02~05 プロジェクトK

子 ど も た ち の﹁ 動 き を 真 似 し
の プ ロ グ ラ ム を 考 え て い ま す。
ポーツを組み合わせて
行ってきました。
動能力アップ親子塾﹂などを
バル﹂や幼児を対象にした﹁運
象にした﹁スポーツフェスティ
分間
私たちも今年スタートしたば
かりでまだまだ学ぶことばかり
よ う と 取 り 組 む 姿 ﹂、﹁ ト レ ー
ションをとりながら動く姿﹂な
ングを中心とした運動の機会
コーディネーショントレーニ
で き る よ う、 嘉 麻 市 モ デ ル の
市モデルのコオーディネーショ
ています。子どもたちに、嘉麻
本年度から市内の学童保育所
へ出前講座に行かせていただい
ディネーショントレーニング
おいて嘉麻市モデルのコオー
が 聞 か れ、 保 育 所 や 小 学 校 に
また、子どもたちから﹁これ
し た こ と あ る!﹂ と い っ た 声
6 月 7 日、 嘉 穂 総 合 体 育 館
プロ選手の技術を伝授!
第 3回 嘉 麻 市 バ ス ケ ッ ト
ボール教室開催!
思っています。
を提供させていただきたいと
ど が 見 ら れ、 私 は 子 ど も た ち
ントレーニングを中心にした運
ています。
から元気をたくさんいただい
いる姿﹂、
﹁仲間とコミュニケー
だ と 思 い ま す。﹃ 嘉 麻 の 子 ど も
も努力していきます。
な子ども育成の一助にこれから
はすごいぞ!﹄と言われるよう
ス ポ ー ツ 推 進 委 員 で は、 こ
コオーディネーショント
れ ま で も、 市 民 の 皆 さ ん を 対
レーニングと遊びやニュース
【記事に関する問合せ先】
スポーツ推進課 プロジェクトK・
スポーツ推進係
☎ 57 ‐ 4850
今後も市民の皆さんが生涯
ニングや遊びに夢中になって
を通じて運動に親しむことが
なりの課題にしています。
かしつつ指導をする﹄これを私
指 導 は ま だ ま だ 未 熟 で す が、
﹃ 型 に は め な い よ う、 個 性 を 活
ます。
方が増してきているように思い
て、指導の難しさより楽しさの
うたびに色々なことが見えてき
意 識 が 課 題 ︶﹂ な ど、 指 導 を 行
で集団的意識が少ない︵チーム
年は特に、自分のことで手一杯
をさせても個性がある﹂、﹁低学
や思考はさまざまで、同じ運動
と見違える動きになる﹂、﹁動作
も 同 じ 動 作 を 2、3 度 繰 り 返 す
歴然﹂、﹁初めて指導を受ける子
けていない児童の動きの違いが
﹁以前からコオーディネー
ションの指導を受けた児童と受
運動だ∼いすき
動に親しむ機会をつくるために
小屋野委員の声
す。
学 童 保 育 所 で プ ロ ジ ェ ク 次に、出前講座を導入したス
ポーツ推進委員の声を紹介しま
トK開始!
近年、子どもの体力向上や高
齢者の介護予防、地域の活性化
のため、スポーツの役割が重要
視されています。
市 で は、 平 成 年 3 月 に ス
ポーツ推進計画を策定し、市民
が身近にスポーツができる環境
を作り、自主的かつ主体的にス
ポ ー ツ 活 動 が 取 り 組 め る よ う、
業を展開してきました。
力アップ親子塾﹂と銘打った事
ふれあいにも着目して﹁運動能
体力低下﹂はもとより、親子の
私 た ち ス ポ ー ツ 推 進 委 員 は、
さまざまな施策によりスポーツ
予てからの課題である﹁児童の
による地域活性化を目指してい
ます。
このような中、嘉麻市には市
のスポーツ施策の推進役として
人のスポーツ推進委員が活躍
ことができず、目を見張るよう
ントレーニングや子ども達の
が提唱するコオーディネーショ
徳島大学大学院の荒木秀夫教授
が明らかに変わったそうです。
によって、就学前の児童の様子
ジェクトK事業の全市への導入
たように思います。それがプロ
した。しかし、本年度から﹁学
まり関わることがありませんで
5 月 日には、稲築東学童保
育所において、荒木教授を講師
童 保 育 所 出 前 講 座 ﹂ が 加 わ り、
す。
に迎えて研修会が開催されまし
4月よりコオーディネーション
トレーニングを児童と一緒に楽
校出身の金丸選手と堤選手も
しみながら行っています。
に お い て、 ナ シ ョ ナ ル・ バ ス
を肌で感じていました。
人の
クラスのハイレベルなプレー
麗 な ド リ ブ ル な ど、 日 本 代 表
スリーポイントシュートや華
試合も行うなかで、百発百中の
特に、中高生は選手と実際に
ました。
プロの技術を伝授してもらい
スケ部員約100人に対して
の中学校バスケ部員と高校バ
初 心 者 教 室、 午 後 か ら は 市 内
午前中は小学生以下約
ネ ー シ ョ ン ト レ ー ニ ン グ の 後、
参加し、準備運動のコオーディ
います。教室には、飯塚市出身
され、2年前から毎年開催して
ジェクトKの取り組みに賛同
教室は橋本選手の父和朗さ
ん︵ 大 隈 城 山 校 教 諭 ︶ が プ ロ
た。
トボール教室﹂を開催しまし
迎 え、﹁ 第 3 回 嘉 麻 市 バ ス ケ ッ
所属の堤啓士朗選手を講師に
輔選手と和歌山トライアンズ
河所属の橋本竜馬選手、金丸晃
勝したアイシンシーホース三
20 14︱ 15 シーズンで優
ケットボール・リーグ︵NBL︶
人が参加しました。
員や学童保育所の職員など約
た。研修会にはスポーツ推進委
20
プロジェクトK事業は昼間に
分間の運動教室を行っていま
行われているため、私たちはあ
相互協力が必要な遊びを中心に
め ま し た。 出 前 講 座 の 内 容 は、 な成果までには至っていなかっ
土曜日に限定した出前講座を始
それなりの成果は出たもの
しています。今年度から新たに
市 内 各 小 学 校 の 学 童 保 育 所 で、 の、 参 加 者 し か 指 導 を 受 け る
18
90
の橋本選手と同じ福大大濠高
30
K
が浸透してきていることを感
じています。
26
嘉麻市バスケットボール教室が、3年目になりました。
中には3年連続で受講している参加者もおり、小学校から
中学校、中学校から高校へとカテゴリーアップしています。
講師である橋本竜馬選手は当初から指導に携わり、本年
度の教室終了直後に東京オリンピックを目指した日本代表
候補選手に選出されました。日本の未来を背負う金丸晃輔
選手、堤啓士朗選手と
共にこれからも嘉麻市
の健康増進と未来の
トップアスリートの育
成にご協力できればと
熱望しています。
◀ 写真左から橋本選
手、堤選手、金丸選手
プロジェクト
本講座を行っています。
23
嘉麻市バスケットボール教室開催に寄せて
∼嘉穂総合高校嘉麻市立大隈城山校 教諭 橋本和朗∼
“運動・スポーツで子どもたちを豊かに育み、そして輝かせる”
萩尾委員の声
90
2
3
K 運動だ∼いすき
プロジェクト
激を得ようとしています。そのため身体をゆっくり揺らされるととても喜びます。
定位反応から
赤ちゃんは寝た状態で手足をバタバタと動かしますが、これは、胴体に振動を与えて一生懸命バランスの刺
3歳ぐらいの子どもが電車
に 初 め て 乗 っ た と す る と、 そ
の子どもは電車全体の構造を
認知することはないように思
わ れ ま す。 目 で 見 え る 電 車 の
ド ア、 車 内 の 窓 ガ ラ ス、 手 す
り、 つ り 革 な ど は、 多 少 な り
文責 荒木
秀夫
と も 記 憶 す る で し ょ う が、 子
ど も に と っ て は、 大 き な 車 体
の構造をつかむことは非常に
難しいはずです。
と こ ろ が、 電 車 に 乗 っ た 子
運動がつくる視覚イメージ と い う の が 前 回 の テ ー マ で し ど も は、 お 菓 子 の 空 き 箱 直
(
た。その視覚イメージは運動感 方 体 を
) 見 て、 電 車 遊 び を 始
覚 と の つ な が り が 非 常 に 重 要 め る こ と が よ く あ り ま す。 つ
で あ る こ と を 強 調 し た わ け で まり全体の構造をイメージし
すが、もう一度、定位反応の原 ているのです。
点 に 戻 っ て 考 え て み る こ と に 大人にとって身近なことと
し て、 地 図 の 見 方 な ど に も 共
しましょう。
通 し て い ま す。 旅 行 な ど で、
復習になりますが、以前に定
位 反 応 は 新 し い 刺 激 を 受 け る 初めての土地でも自分の位置
と そ の 刺 激 が ど の よ う な 意 味 や方向を理解するのが得意な
を 持 つ の か を 判 断 す る た め に 人もいれば、苦手な人︵俗に、
起きると説明しました。脳だけ 地 理 音 痴 と か い わ れ ま す が
でなく、身体においてもいろい ⋮︶もいます。
コオーディネーショントレーニングは赤ちゃんの脳の発達を促し、脳の発達は心の発達や身体の発達に非常
に関連しています。運動というと走ったり、跳んだり、ボールを投げたりすることをイメージしますが、生ま
れたばかりの赤ちゃんでも運動は始まっています。赤ちゃんの運動にとって一番大切なことは感覚刺激をどの
ように与えるかということです。
平成26年11月号で紹介した家庭でできるコオーディネーショントレーニングの乳幼児編“たかいたかい”
に引き続き、今回は“ゆらし”を紹介します。
ろ な 反 応 が み ら れ る わ け で す こ の 能 力 の 差 は、 定 位 反 応
が、
﹁視野の確保のための運動﹂ の 問 題 か ら 考 え て い く と、 定
が、やがて目の前の物をいじる 位 反 応 に よ る 分 析 結 果 が 脳 の
と い っ た 経 験 に も 反 映 さ れ る 中 で 集 め ら れ、 わ ず か な 情 報
ことになります。これは子ども で も 大 き な 全 体 を 推 論 す る 能
の成長においては、大変重要な 力 へ と つ な が っ て い く こ と と
関係しています。
過程です。
こ れ が、 コ オ ー テ ィ ネ ー
しかし、その目の前からさら に 広 が っ て い く こ と に も 注 目 ション能力における定位能力
の重要な課題となります。
しなければなりません。
K 運動だ∼いすき
〝定位能力〟へ
プロジェクト
まず、上下の動きです。赤ちゃんと顔を見合わせて頭が上になるように抱っこします。次に赤ちゃんの身体
が水平になるまでゆっくりと傾けてあげましょう。
ųųųųųųųų
赤ちゃんのコミュニケーションの始まり
次は回転の動き。ここでも赤ちゃんと顔を見合わせながらゆっくりと回転します。パターン 1 の上下の動き
も合わせながらゆっくりと回転しましょう。
視線を合わせて、話しかけながらパターン 1 と 2 の“ゆらし”を行うと、赤ちゃんがバランスをとるために
必要な大変重要な刺激が養われます。
赤ちゃんにとって、人の表情を見ることの重要性
の話しの続きです。顔を見て、その人の声を聴くこ
とは赤ちゃんの認知能力を得る大切な経験であるこ
とは理解して頂けたと思います。しかし、表情を見
るというのは意外にも物の認知、例えば、目の前に
あるものがどのような存在なのか、自分にとって大
切なのか危険なのかといったことをつかむ上でも重
要な意義があります。大人が赤ちゃんの目の前で何
かを見せて、“あやす”とします。その場合、赤ちゃ
んは、じっとそれを見つめますが、時々、大人の顔
に目をやることがあり、物を左右に動かすと、特に
はっきり見られます。いったい何を意味しているの
でしょうか。
実は、赤ちゃんがその物体がどういう物なのかを
人の顔を基準にして理解しようとしていることの表
れとなります。そして、その理解の中で物を持って
いる人の“意図”も理解しようとすることが含まれ
ています。前回、取り上げた“顔”と“声”のこと
から、今度は“物”が入ってきましたが、結局、相
手が大人であろうと子どもであろうと、他人との交
わりの中で、相手の意図
を感じる手始めとなるわ
けです。
このように、物の性質、
特徴、持っている人の意
図などを理解していくわ
けですが、一方で、例え
ば一つのスプーンを見せ
た場合、その赤ちゃんが
スプーンで遊んだ経験が
あれば、それなりにスプー
ンの性質、特徴をつかん
でいます。そのスプーンを大人が赤ちゃんの目の前
で振ってみせた時に、スプーンそのものの性質を理
解する以上に、持っている人の“意図”を読み取ろ
うとます。
赤ちゃんのコミュニケーション能力の発達は、お
もちゃとか、何かの道具を使って遊ぶ中でも促され
るということを意識しながら、改めて赤ちゃんと遊
んでみてはどうでしょうか。
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