2015年3月期業績概要並びに 2016年3月期の取り組み及び業績

第74回定時株主総会補足説明会資料
2015年3月期業績概要並びに
2016年3月期の取り組み及び業績予想
日本電波工業株式会社
2015年6月26日
1
2014年度決算株主総会補足説明会
<本日の内容>
1.2014年度(2015年3月期)実績
2.2015年度(2016年3月期)業績予想
3.経営施策
2
2014年度決算株主総会補足説明会
1.2014年度(2015年3月期)実績
2.2015年度(2016年3月期)業績予想
3.経営施策
3
2014年度連結業績
(単位:百万円)
2013年度
通期
売上高
営業利益
税引前利益
当期利益
当期包括利益
為替レート
(対米ドル)
2014年度
通期
前年度比
50,774
240
191
181
827
47,730
175
359
▲ 569
1,319
▲ 3,044
▲ 65
168
▲ 750
492
100.00円
110.03円
10.03円
4
2014年度連結業績(特殊要因除く)
①
(単位:百万円)
①-②
②
2013年度
2014年度
特殊要因
特殊要因除く
50,774
47,730
0
47,730
営業利益
240
175
311
▲ 136
税引前利益
191
359
653
▲ 294
当期利益
181
▲ 569
▲ 225
▲ 344
売上高
<利益に含まれる主な特殊 要因内訳>
固 定資 産売 却益
投 資不 動産 売却 益
受 取保 険金
棚 卸資 産評 価損 他
固 定資 産減 損損 失
◆ 営業 利益 に 反 映 され る 特 殊要因
投 資有 価証 券売 却 益他
◆ 税引 前利 益に 反 映される 特殊要因
繰 延税 金資 産取 り崩し他
◆ 当期 利益 に 反 映 され る 特 殊要因
684
868
646
▲ 738
▲ 1,149
311
342
653
▲ 878
▲ 225
5
利益増減分析(2013年度→2014年度)
その他
コストダウン
+39億円
棚卸資産
評価損増加
▲7億円
減損損失
▲11億円
平均売上
単価の下落
▲62億円
有形固定資産・
不動産売却益等
+25億円
2014年3月期
税引前利益
+2億円
売上数量
の増加
+12億円
為替変動
+5億円
2015年3月期
税引前利益
+3億円
6
2014年度決算株主総会補足説明会
1.2014年度(2015年3月期)実績
2.2015年度(2016年3月期)業績予想
3.経営施策
7
2015年度業績予想
(単位:百万円)
売上高
営業利益
税引前利益
当期利益
税引前利益率
為替レート
(対米ドル
2014年度
実績
2015年度
予想
47,730
175
359
▲ 569
0.8%
46,000
1,500
1,300
1,200
2.8%
¥110.03
¥115.00
売上高への影響(通期) 1円変動⇒約2.1億円
営業利益への影響(通期) 1円変動⇒約0.5億円
8
2015年度 重点施策
■高付加価値商品の開発・拡販
■不採算品の黒字化
■固定費削減
2014年度実績→2015年度予想
利益増減分析
2015年3月期
税引前利益
▲3億円
特殊要因を
除いた実力値
その他
コストダウン
+9億円
2016年3月期
税引前利益
+13億円
固定費削減
+15億円
売上数量
の減少
▲4億円
為替変動
+2億円
平均売上
単価の下落
▲6億円
9
2014年度決算株主総会補足説明会
1.2014年度(2015年3月期)実績
2.2015年度(2016年3月期)業績予想
3.経営施策
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事業の方向性
新経営体制の下、これまでのビジネスモデルからの転換を図る
261
これまでのモデル
は通用しなくなった
当社の売上単価指数
当社の売上数量指数
204
単価2分の1
数量1.2倍
152
139
130
118
115
82
36
31
42
113
93
100
51
数量
106
61
61
117
123
94
81
72
69
60
106
数量3倍
62
56
単価2分の1
50
単価
2001/3 2002/3 2003/3 2004/3 2005/3 2006/3 2007/3 2008/3 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3
日本基準
IFRS基準
(単位:百万円) 2001/3 2002/3 2003/3 2004/3 2005/3 2006/3 2007/3 2008/3 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3
売上高
74,056 49,269 49,620 55,899 60,696 63,642 73,307 77,786 59,429 52,590 54,934 50,804 50,623 50,774 47,730
営業利益
12,602
505
ITバブル崩壊
57
2,474
4,504
5,271
7,503
8,442
▲ 25,380
3,979
2,094
2,081
235
240
175
リーマンショック
11
経営施策
■高信頼で高付加価値な商品開発に経営資源を集中
下記、5つの商品セグメントにおいて新製品の開発強化と市場投入
高付加価値品
(主な用途)
固定費吸収
(主な用途)
産業用高付加価値商品
基地局
車載用高信頼性商品
ADAS、カーナビ(GPS)
エンジンコントロール、TPMS
SAWデバイス
固定通信向け
移動体通信・車載向け
民生機器
高音質オーディオ機器
スマートフォン、TV、PC
センサ機器
超音波機器、バイオセンサ
12
産業用高付加価値商品
情報化社会の安全・安心・快適の向上に貢献
GPSを通じて基地局で基準信号の
タイミングをそろえている
GPS衛星
GPSの電波が
途絶えると…
タイミング信号を
送信
当社製品は、24時間で
±1マイクロ秒しかずれな
い「業界最高水準の精度」
を発揮
基地局用
高精度発振器モジュール
4G基地局
水晶発振器が生成
する基準信号に基
づいて動作
基準信号の
タイミングをそろえられる
基準信号の
タイミングがずれる
OCXOの周波数出力をCPUで補正
13
車載用高信頼性商品
高信頼性の新製品で車社会の安心・安全の向上に貢献
「走る・曲がる・止まる」には
当社の高信頼性の水晶振動子が多く使用
されています
信頼性並びに
環境対応が
付加価値
今後はさらに「安全」を実現するADAS(先進運転支援システム)に活用
されるカメラ、センサや通信機能向けに水晶発振器、クロック発振器や
車載用温度補償
SAWデバイス等が使用されます
●ADASを実現する水晶製品搭載の車載機器
全方向カメラ
水晶発振器
(TCXO)
2015年度新製品
セルラー機能
(LTE、4G等)
情報の受発信
ミリ波
レーダー
遠方の障害物の速度や
障害物までの距離を検出
GPS
位置測定
2.5x2.0mmサイズ
-40℃~+105℃(従来品+85℃)の
広範囲で温度特性±0.5ppmの高精度
維持を世界で初めて*実現。設置場所
の自由度向上に寄与。
(*)2015年4月現在、当社調べ
14
民生品市場向けの高付加価値商品
高付加価値商品で快適生活に貢献
今までCDでは再生が難しかった微細な音の再現や空気感、臨場感
といった音の表現力が大きく向上したことで、より原音に近い音を
再現することが可能
オーディオ愛好家のコメント
雑音を極限まで低減!
オーディオ愛好家が理想とするアナログ音源に
近い滑らかで自然な質感を併せ持つ
デジタルオーディオ装置が容易に実現できた
ハイレゾ用恒温槽付
水晶発振器(OCXO)
2015年度新製品
15
センサ機器(味覚センサ、バイオセンサ)
センサ機器で健康・安全・安心な快適生活に貢献
水晶デバイスが有する微量の質量変化を検出する機能
味覚センサ
2013年
センサ機能
ビールのコクとキレ
2015年~
コーヒー等他の飲料へ
2018年~
インフルエンザ検査
バイオセンサ
2015年
抗原
食品中の特定物質検査
発症後(感染後48時間以上経過)
しか診断できなかったが、発症前に
診断が可能に
抗体
ブロッキング
金電極
金電極
水晶片
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センサ機器(超音波機器)
超音波機器で医療やヘルスケアに貢献
医療
小型3Dコンベックスプローブ
(胎児の3D動画用)
健康
安心
安全
ヘルスケア
モバイル超音波機器
(筋肉量や脂肪量を測定)
MEDTEC Japan 2015
イノベーション大賞 入賞
【授賞理由】
圧倒的に優れた技術を持っており、
積極的な医療機器分野への参入が実現
すれば、日本の国際競争力が飛躍的に
上昇することが期待される。
この部分に
当社のリニア
探触子を使用
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新経営体制の下、もう一度成長軌道に乗せる
よう取り組んでまいりますので、
今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。
ご清聴ありがとうございました。
【注意事項】
当プレゼンテーション中、当社の現在の計画、概算、戦略、判断などの記載、また、その他の既に確定した
事実でない記載は、将来の業績についての見通しに関するものです。これらの見通しは、現在入手可能な情報
による当社経営者の判断に基づくものです。実際の業績は、さまざまな重要なリスク要因や不確実な要素に
より、見通しの中で説明されている業績から大きく異なる可能性もあり、これらの見通しに過度に依存され
ないようお願いいたします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、当社が見通しを
常に見直すとも限りません。リスクや不確実な要素には、為替変動、製品に対する需要変動、開発・生産能力、
関係会社の業績、及びその他のリスクや不確定要素を含みます。
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