『ふるさと香美』第120号(PDF文書)

との食材、食文化、産業に関心を持ち、
感謝の気持ちやふるさとの素晴らしさ
を学んでもらう
﹁ふるさと給食交流会﹂
を各学校・園で行っています。
小 代 小 学 校 で は 昨 年 月 日、﹁ 香
美町小代内水面組合﹂の邊見八郎さん
︵ 小 代 区 大 谷 ︶ を 招 き、 同 組 合 か ら 購
入したチョウザメを使った献立を一緒
に味わいました。邊見さんからはチョ
ぎょしょう
■魚︵とと︶の日メニュー
昨年4月に施行された﹁香美町魚食
の普及の促進に関する条例﹂は、全国
でも珍しい魚食の推進に特化したも
ので、毎月 日を﹁魚︵とと︶の日﹂、
毎年 月を﹁魚食普及推進月間﹂と定
めています。
町内でも条例施行に合わせてさまざ
れた献立を提供しています。
こうした中、本年度の新たな取り組
みとして、毎月 日前後に﹁ととの日
メニュー﹂を提供しています。これは
地元産の魚を使った献立を町内3学校
給食センターが同時期に提供するもの
で、町内の幼、小、中学校︵小代認定
こども園を含む︶に旬の味を届けてい
ます。
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■広がる﹁食材供給の輪﹂
【写真】
ととの日メニューの一例
カレイの姿揚げ(上)と
ハタハタの南蛮漬け(右)
めかせ、魚食普及をPRしています。
町学校給食センターでも魚食普及や
地産地消を推進しようと、毎週、町内
産の魚や水産加工品を積極的に取り入
談を通して、子どもたちが﹁感謝して
給食をいただく心﹂を育みました。
■地域の協力と食育
やみそ汁の具として調理、献立に並び
ました。香住区内では個人から地元産
ループ﹂から玉ねぎ250㎏の納品を
受け、香住学校給食センターでカレー
まな取り組みが行われる中、漁業・水
ふるさと給食の推進にとって、地元
産業者で構成された﹁香美町とと活隊﹂
の生産者や加工業者の皆さんのご協力
は、料理教室や海鮮バーベキュー大会
はなくてはならないものです。
などを開催。また、漁港や商店の前な
昨年6月、ふるさと給食の趣旨に賛
どで﹁ととの日﹂の青いのぼりをはた
同 い た だ い た﹁ 長 井 ふ れ あ い 朝 市 グ
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から地域で環境保全やゴミステーションの管
理、花づくり活動などを率先して行っておら
れます。また、各区・自治会(区)の推進員
から「環境美化推進委員」を各 1 人選出し
ていただき、環境保全や美化活動の取りまと
め、ごみの分け方や出し方の指導など、地域
の旗振り役をお願いしています。
食材の納品を受けたことはありました
が、団体からは初めてで、その後も給
食用野菜の品質と大きさに合ったピー
マン、大根、ジャガイモなどさまざま
な長井産野菜を納品いただきました。
また、村岡区内で新規就農した若手
生産者から本年度新たに地元野菜を納
品いただきました。
こ う み え ん
こ の ほ か に も﹁ 香 美 町 商 工 会 青 年
部﹂が企画したS・K・S︵干しキス
スティック︶や﹁生活工房 香味煙﹂
︵村
岡区福岡︶のシカ肉ウインナーといっ
た新たな食材を使用した献立を提供す
るなど、ふるさと給食への食材供給の
輪が広がっています。
■生産者との交流
﹁生産者の顔﹂や﹁生産の工夫や苦労﹂
を子どもたちに伝えることで、ふるさ
ぎゅっとと
給 食 等 メ ニ ュ ー コ ン テ ス ト ﹂。 こ の 学
校給食・社員食堂部門で、小代学校給
受賞にあたっては、ふるさと給食に
深いご理解と多大なるご協力をいただ
いた生産者や加工業者など多くの皆さ
んにお礼申し上げます。
食センターの﹁香美町牛魚献立﹂が近
各学校・園では食育を推進しようと、
畿農政局長賞を受賞しました。
地域の皆さんのご協力をいただきなが
この献立の特徴は、高い地産地消率
ら、地元食材を使った調理実習や食育
と 優 れ た 栄 養 バ ラ ン ス。 す べ て の メ
活動を進めています。
ニューに地元産の食材︵但馬牛肉、ハ
この取り組みの一環として、昨年度
タハタ、野菜、米、みずうま味噌︶を
から町内すべての中学校の家庭科授業
使用し、肉、魚、野菜をバランス良く
で﹁地元産の魚を三枚におろす﹂実習
とることができます。
を行っており、地元いずみ会や但馬漁
業協同組合婦人部の皆さんなどの指導
で、魚の三枚おろしの習得に挑戦して
います。
■近畿農政局長賞を受賞
地 産 地 消 を 推 進 す る 農 林 水 産 省 が、
全国の学校や企業などの給食や食堂の
メニューを募集した﹁第7回地産地消
▲ 昨 年 の 設 立 総 会 で は、
新しいごみの分別区分
について役場担当者が
推進委員に説明
ふるさと給食や地元産食材の給食利
用について興味がある生産者や各種団
体の皆さんは、ぜひお気軽にご連絡く
ださい。ふるさと給食推進員が、給食
に納入していただきたい食材の品質や
大きさなどを詳しくご説明します。
なお、今回ご紹介したふるさと給食
の詳細を町ホームページに掲載してい
ますので、ぜひご覧ください。
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広報 ふるさと香美 2015.3 −
−広報 ふるさと香美 2015.3
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▲チョウザメを養殖している香美町小代内水面組合の邊見さんから苦
労話などを聞く小代小学校児童(昨年 11 月 27 日開催のふるさと給
食交流会)
今
ぬ き だ
長)が発足。新しいごみの分別区分の開始に
合わせて立ち上げられ、ごみの減量化やリサ
イクルの推進、不法投棄の監視などを行い、
▲長井地区の生産者などで組織する「長井ふれあい朝市
グループ」は、本年度から地元産野菜をふるさと給食
に出荷(写真はメンバーの一部)
●問い合わせ先 町教育委員会教育総務課
後、協議会では推進委員を対象とした
研修会などの開催やごみに関する町へ
の提言などを検討しているほか、さまざまな
活動を通して環境美化運動の啓発を行う予定
です。町民の皆さんには、推進員・委員の行
うごみの分別区分の周知活動、ゴミステー
ションのパトロール、不適正ごみ排出者への
指導などにご理解とご協力をお願いします。
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ウザメ養殖の苦労話や新たに開発した
チョウザメを使った魚醤﹁蝶のしずく﹂
の説明も受け、同校の全校児童が熱心
に聞き入っていました。
また、香住小学校では土作りにカニ
殻を利用した﹁かにのほほえみ米﹂の
前田精一さん︵香住区森︶を、小代小
学校では﹁うへ山の棚田﹂で米作りを
●問い合わせ先 役場町民課
している若手生産者グループ﹁〆田武
勇田﹂の皆さんを招き、米作りの体験
議会は、各区・自治会(区)の「環境
めざせ!
活動にご協力をお願いします!
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協美化推進員」で構成。皆さんは、普段
日本一のふるさと給食
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年 11 月 10 日、香住文化会館で「香美
町環境美化推進協議会」
(山村紀久子会
昨
▲近畿農政局長賞を受賞した献立
(但馬牛肉ごはん、焼きハタハタ、高野粉
の煮物、田舎汁、牛乳)
「地元食材への関心」と「食文化を継承
する大切さ」――
多くの皆さんのご理解とご協力をいただ
きながら、子どもたちに「食」を通してふ
るさとの学びを深めてもらう「ふるさと給
食」の取り組みも、本年度で3年目となり
ます。
今回は、日本一のふるさと給食を目指し
てさらなる広がり見せた本年度の取り組み
の一部をご紹介します。
▲村岡区いずみ会の指導を受けながらアジを三枚におろす生徒(1 月 20
日、村岡中学校)
美しいまちづくり運動を推進します。
〝地元産食材へのこだわり〟と〝あふれる愛情〟
環境美化推進員・環境美化推進委員
ま ち の う ご き
まちからのおしらせ
まちのできごと