(案) 特 定 供 給 契 約 書 (単価契約)

(案)
特
定
供
給
契
約
書
(単価契約)
1
件名
クリーンヒル宝満の余剰電力売払い
2
履行期間
平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで
3
契約単価
別表[契約単価一覧]のとおり
4
契約保証金
上記の余剰電力の売払いについて、売払人と買受人は、各々の対等な立場における合意
に基づいて、別添の条項によって公正な契約を締結し、信義に従って誠実にこれを履行す
るものとする。
この契約の締結を証するため,本書2通を作成し,当事者記名押印のうえ,各自その1
通を保有するものとする。
平成28年
月
売払人(甲)
買受人(乙)
日
所在地
福岡県筑紫野市大字原田1389番地
名 称
筑紫野・小郡・基山清掃施設組合
代表者
管理者
藤
田
陽
三
印
所在地
名 称
代表者
印
(総則)
第1条 売払人 筑紫野・小郡・基山清掃施設組合(以下「甲」という。
)及び買受人
○○○○○○(以下「乙」という。)は、クリーンヒル宝満の発電余剰電力売払い契
約(以下「本契約」という。
)に基づき、別紙仕様書その他本契約に関し取り交わす文書
に従い履行しなければならない。
(権利又は義務の譲渡)
第2条 乙は、本契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはな
らない。ただし、甲の承諾を得た場合は、この限りではない。
(余剰電力の供給)
第3条 甲は、本契約で定める期間においてクリーンヒル宝満における発生電力に余剰が
ある場合、その余剰する電力(以下「余剰電力」という。
)の全量を乙に供給し、及び売
払い、乙は、これを受電し、及び買受ける。
2 余剰電力売払い仕様書に記載された予定売払い電力量は、甲が乙に対し売払う余剰電
力の量を保証するものではなく、甲は、売払う余剰電力の量について何ら義務及び責任
を負わない。
(電力供給上の協力)
第4条 甲及び乙は、本契約に係る電力の売払いを円滑に行うため、電力、周波数及び力
率を正常な値に保つ等相互に協力するものとする。
2 甲は、乙に対し、その要求に基づき余剰電力供給計画を提出するものとする。
3 甲は、余剰電力供給計画に記載された内容に拘束されず、及び何ら義務を負わない。
4 甲は、余剰電力が供給計画と著しく乖離する事態が生じた場合又は生じるおそれがあ
る場合は、乙に対し速やかに通知するものとする。
5 甲は、余剰電力の安定供給に努力するものとする。
(接続供給契約)
第5条 乙が余剰電力を買受ける場合において、甲の当該地域を管轄する一般電気事業者
(以下「一般電気事業者」という。)と接続供給契約が必要となるときは、乙は、乙の負
担で一般電気事業者と接続供給契約を延滞なく締結し、当該接続供給契約の写しを甲に
提出するものとする。
2 甲は、発電者として前項に規定する接続供給契約を遵守するものとする。
3 接続供給契約に必要な情報、承諾書について、甲は乙に協力し提供するものとする。
(余剰電力売払い又は買受けの中止又は制限)
第6条 甲は、次の各号のいずれかに該当する場合は、余剰電力の売払いを中止し、又は
制限することができるものとする。
(1) 甲が一般電気事業者の電気工作物の事故、工事、点検、補修等により電力を供給で
きない場合。
(2) 甲の設備の事故又は運営上の都合による場合。
(3) (1)及び(2) に掲げる場合のほか、自然災害及び保安上の必要がある場合。
2 乙は、一般電気事業者の電気工作物の事故、工事、点検、補修等により電力を買受け
ができない場合は、余剰電力の買受けを中止することができるものとする。
(損害賠償)
第7条 甲及び乙は、第6条に規定する場合を除き、この余剰電力の売払いに伴い相手方又
は一般電気事業者若しくは第三者に対し損害を与えたときは、その原因者が賠償の責を
負うものとする。
(余剰電力の計量及び通信装置等の取付け)
第8条 毎月の売払電力量の計算は、甲の施設の取引用電力計を介して乙が行うものとし、
クリーンヒル宝満に設置してある設備以外に計量器及び通信装置その他付属設備(以下
「通信装置等」という。
)を設置する必要がある場合は、乙の財産として乙の負担で設置
する。
2 通信装置等の取付け場所は、甲と乙とが協議の上場所を選定して甲が提供する。
3 通信装置等の設置の必要がなくなった場合は、乙の負担で撤去する。
4 取引用電力計に不具合が生じた場合は、その期間内の売払電力量についてその都度甲、
乙で協議して決定するものとする。
(電力料金の算定期間)
第9条 乙が甲に支払う売払代金の算定期間は、毎月1日から末日までの期間とする。
(バイオマス比率の通知)
第 10 条 甲は、クリーンヒル宝満の毎月のバイオマス比率の計算根拠を乙に通知するもの
とする。
(料金の算定及びその支払)
第 11 条 乙は甲に売払代金を毎月支払うものとし、売払代金は、第 8 条によって計量され
た売払電力量に本契約書別表の契約単価を乗じて得た金額に消費税及び地方消費税相当
額を加算して得た額とする。なお、売払代金に 1 円未満の端数があるときは、その端数
は切り捨てるものとする。
2 甲は上記により算定された当該月分の売払代金を翌月の 7 日までに請求し、乙は請求
書を受領した月の 20 日(20 日が金融機関の休業日の場合はその翌営業日)
(以下「支払
期限」という。
)までに支払うものとする。
3 乙は、売払代金を甲が発行する請求書により、その定められた支払期限内に納付する
ものとする。
(記録)
第 12 条 甲、乙は、電力の売払い及び買受けについて記録し、それぞれの要求によりその
写しを送付するものとする。
(売払人の契約解除権)
第 13 条 甲は、乙が次の各号のいずれかに該当するときは、この契約を解除することがで
きる。
(1) 正当な理由なく、又はその責めに帰すべき事由により、この契約を履行しないとき、
又は履行する見込みがないと認められるとき。
(2) 前条に掲げる場合のほか、この契約に違反し、その違反によってこの契約の目的を
達成することができない、又はそのおそれがあると認められるとき。
(3) 第 14 条の規定によらないでこの契約の解除を申し出たとき。
(4) 破産手続開始、民事再生手続又は会社更生手続開始の申立てがなされたとき。
(5) 手形交換所による取引停止処分、主要取引先からの取引停止等の事実があり事業執
行が困難になると見込まれるとき。
(6) 前各号に掲げるもののほか、事業を遂行することが困難とみられる事由が発生した
とき。
(7) やむを得ない理由によりこの契約の解除を申し出たとき。
2 前項の規定によりこの契約を解除された場合においては、乙は、契約単価に予定数量
を乗じて得た額の 100 分の 10 に相当する額を違約金として甲の指定する期日内に支払わ
なければならない。
(談合その他不正行為による解除)
第 13 条の 2 甲は、乙がこの契約に関して、次の各号のいずれかに該当したときは、この
契約を解除することができる。
(1) 公正取引委員会が、乙に私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22
年法律第 54 号。以下「独占禁止法」という。
)に違反する行為(以下「独占禁止法違
反行為」という。
)があったとして、独占禁止法第 49 条第 1 項に規定する排除措置命
令(以下「排除措置命令」という。
)を行い、同条第 7 項の規定により当該排除措置命
令が確定したとき(独占禁止法 77 条の規定により当該審決の取消しの訴えを提起した
ときを除く。
)
(2) 公正取引委員会が、乙に独占禁止法第 50 条第 1 項に規定する課徴金の納付命令(以
下「課徴金の納付命令」という。
)を行い、同条第 5 項の規定により当該納付命令が確
定したとき(確定した当該納付命令が独占禁止法第 51 条第 2 項の規定により取り消さ
れた場合を含み、独占禁止法第 77 条の規定により当該審決の取消しの訴えを提起した
ときを除く。
)
。
(3) 公正取引委員会が乙に行った排除措置命令又は課徴金の納付命令に対し、乙が独占
禁止法第 49 条第 6 項又は第 50 条第 4 項の規定による審判を請求し、独占禁止法第 52
条第 5 項の規定により当該排除措置命令若しくは課徴金の納付命令が確定したとき又
は独占禁止法第 66 条の規定により当該審判請求に対する審決(同条第 3 項の規定によ
る原処分の全部を取り消す審決を除く。
)がされたとき(独占禁止法第 77 条の規定に
より当該審決の取消しの訴えを提起したときを除く。)
(4) 公正取引委員会が乙に行った審決に対し、乙が独占禁止法第 77 条の規定により審決
の取消しの訴えを提起し、その訴えについて審査棄却、又は訴え却下の判決が確定し
たとき。
(5) 公正取引委員会が行った排除措置命令又は課徴金の納付命令(これらの命令が乙又
は乙が構成事業者である事業者団体(以下「買受人等」という。)に対して行われた
ときは、買受人等に対する命令で確定したものをいい、買受人等に対して行われてい
ないときは、各名宛人に対する命令すべてが確定した場合における当該命令をいう。
次号において「排除措置命令等」という。)において、この契約に関し、独占禁止法
違反行為の実行としての事業活動があったとされたとき。
(6) 排除措置命令等により、買受人等に独占禁止法違反行為があったとされた期間及び
当該違反行為の対象となった取引分野が示された場合において、この契約が、当該期
間(排除措置命令等に係る事件について、校正取引委員会が買受人に対し課徴金の納
付命令を行い、これが確定したときは、当該納付命令における課徴金の計算の基礎で
ある当該独占禁止法違反行為の実行期間を除く。)に入札(見積書の提出を含む。
)が
行われたものであり、かつ、当該取引分野に該当するものであるとき。
(7) 乙(乙が法人の場合にあっては、その役員又は使用人)に対する刑法(明治40年法
律第45号)第96条の6若しくは第198条又は独占禁止法第89条第1項若しくは第95条第1
項第1号の規定による刑が確定したとき。
2 前条第2項の規定は、前項の規定による解除の場合に適用する。
(暴力団排除措置による解除)
第 13 条の 3 甲は、乙(乙が共同企業体の場合は、その代表者又は構成員。以下この条に
おいて同じ。
)がこの契約に関して、次の各号のいずれかに該当したときは、この契約を
解除することができる。
(1) 乙が暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3 年法律第 77
号。以下「暴対法」という。
)第 2 条第 2 号に規定する暴力団をいう。以下同じ。
)で
あるとき。
(2) 乙の役員等(法人にあっては役員及び使用人(支配人、本店長、支店長その他いか
なる名称を有する者であるかを問わず、営業所の業務を統括する者(営業所の業務を
統括する者の権限を代行し得る地位にある者を含む。)をいう。以下同じ。)を、法
人以外の団体にあっては代表者、理事その他法人における役員及び使用人と同等の責
任を有する者を、個人にあってはその者及びその使用人をいう。以下同じ。)が、暴
力団員(暴対法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)であるなど、暴
力団がその営業又は営業に実質的に関与しているとき。
(3) 乙の役員等が、暴力団員であることを知りながらこれを使用し、又は雇用している
とき。
(4) 乙の役員等が、その属する法人その他の団体(以下この条において「法人等」とい
う。
)若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもって、
暴力団又は暴力団員等(暴力団員又は暴力団員でなくなった日から 5 年を経過しない
者をいう。以下同じ。
)を利用しているとき。
(5) 乙の役員等が、その理由を問わず、暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべ
き関係を有しているとき。
2 第 13 条第 2 項の規定は、前項の規定による解除の場合に適用する。
(買受人の契約解除権)
第14条 乙は天災その他やむを得ない理由により、余剰電力を受電することができないと
きに限り、この契約の解除を申し出ることができる。
(談合その他の不正な行為があった場合の違約金)
第 15 条 乙は、第 13 条の 2 第 1 項各号のいずれかに該当するときは、甲がこの契約を解
除するか否かを問わず、契約単価に予定数量を乗じて得た額の 100 分の 10 に相当する額
を違約金として売払人の指定する期間内に支払わなければならない。ただし、第 12 条の
2 第 1 項第 1 号から第 6 号までに掲げるもののうち、審決の対象となる独占禁止法違反行
為が、独占禁止法第 2 条第 9 項に基づく不公正な取引方法(昭和 57 年 6 月 18 日公正取
引委員会告示第 15 号)第 6 項で規定する不当廉売である場合その他甲が特に認める場合
は、この限りではない。
2 前項の規定は、この契約による履行が完了した後においても適用するものとする。
3 第 1 項の規定にかかわらず、甲に生じた損害の額が同項に規定する違約金の額を超え
る場合は、甲は、その超過分につき賠償を請求することができる。
(再生可能エネルギー等に関する取扱い)
第 16 条 甲から乙に売払う余剰電力は、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達
に関する特別措置法(平成 23 年法律 108 号。以下「再エネ特措法」という。
)第 2 条第
2 項に規定する再生可能エネルギー電気を含むものとする。
2 バイオマス発電電力量の算出にあたっては再エネ特措法を準用し、売却電力量にバイ
オマス比率を乗じた値をバイオマス発電電力量とし、売却電力量からバイオマス発電電
力量を控除した電力量を非バイオマス発電電力量とする。
(契約更新)
第 17 条 契約期間は甲と乙とが合意の下、1年間の契約更新ができるものとし、以後も
同様とする。
(契約内容の変更)
第 18 条 契約期間中に再エネ特措法が廃止されるなどの法改正等があった場合、又は、調
達期間を越え契約単価等が不適当となったときは、甲と乙とが協議の上契約内容を変更
できるものとする。
2 1年間の契約期間を延長する場合は甲と乙が協議の上、契約内容を変更できるものと
する。
(契約規則の遵守)
第 19 条 この契約に定めるほか、この契約の履行にあたっては、関係法令及び筑紫野・小
郡・基山清掃施設組合財務規則を遵守しなければならない。
(疑義等の決定)
第 20 条 この契約に定めない事項及びこの契約に関し疑義が生じたときは、一般電気事業
者の定めに準ずるものとし、甲と乙とが協議の上これを定める。
別表
[契約単価一覧]
電力単価区分
売払い電力料金単価(円)
バイオマス発電電力量
夏季昼間
非バイオマス発電電力量
その他季昼
夜間・休日
上記の電力料金に消費税等相当額は含まれない。
(1)電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(平成 23 年法
律第 108 号)第 6 条に規定されるバイオマス(一般廃棄物)発電設備として設備認定され
ており、バイオマス発電電力量の算出にあたっては再エネ特措法を準用し、売払い電力量
にバイオマス比率を乗じた値をバイオマス発電電力量とする。
(2)休日とは、日曜日、
「国民の祝日に関する法律」に規定する休日、1 月 2 日、1 月 3
日、4 月 30 日、5 月 1 日、5 月 2 日、12 月 30 日、12 月 31 日とする。夏季昼間は、7 月 1
日から 9 月 30 日までの期間で、休日を除く午前 8 時から午後 10 時までの時間帯とする。
その他季昼間は夏季昼間以外の期間で、休日を除く午前 8 時から午後 10 時までの時間帯と
する。夜間・休日は、夏季昼間及びその他季昼間を除く時間帯とする。