでと言われました。み
んなで平等に使えるおもちゃを持っていくのがいいと思います。すぐに取り合いのけんかになってしまう
ので注意しましょう。おもちゃを使うときは必ずマネジャーに相談してから使うように言われていました。
もちろんおもちゃがなくても、抱っこしたり、抱っこしたまま子供を振り回したり、肩車するだけで子供
たちは「私も!私も!!」と言って寄ってきてくれます。
感想:
子供たちの無垢さに癒される毎日です。1週間でだいたいの仕事を覚えて、子供たちの名前や性格も覚
えていきます。なので可能であれば、2週間以上滞在することをおすすめします。スタッフがやっている
仕事を進んで手伝っているとだんだんスタッフも私に心を開いてくれるようになって、「マイシスタ
ー!!」とか呼んでくれるようになったのがとても嬉しかったです。(もちろん最初からみなさんとって
も優しいです。)お別れの際にスタッフの一人が涙ぐんでいたのがとても印象的です。ネパールや世界に
は色々な孤児院があると思いますが、Bal Grihaは設備も綺麗で、水や食料も豊富で、スタッフも愛をも
って子供と接していて、伸び伸びと子供たちは生活できているのだと思います。このような素晴らしい施
設で活動できることは本当に貴重な経験を得られると思います。
ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
ホームステイ先⇒チェイワンさんのオフィス:徒歩20-30分
チェイワンさんオフィス⇒バス停(ジャワラケル):徒歩10分
バス停(ジャワラケル)⇒孤児院近くのバス停(バインセパティ):バスで15-20分
バス停(バイセパティ)⇒孤児院:徒歩10-15分
(バス代は片道15ルピー)
英会話or ネパール語レッスンに関して
非常に良かった
感想:
簡単なネパール語を教えてくれたり、ネパールの文化や宗教、国民性などを英語で会話していまし
た。英語が喋れなくてもなんとかなると思いますが、喋れた方が何倍も面白いと思います。ネパール
人と日本人の性格・気質の違いや文化の違いなどたくさんのことを教えていただきました。自分から
積極的に質問するとよりよい1時間になると思います。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
・化粧おとしのためのペーパー
(クレンジングも持っていきましたが、ほとんど使わず、ペーパーで拭いてました。
)
・地球の歩き方(地図は必要です)
・ジップロック(使ったトイレットペーパーをいれていました。トイレには流せません。
)
・ビニール袋
・懐中電灯
・絆創膏
・虫よけスプレー
・ウエットティッシュ
・マスク(そこらじゅう砂ぼこりっぽくて喉が痛くなります。咳が止まらなくなりました。)
その他、便利だと思うものは:
ほとんどのものが現地でも調達可能です。(シャンプーや洗剤、ティッシュ、女性用ナプキンや服など)
パスポート、Eticket、お金、コンタクトレンズ(めがね)、携帯だけあれば生きていけると思いました。
ブンガマティ観光に関して
感想:
地震の爪痕を強く感じる場所でした。
カトマンズに関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
日本人にとってはKKマーケットで日用品を買うのがいいと思います。
ほとんど毎日孤児院にいっていたので、あまり観光はしませんでした。街を歩いているだけで楽しいです
よ。
反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:
常識かもしれませんが、露店でお土産を買うときは、日本人だと高い値段で言われるので必ず値切るべ
きです。カトマンズダルバールスクエアでブレスレットを買ったとき、最初3000ルピーと言われたのです
が、値切り続けた結果500ルピーくらいまで下げられました。いい鴨にならないように注意です!!
有名な観光地にいくと商売に慣れている人が多いので、日本人だとわかるとぼったくろうとする人も多い
と思います。
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
毎日25度くらいで過ごしやすかったです。夜もそんなに冷え込むこともなく、半そでにタイパンツで過
ごしていました。たまに雨が降ると少し寒く感じることもあると思いますが、現地でパーカーを使うこと
はありませんでした。(もちろん飛行機の中ではパーカー必須です)
ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは:1ルピー=約0.82円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1L:20-30ルピー
コーラ300ml:60ルピー
Tシャツ:350-400ルピー
日本へのポストカード郵送費:35ルピー
お小遣いとしてどのくらい用意され、実際に使いましたか?
だいたい8万円くらい用意しました。
3週間で合計で15000円くらい使いました。
しかし、その半分くらいはお土産代です。お土産を買わず慎ましく暮らせば1日100ルピーくらいで過ごせ
ると思います。(朝食と夕食はホストファミリーが用意してくれるので。)
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:
狂犬病
腸チフス
(A型肝炎は以前受けていたので抗体があったので受けませんでした。)
(予防接種受けなくても大丈夫かとは思いますが、そこらじゅうに野犬が寝ています。踏んだりしなけれ
ば犬から攻撃してくることはなかったですが、心配であれば狂犬病を受けておくのもいいと思います。)
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書
きください。*ネパールで撮られた写真をお貼り頂く際は、説明のコメントもお願いします
地震のニュースを見ると、ネパールの全てが壊れてしまっているような印象を受けます。私もネパール
に行く前は町のいたるところに瓦礫がいっぱいで危険なのかもしれないという想像をしていました。たし
かに瓦礫や崩れたレンガが積んであるところもたくさんありますが、想像以上に人々は普通に生活してい
て、危険なところはありません。ネパール人は細かいことを気にせず、Easy goingな考えの人が多いと感
じました。細かいことに気を遣ったりしなくてよくて、とっても居心地のいい世界でした。お祭りもたく
さんあって、人と人との繋がりがとても強くて、みんなフレンドリーで親切です。夜出歩かない・手荷物
は肌身離さず持っているなど最低限の注意はしますが、怖い思いもせず安心して過ごすことができました。
困ったらホストファミリーや現地コーディネーターに相談すれば大丈夫です。3週間は飛ぶように過ぎて
いきました。可能なのであれば最低でも2週間以上滞在することをおすすめします。ネパール人のほとん
どが英語喋れるので、コミュニケーションは困りませんでした。
最後に、あなたのことをお知らせ下さい
お名前(イニシャル、ニックネーム可)
:なみほ
性別:女性 ご年齢:20代
ご協力有難うございました。今後のプログラム運営に役立てさせていただきます。
パタンダルバールスクエア
カトマンズダルバールスクエア
ホームステイ先近くのストゥーパ
孤児院への道中
孤児院への道中
ティージフェスティバルに孤児院の子たちと参加しました。
孤児院のスタッフがサリーを着させてくれました。
現地コーディネーターのとっても親切で親しみやすいチェイワンさん