No.225 (2007.5)

平成19年5月号NO.225
[トピックス]
・平成18年度事業報告・収支決算報告等承認される
・ガーデンシティ舞多聞
[魅力を増す住宅地]
灘欄
竜ケ崎ニュータウン(1981年財団事業)
茨城県竜ヶ崎市6宅地開発公団(現在、都市機構)が
開発。公団の第1次分譲247戸のうち、財団事業として16
二
社59棟について、宮脇丁丁による外構植栽の設計により、
「美しい街並みの中の良質住宅」として完成展示を行った。
26年経過しているが、きあ細かく計画された植栽は現在
も緑がつらなり、一団の住宅地として存在感を増してい
る。計画者の意図が明確に引き継がれているように感じ
られた。
現在(2007年4月・上)、事業当初(1981年・右)
1
平成18年度事業報告・収支決算報告等承認される
第58回評議会、第67回理事会が去る5月23
画して全体51区画に対して、47区画の出展
日、東京プリンスホテルで行われ、平成18年
があり、来場者も好調であった。
度事業報告、収支決算報告が承認された。評
(2)普及啓発事業
議会において、理事、監事の任期満了に伴う
再任、退任に伴う新たな理事、監事の選任が
まちなみ事業、モデル住宅展示事業に
行われ、また、理事会においても、評議員の
おいて、関係機関の協力を得て各種相談
再任、新任等の選任が行われた。
業務を行った。
評議会の開催に際し、高橋会長から「坂本
・住まいのまちなみコンクール
住宅生産課長は、本日衆議院国土交通委員会
良好な景観が形成されている地区にお
において、「特定住宅暇疵担保の履行の確保
いて、維持管理事業に実績を上げている
等に関する法律案』の審査が行われているた
団体等をまちづくりのモデルとして表彰、
め、ご欠席です。昨年、「住生活基本法」が
助成する事業を国の補助を得て実施した。
施行されましたが、法理念のうち優れたまち
審査結果は、次のとおりである。
なみ環境については、財団は事業環境の厳し
○国土交通大臣賞:三輪緑山管理組合
い中、先取りして推進してきました。」とあ
(東京都町田市)
いさつがあった。
○住まいのまちなみ優秀賞:山手まちづ
国土交通省から御来賓として出席された住
くり推進会議(神奈川県横浜市)
宅局住宅生産課小川陵介木造住宅振興室長か
○住まいのまちなみ賞:オーナーズコー
ら、すまい、まちなみづくりについては、皆
ト守谷・維持管理組合(茨城県守谷市)、
様の協力に感謝しているとのあいさつがあっ
スゥェーデンヒルズビレッジ地区建築
た。また、構造設計偽装問題については、既
協定運営委員会(北海道石狩郡)、布
に建築基準法、建築士法の改正が行われ、本
佐平和台自治会(千葉県我孫子市)
日衆議院で審査されている住宅理疵担保法案
・住宅月間行事協賛事業
の3段階で解決に向かっている。供託方式又
○まちなみシンポジウム
は保険方式により消費者の保護を図るもので、
日本経済新聞社との共催により、テー
国民の理解を得られているものと思うと発言
マを「まちのブランド」(副題一如生
があった。
活価値の最大化を目指して一)として、
評議会では、和田評議員が議長に選任され、
基調講演「まちのブランド学」(田中
先ず石川専務理事から、平成18年度事業報
洋(法政大学大学院教授))及びパネ
告について次の説明があった。
ルディスカッションを実施した。
(1)住宅総合展示事業等の企画運営
○住宅月間中央イベント(静岡)
まちなみづくりは、全国延べ15ケ所、住
会場の一角で、平成17年度「住まいま
宅建設事業者は、延べ258社、建設戸数は、
ちなみコンクール」入賞団体のパネル
1,096戸で、住宅供給者の土地又は定期借
展示を行った。
地権の一旦買い取りによる建築条件付きが
・機関紙等の発行配布
主流となっている。
機関紙「家とまちなみ」(54号、55号)、
モデル住宅展示事業は、「ハウジングギャ
ボンエルフを発行した。
ラリーつくば」、「幕張ハウジングパーク」
(3鯛査研究事業
の2ケ所を運営し、幕張は、11区画を増区
2
・消費者に対する普及啓発
・国庫補助調査研究
○
○住宅需要の実態と総合住宅展示場の役
委員会で採決され、明日本会議で議決される
割に関する調査
と聞いているとの発言があった。また、「住
○住宅性能表示制度及び公的住宅制度に
生活基本法」が制定されたが、これからの住
関する意識調査
宅は、安心・安全と環境の良さとともに、20
○住宅展示場来場者動向の調査及び分析
0年住宅がいわれるように、地球温暖化に配
・受託調査関係
慮し、省エネで良いものを永く活用しなけれ
○百合が丘ニュータウンモデル街区街づ
ばならないとのあいさつがあった。
くり検討業務(茨城県住宅供給公社)
なお、理事会において、評議会と同様、平
○山形ニュータウン57街区街並み検討業
成18年度事業報告及び収支決算報告が承認さ
務(都市再生機構)
れ、評議員の再任、退任に伴う選任が行われ
○平成18年度いわきUIターンパイロッ
た。
トプロジェクト推進検討業務(都市再
また、寄付行為に基づき互選により、会長、
生機構)
理事長、専務理事、常務理事の役付き役員の
○沖縄マリンタウン検討調査業務(沖縄
選任が行われ、従前のとおり再任された。
県)
(理事の構成は、下記のとおり)
○コモンやボンエルフを有する戸建て住
なお、18年度収支決算報告につきましては
宅の安全・安心意識調査業務(建築研
ホームページをご導ください。
究所)
役員名簿 19.6,17
氏名
現職
特別調査研究事業は、昨年度に引き続き
会 長
高橋進
(財)マンション管理センター理事長
「まちなみ大学海外研修」として、15名の
理事長
樋口武男
大和ハウス工業(株)取締役会長
参加のもとに、北スペイン住宅地まちなみ
副理事長 中島昭午
エス・バイ・エル(株)相談役
調査視察を行った。
専務理事 石川哲久
常勤
常務理事 荒井好和
常勤
理事
東郷逸郎
積水化学工業(株)専務取締役
和田勇
積水ハウス(株)取締役社長
山内隆司
大成建設(株)取締役社長
上田勉
パナホーム(株)取締役社長
〃
佐藤春夫
ミサワホーム(株)取締役社長
〃
小川修武
三井ホーム(株)取締役会長
佐久間俊治
(株)日本経済社取締役会長
岡本利明
旭化成ホームズ(株)取締役会長
田中康典
三洋ホームズ(株)取締役社長
金指潔
東急ホーム(株)取締役社長
塩崎繁彦
住友林業(株)取締役常務執行役員
今村民夫
(株)細田工務店取締役社長
〃
森岡仙太
トヨタホーム(株)専務取締役
〃
羽山定克
スウェーデンハウス(株)取締役会長
狩野勉
ダイケンホーム(株)取締役社長
十三彬
(社)建築研究振興協会専務理事
水谷達郎
(財)首都圏不燃建築公社理事
羽生哲男
(財)住宅保証機構専務理事
山中保教
(財)建築技術教育普及センター専務理事
浅野宏
(社)住宅生産団体連合会専務理事
以上事業報告について、評議会の承認を得た。
続いて、荒井常務理事から貸借対照表、正
により財務諸表等の説明があり、これらが承
認された。
次に、役員の選任について審議され、理事
﹁7
味財産増減計算書、財産目録及び収支計算書
〃
役職名
〃
(4)特別調査研究事業
〃
の退任等に伴い、新た1と、山内隆司氏(大成
〃
建設株式会社取締役社長)、塩崎繁彦氏(住
〃
友林業株式会社取締役常務執行役員)、狩野
〃
勉(ダイケンホーム株式会社取締役社長)が
〃
理事に選任された。
〃
午後に開催された理事会では、樋口理事長
〃
が療養中のため、寄付行為に基づき中島副理
〃
事長が議長を務めた。
〃
中島副理事長から、「住宅蝦疵担保法案」.
〃
は、参議院先議で、・衆議院では、5月22日に
監 事
〃
参考人の意見陳述が行われたところで、本日
3
旧宅聡念麗蝋欝業
ガーデンシティ舞多聞
『ガーデンシティ舞多聞』は、都市再生機構
が、平成14年より、ゴルフ場であったこの地の
地形と豊かな緑を活かした、ゆとりある自然住
宅地として開発した、開発総面積約108.4ヘクター
ル、計画人口約8,400人、計画戸数約2,600戸のま
ちである。
今回、ガーデンシティ舞多聞「シーズンヒル
ズ」として、ハウスメーカー20社が参加し、都
市機構より土地を73区画買取り事業を行った。
展示住宅を公開している(9月下旬まで)
各社1薫ずつ展示住宅を建て、平成19年4月21
日から9月下旬まで、展示住宅を公開する。
財遡⑳うご費
交通アクセスは、現地から徒歩2分のバス停
「舞多聞口」から地下鉄「学園都市」駅へ約5分、
5月度事業運営委員会開催
JR「垂水」駅へ約18分置同じく徒歩2分の「垂
5月10日定例の事業運営委員会が開催された。
水警察署前」バス停からJR「舞子」駅へ約20分。
初めに平成18年4月から委員を務められた東急
三宮へは地下鉄「学園都市」利用で約23分、大
ホーム伴英明氏から岡正博氏に交代となり、両
阪へはJR「舞子」から約45分である。(深井)
氏よりご挨拶があった。
事業概要
事業報告では、個別プロジェクトの進捗状況
名 称.ガーデンシティ舞多聞
として、小布施町地域型住宅の進捗状況の報告
土地提供者.都市再生機構
があり、また住宅展示場運営の状況、都市機構
事業形態・土地買取
プラン協力等について各担当部長より報告があっ
場所.兵庫県神戸市垂水区舞多聞東1丁
た。
目
課題としている新規事業の件は、財団として
外構造園:ウェシン、山手造園土木
は、取り組む事業をまずは2っの対象と考え、
出展参加社および区画数 旭化成ホームズ3、
1っは都市機構の物件をどのように推進してい
MID都市開発3、国土建設4、昭和住宅3、
くのか。もう1つは公社・民間・区画整理組合
新星和不動産3、スウェーデンハウス3、住
等の物件である。さらに都市機構の物件につい
友林業2、セキスイハイム大阪6、積水ハウ
ては完成宅地とスーパーロッド等の開発行為を
ス6、ダイケンホーム4、大和ハウス工業6、
伴う物件があり、進め方が違ってくるものとし
日本レイト3、パナホーム3、ミサワホーム
て内部検討を重ねている。現在、開発行為を伴
近畿4、三井ホーム3、創建4、東新ホーム
う物件で進めているものがあり、これについて
ズ近畿3、中島工務店4、パルステージ3、
は基本プラン、造成許認可か取れる図面、それ
山号3
に基づくコンサル費、造成費と個別の工程等を
土地面積:平均206。32㎡
会員社に提示して検討していただけるよう腰あ
建物面積。平均130,85㎡
ているところである。
価 格.平均5,420.3万円
本誌は再生紙を使用しております。
ボンエルフ第225号
発行日 平成19年7月1日
4
編集発行人●石川 哲久
発行所駅住宅生産振興財団
醐霧鷲轟離欝欝轟即興逢四四レ‘畑野鴇1繍llll謙1翻1蠕
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