計測用車両を用いた 実路での運転行動計測

【安全性・システム・設計技術】
つくばセンター
計測用車両を用いた
実路での運転行動計測
ヒューマンライフテクノロジー研究部門
ユビキタスインタラクショングループ
佐藤 稔久
連絡先:[email protected]
ドライバモニター用CCDカメラ
前方風景撮影用
CCDカメラ
ドライブレコーダ
左車線撮影用
CCDカメラ
D-GPS sensor
車両速度,車体加速度,車体角速度
GPSによる位置および進行方位
先行車用
レーザレーダ
後続車用
レーザレーダ
ペダルセンサー
ステアリング操舵角,ウインカー操作
車輪速センサー
ステアリング操舵角センサ
ウインカー操作センサ
右車線撮影用
CCDカメラ
加速度センサ
角速度センサ
先行車・後続車までの距離・相対速度
アクセル・ブレーキペダル踏み込み量
後方風景撮影用
CCDカメラ
アクセル・ブレーキペダル上の足の有無
ビデオカメラ映像(前方,後方,左右白線, ドライバー顔)
普段の運転行動を定量的に解明するために実路での運転行動データを収集・分析
研究事例:高齢ドライバーの先行車追従行動の経年変化
①車間距離の取り方
Frequency rate
Frequency rate
40%
40%
THW(sec)
5~
4.5~5
4~4.5
3.5~4
0%
3~3.5
0%
走行ルート
2.5~3
10%
2~2.5
10%
1.5~2
20%
1~1.5
20%
0.5~1
先行車との追従場面
前期実験
後期実験
30%
0
71歳
5~
74歳
実験参加者D 66歳
4.5~5
70歳
3.5~4
65歳
実験参加者C 70歳
前期実験
後期実験
30%
3~3.5
73歳
2.5~3
68歳
0~0.5
2008
2~2.5
2007
1.5~2
2006
1~1.5
実験参加者B
2005
0.5~1
実験参加者A
2004
0
2003
後期実験
0~0.5
前期実験
4~4.5
実験参加者
THW(sec)
先行車とのTHWの分布
後続車とのTHWの分布
加速 0.6
前期実験
0.4
0.2
0
-0.2
-0.4
分析項目
-THW(Time Headway=車間距離/車速)
-先行車との相対速度
-自車の加速度
後期実験
0.4
加速度(m/sec2)
6号バイパス
加速 0.6
加速度(m/sec2)
解析区間
②相対速度に応じた加減速の仕方
0.2
E-150
-0.2
-0.4
減速-0.6
減速-0.6
-2
Closing
-1
0
相対速度(m/sec)
1
2
Opening
-2
Closing
-1
0
相対速度(m/sec)
1
2
Opening
高齢ドライバーは,5年の経過により車間距離は長めになっている
ものの,先行車が離れていく際に加速をより強くする傾向となる