Taro-学校だより 平成27年7月.jtd

学校だより
平成27年7月2日
スクラム
第540号
柳井市立小田小学校
「子育て四訓」
校
長
1学期もまとめの月になりました。本校の玄関ロビーに、たくさんの短
冊が下げられた七夕飾りが展示されています。こっそり読ませてもらうと、
「 サ ッ カ ー選 手 に な り た い。」「 お や つ を い っ ぱい 食 べた い。」な ど 、か わ
いい願いごとが書かれています。今も昔も子ども達の願いは同じだなと思
うと何となくほっとした気持ちになります。保護者・地域の皆さまの願いは何でしょうか。
さて、「子育て四訓」というのを聞かれたことがあるでしょうか。
『乳 児 は 肌 を 離 さ ず
少年は目を離さず
幼児は手を離さず
青年は心を離さず』
いろいろなところで使われ、表現の仕方が多少違う場合があるようですが、内容はほぼ同じだ
ろうと思います。いつ頃、誰が言い始めたのかは定かではないようです。
子育ての距離をどのように保つのかは、難しい問題です。過保護・過干渉になってしまったり
極端な放任になってしまったりしていることもあります。「子育て四訓」は、年齢や成長に応じ
た距離感を示した言葉だと思います。
乳児期は、言葉ではなく感覚で伝え合う時期です。頬ずりや授乳を通して互いの存在を確認し
安心感が生まれているのではないでしょうか。
幼児期は、親子から少し関係が広がり友達と遊ぶようになります。ですが常に親の存在を確認
し、何かあったら直ぐに親の元に戻れる距離を保っています。そして時々戻っては、手をつない
だり抱っこをしたりして、エネルギーを充填しています。何かあったらすぐに手を握れる距離感
や、手を握ること自体が安心に繋がっています。
少年期は、更に行動範囲が広くなり親からの距離もずいぶん離れてきます。判断力もかなりつ
いてきていると思います。しかし、自分自身の行動を上手にコントロールすることが出来なかっ
たり、判断を間違ったりすることがまだまだあります。反抗的な態度や自分自身の中での葛藤が
あるのもこの時期です。そんな時、親としていつでも手を差し伸べられるよう、常に意識して見
ていることが大切です。そのことが信頼感にも繋がります。
青年期は、完全に自立していくために、自分なりの生き甲斐や進路を歩んでいく時期です。しか
し、親離れや子離れをしても、どんなに遠く離れて暮らしても親子だか
らこそいつまでも心と心で繋がっているのではないでしょうか。
小学校は1年生と6年生では発達段階は全く違うし、同じ学年であっ
ても個人差の大きな時期でもあります。幼児期の児童もいれば少年期の
児童もいます。ですが、どの段階であろうが大切なのは、形は違うにし
てもいつも適度な距離を保ちながら子どもを見守り続けることではないか
と思います。その「適度な距離」というのが難しいのですが・・・。
親子で竹細工に挑戦中
小田小スケッチ
6/9~7/8
せーの!みんなでプール清掃
カエルの唄の輪唱がこだまします
夏来る
金魚提灯作りにチャレンジ
ボランティアの皆さんの見守りの下
県主催防災訓練に参加
震度6を体感しました
救急蘇生法講習会
授業力向上のために
第 1 回研究授業< 2 年生教室にて>
AEDは事務室前が定位置
です
今後の主な学校行事等のご案内 ※変更になることもあります。
8月22日(土)は、育友会奉仕作業日です。
例年、午前8時10分開始の予定ですが、詳
しい日程は、後日お知
らせします。ご協力よ
ろしくお願いいたしま
す。
8月
17日(月)振替休業日<22日分>
22日(土)登校日 育友会奉仕作業
9月
4日(金)夏休み作品展
育友会理事会
18日(金)運動会前日準備
19日(土)秋季大運動会
子 どもたちのためにお力を貸していただ
け ませんか。現 在 、「 読み聞 かせの会 」
「 登 下 校 見 守 り 隊 」 「 環 境 整 備 (除 草 等 )」
「 しめ 縄 作 り 等 出 前 授 業 講 師 」 で 多 く の
方にご支援をいただいています。
地域の皆様、ぜひ学校においで下さい。(窓口は22-0835小田小教頭まで)
ヒ ヤリ ・ハ ットの 法則をご存 じですか。 1件の重大事 故の背景に は、29件の軽 い事故が
起 き て お り 、 さ ら に 事 故 に は 至 ら な か っ た 「 ヒ ヤ リ ・ ハ ッ ト 」 す る 事 例 が 300件 潜 ん で
後
編集
記
いるという考えです。重大事故は決して偶発的に起きたものではなく、小さな予兆に気を配っていれ
ば必ず事前に防ぐ事ができるということです。自転車の乗り方など交通安全に関するお気づきをいた
だくことが多くなりました。家庭・学校が連携して、子どもたちへ交通安全への意識付けを図ってい
かなければと考えています。地域のお気づきは、予兆を把握することになり本当にありがたいです。