予算決算常任委員会審査報告 平成 27 年6月 16 日 飯綱町議会議長 寺 島 渉 殿 予算決算常任委員会委員長 黒 栁 博 子 本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則 第77条の規定により報告します。 記 事件の番号 議案第 49 号 件 名 平成 27 年度飯綱町一般会計補正予算(第1号) 審査の結果 可 決 次に本委員会の審査の経過及び主な質疑等について報告します。 ○議案第 49 号 平成 27 年度飯綱町一般会計補正予算(第1号) 質問:赤東地区の地域活性化プロジェクト事業については、当初、100 万円の予算 で実施しようと予定していたが、補正予算 215 万円計上されている。この ことから、当初予算の意義と考え方を踏まえると疑義を感じるので説明い ただきたい。また、この事業に係る国の財源についても説明いただきたい。 回答:当初予算では、県補助事業の集落再熱支援事業を活用し活性化を図ってい こうと考えていた。また、県と協議する中で国土交通省に、小さな拠点づ くり事業という赤東地区にあった国の補助事業があるということで、並行 して事業申請をして進めてきた。今回、この国庫補助事業が全額採択され たので、県の補助事業を止めて国庫補助事業に振り替えさせていただいた。 財源は、国庫補助金 215 万円で 100 パーセント補助事業。予算書では、国 県支出金 115 万円となっているが、内訳は国庫補助金が 215 万円増額、県 補助金 100 万円減額ということ。一般財源の 100 万円は西地区の活性化に 活用していこうと考えている。 1 今回の小さな拠点づくり事業は、赤東地区の活性化を考えており、この事 業を2年間国へ申請しソフト事業を進めていき、3年目以降はこの事業の 中で検討されたハード事業(学校・保育園等の解体、改築事業等)が国に 認めてもらえれば最大 1/2 の補助金をいただける事業となっている。この 小さな拠点事業は国土交通省の地方創生事業の目玉事業となっていて、全 国で9地区しか採択されておらず、非常に先進的な事業となっている。 質問:一般財源化された 100 万円の事業を牟礼西地区の活性化に活用していくと のことだが、赤東地区等の予算規模の兼ね合い等、何らかの補助事業を見 つけて予算を増やす考えは。 回答:新年度でこれから検討し、提案をしていきたい。 西地区については、平成 28 年度からモデル事業として本格的に取り組んで いきたい。少ない財源の中で、国・県の事業を導入していきたい。 質問:牟礼西地区など、次の段階でやっていくと説明があったが、今後の方針、 地域支援員や地域おこし協力隊員の使い方、予算など、どのように考えて いくのか。 回答:西地区は、学校の統合というものが前提にあり、小学校の後利用も含め地 域の活性化にどの様に生かしていくのか、大きな課題があると考えている。 赤東地区と西地区は立地条件等がかなり異なるので、それぞれの地域にあ ったプロジェクトチームを立ち上げていきたい。 現在、平出地区の区長さんに、若い人たちを加えたプロジェクトチームを 立ち上げ、いろいろ検討していきましょうと呼び掛けている最中。平出地 区を、限界集落を打破していくためのモデル地域にしていきたい。また、 長野市に近いため、近郊型集落としてのモデル地域として取り組んでも面 白いのではないかと考えている。 質問:3款、民生費のりんごっ子、赤塩保育園費の中の臨時職員賃金が業務委託 に振り替えられている項目があるが、この理由を説明いただきたい。 回答:この委託費は園バスの運転業務費で、今までは直接雇用をしており、新た に雇用者を募集したところ応募者がなく、飯綱ハイヤーと業務委託をした ことによるもの。 意見:このように変わった場合は、初日の提案説明で積極的に説明をしていただ きたい。 質問:6款、農林水産業費の飯綱の里ブラントづくり事業について、非常に重要 な仕事と考えるが、この 20 万円減額した理由を説明いただきたい。 回答:この事業は、平成 26 年度の補正予算第9号の地方創生の先行型に計上した ものであり、平成 27 年度当初予算でも計上してあったということで今回減 額させていただいた。 質問:6款、農林水産業費の多面的機能支払交付金が増額されたが、理由では対 象地区、面積の増加となっている。現在の状況を説明いただきたい。 2 回答:当初予算を組む段階では3地区ほど確定していなかったが、今回確定した ので補正で計上させていただいた。現在対象地区は9地区あり、芋川地区、 小玉地区、西黒川地区、倉井地区、上赤塩地区、古町地区、中宿地区、普 光寺地区、毛野地区。面積は全部で 322.8 ヘクタール。 討論:なし 以上の質疑、意見があり、採決の結果、全員賛成で可決とした。 3
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