平成27年4月28日開催議事概要

平成27年度第1回興部警察署協議会議事概要
1
開催日時
平成27年4月28日(火)自午後4時00分至午後5時30分
2
開催場所
北見方面興部警察署(署長室)
3
出席者
⑴
⑵
4
議事概要
⑴
警察署協議会(5名)
会
長(1期)
松
委
員(2期)
岡
委
員(2期)
牧
委
員(1期)
藤
委
員(1期)
髙
警察署(4名)
署
長
副署長兼警務課長
刑事・生活安全課長
警務係長
岡
崎
野
田
橋
晃
敏
京
和
幸
司
栄
子
範
大
南 條 正 巳
畑 中 卓 司
米 倉
司
署長・会長挨拶
ア 署長
会長以下協議会委員の出席に深謝した上、簡単な自己紹介を行ったあと、
管内の治安概況を踏まえた署の取組方針を交えて挨拶した。
イ 会長
協議会委員を代表して当署員の地道な街頭活動や各種取締まり活動によ
り、地域の治安情勢が維持されていることに対して謝辞を述べられた。
⑵ 協議テーマ「平成27年第1四半期刑法犯認知及び交通事故発生状況と今後
の対策」に関する説明
ア 平成27年第1四半期刑法犯認知及び交通事故発生状況
全道、北見方面、当署管内の過去5年間に渡る第1四半期刑法犯認知及
び交通事故発生状況の推移を説明した。
この中で、特殊詐欺及び交通死亡事故発生状況の変遷、傾向、特徴点に
ついて、さらに今年の3月28日、雄武町市街地の国道238号で発生した歩
行者×乗用車の交通死亡事故の詳細を説明した。
イ 今後の対策
① 刑法犯及び特殊詐欺抑止対策
下記事項に関するミニ広報紙、ほくとくんメール、巡回連絡、街頭啓
発活動等を通じた注意喚起を継続して実施する。
(ア) 刑法犯抑止対策
・ 家を留守にする際は必ず施錠、在宅していても施錠を心がける。
・ 車を駐車する際は、ドアロックをかける。
・ コンビニで買い物する際も、エンジンを切ってドアロックする。
・ 夜中の一人歩きは避ける。見知らぬ人には付いて行かない。
(イ) 特殊詐欺抑止対策
・ 不審な電話があれば、必ず親族か警察に通報する。
・ 携帯電話の番号が変わった、風邪引いて喉が痛いので声が変わっ
た等の電話はほぼ間違いなく詐欺の電話であることを認識する。
・ 世の中に、簡単にお金を儲けれる話なんか存在しないことを肝に
銘じる。
・ 騙されたふりをして警察に通報し、お金を取りに来た犯人を逮捕
する。
②
交通事故抑止対策
当署管内の人身事故発生件数は少なく、物件事故を含めた交通事故の
特徴から分析した結果、単独事故が約45%と半数を占め、前記死亡事故
が何れも高齢者が当事者となる事故であり、死亡・重傷事故に直結する
速度抑止を目的とした速度違反の取締りを重点に取り組む。更に、高齢
者を対象とした交通安全講話を通じて、地域住民の交通安全意識を高揚
させる。
⑶ 質疑応答
○ 署発問呼びかけ
以上で協議事項の説明を終了致します。この中でご不明な点や気になる
事項、さらに地域で問題となっている事項などがあれば、ご提言していた
だきたいと思います。
● 委 員
今年の3月に雄武町の国道上で発生した死亡事故については、夜間でも
あり見通しが悪かったのですか。
○ 署説明
死亡事故現場は、信号機が設置された交差点2箇所の中間地点に位置す
る市街地なので、街路灯も複数設置されている直線道路のため見通しは良
好でした。当時、歩行者は信号機の設置された交差点まで行かず、国道を
横断中に事故に遭われたものであり、服装も地味な色であったため発見が
遅れたものと思われます。
● 委 員
私の住む町役場では老人クラブの会合に併せて交通安全講話などの啓発
活動を行い、その際、夜光反射材を配布しております。ところが、参加し
たお年寄りは自宅に持ち帰ると靴に貼らずに、その辺に放置してしまいま
す。単に配付するのではなく、その方の履いている靴の踵に直接貼り付け
ないと、有効な活用を図ることはできないと思います。
● 委 員
一昔前の夜光反射材は白っぽい色をしたものであり、靴の踵に貼ると見
栄えが悪いと評判か良くなかったのですが、今は黒色のものであり、黒色
の靴と同系色であることから、見栄えの点でも改善されたと思います。
○ 署説明
只今、委員から夜光反射材を配付する場合は、直接、相手の靴の踵に貼
り付けることで有効活用が図られるとの助言がありましたので、さっそく
当署で行う交通安全講話や街頭啓発活動などで実施致します。
●
委 員
私の自宅の隣に老朽化した空き家があり、暴風雪の時には倒壊の恐れが
あるので心配でなりません。持ち主は札幌市内に転居されたのですが、そ
の後、消息が分からなくなり、連絡もつきません。持ち主に無断で建物を
取り壊すこともできず、行政措置に委ねるしかないのでしょうか。
○ 署説明
空き家条例を制定している自治体が増加しており、住民からの苦情で倒
壊する恐れのある空き家があれば、自治体の担当者が持ち主に連絡して倒
壊する恐れがあるので早急に改善措置を執るように通知し、持ち主に資力
がなく解体の意向を示した場合には、費用の全部又は一部を援助する措置
が講じられていると聞いております。
● 委 員
今後、人口減少に伴う過疎化が進むと、今以上に空き家が増えることは
間違いないので、役場に空き家対策を進めるよう働きかけたいと思います。
●
委
員
これまでに興部警察署で取り組んできた振り込め詐欺等の抑止対策と問
題点について説明してください。
○ 署説明
当署では、昨年10月から「管内から振り込め詐欺等の被害者を1人も出
さない」ことをキャッチフレーズにして、まずは予兆電話が高齢者方にか
かってきた段階で被害の予防措置を執ることに全力を挙げるため
・ 高齢者宅への集中的な巡回連絡による注意喚起
・ 高齢者宅の電話機にCR名刺を貼付した通報体制の構築
・ 高齢者宅への迷惑電話チェッカーの設置促進
・ 高齢者宅への録音機能付き電話機の設置促進
・ セイフティ5(ATM払い戻し限度額の引き下げ契約)の促進
を挙署体制で行ってきました。
今年3月末現在の当署管内2町1村の人口は9,865人、65歳以上の人口
は3,081人、高齢化率31.2%であるため、非常に狙われやすい地域になる
訳ですが、幸いにも過去5年間で平成25年の1件のみの被害で済んでおり
ます。ただし、今年の3月までに
・ アダルト・サイト利用料金未納にかかる架空請求詐欺
・ 老人ホーム入居申し込み利用権にかかる詐欺
の合計2件の相談を受理しております。
今後も、協議テーマの特殊詐欺抑止対策で説明したとおり、
・ 不審な電話があれば、必ず親族か警察に通報する。
・ 携帯電話の番号が変わった、風邪引いて喉が痛いので声が変わっ
た等の電話はほぼ間違いなく詐欺の電話であることを認識する。
・ 世の中に、簡単にお金を儲けれる話なんか存在しないことを肝に
銘じる。
・ 騙されたふりをして警察に通報し、お金を取りに来た犯人を逮捕
する。
をミニ広報紙、ほくとくんメール、巡回連絡、街頭啓発活動等を通じて注
意喚起を継続して参りたいと考えております。
○
署発問呼びかけ
その他、ご意見はございませんか。交通関係などで気になることはあり
ませんか。
● 委 員
春先から鹿が道路に飛び出して通行車両と衝突する事故が増えておりま
す。日中は避けることができても、夜間の急な飛び出しは避けようがない
ので、相当な注意を払わないと大きな事故に直結すると思います。
○ 署説明
春先になると、鹿の生息区域である山間部から出てきて、郊外の道路脇
等に生えている草を食べるために出没しているのを見かけます。鹿による
交通事故は、3月中は1件、4月28日現在は4件認知しており、全て夜間
に発生しております。相手は野生動物なので事故防止の有効な手立てがな
いのが現状でありますが、自衛手段に鹿笛を車に付けている方もいると聞
いております。
5
次回開催
日程及び協
議事項
⑴
次回の開催日程
平成27年10月
⑵ 協議事項
ア 平成27年第3四半期刑法犯認知及び交通事故発生状況と今後の対策
イ 平成27年度第3回警察署協議会の開催日程及び協議事項