ウィンドデイ2015 開催報告

■JWPA
News
ウィンドデイ2015 開催報告
-全国27ヶ所で開催しました-
ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
ウィンドデイ担当理事
安
茂
おわりに
今年も無事ウィンドデイを開催できたのは、
ウィンドデイ活動も今年で 8 年目を迎え、無
ひとえにご協力いただいた主催者の皆様及び
事全国各地でイベントを実施することができ
JWPA 会員の皆様のおかげと感謝しています。
ましたので、ここに報告致します。
また、第1回のウィンドデイから多大なご協
今年は昨年より 7 ヵ所増え、27 ヶ所で開催す
力を頂いてきた日本大学の長井先生が昨年亡
る事が出来ました。イベント数が増えた要因は、 くなられ、今回は長井先生がいらっしゃらない
数多くの皆様のご協力が得られたことは勿論
初のウィンドデイとなりました。
として、開催期間に幅を持たせたことや、日本
長井先生の風力発電普及に対する熱い思い
風力エネルギー学会(JWEA)や足利工業大
を引き継ぎ、来年度以降も継続して実施して行
学等のイベントに併催させて頂けているとい
きたいと考えています。ご協力のほど宜しくお
った点も挙げられます。
願い致します。
No
開催地
日時
曜
主催・共催・後援等
なかなか地道な活動ですが、風力発電の普及
1 三重県津市
3月29日
日
シーテック
のためには非常に重要なイベントであると思
2 和歌山県日高川町
4月29日
祭日
エコパワー
っています。
グローバルウィンドデイ2015
今回のグッズ
ウィンドデイ創設以来好評だった「かざぐる
ま」は GWEC が製造を中止してしまい、昨年は
配布出来ませんでした。本イベントでは、やは
り「かざぐるま」は有った方が良いとの意見を
受け、今年は国内で同様のものを格安で製造出
来る会社を探しだし復活させました。また例年
通り、T シャツも作成し配布しました。
今後の課題
従来からの課題である広報活動については、
今年も大きな進展はありませんでした。ただし、
銚子のウィンドデイに日本経済新聞の同行取
材が有り、日経産業新聞に「洋上風力、期待と
課題実感」というコラムが掲載されました。全
国規模の新聞にウィンドデイが掲載されたの
は、初めてではないかと思います。
広報活動が難しいのは、①開催期間が分散さ
れていて大きなインパクトを与えられない事、
②開催が直前まで決まらないイベントが多く、
事前のPR活動をやりにくい、等の点が挙げら
れます。来年はもう少し戦略的にイベントを実
施出来ればと考えています。
3
北海道稚内市
5月12日
火
北星大学/ユーラスエナジー
4
秋田県男鹿市
5月23日
土
男鹿風力発電/サミットエナジー
5
秋田県能代市
6月7日
日
6
山形県遊佐町
6月8日
月
7
神奈川県横浜市
6月13日
土
横浜市/三菱重工
8
出雲市見学会
6月13日
土
出雲市/ユーラスエナジー
9
東京都
能代市/日立PS/米代川風力
風の松原自然エネルギー/能代パワー発電
庄内風力発電/庄内環境エネルギー
/山形自然エネルギー他
6月15日
月
JWPA/JEMA/産機工
10 北海道苫前町
6月17日
水
苫前町/ユーラス/電源開発
11 山形県酒田市
6月20日
土
ジャパン・リニューアブル・エナジー/山形県
酒田市、鶴岡市、酒田市教育委員会他
12 栃木県足利市
6月26日
金
足利工業大学
13 福島県いわき市
6月27日
土
いわき市/JWEA/WEIT
14 福島県田村市
6月28日
日
福島県/ユーラスエナジー
15 千葉県銚子市
6月28日
日
千葉科学大学/鹿島建設/JRE
16 静岡県掛川市
7月5日
日
掛川市/くろしお風力発電株式会社
17 北海道寿都町
7月8日
水
寿都町/日立PS
18 青森県六ヶ所村
7月9日
木
六ヶ所村/日本風力開発
19 北海道苫前町
7月7,13日
火/月
苫前町/ユーラスエナジー/電源開発
20 秋田県大仙市
7月13日
月
大仙市立大曲南中学校/ユーラスエナジー
21 長崎県平戸市
7月20日
月(祭)
玄海電設
22 石川県珠洲市
7月23日
木
日本風力開発/イオスエンジニアリング&サービス
23 秋田県三種町
7月25日
土
㈱エムウインズ/明電舎
24 東京都千代田区
7月25-26日
土/日
JWEA/WEIT
25 福岡県北九州市
7月26日
日
北九州市/北拓
26 三重県津市
8月6日
木
三重大学
27 千葉県鹿島港
8月24日
月
日立製作所/JWEA
<ウインドディ in 津:美里>
~スポレクチャレンジ事業
美里ふるさとウォーキング~
開催日時:平成 27 年 3 月 29 日(日)
開催場所:株式会社シーテック
ウインドパーク笠取風力発電所
コース:津市美里町平木地内
儀犬塚~風車管理道路~風車(No16)往復
(往復距離 約 2.7km)
主催:三重県津市美里地区体育振興会
三重県津市美里地区の交流と健康増進を目
指すとともに、風力発電所をとおした新たな発
見をするため、
「ふるさとウォーキング」を株
式会社シーテック ウインドパーク笠取風力発
電所(WP 笠取)で開催しました。開催にあたっ
ては日本風力発電協会「Global Wind Day」の
イベントを兼ねて実施していただきました。
コースは、平木地内の儀犬塚と呼ばれる小
さなお堂が出発点で、WP 笠取風力発電所を往
復する約 2.7kmのコースです。
時折小雨が降る天候でしたが、元気な約 40
名の参加をいただき、風力発電設備を体感する
良い機会となりました。また、おもちゃの「か
ざぐるま」の組立も体験し、参加されたみなさ
まから「かざぐるま」をお孫さんのお土産にと
の声もあり、希望者の方には、お持ち帰りいた
だくなど風力発電を身近に感じていただける
有意義なハイキングとなりました。
『儀犬塚』…昔、地元武士の家臣の愛犬が、あ
る日突然主人に吠えかかったため、首を切り落
としたところ、その首は背後にいた大蛇に噛み
つき、主人の命を救ったことから、忠犬のお堂
を建てて魂を祀ったといういわれがあります。
WP 笠取作業道を利用してハイキング
ハイカーへの暖かな「ふるまいぜんざい」の提供
組立た「かざぐるま」を前に「ぜんざい」をご賞味
儀犬塚
風車の下でお昼
当日は、温かな「ぜんざい」のふるまいもあり、
風車の下で和やかな雰囲気のなか無事ハイキ
ングは終了しました。
「タワーの直径はどれくらいあるか?」「風車
で発電した電気はどうやって各家庭まで送ら
れるの?」など質問もありました。
今後も、地域の皆様との相互交流の場として
風力事業者と一体となったイベントになるよ
うな取組みを継続していきたいです。
風車をバックに参加者全員で記念撮影
<ウィンドデイ in 広川・日高川>
開催日時:2015 年 4 月 29 日(祝)
1 回目 9:30~11:30、
2 回目 14:00~16:00
開催場所:広川・日高川ウィンドファーム周辺
主 催 :エコ・パワー株式会社
参加者数:地元地区住民 48 名(2 回合計)
エコ・パワー株式会社 5 名
4 月 29 日(祝)に和歌山県広川町、日高川町に
またがり立地する広川・日高川ウィンドファー
ムにてウィンド・デイを開催しました。参加頂
いたのは風力発電所の立地する地元地区の皆
様で、発電所完成の見学会とあわせて実施しま
した。
発電所ビデオ視聴と概要説明
当日は午前、午後の 2 回に分けて見学を実施
し、管理事務所で風力発電所紹介ビデオの視聴
と事業説明を行った後、発電所構内と風車の見
学を行いました。
風力発電の仕組みや建設工程、特殊車両での
風車の輸送状況などをビデオにて説明してか
ら、実際に皆様に風車の足下まで来ていただく
ことで、風車の大きさや役割をより実感するこ
とができたと好評でした。
また、参加した子供たちとかざぐるまを作成
して風車のそばで実際に風を感じていただき、
風力発電に対する関心を改めて持って頂く、素
晴らしい機会になったと思います。
子供たちとかざぐるま作り
風車をバックに記念撮影
<ウィンドデイ in 男鹿市>
【秋田県男鹿市
2015 年 5 月 23 日(土)
】
今年 1 月から運転開始した男鹿風力発電所で
は、昨年に続き2回目のウィンドデイです。
この日は、
「情報産業労働組合連合会(情報労
連)
」秋田協議会の方々60 名が男鹿風力発電所
の見学に参加されました。情報労連では、アー
スデイというキャッチフレーズのもとに、毎年
5 月頃に「全国環境一斉行動」を実施し地域の
清掃活動や環境保護活動を行っています。
ウィンドデイの中でアースデイを併催し、環境
にやさしい男鹿産の次世代エネルギーに関心
を寄せて頂きました。
ウインドデイとアースデイに集まれ
(5 号風車にて)
風車タワー内での説明会
管理棟での説明会
<ウィンドデイ in 能代>
【秋田県能代市 2015 年 6 月 7 日(日)】
昨年に続き、能代港内の大森緑地公園内で開
催しました。当日は透き通った青空の下、風も
心地よくこれ以上はないくらいのイベント日
和な一日でした。また、今年は能代の銀河連邦
ヒーロー「ノシロリオン」が会場に来てくれて、
大盛り上がりでした。
【宝探しタイム】(4回実施)
公園内のベンチや展望台に宝の書いた封筒
を隠し、15 分間のうちにその封筒を見つけても
らいます。宝は、7 月に開催される能代港花火
大会の「升席チケット」や、地元能代の逸品会
による「お楽しみ産品」
、お隣の八峰町産の「干
物セット」等です。干物が当たるとお母さんが
喜び、お楽しみ産品でお菓子がもらえると子供
達が喜ぶ顔が印象的でした!
宝探しの前に記念撮影
【バスツアー】(先着 20 名×2回)
市内の風力発電
所や唯一のメガソ
ーラー発電所をマ
イクロバスで見学
しました。2001 年
から運転している
東北自然エネルギ
ー開発㈱の能代風
力発電所(600kW×
24 基)と、建設中
の能代パワー発電
㈱の金ヶ台風力発
能代風力発電所を見学
電所(1,990kW×2
基 ) の 工 事 現 場 を 回 っ た 際 に は 、 600kW と
2,000kW クラスの風車の羽根の大きさの違いに
みんな驚いていました。
【風車のタワーにお絵かき】(先着 45 組)
タワーに 45 の枠を作り、そこに絵や言葉を
用意したペンキで自由に描いてもらいました。
最初は戸惑いながらも次第に大胆に筆を動か
す子供達はとても生き生きとしていました!
青空の下で
お絵描き
【かざぐるま工作体験】
発電機の工作キットに、ペットボトルで羽根
を作って取付けます。風を当てて羽根が回りだ
し LED が赤く光ると子供達から歓声が上がりま
した。風力発電の仕組みがわかったかな…?
【能代逸品会】
能代のお店で構成される能代逸品会から、3
店が出店してくれて、食事やお菓子、かわいい
グッズの販売もありました。その日の夜の NHK
ニュースでも今回のイベントの模様を放送し
てくれ、翌日の地元紙「北羽新報」では一面に
大きく記事が掲載されました。来年は地元出資
の風の松原自然エネルギー㈱の風車据付工事
(2,300kW×17 基)が始まるため、更に充実した
イベントを企画したいと思います。
ノシロリオン(右)と、う…宇宙人!?
[主催] 風の松原自然エネルギー㈱・能代パワー発電
㈱・米代川風力発電㈱・(一社)日本風力発電協
会 [共催] 能代市 [後援] 秋田県山本地域
振興局・秋田県能代港湾事務所・能代商工会議
所・能代機械工業会・東北自然エネルギー開発㈱・
㈱日立パワーソリューションズ [協賛] 北羽新報社・秋
田魁新報社・吉田カンバン
<ウィンドデイ
in 遊佐 >
《1 回目》
日時:6 月 8 日(月)
場所:遊佐町立藤崎小学校、遊佐日向川風力発
電所、遊佐風力発電所蓄電池建屋
主催:庄内風力発電㈱、㈱庄内環境エネルギー
協力:遊佐町、㈱日立パワーソリューションズ
山形県遊佐町において、初めて「グローバルウィ
ンドデイ in 遊佐」を開催いたしました。藤崎小学校
教職員 12 名の研修会の一環として実施しました。
【蓄電池システムの説明】
遊佐風力発電所蓄電池建屋に移動してシステ
ムの説明をしました。あいにく、電力会社からの停
電要求のため、電源が入っていませんでしたが、
「これで何軒分ぐらいの電気が蓄えられるのか?」
など色々な質問をいただきました。
【風車見学】
最後に、実際に風車のタワー内を見学しました。
初めて間近に見る風車のあまりの大きさに、下から
見上げるたびに驚きの声があがりました。
【風車の説明】
風車ができるまでを記録した DVD を観てもらっ
た後に、風車の仕組みなどについて学んでもらい
ました。
【風車キットの製作】
ペットボトルで作ったプロペラが、どのくらいの角
度でどのくらいの長さだと一番よく回るのか、皆さん
試行錯誤しながら、童心に返って工作を楽しんで
いました。
《2 回目》
6月 14 日には、遊佐風力発電所にて、やまがた
自然エネルギーネットワーク(代表:三浦秀一東北
芸術工科大学教授)主催で一般市民向けの勉強
会を開催し16名に参加いただきました。風力発電
の説明・現地見学をしながら、今後の山形県のエ
ネルギーシフトについて熱い議論を交わしました。
今回のウィンドデイを通じて、近くにありながらも、
あまり知らなかった風車について知っていただく良
い機会になりました。
今後も、もっと多くの地域住民の方々に身近に
感じていただけるよう尽力して参ります。
<ウィンドデイ in 横浜>
~親子風車見学会~
日時:平成 27 年 6 月 13 日(土)
主催:横浜市
共催:日本風力発電協会
協力:三菱重工業(株)
日本風力エネルギー学会
内容:①三菱重工の 2.4MW 風車の見学
②風力発電のミニ講義
③横浜市のハマウィングの見学
6 月 13 日(土)に「グローバルウィンドデイ
2015 in 横浜 親子風車見学会」を開催しました。
これは今年で 8 回目で、欧州外では一番歴史の
古いウィンドデイ行事です。横浜市報の“広報
よこはま”で募集して抽選した結果、58 組 156
名の親子にご参加頂きました。
天候に恵まれ、晴天の下で二か所の風車を見
学して頂きました。横浜市のハマウィングでは
タワーのハッチを開けて、風車の中も見学でき
たので、とても好評でした。ミニ講義のクイズ
や質問でも、活発に手が挙がり、とても盛り上
がりました。
最後に無事故でこのイベントを終了するこ
とが出来、ご協力頂きました関係者の皆様に感
謝申し上げます。
(報告:三菱重工 和田 貴子)
晴天すぎて日陰に避難
ハマウィングの中を見学する行列
風力発電のミニ講義
ブレードの前で恒例の記念撮影
<ウィンドデイ in 出雲>
日時
:6 月 13 日(土) 14:10~15:30
開催場所:ユーラス新出雲ウインドファーム
主催
:出雲市市民活動支援課・産業振興課
参加者 :出雲市の皆さま 33 名
島根県出雲市で開催された「神話の國 出雲
の恵み新エネバスツアー」に合わせ、ユーラス
新出雲ウインドファームの風車見学会を実施
しました。
◆イベント概要
このイベントは出雲市が主催する「出雲市生
涯学習講座」の一環で行われたものです。
出雲市では、地元の歴史や環境問題・経済問
題等、様々な分野における生涯学習講座を毎月
開設し、年間のべ 700 名以上もの方が楽しく受
講されています。
その中でもユーラス新出雲ウインドファー
ムを始めとする市内の再生可能エネルギー関
連施設を巡る「新エネルギー関連施設見学会」
は、2011 年の開講以来毎年定員を超えるお申込
みを頂き、キャンセル待ちが出るほどの大人気
講座です。
今回も、下は小学 3 年生の男の子から上はな
んと 90 歳のご高齢の方まで、33 名の方にご参
加頂くことが出来ました。
◆イベント当日の様子
当日は午後 1 時 30 分に出雲市役所本庁を出
発し、見学会スタート。バスの中で再生可能エ
ネルギーについて学んで頂いた後、ユーラス新
出雲ウインドファームのある十六島(うっぷる
い)風車公園で下車し、1 号風車を間近に見な
がら風力発電のしくみや現在のユーラス新出
雲ウインドファームの発電量、メンテナンスの
仕方などについて学んで頂きました。
その後、数人ずつに分かれて、風車タワーの
ボトムの内に入り、風車内部を見学して頂きま
した。
風車内部は、普段入ることの出来ない所なだ
けに、「これを楽しみに今回参加しました!」
という方々も数多く、参加者の皆様は大興奮。
「平田地区にある日本一の風力発電所を間近
で見学できて嬉しかったです。
」
「風車について、
現場で見て聞けて、全てが新しい発見でした。
勉強になりました。
」
「地元にこんなすごい施設
があるとは知りませんでした。」「テレビ・新
聞・写真などでは感じることのできない体験が
出来ました!」といった嬉しいお言葉を多数頂
きました。
1 号風車の様子
また参加者の中には、なんと 2 年連続で本イ
ベントにご参加下さった方や、昨年、抽選に漏
れてしまったために今回再度応募して下さっ
た方なども多数いらっしゃり、改めて再生可能
エネルギーに対する地元の方々の関心の高さ
を伺い知ることが出来ました。
イベントの最後には 6 月 15 日(月)がグロ
ーバル・ウインドデイであることをご紹介し、
風車をバックに記念撮影と、ノベルティを配布
して無事終了となりました。
今後もユーラス新出雲ウインドファームが
地元の方々に長く愛されるものとなるよう尽
力するとともに、来年以降も引き続き本イベン
トが人気講座としてたくさんの方にご参加頂
けるよう、頑張っていきたいと思います。
集合写真
<ウィンドデイ in 東京>
第 3 回 JSIM風力発電関連産業セミナー
第 82 回 JEMA新エネルギー講演会
『風力発電関連産業の動向と将来への期待』
日時:平成 27 年 6 月 15 日(月)
場所:電機工業会館 6 階会議室
主催:日本産業機械工業会(JSIM)
日本電機工業会(JEMA)
日本風力発電協会(JWPA)
後援:経済産業省
講演会のプログラム:
・再生可能エネルギーを巡る最近の動向
経産省資源エネルギー庁 渡部伸仁室長
・風力発電関連機器産業の動向
三重大学 前田太佳夫教授
・国内外の風力発電産業の動向
日本風力発電協会 上田悦紀氏
・MHI Vestas Offshore Wind(MVOW)の洋上風車
事業への取り組み MVOW Co-CEO 加藤仁氏
・ナブテスコ株式会社における風力発電の取り
組み ナブテスコ㈱ 高橋勉・野原修氏
・風力発電と地域の活性化
㈱日立製作所 松信隆氏
風車産業関連の 3 団体(JSIM,JEMA、JWPA)
は平成 23 年度から日本の風力発電関連機器産
業の生産統計を収集して、年間報告書を発行し
ています。平成 25 年から成果発表講演会を開
催。3 回目の今年はウィンドデイも兼ねて実施
しました。
デンマークから帰国した MVOW 社 Co-CEO の加
藤仁氏他の 6 社・7 人から、世界の風力発電産
業の状況の発表がありました。この講演会には
ほぼ満席の 132 人が参加しました。
講演会場は満席
資源エネルギー庁の渡部伸仁室長の基調講演
三重大学の前田先生による風車産業の解説
MVOW の加藤仁 Co-CEO の洋上風力事業の説明
日立の松信隆氏の地域産業振興事例の紹介
<ウィンドデイ in 酒田>
【山形県酒田市 2015 年 6 月 20 日(土)】
山形県酒田市におけるウィンドデイは昨年に
続き 2 回目。酒田市、鶴岡市より約 70 名の市民
の皆様の参加を得る事ができました。天候に恵ま
れただけでなく、酒田北港緑地展望台、「あかり
ん館」(酒田共同火力内)をご厚意により通常よ
りも早く開館して頂くなどの協力を得て無事に
開催することができました。



11 時 30 分~:バスの中から水路内にある 1
号基~5 号基を見学後、砂浜に建つ 6 号基
前に集合。残念ながら風が弱く発電してい
る姿をお見せすることはできませんでした
が、普段は見ることのできないタワー内の
見学には行列。間近で見る風車の雄大さに
感動した方も少なくありませんでした。

12 時 15 分:6 号基をバックに集合写真を撮
影し見学会終了。
9 時~:酒田北港緑地展望台より酒田港周
辺の風車を見学。エレベーターの定員が 11
名のため 7 回にわけて展望台へ。青い空、
雪の残る鳥海山、穏やかな日本海、真っ白
な風車という美しい景色が参加者を迎えて
くれました。
10 時 15 分~:
「あかりん館」にてセミナー
開催。定員 80 名のセミナールームが参加者
で満員。小さな風でも回る紙風車は好評で
子供たちだけでなく大人も息を吹きかけて
いました。また、休憩時間には「あかりん
館」の施設内を見学しエネルギーを体感す
る良い機会となりました。
本イベントは、多くの方々のご協力を得て実施
することができました。ご尽力くださった皆様
に改めて厚く御礼申し上げます。
*****************************************
主催:ジャパン・リニューアブル・エナジー㈱
後援:山形県、酒田市、鶴岡市、
酒田市教育委員会他
参加:約 70 名
*****************************************
<ウィンドデイ in いわき市>
いわき市が 6 月 27 日に開いた「7MW 浮体式洋
上風力発電設備市民見学会」に参加しました。
いわき市のご厚意でグローバル・ウィンドデイ
のイベントとして賛同していただきました。
昨年 11 月 10 日に小名浜港の藤原埠頭に入港
していた浮体の上に、今年春からタワーと風車
を組立て、6 月 7 日にブレード 3 本も取付完了。
6 月 22 日に安全祈願式・披露会(工事関係者)
が開かれましたが、一般参加の見学会は今回が
初めてです。残念ながら風車の組立に使用した
オランダ Mammoet 社製の世界に 2 台しかない超
大型クレーン(ブーム・ジブ長 150m,最大定格
総吊荷重 913ton)は既に倒されて解体作業に
入っていました。
当日は生憎の小雨模様でしたが、6 月末には
出港予定(相次ぐ台風接近で 7 月 28 日に延期)
だったので、7MW 風車を間近に見られる最後の
機会とあって、市民の関心はとても高く、9:30
~15:00 の間に市内外から 383 人の参加があり
ました。
藤原埠頭を見下ろす丘の上にある大畑公園
で受付した後、バスで藤原埠頭の向い側の大剣
埠頭岸壁まで移動して見学しました。参加者は
巨大な 7MW 風車を間近に見て感嘆の声をあげ、
市の担当者の説明を熱心に聞かれていました。
JWPA からは午前中の見学者の方々にグローバ
ル・ウィンドデイのかざぐるまをお配りして、
記念撮影を行いました。
7MW 浮体式洋上風車の全景
巨大な風車を見上げる参加者の方々
風車をバックに記念撮影
参考:6 月上旬のクレーン作業の様子
<ウィンドデイ in 銚子>
6 月 28 日(日)
、千葉県銚子市において、グ
ローバル・ウインドデイを開催しました。
当日は子供達を含む 9 家族 25 名が参加して下
さり、スタッフを合わせて 34 名での開催とな
りました。
当日は天気に恵まれ、絶好のウィンドデイ日
和となりました。
【ペットボトル風車模型の製作】
講義の後は、子供達一人一人がペットボトル
を使って風車を作りました。ペットボトルを切
って風車の羽にするのですが、思い通りに切っ
たり折り目をつけたりする作業が難しく、悪戦
苦闘しました。しかし最後に手作りのペットボ
トル風車が風を受けて回転し、LED ランプが点
灯すると、子供達から「光った!」と嬉しそう
な声がたくさん聞こえました。
【洋上風力発電見学】
千葉科学大学隣接のカフェマリーナに集合
し、まず洋上風車の連系変電所と海底ケーブル
の陸揚げ地点を見学しました。その後銚子海洋
研究所のフリッパー号に乗り、NEDO 技術開発機
構実証事業の洋上風力発電所まで見学クルー
ズを行いました。初めて近くで見る洋上風力発
電所に、子供たちは歓声をあげていました。
【アンケート】
参加者から頂いた感想を一部抜粋します。
・銚子市民なのに洋上風力発電のことを知らな
かったので、知れて良かった。
・クルージングが楽しかった。
・陸上風力についても聞いてみたい。
【講義:風力発電のしくみと銚子の可能性】
その後昼食を挟み、千葉科学大学の安藤先生
から「風力発電のしくみと銚子の可能性」につ
いて、パワーポイントを用いて分かりやすくお
話をして頂きました。
当日は、銚子テレビ放送、読売センター銚子、
日本経済新聞の方が取材に来られました。
来年も、風力発電のことを楽しく学べるよう
なイベントにしていきたいと思います。
【主催:千葉科学大学、ジャパン・リニューア
ブル・エナジー、鹿島】
6 月 28 日に開催されたウィンドデイ in 銚子の様子が地元紙「銚子よみうり」に掲載されました。
<ウィンドデイ in かけがわ>
【静岡県掛川市 2015 年 7 月 5 日(日)】
遠州掛川/浜野風力発電所の運転開始以来、
掛川市殿と一緒に開催してきた本イベントも
今年で6回目を迎えました。梅雨前線のはりき
りにより室内開催となりましたが、総勢 89 名
によるお絵かきや工作、ゲームなど、あちこち
からご家族の楽しそうな声が聞こえてくる賑
やかなイベントとなりました。
【風車のタワーにみんなでお絵かき!】
「未来の風車」または「掛川の四季」をテー
マに、60cm 四方のシールにクレヨンやマジック
でお絵かき。独創的な風車や色彩豊かな四季の
絵は、後日風車タワーに並べて貼り、1年間掲
示します。終了後のアンケートでは「お絵かき
を継続してもらいたいです」、
「ドロまみれ、絵
具まみれになるようなイベントが希望です」と
いった声を頂きました。
【一足早い夏祭り?みんなで遊ぼう!】
掛川市よりスポーツ推進委員の方々に来て
頂き、ゲームを実施しました。幾つかあるゲー
ムから今回は幼児から小学生まで遊べるもの
を選択。みんなで得点を競い、上位6名には景
品が配られ、大盛り上がりでした。
何点とれるかな?
イベントには掛川市のゆるキャラ、きんじろ
うくんも来てくれ、子供たちに大人気でした。
大盛況のイベントで、その日の夕方の NHK ニュ
ースでも報じられました。
中には6年連続で参加されている親子も!
来年は太陽の下、タワーに絵を描いて、絵具
まみれになれるように企画したいと思います。
真剣に描いてます!
【工作にチャレンジ!】
オルゴール風車と、風で走るウインドパワー
カーの2種類を用意し選んでもらいました。お
父さん・お母さんも一緒になって作ったオルゴ
ール風車は、あれ?回らない。
。。羽根にねじれ
や角度をつけると勢いよく回り始めるのを見
て、子供たちは大喜び。風を捉える風車に、よ
り深く興味を抱いたようでした。
みんなで一緒にあーでもないこーでもない
きんじろうくん大好き!
[主催] くろしお風力発電㈱・掛川市
(一社)日本風力発電協会
[協力] 丸栄コンクリート工業㈱・㈱さかい美装
㈱日立パワーソリューションズ
[後援] 静岡県
<ウィンドデイ in 寿都>
開催日時:7月8日(水)13:00~15:00
開催場所:寿都町立潮路小学校
主
催:寿都町
参 加 者:児童(3、4 年生)13名
先生5名
寿都町で運営する「風太風力発電所」から直
線で 500mのところにある寿都町立潮路小学校
で“出前授業”を実施し、併せてウィンドデイ
についての紹介をしました。
潮路小学校は全校児童が31名の学校で、通
学路や、学校の窓からも風太風力発電所を見る
ことが出来ます。
しかしながら、児童や先生方が風力発電を間
近で見たことがないため、このたび、学校での
地域学習の時間に併せて出前授業を開催する
ことといたしました。
風力発電に関する授業:
風力発電に関する授業では、風力発電の仕組
みや、風太風力発電所の風車の大きさなどにつ
いて学習し、「風車の中で点検や作業する人は
感電しないんですか?」「風車はなぜこんなに
高さが高いのか?」「風車の羽根の先が赤くな
っているのはなぜ?」といった質問が次々と挙
がっていました。
風太風力発電所見学:
学校で風力発電の学習をした後の見学であ
ったため、参加した児童たちは「タワーの高さ
は64mだよ」「羽根がまっすぐ真上に来たと
きの高さは99.5mだよ」と話しながら外観
の見学を行い、続いて風車の内部見学では、
「風
車が発電しているから感電するかも」などと話
しながら風車の内部見学を行い、風車の内部見
学では、上に昇る階段がまっすぐであることや、
風車の運転、停止の操作を実際に体験しました。
また、蓄電池施設の見学も行い、蓄電池の仕
組みについても学習しました。
風太風力発電所を見学した後集合写真を撮影
しました。
<ウィンドデイ in 六ヶ所村>
2014 年 7 月 9 日(木)、青森県六ヶ所村にある
おぶちこども園を訪問し、年長児童 31 名を対
象に「第 3 回グローバルウィンドデイ in 六
ヶ所村」を開催いたしました。
※主催:日本風力開発㈱、
後援:六ヶ所村、出光興産㈱、イオスエンジニアリング
&サービス㈱、二又風力開発㈱
③風を使った遊びをしよう
【主な内容】
①風のおはなし
風を利用して遊べるおもちゃを工作しまし
た。1 つ作る度に走って風をあてたり、扇風機
の前でグルグル回してみたり、元気いっぱいの
子ども達の笑顔を見ることができました。
風を利用して遊んだことで風を身近に感じ
ていただけたのではないかと思います。
好きな風、嫌いな風、見えない風について子
どもたちと一緒に考え、風は活用できることを
伝えました。
②風のおはなし
グローバル・ウィンドデイの記念撮影
そらべあ紙芝居を通して、温暖化により地
球の氷が溶けて動物たちが困っていることを
知ってもらいました。温暖化を防ぐためにはど
うすれば良いか、クイズをしながら一緒に考え
ました。
<ウィンドデイ in 珠洲>
開催日時:2015 年 7 月 23 日(木)
開催場所:珠洲市 すずサンサンパーク
参加人数:児童 25 名、大人 9 名
主催: 日本風力開発㈱、
イオスエンジニアリング&サービス㈱
共催: 日本風力発電協会、珠洲市
風車を作る児童たち
7 月 23 日、珠洲市で初めてとなるウィンドデ
イイベントを開催いたしました。参加したのは
市内の上戸小学校と宝立小学校の児童を中心
とした 34 名で、講師の EES 珠洲事業所長坂林
の指導の下、風の力を実感できるおもちゃ作り
を楽しみながら風について学びました。
作った風車を回す児童たち
講師を務めた坂林所長
ひとつのおもちゃを作っては周囲に配置し
た扇風機の風を当てたり、手に持って走ること
で風を当てたりと、児童たちは思い思いの方法
で風の力を感じながら遊んでいました。その笑
顔には心から楽しんでいる様子が表れていま
した。
手に持った風車を走って回す児童たち
日本風力発電協会や珠洲市役所のご協力の
下、初めてのウィンドデイイベントを大成功で
終えることができました。地域の児童たちが楽
しみながら風の力について理解を深めた本イ
ベントは、当社の方針とする地元との共生をま
さに体現するものであったと思います。
⾵⾞を作る児童
風車を作る児童
記念撮影
<ウィンドデイ in 八竜>
開催日時:2015 年 7 月 25 日(土)13:00~17:00
八竜風力発電所では、三種町が主催する「サ
ンドクラフト in みたね」と日程を合わせてグ
ローバル・ウィンドデイを開催しております。
今年はあいにくの天候で、午前中は大雨、強
風でイベントの中止も覚悟しておりましたが、
昼頃から雨は止み、開催することができました。
参加者との記念撮影
明電舎でデザインした砂像(韮山反射炉)
【ヒラメ稚魚放流会】
三種町八竜漁業協同組合様の提案により、グ
ローバル・ウィンドデイとヒラメ稚魚放流会を
同時に開催しました。ヒラメ稚魚を 3,000 匹用
意し、参加者は波打ち際で放流を行いました。
放流会に参加後は風車見学にも立ち寄ってい
ただきました。
【風車見学会】
今年の参加者は 275 名(秋田県外 31 名、県
内 178 名、三種町内 46 名、他 20 名)となりま
した。参加者は風車内部の見学と風車に関する
クイズを行いました。風車タワーには風車の情
報を貼り付け、クイズ参加者はクイズの答えを
探して風車情報をじっくり見ておりました。
ヒラメ稚魚放流会の様子
風車見学会受付状況
タワー(左)に貼った風車情報から
クイズの答えを探している様子
【総括】
今年は悪天気のため参加者数が増えません
でしたが、来年は「サンドクラフト in みたね」
が開催 20 周年ということで、イベントを更に
工夫して、参加者の方々に風車をより親しみを
持っていただき、盛り上がるよう準備をしてい
きたいです。
風車および砂像のライトアップ
<ウィンドデイ in 北九州>
日時:平成27年7月26日(日)
10:00~16:00
主催:北九州市/響灘地区開発推進協議会
共催:日本風力発電協会
協力:㈱エヌエスウインドパワーひびき
日本ロバロ㈱、㈱北拓、㈱安川電機、㈱
石橋製作所、ジャパン・リニューアブ
ル・エナジー㈱
7月26日(日)北九州市若松区響灘地区に
おいて「グローバルウインドデイ2015 in
北九州」を開催しました。本市では2011年
に西日本で初めてこのイベントを開催して以
来、今年で5回目となります。
前日の天気予報では台風が最接近するので
はないかとの予報がでており、開催も危ぶまれ
ましたが、イベント開始時には風が多少強かっ
たものの、天候にも恵まれ、無事開催すること
ができました。
今回も夏休み期間中の開催ということもあ
り、ご家族での申込が多く、約50名の方にご
参加いただきました。普段から風車について興
味があり、夏休みの自由研究のため、風車の説
明を聞き自分で風車を作ってみたいといった
小学生もいらっしゃいました。北九州における
風力発電への興味の広がりを感じさせていた
だきました。
当日は、北九州エコタウンセンターの会議室
をお借りして、北九州市の推進する風力発電産
業の拠点形成を目指す「グリーンエネルギーポ
ートひびき」事業の紹介、続いて響灘風力発電
所を管理するエヌエスウインドパワーひびき
から風力発電所についての説明、そして、大型
風車の軸受を製造する日本ロバロから部品製
造に関する説明を行いました。
パワーポイントや会社紹介の DVD を活用しな
がらの分かりやすい説明に皆さん興味深々で
聞き入っていました。
その後、日本ロバロひびき工場の見学をさせ
ていただきました。日曜日のため通常はお休み
なのですが、このイベントのために工場を開け
ていただき、実際に大型の軸受けを見ながら、
触りながらの説明をしていただきました。
工場見学のあとは、出力 1.5MW の風車が 10
基立ち並ぶ響灘風力発電所まで移動し、風車の
見学を行いました。
まず発電所についての説明の後、普段は入る
ことのできないタワー内部や、地面にブレード
の実寸(長さ 35m)をロープで描いたものの見
学などを通じて、風車の構造を理解し、大きさ
を実感していただきました。
見学の最後には参加者の皆さんで風車をバ
ックに記念撮影を行いました。
今年は初めての試みとして、午後から船に乗
船してもらい、洋上から響灘の状況を説明する
時間を設けました。響灘には現在、NEDOの
実証実験で建設した風車があり、近くで見る洋
上風車は圧巻でした。参加者の皆さんにも貴重
な体験となったようで、大変喜んでいただきま
した。
イベント全体を通じて参加者の皆さんが、普
段目にすることができない大型の風車部品や
その製造工程、風車のタワー内部を熱心に見学
する様子は、再生可能エネルギーへの関心の高
さが伺えました。
帰り際に「楽しかったです」と声をかけてく
ださった参加者の方々の笑顔に、ご協力いただ
いた事業者の皆さまに、スタッフ一同心より感
謝申し上げます。
風車をバックに参加者全員で記念撮影
<ウインドデイ in 三重>
【 三重県三重大学 8 月 5 日(水) 】
晴天の青空の下、小中学生 32 人が参加して
風車教室を開きました。三重大学の恒例の地域
貢献活動が今年の 8 回から
「ウインドデイ行事」
に加わりました。
主催:三重大学大学院工学研究科機械工学専攻
エネルギー環境工学 前田太佳夫研究室
内容:大型風洞による強風体験
風が吹く理由や風車の仕組みの講義
小型風車の組立工作
組立てた風車で発電してカキ氷を作成
研究用の風車の前で集合写真
小型風車を組み立てて発電する実験
国内最大級の風洞実験施設で台風強風体験
小型風車で発電した電気でカキ氷を製作
元気に手の挙がる風車の授業
<その他のウィンドデイ>
各地で開催されたウィンドデイの報告を頂き
ましたが、この他にも以下の各地で開催されま
した。
秋田県大仙市
7 月 13 日大仙市大曲南中学校の 2 年生を対
象とした風車見学会を開催した。
(主催:大仙市、協賛:ユーラスエナジー)
北海道苫前町
6 月 17 日に風車ウォーキングが開催され多
くの町民の方が参加された。
7 月 7 日には苫前小学校、7 月 13 日には古丹
別小学校との「学社融合事業」の一環として
風車見学等をおこなった。
(主催:苫前町、協賛:ユーラスエナジー、
電源開発)
栃木県足利市(足利工業大学)
6 月 26 日 足利工業大学主催の「風力エネル
ギー利用総合セミナー」の一環としてウィン
ドデイを開催した。
長崎県平戸市
7 月 20 日 平戸市田平にて風車見学会を開
催した。
(主催:平戸市、協賛:玄海電設)
千葉県鹿島港
8 月 24 日 JWEA の会員を対象にした風車
見学ツアーが開催されたが、その一環として
ウィンドデイを開催した。
(主催:JWEA、協賛日立製作所)
福島県田村市滝根
6 月 28 日 福島県の高専、大学生向けの再エ
ネ関連施設の見学ツアーの一環として風車
見学会を開催した。(主催:福島県、協賛:
ユーラスエナジー)
東京都千代田区
7 月 25-26 日に開催された科学の祭典(日
本科学技術振興財団主催)の一環としてウィ
ンドデイが開催された。
(本紙の「JWPA News」にて別途報告)
北海道稚内市
5 月 23 日 北星大学生と一般人を対象にし
た出前授業を行った(主催:ユーラス)
ウインドデイ
【 福島県
in 滝根小白井
6 月 28 日 】
日時
:6 月 28 日(日) 9:00~10:30
開催場所:ユーラス滝根小白井
ウインドファーム
主催
:㈱ユーラスエナジー滝根小白井
参加者
:高専生、大学生、大学院生 22 名
福島県主催の“福島復興再エネツアー”の
一環として、ユーラス滝根小白井ウインドファ
ーム(以下、滝根小白井 WF)の風車見学会を
実施しました。
◆イベント概要
このイベントは、全国の高専生、大学生、大
学院生を対象に、福島県内の再生可能エネルギ
ー関連施設をはじめ、農家、観光地、大学等を
訪問し、復興の最前線で働く方々のお話を伺っ
たり、J ヴィレッジを訪問することを通じて、
エネルギーと復興について幅広く考えること
を目的として、福島県主催で開催されたツアー
です。
今回は、当社の福島事業所員が滝根小白井
WF のサイトを案内し、イベントに協力しまし
た。
◆イベント当日の様子
当日は午前 9 時に滝根小白井 WF の管理棟
に集合し、見学会スタート。管理棟から現場ま
で徒歩で移動し、標高 800~1,000 メートルの
高原地帯にまたがる、ウインドファームの 7 号
風車を間近に見ながら風力発電のしくみやリ
アルタイムの発電量、メンテナンスの仕方、当
社の福島県での風力及び太陽光発電事業など
について学んで頂きました。
その後、数人ずつに分かれて風車タワーのボ
トムの内に入り、風車内部を見学して頂きまし
た。
自ら応募して“福島復興再エネツアー”に参
加するだけあって、参加者の学生さんは、再生
可能エネルギー、風力発電への関心が高く、知
識も豊富だなとの印象を受けました。ただ、普
段は街中で生活しているために、風車を実物で
見るのは初めての学生さんも多く、想像以上に
大きい風車が尾根を連なっている光景を目の
前に驚きの声をあげていました。また、実際に
風車を見たことのある学生さんも、ここまで近
くで風車を見ることと風車の内部に入るのは
のは初めてのようで、「風車が回っている様子
がここまで迫力のあるものだとは思わなかっ
た」、
「風車内部にエレベーターが設置されてい
るのには驚いた」など感銘を受けていました。
写真1:滝根小白井 WF
残念ながら、見学予定だった、滝根小白井
WF の近隣で建設中のユーラス福島川内ソ―ラ
ーパークの見学は、天候に恵まれず、中止とな
ってしまいました。しかし、その分、風車をじ
っくりと見学することができて、知識も深める
ことができ満足そうでした。見学終了後の質疑
応答では、「どのようにして大きな風車を山の
上までを運んできたのか?」、
「高いところに取
り付けられた風車のブレードのメンテナンス
はどのように実施するのか?」など、所員は質
問攻めにあいました。
今後も再エネツアーといったイベントへの
協力や、風車見学会の積極的な開催を通じて、
地域の方々をはじめとする様々な人ににユー
ラス滝根小白井ウインドファームのこと知っ
てもらい、愛される発電所となるよう尽力して
いきます。
写真2:集合写真
ウインドデイ
【 秋田県秋田市
in 秋田港
7 月 13 日 】
日時
:7 月 13 日(月) 10:20~11:20
開催場所:ユーラス秋田港ウインドファーム
主催
:㈱ユーラスエナジーホールディングス
参加者
:大仙市立大曲南中学校 合計 28 名
(2 年生 27 名、担当教員 1 名)
した。また、風車タワー内部の見学においても、
「タワーの中は空洞だと思っていたので、エレベ
ーターやたくさんの設備があるとは思わなかっ
た。」
、
「僕もエレベーターに乗って、風車の上を見
てみたい!」などのコメントと、所員の説明にも
熱心に耳を傾け、たくさんの質問をいただきまし
た。
大仙市立大曲南中学校生徒らを対象に「ウイン
ドデイ in 秋田港」を開催し、ユーラス秋田港ウ
インドファーム(以下、秋田港 WF)の風車見学
会を実施いたしました。
◆当社見学会概要
当社は、風力発電所見学会を地域貢献活動の一
環として積極的に実施しており、例年多くの方々
に御参加いただいております。この見学会は、当
社社員が常駐する全国各地の風力発電所で開催し
ているものであり、今回は、大仙市立大曲南中学
校の地元、秋田市向浜にある秋田港 WF において、
同校 2 年生 27 名と教員 1 名を対象に、風車見学
会を行いました。
写真2:風力発電機(4 号機)の様子
また、後日いただいた生徒からの感想文には、
風車のブレード先端が新幹線と同程度の時速で回
転していることや、一見すると外見はシンプルな
風車が、実は多くの部品によって組み立てられて
いることに驚いたとの記載があり、更に、教員の
方からも生徒らの風力発電への理解を深める貴重
な機会となったと感謝の言葉をいただいておりま
す。
写真1:秋田港 WF
◆風車見学会の様子
当日は、日本海を臨む秋田港 WF の 4 号風車を
間近に見ながら風力発電のしくみや、リアルタイ
ムの風速・発電量と所員の仕事内容について学ん
でいただき、その後、数人ずつに分かれて風車タ
ワーの内部を見学して、エレベーターから上部を
眺めナセルまでの高さや、発電時のタワー内部の
音を体感していただきました。
多くの生徒らは、秋田県内に多数の風力発電所
があることは知っていたようですが、実際に間近
で風車を見るのは初めてだったようで、スケール
の大きさに圧倒され、
「ここまで風車が大きいもの
だとは思わなかった!」
、と驚きの声をあげていま
写真3:集合写真
今後も秋田港 WF が地元の方々に長く愛される
発電所となるよう尽力するとともに、多くの方々
に風力発電について学習いただける機会を提供す
るべく、社員一同積極的に見学会受入に実施して
いきます。